JP2018185302A - コンタクトピン及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電流が流れやすいコンタクトピンを実現することを課題とする。【解決手段】IC端子等の接触対象に接触する接触部2と基部3とがスプリングを介して相対移動可能に構成されたコンタクトピン1において、前記スプリングとして、ウェーブスプリング4を用いたことを特徴とする。接触部と基部との間を流れる電流がスプリングを通じて流れるとき、そのスプリングがウェーブスプリングであるため、電流は線材間の当接箇所を通過するように最短ルートを流れる結果、コイルスプリングよりも電流経路の経路長を短くでき、電流が流れやすくなる。【選択図】図1

Description

本発明は、接触対象に接触する接触部と基部とがスプリングを介して相対移動可能に構成されたコンタクトピン及びこれを用いた電子機器に関するものである。
この種のコンタクトピンは、電子デバイスの検査機器等のプローブピンとして使用されたり、携帯電話機や映像機器などのコネクタの接触端子として使用されたりするなど、多種多様な用途に使用される。従来のコンタクトピンは、接触部と基部との間に介在するスプリングとして、コイルスプリングを用いている(特許文献1等)。
特開2004−152495号公報
一般に、コンタクトピンは、接触部と基部とが相対移動できるように接触部と基部との間が非接触状態になり得るものであり、この状態では、接触部と基部との間を流れる電流はスプリングを通じて流れる。このとき、コイルスプリングを用いる従来のコンタクトピンでは、コイルスプリングを形成する巻線の線材に沿って電流が流れるため、電流経路が長く、電流が流れにくいという課題があった。
上述した課題を達成するために、請求項1の発明は、接触対象に接触する接触部と基部とがスプリングを介して相対移動可能に構成されたコンタクトピンにおいて、前記スプリングとして、ウェーブスプリングを用いたことを特徴とするものである。
ウェーブスプリングは、線材(断面形状は問わない)の長手方向に沿って波形状が少なくとも一部に形成された線材をコイリングしたバネであり、主に、荷重を受けたときに線材における波形状の山部や谷部がこれに隣接する線材部分に当接して押圧されたときに発生する復元力によってばね特性を発揮する。本発明においては、接触部と基部との間を流れる電流がスプリングを通じて流れるとき、そのスプリングがウェーブスプリングであるため、電流は線材間の当接箇所を通過するように最短ルートを流れる。そのため、巻線の線材に沿って電流が流れるコイルスプリングよりも電流経路の経路長を大幅に短くでき、電流が流れやすくなる。
本発明によれば、電流が流れやすいコンタクトピン及びこれを用いた電子機器を提供できるという優れた効果が得られる。
実施形態におけるプローブピンを示す斜視図である。 同プローブピンの分解図である。 実施形態のプローブピンにおける一変形例を示す斜視図である。 実施形態のプローブピンにおける他の変形例を示す分解図である。 実施形態のプローブピンが組み込まれた検査装置を示す模式図である。 同検査装置のソケットにICがセットされた同プローブピンの使用状態を示す断面図である。 (a)は、コイルスプリングを用いた従来のプローブピンの構成とその電流経路を示す説明図であり、(b)は、ウェーブスプリングを用いた実施形態のプローブピンの構成とその電流経路を示す説明図である。 (a)及び(b)は、実施形態のプローブピンを用いたソケットと、コイルスプリングを用いた従来の2種類のプローブピンを用いたソケットとを比較した高周波特性の解析結果を示すグラフである。 バレル付きの従来のプローブピンを示す断面図である。 実施形態のプローブピンを用いたソケットと、コイルスプリングを用いた従来の2種類のプローブピンを用いたソケットとを比較したインダクタンスの周波数特性の計算結果を示すグラフである。 実施形態プローブピンにおける更に他の変形例を示す分解図である。 実施形態プローブピンにおける更に他の変形例を示す分解図である。 (a)〜(c)は、実施形態プローブピンにおける更に他の変形例を示す分解図である。 図13(a)に示すプローブピンをコネクタケースに収容してなるコネクタと、プローブピンを介して互いに電気接続される2つの基板とを示す断面図である。 図13(a)に示すプローブピンをコネクタケースに収容してなる他の例に係るコネクタを部分的に示す断面図である。 実施形態プローブピンにおける更に他の変形例を示す分解図である。 本実施形態のプローブピン(ウェーブスプリング)と従来のプローブピン(コイルスプリング)とを比較した通電時の温度特性の解析結果を示すグラフである。
以下、本発明に係るコンタクトピンを、半導体パッケージモジュール(以下「IC」という。)を検査するための電子機器である検査装置のソケットに組み込まれるプローブピンとして適用した一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるコンタクトピンとしてのプローブピン1を示す斜視図であり、図2は、プローブピン1の分解図である。
本実施形態のプローブピン1は、接触部としての第一プランジャ2と、基部としての第二プランジャ3と、ウェーブスプリング4とを備えている。第一プランジャ2、第二プランジャ3及びウェーブスプリング4は、いずれも導電性を有する。
プランジャ2,3の形状は、任意であるが、ICの端子(接触対象)に接触する第一プランジャ2の頭部(接触部分)は、ICのパッケージに応じた形状とするのが望ましい。例えば、ICパッケージがBGA(Ball Grid Array)であれば、図1に示すように、第一プランジャ2の頭部をクラウン形状とする。なお、図3に示すように、第一プランジャ2'と第二プランジャ3に同一部品を使用し、部品コストを下げる構成を採用してもよい。
本実施形態のプランジャ2,3は、図2に示すように、頭部2a,3aと、フランジ部2b,3bと、取付部としてのスプリング連結部2c,3cとから構成されている。各プランジャ2,3のスプリング連結部2c,3cを、それぞれ、ウェーブスプリング4の各スプリング端部からスプリング内部へ、各スプリング端部がフランジ部2b,3bに突き当たるまで挿入することで、プローブピン1が組み立てられる。組み立てられたプローブピン1は、ウェーブスプリング4の伸縮によって、プランジャ2,3がウェーブスプリング4の伸縮方向に沿って相対移動可能である。
ここで、各プランジャ2,3がウェーブスプリング4から容易に離脱してしまう構成であると、組み立てたプローブピン1のプランジャ2,3及びウェーブスプリング4のいずれかを把持したときにプローブピン1が分解してしまい、プローブピン1の取り扱いが難しくなる。そのため、例えばウェーブスプリング4のスプリング内部にスプリング連結部2c,3cが嵌り合うようにして、ウェーブスプリング4がスプリング連結部2c,3cに引っ掛かって取り付けられる構成とし、各プランジャ2,3がウェーブスプリング4から容易に離脱しないようにするのが好ましい。
特に、図4に示すように、プランジャ2,3のスプリング連結部2c,3cに螺旋状の溝を形成して雄ねじ構造とし、そのスプリング連結部2c,3cをウェーブスプリング4のスプリング内部へねじ嵌めする構成とするのが好ましい。この構成であれば、プランジャ2,3とウェーブスプリング4との取り付け作業(必要に応じて取り外し作業も)が容易となり、かつ、ウェーブスプリング4がスプリング連結部2c,3cに安定して引っ掛かって安定した離脱防止を実現できる。
ウェーブスプリング4は、例えばステンレス鋼や炭素鋼からなり、平板状の線材を長手方向に沿って凹凸が連続するように波形状としたものをコイリングしたバネである。なお、ウェーブスプリング4は、このような波形状の部分がコイル全体のうちの少なくとも一部を構成していればよい。また、線材の形状も、平板状(断面矩形状)のものに限らず、断面円形状、断面多角形状など、どのような形状であってもよい。ウェーブスプリング4における一巻きあたりの波数、波の高さ、巻数などは、必要な荷重範囲や作動範囲(伸縮幅)などの荷重条件に応じて適宜設定される。
図5は、プローブピン1が組み込まれた検査装置50を示す模式図である。
図6は、プローブピン1が組み込まれた検査装置50のソケット21に検査対象であるIC10がセットされたプローブピン1の使用状態を示す断面図である。
本実施形態の検査装置50は、パーソナルコンピュータ60に接続されて使用される。検査装置50のソケット21は、本実施形態のプローブピン1が組み込まれた状態で、検査装置50の基板20上に実装されている。プローブピン1は、ウェーブスプリング4が所定量だけ圧縮された状態でソケット21内のプローブ収容室21a内に収容され、第一プランジャ2のフランジ部2b及び第二プランジャ3のフランジ部3bがプローブ収容室21aの内壁に当接した状態で、第一プランジャ2の頭部2a及び第二プランジャ3の頭部3aがそれぞれソケット21の外部に突出する。
このようにソケット21に組み込まれたプローブピン1は、その第二プランジャ3の頭部3aが基板20の配線上に接触している。そして、ソケット21にIC10がセットされると、プローブピン1の第一プランジャ2の頭部2aが、ウェーブスプリング4の付勢力に抗して、IC10の端子11によって下方へ押し込まれる。これにより、ソケット21にセットされたIC10の端子11には、ウェーブスプリング4の付勢力によって第一プランジャ2の頭部2aが押し当てられた状態が維持される。
本実施形態では、IC10がソケット21にセットされた状態において、プローブピン1の第一プランジャ2と第二プランジャ3とは互いに非接触の状態であり、IC10に接続された第一プランジャ2と基板20に接続された第二プランジャ3との間を流れる電流はウェーブスプリング4を通じて流れることになる。
図7(a)は、スプリングとしてコイルスプリング4’を用いた従来のプローブピン1’の構成とその電流経路を示す説明図であり、図7(b)は、スプリングとしてウェーブスプリング4を用いた本実施形態のプローブピン1の構成とその電流経路を示す説明図である。
例えば第一プランジャ2から第二プランジャ3へ電流が流れるとき、従来のプローブピン1’では、図7(a)に示すように、第一プランジャ2とコイルスプリング4’との接点Aからコイル巻線の線材に沿って(線材長手方向に沿って)電流が流れ、第二プランジャ3とコイルスプリング4’との接点Bから第二プランジャ3へと流れる。したがって、コイルスプリング4’を流れる電流の経路長(すなわち、接点Aから接点Bまでの電流経路長)は、コイルスプリング4’を構成する巻線の線材の長さ分に相当する。
一方、本実施形態のプローブピン1では、ウェーブスプリング4を採用しており、少なくとも使用状態のとき(荷重を受けているとき)は、その線材の波形状の山部や谷部がこれに隣接する線材部分に当接して押圧されることで復元力が発揮され、主にこの復元力によって所望の付勢力を生み出す。本実施形態のウェーブスプリング4は、奇数巻き目の谷部と偶数巻き目の山部とが当接するように構成され、主に、その山部や谷部が押圧されて変形したときの復元力により所望の付勢力が生み出される。
ウェーブスプリング4では、第一プランジャ2とウェーブスプリング4との接点Aからウェーブスプリング4に流れ込んだ電流は、その線材に沿って電流が1巻き分流れる前に、最も近い谷部から、これに当接する次の巻き目の線材の山部へと流れる。また、このようにして山部へ流れた電流は、その巻き目の最も近い谷部から、これに当接する次の巻き目の線材の山部へと流れる。ウェーブスプリング4では、このようにして電流が流れるため、ウェーブスプリング4を流れる電流の経路は、図7(b)に示すように、接点Aから、谷部と山部との当接箇所a〜eの最短経路をとって、接点Bから第二プランジャ3へと流れる。
このウェーブスプリング4の電流経路長は、コイルスプリング4’の電流経路長よりも短くなるので、第一プランジャ2と第二プランジャ3との間におけるウェーブスプリング4の電気抵抗値が低く、第一プランジャ2と第二プランジャ3との間を電流が流れやすくなる。特に、流れる電流が高周波になるほど、表皮効果により線材の表面に沿って電流が流れやすくなるので、線材の表面同士の当接箇所a〜eを通じて電流が流れるウェーブスプリング4は、コイルスプリング4’と比べて、高周波の電流がより流れやすくなるというメリットがある。
また、ウェーブスプリング4は、一般に、コイルスプリング4’に対し、より短い作動範囲(より短い変形幅)で同等の荷重範囲をカバーできるというメリットがある。したがって、本実施形態のプローブピン1は、従来のプローブピン1’と比べて、スプリング長を短くできるので、全長の短い小型のプローブピンを実現できるというメリットも得られる。
また、より高い周波数の電流に対応するプローブピンを実現するうえでも、プローブピンの全長を短くすることのメリットが生かされるので、本実施形態のプローブピン1は、より高い周波数の電流に対応したコンタクトピンを実現できるというメリットも得られる。
次に、本実施形態のプローブピン1における高周波特性の解析結果について説明する。
図8(a)及び(b)は、本実施形態のプローブピン1を用いたソケットと、コイルスプリングを用いた従来の2種類のプローブピンを用いたソケットとを比較した高周波特性の解析結果を示すグラフである。
なお、コイルスプリングを用いた従来の2種類のプローブピンのうちの一方は、図9に示すように、プランジャ2,3の各頭部2a,3aを除いた部分が導電性のバレル5内に収容され、プランジャ2,3間の電流がバレル5を通じて流れる構成のプローブピンである。他方は、バレル5を備えておらず、図7(a)に示したように、プランジャ2,3間の電流がコイルスプリングを通じて流れる構成のプローブピンである。
本解析において、本実施形態のプローブピン1とコイルスプリングを用いた従来の2種類のプローブピンは、いずれも、全長が2.1mmで、プローブピンの外径が0.35mmである。プランジャ2,3の材質はいずれも黄銅であり、スプリングの材質はいずれも硬鋼線であり、バレル5の材質は黄銅である。また、プローブピンを収容するソケットのハウジング材質は、液晶ポリマー(LCP:Liquid Crystal Polymer)である。ソケットの信号配置は、プローブピンの列において、信号ラインとなるプローブピンの両側にそれぞれ0.5mm離れて位置するプローブピンをグランドラインとした。本解析では、以上の条件で、0.01GHz〜5GHzの周波数範囲で、Sパラメータを用いた高周波特性(反射特性S11と透過特性S21)の解析を行った。
反射特性S11の解析結果を示す図8(a)のグラフによると、1.7GHz未満の周波数帯域では、バレル付きである従来のプローブピン(正方形プロット)を用いたソケットの特性が最も良好であるが、1.7GHz以上の周波数帯域では、ウェーブスプリング4を用いた本実施形態のプローブピン(菱形プロット)のソケットの特性が最も良好であった。また、全周波数帯域にわたって、バレル無しである従来のプローブピン(丸形プロット)を用いたソケットの特性が最も良くない状態であった。
また、透過特性S21の解析結果を示す図8(b)のグラフによると、全周波数帯域にわたって、バレル付きである従来のプローブピン(正方形プロット)を用いたソケットの特性が最も良好であり、次いで、ウェーブスプリング4を用いた本実施形態のプローブピン(菱形プロット)のソケットの特性が良好であった。ただし、本実施形態のプローブピンを用いたソケットでも、透過特性S21が−0.25dBよりも小さく、実用上求められる特性の許容範囲内(例えば−3dB以下)であり、バレル付きである従来のプローブピンを用いたソケットの特性と実質的に同等レベルである。また、全周波数帯域にわたって、バレル無しである従来のプローブピン(丸形プロット)を用いたソケットの特性が最も良くない状態であり、許容範囲を超えていた。
次に、本実施形態のプローブピン1における高周波特性を確認するためにインダクタンスの計算結果について説明する。
インダクタンスは、プローブピン1の高周波特性を知るための重要なパラメータであり、一般に小さな値だと特性が良いと言える。この計算では、上述した解析で用いた各プローブピンを用いたソケットのSパラメータからRL直列等価回路を計算し、そのインダクタンスの周波数特性を計算した。この計算結果を図10に示す。
図10のグラフで示されるように、バレル無しである従来のプローブピン(丸形プロット)を用いたソケットは、全周波数帯域にわたってインダクタンスが大きかった。一方、バレル付きである従来のプローブピン(正方形プロット)を用いたソケットは、全周波数帯域にわたってインダクタンスが小さい。他方、ウェーブスプリング4を用いた本実施形態のプローブピン(菱形プロット)のソケットも、インダクタンスは、バレル付きである従来のプローブピン(正方形プロット)を用いたソケットとほぼ同等レベルまで小さいものであった。なお、3.5GHzでのインダクタンスを比較すると、バレル無しである従来のプローブピンを用いたソケットが10.6nHであり、バレル付きである従来のプローブピンを用いたソケットが0.6nHであり、ウェーブスプリング4を用いた本実施形態のプローブピンのソケットが0.8nHであった。
以上より、本実施形態のプローブピン1によれば、バレル付きである従来のプローブピンと同等以上の高周波特性が得られるだけでなく、バレル5を必要しない分だけ、部品点数が減って低コスト化に有利であるだけでなく、耐久性などの機械的特性において有利である。
なお、本実施形態は、バレル付きのプローブピンにおけるスプリングとしてウェーブスプリングを用いた態様を排除するものではない。バレル付きのプローブピンであっても、プランジャ2,3が相対移動するためにはプランジャ2,3とバレル5との間に遊び(空隙)を必要とするため、プランジャ2,3とバレル5との間が接触した状態を常に維持できるわけではない。すなわち、バレル付きのプローブピンであっても、プランジャ2,3とバレル5との間が非接触の状態になると、スプリングを通じて電流が流れることになり、そのスプリングがコイルスプリングであると、上述したようにバレル無しのプローブピンと同様に特性が良くない状態となる。しかしながら、スプリングがウェーブスプリング4であれば、プランジャ2,3とバレル5との間が非接触の状態になっても、上述したようにバレル付きのプローブピンと同等レベル以上の特性が維持できる。
また、本実施形態におけるプローブピン1は、プランジャ2,3間が常に非接触の状態となる構成であったが、プランジャ2,3間が直接接触し得る状態を取り得る構成としてもよい。
例えば、図11に示すプローブピン101のように、第一プランジャ102を、頭部102aとフランジ部102bと凸部としての挿入部102cとから構成するとともに、第二プランジャ103を、頭部103aとフランジ部103bと凹部としての被挿入部103cとから構成する。このプローブピン101は、第一プランジャ102の挿入部102cを、ウェーブスプリング104の内部に挿入した後に第二プランジャ103の被挿入部103cに挿入されて組み立てられる。このように組み立てられたプローブピン101は、ウェーブスプリング104の伸縮によって、プランジャ102,103がウェーブスプリング4の伸縮方向に沿って相対移動可能である。
このプローブピン101は、第一プランジャ102の挿入部102cの外面が第二プランジャ103の被挿入部103cの内壁面に接触した通常の状態であれば、ウェーブスプリング104を介さずにプランジャ102,103間を電流が直接流れ、上述したバレル付きの従来のプローブピンと同様の特性が得られる。そして、プランジャ102,103間が非接触の状態になっても、ウェーブスプリング104を通じて電流が流れるため、上述したように接触状態の場合と同等レベル以上の特性が維持される。
また、例えば、図12に示すプローブピン201のように、第一プランジャ202を、頭部202aとフランジ部202bと凸部としての挿入部202c−1,202c−2とから構成するとともに、第二プランジャ203を、頭部203aと被挿入部203c−1,203c−2とから構成する。このプローブピン201は、第一プランジャ202の挿入部に、胴部202c−1と、その胴部202c−1よりも先端側に形成された雄ねじ部202c−2とが形成され、第二プランジャ203の被挿入部に、雄ねじ部202c−2を前記相対移動の方向に移動可能に収容する収容部203c−1と、雄ねじ部202c−2がねじ込み可能で、かつ、胴部202c−1を前記相対移動の方向に移動可能に保持する雌ねじ部203c−2とが形成されている。
このプローブピン201においては、第一プランジャ202の挿入部202c−1,202c−2をウェーブスプリング204の内部に挿入した後、第一プランジャ202の雄ねじ部202c−2を、第二プランジャ203の雌ねじ部203c−2を通過するまでねじ込む。これにより、第一プランジャ202の雄ねじ部202c−2が第二プランジャ203の収容部203c−1内に前記相対移動の方向に移動可能な状態で収容される。このとき、第二プランジャ203の雌ねじ部203c−2内に位置する第一プランジャ202の胴部202c−1も、前記相対移動の方向に移動可能な状態で、雌ねじ部203c−2内に保持される。この状態において、ウェーブスプリング204は圧縮状態になっており、第一プランジャ202は、その雄ねじ部202c−2が第二プランジャ203の収容部203c−1から出る向きへ付勢されるが、第二プランジャ203の雌ねじ部203c−2のねじ山に規制されて、第一プランジャ202の雄ねじ部202c−2が第二プランジャ203の収容部203c−1から出ることはない。
このようにして組み立てられたプローブピン201は、第一プランジャ202、第二プランジャ203及びウェーブスプリング204が一体になった状態が維持され、その取り扱いが容易である。しかも、図11に示したプローブピン101と同様、第一プランジャ202の挿入部が第二プランジャ203の被挿入部に接触した通常の状態であれば、上述したバレル付きの従来のプローブピンと同様の特性が得られ、プランジャ202,203間が非接触の状態になっても、ウェーブスプリング104を通じて電流が流れて、上述したように接触状態の場合と同等レベル以上の特性が維持される。
また、例えば、図13(a)〜(c)に示すプローブピン301,301’,301’’のように、ICの端子(接触対象)に接触する接触部302,302’,302’’をウェーブスプリング304の一端部で構成し、かつ、基部303,303’,303’’をウェーブスプリング304の他端部で構成して、接触部及び基部をウェーブスプリング304と一体の単一部品で構成してもよい。単一部品とすることで、別部品である場合よりも接点数が減り、より安定した電流経路を確保できる。また、組立性(特に自動組立装置でのコンタクトピンの取扱性)が向上したり、部品点数削減による低コスト化を図ったりすることができる。
なお、接触部及び基部のいずれか一方のみをウェーブスプリングと一体の単一部品で構成してもよい。また、ウェーブスプリングと一体の単一部品となる接触部や基部の形状は、例えば、図13(a)〜(c)に示すように、適宜決定することができる。
図14は、図13(a)に示すプローブピン301をコネクタケース305に収容してなるコネクタ310と、プローブピン301を介して互いに電気接続される2つの基板10−1,10−2とを示す断面図である。
図示のように、プローブピン301は、接触部302と基部303の各頭部がそれぞれコネクタ310の外部に突出するように、コネクタケース305のプローブ収容室305a内に収容されている。コネクタケース305には、例えば縦5列横5列に配列されるようにプローブピン301が収容される。このようにコネクタ310に組み込まれたプローブピン301は、その接触部302の頭部が上部基板10−1の端子11−1に接触し、基部303の頭部が下部基板10−2の端子11−1に接触する。そして、上部基板10−1及び下部基板10−2をウェーブスプリング304の付勢力に抗して近付けることで、各基板の端子11−1,11−2にプローブピン301の接触部302及び基部303がそれぞれ押し当てられた状態となり、この状態で固定される。
図15は、図13(a)に示すプローブピン301をコネクタケース305に収容してなる他の例に係るコネクタ310’を部分的に示す断面図である。
図14に示した例では、コネクタケース305のプローブ収容室305a内に収容されたプローブピン301が自重によってプローブ収容室305aから容易に脱落し、組立性の低下を招くおそれがある。図15に示す例では、コネクタケース305に絶縁性部材からなるストッパ306を設け、プローブピン301の脱落を防止するものである。
ストッパ306の構成は、プローブピン301の脱落を防止できるものであれば、特に制限はないが、図示のように、1つのストッパ306で複数のプローブピン301を保持して脱落を防止する構成としてもよい。
また、例えば、図16(a)及び(b)に示すプローブピン401のように、第一プランジャ402として平板状の金属板を加工した簡易な構成としてもよい。図示の第一プランジャ402は、取付部としての基板部402aをウェーブスプリング404の端部の巻き線部に対し、ウェーブスプリング404の軸方向回りに回転させながら嵌め込む(引っ掛ける)ことで、第一プランジャ402及びウェーブスプリング404が一体になった状態に維持され、その取り扱いが容易である。第二プランジャ403についても同様に構成することができる。このような簡易な構成であれば、板金加工等によって容易に製造することができ、製造コストの削減を図ることができる。
次に、本実施形態のプローブピン1における通電時の温度特性の解析結果について説明する。
本解析において、本実施形態のプローブピン1とコイルスプリングを用いた従来のプローブピンは、いずれも、高周波特性の解析で用いたものと同様である。なお、本実施形態のプローブピン1に用いられたウェーブスプリングは、線材断面が一辺0.05mmの正方形であり、従来のプローブピンに用いられたコイルスプリングは、線材断面が直径0.05mmの円形である。本解析では、これらのプローブピンに対し、0.1A(従来のプローブピンのみ)、0.3A、0.5A、1A(本実施形態のプローブピンのみ)の直流電流を0〜60秒間流し、その最高温度(各スプリングの伸縮方向中央部)を測定した。
図17は、ウェーブスプリングを用いた本実施形態のプローブピン1と、コイルスプリングを用いた従来のプローブピン(バレル無し)とを比較した通電時の温度特性の解析結果を示すグラフである。
また、下記の表1は、通電開始から60秒間経過時点の温度と、電流を流し続けて温度が定常値になったときの定常温度とを示す表である。
スプリングに用いられる一般的な硬鋼線の耐熱温度は150℃であるところ、コイルスプリングを用いた従来のプローブピンの場合、通電電流が0.1Aのときには、図17のグラフA1で示すように、100℃以下に維持できているが、0.3Aと0.5Aのときには、図17のグラフA2,A3で示すように、通電開始直後から150℃を超えている。また、定常温度を見ると、前記表1に示すように、通電電流が0.1Aのときには100℃以下に維持できているが、0.5Aのときには1000℃を超えている。
一方、ウェーブスプリングを用いた本実施形態のプローブピン1の場合、通電電流が1Aのときには、図17のグラフB3で示すように、通電開始から約40秒経過後に150℃に達しているが、0.3Aと0.5Aのときには、図17のグラフB1,B2で示すように、100℃以下に維持できている。また、定常温度を見ても、前記表1に示すように、通電電流が0.3A及び0.5Aのときには100℃以下に維持できている。
以上の温度特性から、ウェーブスプリングを用いた本実施形態のプローブピン1によれば、コイルスプリングを用いた従来のプローブピンの場合よりも、より大きな電流を安定して通電させることが可能であることがわかる。特に、定常温度を比較すると、本実施形態のプローブピン1で0.5Aの電流を通電させたときと、従来のプローブピンで0.1Aの電流を通電させたときとがほぼ同じ値であることから、同じ温度条件下では約5倍も大きな電流を流すことが可能である。
なお、本実施形態では、本発明に係るコンタクトピンを、ICの検査装置50のプローブピンとして適用した例であるが、このような回路検査用あるいは回路試験用の電子機器に限らず、他の検査装置、試験装置のプローブピンとして適用可能である。特に、本実施形態では全長が2mm程度である小型のプローブピンの例であるが、更に小型のプローブピンにも適用可能であるし、より大型のプローブピンにも適用可能である。大型のプローブピンとしては、例えば、自動車用バッテリーの検査装置のプローブピンなどが挙げられる。
また、本実施形態において、ウェーブスプリングの一部(ウェーブスプリングの互いに隣接する線材間や他の導電性部材に接触する部分)又は全体に、導通しやすいめっき(例えば金めっき等)を施してもよい。これにより、ウェーブスプリングに求められるばね性を保持しつつ、接触抵抗を下げて電流を流れやすくすることができる。特に、接触部又は基部をウェーブスプリングと一体の単一部品で構成する場合、接触部又は基部として他の導電性部材(ICなどの接触対象)と接触するウェーブスプリングの部分を、部分めっき(Au、Rh、Pdなど)するのが好ましい。
また、ウェーブスプリングの材料として、導電性の良い材料(金などの貴金属)とばね性の良い材料(ステンレス鋼や炭素鋼など)とのクラッド材を採用してもよい。この場合も、ウェーブスプリングに求められるばね性を保持しつつ、接触抵抗を下げて電流を流れやすくすることができる。また、ウェーブスプリングの互いに隣接する線材間の間隔が狭い場合、当該線材間でめっき不良が発生しやすく歩留まりを悪化させるおそれがあるが、クラッド材によれば、このような歩留まりの悪化を回避できる。更に、クラッド材の場合、ウェーブスプリングの互いに隣接する線材間や他の導電性部材に接触する部分でめっき剥離が発生するようなことがなく、耐久性能、安定的な接触の観点で有利である。
また、本発明に係るコンタクトピンは、回路検査用あるいは回路試験用の電子機器に限らず、あらゆる電子機器のコンタクトピンとして適用可能である。例えば、携帯電話器、スマートフォン、タブレット端末、カメラやビデオカメラなどの外部接続端子(USBなどの信号端子や電源端子等)のコンタクトピンとして適用することができる。本発明に係るコンタクトピンを適用すれば、電流の流れやすいコンタクトピンを備えた電子機器を実現できる。
1,101,201,301,401 プローブピン 2,102,202,402 第一プランジャ 3,103,203,403 第二プランジャ 4,104,204,304,404 ウェーブスプリング 4’ コイルスプリング 5 バレル 2a,3a,102a,103a,202a,203a 頭部 2b,3b,102b,103b,202b フランジ部 2c,3c スプリング連結部 102c 挿入部 103c 被挿入部 202c−1 胴部 202c−2 雄ねじ部 203c−1 収容部 203c−2 雌ねじ部 302 接触部 303 基部 305 コネクタケース 306 ストッパ 310 コネクタ

Claims (6)

  1. 接触対象に接触する接触部と基部とがスプリングを介して相対移動可能に構成されたコンタクトピンにおいて、
    前記スプリングとして、ウェーブスプリングを用いたことを特徴とするコンタクトピン。
  2. 請求項1に記載のコンタクトピンにおいて、
    前記接触部及び前記基部の少なくとも一方に、前記ウェーブスプリングを引っ掛けて取り付ける取付部が設けられていることを特徴とするコンタクトピン。
  3. 請求項1又は2に記載のコンタクトピンにおいて、
    前記接触部と前記基部は、その一方に設けた凸部が他方に設けた凹部内に挿入された状態で相対移動することを特徴とするコンタクトピン。
  4. 請求項3に記載のコンタクトピンにおいて、
    前記凸部には、胴部と、該胴部よりも先端側に形成された雄ねじ部とが形成され、
    前記凹部には、前記雄ねじ部を前記相対移動の方向に移動可能に収容する収容部と、前記雄ねじ部がねじ込み可能で、かつ、前記胴部を前記相対移動の方向に移動可能に保持する雌ねじ部とが形成されていることを特徴とするコンタクトピン。
  5. 請求項1に記載のコンタクトピンにおいて、
    前記接触部及び前記基部の少なくとも一方は、前記ウェーブスプリングと一体の単一部品で構成されていることを特徴とするコンタクトピン。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のコンタクトピンを備えた電子機器。
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