JP2018185969A - 封止栓および二次電池ならびに二次電池の製造方法 - Google Patents

封止栓および二次電池ならびに二次電池の製造方法 Download PDF

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Seiji Kanemitsu
聖治 金光
三代 祐一朗
Yuichiro Mishiro
祐一朗 三代
賢三 池田
Kenzo Ikeda
賢三 池田
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Abstract

【課題】板材に設けられた貫通孔のシール性を向上する。【解決手段】封止栓26は、リベット27とシール部材28とを有し、リベット27は板材の貫通孔25に挿入される中空軸芯31と、板材の外面に対向する皿部32と、板材の内面に突出する突部35とを備え、シール部材28は、突部35から皿部32にまで延在する。貫通孔25は貫通孔25の内部の部分のシール部材28によりシールされるとともに、突部35の外側の部分のシール部材28によりシールされ、貫通孔25は確実に封止される。封止栓26は電池容器の蓋板13に形成された貫通孔25を封止するためにも適用される。【選択図】図5

Description

本発明は、板材に設けられた貫通孔を封止する封止栓および封止栓が設けられる二次電池ならびに二次電池の製造方法に関する。
板材により形成され、内部に液体を収容する容器等には、内部に液体を注入するための注液孔として貫通孔が形成され、液体を注入した後に貫通孔を封止するためにリベットが用いられることがある。例えば、二次電池は電池容器を有し、電池容器にはその内部に電解液を注入するための貫通孔が形成され、電解液を注入した後に、貫通孔を封止するためにリベットが使用される。
二次電池は、充電を行うことにより電気を蓄える蓄電機能を有しており、二次電池には、鉛電池、ニッケルカドミウム電池、リチウムイオン電池等がある。このような二次電池は、携帯型電子機器の駆動源として使用され、さらにハイブリッド自動車や電気自動車の電力供給源として使用される。また、二次電池は、工場やオフィスビルにおいて電力をバックアップしたり、風力発電や太陽光発電等の分散型再生可能エネルギーを利用したりするための電力貯蔵設備として使用される。
二次電池は、正極板および負極板を備えた電極群と電解液とを有しており、これらは板材からなる電池容器に収容される。例えば、リチウムイオン電池は、正極板と負極板とこれらの間に配置されて正極板と負極板との短絡を防止するセパレータとを積層して得られる電極群を有しており、電解液としては、有機溶媒にリチウム塩が溶解された非水電解液が使用される。正極板と負極板とセパレータとを円筒形状に捲回積層して電極群を形成し、電極群の端部に集電タブを配置した形態の二次電池は円筒型である。一方、電極群を円筒形状に捲回することなく、扁平形状に捲回、または直方体形状に積層した形態の二次電池は角型である。
円筒型の電池容器は、側板とこの側板の両端部に取り付けられる蓋板とを有し、角型の電池容器は箱体とこれの開口部を覆う蓋板とを有している。それぞれの蓋板には電解液を電気容器内に注入するための貫通孔が設けられている。貫通孔をねじ孔とした電池容器においては、電解液を注入した後にねじ孔に封止ねじをねじ止めして貫通孔を封止する。この形態の二次電池においては、蓋板にねじ孔を加工する必要があり、電池容器の製造コストが高くなるのみならず、封止ねじのねじ止め工程が必要であり、二次電池を効率的に製造することができない。
特許文献1には、蓋板である封口板に形成された注液孔にブラインドリベットにより封止するようにした密閉電池が記載されている。封口板の外面とブラインドリベットの皿部との間には樹脂ワッシャーが挟み込まれており、注液孔は樹脂ワッシャーによりシールされる。
特許第5437007号公報
特許文献1に記載されるように、ブラインドリベットつまりリベットを用いて注液孔を封止すると、封口板にはねじ孔を加工する必要がなく、ブランク材から封口板をプレス加工するときに注液孔を加工することができるので、製造コストを低減することができるとともに、封止ねじのねじ止め工程が不要となる。
しかしながら、封口板の外面とリベットの鍔部との間に挟み込まれる樹脂ワッシャーにより注液孔をシールする形態では、注液孔とブラインドリベットとの間に入り込んだ電解液がワッシャーの表面から漏出する可能性がある。したがって、例えば、リチウムイオン電池のように、電池容器の内部にガスが発生する場合には、電解液とガスを確実にシールする必要があり、注液孔からの液体等の漏出を確実に防止する必要がある。
このため、液体を収容するための容器等を形成する板材に貫通孔が形成され、貫通孔から液体を注入した後に、貫通孔を封止部材により封止するようにした種々の容器等においては、リベットを用いた簡単な構造によって、確実に貫通孔を封止できるようにすることが望まれている。
本発明の目的は、板材に設けられた貫通孔のシール性を向上することにある。
本発明の封止栓は、板材に形成された貫通孔を封止する封止栓であって、前記貫通孔に挿入される中空軸芯、前記中空軸芯の基端部に設けられ前記板材の外面に対向する皿部、および前記中空軸芯の先端部側に設けられ前記板材の内面に突出する突部を備えたリベットと、前記突部から前記皿部にまで延在して前記リベットを覆い、前記貫通孔をシールするシール部材と、を有する。
本発明の二次電池は、貫通孔が形成された蓋板および側板を備え、正極板および負極板を有する電極群と、前記貫通孔から注入される電解液とを収容する電池容器と、上記封止栓と、を有する。
本発明の二次電池の製造方法は、貫通孔が形成された蓋板および側板を備える電池容器内に、正極板および負極板を有する電極群を収容し、前記貫通孔から電解液を注入する注入工程と、軸部、および当該軸部の先端に設けられ前記軸部よりも大径の頭部を備えたマンドレルと、基端部に皿部が設けられ前記マンドレルの先端部に装着される中空軸芯を備えたリベットと、前記皿部よりも先端部側に延在して前記リベットを覆うシール部材とを備えた封止栓を前記貫通孔に挿入する挿入工程と、前記皿部を前記蓋板に向けて押圧した状態のもとで、前記マンドレルを引き抜いて前記頭部により前記中空軸芯の先端部に前記蓋板の内面に突出する突部を形成する引き抜き工程と、を有する。
リベットは板材に形成された貫通孔に挿入される中空軸芯と、板材の外面に対向する皿部と、板材の内面に突出する突部とを備え、突部から皿部にまで延在するシール部材がリベットに覆われており、貫通孔はその内部のシール部材によりシールされるとともに、突部の外側のシール部材によりシールされ、貫通孔を確実に封止することができる。
封止栓を電池容器の蓋板に形成された貫通孔の封止に使用すると、電池容器の内部に収容された電解液が外部に漏出することを防止できる。封止栓による気密性ないし液密性が高められるので、二次電池のように電池容器の内部の温度上昇に起因して発生するガスの圧力が高められても、ガスや電解液が電池容器の外部に漏出することが防止される。
封止栓は、マンドレルに装着されるリベットとリベットの外側に装着されるシール部材とを有しており、マンドレルの引き抜き操作により、封止栓を容易に電池容器に取り付けることができる。電池容器の蓋板には、封止栓を取り付けるためのねじ孔を設けることが不要となるので、蓋板をプレス加工するときに、貫通孔を蓋板にプレス加工することができるとともに、封止栓のねじ止め作業が不要となるので、二次電池の製造を効率的に行うことができる。
封止栓が設けられた二次電池を示す一部省略正面図である。 (A)は図1の左側面図であり、(B)は図1の右側面図である。 図1の左端部を示す斜視図である。 二次電池の一端部を示す拡大断面図である。 蓋板の貫通孔に取り付けられた封止栓を示す断面図である。 蓋板の貫通孔に取り付けられる前の封止栓を示す断面図である。 (A)〜(C)は二次電池を製造するための貫通孔の封止工程を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1に示される二次電池10は電池容器11を有しており、電池容器11は円筒形状の側板12と側板12の両端部に取り付けられる蓋板13、14とにより形成される。電池容器11の内側には収容室が形成され、板材からなる電池容器11により内側の収容室と外側とが仕切られている。図1〜図3に示される二次電池10は、円筒型のリチウムイオン二次電池であり、図4に示されるように、電池容器11の内部には軸芯15が配置され、軸芯15と側板12との間のスペースには、電極群16が収容される。電極群16は、正極板と負極板とこれらの間に配置され正極板および負極板の短絡を防止するセパレータとを円柱形状に捲回して形成される。
軸芯15の両端部には、電極端子17,18が取り付けられており、一方の電極端子17は図2(A)に示されるように一方の蓋板13から突出し、他方の電極端子18は図2(B)に示されるように他方の蓋板14から突出している。2つの電極端子17,18の一方は正極端子であり、他方は負極端子である。電極端子17の内方端部は軸芯15の中空部内に嵌合され、図4に示されるように、電極群16の端面に突き当てられる集電部19が電極端子17に設けられている。他方の電極端子18も電極端子17と同様の構造である。
それぞれの蓋板13、14には、図2に示されるように、安全弁としての開裂弁20が設けられている。開裂弁20は、電池容器11の内部の温度が過度に高められて、容器内に発生したガスが所定の圧力以上となった場合にガスを外部に排出する。
電極端子17、18を蓋板13,14に締結するために、電極端子17、18の突出端部にはナット21がねじ結合され、セラミック等の絶縁体からなるワッシャー22がナット21と蓋板13、14の間に締結される。蓋板13、14と集電部19との間には、シール部材23が装着される。電極端子17、18には、ねじ孔24が端面に開口して形成されており、ねじ孔24にねじ結合される図示しないボルトにより、電極端子17、18にはバスバー等の通電部材が取り付けられる。
電池容器11には電解液が注入される。電解液としては、有機溶媒にリチウム塩が溶解された非水電解液が使用される。電解液を電池容器11の内部に注入するために、一方の蓋板13には、注液孔つまり貫通孔25が設けられており、電池容器11の内部に組み込まれる電極群16等の部材が組み込まれた状態のもとで、貫通孔25から電解液が電池容器11の内部に注入される。電解液を注入した後には貫通孔25は、封止栓26により封止される。図4は電池容器11の内部に電解液が注入された後に、封止栓26により貫通孔25が封止された状態を示す。電解液が注入されると、電極群16は電解液が浸潤された状態になる。なお、電解液は図示省略されている。
図5は、板材である蓋板13の貫通孔25に取り付けられた封止栓26を示す断面図である。封止栓26はアルミニウム合金からなるブラインド型のリベット27と、エチレンプロピレンゴム(EPDM)からなる絶縁物であるシール部材28とを備え、リベット27は、貫通孔25内に装着される中空軸芯31を有している。中空軸芯31の基端部には径方向外方に突出するフランジつまり皿部32が設けられ、皿部32は蓋板13の外面に対向する。中空軸芯31の先端部は蓋板13よりも電池容器11の内部に突出しており、中空軸芯31の先端部には頭壁部33が設けられている。
この明細書においては、皿部32が設けられた端部をリベット27の基端部とし、頭壁部33が設けられた端部をリベット27の先端部とする。リベット27には段付き孔34が形成されており、段付き孔34は先端部側の大径孔34aとこれよりも小径の基端部側の小径孔34bとからなり、小径孔34bはリベット27の基端面に開口している。このように、段付き孔34は頭壁部33により閉じられた底付きの孔であり、リベット27はブラインド型である。
中空軸芯31の先端部側であって蓋板13の内面よりも電池容器11の内部側には、蓋板13の内面に向けて径方向外方に突出する突部35が設けられている。リベット27としては、アルミニウム合金のみならず、塑性変形する金属材料であれば、鋼(SUS)等を使用することもできる。
シール部材28は、中空軸芯31を覆う円筒部41と、円筒部41の基端部に設けられて径方向外方に突出するフランジ形状の外側シール部42と、円筒部41の先端部に設けられた頭壁部43とを有している。外側シール部42は、皿部32と蓋板13との間に配置されて貫通孔25の外側縁部に密着する。外側縁部は、貫通孔25の外面側の開口部よりも径方向外方の蓋板13の部分であって、皿部32に対向する部分である。シール部材28のうち、リベット27の突部35の外側に配置されて突部35を覆う部分は内側シール部44であり、内側シール部44は、貫通孔25のうち内側縁部に密着する。
シール部材28としては、EPDMのみならず、電解液に対する耐性を備えた材料であれば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素樹脂を用いることができる。
図6は、貫通孔25に取り付けられる前の封止栓26を示す断面図であり、封止栓26はマンドレル45に装着される。マンドレル45は、軸部46と軸部46の先端に設けられた頭部47とを有し、頭部47は軸部46よりも大径である。軸部46には、軸部46よりも外径が小さい括れ部48が設けられている。マンドレル45の頭部47により、リベット27に突部35が形成され、突部35により内側シール部44が形成される。マンドレル45は、アルミニウム合金により形成されているが、アルミニウム合金のみならず、金属材料であれば良く、鋼(SUS)を使用することもできる。
図6に示されるように、リベット27はマンドレル45に装着されており、リベット27の中空軸芯31の外側はシール部材28により覆われている。リベット27はマンドレル45を成形金型に配置した状態でリベット素材を成形金型に注入することにより、インサート成形される。リベット27が組み付けられたマンドレル45の頭部47は大径孔34aに嵌合され、頭部47と軸部46との間の径方向の境界面49は、大径孔34aと小径孔34bの間の段差面に突き当てられる。リベット27の外側にシール部材28が装着される。
リベット27とシール部材28とを備えた封止栓26は、マンドレル45により貫通孔25に挿入され、シール部材28のフランジ形状の外側シール部42が蓋板13に突き当てられる。皿部32を蓋板13に向けて押圧し、マンドレル45を引き抜くと、境界面49によりリベット27の中空軸芯31が軸方向に圧縮力を受けて径方向外方に塑性変形して中空軸芯31の先端部側に突部35が形成され、突部35によりシール部材28には内側シール部44が形成される。マンドレル45をさらに引き抜くと、括れ部48によりマンドレル45は分離されて、頭部47と、軸部46のうち括れ部48よりも頭部47側の部分とが段付き孔34の内部に嵌合した状態で残留する。これにより、突部35内に塑性加工時に発生した残留応力が突部35により維持され、突部35が径方向内方に弾性変形することが防止される。
シール部材28は、リベット27の皿部32からリベット27の先端部に延在し、中空軸芯31を覆う円筒部41を有しているので、円筒部41は貫通孔25に密着して貫通孔25をシールする。円筒部41はマンドレル45の頭部47が軸方向にずれるときに、径方向外方にも塑性変形するので、円筒部41は径方向外方に弾性変形して貫通孔25に密着する。
また、シール部材28は、フランジ形状の外側シール部42を有しており、外側シール部42は、皿部32と蓋板13との間で挟み付けられて貫通孔25の外側縁部に密着する。これにより、円筒部41による貫通孔25のシールに加えて、貫通孔25の外側縁部をもシールされる。さらに、シール部材28は、凸形状の内側シール部44を有しており、内側シール部44は突部35により貫通孔25の内側縁部に密着する。これにより、蓋板13の内面においてもシールされる。
このように、シール部材28の形態としては、貫通孔25に密着する円筒部41を有する形態であれば、電池容器11を密封構造とすることが可能である。これに加えて、外側シール部42と内側シール部44とを有する形態とすることにより、電池容器11の密封性をより高めることができる。
図示するように、リベット27とその先端面を覆う頭壁部43が設けられたシール部材28とを有する封止栓26を、電池容器11の蓋板13に取り付けると、封止栓26に集電部19が万一接触しても、絶縁物であるシール部材28により金属製のリベット27が覆われているので、集電部19とリベット27とが電気的に接続することが防止される。
次に、図1〜図3に示した二次電池10の製造方法における封止栓26の取り付け工程について図7を参照しつつ説明する。
図7(A)は、電池容器11の内部に電極群16等が組み込まれた状態を示す。矢印Aで示されるように、貫通孔25から電解液が電池容器11の内部に注入される。
封止栓26は、図6に示されるように、マンドレル45に装着される。リベット27とシール部材28とを備えた封止栓26は、図7(B)に示されるように、電解液が電池容器11に注入された後に、貫通孔25に挿入される。封止栓26を貫通孔25に挿入すると、シール部材28の外側シール部42が蓋板13に突き当てられる。このときには、中空軸芯31と円筒部41の先端部は、蓋板13よりも電池容器11の内部に入り込む。
図示しない治具により皿部32を蓋板13に押圧した状態のもとで、マンドレル45は封止栓26から引き抜かれる。マンドレル45を引き抜くと、頭部47が図7において上方に移動し、境界面49がリベット27の大径孔34aと小径孔34bとの間の段差面を押し付ける。これにより、図7(C)に示されるように、境界面49により大径孔34aと小径孔34bとの間の段差面がリベット27の基端部側にずれ移動し、リベット27の中空軸芯31の先端部側は径方向外方に塑性変形して、中空軸芯31には突部35が形成され、突部35によりシール部材28には内側シール部44が形成される。このように、リベット27を貫通孔25に締結するための突部35を利用することにより、突部35により内側シール部44は貫通孔25の内側縁部に密着される。
皿部32は治具により蓋板13に向けて押圧されているので、外側シール部42は皿部32と蓋板13との間で締め付けられ、外側シール部42は蓋板13に密着する。
リベット27に突部35が形成された状態のもとで、マンドレル45をさらに引き抜くことにより、括れ部48の部分でマンドレル45が破断される。これにより、マンドレル45はリベット27の内部に残留する先端側の部分と、リベット27から取り除かれる基端側の部分とに分離される。マンドレル45の頭部47がリベット27の先端側の部分に残留することにより、突部35および内側シール部44が径方向に収縮する方向に弾性変形することが防止される。図5は、リベット27の基端側の部分が取り除かれて、封止工程が終了した状態を示す。
このように、図7(A)に示される注入工程の後に、図7(B)に示される挿入工程と、図7(C)に示される引き抜き工程を行うことにより、二次電池10の組立製造が完了する。
図1〜図3に示される二次電池10を単電池つまり電池セルとして、複数の電池セルを、電極端子17、18を介して直列または並列に組み合わせることにより、高電力のモジュール電池が組み立てられる。このようなモジュール電池は、ハイブリッド自動車や電気自動車の電力供給源として使用することができる。
上述した実施の形態は、封止栓26を電池容器11の注液用の貫通孔に取り付ける場合を示すが、液体を収容する容器の板材に設けられた貫通孔を封止するためであれば、二次電池に限られることなく、種々の容器や液体を案内する管部材についても、上述した封止栓を適用することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、二次電池としては、円筒型に限られることなく、角型でも良く、円筒型の場合には、1つの蓋板に正極と負極の端子が設けられる形態でも良い。
10…二次電池、11…電池容器、12…側板、13、14…蓋板、15…軸芯、16…電極群、17、18…電極端子、19…集電部、20…開裂弁、21…ナット、22…ワッシャー、23…シール部材、24…ねじ孔、25…貫通孔、26…封止栓、27…リベット、28…シール部材、31…中空軸芯、32…皿部、33…頭壁部、34…段付き孔、34a…大径孔、34b…小径孔、35…突部、41…円筒部、42…外側シール部、43…頭壁部、44…内側シール部、45…マンドレル、46…軸部、47…頭部、48…括れ部、49…境界面。

Claims (6)

  1. 板材に形成された貫通孔を封止する封止栓であって、
    前記貫通孔に挿入される中空軸芯、前記中空軸芯の基端部に設けられ前記板材の外面に対向する皿部、および前記中空軸芯の先端部側に設けられ前記板材の内面に突出する突部を備えたリベットと、
    前記突部から前記皿部にまで延在して前記リベットを覆い、前記貫通孔をシールするシール部材と、
    を有する封止栓。
  2. 請求項1記載の封止栓において、前記シール部材は前記皿部と前記板材との間に配置されて前記貫通孔の外側縁部に密着する外側シール部、および前記突部の外側に配置されて前記貫通孔の内側縁部に密着する内側シール部を有する封止栓。
  3. 請求項1または2記載の封止栓において、前記シール部材は前記リベットの先端部を覆う頭壁部を有する封止栓。
  4. 貫通孔が形成された蓋板および側板を備え、正極板および負極板を有する電極群と前記貫通孔から注入される電解液とを収容する電池容器と、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の封止栓と、
    を有する二次電池。
  5. 貫通孔が形成された蓋板および側板を備える電池容器内に、正極板および負極板を有する電極群を収容し、前記貫通孔から電解液を注入する注入工程と、
    軸部、および当該軸部の先端に設けられ前記軸部よりも大径の頭部を備えたマンドレルと、基端部に皿部が設けられ前記マンドレルの先端部に装着される中空軸芯を備えたリベットと、前記皿部よりも先端部側に延在して前記リベットを覆うシール部材とを備えた封止栓を前記貫通孔に挿入する挿入工程と、
    前記皿部を前記蓋板に向けて押圧した状態のもとで、前記マンドレルを引き抜いて前記頭部により前記中空軸芯の先端部に前記蓋板の内面に突出する突部を形成する引き抜き工程と、
    を有する二次電池の製造方法。
  6. 請求項5記載の二次電池の製造方法において、前記シール部材は前記皿部と前記蓋板との間に配置されて前記貫通孔の外側縁部に密着する外側シール部を有し、引き抜き工程において形成される突部により前記貫通孔の内側縁部に内側シール部が密着される二次電池の製造方法。
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