JP2018180670A - 物品配送装置、物品配送システム - Google Patents

物品配送装置、物品配送システム Download PDF

Info

Publication number
JP2018180670A
JP2018180670A JP2017075083A JP2017075083A JP2018180670A JP 2018180670 A JP2018180670 A JP 2018180670A JP 2017075083 A JP2017075083 A JP 2017075083A JP 2017075083 A JP2017075083 A JP 2017075083A JP 2018180670 A JP2018180670 A JP 2018180670A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
destination
unit
article delivery
location information
mat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017075083A
Other languages
English (en)
Inventor
公哉 松野
Kimiya Matsuno
公哉 松野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duskin Co Ltd
Original Assignee
Duskin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Duskin Co Ltd filed Critical Duskin Co Ltd
Priority to JP2017075083A priority Critical patent/JP2018180670A/ja
Publication of JP2018180670A publication Critical patent/JP2018180670A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】物品を空輸により目的地に適切に配送可能とした物品配送装置及び物品配送システムを提供する。【解決手段】物品配送装置10は、複数の回転翼を含む動力部21と、現在地の位置情報を取得する位置情報取得部17と、画像を撮像するカメラ18と、CPU11と、を備える。CPU11は、目的地に配置された一意の図柄を有するマットの基準画像と、目的地の位置情報とを入力し、入力した目的地に配置された一意の図柄を有するマットの基準画像と、目的地の位置情報とを入力し、入力した目的地の位置情報と現在地の位置情報とに基づいて目的地に飛行するように動力部21を制御し、目的地までの距離が所定距離である所定近傍位置に到達したときに、カメラ18に目的地近傍の画像の撮像を開始させ、撮像画像と基準画像とを比較することでマットを検出し、マットを検出すると、マットに向かって飛行してマットに着陸するように、動力部21を制御する。【選択図】図8

Description

本発明は、物品を空輸により目的地に配送する物品配送装置及び物品配送システムに関する。
特許文献1は、地理座標を用いて荷物を宛先地に配達する配達システムを開示している。
また、近年、マルチコプタを利用して物品を空輸により目的地に配送する実験が行われている。
特開2016−131024号公報
物品の配送を行う場合には、目的地の中の適切な場所にマルチコプタを着陸させる必要がある。
本発明は、物品を空輸により目的地に適切に配送可能とした物品配送装置及び物品配送システムを提供する。
本発明の一態様において、物品を空輸により目的地に配送する物品配送装置が提供される。
物品配送装置は、
複数の回転翼及び前記複数の回転翼を駆動する駆動部を含む動力部と、
現在地の位置情報を取得する現在地情報取得部と、
画像を撮像する撮像部と、
制御部と、を備える。
制御部は、
目的地に配置された一意の図柄を有する床面設置物の基準画像と、目的地の位置情報とを入力し、
入力した目的地の位置情報と現在地の位置情報とに基づいて目的地に飛行するように動力部を制御し、
目的地までの距離が所定距離である所定近傍位置に到達したときに、撮像部に目的地近傍の画像の撮像を開始させ、撮像画像と基準画像とを比較することで床面設置物を検出し、
床面設置物を検出すると、床面設置物に向かって飛行して床面設置物に着陸するように、動力部を制御する。
本発明の一態様において、情報を提供する配送管理サーバと、配送管理サーバとの間で通信を行ないつつ、物品を目的地に配送する物品配送装置と、を有する物品配送システムが提供される。
物品配送装置は、
複数の回転翼及び複数の回転翼を駆動する駆動部を含む動力部と、
現在地の位置情報を取得する現在地情報取得部と、
画像を撮像する撮像部と、
配送管理サーバと通信を行う通信部と、
制御部と、を備える。
制御部は、
目的地の位置情報を入力し、
入力した目的地の位置情報と現在地の位置情報とに基づいて目的地に飛行するように動力部を制御し、
当該物品配送装置が、目的地までの距離が所定距離である所定近傍位置に到達したときに、撮像部により目的地近傍の画像の撮像を開始し、撮像画像を通信部により配送管理サーバに送信する。
配送管理サーバは、
物品配送装置から受信した撮像画像と基準画像とを比較することで床面設置物を検出し、
床面設置物を検出すると、撮像画像上で床面設置物が存在する位置を示す存在位置情報を物品配送装置に送信する。
制御部は、配送管理サーバから存在位置情報を受信すると、存在位置情報に基づいて、撮像画像に含まれる床面設置物を特定し、特定した床面設置物に向かって飛行して床面設置物に着陸するように、動力部を制御する。
本発明の物品配送装置は、目的地までの距離が所定距離である所定近傍位置に到達したときに、目的地に配置された一意の図柄を有する床面設置物を検出し、床面設置物に向かって飛行して床面設置物に着陸することができる。そのため、物品を空輸により目的地に適切に配送することができる。
実施の形態1における物品配送装置を有する物品配送システムの構成図である。 物品配送装置の構成を示すブロック図である。 物品配送装置のROMに記憶された内容を示す図である。 配送管理サーバの構成を示すブロック図である。 配送管理サーバのHDDに記憶された内容を示す図である。 顧客情報データベースに記録されているデータの一例を説明した図である。 顧客の出入口にマットが配置されている状況の一例を示した図である。 物品配送装置の動作を説明したフローチャートである。 実施の形態2における物品配送装置の動作を説明したフローチャートである。 実施の形態2における配送管理サーバの動作を説明したフローチャートである。
本発明の実施形態に係る情報システムについて図面を参照して説明する。
(本発明の背景)
マルチコプタ等を利用して空輸により目的地に物品の配送を行う場合には、目的地の中の適切な場所、例えば顧客の建物の出入口等の前にマルチコプタを着陸させる必要がある。しかし、カメラで撮像された撮像画像から対象の顧客の建物の出入口等の場所を適切に認識することは困難である。特に、建物が密集している地域においては、対象の顧客の建物の出入口を特定することは、非常に困難であった。本発明は、このような場合においても、適切に顧客の建物の出入口等の場所を認識することで、目的地の中の適切な場所にマルチコプタを着陸させて、物品を配送することができるようにすることを課題とする。
(実施の形態1)
1.構成
図1は、本発明の実施の形態1における物品配送装置を有する物品配送システムの構成図である。
本実施形態の物品情報システムは、物品を空輸により目的地に配送するシステムである。配送センタは、目的地(顧客)に物品を配送するための拠点であり、多数の物品が収容される倉庫等を有するとともに、複数の物品配送装置10や、配送管理サーバ30が配備されている。物品配送装置10は、物品を、配送センタから目的地に空輸により配送する。目的地にはそれぞれ、目的地毎に異なる一意の図柄を有するマット(床面設置物の一例)が配置されており、物品配送装置10は、目的地に対応するマットを上空で撮像した撮像画像に基づいて検出して、当該マットに物品を載置した後、配送センタに帰還する。なお、以下では、目的地が顧客の建物であり、顧客の建物等の出入口の前にそれぞれ、顧客毎に異なる一意の図柄を有するマットが配置される場合について説明する。
1−1.物品配送装置の構成
図2は、物品配送装置10の構成を示すブロック図である。
物品配送装置100は、マルチコプタをベースとして構成されており、複数の回転翼とこれらの回転翼を独立して駆動する複数のモータ(駆動部)とを含む動力部21を有する。また、物品配送装置100は、物品を把持するアームとアームを駆動するアーム駆動部とを含む物品把持部22を有する。
また、物品配送装置10は、中央演算処理装置11(以後「CPU11」という)、不揮発性メモリ12(以後「ROM12」という)、揮発性メモリ13(以後「RAM13」という)、通信部14、表示部15、操作部16、位置情報取得部17、カメラ18を備える。
CPU11は、演算処理を行う。
ROM12は、種々のプログラムやデータを記憶する。
RAM13は、CPU11がプログラムを実行する際、プログラムやデータ等を一時的に記憶する。
通信部14は、配送管理サーバ30との間で通信を行うためのインタフェースである。通信部14は、所定の通信規格にしたがった通信を行うことができる。通信部14は、CPU11から入力された信号を所定の通信規格の信号に変換して送信する。また、通信部14は、受信した信号をCPU11で利用可能な形式の信号に変換してCPU11に出力する。所定の通信規格は、W−CDMA、LTE、Wimax等の無線通信規格、種々の無線LANの通信規格、Eternet(登録商標)等の有線LANの通信規格等どのようなものでもよい。
表示部15は、CPU11から出力される表示用の画像データに基づく画像を表示する。表示部15は、例えば液晶ディスプレイパネルや有機ELディスプレイパネルである。表示部15は、例えば、物品配送装置10を操作するための操作画面や物品配送装置10の諸設定を行うための設定画面等を表示する。
操作部16は、複数の操作ボタンを有する。操作部16は、タッチパネルを利用して構成されてもよい。この場合、タッチパネルは、表示部15の表示面に重ねて設けられ、ユーザによりタッチされた位置に関する信号を出力し、CPU11は、その信号等も加味して制御を行うする。
位置情報取得部17は、現在地の位置情報を取得する。位置情報取得部17は、例えば、GPS受信機により構成され、現在地の位置情報として、現在地の緯度及び経度を示す情報を出力する。
カメラ18は、被写体を撮像して撮像した画像の画像データを生成する。
図3は、物品配送装置10のROM12に記憶された内容を示す図である。
ROM12には、オペレーティングシステム51(以後、適宜「OS51」という)やアプリケーションプログラム52等のデータ、及び種々のデータ53が記憶されている。CPU11は、OS51及びアプリケーションプログラム52に基づいて、種々のデータ53を利用して演算処理を実行することにより、物品配送装置10における各種の機能を実現する。
1−2.配送管理サーバの構成
図4は、配送管理サーバ30の構成を示すブロック図である。
配送管理サーバ30は、中央演算処理装置31(以後「CPU31」という)、ハードディスクドライブ32(以後「HDD32」という)、揮発性メモリ33(以後「RAM33」という)、及び通信部34を備える。
CPU31は、演算処理を行う。
HDD32は、種々のプログラムやデータを記憶する。なお、HDD32に代えて、ソリッドステートドライブ(SSD)を設けてもよい。
RAM33は、CPU31がプログラムを実行する際、プログラムやデータ等を一時的に記憶する。
通信部34は、物品配送装置10との間で通信を行うためのインタフェースである。通信部34は、所定の通信規格にしたがった通信を行うことができる。通信部34は、CPU31から入力された信号を所定の通信規格の信号に変換して送信する。また、通信部34は、受信した信号をCPU31で利用可能な形式の信号に変換してCPU31に出力する。所定の通信規格は、W−CDMA、LTE、Wimax等の無線通信規格、種々の無線LAN等の通信規格等どのようなものでもよい。
図5は、配送管理サーバ30のHDD32に記憶されているデータ等の内容を示す図である。
HDD32には、オペレーティングシステム61(以下、適宜「OS61」という)やアプリケーションプログラム62等のプログラム、種々のデータ63、顧客情報データベース64(以下「顧客情報DB64」という)、及び基準画像データベース65(以下「基準画像DB65」という)が記憶されている。CPU31は、OS61及びアプリケーションプログラム62に基づいて、種々のデータ63、顧客情報DB64、基準画像DB65を利用して演算処理を実行することにより、配送管理サーバ30における各種の機能を実現する。
図6は、顧客情報DB64に記録されているデータの一例を説明した図である。顧客情報DB64には、顧客番号に対応付けて、位置情報と、基準画像データ名とが記録されている。
位置情報は、顧客の建物の例えば中心位置を示す緯度/経度の情報である。なお、顧客の建物の出入口の緯度/経度であってもよい。
基準画像データ名は、顧客の建物の出入口に配置されたマットの基準画像データを格納したファイルのファイル名である。1つの顧客について、基準画像データ名は、複数登録されている。1つの顧客についての上記複数の基準画像データの各々が示す基準画像は、同一のマットを互いに異なる複数の方向から撮像することで得られた画像である。例えば、1つの顧客について、同一のマットを60度間隔で互いに異なる方向から撮像することで得られた6枚の基準画像についての同数の基準画像データが記録されている。1つの顧客について、このように複数の基準画像を登録しておくのは、物品配送装置10が目的地に向かう途中で上空からマットを検出する際に、目的地においてマットがどのような方向に向けて配置されているかわからないためであり、これに対処するため、同一のマットを互いに異なる方向から撮像することで得られた複数の基準画像の基準画像データを記録している。これにより、物品配送装置10がマットに対してどのような方向から接近した場合でも、一定のマット検出精度を得ることができる。
図7は、顧客の建物の出入口にマットが配置されている状況の一例を示した図である。図7に示すように、マットMtは、建物の出入口Drの前に配置される。マットMtは、顧客毎に異なる一意の図柄を有する。図7に示すマットMtの例では、「Ms ドーナッツ」という文字と「◎ ◎ ◎」という記号がマットMtの上面に描かれている。
ここで、住宅密集地や繁華街では、例えば複数の顧客が5m程度の離間距離で存在する場合、つまり近接して存在する場合がある。一方、GPS受信機で検出した緯度/経度には、十数メートル程度の誤差が存在する。マットの図柄が顧客によらず同一であると、異なる顧客のマットを検出して、物品を異なる顧客に配送してしまう虞がある。これを防止するため、マットの図柄を顧客により異なる一意の図柄としている。
2.動作
物品配送装置10の動作について説明する。
図8は、物品配送装置10の動作の一例を説明したフローチャートである。なお、物品配送装置10の物品把持部22への物品の把持は完了しているものとする。
CPU11は、顧客の建物(目的地)の位置情報と基準画像データを配送管理サーバ30から送信させるためのデータ送信要求操作が操作部16に対してあったか否かを判断する(S11)。以下では、顧客の建物(目的地)の位置情報を、単に顧客の位置情報という場合がある。
操作があった場合(S11でYES)、CPU11は、配送管理サーバ30に、顧客の建物(目的地)の位置情報と基準画像データの送信を要求する送信指令を出力する(S12)。
CPU11は、配送管理サーバ30から顧客の建物(目的地)の位置情報と基準画像データを受信すると(S13)、受信した顧客の建物(目的地)の位置情報と基準画像データをRAM13に記憶させる(S14)。
CPU11は、配送開始のための操作が操作部16に対してあったか否かを判断する(S15)。
配送開始のための操作が操作部16に対してあった場合(S15でYES)、CPU11は、動力部21に駆動指令を出力し、顧客の建物(目的地)の位置情報と、位置情報取得部17で取得された位置情報とに基づいて、顧客の建物(目的地)までの距離が所定距離である所定近傍位置まで飛行するように動力部21を制御する(S16)。所定近傍位置に到達したか否かの判断は、バックグラウンドで実行される。なお、物品配送装置10から顧客の建物(目的地)までの距離は、位置情報取得部17で取得された物品配送装置10の現在位置の位置情報(緯度、経度)と、顧客の建物(目的地)の位置情報(緯度、経度)とに基づいて、公知の方法に基づいて演算により求めることができる。所定距離は、マットの図柄に基づく後述する一致判定を行うことが可能な程度の精細度を有する画像をカメラ18で撮像することが可能な程度の距離である。所定距離は、カメラ18で撮像して得られる撮像画像の解像度に応じて適宜に設定すればよい。
所定距離である所定近傍位置まで飛行すると、CPU11は、カメラ18に顧客の建物(目的地)方向の画像を撮像させる(S17)。
CPU11は、撮像画像と複数の基準画像の各々とのマッチング処理(比較処理)を行ってそれぞれについて一致度を示す値を求める(S18)。
CPU11は、少なくとも1つの基準画像との間で一致度を示す値が一定値以上であるか、つまり撮像画像中に顧客のマットが存在するか否かを判断する(S19)。
撮像画像中に顧客のマットが存在しない場合(S19でNO)、存在しないと判断した回数が所定回数に達したか否かを判断する(S20)。
所定回数に達していないと判断した場合(S20でNO)、CPU11は、ステップS17に戻り、再度、カメラ18に顧客の建物(目的地)方向の画像を撮像させる。なお、このとき、顧客の建物(目的地)の位置を中心として所定角度旋回移動した後、画像を撮像させるようにしてもよい。これにより、例えば前回の撮像ではマットが建物の陰になっていたような場合でも、今回の撮像ではマットが撮像される可能性がある。また、前回の撮像では撮像画像中のマットが小さいためにマットを検出できなかったような場合でも、今回の撮像では撮像画像中のマットが大きくなりマットを検出できる可能性がある。なお、その場合でもマットを検出できない場合は、さらに上記の所定角度旋回移動した後、画像を撮像して、マットの検出を試みる。この場合においても、マットを認識できない場合は、顧客の建物(目的地)を中心として最終的に360度旋回するまでステップS17,S18,S19の処理を所定回数繰り返す。所定角度が例えば60度である場合、ステップS17,S18,S19の処理を6回繰り返すこととなる。
CPU11は、存在しないと判断した回数が所定回数に達したと判断した場合(S20でYES)、つまりステップS17,S18,S19の処理を所定回数繰り返しても撮像画像中に顧客のマットが存在すると判断できなかった場合、配送センタの位置情報と、位置情報取得部17で取得された位置情報とに基づいて、物品配送装置10を配送センタに帰還飛行させて配送センタに着陸させるように、動力部21を制御する(S23)。顧客の建物(目的地)を中心として360度旋回飛行してもマットを検出できない場合、例えば、顧客がマットを出入口前に出していなかった可能性がある。そのため、物品配送装置10を配送センタに帰還飛行させる。配送センタの位置情報(緯度/経度)のデータは、ROM12に予め格納されている。なお、ステップS12、S13の処理において、配送センタの位置情報(緯度/経度)のデータをあわせて取得するようにしてもよい。
上記ステップS19で、撮像画像中に顧客のマットが存在すると判断した場合(S19でYES)、CPU11は、画像を一定周期で撮像し、撮像画像(カメラ画像)に対してマットの検出を繰り返すことで、検出したマットに向かって物品配送装置10が飛行するように、かつマットに着陸するように動力部21を制御する(S21)。一定周期は、例えば動画撮影におけるフレームレートに応じた周期としてもよい。
物品配送装置10をマット上に着陸させると、CPU11は、物品をマット上に載置(リリース)するように、物品把持部22を制御する(S22)。
物品をマット上に載置(リリース)すると、CPU11は、物品配送装置10を、配送センタの位置情報と、位置情報取得部17で取得された位置情報とに基づいて、配送センタに帰還飛行させて配送センタに着陸させるように、動力部21を制御する(S23)
(実施の形態2)
実施の形態1では、マットの検出処理は物品配送装置10で行われるが、配送管理サーバ30で行われてもよい。この場合の物品配送装置10及び配送管理サーバ30の動作について説明する。
図9は、実施の形態2における物品配送装置10のCPU11の動作の一例を説明したフローチャートである。実施の形態2では、実施の形態1の図8のフローチャートのステップS18,S19,S20に代えて、ステップS24,S25,S26が設けられている。
すなわち、実施の形態2では、ステップS17でカメラ18に顧客の建物(目的地)方向の画像を撮像させた後(S17)、CPU11は、撮像画像を配送管理サーバ30に送信する(S24)。
CPU11は、撮像画像上でのマット位置の情報と再撮像要求とのいずれかを受信したか否かを判断する(S25)。
マット位置の情報を受信した場合、CPU11は、実施の形態1同様に、一定周期で画像を撮像し、撮像画像(カメラ画像)に対してマットの検出を繰り返すことで、検出したマットに向かって物品配送装置10が飛行するように、かつマットに着陸するように動力部21を制御する(S21)。
一方、再撮像要求を受信した場合、CPU11は、再撮像要求が所定回数に達したか否かを判断する(S26)。
再撮像要求が所定回数に達していない場合(S26でNO)、CPU11は、ステップS17を実行する。
再撮像要求が所定回数に達した場合、CPU11は、物品配送装置10を、配送センタの位置情報と、位置情報取得部17で取得された位置情報とに基づいて、配送センタに帰還飛行させて配送センタに着陸させるように、動力部21を制御する(S23)。
図10は、実施の形態2における配送管理サーバ30の動作を説明したフローチャートである。
配送管理サーバ30のCPU31は、物品配送装置10から撮像画像を受信したから否かを判断する(S51)。
物品配送装置10から撮像画像を受信していない場合(S51でNO)、配送管理サーバ30のCPU31は、ステップS51を再度実行する。
物品配送装置10から撮像画像を受信した場合(S51でYES)、配送管理サーバ30のCPU31は、撮像画像と複数の基準画像の各々とのマッチング処理(比較処理)を行ってそれぞれについて一致度を示す値を求める(S52)。
CPU11は、少なくとも1つの基準画像との間で一致度を示す値が一定値以上であるか、つまり撮像画像中に顧客のマットが存在するか否かを判断する(S53)。この処理では、実施形態1におけるステップS19と同一の処理が行われる。
撮像画像中に顧客のマットが存在しない場合(S53でNO)、配送管理サーバ30のCPU31は、再撮像要求を物品配送装置10に送信する(S56)。
上記ステップS53で、撮像画像中に顧客のマットが存在すると判断した場合(S53でYES)、配送管理サーバ30のCPU31は、撮像画像上でマットが存在する位置の情報を物品配送装置10に送信する(S54)。撮像画像上でマットが存在する位置の情報とは、例えば、撮像画像中でマットと認識された部分の中心位置のX方向及びY方向での座標または撮像画像の左端及び上端からのピクセル数である。
(実施形態についてのまとめ)
(1)実施形態1において、物品を目的地に配送する物品配送装置10が提供される。
物品配送装置10は、
複数の回転翼及び複数の回転翼を駆動する駆動部を含む動力部21と、
現在地の位置情報を取得する位置情報取得部17(現在地情報取得部)と、
画像を撮像するカメラ18(撮像部)と、
CPU11(制御部)と、を備える。
CPU11(制御部)は、
目的地に配置された一意の図柄を有するマット(床面設置物)の基準画像と、目的地の位置情報とを入力し、
入力した目的地に配置された一意の図柄を有するマット(床面設置物)の基準画像と、目的地の位置情報とを入力し、
入力した目的地の位置情報と現在地の位置情報とに基づいて目的地に飛行するように動力部21を制御し、
目的地までの距離が所定距離である所定近傍位置に到達したときに、カメラ18(撮像部)に目的地近傍の画像の撮像を開始させ、撮像画像と基準画像とを比較することでマット(床面設置物)を検出し、
マット(床面設置物)を検出すると、マット(床面設置物)に向かって飛行してマット(床面設置物)に着陸するように、動力部21を制御する。
これにより、物品配送装置10は、目的地までの距離が所定距離である所定近傍位置に到達したときに、目的地に配置された一意の図柄を有するマット(床面設置物)を検出し、マット(床面設置物)に向かって飛行してマット(床面設置物)に着陸することができる。そのため、物品を空輸により目的地に適切に配送することができる。
(2)実施形態1の物品配送装置10は、
配送管理サーバ30と通信を行う通信部14をさらに備える。
CPU11(制御部)は、基準画像及び目的地の位置情報を、通信部14を介して配送管理サーバ30から入力する。
これにより、物品配送装置10は、基準画像及び目的地の位置情報を配送管理サーバ30から取得することができる。
(3)実施形態1において、
目的地は顧客の建物であり、
マット(床面設置物)は、顧客の建物の出入口に配置される。
これにより、顧客の建物の出入口に物品を適切に配送できる。
(4)実施の形態2において、配送管理サーバ30と、配送管理サーバ30との間で通信を行ないつつ、物品を目的地に配送する物品配送装置10と、を有する物品配送システムが提供される。
物品配送装置10は、
複数の回転翼及び複数の回転翼を駆動する駆動部を含む動力部21と、
現在地の位置情報を取得する位置情報取得部17(現在地情報取得部)と、
画像を撮像するカメラ18(撮像部)と、
配送管理サーバ30と通信を行う通信部14と、
CPU11(制御部)と、を備える。
CPU11(制御部)は、
目的地の位置情報を入力し、
入力した目的地の位置情報と現在地の位置情報とに基づいて目的地に飛行するように動力部21を制御し、
当該物品配送装置10が、目的地までの距離が所定距離である所定近傍位置に到達したときに、カメラ18(撮像部)により目的地近傍の画像の撮像を開始し、撮像画像を通信部14により配送管理サーバ30に送信する。
配送管理サーバ30は、
物品配送装置10から受信した撮像画像と基準画像とを比較することでマット(床面設置物)を検出し、
マット(床面設置物)を検出すると、撮像画像上でマット(床面設置物)が存在する位置を示す存在位置情報を物品配送装置10に送信する。
CPU11(制御部)は、配送管理サーバ30から存在位置情報を受信すると、存在位置情報に基づいて、撮像画像に含まれるマット(床面設置物)を特定し、特定したマット(床面設置物)に向かって飛行してマット(床面設置物)に着陸するように、動力部21を制御する。
これにより、物品配送装置10側では、撮像画像と基準画像とを比較することでマット(床面設置物)を検出する処理が不要となり、物品配送装置10の構成を簡素化できる。
(その他の実施形態)
前記各実施形態では、床面設置物の一例としてマットを示した。しかし、床面設置物は、床面に設置される一意の図柄を有するものであればどのようなものでもよい。
前記各実施形態では、物品配送装置10はマルチコプタをベースとして構成され、CPU11、ROM12、RAM13等により統合的に制御を行っている。しかし、物品配送装置10は、一般的なマルチコプタと、情報通信端末とを組み合わせて構成し、マルチコプタにおける制御部と情報通信端末における制御部との間で適宜に信号の授受を行うことで、上述した制御動作を分担するようにしてもよい。
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 通信部
15 表示部
16 操作部
17 位置情報取得部
18 カメラ
21 動力部
22 物品把持部
30 配送管理サーバ
31 CPU
32 HDD
33 RAM
34 通信部
51 OS
52 アプリケーションプログラム
53 データ
61 OS
62 アプリケーションプログラム
63 データ
64 顧客情報DB
65 基準画像DB
Mt,M1,M2,M3,…,Mn マット

Claims (4)

  1. 物品を空輸により目的地に配送する物品配送装置であって、
    複数の回転翼及び前記複数の回転翼を駆動する駆動部を含む動力部と、
    現在地の位置情報を取得する現在地情報取得部と、
    画像を撮像する撮像部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    目的地に配置された一意の図柄を有する床面設置物の基準画像と、目的地の位置情報とを入力し、
    入力した目的地の位置情報と現在地の位置情報とに基づいて目的地に飛行するように前記動力部を制御し、
    当該物品配送装置が、前記目的地までの距離が所定距離である所定近傍位置に到達したときに、前記撮像部に前記目的地近傍の画像の撮像を開始させ、撮像画像と前記基準画像とを比較することで前記床面設置物を検出し、
    前記床面設置物を検出すると、検出した床面設置物に向かって飛行して前記床面設置物に着陸するように、前記動力部を制御する、
    物品配送装置。
  2. 配送管理サーバと通信を行う通信部をさらに備え、
    前記制御部は、前記基準画像及び前記目的地の位置情報を、前記通信部を介して前記配送管理サーバから入力する、
    請求項1に記載の物品配送装置。
  3. 前記目的地は顧客の建物であり、
    前記床面設置物は、前記顧客の建物の出入口に配置される、
    請求項1または2に記載の物品配送装置。
  4. 情報を提供する配送管理サーバと、前記配送管理サーバとの間で通信を行ないつつ、物品を目的地に配送する物品配送装置と、を有する物品配送システムであって、
    前記物品配送装置は、
    複数の回転翼及び前記複数の回転翼を駆動する駆動部を含む動力部と、
    現在地の位置情報を取得する現在地情報取得部と、
    画像を撮像する撮像部と、
    前記配送管理サーバと通信を行う通信部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    目的地の位置情報を入力し、
    入力した目的地の位置情報と現在地の位置情報とに基づいて目的地に飛行するように前記動力部を制御し、
    当該物品配送装置が、前記目的地までの距離が所定距離である所定近傍位置に到達したときに、前記撮像部により前記目的地近傍の画像の撮像を開始し、撮像画像を前記通信部により前記配送管理サーバに送信し、
    前記配送管理サーバは、
    前記物品配送装置から受信した撮像画像と前記基準画像とを比較することで前記床面設置物を検出し、
    前記床面設置物を検出すると、前記撮像画像上で前記床面設置物が存在する位置を示す存在位置情報を前記物品配送装置に送信し、
    前記制御部は、前記配送管理サーバから前記存在位置情報を受信すると、前記存在位置情報に基づいて、前記撮像画像に含まれる前記床面設置物を特定し、特定した床面設置物に向かって飛行して前記床面設置物に着陸するように、前記動力部を制御する、
    物品配送システム。
JP2017075083A 2017-04-05 2017-04-05 物品配送装置、物品配送システム Pending JP2018180670A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017075083A JP2018180670A (ja) 2017-04-05 2017-04-05 物品配送装置、物品配送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017075083A JP2018180670A (ja) 2017-04-05 2017-04-05 物品配送装置、物品配送システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018180670A true JP2018180670A (ja) 2018-11-15

Family

ID=64276697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017075083A Pending JP2018180670A (ja) 2017-04-05 2017-04-05 物品配送装置、物品配送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018180670A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023162486A1 (ja) * 2022-02-25 2023-08-31 株式会社Jvcケンウッド 配送用ドローンおよび配送方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015168573A1 (en) * 2014-05-02 2015-11-05 Google Inc. Machine-readable delivery platform for automated package delivery
WO2016039882A1 (en) * 2014-09-08 2016-03-17 Qualcomm Incorporated Methods, systems and devices for delivery drone security
KR20160035290A (ko) * 2014-09-23 2016-03-31 경희대학교 산학협력단 2차원 코드 인식률 향상 방법, 서버 및 컴퓨터 프로그램
JP2017058937A (ja) * 2015-09-16 2017-03-23 株式会社デンソーウェーブ 飛行配送システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015168573A1 (en) * 2014-05-02 2015-11-05 Google Inc. Machine-readable delivery platform for automated package delivery
WO2016039882A1 (en) * 2014-09-08 2016-03-17 Qualcomm Incorporated Methods, systems and devices for delivery drone security
KR20160035290A (ko) * 2014-09-23 2016-03-31 경희대학교 산학협력단 2차원 코드 인식률 향상 방법, 서버 및 컴퓨터 프로그램
JP2017058937A (ja) * 2015-09-16 2017-03-23 株式会社デンソーウェーブ 飛行配送システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023162486A1 (ja) * 2022-02-25 2023-08-31 株式会社Jvcケンウッド 配送用ドローンおよび配送方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107924636B (zh) 移动体识别系统及识别方法
US11475390B2 (en) Logistics system, package delivery method, and program
US20130211718A1 (en) Apparatus and method for providing indoor navigation service
US20160044467A1 (en) Method for improving the accuracy of an indoor positioning system with crowdsourced fingerprints
US10433119B2 (en) Position determination device, position determining method, and storage medium
WO2015166337A2 (en) Augmented reality based management of a representation of a smart environment
JP6635996B2 (ja) 自律走行装置、自律走行システム及びプログラム
US10453216B1 (en) Automatic camera configuration using a fiducial marker
EP3073726B1 (en) Method for configuring a camera
JP2015131713A (ja) 管理システム、飛行制御方法、飛行制御プログラム及び記録媒体
KR101959366B1 (ko) 무인기와 무선단말기 간의 상호 인식 방법
JP2017163511A (ja) 生体探索システム
KR20210018455A (ko) 무인 반송차의 제어 방법, 제어 장치 및 기억 매체
JP2013191059A (ja) 迷子通知案内システム、迷子通知案内方法、目撃情報配信サーバ、及び、プログラム
JP7001711B2 (ja) カメラ撮影画像を用いる位置情報システム、及びそれに用いるカメラ付き情報機器
JP2018180670A (ja) 物品配送装置、物品配送システム
KR20120033146A (ko) 스마트폰을 이용한 주차 위치 확인 방법
JP2015035022A (ja) 地図情報取得プログラム、地図情報取得方法及び地図情報取得装置
JP2010098550A (ja) カメラ管理装置およびカメラ管理方法
WO2015107623A1 (ja) 管理システム及び位置特定方法
JP6779315B2 (ja) 判別装置、判別システム、判別方法及びプログラム
JP2010224872A (ja) 表示端末装置、表示制御装置、ポインタ表示制御方法、ポインタ表示制御プログラム
US10735902B1 (en) Method and computer program for taking action based on determined movement path of mobile devices
JP2019139642A (ja) 位置検出装置、位置検出システム、及び位置検出方法
KR101535890B1 (ko) 텍스트 인식을 이용한 영상 감시 방법 및 그 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210323

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211012