JP2018176783A - 表示制御装置、表示システムおよび表示制御プログラム - Google Patents

表示制御装置、表示システムおよび表示制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サイドミラーの表示部に表示された映像の視認性を高めることができる表示制御装置、表示システムおよび表示制御プログラムを提供する。
【解決手段】サイドミラー200が閉位置P2にあるときにカメラ部203によって撮影された映像情報の映像を、通常使用位置P1にあるサイドミラー200のミラー面に映った状態を模した表示態様に加工して、閉位置にあるサイドミラー200の表示部202bに表示する。
【選択図】図3

Description

この発明は、車両に搭載されたサイドミラーに車外映像を表示する表示制御装置、表示システムおよび表示制御プログラムに関する。
近年、車両同士のすれ違いでサイドミラーが車両に接触しないようにするため、サイドミラーを自動で開閉することができる車両が普及している。
例えば、開位置では、サイドミラーが車両の側方に突出してミラー面が車両側後方を向いている。一方、閉位置では、サイドミラーが車両側に回動されてミラー面が車両の側面に沿った状態になるので、運転者は、車両側後方をサイドミラーで視認することができない。
これに対して、例えば、特許文献1に記載されたサイドミラーは、閉位置で車両側後方を撮影可能なカメラを備えており、さらにミラー面がスペアミラーとモニタとを組み合わせて構成されている。
モニタは、サイドミラーが閉位置にあるときにカメラで撮影された車両側後方の映像を表示し、サイドミラーが開位置にあるときは非表示となる。スペアミラーは、モニタが背面に配置されたハーフミラーであり、サイドミラーが閉位置にあるときにモニタに表示された映像を透過し、サイドミラーが開位置にあるときは車両側後方を映す。
これにより、サイドミラーが閉位置にあっても、運転者は、スペアミラーを透過したモニタの映像、すなわち車両側後方の映像を視認することができる。
特開2016−37109号公報
しかしながら、サイドミラーが閉位置にあると、ミラー面は、車両の側面に沿った状態になるので、特許文献1に記載されたサイドミラーでは、窓面に沿った画面に車両側後方の映像が表示される。この表示は、通常使用される開位置のサイドミラーを見た様子とは大きく異なっており、運転者が見づらいという課題があった。
この発明は上記の課題を解決するもので、サイドミラーの表示部に表示された映像の視認性を高めることができる表示制御装置、表示システムおよび表示制御プログラムを得ることを目的とする。
この発明に係る表示制御装置は、角度取得部、映像取得部、加工部、および表示制御部を備えている。角度取得部は、車両が有するサイドミラーの回動角度に関する角度情報および車両の乗員の視線に関する角度情報を取得する。映像取得部は、サイドミラーが備えるカメラ部によってサイドミラーが第1の回動位置にあるときに撮影された映像情報を取得する。映像加工部は、角度取得部によって取得された角度情報に基づいて、映像取得部によって取得された映像情報の映像を、第2の回動位置にあるサイドミラーのミラー面に映る状態を模した表示態様に加工する。表示制御部は、サイドミラーが第1の回動位置にあるときに映像取得部によって取得された映像情報の映像を、映像加工部によって加工された表示態様で、サイドミラーに設けられた表示部に表示する。
この発明によれば、サイドミラーが第1の回動位置にあるときにカメラ部によって撮影された映像情報の映像を、第2の回動位置にあるサイドミラーのミラー面に映る状態を模した表示態様に加工して、第1の回動位置にあるサイドミラーの表示部に表示する。
例えば、第1の回動位置をサイドミラーの閉位置とし、第2の回動位置をサイドミラーの通常使用位置とする。この場合、サイドミラーが閉位置にあっても、乗員は、通常使用位置にあるときのミラー面に近い表示状態で映像を見ることができるので、サイドミラーの表示部に表示された映像の視認性を高めることができる。
この発明の実施の形態1に係る表示システムを搭載した車両の運転者とサイドミラーとを示す上面図である。 図2Aは、図1のサイドミラーの外観を示す斜視図である。図2Bは、サイドミラーを図2AのA−A線で切った様子を示す断面矢視図である。 実施の形態1に係る表示システムの構成を示すブロック図である。 図4Aは、実施の形態1に係る表示制御装置の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。図4Bは、実施の形態1に係る表示制御装置の機能を実現するソフトウェアを実行するハードウェア構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る表示制御方法を示すフローチャートである。 図6Aは、上方から見た運転者とサイドミラーとの関係を示す上面図である。図6Bは、運転者の背後側から見た運転者とサイドミラーとの関係を示す図である。 サイドミラーに設けた表示部の表示例を示す図である。 実施の形態1に係るサイドミラーの他の構成を示す断面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る表示システムを搭載した車両100の運転者Aとサイドミラー200とを示す上面図である。運転者Aは、ハンドル101で車両100を操作する。サイドミラー200は、回動支持部201を介して車両100に取り付けられており、両矢印で示すように、回動支持部201の回動軸まわりに、車両100の側面102に近づく方向または離れる方向に回動することができる。
車両100の側面102にミラー面202が最も近付いたサイドミラー200の回動位置が第1の回動位置であり、この回動位置をサイドミラー200の閉位置と呼ぶ。また、ミラー面202が車両100の側面102から離れる方向に回動した状態をサイドミラー200が開いた状態と呼ぶ。一般的に、サイドミラー200は、開いた状態で使用されるため、サイドミラー200のいずれかの開位置が通常使用位置となる。ここでは、第2の回動位置をサイドミラー200の通常使用位置とする。
車内には、ドライバーモニタシステム(以下、DMSと記載する)103が搭載されている。DMS103は、運転者Aの視線を検出する。例えば、DMS103は、運転者Aの顔を撮影する車内カメラを備えており、車内カメラによって撮影された画像から運転者Aの目を特定して目の向き、すなわち視線を検出する。DMS103は、検出した運転者Aの視線と、サイドミラー200のミラー面202とがなす角度を算出する。
カメラ部203は、図1に示すように、サイドミラー200に設けられ、サイドミラー200が閉位置にあるときに車両側後方を撮影する。
図2Aは、図1のサイドミラー200の外観を示す斜視図である。また、図2Bは、サイドミラー200を、図2AのA−A線で切った様子を示す断面矢視図である。図2Aに示すように、サイドミラー200の本体筐体200aには、ミラー面202が収容されており、本体筐体200aにおける、回動支持部201から遠い側の端面にカメラ部203が設けられる。また、回動支持部201は、回動軸201aを備えており、サイドミラー200は、この回動軸201aまわりに回動することができる。
ミラー面202は、図2Bに示すように、ハーフミラー202aおよび表示部202bを備えている。ハーフミラー202aは、表示部202bの画面前方に配置されており、表示部202bに表示された映像を透過し、表示部202bが非表示で黒画面になると、外光を反射してミラーとして機能する。表示部202bは、液晶パネルなどの表示パネルを用いて構成され、カメラ部203によって撮影された映像を表示する。
サイドミラー200が通常使用位置にあるときに、表示部202bが非表示とされて、ハーフミラー202aが車両側後方を映す。サイドミラー200が閉位置にあると、表示部202bが、カメラ部203によって撮影された車両側後方の映像を表示する。
表示部202bに表示された映像がハーフミラー202aを透過するので、運転者Aからは、ミラー面202が映像を表示しているように見える。
図3は表示システム1の構成を示すブロック図である。図3に示す表示システム1は、表示制御装置2とサイドミラー200とを備える。サイドミラー200は、駆動部204によって回動軸201aまわりに回動駆動する。駆動部204は、サイドミラー操作装置104によって制御される。サイドミラー操作装置104は、例えば、不図示のスイッチを用いたサイドミラー操作信号の入力を受け付けると、入力したサイドミラー操作信号が示す回動位置までサイドミラー200が回動するように駆動部204を制御する。
表示制御装置2は、サイドミラー200の表示部202bを制御する装置であり、角度取得部20、映像取得部21、映像加工部22および表示制御部23を備える。
角度取得部20は、サイドミラー200の回動角度に関する角度情報および運転者Aの視線に関する角度情報を取得する。例えば、角度取得部20は、サイドミラー200を見る運転者Aの視線に関する角度情報をDMS103から取得し、サイドミラー200の回動角度をサイドミラー操作装置104から取得する。
映像取得部21は、カメラ部203によってサイドミラー200が閉位置にあるときに撮影された映像情報を取得する。例えば、映像取得部21は、サイドミラー操作装置104から入力したサイドミラー200の回動角度に基づいて、サイドミラー200が閉位置にあるか否かを判定する。サイドミラー200が閉位置にあると判定した場合に、映像取得部21は、カメラ部203を起動させて撮影を開始させる。このとき、カメラ部203は、車両側後方を向いているので、映像取得部21は、カメラ部203によって撮影された車両側後方の映像情報を取得する。
映像加工部22は、角度取得部20によって取得された角度情報に基づいて、映像取得部21によって取得された映像情報の映像を、通常使用位置のサイドミラー200のミラー面202に映る状態を模した表示態様に加工する。例えば、加工後の映像は、外形寸法が、回動軸201aに近い側よりも回動軸201aから離れた側の方が小さい表示態様になる。
表示制御部23は、サイドミラー200が閉位置にあるときに映像取得部21によって取得された映像情報の映像を、映像加工部22によって加工された表示態様で、サイドミラー200に設けられた表示部202bに表示する。これによって、サイドミラー200が閉位置にあっても、運転者Aは、通常使用位置にあるときのミラー面202に近い表示状態で表示部202bの映像を見ることができる。
図4Aは、表示制御装置2の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。図4Bは、表示制御装置2の機能を実現するソフトウェアを実行するハードウェア構成を示すブロック図である。表示制御装置2における、角度取得部20、映像取得部21、映像加工部22および表示制御部23の各機能は、処理回路によって実現される。すなわち、表示制御装置2は、図5に示すステップST1からステップST9までの処理を実行する処理回路を備える。処理回路は、専用のハードウェアであっても、メモリに記憶されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)であってもよい。
処理回路が図4Aに示す専用のハードウェアである場合、処理回路300は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)またはこれらを組み合わせたものが該当する。角度取得部20、映像取得部21、映像加工部22および表示制御部23のそれぞれの機能を別々の処理回路で実現してもよいし、これらの機能をまとめて1つの処理回路で実現してもよい。
処理回路が図4Bに示すプロセッサ301である場合に、角度取得部20、映像取得部21、映像加工部22および表示制御部23の各機能は、ソフトウェア、ファームウェアまたはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ302に記憶される。
プロセッサ301は、メモリ302に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより各部の機能を実現する。すなわち、表示制御装置2は、プロセッサ301によって実行されるときに、図5に示すステップST1からステップST9までの処理が結果的に実行されるプログラムを記憶するためのメモリ302を備える。これらのプログラムは、角度取得部20、映像取得部21、映像加工部22および表示制御部23の手順または方法をコンピュータに実行させるものである。
メモリ302には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically−EPROM)などの不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVDなどが該当する。
角度取得部20、映像取得部21、映像加工部22および表示制御部23の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。例えば、角度取得部20および映像取得部21は、専用のハードウェアとしての処理回路でその機能を実現し、映像加工部22および表示制御部23はプロセッサ301がメモリ302に記憶されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現してもよい。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組み合わせによって上記機能のそれぞれを実現することができる。
次に動作について説明する。
図5は、実施の形態1に係る表示制御方法を示すフローチャートである。
まず、角度取得部20が、サイドミラー操作装置104が受け付けたサイドミラー操作信号を入力し、入力したサイドミラー操作信号に含まれるサイドミラー200の回動角度に基づいてサイドミラー200が閉位置にあるか否かを判定する(ステップST1)。
ここで、サイドミラー200が開状態である場合(ステップST1;NO)、角度取得部20は、ステップST1の判定を繰り返す。
サイドミラー200が閉位置にある場合(ステップST1;YES)、角度取得部20は、サイドミラー200が閉位置にあることを映像取得部21に通知する。
映像取得部21は、角度取得部20からの上記通知を受けると、カメラ部203を起動させて撮影を開始させる(ステップST2)。このとき、サイドミラー200が閉位置にあるので、カメラ部203は、車両側方の映像を撮影する。
映像取得部21は、カメラ部203によって撮影された映像情報を取得して映像加工部22に出力する(ステップST3)。
次に、角度取得部20は、サイドミラー操作装置104からサイドミラー200の角度情報を取得し、DMS103から運転者Aの視線に関する角度情報を取得する(ステップST4)。サイドミラー200の角度情報には、運転者Aによって通常使用されるサイドミラー200の回動位置の回動角度、すなわちサイドミラー200の通常使用位置の回動角度が含まれる。運転者Aの視線に関する角度情報には、サイドミラー200を見る運転者Aの視線が水平面となす角度が含まれる。角度取得部20によって取得された角度情報は、映像加工部22に出力される。
図6Aは、上方から見た運転者Aとサイドミラー200との関係を示す上面図である。図6Aにおいて、実線で示すサイドミラー200は、運転者Aの通常使用位置P1にあるサイドミラー200であり、破線で示すサイドミラー200は、閉位置P2にあるサイドミラー200である。通常使用位置P1のサイドミラー200の回動角度はθ1であり、閉位置P2のサイドミラー200の回動角度は0である。角度取得部20は、サイドミラー200の回動角度θ1をサイドミラー操作装置104から取得して映像加工部22に出力する。
図6Bは、運転者Aの背後側から見た運転者Aとサイドミラー200との関係を示す図である。図6Bにおいて、運転者Aが、視点P3からサイドミラー200を見る視線Lが水平面Hとなす角度θ2は、DMS103によって算出される。
例えば、DMS103は、車内カメラによって撮影された運転者Aの画像から運転者Aの目を特定し、特定した目の位置を視点P3として運転者Aがサイドミラー200を見る視線Lを算出する。次に、DMS103は、視点P3から、サイドミラー200のミラー面202の中心位置を含む水平面Hまでの距離である高さhを求め、視線Lおよび高さhを用いて、視点P3からサイドミラー200を見る運転者Aの視線Lが水平面Hとなす角度θ2を算出する。角度取得部20は、視点P3からサイドミラー200を見る運転者Aの視線Lが水平面Hとなす角度θ2をDMS103から取得して映像加工部22に出力する。
映像加工部22は、角度取得部20によって取得された上記角度情報に基づいて、映像取得部21によって取得された映像情報の映像を、通常使用位置のサイドミラー200のミラー面202に映る状態を模した表示態様に加工する(ステップST5)。
表示制御部23は、映像加工部22によって表示態様が加工された映像情報の映像を、閉位置P2にあるサイドミラー200の表示部202bに表示する(ステップST6)。
次に、角度取得部20は、サイドミラー操作装置104によって受け付けられたサイドミラー操作信号を入力し、入力したサイドミラー操作信号に基づいてサイドミラー200を開位置に戻す状況になったか否かを判定する(ステップST7)。
例えば、角度取得部20が、サイドミラー操作信号がサイドミラー200を開く操作を示していた場合に、これを映像取得部21に通知する。
映像取得部21は、上記通知を受けると、カメラ部203の撮影を停止する(ステップST8)。この後、サイドミラー200は、サイドミラー操作装置104によって開位置に回動される(ステップST9)。
次に、ステップST5における映像の加工処理について説明する。
図7は、サイドミラー200に設けた表示部202bの表示例を示す図である。
映像加工部22は、通常使用位置P1にあるサイドミラー200の回動角度θ1および運転者Aの視線Lに関する上記角度θ2を用いて、視点P3から運転者Aが見た通常使用位置P1にあるサイドミラー200のミラー面202の3次元空間座標を特定する。
続いて、映像加工部22は、特定した座標を、閉位置P2にあるサイドミラー200の表示部202bの画像座標系の座標に変換する。
上記処理によって、映像取得部21によって取得された映像情報の映像領域400が、閉位置P2にあるサイドミラー200の表示部202bの画面領域に対して、回動軸201aに近い側よりも回動軸201aから離れた側の方が小さくなるように加工される。
例えば、図7に示すように、映像領域400が、回動軸201aに近い辺よりも回動軸201aから離れた辺が短くなるように加工される。
この加工によって、映像情報の映像は、閉位置P2にあるサイドミラー200の表示部202bにおいて、通常使用位置P1にあるサイドミラー200のミラー面202に映る状態を模した表示態様となる。
なお、上記加工によって、映像情報の映像は、図7に示すような台形の映像領域400に縮小されるため、サイドミラー200の表示部202bの画面領域において、映像領域400以外の余白領域が形成される。表示制御部23は、この余白領域が黒色領域になるように表示部202bの表示を制御する。このように制御することで、表示部202bの画面領域において映像領域400が強調されてその視認性を高めることができる。
ただし、表示制御部23は、上記余白領域に何らかの情報を表示してもよい。
例えば、図7に示す映像領域400には車両後方のバイクが映っているので、表示制御部23が、“バイクが接近しています”といったテキスト情報を上記余白領域に表示してもよい。
図8は、サイドミラー200Aの構成を示す断面図であって、サイドミラー200Aを図2AのA−A線で切った様子を示している。図8において両矢印で示すように、サイドミラー200Aの表示部202bは、回動軸205まわりに回動自在に本体筐体200aに収容されている。例えば、サイドミラー操作装置104が、サイドミラー200Aを閉位置に回動させたときに、表示部202bを、本体筐体200aの内部側に回動させる。これにより、閉位置にあるサイドミラー200Aの表示部202bが、運転者Aに向けて回動するので、表示部202bの画面が窓面に平行な状態に比べて運転者Aからの見た目の画面領域が広くなる。
角度取得部20が、表示部202bの回動角度を取得してもよい。
映像加工部22は、通常使用位置にあるサイドミラー200Aの回動角度、表示部202bの回動角度および運転者Aの視線に関する角度情報を用いて、映像情報の映像を加工する。表示部202bを運転者Aに向けて回動させることで、表示部202bにおいて、運転者Aからの見た目の画面領域が広くなるため、加工後の映像領域400も、表示部202bの画面が窓面に平行な状態に比べて広くなる。これにより、表示部202bに映った映像の視認性を高めることができる。
これまでは、運転者A側にあるサイドミラーを説明したが、助手席側のサイドミラーについても同様に処理してもよい。例えば、助手席側のサイドミラーが閉位置にあるときにカメラ部によって撮影された映像情報の映像を、通常使用位置にある上記サイドミラーのミラー面に映った状態を模した表示態様に加工し、閉位置にある上記サイドミラーの表示部に表示してもよい。これにより、上記と同様に、表示部に映った映像の視認性を高めることができる。
以上のように、実施の形態1に係る表示制御装置2において、サイドミラー200が閉位置P2にあるときにカメラ部203によって撮影された映像情報の映像を、通常使用位置P1にあるサイドミラー200のミラー面に映った状態を模した表示態様に加工して、閉位置にあるサイドミラー200の表示部202bに表示する。
これにより、サイドミラー200が閉位置P2にあっても、運転者Aは、通常使用位置P1にあるときのミラー面202に近い表示状態で表示部202bの映像を見ることができるので、サイドミラー200の表示部202bに表示された映像の視認性を高めることができる。
実施の形態1に係る表示制御装置2において、映像加工部22が、サイドミラー200が回動軸201aまわりに車両100の側面102に近づく方向または離れる方向に回動する場合に、閉位置P2にあるサイドミラーの表示部202bの画面領域に対して、映像取得部21によって取得された映像情報の映像領域が、回動軸201aに近い側よりも回動軸201aから離れた側の方が小さくなるように加工する。
これにより、カメラ部203の映像を、サイドミラー200が通常使用位置P1にあるときのミラー面202に近い表示状態に加工することができる。
実施の形態1に係る表示システム1において、表示部202bが、車両100の側面102に近い側に設けられた回動軸205まわりに回動自在である。
車両100の乗員に向けて表示部202bを回動させることで、表示部202bに映った映像の視認性を高めることができる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 表示システム、2 表示制御装置、20 角度取得部、21 映像取得部、22 映像加工部、23 表示制御部、100 車両、101 ハンドル、102 側面、103 DMS、104 サイドミラー操作装置、200,200A サイドミラー、200a 本体筐体、201 回動支持部、201a,205 回動軸、202 ミラー面、202a ハーフミラー、202b 表示部、203 カメラ部、204 駆動部、300 処理回路、301 プロセッサ、302 メモリ、400 映像領域。

Claims (5)

  1. 車両が有するサイドミラーの回動角度に関する角度情報および前記車両の乗員の視線に関する角度情報を取得する角度取得部と、
    前記サイドミラーが備えるカメラ部によって前記サイドミラーが第1の回動位置にあるときに撮影された映像情報を取得する映像取得部と、
    前記角度取得部によって取得された角度情報に基づいて、前記映像取得部によって取得された映像情報の映像を、第2の回動位置にある前記サイドミラーのミラー面に映る状態を模した表示態様に加工する映像加工部と、
    前記サイドミラーが前記第1の回動位置にあるときに前記映像取得部によって取得された映像情報の映像を、前記映像加工部によって加工された表示態様で、前記サイドミラーに設けられた表示部に表示する表示制御部と
    を備えたことを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記映像加工部は、前記サイドミラーが回動軸まわりに前記車両の側面に近づく方向または離れる方向に回動する場合に、前記第1の回動位置にある前記サイドミラーの表示部の画面領域に対して、前記映像取得部によって取得された映像情報の映像領域が、前記回動軸に近い側よりも前記回動軸から離れた側の方が小さくなるように加工すること
    を特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  3. 回動軸まわりに車両の側面に近づく方向または離れる方向に回動自在に設けられ、ミラー面に平行な表示画面を有するサイドミラーと、
    前記サイドミラーの回動角度に関する角度情報および前記車両の乗員の視線に関する角度情報を取得する角度取得部と、
    前記サイドミラーが備えるカメラ部によって前記サイドミラーが第1の回動位置にあるときに撮影された映像情報を取得する映像取得部と、
    前記角度取得部によって取得された角度情報に基づいて、前記映像取得部によって取得された映像情報の映像を、第2の回動位置にある前記サイドミラーのミラー面に映る状態を模した表示態様に加工する映像加工部と、
    前記サイドミラーが前記第1の回動位置にあるときに前記映像取得部によって取得された映像情報の映像を、前記映像加工部によって加工された表示態様で、前記サイドミラーに設けられた表示部に表示する表示制御部と
    を備えたことを特徴とする表示システム。
  4. 前記表示部は、車両の側面に近い側に設けられた回動軸まわりに回動自在であること
    を特徴とする請求項3記載の表示システム。
  5. 車両が有するサイドミラーの回動角度に関する角度情報および前記車両の乗員の視線に関する角度情報を取得する角度取得部、
    前記サイドミラーが備えるカメラ部によって前記サイドミラーが第1の回動位置にあるときに撮影された映像情報を取得する映像取得部、
    前記角度取得部によって取得された角度情報に基づいて、前記映像取得部によって取得された映像情報の映像を、第2の回動位置にある前記サイドミラーのミラー面に映る状態を模した表示態様に加工する映像加工部、
    前記サイドミラーが前記第1の回動位置にあるときに前記映像取得部によって取得された映像情報の映像を、前記映像加工部によって加工された表示態様で、前記サイドミラーに設けられた表示部に表示する表示制御部
    としてコンピュータを機能させるための表示制御プログラム。
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WO2023181500A1 (ja) * 2022-03-24 2023-09-28 リンテック株式会社 ミラー型プロジェクションスクリーン

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