JP2018179791A - 情報システム、車載装置、サーバ装置及び情報通知方法 - Google Patents

情報システム、車載装置、サーバ装置及び情報通知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザにとって使い勝手がよい地図を表示する。
【解決手段】サーバ装置40は、端末装置30を識別する端末情報と、車載装置20の識別情報である車載装置IDとを対応付けて記憶した記憶部43を備え、端末装置30から受信した取得要求に含まれる端末情報に対応した車載装置IDを取得して、取得した車載装置IDに対応する車載装置20に、端末装置30の位置情報を送信し、車載装置20は、地図情報記憶部23を備え、サーバ装置40から受信した位置情報に対応した地図情報を地図情報記憶部23から取得してサーバ装置40に送信し、サーバ装置40は、車載装置20から受信した地図情報を端末装置30に送信する情報システム1。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報システム、車載装置、サーバ装置及び情報通知方法に関する。
従来、車両に搭載された車載装置に、スマートフォン等の端末装置を接続して、これらの装置を連携して動作させる技術が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1は、車載機器及びスマートフォンにより構成される車載機器システムにおいて、携帯端末にインストールされたアプリケーションのリストを車載機器の表示画面に表示し、選択されたアプリケーションの実行要求を携帯端末に送信する。携帯端末は、要求されたアプリケーションを実行し、移動体通信網を介してアクセスするWebサイト等から得られる情報を車載機器に送信し、車載機器は、携帯端末から受信した情報を表示画面に表示させる。
特許文献2は、携帯電話とナビゲーション装置を備える移動体通信システムであって、ナビゲーション装置は、携帯電話から受信したGPSデータに基づいて算出した現在位置から設定された目的地までの誘導経路を検索し、携帯電話を介して音声や文字で経路を誘導する経路誘導操作モードを備える。
特開2013−108851号公報 特開平10−103990号公報
ところで、車載装置をすでに所有しているユーザの場合、スマートフォン等の端末装置にインストールされたアプリケーションにより表示される地図よりも、車載装置により表示される地図のほうが見慣れているため見やすく、また、使い慣れたインターフェイスであるため使い勝手がよい。また、端末装置のアプリケーションにより表示される地図よりも車載装置により表示される地図のほうが情報量が多く、目的地までの誘導経路をより詳細に表示できる場合が多い。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、使い勝手がよい情報システム、車載装置、サーバ装置及び情報通知方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、サーバ装置と、前記サーバ装置と通信可能な車載装置とを備える情報システムであって、前記サーバ装置は、端末装置の識別情報と、前記車載装置の識別情報とを対応付けて記憶したサーバ記憶部と、前記端末装置の識別情報と、位置を示す位置情報とを含む地図情報の取得要求を前記端末装置から受信すると、受信した前記取得要求に含まれる前記識別情報に対応した前記車載装置の識別情報を取得し、取得した前記識別情報に対応する前記車載装置に、前記位置情報を送信するサーバ制御部と、を備え、前記車載装置は、地図情報を記憶した地図記憶部と、前記サーバ装置から受信した前記位置情報に対応した前記地図情報を前記地図記憶部から取得して前記サーバ装置に送信する車載装置制御部と、を備え、前記サーバ制御部は、前記車載装置から受信した前記地図情報を前記端末装置に送信する。
本発明によれば、ユーザにとって使い勝手のよい地図を端末装置に表示させることができる。
また、本発明は、上記情報システムにおいて、前記車載装置は、前記車載装置を搭載する車両の情報を取得する車両情報取得部を備え、前記車載装置制御部は、前記車両情報取得部を用いて取得した前記車両のバッテリーの電力量が予め設定されたしきい値以下である場合に、前記サーバ装置から前記位置情報を受信しても前記サーバ装置に前記地図情報を送信しない。
本発明によれば、車両のバッテリーあがりを防止することができる。
また、本発明は、上記情報システムにおいて、前記車載装置制御部は、前記バッテリーの電力量が予め設定されたしきい値以下である場合に、前記地図情報の送信ができないことを前記サーバ装置に通知し、前記サーバ制御部は、前記車載装置から前記通知を受信した場合に、前記車載装置の前記地図情報が利用できないことを前記端末装置に通知する。
本発明によれば、端末装置の所持者に車載装置の地図情報が利用できないことを通知することができる。
また、本発明は、上記情報システムにおいて、前記車載装置は、前記車載装置を搭載する車両の位置を示す位置情報を取得する車両位置取得部と、表示部と、を備え、前記車載装置制御部は、前記サーバ装置から前記位置情報を受信した場合、前記車両情報取得部を用いて前記車両のアクセサリー電源の状態を判断し、前記アクセサリー電源がオン状態である場合に、前記サーバ装置から受信した前記位置情報に対応した前記地図情報を前記サーバ装置に送信し、前記車両位置取得部により取得した前記位置情報に対応した前記地図情報を前記表示部に表示させる。
本発明によれば、車載装置が搭載された車両が他のユーザによって運転されている場合であっても、端末装置の位置に対応した地図を端末装置に表示させることができる。
また、本発明は、上記情報システムにおいて、前記サーバ装置は、道路交通情報を受信する道路交通情報受信部と、前記道路交通情報受信部が受信した前記道路交通情報を記憶する道路交通情報記憶部と、を備え、前記位置情報に対応した地図情報及び道路交通情報を前記端末装置に送信する。
本発明によれば、位置情報に対応した地図情報及び道路交通情報を端末装置に表示させることができる。
上記課題を解決するため、本発明は、車両に搭載される車載装置であって、サーバ装置と通信を行う通信部と、地図情報を記憶した地図記憶部と、前記サーバ装置から位置情報を受信すると、受信した前記位置情報に対応した前記地図情報を前記地図記憶部から取得して前記サーバ装置に送信する車載装置制御部と、を備える。
本発明によれば、サーバ装置から受信した位置情報に対応した地図情報をサーバ装置に送信することができる。従って、サーバ装置において、車載装置から受信した地図情報を表示させる、又は他の装置にダウンロードすることで、車載装置の地図情報を車載装置以外の装置に表示させることできる。
また、本発明は、上記車載装置において、前記車載装置は、前記車載装置を搭載する前記車両の情報を取得する車両情報取得部を備え、前記車載装置制御部は、前記車両情報取得部を用いて取得した前記車両のバッテリーの電力量が予め設定されたしきい値以下である場合に、前記サーバ装置から前記位置情報を受信しても前記サーバ装置に前記地図情報を送信しない。
本発明によれば、車両のバッテリーあがりを防止することができる。
また、本発明は、上記車載装置において、前記車載装置は、前記車載装置を搭載する前記車両の位置を示す位置情報を取得する車両位置取得部と、表示部と、を備え、前記車載装置制御部は、前記サーバ装置から前記位置情報を受信した場合、前記車両情報取得部を用いて前記車両のアクセサリー電源の状態を判断し、前記アクセサリー電源がオン状態である場合に、前記サーバ装置から受信した前記位置情報に対応した前記地図情報を前記サーバ装置に送信し、前記車両位置取得部により取得した前記位置情報に対応した前記地図情報を前記表示部に表示させる。
本発明によれば、車載装置が搭載された車両が他のユーザによって運転されている場合であっても、受信した位置情報に対応した地図情報をサーバ装置に送信することができる。
上記課題を解決するため、本発明は、通信を行う通信部と、端末装置の識別情報と、車載装置の識別情報とを対応付けて記憶したサーバ記憶部と、前記端末装置の識別情報と、位置を示す位置情報とを含む地図情報の取得要求を前記端末装置から受信すると、受信した前記取得要求に含まれる前記識別情報に対応付けられた前記車載装置の識別情報を取得し、取得した前記識別情報に対応した前記車載装置に前記位置情報を送信するサーバ制御部と、道路交通情報を受信する道路交通情報受信部と、前記道路交通情報受信部が受信した前記道路交通情報を記憶する道路交通情報記憶部と、を備え、前記サーバ制御部は、前記取得要求を受信すると、前記位置情報を前記車載装置に送信し、前記車載装置から前記地図情報を受信すると、前記地図情報と、前記位置情報に対応した道路交通情報とを前記端末装置に送信する。
本発明によれば、位置情報に対応した地図情報及び道路交通情報を端末装置に表示させることができる。
上記課題を解決するため、本発明は、サーバ装置と、前記サーバ装置と通信可能な車載装置とを備える情報システムの情報通知方法であって、前記サーバ装置において、位置を示す位置情報と、端末装置の識別情報とを含む地図情報の取得要求を端末装置から受信するステップと、前記端末装置の識別情報と、前記車載装置の識別情報とを対応付けて記憶したサーバ記憶部を参照して、受信した前記取得要求に含まれる前記識別情報に対応した前記車載装置の識別情報を取得するステップと、取得した前記識別情報に対応する前記車載装置に、前記位置情報を送信するステップと、を有し、前記車載装置において、前記サーバ装置から受信した前記位置情報に対応した前記地図情報を、前記地図情報を記憶した地図記憶部から取得するステップと、取得した前記地図情報を前記サーバ装置に送信するステップと、を有し、前記サーバ装置において、前記車載装置から受信した前記地図情報を前記端末装置に送信するステップを有する。
本発明によれば、車両に搭乗していないときでも車載装置の提供する地図を端末装置に表示させることができる。
本発明によれば、ユーザにとって使い勝手がよい地図を表示することができる。
情報システムのシステム構成を示す図。 車載装置の構成を示す構成図。 端末装置の構成を示す構成図。 サーバ装置の構成を示す構成図。 車載装置アプリ管理TBLの構成を示す図。 端末アプリ管理TBLの構成を示す図。 ユーザ管理TBLの構成を示す図。 アプリ管理TBLの構成を示す図。 初回登録時の情報システムの動作を示すシーケンス図。 情報システムの利用時の動作を示すシーケンス図。 端末装置の表示パネルに表示される画面例を示す図。 車載装置の表示パネルに表示される画面例を示す図。 サーバ装置の動作を示すフローチャート。 車載装置の動作を示すフローチャート。 車載装置の表示パネルに表示される画面例を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、情報システム1の構成を示すシステム構成図である。本実施形態の情報システム1は、車両2に搭載された車載装置20と、端末装置30と、サーバ装置40とを備える。車載装置20及び端末装置30は、通信ネットワーク網3に接続可能であって、サーバ装置40は、通信ネットワーク網3に接続している。すなわち、車載装置20及び端末装置30とは、通信ネットワーク網3に接続することで、サーバ装置40と通信可能となる。
車載装置20は、GPS(Global Positioning System)衛星から送信されるGPS信号を受信して、受信したGPS信号に基づき周知の方法により車両2の現在位置を演算する。また、車載装置20は、演算した現在位置から設定された目的地までの経路を探索し、探索した経路を誘導経路として案内する機能を備える。また、車載装置20は、車両2に構成されたCAN(Controller Area Network)等の車載通信ネットワークに接続される。この車載ネットワークには、車両2を制御する複数のECU(Electronic Control Unit:図示省略)や各種センサ等が接続される。車載装置20は、複数のECUから車載通信ネットワークを介して車両2の情報(以下、車両情報という)を取得する。車両情報には、例えば、アクセサリー(ACC)電源のオン、オフ情報や、バッテリーの電力量の情報等が含まれる。
端末装置30は、情報システム1の利用者が所有する端末である。端末装置30には、例えば、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレット端末、ノートパソコン等を用いることができる。以下の説明では、端末装置30がスマートフォンである場合を例にして説明する。
サーバ装置40は、ユーザの識別情報を記憶して、ユーザ認証を行う。また、サーバ装置40は、ユーザの識別情報に、ユーザが使用する端末装置30や車載装置20の識別情報を対応付けて登録し、ユーザが使用する端末装置30や車載装置20を管理する。また、サーバ装置40は、端末装置30から受信した位置情報を車載装置20に送信して、この位置情報が示す位置を含む地図画面を表示させるための表示データを車載装置20から受信する。サーバ装置40は、受信した表示データを端末装置30に送信する。
通信ネットワーク網3は、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、専用通信回線、移動体通信網(基地局等を含む)、ゲートウェイ等により構築される。
図2は、車載装置20の構成を示す構成図である。
車載装置20は、CPU21、メモリ22、地図情報記憶部23、車両位置取得部24、操作部25、車載装置アプリ管理テーブル(以下、テーブルをTBLと略記する)26、車両情報取得部27、通信部28及び表示部29を備える。
CPU21は、マイクロプロセッサ等により構成される。また、CPU21は、メモリ22が記憶する制御プログラムを実行して車載装置20の各部の動作を制御する。具体的には、CPU21は、周知の地図表示処理や経路探索処理等を実行することで、車載装置20をナビゲーション装置として動作させる。CPU21は、本発明の「車載装置制御部」に相当する。
メモリ22は、例えば、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリにより構成される。また、メモリ22として、USBメモリやSDカード等の可搬性を有する不揮発性メモリを用いることも可能である。
メモリ22は、CPU21が実行する制御プログラムやデータ等の各種情報を記憶する。制御プログラムには、アプリケーションプログラムも含まれる。以下では、アプリケーションプログラムをアプリケーション又はアプリと略記する。メモリ22に記憶されるアプリケーションには、サーバ装置50から車載装置20にダウンロードされる外部連携ナビが含まれる。外部連携ナビの詳細については後述する。この外部連携ナビは、出荷時等に車載装置20のメモリ22に予め記憶させておいてもよいし、CD等の記録媒体に記録された外部連携ナビを車載装置20に読み込ませてもよい。
また、メモリ22は、CPU21が制御プログラムを実行して演算処理を行うときにデータを一時的に記憶させるワークエリアとして使用される。また、メモリ22は、車載装置20に割り振られたユニークな機器ID(以下、車載装置IDという)を記憶する。車載装置IDは、本発明の「車載装置の識別情報」に相当する。
地図情報記憶部23は、地図画面を表示させるための地図データや、施設に関する情報である施設情報、経路探索に関する情報等を含む地図情報を記憶する。車載装置20は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気ディスク装置や、Solid State Drive(SSD)等の半導体ドライブ装置、EPROM、EEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリ等によって構成される記憶部(図示省略)を備える。地図情報記憶部23は、この記憶部を使用して構成される。地図情報記憶部23は、本発明の「地図記憶部」に相当する。
車両位置取得部24は、車両2の現在位置を取得する。車両位置取得部24は、GPS衛星から受信したGPS信号や、車両2から取得する車両情報(例えば、車速や加速度等の情報)等に基づいて、周知の演算方法により車両2の現在位置を演算する。車両位置取得部24は、演算により求めた現在位置を示す位置情報をCPU21に出力する。
操作部25は、ハードウェアの操作キーやボタン、スイッチ等を備える。操作部25は、操作を受け付けた操作キーやボタン、スイッチを示し、受け付けた操作量や操作回数を示す操作信号をCPU21に出力する。
図5は、車載装置アプリ管理TBL26の構成を示す図である。
車載装置アプリ管理TBL26は、車載装置20にインストールされたアプリケーションを管理するテーブルである。車載装置アプリ管理TBL26は、上述した記憶部又はメモリ22に構成される。
車載装置アプリ管理TBL26は、アプリIDを登録するセル261と、アイコンを登録するセル262と、アプリ名を登録するセル263とを備え、アプリID、アイコン及びアプリ名が対応付けて登録される。
アプリIDは、各アプリケーションにユニークに割り振られたIDであり、アプリIDを指定することでアプリケーションが一意に特定される。アイコンは、表示を規定するデータであり、アプリケーションを示す図形や画像等のデータである。アプリ名は、アイコンと共に表示されるアプリケーションの名称を示すデータである。
車両情報取得部27は、車載通信ネットワークとの入出力インターフェイスとして機能し、車両情報の取得要求がECUに出力され、ECUから送信される車両情報が入力される。車両情報取得部27は、入力された車両情報をCPU21に出力する。
車両情報には、例えば、アクセサリー電源の状態(オン状態又はオフ状態)を示す情報や、エンジンの動作状態、車速や加速度の情報、ガソリン等の燃料の残量、バッテリー電力量などの情報が含まれる。
通信部28は、通信ネットワーク網3を構成する移動体通信網の基地局と無線通信を行う無線通信回路等を備え、通信ネットワーク網3に接続されたサーバ装置40とデータ通信を行う。
表示部29は、表示パネル291及び操作検出部293を備える。表示パネル291及び操作検出部293は、タッチパネル290を構成する。
表示パネル291は、液晶パネルや有機EL(Electro Luminescent)ディスプレイ等によって構成される。表示部29は、CPU21の制御に従って表示パネル291に画像を表示させる。操作検出部293は、表示パネル291上に配置されるタッチセンサ(図示省略)を備える。操作検出部293は、ユーザの指又はタッチペンが接触した表示パネル291の位置(接触位置)を検出し、検出した接触位置を示す座標情報をCPU21に出力する。この座標情報は、表示パネル291の表示面に対応付けられた座標上の位置を示す情報である。ユーザの指又はタッチペンを表示パネル291に接触させて行う操作をタッチ操作という。
図3は、端末装置30の構成を示す構成図である。
端末装置30は、CPU31、メモリ32、位置取得部34、操作部35、通信部36及び表示部37を備える。
CPU31は、マイクロプロセッサ等により構成され、端末装置30の各部の動作を制御する。CPU31は、本発明の「端末制御部」に相当する。
メモリ32は、例えば、EPROM、EEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリにより構成される。また、メモリ32として、USBメモリやSDカード等の可搬性を有する不揮発性メモリを用いることも可能である。
メモリ32は、CPU31が実行する制御プログラムやデータ等の各種情報を記憶する。制御プログラムには、アプリケーションも含まれる。また、メモリ32は、CPU31が制御プログラムを実行して演算処理を行うときの、データを一時的に記憶させるワークエリアとして使用される。さらに、メモリ32は、端末装置30の機種名や、端末装置30を識別する識別情報(以下、これらを総称して端末情報という)と、端末アプリ管理TBL33を記憶する。端末情報は、本発明の「端末装置を識別する識別情報」に相当する。
図6は、端末アプリ管理TBL33の構成を示す図である。
端末アプリ管理TBL33は、端末装置30にインストールされたアプリケーションを管理するテーブルである。端末アプリ管理TBL33は、アプリIDを登録するセル331と、アイコンを登録するセル332と、アプリ名を登録するセル333とを備え、アプリID、アイコン及びアプリ名を対応付けて記憶する。
位置取得部34は、端末装置30の現在位置を示す位置情報を取得する。位置取得部34は、GPS衛星から受信するGPS信号に基づき、周知の演算方法により端末装置30の現在位置を演算する。位置取得部34は、演算により求めた端末装置30の現在位置を示す位置情報をCPU31に出力する。
操作部35は、ハードウェアの操作キーやボタン、スイッチ等を備える。操作部35は、操作を受け付けた操作キーやボタン、スイッチを示し、受け付けた操作量や操作回数を示す操作信号をCPU31に出力する。操作部35は、本発明の「操作受付部」に相当する。
通信部36は、通信ネットワーク網3を構成する移動体通信網の基地局と無線通信を行う無線通信回線等を備え、通信ネットワーク網3に接続されたサーバ装置40とデータ通信を行う。
表示部37は、表示パネル371及び操作検出部373を備える。表示パネル371及び操作検出部373は、タッチパネル370を構成する。タッチパネル370は、本発明の「操作受付部」に相当する。
表示パネル371は、液晶パネルや有機ELディスプレイ等によって構成される。表示部37は、CPU31の制御により表示パネル371に画像を表示させる。操作検出部373は、表示パネル371上に配置されるタッチセンサ(図示省略)を備える。操作検出部373は、ユーザの指又はタッチペンが接触した表示パネル371の位置(接触位置)を検出し、検出した接触位置を示す座標情報をCPU31に出力する。この座標情報は、表示パネル371の表示面に対応付けられた座標上の位置を示す情報である。ユーザの指又はタッチペンを表示パネル371に接触させて行う操作をタッチ操作という。
図4は、サーバ装置40の構成を示す構成図である。
サーバ装置40は、CPU41、メモリ42、記憶部43及び通信部44を備える。通信部44は、本発明の「通信部」及び「道路交通情報受信部」に相当する。
CPU41は、マイクロプロセッサ等を用いて構成されており、サーバ装置40の各部の動作を制御する。CPU41は、本発明の「サーバ制御部」に相当する。
メモリ42は、ROMやRAM等を備える。ROMは、CPU41が実行する制御プログラムやデータを記憶する。RAMは、CPU41が制御プログラムに従って演算処理を行うときのワークエリアとして使用される。
記憶部43は、例えば、HDD等の磁気ディスク装置や、SSD等の半導体ドライブ装置、EPROM、EEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリにより構成される。
記憶部43は、ユーザ管理TBL45や、道路交通情報記憶部47、アプリ管理TBL49等を記憶する。また、記憶部43は、アプリケーションデータを記憶する。アプリケーションデータは、アプリケーションの実データ(プログラムデータ)である。記憶部43は、本発明の「サーバ記憶部」に相当する。
図7は、ユーザ管理TBL45の構成を示す図である。
ユーザ管理TBL45は、ユーザが使用する車載装置20や端末装置30を管理するテーブルである。ユーザ管理TBL45は、ユーザIDを登録するセル451と、パスワードを登録するセル452と、車載装置IDを登録するセル453と、車載装置名を登録するセル454と、端末情報を登録するセル455とを備える。ユーザ管理TBL45は、ユーザID、パスワード、車載装置ID、車載装置名及び端末情報を対応付けて記憶する。
ユーザIDは、ユーザを識別する識別情報であり、各ユーザにユニークに割り振られる。パスワードは、情報システム1にログインするためのパスワードである。
道路交通情報記憶部47は、サーバ装置40が受信したVICS(登録商標)などのFM多重放送やビーコンなどで放送された道路交通情報を記憶する。道路交通情報には、例えば、道路を特定する情報と、当該道路の時間帯ごとの混雑状況や交通規制情報を示す情報とが含まれる。CPU41は、放送された道路交通情報を受信し、受信した道路交通情報を道路交通情報記憶部47に記憶させる。
図8は、アプリ管理TBL49の構成を示す図である。
アプリ管理TBL49は、記憶部43に記憶させたアプリケーションを管理するテーブルである。サーバ装置40は、端末装置30や車載装置20からの要求によって、端末装置30や車載装置20にダウンロードされる。アプリ管理TBL49が管理するアプリケーションには、各地の天気予報や、観光情報、施設情報、ニュース配信等の一般的なアプリケーションと、外部連携ナビが含まれる。外部連携ナビは、車載装置20、端末装置30及びサーバ装置40を連携して動作させ、車載装置20が提供する地図画面を、サーバ装置40を介して端末装置30の表示部29に表示させるアプリケーションである。アプリ管理TBL49は、アプリIDを登録するセル491と、アイコンを登録するセル492と、アプリ名を登録するセル493とを備え、アプリID、アイコン及びアプリ名を対応付けて記憶する。
通信部44は、通信ネットワーク網3を介して車載装置20や端末装置30と通信を行う。また、通信部44は、FMチューナやビーコンレシーバ等を備え、VICSセンターから配信される道路交通情報等を受信する。
<初回登録時の動作の説明>
図9は、初回登録時の情報システム1の動作を示すシーケンス図である。
図9に示す車載装置20、端末装置30及びサーバ装置40の動作は、各CPU21、CPU31及び41が、メモリ22、32、42に記憶された制御プログラムをそれぞれに実行することで実現される動作である。
まず、ステップS1において、端末装置30は、通信部36によりサーバ装置40に接続して、ダウンロード可能なアプリケーションの一覧を示す一覧情報の取得要求をサーバ装置40に送信する。
ステップS2において、サーバ装置40は、端末装置30から一覧情報の取得要求を受信すると、アプリ管理TBL49に登録されたアプリのアプリ名、又はアプリ名及びアプリIDを端末装置30に一覧情報として送信する。この一覧情報には、各アプリの機能を説明したテキストを添付してもよい。
端末装置30は、受信した一覧情報を表示部37に表示して、ダウンロードするアプリの選択を受け付ける。ユーザは、操作部35の操作又はタッチ操作により端末装置30にダウンロードするアプリケーションを選択する。
ステップS3において、端末装置30は、アプリケーションの選択を受け付けると、選択されたアプリケーションのアプリ名又はアプリIDを含むダウンロード要求をサーバ装置40に送信する。以下では、アプリケーションとして外部連携ナビが選択された場合について説明する。
サーバ装置40は、端末装置30からダウンロード要求を受信すると、受信したダウンロード要求に含まれるアプリID又はアプリ名に対応したアプリケーションのアプリケーションデータを記憶部43から読み出す。また、サーバ装置40は、ダウンロード要求に含まれるアプリID又はアプリ名に対応したアイコン及びアプリ名、若しくはアイコン及びアプリIDをアプリ管理TBL49から取得する。ステップS4において、サーバ装置40は、取得したアプリケーションデータ、アイコン及びアプリ名、若しくはアプリケーションデータ、アイコン及びアプリIDを端末装置30に送信する。
ステップS5において、端末装置30は、サーバ装置40から受信したデータをメモリ32に記憶させ、アプリケーションデータのインストールを実行する。また、端末装置30は、サーバ装置40からダウンロードしたアプリIDやアプリ名、アイコンを端末アプリ管理TBL33に登録する。
また、車載装置20に外部連携ナビがメモリ22に記憶され、車載装置20にインストールされていない場合、端末装置30に外部連携ナビをダウンロードした場合の手順と同様の手順で、外部連携ナビを車載装置20にダウンロードしてメモリ22に記憶させる。そして、車載装置20は、ダウンロードされた外部連携ナビをインストールし、車載装置アプリ管理TBL26にアプリIDやアプリ名、アイコンを登録する。
次に、端末装置30は、操作部35の操作又はタッチ操作により外部連携ナビを起動させる操作を受け付けると、CPU31により外部連携ナビを実行する。CPU31が外部連携ナビを実行することで、ユーザ情報入力画面375が表示パネル371に表示される。
図11は、端末装置30の表示パネル371に表示される画面例を示す図である。特に、図11(A)は、端末装置30の表示パネル371に、外部連携ナビのアイコン373が表示された状態を示す図である。アイコン373の画像として、端末アプリ管理TBL33に登録されたアプリ名、アイコンが表示される。表示パネル371に表示されたアイコン373が、例えば、タッチ操作により選択されると、端末装置30は、ユーザ情報入力画面375を表示パネル371に表示させる。
図11(B)は、ユーザ情報入力画面375を示す図である。
ユーザ情報入力画面375は、情報システム1で必要な情報の入力を受け付ける画面であって、ユーザIDの入力欄376や、パスワードの入力欄377、車載装置名の入力欄378、OKボタン379等が表示される。ユーザは、操作部35の操作又はタッチ操作によりユーザIDや、パスワード、車載装置名を入力して、OKボタン379を押下する。
端末装置30は、ユーザIDや、パスワード、車載装置名の入力を受け付けると、メモリ32から端末情報を読み出す。ステップS6において、端末装置30は、入力を受け付けたユーザIDや、パスワード、車載装置名と、読み出した端末情報とを登録情報としてサーバ装置40に送信する。
ステップS7において、サーバ装置40は、登録情報を受信すると、受信した登録情報をユーザ管理TBL45登録する。
次に、車載装置20においても端末装置30において行った手順と同様の手順により車載装置20の表示部29にユーザ情報入力画面295を表示させて、ユーザIDや、パスワード、車載装置20の車載装置名等を入力する。
図12(A)は、タッチ操作により外部連携ナビを選択する様子を示す図である。また、図12(B)及び(C)は、ユーザ情報入力画面295を示す図である。
図12(B)に示すユーザ情報入力画面295には、ユーザIDの入力欄296や、パスワードの入力欄297、OKボタン299等が表示される。ユーザは、操作部25の操作又はタッチ操作によりユーザ情報入力画面295にユーザIDやパスワードを入力してOKボタン299を押下する。車載装置20は、OKボタン299の押下操作を受け付けると、図12(C)に示すユーザ情報入力画面295を表示させる。このユーザ情報入力画面295には、車載装置名(製品名)の入力欄298や、OKボタン299が表示される。ユーザは、操作部25の操作又はタッチ操作によりユーザ情報入力画面295に車載装置名を入力し、OKボタン299を押下する。
車載装置20は、ユーザIDやパスワード、車載装置名の入力を受け付けると、メモリ22から車載装置IDを読み出す。ステップS8において、車載装置20は、入力されたユーザIDやパスワード、車載装置名と、読み出した車載装置IDとを登録情報としてサーバ装置40に送信する。
ステップS9において、サーバ装置40は、車載装置20から登録情報を受信すると、受信した登録情報をユーザ管理TBL45に登録する。
サーバ装置40は、受信した登録情報からユーザID及びパスワードを取得し、取得したユーザID及びパスワードに一致するユーザID及びパスワードがユーザ管理TBL45に登録されているか否かを判定する。サーバ装置40は、取得したユーザID及びパスワードに一致するユーザID及びパスワードがユーザ管理TBL45に登録されていない場合、新規登録であると判定し、車載装置20に新規登録である旨を示す情報を送信する。
また、サーバ装置40は、取得したユーザID及びパスワードに一致するユーザID及びパスワードがユーザ管理TBL45に登録されている場合、受信した登録情報から車載装置名を取得する。次に、サーバ装置40は、ユーザIDに対応付けてユーザ管理TBL45に登録された車載装置名と、取得した車載装置名とが一致するか否かを判定する。サーバ装置40は、ユーザID及びパスワードが一致し、車載装置名が一致しない場合、車載装置名が異なる旨を車載装置20に通知する。また、サーバ装置40は、ユーザID及びパスワードが一致し、車載装置名も一致する場合、受信した車載装置IDをユーザ管理TBL45に登録する。
図12(D)は、サーバ装置40への登録情報の登録が完了した後に、車載装置20の表示パネル291に表示される画面を示す図である。この画面には、車載装置20が搭載された車両2のバッテリー電力が十分に残っている場合にだけ、情報システム1の利用が可能になる旨を示すメッセージが表示される。このメッセージが表示されることで、車載装置20での登録が完了する。
なお、車載装置20において、登録情報の入力、及び入力された登録情報のサーバ装置40への送信と行ってから、端末装置30において登録情報の入力、及び入力された登録情報のサーバ装置40への送信を行うようにしてもよい。
<情報システム利用時の動作の説明>
図10は、情報システム1の利用時の動作を示すシーケンス図である。
ステップS11において、車載装置20は、ユーザが車両2に搭乗しておらず、車載装置20が利用されていない状態では、サーバ装置40からのデータ受信を待機モードで待機する。待機モードは、車載装置20の消費電力を低く抑えた車載装置20の動作モードである。待機モードは、例えば、CPU21や通信部28等の外部との通信に関わる一部の機能部にだけ電源を供給する動作モードであってもよい。また、待機モードは、予め設定された所定時間だけ起動して、起動している間にサーバ装置40からの起動要求を受信した場合には、通常の動作モードに復帰するモードであってもよい。通常の動作モードとは、例えば、車載装置20の各部に電源が供給され、車載装置20が機能の制限なく動作可能な状態である。
次に、端末装置30は、操作部35の操作又はタッチ操作により外部連携ナビが選択されると、選択された外部連携ナビを実行する。これにより端末装置30の表示パネル371には、図11(B)に示すユーザ情報入力画面375が表示される。
ユーザは、操作部35の操作又はタッチ操作によりユーザIDや、パスワード、車載装置名を入力して、OKボタン379を押下する。
ステップS12において、端末装置30は、ユーザIDや、パスワード、車載装置名が入力されると、入力されたユーザIDや、パスワード、車載装置名と、メモリ32から読み出した端末情報とをログイン情報としてサーバ装置40に送信する。
ステップS13において、サーバ装置40は、端末装置30からログイン情報を受信すると、受信したログイン情報がユーザ管理TBL45に登録されているか否かを判定して認証処理を行う。
サーバ装置40は、受信したログイン情報に含まれるユーザIDや、パスワード、車載装置名、端末情報がユーザ管理TBL45に登録されている場合、認証成功と判定する。この場合、ステップS13において、サーバ装置40は、ログイン情報に含まれるユーザIDに対応付けられた車載装置IDをユーザ管理TBL45から取得する。
また、サーバ装置40は、受信したログイン情報に含まれるユーザIDや、パスワード、車載装置名、端末情報がユーザ管理TBL45に登録されていない場合、認証失敗と判定する。この場合、サーバ装置40は、ログイン情報の再送を端末装置30に要求する。
図11(C)は、認証処理に成功した場合に、車載装置20の表示パネル291に表示される画面を示す図である。
サーバ装置40は、認証に成功した場合、ログイン情報の送信元の端末装置30に、ログインの成功を通知する。端末装置30は、サーバ装置40からログインの成功の通知を受信すると、図11(C)に示す画面を表示パネル291に表示させる。この画面には、ログインに成功したこと、車両2のバッテリー残量のチェックを実行中であること等が通知される。バッテリー残量のチェックについては後述する。
ステップS14において、サーバ装置40は、認証に成功した場合、取得した車載装置IDに対応する車載装置20に起動要求を送信する。例えば、車載装置20の動作モードが待機モードであって、所定時間ごとに起動してサーバ装置40と通信を行っている場合、車載装置20に起動要求を複数回送信するようにしてもよい。
ステップS15において、車載装置20は、サーバ装置40から起動要求を受信すると、車両情報取得部27により車両情報としてバッテリー電力量を取得する。車載装置20は、取得したバッテリー電力量としきい値とを比較して通常動作モードへの復帰が可能であるか否かを判定する。車載装置20は、車両2のバッテリーから供給される電力により動作する。このため、バッテリーの電力量がしきい値以下の状態で車載装置20を動作させた場合、車載装置20が動作している最中にバッテリーの電力が枯渇する、いわゆる「バッテリーあがり」の状態になってしまう可能性がある。車載装置20は、このバッテリーあがりを防止するため、バッテリーの電力量を取得し、一定以上の時間、車載装置20を動作させても十分な電力がバッテリーに残存しているかを判定する。
ステップS16において、車載装置20は、車載装置20のバッテリーの状態をサーバ装置40に通知する状態通知を行う。車載装置20は、バッテリーの電力量がしきい値よりも多い場合、車載装置20を利用可能であることを示す状態通知(以下、利用可通知という)をサーバ装置40に送信する。また、車載装置20は、利用可能通知をサーバ装置40に送信すると、サーバ装置40との通信を頻繁に行う可能性があるため、動作モードを待機モードから通常動作モードに移行させる。
また、ステップS16において、車載装置20は、車両2のバッテリーの電力量がしきい値以下の場合、車載装置20を利用できないことを示す状態通知(以下、利用不可通知という)をサーバ装置40に送信する。このとき、車載装置20は、動作モードを通常動作モードには移行せず、待機モードのまま維持する。車載装置20は、バッテリーの電力量が予め設定されたしきい値以下である場合に、サーバ装置40から位置情報を受信してもサーバ装置40に地図等の情報の送信を行わない。
ステップS17において、サーバ装置40は、利用可通知を車載装置20から受信した場合、車載装置20は利用可能な状態であるとの通知を端末装置30に送信する。また、サーバ装置40は、利用不可通知を車載装置20から受信した場合、車載装置20は利用不可能であるとの通知を端末装置30に送信する。
図11(D)は、車載装置20は利用可能な状態であるとの通知を受信した場合に、端末装置30の表示パネル371に表示される画面を示す図である。また、図11(E)は、車載装置20は利用不可能であるとの通知を受信した場合に、端末装置30の表示パネル371に表示される画面を示す図である。
端末装置30は、車載装置20が利用可能な状態であるとの通知を受信した場合、表示パネル371に、車両2のバッテリーが十分な状態であるとのメッセージを表示させた画面を表示させる。また、端末装置30は、この画面に、ナビゲーションモードを選択する入力欄が表示される。
また、端末装置30は、車載装置20が利用不可能な状態であるとの通知を受信した場合、表示パネル371に、車両2のバッテリーが不足しているため情報システム1を利用できないとのメッセージを表示させた画面を表示させる。また、この画面には、OKボタン379も表示される。ユーザは、表示パネル371に表示されたメッセージを確認してOKボタン379を押下する。端末装置30は、OKボタン379が押下されることで、外部連携ナビを終了させる。
また、端末装置30は、車載装置20が利用可能な状態であるとの通知を受信した場合、位置取得部34により端末装置30の現在位置を取得する。また、端末装置30は、車載装置20が利用不可能な状態であるとの通知を受信した場合、この処理フローを終了させる。
端末装置30は、車載装置20が利用可能な状態であるとの通知を受信した場合、ナビゲーションモードの選択入力を受け付ける。ナビゲーションモードは、ナビゲーションを行うときの車載装置20の動作モードであって、第1モードと第2モードとの2つモードがある。第1モードは、車両2等の乗り物に搭乗して移動する場合に対応したモードである。第2モードは、車両2等の乗り物には搭乗せず、徒歩で移動する場合に対応したモードである。車両2に搭乗して移動するときに利用可能な道路や施設と、徒歩で移動するときに利用可能な道路や施設とは異なるため、端末装置30は、ナビゲーションモードの選択をユーザに入力させる。
ステップS18において、端末装置30は、位置取得部34が取得した現在位置を示す位置情報と、選択されたナビゲーションモードを示すモード情報とをサーバ装置40に送信する。
サーバ装置40は、端末装置30から位置情報及びモード情報を受信すると、受信した位置情報が示す現在位置に基づいて道路交通情報記憶部47を参照し、現在位置を含む所定範囲内の道路の渋滞情報や交通規制情報等を取得する。そして、ステップS19において、サーバ装置40は、位置情報やモード情報に、渋滞情報や交通規制情報を含む道路交通情報を付加して車載装置20に送信する。
車載装置20は、サーバ装置40から情報を受信すると、まず、受信したモード情報に基づいてナビゲーションモードの設定を行う。車載装置20は、設定したナビゲーションモードが第1モードである場合、一方通行の情報や歩行者専用道路の情報を考慮した経路探索を行う。また、車載装置20は、設定したナビゲーションモードが第2モードの場合、高速道路や自動車専用道路等の歩行者では利用不可能な道路を経路の対象から除外して経路探索を行う。
次に、車載装置20は、ステップS20において、地図画面を描画する描画処理を行う。この描画処理には、1画面モードと2画面モードとの2つのモードがある。1画面モードでは、車載装置20は、受信した端末装置30の位置情報に基づいて地図画面を描画する。車載装置20は、描画した地図画面を表示させるための表示データを、サーバ装置40を介して端末装置30に送信する。端末装置30は、サーバ装置40から表示データを受信して表示パネル371に表示させる。
また、2画面モードでは、車載装置20は2つの地図画面を描画する。すなわち、車載装置20は、端末装置30の位置情報に基づいて描画した地図画面と、車両2の位置情報に基づいて描画した地図画面とを描画する。車載装置20は、端末装置30の位置情報に基づいて描画した地図画面を表示するための表示データを、サーバ装置40を介して端末装置30に送信する。また、車載装置20は、車両2の位置情報に基づいて描画した地図画面を表示パネル291に表示させる。
1画面モードと2画面モードとの詳細については図14に示すフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS21において、車載装置20は、地図画面を描画し、描画した地図画面を表示させるための表示データをサーバ装置40に送信する。ステップS22において、サーバ装置40は、車載装置20から受信した表示データを端末装置30に送信する。
端末装置30は、サーバ装置40から表示データを受信すると、受信した表示データに基づく地図画面を表示パネル291に表示させる。この地図画面には、例えば、施設検索する場合のコマンドボタンや、地図をスクロールする場合のスクロールバーも表示される。ユーザは、タッチパネル370に対するタッチ操作により施設検索の操作や地図をスクロールさせる操作を入力する。ステップS23において、端末装置30は、施設検索の操作や、地図のスクロール操作を受け付けると、受け付けた操作に対応した操作情報をサーバ装置40に送信する。ステップS24において、サーバ装置40は、端末装置30から受信した操作情報を車載装置20に送信する。
車載装置20は、サーバ装置40から操作情報を受信すると、受信した操作情報に対応した処理を行う。例えば、車載装置20は、操作情報として、施設検索の実行コマンドと、検索する施設を絞り込むキーワード(例えば、テナント名や住所等)が入力されると、地図情報記憶部23を検索してキーワードを含む地図情報を取得する。車載装置20は、地図画面に検索結果を示す画像を含む地図画面を描画する。ステップS25において、車載装置20は、描画した地図画面を表示させるための表示データをサーバ装置40に送信する。ステップS26において、サーバ装置40は、車載装置20から受信した表示データを端末装置30に送信する。端末装置30は、サーバ装置40から受信した地図画面を表示パネル371に表示させる。
以降、端末装置30、サーバ装置40及び車載装置20は、ステップS18〜S26の動作を繰り返す。
ステップS27において、端末装置30は、操作部35の操作又はタッチ操作により外部連携ナビを終了する操作を受け付けた場合、外部連携ナビの終了を指示する指示情報をサーバ装置40に送信する。ステップS28において、サーバ装置40は端末装置30から受信した終了を指示する指示情報を車載装置20に送信する。ここで、サーバ装置40は、車載装置20に終了を指示する指示情報を送信すると、端末装置30に指示情報を送信したことを示す通知を送信するようにしてもよい。
車載装置20は、サーバ装置40から終了を指示する指示情報を受信すると、保存しておく必要があるデータをメモリ22やHDD等の記憶部(図示省略)に記憶させ、サーバ装置40との通信を遮断して外部連携ナビを終了させる。車載装置20は、サーバ装置40との通信を遮断する前に、外部連携ナビを終了が完了したことを示す通知を、サーバ装置40を介して端末装置30に送信してもよい。ユーザは、外部連携ナビが正常に終了したことを認識することができる。
図13は、サーバ装置40の動作を示すフローチャートである。
サーバ装置40は、まず、端末装置30から登録情報を受信したか否かを判定する(ステップS41)。否定判定の場合(ステップS41/NO)、サーバ装置40は、ステップS46の動作に移行する。また、肯定判定の場合(ステップS41/YES)、サーバ装置40は、受信した登録情報からユーザIDやパスワードを取り出し、ユーザ管理TBL45に登録されたユーザIDやパスワードに一致するか否かを判定する(ステップS42)。否定判定の場合(ステップS42/NO)、サーバ装置40は、新規登録であると判定して端末装置30から受信した登録情報をユーザ管理TBL45に登録する(ステップS45)。
また、肯定判定の場合(ステップS42/YES)、サーバ装置40は、登録情報に含まれる車載装置名と、ユーザ管理TBL45に登録された車載装置名とが一致するか否かを判定する(ステップS43)。否定判定の場合(ステップS43/NO)、サーバ装置40は、登録情報の再送を要求する(ステップS44)。また、肯定判定の場合(ステップS43/YES)、登録情報に含まれる端末情報をユーザ管理TBL45に登録する(ステップS45)。
次に、サーバ装置40は、車載装置20から登録情報を受信したか否かを判定する(ステップS46)。否定判定の場合(ステップS46/NO)、サーバ装置40は、ステップS51の動作に移行する。また、肯定判定の場合(ステップS46/YES)、サーバ装置40は、受信した登録情報からユーザIDやパスワードを取り出し、ユーザ管理TBL45に登録されたユーザIDやパスワードと一致するか否かを判定する(ステップS47)。否定判定の場合(ステップS47/NO)、サーバ装置40は、新規登録であると判定して車載装置20から受信した登録情報をユーザ管理TBL45に登録する(ステップS50)。また、肯定判定の場合(ステップS47/YES)、サーバ装置40は、登録情報に含まれる車載装置名と、ユーザ管理TBL45に登録された車載装置名とが一致するか否かを判定する(ステップS48)。否定判定の場合(ステップS48/NO)、サーバ装置40は、登録情報の再送を要求し(ステップS49)、ステップS46の動作に戻る。また、肯定判定の場合(ステップS48/YES)、サーバ装置40は、登録情報に含まれる車載装置IDをユーザ管理TBL45に登録する(ステップS50)。
次に、サーバ装置40は、起動要求を受信したか否かを判定する(ステップS51)。否定判定の場合(ステップS51/NO)、サーバ装置40は、ステップS41の動作に移行する。また、肯定判定の場合(ステップS51/YES)、サーバ装置40は、車載装置20に起動要求を送信する(ステップS52)。
次に、サーバ装置40は、車載装置20が利用可能な状態であるのか、又は利用不可能な状態であるのかを示す状態通知を車載装置20から受信したか否かを判定する(ステップS53)。否定判定(ステップS53/NO)、すなわち状態通知を受信していない場合、サーバ装置40は、ステップS55の動作に移行する。また、肯定判定(ステップS53/YES)、すなわち状態通知を受信した場合、サーバ装置40は、受信した状態通知を端末装置30に送信する(ステップS54)。
次に、サーバ装置40は、端末装置30から位置情報やモード情報を受信したか否かを判定する(ステップS55)。否定判定(ステップS55/NO)の場合、すなわち、位置情報やモード情報を受信していない場合、サーバ装置40は、ステップS57の動作に移行する。また、肯定判定(ステップS55/YES)の場合、すなわち、位置情報やモード情報を受信した場合、サーバ装置40は、受信した位置情報やモード情報を車載装置20に送信する(ステップS56)。
次に、サーバ装置40は、車載装置20から表示データを受信したか否かを判定する(ステップS57)。否定判定(ステップS57/NO)の場合、すなわち、表示データを受信していない場合、サーバ装置40は、ステップS59の動作に移行する。また、肯定判定(ステップS57/YES)の場合、すなわち、表示データを受信した場合、サーバ装置40は、受信した表示データを端末装置30に送信する(ステップS58)。
次に、サーバ装置40は、操作情報を受信したか否かを判定する(ステップS59)。否定判定の場合(ステップS59/NO)、サーバ装置40は、ステップS61の動作に移行する。また、肯定判定の場合(ステップS59/YES)、サーバ装置40は、操作情報を車載装置20に送信する(ステップS60)。
次に、サーバ装置40は、外部連携ナビの終了を指示する指示情報を受信したか否かを判定する(ステップS61)。否定判定の場合、すなわち、終了を指示する指示情報を受信していない場合(ステップS61/NO)、サーバ装置40は、ステップS55の動作に戻る。また、肯定判定の場合、すなわち、終了を指示する指示情報を受信した場合(ステップS61/YES)、サーバ装置40は、終了を指示する指示情報を車載装置20に送信する(ステップS62)。
図14は、車載装置20の動作を示すフローチャートである。
車載装置20は、予め設定された時間ごとに起動して、サーバ装置40から起動要求を受信したか否かを判定する(ステップS71)。起動要求を受信していない場合(ステップS71/NO)、車載装置20は、起動要求を受信するまで待機する。また、起動要求を受信した場合(ステップS71/YES)、車載装置20は、動作モードを待機モードから通常動作モードに移行させる(ステップS72)。
車載装置20は、通常動作モードに移行すると、車両2から車両情報を取得する(ステップS73)。車載装置20は、ここでは車両情報としてバッテリーの電力量を取得する。車載装置20は、バッテリーの電力量を取得すると、バッテリーの電力量と予め設定されたしきい値とを比較する。車載装置20は、バッテリーの電力量がしきい値以下の場合(ステップS74/YES)、車載装置20を利用できないことを示す利用不可通知をサーバ装置40に送信し(ステップS75)、このフローチャートに示す処理を終了する。また、車載装置20は、バッテリーの電力量がしきい値よりも多い場合(ステップS74/NO)、車載装置20を利用可であることを示す利用可通知をサーバ装置40に送信する(ステップS76)。
次に、車載装置20は、車両2から車両情報を取得する。車載装置20は、ここでは車両情報としてアクセサリー電源の状態がオン状態であるか、オフ状態であるかを示す情報を取得する。車載装置20は、取得した情報に基づいて、アクセサリー電源の状態はオン状態であるか否かを判定する(ステップS77)。肯定判定の場合(ステップS77/YES)、すなわち、アクセサリー電源がオン状態の場合、車載装置20は、端末装置30の位置情報や、ナビゲーションモードを選択するモード情報をサーバ装置40から受信したか否かを判定する(ステップS78)。
車載装置20は、位置情報やモード情報を受信した場合、車両位置取得部24により車両2の現在位置を取得する(ステップS79)。次に、車載装置20は、受信した端末装置30の位置情報やモード情報に基づき、位置情報が示す現在位置を含む地図画面を描画する(ステップS80)。また、車載装置20は、サーバ装置40から受信した情報に、目的地を設定した設定情報が含まれる場合、位置情報が示す現在位置から設定された目的地までの経路探索を行う。このとき、車載装置20は、モード情報が示すナビゲーションモードに従って経路探索を行う。そして、車載装置20は、位置情報が示す現在位置や、経路探索により探索された誘導経路が表示された地図画面を描画する。また、車載装置20は、車両位置取得部24が取得した車両2の現在位置を含む地図画面を描画する(ステップS80)。
車載装置20は、端末装置30の現在位置を含む地図画面を表示するための表示データをサーバ装置40に送信する(ステップS81)。サーバ装置40は、車載装置20から受信した表示データを端末装置30に送信する。また、車載装置20は、車両2の現在位置を含む地図画面を表示パネル291に表示させる(ステップS82)。
また、端末装置30の位置情報やモード情報を受信していない場合(ステップS78/NO)、車載装置20は、車両位置取得部24により車両2の現在位置を取得する(ステップS83)。車載装置20は、車両2の現在位置を含む地図画面を描画して、描画した地図画面を表示パネル291に表示させる(ステップS84)。
また、車載装置20は、車両2のアクセサリー電源がオフの場合(ステップS77/NO)、サーバ装置40から位置情報やモード情報を受信したか否かを判定する(ステップS85)。車載装置20は、位置情報やモード情報を受信していない場合(ステップS85/NO)、この処理フローを終了させる。また、車載装置20は、位置情報やモード情報を受信した場合(ステップS85/YES)、受信した位置情報やモード情報に基づいて経路探索を行う。そして、車載装置20は、位置情報が示す現在位置を含み、経路探索の結果である誘導経路が表示された地図画面を描画する(ステップS86)。車載装置20は、描画した地図画面を表示させるための表示データをサーバ装置40に送信する(ステップS87)。サーバ装置40は、車載装置20から受信した表示データを端末装置30に送信する。
図15は、車載装置20の表示パネル291に表示される画面例を示す図である。特に、図15(A)は、端末装置30において外部連携ナビが実行され、かつユーザが車両2を利用して移動している場合に車載装置20の表示パネル291に表示される画面を示す図である。また、図15(B)は、外部連携ナビを終了させた後の車載装置20の表示パネル291に表示される画面を示す図である。
図15(A)及び15(B)に示す画面は、車両2の現在位置に基づいて描画された地図画面が表示される。外部連携ナビが起動している場合、車載装置20の表示パネル291に表示される地図画面には、車両2を示すアイコン501と、外部連携ナビを示すアイコン502とが表示される。また、外部連携ナビを終了させた場合、車載装置20の表示パネル291に表示される地図画面には、外部連携ナビを示すアイコン502は表示されない。このため、ユーザに外部連携ナビを利用しているか否かを認識させることができる。
以上説明したように本実施形態は、端末装置30の位置を示す位置情報をサーバ装置40を介して車載装置20に送信し、車載装置20が受信した位置情報に対応した地図画面を生成して、サーバ装置40を介して端末装置30に送信する。
従って、ユーザにとって使い勝手がよい地図を端末装置30に表示させることができる。
また、車両2のバッテリーの電力量が予め設定されたしきい値以下の場合には、地図情報の送信ができないことが端末装置30に通知される。
従って、車両2のバッテリーあがりを防止することができる。
また、車両2のアクセサリー電源がオン状態の場合、車両2にユーザが搭乗しているので、車両2の位置に対応した地図が車載装置20の表示パネル291に表示され、携帯端末の位置に対応した地図が端末装置30の表示パネル371に表示される。
従って、車両2が別のユーザにより運転されている場合であっても、端末装置30の表示パネル371に携帯端末の位置に対応した地図を表示させることができる。
また、サーバ装置40から端末装置30に送信され、端末装置30の表示パネル371に表示される地図画面には、道路交通情報が表示される。
従って、ユーザは、道路の混雑状況や交通規制等を地図画面から把握することができる。
また、端末装置30は、操作部35又はタッチパネル370により、サーバ装置40に地図情報の取得を要求する操作を受け付けると、端末装置30の位置情報を取得してサーバ装置40に送信される。
従って、簡単な操作で、端末装置30の位置に対応した地図を表示パネル371に表示させることができる。
以上説明した実施形態により、情報システム1を利用し端末装置30の現在位置に関する地図データを利用しても車載装置20の現在位置に基づいた地図表示などが利用可能となり、車両2を利用するユーザの利便性が向上する。
以上説明した実施形態や変化例はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されない。本発明は、上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、サーバ装置40は、端末装置30から位置情報を受信すると、位置情報が示す現在位置を含む所定範囲内の道路の道路交通情報を道路交通情報記憶部47から取得して車載装置20に送信していた。この他のサーバ装置40の動作として、サーバ装置40は、道路交通情報を車載装置20には送信せず、車載装置20から地図画面を表示させるための表示データを受信すると、この表示データと共に道路交通情報を端末装置30に送信してもよい。
また、例えば、図9及び図10に示すシーケンス図、並びに図13及び図14に示すフローチャートの処理単位は、各装置の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が制限されることはない。車載装置20、端末装置30及びサーバ装置40の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。
また、車載装置20、端末装置30及びサーバ装置40にインストールされる制御プログラムは、例えば、ネットワーク上の他のサーバ装置からダウンロードされ、RAM上にロードされてCPUが実行しても良い。
1:情報システム、2:車両、3:通信ネットワーク網、20:車載装置、21:CPU、22:メモリ、23:地図情報記憶部、24:車両位置取得部、25:操作部、26:車載装置アプリ管理TBL、27:車両情報取得部、28:通信部、29:表示部、30:端末装置、31:CPU、32:メモリ、33:端末アプリ管理TBL、34:位置取得部、35:操作部、36:通信部、37:表示部、40:サーバ装置、41:CPU、42:メモリ、43:記憶部、44:通信部、45:ユーザ管理TBL、47:道路交通情報記憶部、49:アプリ管理TBL

Claims (10)

  1. サーバ装置と、前記サーバ装置と通信可能な車載装置とを備える情報システムであって、
    前記サーバ装置は、
    端末装置の識別情報と、前記車載装置の識別情報とを対応付けて記憶したサーバ記憶部と、
    前記端末装置の識別情報と、位置を示す位置情報とを含む地図情報の取得要求を前記端末装置から受信すると、受信した前記取得要求に含まれる前記識別情報に対応した前記車載装置の識別情報を取得し、取得した前記識別情報に対応する前記車載装置に、前記位置情報を送信するサーバ制御部と、を備え、
    前記車載装置は、
    地図情報を記憶した地図記憶部と、
    前記サーバ装置から受信した前記位置情報に対応した前記地図情報を前記地図記憶部から取得して前記サーバ装置に送信する車載装置制御部と、を備え、
    前記サーバ制御部は、前記車載装置から受信した前記地図情報を前記端末装置に送信する情報システム。
  2. 前記車載装置は、前記車載装置を搭載する車両の情報を取得する車両情報取得部を備え、
    前記車載装置制御部は、前記車両情報取得部を用いて取得した前記車両のバッテリーの電力量が予め設定されたしきい値以下である場合に、前記サーバ装置から前記位置情報を受信しても前記サーバ装置に前記地図情報を送信しない請求項1記載の情報システム。
  3. 前記車載装置制御部は、前記バッテリーの電力量が予め設定されたしきい値以下である場合に、前記地図情報の送信ができないことを前記サーバ装置に通知し、
    前記サーバ制御部は、前記車載装置から前記通知を受信した場合に、前記車載装置の前記地図情報が利用できないことを前記端末装置に通知する請求項2記載の情報システム。
  4. 前記車載装置は、
    前記車載装置を搭載する車両の位置を示す位置情報を取得する車両位置取得部と、
    表示部と、を備え、
    前記車載装置制御部は、前記サーバ装置から前記位置情報を受信した場合、前記車両情報取得部を用いて前記車両のアクセサリー電源の状態を判断し、前記アクセサリー電源がオン状態である場合に、前記サーバ装置から受信した前記位置情報に対応した前記地図情報を前記サーバ装置に送信し、前記車両位置取得部により取得した前記位置情報に対応した前記地図情報を前記表示部に表示させる請求項2記載の情報システム。
  5. 前記サーバ装置は、道路交通情報を受信する道路交通情報受信部と、
    前記道路交通情報受信部が受信した前記道路交通情報を記憶する道路交通情報記憶部と、を備え、
    前記位置情報に対応した地図情報及び道路交通情報を前記端末装置に送信する請求項1から4のいずれか1項に記載の情報システム。
  6. 車両に搭載される車載装置であって、
    サーバ装置と通信を行う通信部と、
    地図情報を記憶した地図記憶部と、
    前記サーバ装置から位置情報を受信すると、受信した前記位置情報に対応した前記地図情報を前記地図記憶部から取得して前記サーバ装置に送信する車載装置制御部と、
    を備える車載装置。
  7. 前記車載装置は、前記車載装置を搭載する前記車両の情報を取得する車両情報取得部を備え、
    前記車載装置制御部は、前記車両情報取得部を用いて取得した前記車両のバッテリーの電力量が予め設定されたしきい値以下である場合に、前記サーバ装置から前記位置情報を受信しても前記サーバ装置に前記地図情報を送信しない請求項6記載の車載装置。
  8. 前記車載装置は、
    前記車載装置を搭載する前記車両の位置を示す位置情報を取得する車両位置取得部と、
    表示部と、を備え、
    前記車載装置制御部は、前記サーバ装置から前記位置情報を受信した場合、前記車両情報取得部を用いて前記車両のアクセサリー電源の状態を判断し、前記アクセサリー電源がオン状態である場合に、前記サーバ装置から受信した前記位置情報に対応した前記地図情報を前記サーバ装置に送信し、前記車両位置取得部により取得した前記位置情報に対応した前記地図情報を前記表示部に表示させる請求項7記載の車載装置。
  9. 通信を行う通信部と、
    端末装置の識別情報と、車載装置の識別情報とを対応付けて記憶したサーバ記憶部と、
    前記端末装置の識別情報と、位置を示す位置情報とを含む地図情報の取得要求を前記端末装置から受信すると、受信した前記取得要求に含まれる前記識別情報に対応付けられた前記車載装置の識別情報を取得し、取得した前記識別情報に対応した前記車載装置に前記位置情報を送信するサーバ制御部と、
    道路交通情報を受信する道路交通情報受信部と、
    前記道路交通情報受信部が受信した前記道路交通情報を記憶する道路交通情報記憶部と、を備え、
    前記サーバ制御部は、前記取得要求を受信すると、前記位置情報を前記車載装置に送信し、
    前記車載装置から前記地図情報を受信すると、前記地図情報と、前記位置情報に対応した道路交通情報とを前記端末装置に送信するサーバ装置。
  10. サーバ装置と、前記サーバ装置と通信可能な車載装置とを備える情報システムの情報通知方法であって、
    前記サーバ装置において、
    位置を示す位置情報と、端末装置の識別情報とを含む地図情報の取得要求を端末装置から受信するステップと、
    前記端末装置の識別情報と、前記車載装置の識別情報とを対応付けて記憶したサーバ記憶部を参照して、受信した前記取得要求に含まれる前記識別情報に対応した前記車載装置の識別情報を取得するステップと、
    取得した前記識別情報に対応する前記車載装置に、前記位置情報を送信するステップと、を有し、
    前記車載装置において、
    前記サーバ装置から受信した前記位置情報に対応した前記地図情報を、前記地図情報を記憶した地図記憶部から取得するステップと、
    取得した前記地図情報を前記サーバ装置に送信するステップと、を有し、
    前記サーバ装置において、
    前記車載装置から受信した前記地図情報を前記端末装置に送信するステップを有する情報通知方法。
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