JP2018176665A - 炭素繊維強化樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

炭素繊維強化樹脂成形品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018176665A
JP2018176665A JP2017083824A JP2017083824A JP2018176665A JP 2018176665 A JP2018176665 A JP 2018176665A JP 2017083824 A JP2017083824 A JP 2017083824A JP 2017083824 A JP2017083824 A JP 2017083824A JP 2018176665 A JP2018176665 A JP 2018176665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon fiber
resin
impregnated
curing
sheet body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017083824A
Other languages
English (en)
Inventor
一宏 小林
Kazuhiro Kobayashi
一宏 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HANWA KOGYO KK
Hanwa Co Ltd
Original Assignee
HANWA KOGYO KK
Hanwa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HANWA KOGYO KK, Hanwa Co Ltd filed Critical HANWA KOGYO KK
Priority to JP2017083824A priority Critical patent/JP2018176665A/ja
Publication of JP2018176665A publication Critical patent/JP2018176665A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

【課題】簡単な成形装置により製造可能で、かつ、製造効率の良好な炭素繊維強化樹脂成形品の製造方法を提供することを目的とする。【解決手段】成形型1内に炭素繊維により形成されるシート体2と、含浸母材樹脂に該含浸母材樹脂を硬化させる硬化剤を混合した流動性の良好な二液硬化型樹脂材3とを配置し、高圧条件下で前記シート体2内に前記二液硬化型樹脂材3を含浸させるとともに、硬化させて成形体4を得る。【選択図】 図3

Description

本発明は、炭素繊維強化樹脂成形品の製造方法に関するものである。
炭素繊維強化樹脂成形品の製造方法としては、特許文献1に記載のものが知られている。この従来例において、カーボンファイバに未硬化樹脂が含浸されたプリプレグと呼ばれるシートを所定のCFRP成形型に装着し、加圧、加熱条件下でプリプレグを硬化させて炭素繊維強化樹脂成形品を得る。
特開2006-130675号公報
しかし、上述した従来例において、成形工程に加熱工程を含むために、装置の大型化、複雑化を惹起する上に、硬化完了後に冷却する工程も必要となるために、生産効率も悪いという問題がある。
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、簡単な成形装置により製造可能で、かつ、製造効率の良好な炭素繊維強化樹脂成形品の製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、上記製造方法により製造された炭素繊維強化樹脂成形品の提供にある。
本発明によれば上記目的は、
成形型1内に炭素繊維により形成されるシート体2と、含浸母材樹脂に該含浸母材樹脂を硬化させる硬化剤を混合した流動性の良好な二液硬化型樹脂材3とを配置し、
高圧条件下で前記シート体2内に前記二液硬化型樹脂材3を含浸させるとともに、硬化させて成形体4を得る炭素繊維強化樹脂成形品の製造方法を提供することにより達成される。
炭素繊維強化樹脂成形品の製造に際し、まず、成形型1に炭素繊維のシート体2と二液硬化型樹脂材3を配置する。シート体2は、不織布、あるいは織布であってもよい。
また、二液硬化型樹脂材3は、含浸母材樹脂に硬化剤を加えたもので、粘度は、成形工程時におけるシート体2への含浸性能が良好なように調整され、具体的には、実験をもとに決定することができる。
二液硬化型樹脂材3の供給は、成形型1に敷いたシート体2に刷毛等を使用して塗布したり、シート体2上から注いだり、あるいは予めシート体2を二液硬化型樹脂材3中にディッピングしたシート体2を成形型1にセットして行うことができる。
以上のように、成形型1にシート体2と硬化前の二液硬化型樹脂材3を供給した後、加圧すると、液相状態で供給された二液硬化型樹脂材3は圧力によりシート体2内に含浸するとともに、含浸母材樹脂と硬化剤とが反応して硬化し、成形体4を得ることができる。加圧条件、時間等は、実験的に決定される。
二液硬化型樹脂材3を加圧条件下で硬化させる本発明において、加熱工程を要しないために、加熱装置が不要になって成形設備が簡単になる上に、加熱後の冷却工程が不要になるため、製造効率が向上する。
また、加圧条件下で含浸させることにより、含浸の程度を一定させることができるために、強度等の性能の個体間のバラツキを少なくすることができる。
含浸母材樹脂には、適宜の硬化剤を加えることによって加熱することなく硬化する二液混合による硬化型樹脂であれば種々のものを使用することができるが、シリコン系樹脂、あるいはポリブタジエン樹脂を使用すると、弾性変形能を有する成形品を得ることができる。
本発明によれば、成形装置を簡単にし、かつ、製造効率の向上させることができる。
本発明の成形型を示す図である。 シート体をセットする工程を示す図である。 シート体に二液硬化型樹脂材を塗布する工程を示す図である。 加圧条件下で硬化させる工程を示す図である。 成形品を示す図である。
図1に本発明に使用する成形型1を示す。成形型1は下型1aと、図外の加圧装置により下型1aに向けて駆動可能な上型1bとを有し、下型1aの上面、および上型1bの下面には成形体4の形状に一致する押圧面が形成される。
成形に際して、まず、図1に示すように、上下型1a、1bの押圧面に離型剤5を塗布した後、炭素繊維から形成されるシート体2をセットする(図2参照)。
この後、図3に示すように、シート体2に二液硬化型樹脂材3を十分な量、刷毛塗りして塗布する。二液硬化型樹脂材3は、含浸母材樹脂に該含浸母材樹脂を硬化させる硬化剤を混合したもので、含浸母材樹脂にはシリコン系樹脂、またはポリブタジエン樹脂が使用される。
二液硬化型樹脂材3は含浸母材樹脂に硬化剤を混合させると、化学反応により含浸母材樹脂が硬化するもので、硬化剤の種類、割合等は、硬化までの時間、加圧力等、成形条件への影響を考慮して適宜決定される。
以上のようにして成形型1にシート体2と二液硬化型樹脂材3とをセットした後、図4に示すように、加圧装置を作動させて上型1bを降下させて、上型1bと下型1aとの境界部に圧力を加える。高圧の加圧により二液硬化型樹脂材3はシート体2の繊維間の空隙に含浸するとともに、含浸母材樹脂と硬化剤との反応により硬化し、この後、成形型1から取り出して成形体4を得ることができる。
この方法により成形された成形品は、含浸母材樹脂が炭素繊維シート体2内に十分含浸した状態となるために、含浸不良による強度低下等の製品間の性能のバラツキが少なくなる。
1 成形型
2 シート体
3 二液硬化型樹脂材
4 成形体

Claims (5)

  1. 成形型内に炭素繊維により形成されるシート体と、含浸母材樹脂に該含浸母材樹脂を硬化させる硬化剤を混合した流動性の良好な二液硬化型樹脂材とを配置し、
    高圧条件下で前記シート体内に前記二液硬化型樹脂材を含浸させるとともに、硬化させて成形体を得る炭素繊維強化樹脂成形品の製造方法。
  2. 含浸母材樹脂と該含浸母材樹脂を硬化させる硬化剤を混合した流動性の良好な二液硬化型樹脂材を炭素繊維により形成されるシート体に塗布し、高圧条件下でシート体内に前記二液硬化型樹脂材を含浸させるとともに、硬化させて成形体を得る炭素繊維強化樹脂成形品の製造方法。
  3. 前記含浸母材樹脂がシリコン系樹脂である請求項1または2記載の炭素繊維強化樹脂成形品の製造方法。
  4. 前記含浸母材樹脂がポリブタジエン樹脂である請求項1または2記載の炭素繊維強化樹脂成形品の製造方法。
  5. 炭素繊維により形成されるシート体に含浸母材樹脂と該含浸母材樹脂を硬化させる硬化剤を混合した硬化前に流動性を有する二液硬化型樹脂材が含浸されて硬化されている炭素繊維強化樹脂成形品。
JP2017083824A 2017-04-20 2017-04-20 炭素繊維強化樹脂成形品の製造方法 Pending JP2018176665A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017083824A JP2018176665A (ja) 2017-04-20 2017-04-20 炭素繊維強化樹脂成形品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017083824A JP2018176665A (ja) 2017-04-20 2017-04-20 炭素繊維強化樹脂成形品の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018176665A true JP2018176665A (ja) 2018-11-15

Family

ID=64280707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017083824A Pending JP2018176665A (ja) 2017-04-20 2017-04-20 炭素繊維強化樹脂成形品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018176665A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106457697B (zh) 用于制造设有单向纤维稀松布的smc构件的方法
RU2716794C2 (ru) Профилированный заполнитель, содержащий матрицу из прерывистых волокон
WO2010058803A1 (ja) 繊維強化複合材の製造方法、及び繊維強化複合材の製造装置
KR101961103B1 (ko) 탄소섬유 원단과 금속 그물 구조물을 밀착가공한 탄소섬유 원단 프리프레그 및 그 제조방법
EP1218648B1 (de) Verfahren zur herstellung einer bremsbacke
JP2018176665A (ja) 炭素繊維強化樹脂成形品の製造方法
JP5791365B2 (ja) Rtm成形方法及びrtm成形装置
RU2011134445A (ru) Устройство для изготовления изделий из композитного материала методом трансферного формования
JP7306842B2 (ja) バルク成形コンパウンドを強化する方法及び装置
CN112218750B (zh) 具有保护涂层的砂型铸造模具的制备方法
CN105774179B (zh) 自装夹金属复合层压板
EP2919970B1 (de) Verfahren zum herstellen eines bauteils aus einem faserverbundwerkstoff, pressformling dafür sowie bauteil
CN110539507A (zh) 一种快速拉挤成型工艺
SE1750723A1 (en) Process of applying a cfrp patch on a steel plate to be formed
DE102015003511A1 (de) CFK-Prozess
EP1820620A1 (de) Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Reibbelägen
JP2005219349A (ja) 強化パネル成形方法及び発泡コア成形方法、パネル構造
KR20200013378A (ko) 복합 성형품의 성형장치 및 성형방법
JPH04286612A (ja) フランジ付繊維強化プラスチック成形品の成形法
JP7058015B2 (ja) 速いサイクルタイムでの連続チャネル樹脂トランスファー成形法
EP3052292B1 (en) A method of fabricating a ceramic article
KR100803337B1 (ko) 차량용 구조품 및 그 제조방법
KR20190003193A (ko) 열경화성수지 성형방법
JP2020114634A (ja) Smc成形品の製造方法
JP2024066721A (ja) 中空cfrp部材の製造方法