JP2015131713A - 管理システム、飛行制御方法、飛行制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】新たな設備工事の規模を極小化しつつ、簡易に、車両等の対象物の位置の特定を精度良く行ったり、対象物の特徴情報の取得を行ったりする。【解決手段】屋内を飛行可能な無人飛行体100に搭載された位置関連情報取得部が、建屋BLD1の屋内における車両の位置を特定するための飛行経路に沿った無人飛行体100の飛行中に、車両の位置に関連する情報を取得する。そして、取得された情報に基づいて、車両位置特定部が、建屋BLD1の屋内における車両の位置を特定する。この後、無人飛行体100に搭載された特徴情報取得部が、車両位置の特定結果に基づいて算出された車両それぞれの特徴を特定するための飛行経路に沿った無人飛行体100の飛行中に、個々の車両の特徴情報を取得する。そして、取得された特徴情報を、特定された車両の位置と関連付けることにより、個々の車両の特徴情報を特定する。【選択図】 図1
Description
本発明は、管理システム、飛行制御方法及び飛行制御プログラム、並びに、当該飛行制御プログラムが記録された記録媒体に関する。
従来から車両位置の特定に際して、GPS(Global Positioning System)衛星からの電波の受信結果に基づいて行われるGPS測位や加速度センサ、ジャイロセンサ、車輪回転数、車輪角度等を用いるオドメトリ測位が、一般的に行われてきた。しかしながら、倉庫内、立体駐車場内、船倉内等の屋内(完全な閉空間となっている場合以外に、上部が閉じている又は上部が実質的に閉じており、GPS衛星からの電波を受信できない空間となっている場合も含む:以下、「倉庫内等」ともいう)に駐車中の車両の位置については、GPS測位を行うことができない。
また、車両ごとに配置された加速度センサ、ジャイロセンサ等を用いるオドメトリ測位を用いれば、屋内における車両位置を特定することができるが、車両位置を精度良く特定するには、オフセットが微小なセンサを使用することが必要となる。こうしたセンサは非常に高価であり、車両ごとに配置する構成を採用することは現実的ではない。
さらに、車両毎の車輪回転数、車輪角度等を用いるオドメトリ測位の結果を車両のECU(Electronic Control Unit)からの情報として取得できなくはない。しかしながら、完成車(新車)の場合には手を加えることができないため、全ての完成車のECUから測位情報を取得することは容易ではない。また、後付けでセンサを取り付けることで車両位置の情報を取得できるが、完成車に傷を付けることなく取り付ける方法は容易ではなく、出来たとしても、センサとしては非常に高価であり、車両ごとに配置する構成を採用することは現実的ではない。
こうした困難性を伴う屋内における車両位置の高精度の特定に際して適用可能な技術として、屋内の高所からの撮像画像を解析して車両位置を特定する技術がある(特許文献1,2参照:以下、「従来例」という)。こうした従来例の技術では、支柱の先端部や天井に撮像デバイス、及び、必要に応じて照明装置を配置する。そして、撮像デバイスによる撮像画像の解析処理を行って、車両位置を特定するようになっている。
上述した従来例の技術では、新たに支柱を立てる等の工事をした後、支柱の先端にカメラ等の撮像デバイスを配置することが必要となる。このため、使用中の倉庫内等の場合には、新たな設備工事が必要となる。かかる新たな設備工事を行う際には、当該倉庫内等の使用を一時停止する、又は、使用の制限を行うことが必要であった。
また、屋内における車両等の対象物の位置特定のために従来例の技術を適用する場合、一般に天井の高さに制限があるため、全床面を俯瞰できる適当な支柱の設置が困難であった。また、天井が低く、かつ、床面積が広い屋内全面を撮像しようとすると、多数のカメラを配置する必要があるので、対象物の位置の特定のため構成が簡易なものとはならず、設備工事も大規模とならざるを得なかった。
また、屋内の対象物を管理する際には、対象物の位置の精度の良い特定や、対象物の特徴情報の取得が行えることが望ましい。こうした場合には、単に、対象物の位置を大まかに特定する場合と比べて、更に大規模な設備を行うことが必要となる。
このため、新たな設備工事をせずに、又は、新たな設備工事の規模を極小化しつつ、簡易に、車両等の対象物の位置の特定を精度良く行ったり、対象物の特徴情報の取得を行ったりすることができる技術が望まれている。かかる要請に応えることが、本発明が解決すべき課題の一つとして挙げられる。
請求項1に記載の発明は、屋内を飛行可能な無人飛行体と;前記無人飛行体に搭載され、前記屋内に存在する所定の対象物の位置に関連する情報を前記無人飛行体の飛行中に取得する位置関連情報取得部と;前記位置関連情報取得部により取得された情報に基づいて、前記屋内における前記対象物の位置を特定する位置特定部と;前記無人飛行体に搭載され、前記対象物の特徴情報を取得する特徴情報取得部と;前記位置特定部により特定された前記対象物の位置と、前記特徴情報取得部により取得された前記対象物の特徴情報とを関連付ける特徴特定部と;前記位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の前回の取得の場合よりも前記対象物に近い距離で、前記位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の新たな取得、又は、前記特徴情報取得部による前記対象物の特徴情報の取得が行われるように前記無人飛行体の飛行を制御する制御部と;を備えることを特徴とする管理システムである。
請求項7に記載の発明は、屋内を飛行可能な無人飛行体と;前記無人飛行体に搭載され、前記屋内に存在する所定の対象物の位置に関連する情報を前記無人飛行体の飛行中に取得する第1位置関連情報取得部と;前記屋内に配置され、前記所定の対象物の位置に関連する情報を取得する第2位置関連情報取得部と;前記第1位置関連情報取得部により取得された情報、及び、前記第2位置関連情報取得部により取得された情報のそれぞれに基づいて、前記屋内における前記対象物の位置を特定する位置特定部と;前記無人飛行体に搭載され、前記対象物の特徴情報を取得する特徴情報取得部と;前記位置特定部により特定された前記対象物の位置と、前記特徴情報取得部により取得された前記対象物の特徴情報とを関連付ける特徴特定部と;前記第2位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の取得の場合よりも前記対象物に近い距離で、前記第2位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の取得後に、前記第1位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の取得、又は、前記特徴情報取得部による前記対象物の特徴情報の取得が行われるように前記無人飛行体の飛行を制御する制御部と;を備えることを特徴とする管理システムである。
請求項8に記載の発明は、屋内を飛行可能な無人飛行体と;前記無人飛行体に搭載され、前記屋内に存在する所定の対象物の位置に関連する情報を前記無人飛行体の飛行中に取得する位置関連情報取得部と;前記位置関連情報取得部により取得された情報に基づいて、前記屋内における前記対象物の位置を特定する位置特定部と;前記無人飛行体に搭載され、前記対象物の特徴情報を取得する特徴情報取得部と;前記位置特定部により特定された前記対象物の位置と、前記特徴情報取得部により取得された前記対象物の特徴情報とを関連付ける特徴特定部と;を備える管理システムにおいて使用される前記無人飛行体の飛行制御方法であって、前記位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の取得が行われるように前記無人飛行体の飛行を制御する第1飛行制御工程と;前記第1飛行制御工程における前記位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の前回の取得の場合よりも前記対象物に近い距離で、前記位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の新たな取得、又は、前記特徴情報取得部による前記対象物の特徴情報の取得が行われるように前記無人飛行体の飛行を制御する第2飛行制御工程と;を備えることを特徴とする飛行制御方法である。
請求項9に記載の発明は、屋内を飛行可能な無人飛行体と;前記無人飛行体に搭載され、前記屋内に存在する所定の対象物の位置に関連する情報を前記無人飛行体の飛行中に取得する第1位置関連情報取得部と;前記屋内に配置され、前記所定の対象物の位置に関連する情報を取得する第2位置関連情報取得部と;前記第1位置関連情報取得部により取得された情報及び前記第2位置関連情報取得部により取得された情報のそれぞれに基づいて、前記屋内における前記対象物の位置を特定する位置特定部と;前記無人飛行体に搭載され、前記対象物の特徴情報を取得する特徴情報取得部と;前記位置特定部により特定された前記対象物の位置と、前記特徴情報取得部により取得された前記対象物の特徴情報とを関連付ける特徴特定部と;を備える管理システムにおいて使用される前記無人飛行体の飛行制御方法において、前記第2位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の取得の場合よりも前記対象物に近い距離で、前記第2位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の取得後に、前記第1位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の取得、又は、前記特徴情報取得部による前記対象物の特徴情報の取得が行われるように前記無人飛行体の飛行を制御する飛行制御工程を備えることを特徴とする飛行制御方法である。
請求項10に記載の発明は、管理システムが有するコンピュータに、請求項8に記載の飛行制御方法を実行させる、ことを特徴とする飛行制御プログラムである。
請求項11に記載の発明は、管理システムが有するコンピュータに、請求項9に記載の飛行制御方法を実行させる、ことを特徴とする飛行制御プログラムである。
請求項12に記載の発明は、管理システムが有するコンピュータにより読み取り可能に、請求項10に記載の飛行制御プログラムが記録されている、ことを特徴とする記録媒体である。
請求項13に記載の発明は、管理システムが有するコンピュータにより読み取り可能に、請求項11に記載の飛行制御プログラムが記録されている、ことを特徴とする記録媒体である。
以下、本発明の実施形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面においては、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
<構成>
図1には、第1実施形態に係る管理システム500Aの構成が、ブロック図にて示されている。この管理システム500Aは、建屋BLD1の屋内に駐車している車両CR1,CR2,CR3,…の管理を行うシステムとなっている。第1実施形態では、車両CRj(j=1,2,3,…)には、車両CRjの車種、メーカー、色、電装品仕様、内装及び外装の仕様、オプションパーツの有無等の車両CRjに固有の特徴を示す特徴情報がQRコード(登録商標)化されて表された特徴情報シートQRjが貼付されている。なお、当該特徴情報の内容は、建屋BLD1の屋内における車両の管理の観点から予め定められる。
図1には、第1実施形態に係る管理システム500Aの構成が、ブロック図にて示されている。この管理システム500Aは、建屋BLD1の屋内に駐車している車両CR1,CR2,CR3,…の管理を行うシステムとなっている。第1実施形態では、車両CRj(j=1,2,3,…)には、車両CRjの車種、メーカー、色、電装品仕様、内装及び外装の仕様、オプションパーツの有無等の車両CRjに固有の特徴を示す特徴情報がQRコード(登録商標)化されて表された特徴情報シートQRjが貼付されている。なお、当該特徴情報の内容は、建屋BLD1の屋内における車両の管理の観点から予め定められる。
図1に示されるように、管理システム500Aは、無人飛行体100と、飛行体搭載装置200と、中継装置300と、処理制御装置400Aとを備えている。ここで、無人飛行体100、飛行体搭載装置200及び中継装置300は、建屋BLD1内に配置される。また、第1実施形態では、処理制御装置400Aは、建屋BLD1とは異なる建屋BLD2内に配置されている。
上記の無人飛行体100は、第1実施形態では、複数のプロペラを備えている。この無人飛行体100に対しては、処理制御装置400Aにより、飛行速度、飛行経路等の遠隔制御が可能となっている。なお、建屋BLD1内には、無人飛行体100のための充電設備が用意された飛行基地BSが設置されており、無人飛行体100は、飛行基地BSにおいて充電が可能となっている。
上記の飛行体搭載装置200は、無人飛行体100に搭載される。この飛行体搭載装置200は、中継装置300との間で無線通信可能となっている。なお、飛行体搭載装置200の構成の詳細については、後述する。
上記の中継装置300は、第1実施形態では、本体部が飛行基地BSに配置されるようになっている。中継装置300は、飛行体搭載装置200との間で無線通信を行うためのアンテナ3101と、処理制御装置400Aとの間で無線通信を行うためのアンテナ3102とを備えて構成されている。ここで、中継装置300の構成要素のうち、アンテナ3102のみは、建屋BLD1の屋外に設置されている。
中継装置300は、飛行体搭載装置200から送信された無線信号をアンテナ3101で受信すると、増幅処理等を適宜行った後にアンテナ3102から処理制御装置400Aへ向けて送信する。また、中継装置300は、処理制御装置400Aから送信された無線信号をアンテナ3102で受信すると、増幅処理等を適宜行った後にアンテナ3101から飛行体搭載装置200へ向けて送信する。
上記の処理制御装置400Aは、中継装置300との間で無線通信を行うためのアンテナ410を備えて構成されている。ここで、処理制御装置400Aの構成要素のうち、アンテナ410のみは、建屋BLD2の屋外に設置されている。なお、処理制御装置400Aの構成の詳細については、後述する。
《飛行体搭載装置200の構成》
次に、上記の飛行体搭載装置200の構成について説明する。
次に、上記の飛行体搭載装置200の構成について説明する。
飛行体搭載装置200は、図2に示されるように、アンテナ210と、無線送受信部220と、ロータ制御部230とを備えている。また、飛行体搭載装置200は、位置関連情報取得部240と、変位情報取得部250と、周囲環境情報取得部260と、特徴情報取得部270とを備えている。
上記の無線送受信部220は、アンテナ210を利用して、中継装置300(ひいては、処理制御装置400A)との間で情報の送受信を行う。そして、無線送受信部220は、アンテナ210を介して、中継装置300から送信された情報を受信した場合には、情報の内容に応じて、要素230〜270のいずれかへ当該情報を送る。また、無線送受信部220は、要素230〜270のいずれかから送られた情報を受けた場合には、アンテナ210を介して、当該情報を中継装置300へ送信する。
上記のロータ制御部230は、処理制御装置400Aから、中継装置300を介して送られた飛行制御情報を受ける。そして、ロータ制御部230は、当該飛行制御情報に従って、無人飛行体100が備える複数のプロペラの回転を制御する。このため、無人飛行体100に対しては、処理制御装置400Aで生成された飛行計画に従った飛行速度及び飛行経路での飛行を行わせることができるようになっている。
上記の位置関連情報取得部240は、光学式カメラ等の撮像デバイスを備えて構成されている。この撮像デバイスは、車両CRjの位置関連情報の取得に際して、無人飛行体100の飛行中に、無人飛行体100の下方の撮像を行う。この撮像結果は、無線送受信部220及び中継装置300を介して、処理制御装置400Aへ送られる。
上記の変位情報取得部250は、3次元加速度センサ、ジャイロセンサ等のいわゆる内界センサを備えて構成されている。これらの内界センサによる検出結果は、変位情報として、無線送受信部220及び中継装置300を介して処理制御装置400Aへ送られる。
上記の周囲環境情報取得部260は、レーザレンジファインダ(以下、「LRF」と記す)等のいわゆる外界センサを備えて構成されている。ここで、LRFは、無人飛行体100の現在位置から全方位に関し、無人飛行体100の現在位置から飛行の障害物(例えば、壁、柱、梁、天井、床等)までの距離を検出する。これらの内界センサによる検出結果は、周囲環境情報として、無線送受信部220及び中継装置300を介して処理制御装置400Aへ送られる。
上記の特徴情報取得部270は、上述した撮像デバイスを位置関連情報取得部240と共有するとともに、QRコードのデコード処理部を備えている。この撮像デバイスは、車両CRjの特徴情報の取得に際して、無人飛行体100の飛行中に、無人飛行体100の下方の撮像を行う。また、デコード処理部は、撮像デバイスによる撮像結果中にQRコードを検出すると、当該QRコードをデコードすることにより、上述した車両CRjごとの特徴情報を取得する。こうして取得された特徴情報は、無線送受信部220及び中継装置300を介して、処理制御装置400Aへ送られる。
なお、撮像デバイスによる撮像に際して照明が必要となる場合に対応して、飛行体搭載装置200は、撮像範囲を照明する不図示の照明部を更に備えるようになっている。
《処理制御装置400Aの構成》
次に、上記の処理制御装置400Aの構成について説明する。
次に、上記の処理制御装置400Aの構成について説明する。
処理制御装置400Aは、図3に示されるように、上述したアンテナ410に加えて、無線送受信部420と、記憶部430と、飛行制御部440とを備えている。また、処理制御装置400Aは、飛行体位置検出部451と、地図生成部455と、車両位置特定部461Aと、車両特徴特定部465とを備えている。さらに、処理制御装置400Aは、表示部470と、入力部480とを備えている。
上記の無線送受信部420は、アンテナ410を利用して、中継装置300(ひいては、飛行体搭載装置200)との間で情報の送受信を行う。そして、無線送受信部420は、アンテナ410を介して、中継装置300から送信された情報を受信した場合には、情報の内容に応じて、適宜、要素451〜465へ当該情報を送る。また、無線送受信部420は、飛行制御部440から送られた情報を受けた場合には、アンテナ410を介して、当該情報を中継装置300へ送信する。
なお、飛行体搭載装置200の要素240〜270から送出された情報は、無線送信部220及びアンテナ210、中継装置300、並びに、処理制御装置400Aのアンテナ410及び無線送受信部420を順次介して、処理制御装置400Aの要素451〜465へ適宜送信される。また、処理制御装置400Aの飛行制御部440から送られた情報は、無線送受信部420及びアンテナ410、中継装置300、並びに、飛行体搭載装置200のアンテナ210及び無線送信部220を順次介して、飛行体搭載装置200のロータ制御部230へ送信される。以下の説明においては、上記のように順次介する要素の記載を省略するものとする。
上記の記憶部430は、処理制御装置400Aで利用される様々な情報を記憶する。こうして記憶部430に記憶される情報としては、地図生成部455により生成された地図情報、車両位置特定部461Aに特定された車両位置と、車両特徴特定部465により特定された特徴情報とが関連付けられた車両情報テーブルとが含まれている。この記憶部430に対しては、要素440〜465のいずれもがアクセス可能となっている。
上記の飛行制御部440は、地図生成部455、車両位置特定部461A及び車両特徴特定部465のいずれかから送られた飛行制御要求を受ける。そして、飛行制御部440は、記憶部430内の地図情報、及び、飛行体位置検出部451から送られた無人飛行体100の現在位置(以下、「飛行体現在位置」という)に基づいて、当該飛行制御要求において指定された飛行計画に含まれる飛行速度及び飛行経路(飛行高度を含む)の飛行を実現させるための飛行制御情報を順次生成する。こうして生成された飛行制御情報は、飛行体搭載装置200のロータ制御部230へ送信される。
上記の飛行体位置検出部451は、飛行体搭載装置200の変位情報取得部250から送られた内界センサによる検出結果、及び、周囲環境情報取得部260から送られた外界センサによる検出結果を受信する。そして、飛行体位置検出部451は、当該検出結果、及び、記憶部430内の地図情報に基づいて、当該地図情報で表された地図内における飛行体現在位置を検出する。こうして検出された飛行体現在位置は、逐次、飛行制御部440、地図生成部455、車両位置特定部461A及び車両特徴特定部465へ送られる。
ここで、飛行体位置検出部451は、内界センサによる検出結果(すなわち、変位情報)から得られる移動距離の算出結果及び測位結果等を利用して暫定的な飛行体現在位置を算出する。そして、飛行体位置検出部451は、外界センサによる検出結果(すなわち、周囲環境情報)及び記憶部430内の地図情報に基づいて補正する。このため、飛行体位置検出部451は、内界センサによる検出結果におけるオフセットの累積を防止しつつ、当該地図情報で表された地図内における飛行体現在位置を精度良く検出することができるようになっている。
上記の地図生成部455は、建屋BLD1の屋内の2次元地図及び3次元地図の少なくとも一方を生成する。かかる地図の生成は、入力部480から送られた地図生成開始指令を受けると開始される。
地図生成に際して、地図生成部455は、周囲環境情報取得部260から送られた外界センサによる検出結果を受信する。そして、地図生成部455は、当該外界センサによる検出結果、及び、飛行体位置検出部451から送られた飛行体現在位置に基づいて、無人飛行体100の周辺の地図情報を生成する。
引き続き、建屋BLD1の屋内全域の地図が完成していない場合には、地図生成部455は、未完成領域の地図を生成するための飛行計画を生成し、生成された飛行計画を指定した飛行制御要求を飛行制御部440へ送る。この結果、無人飛行体100は、当該飛行計画に従った飛行を行う。
こうした地図生成のための飛行計画に沿った飛行を行っている無人飛行体100に搭載された外界センサによる検出結果を、地図生成部455は受信する。そして、地図生成部455は、当該外界センサによる検出結果、及び、飛行体位置検出部451から送られた飛行体現在位置に基づいて、無人飛行体100の周辺の地図を生成する。
こうして新たな領域の地図が生成されるたびに、地図生成部455は、当該新たな領域の地図情報を追加することにより、記憶部430内の地図情報を更新する。
また、地図生成部455は、入力部480から送られた地図表示指令を受けると、記憶部430内の地図情報を参照して、建屋BLD1の屋内の地図を表示するための表示データを生成する。そして、地図生成部455は、生成された表示データを表示部470へ送る。この結果、建屋BLD1の屋内の地図が表示部470に表示される。
なお、地図生成部455による地図生成処理の詳細については、後述する。
以上のように第1実施形態では、地図生成部455による地図生成処理と並行して、各時点で生成されている地図を利用した無人飛行体100の位置検出が、飛行体位置検出部451により行われる。すなわち、第1実施形態では、いわゆるSLAM(Simultaneous Localization And Mapping)の手法を利用して、建屋BLD1の屋内の地図が、精度良く生成されるようになっている。
上記の車両位置特定部461Aは、建屋BLD1の屋内に駐車された車両CRj(j=1,2,3,…)のそれぞれの建屋BLD1の屋内における位置を特定する。かかる車両位置の特定は、入力部480から送られた車両位置特定開始指令を受けると開始される。
車両位置の特定に際して、車両位置特定部461Aは、記憶部430内の地図情報を参照して、車両位置の特定のための無人飛行体100の現在位置からの飛行計画を生成し、生成された飛行計画を指定した飛行制御要求を飛行制御部440へ送る。この結果、無人飛行体100は、当該飛行計画に従った飛行を行う。
また、車両位置特定部461Aは、飛行体搭載装置200の位置関連情報取得部240に対して、下方の撮像指定を送信する。この結果、上述した車両位置の特定のための飛行計画に沿った飛行を行っている無人飛行体100の下方の撮像結果が、位置関連情報取得部240から車両位置特定部461Aへ送信される。
こうして、位置関連情報取得部240から送信された撮像結果を受信すると、車両位置特定部461Aは、撮像結果を解析して、建屋BLD1の屋内に駐車された車両CRjのそれぞれの建屋BLD1の屋内における位置を特定する。そして、車両位置特定部461Aは、記憶部430内の車両情報テーブルにおける車両位置部分に、新たに特定された車両位置を登録する。
また、車両位置特定部461Aは、入力部480から送られた車両位置表示指令を受けると、記憶部430内の地図情報及び車両情報テーブルにおける車両位置を参照して、建屋BLD1の屋内における車両位置を表示するための表示データを生成する。そして、車両位置特定部461Aは、生成された表示データを表示部470へ送る。この結果、建屋BLD1の屋内に駐車している車両の位置が表示部470に表示される。
上記の車両特徴特定部465は、建屋BLD1の屋内に駐車された車両CRj(j=1,2,3,…)のそれぞれの位置と特徴情報とを関連付けることにより、車両CRjのそれぞれの特徴情報を特定する。かかる特徴情報の特定は、入力部480から送られた車両特徴特定開始指令を受けると開始される。
特徴情報の特定に際して、車両特徴特定部465は、記憶部430内の地図情報を参照して、特徴情報の特定のための無人飛行体100の現在位置からの飛行経路を算出する。そして、車両特徴特定部465は、算出された飛行経路に基づいて、特徴情報の特定のための飛行計画を生成し、生成された飛行計画を指定した飛行制御要求を飛行制御部440へ送る。この結果、無人飛行体100は、当該飛行計画に従った飛行を行う。
また、車両特徴特定部465は、飛行体搭載装置200の特徴情報取得部270に対して、下方の撮像指定、及び、QRコードのデコード指定を送信する。この結果、上述した特徴情報の特定のための飛行計画に沿った飛行により得られたQRコードのデコード結果である車両CRjごとの特徴情報が、特徴情報取得部270から車両特徴特定部465へ送信される。
こうして、特徴情報取得部270から送信された特徴情報を受信すると、その時点における飛行体現在位置に基づいて、車両特徴特定部465は、新たに受信した特徴情報と、車両位置とを関連付ける。そして、車両特徴特定部465は、記憶部430内の車両情報テーブルにおける特徴情報部分に、車両位置との関連付けが新たに行われた特徴情報を、当該車両位置に関連付けて登録する。
また、車両特徴特定部465は、入力部480から送られた車両特徴表示指令を受けると、当該車両特徴表示指令で指定された車両位置、及び、車両情報テーブルを参照して、当該車両位置に駐車している車両の特徴情報を表示するための表示データを生成する。そして、車両特徴特定部465は、生成された表示データを表示部470へ送る。この結果、建屋BLD1の屋内に駐車している特定の車両の特徴情報が表示部470に表示される。
上記の表示部470は、例えば、液晶パネル、有機EL(Electro Luminescence)パネル、PDP(Plasma Display Panel)等の表示デバイスを備えて構成されている。この表示部470は、地図生成部455、車両位置特定部461A又は車両特徴特定部465から送られた表示データを受けると、当該表示データに対応する画像を表示する。
上記の入力部480は、第1実施形態では、キーボード等のストロークデバイスと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成されている。この入力部480に対する入力操作を行うことにより、利用者は、上述した地図生成開始指令、地図表示指令、車両位置特定開始指令、車両位置表示指令、車両特徴特定開始指令及び車両特徴表示指令を入力できるようになっている。
なお、入力部480は、地図生成開始指令又は地図表示指令が入力されると、入力結果を地図生成部455へ送る。また、入力部480は、車両位置特定開始指令又は車両位置表示指令が入力されると、入力結果を車両位置特定部461Aへ送る。また、入力部480は、車両特徴特定開始指令及び車両特徴表示指令が入力されると、入力結果を車両特徴特定部465へ送る。
<動作>
次に、上記のように構成された管理システム500Aの動作について、地図生成部455による地図生成処理、車両位置特定部461Aによる車両位置特定処理、及び、車両特徴特定部465による車両特徴特定処理に主に着目して説明する。
次に、上記のように構成された管理システム500Aの動作について、地図生成部455による地図生成処理、車両位置特定部461Aによる車両位置特定処理、及び、車両特徴特定部465による車両特徴特定処理に主に着目して説明する。
なお、当初においては、記憶部430内には、建屋BLD1の屋内の地図情報は全く記憶されていないものとする。また、記憶部430内の車両情報テーブルには、車両位置情報及び特徴情報が登録されていないものとする。
さらに、無人飛行体100は、建屋BLD1の飛行基地BSに停泊しているものとする。また、飛行体搭載装置200は、既に動作を開始しているものとする。
こうした当初状態にある場合、管理システム500Aでは、地図生成部455による地図生成処理、車両位置特定部461Aによる車両位置特定処理、及び、車両特徴特定部465による車両特徴特定処理が、入力部480への利用者の指令入力に従って、順次実行される。
《地図生成処理》
まず、地図生成部455による地図生成処理について説明する。
まず、地図生成部455による地図生成処理について説明する。
地図生成部455は、入力部480から送られた地図生成開始指令を受けると、地図生成処理を開始する。この地図生成処理に際しては、図4に示されるように、まず、ステップS11において、地図生成部455が、当初位置(建屋BLD1の飛行基地BSの位置)に無人飛行体100が位置している場合における周囲環境情報取得部260から送られた外界センサによる検出結果を収集する。そして、当該外界センサによる検出結果が所定の精度を確保できている周辺領域(以下、単に「周辺領域」という)についての地図を生成する。そして、地図生成部455は、生成された新たな地図の情報を、記憶部430内に地図情報として格納する。
次に、ステップS12において、地図生成部455が、未生成領域の地図を生成するため、記憶部430内の地図情報に対応する領域の一の外縁位置まで飛行するための最初の飛行計画を生成する。そして、地図生成部455は、生成された最初の飛行計画を指定した飛行制御要求を飛行制御部440へ送る。この結果、無人飛行体100は、当該最初の飛行計画に従った飛行を行う。
引き続き、ステップS13において、地図生成部455が、無人飛行体100に搭載された外界センサによる飛行中の検出結果、及び、飛行体位置検出部451から逐次送られる飛行体現在位置に基づいて、無人飛行体100の飛行中位置の周辺領域の地図を生成する。そして、地図生成部455が、新たに生成された地図の情報を追加することにより、記憶部430内の地図情報を更新する。
なお、無人飛行体100の飛行中には、飛行体位置検出部451が、上述のようにして飛行体現在位置を精度良く検出し、検出された飛行体現在位置を地図生成部455へ逐次送っている。
次いで、ステップS14において、地図生成部455が、建屋BLD1の屋内の全域の地図が完成した否かを判定する。かかる判定に際しては、地図生成部455が、障害物に邪魔されて無人飛行体100が移動不可能な位置のみとなったか否かを判定する。
ステップS14における判定の結果が否定的であった場合(ステップS14:N)には、処理はステップS15へ進む。このステップS15では、未生成領域の地図を生成するため、地図生成部455が、その時点における記憶部430内の地図情報に対応する領域の一の外縁位置まで飛行するための次の飛行計画を生成する。そして、地図生成部455は、生成された次の飛行計画を指定した飛行制御要求を飛行制御部440へ送る。この結果、無人飛行体100は、当該次の飛行計画に従った飛行を行う。
ステップS15の処理が終了すると、処理はステップS13へ戻る。以後、ステップS14における判定の結果が肯定的となるまで、ステップS13〜S15の処理が繰り返される。
建屋BLD1の屋内の全域の地図が完成し、ステップS14における判定の結果が肯定的となると(ステップS14:Y)、処理はステップS16へ進む。このステップS16では、地図生成部455は、無人飛行体100が飛行基地BSへ帰還するための飛行計画(以下、「帰還飛行計画」という)を生成する。引き続き、地図生成部455は、生成された帰還飛行計画を指定した飛行制御要求を飛行制御部440へ送る。この結果、無人飛行体100は、当該帰還飛行計画に従った飛行を行い、飛行基地BSへ帰還する。そして、地図生成処理が終了する。
《車両位置特定処理》
次に、車両位置特定部461Aによる車両位置特定処理について説明する。
次に、車両位置特定部461Aによる車両位置特定処理について説明する。
車両位置特定部461Aは、入力部480から送られた車両位置特定開始指令を受けると、車両位置特定処理を開始する。この車両位置特定処理に際しては、図5に示されるように、まず、ステップS21において、車両位置特定部461Aが、記憶部430内の地図情報を参照して、車両位置の特定のための飛行計画を生成する。そして、生成された飛行計画を指定した飛行制御要求を飛行制御部440へ送る。また、車両位置特定部461Aは、飛行体搭載装置200の位置関連情報取得部240に対して、下方の撮像指定を送信する。この結果、車両位置の特定のための飛行計画に沿った飛行を行っている無人飛行体100の下方の撮像結果が、位置関連情報取得部240から車両位置特定部461Aへ送信される。
なお、車両位置の特定のための飛行計画の生成に際して、車両位置特定部461Aは、建屋BLD1の床面の全域を撮像範囲に入れることができる飛行経路となるように飛行計画を生成する。当該飛行経路は、車両それぞれの位置及び形状の特定のために必要な大きさの車両の像が得られる高度H1で飛行する飛行経路となっている。
第1実施形態では、当該飛行経路の長さ等に着目して、当該飛行計画を生成するようになっている。ここで、「飛行経路の長さ等」としては、飛行経路の長さ以外に、無人飛行体100の消費エネルギ、飛行時間等が挙げられる。なお、第1実施形態では、飛行経路の長さ等を適正化する(例えば、飛行経路の長さを短くする)ように当該飛行計画を生成するようになっている。
次に、ステップS22において、車両位置特定部461Aが、位置関連情報取得部240から送られた飛行中における無人飛行体100の下方の撮像結果を、飛行体位置検出部451から逐次送られてくる飛行体現在位置と関連付けて収集する。そして、建屋BLD1の屋内に駐車している車両のそれぞれの位置の特定のための画像の収集が終了すると、処理はステップS23へ進む。
ステップS23では、ステップS22において収集された画像を解析して、建屋BLD1の屋内に駐車している車両のそれぞれの位置を特定する。そして、車両位置特定部461Aは、記憶部430内の車両情報テーブルにおける車両位置部分に、新たに特定された車両位置を登録する。この後、車両位置特定処理が終了する。
なお、図6には、車両位置特定部461Aが算出した車両位置の特定のための飛行経路の例が示されている。ここで、図6(A)は、当該飛行経路における飛行高度を示すための図であり、図6(B)は、当該飛行経路における平面経路を示すための図である。
以上のようにして車両位置特定処理が終了した後、入力部480から送られた車両位置表示指令を受けると、車両位置特定部461Aは、記憶部430内の地図情報及び車両情報テーブルにおける車両位置を参照して、建屋BLD1の屋内における車両位置を表示するための表示データを生成する。そして、車両位置特定部461Aは、生成された表示データを表示部470へ送る。
この結果、建屋BLD1の屋内における駐車している車両の位置が表示部470に表示される。こうして表示部470に表示された表示画像の例が、図7に示されている。
《車両特徴特定処理》
次いで、車両特徴特定部465による車両特徴特定処理について説明する。
次いで、車両特徴特定部465による車両特徴特定処理について説明する。
車両特徴特定部465は、入力部480から送られた車両特徴特定開始指令を受けると、車両特徴特定処理を開始する。この車両特徴特定処理に際しては、図8に示されるように、まず、ステップS31において、車両特徴特定部465が、記憶部430内の地図情報及び車両情報テーブルにおける車両位置部分を参照して、車両特徴の特定のための飛行経路を算出する。
なお、車両特徴の特定のための飛行経路の算出に際して、車両特徴特定部465は、建屋BLD1内の車両のそれぞれの近傍を順次巡った後に、飛行基地BSへ戻る飛行経路を算出する。当該飛行経路では、車両のそれぞれの近傍における高度が特徴情報の特定のために必要な解像度で特徴情報シートの像が得られる高度H2となるようになっている。なお、第1実施形態では、特徴情報の特定のための飛行経路についても、車両位置の特定のための飛行経路の場合と同様に、当該飛行経路の長さ等に着目して飛行計画を生成するようになっている。
また、第1実施形態では、高度H2は、上述した高度H1よりも低くなっている。このため、特徴情報の取得時の場合の方が、位置関連情報の取得時の場合よりも、特定対象となる車両までの距離が近くなっている。
引き続き、ステップS32において、車両特徴特定部465が、ステップS31において算出された飛行経路に基づいて、飛行体現在位置から最初に特徴情報を特定する車両(以下、「最初の車両」という)までの飛行計画を生成する。そして、車両特徴特定部465は、生成された最初の車両までの飛行計画を指定した飛行制御要求を飛行制御部440へ送る。また、車両特徴特定部465は、特徴情報取得部270に対して、下方の撮像指定、及び、QRコードのデコード指定を送信する。
この結果、無人飛行体100は、当該飛行計画に従って飛行し、最初の車両の近傍に到達する。この後、特徴情報取得部270では、下方の撮像結果に含まれるQRコード画像が解析されて、特徴情報がデコードされる。そして、特徴情報取得部270は、デコードされた特徴情報を車両特徴特定部465へ送る。
次に、ステップS33において、車両特徴特定部465が、特徴情報取得部270から送られた特徴情報を、飛行体位置検出部451から逐次送られてくる飛行体現在位置と関連付けて収集する。そして、車両特徴特定部465は、特徴情報の受信時点における飛行体現在位置に基づいて、記憶部430内の車両情報テーブルにおける特徴情報部分に、新たに収集された特徴情報を、当該飛行体現在位置に対応する車両位置に関連付けて登録する。
次いで、ステップS34において、車両特徴特定部465が、建屋BLD1の屋内に駐車している車両の全てについて特徴情報を特定したか否かを判定する。かかる判定に際して、車両特徴特定部465は、記憶部430内の車両情報テーブルにおける車両位置部分に登録されている車両位置の全てについて特徴情報が登録されたか否かを判定する。
ステップS34における判定の結果が否定的であった場合(ステップS34:N)には、処理はステップS35へ進む。このステップS35では、飛行体現在位置から次に特徴情報を特定する車両(以下、「次の車両」という)までの飛行計画を生成する。そして、車両特徴特定部465は、生成された次の車両までの飛行計画を指定した飛行制御要求を飛行制御部440へ送る。また、車両特徴特定部465は、特徴情報取得部270に対して、下方の撮像指定、及び、QRコードのデコード指定を送信する。
ステップS35の処理が終了すると、処理はステップS33へ戻る。以後、ステップS34における判定の結果が肯定的となるまで、ステップS33〜S35の処理が繰り返される。
建屋BLD1の屋内の全ての車両について特徴情報が特定され、ステップS34における判定の結果が肯定的となると(ステップS34:Y)、処理はステップS36へ進む。このステップS36では、車両特徴特定部465が、ステップS31において算出された飛行経路に基づいて、帰還飛行計画を生成する。引き続き、車両特徴特定部465は、生成された帰還飛行計画を指定した飛行制御要求を飛行制御部440へ送る。この結果、無人飛行体100は、当該帰還飛行計画に従った飛行を行い、飛行基地BSへ帰還する。そして、車両特徴特定処理が終了する。
なお、図9には、車両特徴特定部465が算出した特徴情報の特定のための飛行経路の例が示されている。ここで、図9(A)は、当該飛行経路における飛行高度を示すための図であり、図9(B)は、当該飛行経路における平面経路を示すための図である。
以上のようにして車両特徴特定処理が終了した後、入力部480から送られた車両特徴表示指令を受けると、車両特徴特定部465は、当該車両特徴表示指令で指定された車両位置、及び、車両情報テーブルを参照して、当該車両位置に駐車している車両の特徴情報を表示するための表示データを生成する。そして、車両特徴特定部465は、生成された表示データを表示部470へ送る。この結果、建屋BLD1の屋内における駐車している特定の車両の特徴情報が表示部470に表示される。
なお、第1実施形態では、上述した図7に示された表示部470における表示画像における一の車両表示位置をポインティングデバイスで指定することにより、車両特徴表示指令が入力されるようになっている。そして、指定された車両の特徴情報は、図7に示された表示部470における表示画像に重ねて表示されるようになっている。
以上説明したように、第1実施形態では、屋内を飛行可能な無人飛行体100に搭載された位置関連情報取得部240が、建屋BLD1の屋内における車両の位置を特定するための飛行経路に沿った無人飛行体100の飛行中に、建屋BLD1の屋内に存在する車両の位置に関連する情報を取得する。そして、当該位置関連情報取得部240により取得された情報に基づいて、車両位置特定部461Aが、建屋BLD1の屋内における車両の位置を特定する。
引き続き、車両特徴特定部465が、車両位置特定部461Aによる車両位置の特定結果に基づいて、建屋BLD1の屋内における車両それぞれの特徴情報を特定するための飛行経路を算出する。引き続き、無人飛行体100に搭載された特徴情報取得部270が、当該飛行経路に沿った無人飛行体100の飛行中に、個々の車両の特徴情報を取得する。そして、車両特徴特定部465が、特徴情報取得部270により取得された特徴情報を、車両位置特定部461Aにより特定された車両の位置と関連付けることにより、個々の車両の特徴情報を特定する。
したがって、第1実施形態によれば、新たな設備工事をせずに、簡易に、車両の位置及び特徴情報の特定を、無人飛行体の消費エネルギの抑制を行いつつ、効率よく実行することができる。
また、第1実施形態では、車両位置の特定のための飛行経路の長さ等、及び、特徴情報の特定のための飛行経路の長さ等を適正化するようにしている。このため、車両の位置及び特徴情報の特定を、無人飛行体100の消費エネルギの抑制を行いつつ、非常に効率よく実行することができる。
また、第1実施形態では、無人飛行体100に搭載された変位情報取得部250及び周囲環境情報取得部260により取得された情報に基づいて、地図生成部455が建屋BLD1の屋内の地図を生成するとともに、当該地図の生成と同時に、飛行体位置検出部451が、地図生成部455で生成中の地図内における無人飛行体100の位置を検出する。すなわち、いわゆるSLAMの手法を用いて、建屋BLD1の屋内の地図を生成する。このため、建屋BLD1の屋内の地図を精度良く生成することができる。
そして、上述した車両位置の特定のために飛行中の無人飛行体100の位置を、飛行体位置検出部451が、変位情報取得部250及び周囲環境情報取得部260により取得された情報に基づいて、生成された地図内における無人飛行体100の位置を検出する。このため、変位情報取得部250が備える外界センサのオフセットの累積による精度の低下を回避しつつ、車両位置及び特徴情報の特定のために飛行中の無人飛行体100の当該地図内の位置を精度良く検出することができる。この結果、車両の位置及び特徴情報の特定を精度良く、かつ、効率的に行うことができる。
また、第1実施形態では、特徴情報がQRコード化されて表された特徴情報シートが、車両ごとに貼付される。このため、特徴情報シートの大きさをコンパクトにできるとともに、簡易に個々の車両の特徴情報を取得することができる。
また、第1実施形態では、位置関連情報取得部240が撮像デバイスを備え、車両位置特定部461Aが、当該撮像デバイスによる撮像結果を解析して、建屋BLD1の屋内における車両の位置及び特徴情報を特定する。このため、簡易な構成で、建屋BLD1の屋内における車両の位置及び特徴情報を特定することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
<構成>
図10には、第2実施形態に係る管理システム500Bの構成が、ブロック図にて示されている。この管理システム500Bは、上述した第1実施形態の管理システム500Aと比べて、位置関連情報取得部350を更に備える点、及び、処理制御装置400Aに代えて処理制御装置400Bを備える点が異なっている。以下、かかる相違点に主に着目して説明する。
図10には、第2実施形態に係る管理システム500Bの構成が、ブロック図にて示されている。この管理システム500Bは、上述した第1実施形態の管理システム500Aと比べて、位置関連情報取得部350を更に備える点、及び、処理制御装置400Aに代えて処理制御装置400Bを備える点が異なっている。以下、かかる相違点に主に着目して説明する。
上記の位置関連情報取得部350は、光学カメラ等の撮像装置を備えて構成されている。この撮像装置は、建屋BLD1の天井又は梁の固定的な位置に設置されており、高度H3から建屋BLD1の床面の全面を撮像可能となっている。なお、位置関連情報取得部350により得られる撮像結果を解析しても、個々の車両の位置を所望の精度で特定することができないが、車両が存在する領域を特定できるようになっている。
また、位置関連情報取得部350は、アンテナ351を備えている。位置関連情報取得部350は、このアンテナ351を利用して、中継装置300を介して、処理制御装置400Bとの間で無線通信を行うようになっている。かかる無線通信により、位置関連情報取得部350は、高度H3からの建屋BLD1の床面の全面の撮像結果を、処理制御装置400Bへ送信する。
上記の処理制御装置400Bは、図11に示されるように、上述した処理制御装置400A(図3参照)と比べて、車両位置特定部461Aに代えて車両位置特定部461Bを備える点のみが異なる。この車両位置特定部461Bは、建屋BLD1の屋内に駐車された車両CRj(j=1,2,3,…)の存在領域(以下、「車両存在領域」)の特定、及び、車両CRjのそれぞれの建屋BLD1の屋内における位置を特定する。
なお、車両存在領域の特定処理は、入力部480から送られた車両存在領域特定開始指令を受けると開始される。また、車両位置の特定処理は、入力部480から送られた車両位置特定開始指令を受けると開始される。
車両存在領域の特定に際して、車両位置特定部461Bは、位置関連情報取得部350から送信された撮像結果を受ける。そして、車両位置特定部461Bは、記憶部430内の地図情報を参照しつつ、当該撮像結果を解析して、建屋BLD1の屋内における車両存在領域を特定する。そして、車両位置特定部461Bは、当該特定された車両存在領域の情報を記憶部430内に格納する。
また、車両位置の特定に際して、車両位置特定部461Bは、記憶部430内の地図情報及び車両存在領域の情報を参照して、車両位置の特定のために、車両存在領域を順次撮像視野内に入れるための無人飛行体100の飛行計画を生成し、生成された飛行計画を指定した飛行制御要求を飛行制御部440へ送る。この結果、無人飛行体100は、当該飛行計画に従った飛行を行う。
なお、車両位置特定部461Bは、車両位置の特定に際して、飛行体搭載装置200の位置関連情報取得部240に対して、下方の撮像指定を送信する。この結果、上述した車両位置の特定のための飛行計画に沿った飛行を行っている無人飛行体100の下方の撮像結果が、位置関連情報取得部240から車両位置特定部461Bへ送信される。
こうして、位置関連情報取得部240から送信された撮像結果を受信すると、車両位置特定部461Bは、記憶部430内の地図情報を参照しつつ、撮像結果を解析して、建屋BLD1の屋内に駐車された車両CRjのそれぞれの位置を特定する。そして、車両位置特定部461Bは、記憶部430内の車両情報テーブルにおける車両位置部分に、新たに特定された車両位置を登録する。
さらに、車両位置特定部461Bは、入力部480から送られた車両存在領域表示指令を受けると、記憶部430内の地図情報及び車両存在領域の情報を参照して、建屋BLD1の屋内における車両存在領域の位置を表示するための表示データを生成する。そして、車両位置特定部461Bは、生成された表示データを表示部470へ送る。この結果、建屋BLD1の屋内における駐車している車両の存在領域が表示部470に表示される。
また、車両位置特定部461Bは、入力部480から送られた車両位置表示指令を受けると、記憶部430内の地図情報及び車両情報テーブルにおける車両位置を参照して、建屋BLD1の屋内における車両位置を表示するための表示データを生成する。そして、車両位置特定部461Bは、生成された表示データを表示部470へ送る。この結果、建屋BLD1の屋内における駐車している車両の位置が表示部470に表示される。
<動作>
次に、上記のように構成された管理システム500Bの動作について、車両位置特定部461Bによる車両存在領域特定処理及び車両位置特定処理に主に着目して説明する。
次に、上記のように構成された管理システム500Bの動作について、車両位置特定部461Bによる車両存在領域特定処理及び車両位置特定処理に主に着目して説明する。
なお、当初においては、記憶部430内には、建屋BLD1の屋内の地図情報は全く記憶されていないものとする。また、記憶部430内の車両情報テーブルには、車両位置情報及び特徴情報が登録されていないものとする。
さらに、無人飛行体100は、建屋BLD1の飛行基地BSに停泊しているものとする。また、飛行体搭載装置200は、既に動作を開始しているものとする。
こうした当初状態にある場合、管理システム500Bでは、地図生成部455による地図生成処理、車両位置特定部461Bによる車両存在領域特定処理及び車両位置特定処理、及び、車両特徴特定部465による車両特徴特定処理が、入力部480への利用者の指令入力に従って、順次実行される。
《地図生成処理》
地図生成部455は、入力部480から送られた地図生成開始指令を受けると、地図生成処理を開始する。かかる地図生成部455による地図生成処理は、上述した第1実施形態の場合と同様にして実行される(図4参照)。すなわち、第2実施形態においても、第1実施形態の場合と同様に、いわゆるSLAM(Simultaneous Localization And Mapping)の手法を利用して、建屋BLD1の屋内の地図が、精度良く生成されるようになっている。
地図生成部455は、入力部480から送られた地図生成開始指令を受けると、地図生成処理を開始する。かかる地図生成部455による地図生成処理は、上述した第1実施形態の場合と同様にして実行される(図4参照)。すなわち、第2実施形態においても、第1実施形態の場合と同様に、いわゆるSLAM(Simultaneous Localization And Mapping)の手法を利用して、建屋BLD1の屋内の地図が、精度良く生成されるようになっている。
《車両存在領域特定処理》
次に、車両位置特定部461Bによる車両存在領域特定処理について説明する。
次に、車両位置特定部461Bによる車両存在領域特定処理について説明する。
車両位置特定部461Bは、入力部480から送られた車両存在領域特定開始指令を受けると、車両存在領域特定処理を開始する。この車両存在領域特定処理に際しては、図12に示されるように、まず、ステップS41において、車両位置特定部461Bが、固定位置にある位置関連情報取得部350から送信された撮像結果(以下、「固定位置撮像結果」とも呼ぶ)を収集する。
次に、ステップS42において、車両位置特定部461Bが、記憶部430内の地図情報を参照しつつ、ステップS41において収集された固定位置撮像結果の画像を解析して、建屋BLD1の屋内における車両存在領域を特定する。そして、車両位置特定部461Bは、記憶部430内に車両存在領域の情報を格納する。この後、車両位置特定処理が終了する。
以上のようにして車両存在領域特定処理が終了した後、入力部480から送られた車両存在領域表示指令を受けると、車両位置特定部461Bは、記憶部430内の地図情報及び車両情報テーブルにおける車両位置を参照して、建屋BLD1の屋内における車両存在領域を表示するための表示データを生成する。そして、車両位置特定部461Bは、生成された表示データを表示部470へ送る。
この結果、建屋BLD1の屋内における車両存在領域が表示部470に表示される。こうして表示部470に表示された表示画像の例が、図13に示されている。
《車両位置特定処理》
次に、車両位置特定部461Bによる車両位置特定処理について説明する。
次に、車両位置特定部461Bによる車両位置特定処理について説明する。
車両位置特定部461Bは、入力部480から送られた車両位置特定開始指令を受けると、車両位置特定処理を開始する。この車両位置特定処理に際しては、図14に示されるように、まず、ステップS51において、車両位置特定部461Bが、記憶部430内の地図情報及び車両存在領域の情報を参照して、車両位置の特定のための飛行経路を算出する。
なお、車両位置の特定のための飛行経路の算出に際して、車両位置特定部461Bは、建屋BLD1における車両存在領域の全てを撮像範囲に入れることができる飛行経路を算出する。当該飛行経路は、車両それぞれの位置及び形状の特定のために必要な大きさの車両の像が得られる高度H1で飛行する飛行経路となっている。第2実施形態では、第1実施形態の場合と同様に、当該飛行経路の長さ等に着目して、飛行計画を生成するようになっている。
また、第2実施形態では、高度H1は、上述した高度H3よりも低くなっている。このため、位置関連情報取得部240による位置関連情報の取得(すなわち、撮像)の場合の方が、位置関連情報取得部350による位置関連情報の取得の場合よりも、特定対象となる車両存在領域又は車両までの距離が近くなっている。
引き続き、ステップS52において、車両位置特定部461Bが、ステップS51において算出された飛行経路に基づいて、飛行体現在位置から、当該飛行経路において最初の車両存在領域内の車両位置を特定するための飛行計画を生成する。そして、車両位置特定部461Bは、生成された飛行計画を指定した飛行制御要求を飛行制御部440へ送る。また、車両位置特定部461Bは、位置関連情報取得部240に対して、下方の撮像指定を送信する。この結果、車両位置の特定のための飛行計画に沿った飛行を行っている無人飛行体100の下方の撮像結果が、位置関連情報取得部240から車両位置特定部461Bへ送信される。
次に、ステップS53において、車両位置特定部461Bが、位置関連情報取得部240から送られた飛行中における無人飛行体100の下方の撮像結果を、飛行体位置検出部451から逐次送られてくる飛行体現在位置と関連付けて収集する。引き続き、車両位置特定部461Bは、収集結果を解析して、車両位置特定の対象となっている車両存在領域内の車両のそれぞれの位置を特定する。そして、車両位置特定部461Bは、記憶部430内の車両情報テーブルにおける車両位置部分に、新たに特定された車両位置を登録する。
次いで、ステップS54において、車両位置特定部461Bが、全ての車両存在領域における車両位置を特定したか否かを判定する。かかる判定に際して、車両位置特定部461Bは、記憶部430内に記憶されている車両存在領域の全てについての車両位置特定を行ったか否かを判定する。
ステップS54における判定の結果が否定的であった場合(ステップS54:N)には、処理はステップS55へ進む。このステップS55では、ステップS51で算出された飛行経路に基づいて、飛行体現在位置から、当該飛行経路における次の車両存在領域内の車両位置を特定するための飛行計画を生成する。そして、車両位置特定部461Bは、生成された飛行計画を指定した飛行制御要求を飛行制御部440へ送る。
ステップS55の処理が終了すると、処理はステップS53へ戻る。そして、ステップ54における判定の結果が肯定的となるまで、ステップS53〜S55の処理が繰り返される。そして、ステップS54における判定の結果が肯定的となると(ステップS54:Y)、車両位置特定処理が終了する。
なお、図15には、車両位置特定部461Bが算出した車両位置の特定のための飛行経路の例が示されている。ここで、図15(A)は、当該飛行経路における飛行高度を示すための図であり、図15(B)は、当該飛行経路における平面経路を示すための図である。
以上のようにして車両位置特定処理が終了した後、入力部480から送られた車両位置表示指令を受けると、車両位置特定部461Bは、記憶部430内の地図情報及び車両情報テーブルにおける車両位置を参照して、建屋BLD1の屋内における車両位置を表示するための表示データを生成する。そして、車両位置特定部461Bは、生成された表示データを表示部470へ送る。
この結果、建屋BLD1の屋内に駐車している車両の位置が表示部470に表示される。こうして表示部470に表示される表示画像は、上述した図7の場合と同様となっている。
《車両特徴特定処理》
車両特徴特定部465は、入力部480から送られた車両特徴特定開始指令を受けると、車両特徴特定処理を開始する。かかる車両特徴特定部465による車両特徴特定処理は、上述した第1実施形態の場合と同様にして実行される(図8参照)。すなわち、第2実施形態においても、第1実施形態の場合と同様に、建屋BLD1内の車両のそれぞれの近傍を順次巡った後に飛行基地BSへ戻る飛行経路に沿った無人飛行体100の飛行が行われつつ、建屋BLD1内の車両のそれぞれの特徴情報が特定される。
車両特徴特定部465は、入力部480から送られた車両特徴特定開始指令を受けると、車両特徴特定処理を開始する。かかる車両特徴特定部465による車両特徴特定処理は、上述した第1実施形態の場合と同様にして実行される(図8参照)。すなわち、第2実施形態においても、第1実施形態の場合と同様に、建屋BLD1内の車両のそれぞれの近傍を順次巡った後に飛行基地BSへ戻る飛行経路に沿った無人飛行体100の飛行が行われつつ、建屋BLD1内の車両のそれぞれの特徴情報が特定される。
なお、第2実施形態では、特徴情報の取得の際の高度H2は、上述した高度H3よりも低くなっている。このため、特徴情報取得部270による位置関連情報の取得の場合の方が、位置関連情報取得部350による位置関連情報の取得の場合よりも、特定対象となる車両存在領域又は車両までの距離が近くなっている。
さらに、第2実施形態では、高度H2は、上述した高度H1よりも低くなっている。このため、特徴情報の取得時の場合の方が、車両位置の特定のための位置位置関連情報の取得時の場合よりも、特定対象となる車両までの距離が近くなっている。
なお、図16には、第2実施形態において、車両特徴特定部465が算出した車両特徴の特定のための飛行経路の例が示されている。ここで、図16(A)は、当該飛行経路における飛行高度を示すための図であり、図16(B)は、当該飛行経路における平面経路を示すための図である。
以上のようにして車両特徴特定処理が終了した後、入力部480から送られた車両特徴表示指令を受けると、車両特徴特定部465は、当該車両特徴表示指令で指定された車両位置、及び、車両情報テーブルを参照して、当該車両位置に駐車している車両の特徴情報を表示するための表示データを生成する。そして、車両特徴特定部465は、生成された表示データを表示部470へ送る。この結果、建屋BLD1の屋内における駐車している特定の車両の特徴情報が表示部470に表示される。
なお、第2実施形態では、第1実施形態の場合と同様に、表示部470における表示画像における一の車両表示位置をポインティングデバイスで指定することにより、車両特徴表示指令が入力されるようになっている。そして、指定された車両の特徴情報は、表示部470における車両位置表示画像に重ねて表示されるようになっている。
以上説明したように、第2実施形態では、建屋BLD1の天井又は梁の位置(高度H3)に固定された位置関連情報取得部350が、建屋BLD1内の床面の全面を撮像する。引き続き、当該撮像の結果に基づいて、車両位置特定部461Bが、建屋BLD1の屋内における車両存在領域を特定する。
次に、車両位置特定部461Bが、車両存在領域の特定結果に基づいて、特定された車両存在領域の全てにおける車両位置を特定するための無人飛行体100の飛行経路を算出する。引き続き、当該飛行経路に沿った飛行中に、無人飛行体100に搭載された位置関連情報取得部240が、建屋BLD1の屋内における車両の位置を特定するための情報を取得する。そして、当該位置関連情報取得部240により取得された情報に基づいて、車両位置特定部461Bが、建屋BLD1の屋内における車両の位置を特定する。
次いで、車両特徴特定部465が、車両位置の特定結果に基づいて、建屋BLD1の屋内における車両それぞれの特徴情報を特定するための飛行経路を算出する。引き続き、無人飛行体100に搭載された特徴情報取得部270が、当該飛行経路に沿った無人飛行体100の飛行中に、個々の車両の特徴情報を取得する。そして、車両特徴特定部465が、特徴情報取得部270により取得された特徴情報を、車両位置特定部461Bにより特定された車両の位置と関連付けることにより、個々の車両の特徴情報を特定する。
したがって、第2実施形態によれば、新たな設備工事を極小化して、簡易に、車両等の対象物の位置及び特徴情報の特定を、無人飛行体の消費エネルギの抑制を行いつつ、効率よく実行することができる。
また、第2実施形態では、第1実施形態の場合と同様に、車両位置の特定のための飛行経路の長さ等、及び、特徴情報の特定のための飛行経路の長さ等を適正化するようにしている。このため、車両等の対象物の位置及び特徴情報の特定を、無人飛行体100の消費エネルギの抑制を行いつつ、非常に効率よく実行することができる。
さらに、第2実施形態では、車両位置の特定のための飛行経路を建屋BLD1の床面の全域を撮像範囲に入れることができる飛行経路とせずに、車両存在領域の全てを撮像範囲に入れることができる飛行経路とすることができる。このため、第1実施形態の場合と比べて、無人飛行体の消費エネルギの抑制を更に行うことができ、車両の位置及び特徴情報の特定を更に効率よく実行することができる。
なお、位置関連情報取得部350として、防犯カメラ等の既設の装置を利用可能な場合には、新たな設備工事を行わずに済む。
また、第2実施形態では、第1実施形態の場合と同様に、無人飛行体100に搭載された変位情報取得部250及び周囲環境情報取得部260により取得された情報に基づいて、地図生成部455が建屋BLD1の屋内の地図を生成するとともに、当該地図の生成と同時に、飛行体位置検出部451が、地図生成部455で生成中の地図内における無人飛行体100の位置を検出する。すなわち、いわゆるSLAMの手法を用いて、建屋BLD1の屋内の地図を生成する。このため、建屋BLD1の屋内の地図を精度良く生成することができる。
そして、第1実施形態の場合と同様に、上述した車両位置の特定のために飛行中の無人飛行体100の位置を、飛行体位置検出部451が、変位情報取得部250及び周囲環境情報取得部260により取得された情報に基づいて、生成された地図内における無人飛行体100の位置を検出する。このため、変位情報取得部250が備える外界センサのオフセットの累積による精度の低下を回避しつつ、車両位置及び特徴情報の特定のために飛行中の無人飛行体100の当該地図内の位置を精度良く検出することができる。この結果、車両の位置及び特徴情報の特定を精度良く、かつ、効率的に行うことができる。
また、第2実施形態では、第1実施形態の場合と同様に、特徴情報がQRコード化されて表された特徴情報シートが、車両ごとに貼付される。このため、特徴情報シートの大きさをコンパクトにできるとともに、簡易に個々の車両の特徴情報を取得することができる。
また、第2実施形態では、位置関連情報取得部240,350が撮像デバイスを備え、車両位置特定部461Bが、当該撮像デバイスによる撮像結果を解析して、建屋BLD1の屋内における車両の存在領域、位置及び特徴情報を特定する。このため、簡易な構成で、建屋BLD1の屋内における車両の位置及び特徴情報を特定することができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の第1及び第2実施形態では、特徴情報シートには、貼付された車両の特徴情報がQRコード化されて表されるようにしたが、バーコード化等の他のコード化を行って表すようにしてもよい。さらに、特徴情報シートに代えてICタグを用い、当該ICとの非接触通信により特徴情報を取得するようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施形態では、特徴情報取得部270がQRコードのデコード処理部を備えるようにしたが、車両特徴特定部がQRコードのデコード処理部を備えるようにしてもよい。
また、上記の第1実施形態では、1回の車両位置の特定のために、車両位置特定のための飛行のそれぞれを1回行うようにした。これに対し、1回の車両位置の特定のために、複数回の飛行を順次高度を下げながら行うようにしてもよい。例えば、1回目の飛行を車両存在領域の特定のための飛行とし、2回目の飛行を、1回目の飛行の場合の高度よりよりも低い高度とする車両存在領域内における車両位置の特定のための飛行とすることができる。
また、上記の第1及び第2実施形態では、車両位置の特定のための飛行及び特徴情報の特定のための飛行を、無人飛行体に対する動作エネルギの補充を行わない連続飛行を例示して説明した。これに対し、動作エネルギの補充が必要となった場合には、飛行基地において動作エネルギの補充を適宜行うようにすればよい。
また、上記の第2実施形態では、車両存在領域の特定のための位置関連情報取得部の数は任意であり、建屋内の床面の全面を撮像するために必要な数の撮像デバイスを用意するようにすればよい。
また、上記の第2実施形態において、車両存在領域の特定のための位置関連情報取得部による取得結果により車両位置の特定まで可能であるような建屋内である場合には、車両位置特定のための飛行を省略するようにすることができる。
また、上記の第1実施形態では、車両位置の特定のための飛行高度H1と、特徴情報の特定のための飛行高度H2との関係を「H1>H2」とした。これに対し、車両位置の特定及び特徴情報の特定の目的が達成可能であれば、必ずしも、「H1>H2」の関係としなくともよい。例えば、「H1=H2」の関係とするとともに、特徴情報の取得時の方が、位置関連情報の取得時よりも、無人飛行体から特定対象となる車両までの距離が近くなるようにしてもよい。
また、第2実施形態では、車両位置の特定のための飛行高度H1と、特徴情報の特定のための飛行高度H2と、位置関連情報取得部350の撮像装置の設置高度H3との関係を「H3>H1>H2」とした。これに対し、車両位置の特定、特徴情報の特定及び車両存在領域の特定の目的が達成可能であれば、必ずしも、「H3>H1>H2」の関係としなくともよい。例えば、「H3=H1」の関係とするとともに、車両位置の特定のための情報取得時の方が、車両存在領域の特定のための情報取得時よりも、無人飛行体から特定対象となる車両存在領域若しくは車両までの距離が近くなるようにしてもよい。また、例えば、「H3=H2」の関係とするとともに、特徴情報の取得時の方が、車両存在領域の特定のための情報取得時よりも、無人飛行体から特定対象となる車両までの距離が近くなるようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施形態では、位置特定及び特徴情報特定の対象物を車両としたが、車両以外を位置特定及び特徴情報特定の対象物としてもよい。例えば、特徴情報として指定着席位置が記憶されたICタグが付されたチケットを所持している観客を位置特定対象とし、当該チケットを持っている観客のコンサートホールにおける着席位置が、正しい着席位置であるかを確認するようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施形態では、位置関連情報取得部が撮像デバイスを備えるようにしたが、撮像デバイスに代えて、レーザレーダや熱感知センサ等を備えるようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施形態では、地図生成部が、変位情報及び周囲環境情報の双方を利用して地図の生成を行うようにした。これに対し、地図生成部は、変位情報及び周囲環境情報のいずれか一方のみを利用して地図の作成を行うようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施形態では、処理制御装置を1つの装置としたが、互いに通信可能な複数の装置により、処理制御装置の機能を果たすようにしてもよい。こうした場合には、複数の装置を、例えば、画像解析等に際しての演算能力に優れたサーバ装置、及び、当該サーバ装置と通信可能なパーソナルコンピュータとすることができる。
また、上記の実施形態では、中継装置と処理制御装置とを別々の装置としたが、1つの装置としてもよい。
また、上記の実施形態では、中継装置と処理制御装置とを無線で接続するようにしたが、有線での接続としてもよい。
また、上記の実施形態では、中継装置と処理制御装置とは異なる建屋に分かれて配置されるようにしたが、同一建屋内に配置するようにしてもよい。
また、表示部には、飛行体位置検出部により検出された無人飛行体の現在飛行体位置の情報や飛行基地、中継装置等の位置を、単独で、又は、位置特定結果と併せて表示するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、無人飛行体100を1台とするとともに、飛行基地BSを1箇所とした。これに対し、無人飛行体100を複数台としてもよいし、飛行基地BSを複数箇所設けるようにしてもよい。また、無人飛行体100を複数台とするとともに、飛行基地BSを複数箇所設けるようにしてもよい。
なお、上記の第1及び第2実施形態の処理制御装置を、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)等の演算手段としてのコンピュータを備えた構成とし、予め用意されたプログラムを当該コンピュータで実行することにより、上記の実施形態における処理制御装置の機能を実現するようにしてもよい。このプログラムはハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該コンピュータによって記録媒体から読み出されて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。
100 … 無人飛行体
240 … 位置関連情報取得部(第1位置関連情報取得部)
250 … 変位情報取得部
260 … 周囲環境情報取得部
270 … 特徴情報取得部
350 … 位置関連情報取得部(第2位置関連情報取得部)
440 … 飛行制御部(制御部)
451 … 飛行体位置検出部(位置検出部)
455 … 地図生成部
461A,461B … 車両位置特定部(位置特定部)
465 … 車両特徴特定部(特徴特定部)
500A,500B … 管理システム
240 … 位置関連情報取得部(第1位置関連情報取得部)
250 … 変位情報取得部
260 … 周囲環境情報取得部
270 … 特徴情報取得部
350 … 位置関連情報取得部(第2位置関連情報取得部)
440 … 飛行制御部(制御部)
451 … 飛行体位置検出部(位置検出部)
455 … 地図生成部
461A,461B … 車両位置特定部(位置特定部)
465 … 車両特徴特定部(特徴特定部)
500A,500B … 管理システム
Claims (13)
- 屋内を飛行可能な無人飛行体と;
前記無人飛行体に搭載され、前記屋内に存在する所定の対象物の位置に関連する情報を前記無人飛行体の飛行中に取得する位置関連情報取得部と;
前記位置関連情報取得部により取得された情報に基づいて、前記屋内における前記対象物の位置を特定する位置特定部と;
前記無人飛行体に搭載され、前記対象物の特徴情報を取得する特徴情報取得部と;
前記位置特定部により特定された前記対象物の位置と、前記特徴情報取得部により取得された前記対象物の特徴情報とを関連付ける特徴特定部と;
前記位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の前回の取得の場合よりも前記対象物に近い距離で、前記位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の新たな取得、又は、前記特徴情報取得部による前記対象物の特徴情報の取得が行われるように前記無人飛行体の飛行を制御する制御部と;
を備えることを特徴とする管理システム。 - 前記対象物の位置に関連する情報の新たな取得、又は、前記特徴情報取得部による前記対象物の特徴情報の取得が行われる際の前記無人飛行体の高度は、前記対象物の位置に関連する情報の前記前回の取得が行われた場合の高度以下である、ことを特徴とする請求項1に記載の管理システム。
- 前記制御部は、前記前回の取得の結果から前記位置特定部により特定された情報に基づいて算出された飛行経路に沿った飛行により、前記位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の新たな取得、又は、前記特徴情報取得部による前記対象物の特徴情報の取得が行われるように前記無人飛行体の飛行を制御する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の管理システム。
- 前記無人飛行体に搭載された変位情報取得部及び周囲環境情報取得部により取得された情報に基づいて、前記屋内の地図の生成する地図生成部と;
前記変位情報取得部及び前記周囲環境情報取得部の少なくとも一方により取得された情報に基づいて、前記地図生成部で生成された地図内における前記無人飛行体の位置を検出する位置検出部と;
を更に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の管理システム。 - 前記位置関連情報取得部は撮像デバイスを備え、
前記位置特定部は、前記撮像デバイスによる撮像結果を解析して、前記屋内における前記対象物の位置を特定する、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の管理システム。 - 前記対象物は駐車中の車両である、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の管理システム。
- 屋内を飛行可能な無人飛行体と;
前記無人飛行体に搭載され、前記屋内に存在する所定の対象物の位置に関連する情報を前記無人飛行体の飛行中に取得する第1位置関連情報取得部と;
前記屋内に配置され、前記所定の対象物の位置に関連する情報を取得する第2位置関連情報取得部と;
前記第1位置関連情報取得部により取得された情報、及び、前記第2位置関連情報取得部により取得された情報のそれぞれに基づいて、前記屋内における前記対象物の位置を特定する位置特定部と;
前記無人飛行体に搭載され、前記対象物の特徴情報を取得する特徴情報取得部と;
前記位置特定部により特定された前記対象物の位置と、前記特徴情報取得部により取得された前記対象物の特徴情報とを関連付ける特徴特定部と;
前記第2位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の取得の場合よりも前記対象物に近い距離で、前記第2位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の取得後に、前記第1位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の取得、又は、前記特徴情報取得部による前記対象物の特徴情報の取得が行われるように前記無人飛行体の飛行を制御する制御部と;
を備えることを特徴とする管理システム。 - 屋内を飛行可能な無人飛行体と;前記無人飛行体に搭載され、前記屋内に存在する所定の対象物の位置に関連する情報を前記無人飛行体の飛行中に取得する位置関連情報取得部と;前記位置関連情報取得部により取得された情報に基づいて、前記屋内における前記対象物の位置を特定する位置特定部と;前記無人飛行体に搭載され、前記対象物の特徴情報を取得する特徴情報取得部と;前記位置特定部により特定された前記対象物の位置と、前記特徴情報取得部により取得された前記対象物の特徴情報とを関連付ける特徴特定部と;を備える管理システムにおいて使用される前記無人飛行体の飛行制御方法であって、
前記位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の取得が行われるように前記無人飛行体の飛行を制御する第1飛行制御工程と;
前記第1飛行制御工程における前記位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の前回の取得の場合よりも前記対象物に近い距離で、前記位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の新たな取得、又は、前記特徴情報取得部による前記対象物の特徴情報の取得が行われるように前記無人飛行体の飛行を制御する第2飛行制御工程と;
を備えることを特徴とする飛行制御方法。 - 屋内を飛行可能な無人飛行体と;前記無人飛行体に搭載され、前記屋内に存在する所定の対象物の位置に関連する情報を前記無人飛行体の飛行中に取得する第1位置関連情報取得部と;前記屋内に配置され、前記所定の対象物の位置に関連する情報を取得する第2位置関連情報取得部と;前記第1位置関連情報取得部により取得された情報及び前記第2位置関連情報取得部により取得された情報のそれぞれに基づいて、前記屋内における前記対象物の位置を特定する位置特定部と;前記無人飛行体に搭載され、前記対象物の特徴情報を取得する特徴情報取得部と;前記位置特定部により特定された前記対象物の位置と、前記特徴情報取得部により取得された前記対象物の特徴情報とを関連付ける特徴特定部と;を備える管理システムにおいて使用される前記無人飛行体の飛行制御方法において、
前記第2位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の取得の場合よりも前記対象物に近い距離で、前記第2位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の取得後に、前記第1位置関連情報取得部による前記対象物の位置に関連する情報の取得、又は、前記特徴情報取得部による前記対象物の特徴情報の取得が行われるように前記無人飛行体の飛行を制御する飛行制御工程
を備えることを特徴とする飛行制御方法。 - 管理システムが有するコンピュータに、請求項8に記載の飛行制御方法を実行させる、ことを特徴とする飛行制御プログラム。
- 管理システムが有するコンピュータに、請求項9に記載の飛行制御方法を実行させる、ことを特徴とする飛行制御プログラム。
- 管理システムが有するコンピュータにより読み取り可能に、請求項10に記載の飛行制御プログラムが記録されている、ことを特徴とする記録媒体。
- 管理システムが有するコンピュータにより読み取り可能に、請求項11に記載の飛行制御プログラムが記録されている、ことを特徴とする記録媒体。
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