JP2018186247A - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性の高い太陽電池モジュールを提供する。【解決手段】太陽電池モジュール10は、一主面上にn側電極24およびp側電極26が設けられる太陽電池セル20と;絶縁層50と、絶縁層50の第1面50a上に設けられる第1配線層51と、絶縁層50の第1面50aと反対側の第2面50b上に設けられる第2配線層52と、絶縁層50を貫通して第1配線層51と第2配線層52を電気的に接続する貫通ビアと53を有し、第1配線層51がn側電極24およびp側電極26の一方と電気的に接続される接続部材32と;第2配線層に電気的に接続される配線材33と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、太陽電池モジュールに関する。
太陽電池セルは、複数セルを接続することによりモジュール化される。例えば、一列に並ぶ複数の太陽電池セルを接続してセルストリングを形成し、さらに複数のセルストリング間を接続することにより二次元アレイ状にセルが配列された太陽電池モジュールが形成される。裏面にn側電極およびp側電極が設けられるバックコンタクト型の太陽電池セルの場合、太陽電池セルの裏面側に接続部材が設けられる。セルストリングの端部では接続部材が折り曲げられ、隣接する接続部材の折り曲げ部同士が配線材により接続される(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−43842号公報
セルストリングの端部における接続信頼性が高いことが好ましい。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、信頼性の高い太陽電池モジュールを提供することにある。
本発明のある態様の太陽電池モジュールは、一主面上にn側電極およびp側電極が設けられる太陽電池セルと;絶縁層と、絶縁層の第1面上に設けられる第1配線層と、絶縁層の第1面と反対側の第2面上に設けられる第2配線層と、絶縁層を貫通して第1配線層と第2配線層を電気的に接続する貫通ビアとを有し、第1配線層がn側電極およびp側電極の一方と電気的に接続される接続部材と;第2配線層に電気的に接続される配線材と;を備える。
本発明によれば、太陽電池モジュールの信頼性を高めることができる。
実施の形態に係る太陽電池モジュールの構造を示す平面図である。 実施の形態に係る太陽電池モジュールの構造を示す断面図である。 実施の形態に係る太陽電池セルの裏面の構造を示す平面図である。 実施の形態に係るセルストリング端部の構造を詳細に示す断面図である。 実施の形態に係るストリング端接続部材の構造を示す平面図である。 比較例に係るストリング端接続部材の構造を示す平面図である。 変形例に係るストリング端接続部材の構造を示す平面図である。 変形例に係るストリング端接続部材の構造を示す平面図である。 変形例に係るストリング端接続部材の構造を示す平面図である。 変形例に係るセルストリング端部の構造を詳細に示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
図1は、実施の形態に係る太陽電池モジュール10の構造を示す平面図である。太陽電池モジュール10は、複数の太陽電池セル20と、セル間接続部材31と、ストリング端接続部材32と、ストリング間配線材33と、外部取り出し配線材34と、端子ボックス36と、第1絶縁部材38と、第2絶縁部材39とを備える。
太陽電池モジュール10は、x方向およびy方向に二次元アレイ状に配置される複数の太陽電池セル20を備える。x方向に並べられる複数の太陽電池セル20は、セル間接続部材31により接続され、x方向に延在するセルストリング11,12,13,14,15,16を構成する。複数のセルストリング11〜16は、x方向と直交するy方向に並べられている。
本実施の形態では、x方向に並べられる6枚の太陽電池セル20により一つのセルトリングが構成され、y方向に並べられる6本のセルストリング11〜16により太陽電池モジュール10が構成される。x方向およびy方向に並べられる太陽電池セル20の数は例示にすぎず、任意の数の太陽電池セル20が用いられてもよいことが理解されよう。
太陽電池セル20は、いわゆるバックコンタクト型の太陽電池であり、受光面とは反対側の裏面にn側電極およびp側電極の双方が設けられる。図1は、太陽電池セル20の裏面側を示しており、n側電極およびp側電極のそれぞれが櫛歯状に形成される。太陽電池セル20の裏面構造は、図3を参照しながら別途後述する。
セル間接続部材31は、y方向に隣接する太陽電池セル20同士を接続する。ストリング端接続部材32は、セルストリング11〜16の両端部に接続される。例えば、第1セルストリング11の第1端部11aおよび第2端部11bのそれぞれにストリング端接続部材32が設けられる。
ストリング間配線材33は、隣接するセルストリング同士を接続する。ストリング間配線材33は、x方向に隣接するストリング端接続部材32同士を接続する。ストリング間配線材33は、セルストリングの第1端部側において、第2セルストリング12および第3セルストリング13の第1端部12a,13aの間と、第4セルストリング14および第5セルストリング15の第1端部14a,15aの間とを接続する。ストリング間配線材33は、セルストリングの第2端部側において、第1セルストリング11および第2セルストリング12の第2端部11b,12bの間と、第3セルストリング13および第4セルストリング14の第2端部13b,14bの間と、第5セルストリング15および第6セルストリング16の第2端部15b,16bの間とを接続する。
外部取り出し配線材34は、セルストリングの第1端部と端子ボックス36の間を接続する。外部取り出し配線材34は、第1セルストリング11の第1端部11aと、第3セルストリング13の第1端部13aと、第4セルストリング14の第1端部14aと、第6セルストリング16の第1端部16aとにそれぞれ設けられる。
太陽電池セル20の裏面とストリング端接続部材32の間にはシート状の第1絶縁部材38または第2絶縁部材39が挟みこまれている。第1絶縁部材38は、セルストリングの第1端部側に設けられ、第2絶縁部材39は、セルストリングの第2端部側に設けられている。第1絶縁部材38は、太陽電池セル20と、外部取り出し配線材34および端子ボックス36との間の位置にも設けられる。
端子ボックス36は、太陽電池モジュール10の発電電力を外部出力するための端子を備える。端子ボックス36が備える外部出力用端子は、外部取り出し配線材34を介して太陽電池セル20に接続されている。端子ボックス36には、外部取り出し配線材34の間に接続されるバイパスダイオードがさらに設けられてもよい。
図2は、実施の形態に係る太陽電池モジュール10の構造を示す断面図である。図2は、図1のA−A線断面に対応し、第1セルストリング11の断面を示す。太陽電池セル20は、光電変換部23と、n側電極24と、p側電極26とを有する。n側電極24およびp側電極26は、受光面21とは反対側の裏面22に設けられる。太陽電池セル20の厚さは、例えば、50μm〜250μmである。
ここで、受光面21は、太陽電池セル20において主に光(太陽光)が入射される主面を意味し、具体的には、太陽電池セル20に入射される光の大部分が入射される面を意味する。一方、裏面22は、受光面21とは反対側の他方の主面を意味する。
セル間接続部材31は、隣接する二つの太陽電池セル20の一方のn側電極24と、他方のp側電極26とを接続する。太陽電池セル20とセル間接続部材31の間には導電性接着部46が設けられる。セル間接続部材31は、例えば、絶縁層と配線層とを有するプリント基板で構成され、例えば、フレキシブルプリント基板(FPC)で構成される。
ストリング端接続部材32は、第1セルストリング11の第1端部11aおよび第2端部11bに位置する太陽電池セル20に接続される。図示する例において、ストリング端接続部材32は、第1端部11aの太陽電池セル20のn側電極24に接続されており、別のストリング端接続部材32は、第2端部11bの太陽電池セル20のp側電極26に接続されている。太陽電池セル20とストリング端接続部材32の間には導電性接着部46が設けられる。
ストリング端接続部材32にはストリング間配線材33または外部取り出し配線材34が接続される。図示する例において、第1端部11aのストリング端接続部材32には外部取り出し配線材34が接続され、第2端部11bのストリング端接続部材32にはストリング間配線材33が接続される。ストリング間配線材33および外部取り出し配線材34は、導電性接着部48によりストリング端接続部材32に接続される。
導電性接着部46,48は、接着性の樹脂基材と、導電性の粒子とを含む。導電性接着部46は、例えば、バインダーとして、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂などの熱硬化性樹脂を含み、導電性の粒子として銀(Ag)粒子、錫ビスマス(SnBi)系粒子、ニッケル(Ni)粒子などを含む。導電性接着部46,48は、例えば、導電性の樹脂ペーストを塗布することにより形成できる。導電性接着部46,48は、導電性のテープであってもよいし、半田等であってもよい。
太陽電池モジュール10は、受光面保護部材40、裏面保護部材42および封止部材44をさらに備える。
受光面保護部材40は、太陽電池モジュール10の受光面側に配置される。受光面保護部材40として、透光性および遮水性を有するガラス板や、透光性プラスチック板等を用いることができる。受光面保護部材40の厚さは、例えば、1mm〜10mmである。
裏面保護部材42は、太陽電池モジュール10の裏面側に配置される。裏面保護部材42として、ガラス板やポリエチレンテレフタラート(PET)等の樹脂基板等を用いることができる。裏面保護部材42の厚さは、例えば、50μm〜200μmである。裏面保護部材42は、フッ素系樹脂やPET系樹脂のフィルムであってもよく、厚さが10μm〜1mmであってもよい。
封止部材44は、受光面保護部材40と裏面保護部材42の間に設けられ、受光面保護部材40と裏面保護部材42の間に挟まれるセルストリングなどを封止する。封止部材44として、例えば、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)や、PVB(ポリビニルブチラール)、ポリイミド等の樹脂フィルムを用いることができる。封止部材44の厚さは、例えば、10μm〜800μmである。
図3は、実施の形態に係る太陽電池セル20の裏面の構造を示す平面図である。太陽電池セル20は、いわゆるバックコンタクト型の太陽電池セルであり、裏面22にn側電極24およびp側電極26が設けられる。したがって、裏面22とは反対側の受光面21には電極構造が設けられない。
太陽電池セル20は、外周が略矩形の形状を有し、四隅を隅切りしたような形状を有する。太陽電池セル20の外周には、四つの長辺28と、四つの短辺29が設けられる。n側電極24は、一つの長辺28aに沿ってx方向に延在するn側バスバー電極24aと、n側バスバー電極24aから分岐してy方向に延在する複数のn側フィンガー電極24bとを有する。p側電極26は、一つの長辺28bに沿ってx方向に延在するp側バスバー電極26aと、p側バスバー電極26aから分岐してy方向に延在する複数のp側フィンガー電極26bとを有する
光電変換部23は、半導体基板と、半導体基板の一主面上の一部領域(n型領域ともいう)に設けられるn型半導体層と、半導体基板の一主面上のn型半導体層とは異なる領域(p型領域ともいう)に設けられるp型半導体層とを含む。n側電極24は、光電変換部23のn型半導体層上に設けられ、p側電極26は、光電変換部23のp型半導体層上に設けられる。
図4は、実施の形態に係るセルストリング端部の構造を詳細に示す断面図であり、ストリング端接続部材32の構造をより詳細に示す。ストリング端接続部材32は、絶縁層50と、第1配線層51と、第2配線層52と、貫通ビア53とを有する。ストリング端接続部材32は、プリント基板で構成され、例えば、フレキシブルプリント基板(FPC)で構成される。
絶縁層50は、ポリイミドなどの絶縁性の樹脂材料で構成される基板であり、柔軟性または可撓性を有するフレキシブル基板である。絶縁層50の厚さtは、特に限定されないが、例えば10μm〜200μmである。
第1配線層51は、絶縁層50の第1面50a上に設けられ、第2配線層52は、絶縁層50の第1面50aと反対側の第2面50b上に設けられる。第1配線層51および第2配線層52は、例えば、銅(Cu)や銀(Ag)といった導電性の高い材料で構成される。第1配線層51および第2配線層52は、金(Au)やNi(ニッケル)などのめっき層を含んでもよい。第1配線層51および第2配線層52の厚さt,tは、特に限定されないが、例えば、5μm〜150μm程度であり、例えば10μm〜100μm程度である。
貫通ビア53は、絶縁層50を貫通するスルーホール内に設けられ、第1配線層51と第2配線層52を電気的に接続する。貫通ビア53は、スルーホールの側壁を被覆したような中空形状を有し、中央部が空洞となっている。貫通ビア53は、スルーホールの内部全体を充填するように設けられてもよい。貫通ビア53は、銅(Cu)や銀(Ag)といった導電性の高い材料で構成される。貫通ビア53の直径dは、特に限定されないが、例えば50μm〜1mm程度であり、例えば100μm〜500μm程度である。本実施の形態において、貫通ビア53の直径dは、第1配線層51および第2配線層52の厚さt,tより大きい。一方で、貫通ビア53の直径dは、バスバー電極26aの短手方向の幅wよりも小さい。
図5は、実施の形態に係るストリング端接続部材32の構造を示す平面図であり、絶縁層50の第1面50a側を示す。図示されるように、貫通ビア53は複数設けられており、x方向に一列に並んで配置される。複数の貫通ビア53は、絶縁層50の中央付近であるビア領域C0に設けられる。ビア領域C0を挟んだ両側には、第1領域C1と第2領域C2が設けられる。第1配線層51は、第1領域C1およびビア領域C0に設けられており、第2領域C2には設けられない。したがって、第2領域C2において絶縁層50の第1面50aは露出している。
一方、第2配線層52は、図4に示されるように、第2領域C2およびビア領域C0に設けられており、第1領域C1には設けられない。なお、第2配線層52は、第1領域C1に設けられてもよく、ビア領域C0、第1領域C1および第2領域C2にわたって第2面50bの全体に設けられてもよい。
図4に戻り、第1配線層51は、導電性接着部46を介してp側電極26(p側バスバー電極26a)と接続される。導電性接着部46は、第1領域C1およびビア領域C0の双方に設けられ、第1配線層51の少なくとも一部と、貫通ビア53の少なくとも一部とに接触するように設けられる。導電性接着部46を貫通ビア53と接触するように設けることで、第1配線層51と貫通ビア53の接続箇所における配線層の剥がれといった損傷の発生を防ぐことができる。また、貫通ビア53と導電性接着部46とを直接接触させることで、太陽電池セル20とストリング間配線材33の間の電気抵抗を低減できる。
第2配線層52は、導電性接着部48を介してストリング間配線材33と接続される。導電性接着部48は、第2領域C2に設けられ、第2配線層52に接触するように設けられる。導電性接着部48は、貫通ビア53の少なくとも一部と接触するように設けられてもよいし、貫通ビア53と接触しないように設けられてもよい。
図4では、ストリング間配線材33と接続されるストリング端接続部材32の接続構造を詳細に示したが、外部取り出し配線材34と接続されるストリング端接続部材32も同様の構造を有することができる。外部取り出し配線材34と接続されるストリング端接続部材32は、例えば、太陽電池セル20のn側電極24(n側バスバー電極24a)と接続されるように構成される。したがって、ストリング端接続部材32は、n側電極24およびp側電極26の一方と接続され、n側バスバー電極24aまたはp側バスバー電極26aと接続される。
以上の構成の太陽電池モジュール10によれば、ストリング端接続部材32の両面に配線層が設けられる。そのため、太陽電池セル20の裏面22の上にストリング端接続部材32を配置し、ストリング端接続部材32の上にストリング間配線材33を配置して太陽電池セル20とストリング間配線材33の間を電気的に接続することができる。
図6は、比較例に係るストリング端接続部材132の構造を示す断面図である。比較例に係るストリング端接続部材132は、絶縁層150と、配線層151とを有し、いわゆる片面配線のフレキシブル基板により構成される。比較例では、片面にしか配線層151がないため、ストリング端接続部材132を折り曲げてストリング間配線材33を接続する必要が生じる。その結果、フレキシブル基板の折り曲げに伴う応力が接続箇所に加わり、接続箇所において太陽電池モジュール110が損傷する可能性が高まりうる。
一方、図4に示される本実施の形態によれば、ストリング端接続部材32を折り曲げる必要がないため、接続箇所に不要な応力が加わることを防ぐことができる。これにより、セルストリング端部における接続信頼性を向上できる。
本実施の形態によれば、第2領域C2に第1配線層51を設けないストリング端接続部材32を用いることにより、ストリング端接続部材32の接触に起因するn側電極24とp側電極26の間の短絡を好適に防ぐことができる。また、貫通ビア53の直径dを第1配線層51および第2配線層52の厚さt,tより大きくすることで太陽電池セル20と外部取り出し配線材34の間の導電性を高めることができる。一方で、貫通ビア53の直径dをバスバー電極(p側バスバー電極26a)の短手方向の幅wより小さくすることで、貫通ビア53とフィンガー電極(n側フィンガー電極24b)の接触を好適に防ぐことができる。これにより、太陽電池モジュール10の信頼性を高めることができる。
本実施の形態の態様は次の通りである。ある態様の太陽電池モジュール(10)は、
一主面(裏面22)上にn側電極(24)およびp側電極(26)が設けられる太陽電池セル(20)と、
絶縁層(50)と、絶縁層(50)の第1面(50a)上に設けられる第1配線層(51)と、絶縁層(50)の第1面(50a)と反対側の第2面(50b)上に設けられる第2配線層(52)と、絶縁層(50)を貫通して第1配線層(51)と第2配線層(52)を電気的に接続する貫通ビア(53)とを有し、第1配線層(51)がn側電極(24)およびp側電極(26)の一方と電気的に接続される接続部材(ストリング端接続部材32)と、
第2配線層(52)に電気的に接続される配線材(ストリング間配線材33、外部取り出し配線材34)と、を備える。
太陽電池セル(20)と接続部材(ストリング間配線材33)の間に設けられ、第1配線層(51)の少なくとも一部および貫通ビア(53)の少なくとも一部と直接接触する導電性接着部(46)をさらに備えてもよい。
貫通ビア(53)の直径(d)は、第1配線層(51)および第2配線層(52)の厚さ(t,t)より大きくてもよい。
n側電極(24)およびp側電極(26)のそれぞれは、太陽電池セル(20)の外周に沿って延在するバスバー電極(24a,26a)と、バスバー電極(24a,26a)から分岐して延在する複数のフィンガー電極(24b,26b)と、を有し、
第1配線層(51)は、n側電極(24)およびp側電極(26)の一方のバスバー電極(24a,26a)に接続されてもよい。
貫通ビア(53)の直径は、第1配線層(51)が接続されるバスバー電極(24a,26a)の短手方向の幅(w)より小さくてもよい。
(変形例1)
図7は、変形例に係るストリング端接続部材32の構造を示す平面図である。本変形例では、複数の貫通ビア53が楕円形に形成されており、貫通ビア53のx方向の幅dxがy方向の幅dyより大きくなるように構成されている。ここで、x方向は、ストリング端接続部材32が接続されるバスバー電極(n側バスバー電極24aまたはp側バスバー電極26a)の長手方向に沿った方向であり、y方向はバスバー電極の短手方向に沿った方向である。
図8は、別の変形例に係るストリング端接続部材32の構造を示す平面図である。本変形例では、複数の貫通ビア53が長方形に形成されており、貫通ビア53のx方向の幅dxがy方向の幅dyより大きくなるように構成されている。
図7および図8に示す変形例によれば、x方向の幅dxを大きくすることにより、貫通ビア53の断面積を大きくして導電性を高めることができる。一方で、y方向の幅dyを小さくすることにより、貫通ビア53がフィンガー電極と接触してn側電極24とp側電極26が短絡するのを防ぐことができる。
ある態様の太陽電池モジュール(10)において、貫通ビア(53)は、第1配線層(51)が接続されるバスバー電極(24a,26a)の長手方向に沿った幅(dx)が当該バスバー電極(24a,26a)の短手方向に沿った幅(dy)より大きくてもよい。
(変形例2)
図9は、さらに別の変形例に係るストリング端接続部材32の構造を示す平面図である。本変形例では、複数の貫通ビア53が二列に並んで配置されている。一列目の貫通ビア53aに対し、二列目の貫通ビア53bはx方向にずれて配置されており、三角格子状に複数の貫通ビア53が配置される。つまり、同一直線上に位置しない三つの貫通ビア53が少なくとも含まれるように複数の貫通ビア53が配列される。複数の貫通ビア53は、三列以上並べられてもよい。
本変形例によれば、隣接する貫通ビア53の間隔を一定以上に保ちながら、複数の貫通ビア53を高密度に配置することができる。これにより、ストリング間配線材33の信頼性を維持しながらストリング間配線材33の両面間の導電性を向上させることができる。
ある態様の太陽電池モジュール(10)において、接続部材(ストリング間配線材33)は、同一直線上に位置しない三つの貫通ビア(53)を少なくとも有してもよい。
(変形例3)
図10は、変形例に係るセルストリング端部の構造を詳細に示す断面図である。本変形例では、貫通ビア53の直径dが第1配線層51および第2配線層52の厚さt,tより小さくなるようにストリング間配線材33が構成されている。本変形例において、第1配線層51および第2配線層52の厚さt,tは、100μm〜200μm程度であり、貫通ビア53の直径dは、50μm〜100μm程度である。
本変形例によれば、貫通ビア53の直径dを小さくすることにより、複数の貫通ビア53を設けることによるストリング間配線材33の強度低下を防ぐことができる。また、貫通ビア53をめっき法で形成する場合には、貫通ビア53がめっき形成される層の厚さを小さくできるため、貫通ビア53の形成コストを下げることができる。
貫通ビア(53)の直径(d)は、第1配線層(51)および第2配線層(52)の厚さ(t,t)より小さくてもよい。
以上、本発明を上述の実施の形態を参照して説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、実施の形態および変形例の構成を適宜組み合わせたものや置換したものについても本発明に含まれるものである。
10…太陽電池モジュール、20…太陽電池セル、24…n側電極、26…p側電極、32…ストリング端接続部材、33…ストリング間配線材、34…外部取り出し配線材、46,48…導電性接着部、50…絶縁層、50a…第1面、50b…第2面、51…第1配線層、52…第2配線層、53…貫通ビア。

Claims (8)

  1. 一主面上にn側電極およびp側電極が設けられる太陽電池セルと、
    絶縁層と、前記絶縁層の第1面上に設けられる第1配線層と、前記絶縁層の前記第1面と反対側の第2面上に設けられる第2配線層と、前記絶縁層を貫通して前記第1配線層と前記第2配線層を電気的に接続する貫通ビアとを有し、前記第1配線層が前記n側電極および前記p側電極の一方と電気的に接続される接続部材と、
    前記第2配線層に電気的に接続される配線材と、を備える太陽電池モジュール。
  2. 前記太陽電池セルと前記接続部材の間に設けられ、前記第1配線層の少なくとも一部および前記貫通ビアの少なくとも一部と直接接触する導電性接着部をさらに備える請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記貫通ビアの直径は、前記第1配線層および前記第2配線層の厚さより小さい請求項1または2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記貫通ビアの直径は、前記第1配線層および前記第2配線層の厚さより大きい請求項1または2に記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記n側電極および前記p側電極のそれぞれは、前記太陽電池セルの外周に沿って延在するバスバー電極と、前記バスバー電極から分岐して延在する複数のフィンガー電極と、を有し、
    前記第1配線層は、前記n側電極および前記p側電極の一方のバスバー電極に接続される請求項1から4のいずれか一項に記載の太陽電池モジュール。
  6. 前記貫通ビアは、前記第1配線層が接続されるバスバー電極の長手方向に沿った幅が当該バスバー電極の短手方向に沿った幅より大きい請求項5に記載の太陽電池モジュール。
  7. 前記貫通ビアの直径は、前記第1配線層が接続されるバスバー電極の短手方向の幅より小さい請求項5または6に記載の太陽電池モジュール。
  8. 前記接続部材は、同一直線上に位置しない三つの貫通ビアを少なくとも有する請求項1から7のいずれか一項に記載の太陽電池モジュール。
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