JP2018176200A - 摩擦攪拌接合方法、及び摩擦攪拌接合用回転工具 - Google Patents

摩擦攪拌接合方法、及び摩擦攪拌接合用回転工具 Download PDF

Info

Publication number
JP2018176200A
JP2018176200A JP2017077250A JP2017077250A JP2018176200A JP 2018176200 A JP2018176200 A JP 2018176200A JP 2017077250 A JP2017077250 A JP 2017077250A JP 2017077250 A JP2017077250 A JP 2017077250A JP 2018176200 A JP2018176200 A JP 2018176200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
pin member
friction stir
stir welding
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017077250A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6936608B2 (ja
Inventor
俊之 須田
Toshiyuki Suda
俊之 須田
知典 宮道
Tomonori Miyaji
知典 宮道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sharyo Ltd filed Critical Nippon Sharyo Ltd
Priority to JP2017077250A priority Critical patent/JP6936608B2/ja
Publication of JP2018176200A publication Critical patent/JP2018176200A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6936608B2 publication Critical patent/JP6936608B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Abstract

【課題】摩擦攪拌接合を用いた直線加工などを行う際にも、加工端で生じる凹部の埋め戻しが可能な摩擦攪拌接合方法の提供。【解決手段】ピン部材20と、その外側を囲うように配置されるショルダ部材10と、ショルダ部材10とピン部材20の間にスリーブ部材30と、を備え、スリーブ部材30の先端からショルダ部材10とピン部材20が納められていた状態で、スリーブ部材30の先端を被加工物200の表面に当接させ、ピン部材20を回転させながら軸線方向に前進させて被加工物200の内部にピン部材20を挿入することでスリーブ部材30が被加工物200の一部によって押し上げられ、被加工物200の一部は空間50内に保持され、ピン部材20で被加工物200の加工箇所である加工部P1を加工した後、ピン部材20を後退させることでスリーブ部材30が移動し、被加工物200の一部が空間50から排出される。【選択図】図1

Description

本発明は、アルミニウムなどを接合する摩擦攪拌接合方法、及びその回転工具に関し、具体的には、摩擦攪拌接合を行った際に、被加工物の終端の孔を埋め戻すことができる技術に関する。
自動車や鉄道車両などの輸送機器のボディを作るにあたって、金属材料を接合する時には抵抗スポット溶接またはリベット接合が用いられている。しかしながら、近年では摩擦攪拌接合を用いて接合する方法にも注目が集まっている。これは、固相状態で接合するために部材の溶融を伴わず接合部の熱影響を抑制できる他、アーク溶接などに見られるビード形成などが無い為に、加工後の外見が良好で後処理が容易になるといったメリットがあるためである。
特許文献1及び特許文献2には、摩擦攪拌点接合装置及び摩擦攪拌点接合方法についての技術が開示されている。回転工具によって被接合物を部分的に攪拌することにより接合する摩擦攪拌点接合装置は、ピン部材と、ショルダ部材と、工具駆動部と、圧入基準設定部と、工具駆動制御部と、位置ずれ量算出部とを備えている。そしてピン部材は、前記回転工具として軸周りに回転し、軸線方向に進退移動可能に構成された円柱状の部材である。また、ショルダ部材は、ピン部材の外側を囲うように配置されてピン部材と同一の軸線周りに回転すると共に軸線方向に進退移動可能な円筒状の部材である。
また、工具移動部はピン部材及びショルダ部材をそれぞれ軸線に沿って進退移動するように動作させる。工具移動部の動作は工具移動制御部によって制御され、ピン部材またはショルダ部材の先端位置のずれ量は位置ずれ量算出部によって算出される。このような構成で、ピン部材の被接合物の表面から圧入深さを制御していることで、ピン部材挿入部の周囲に形成される凹部を埋め戻すことができる。
特開2015−180513号公報 特許第5815961号公報
特許文献1や特許文献2に説明されるように、摩擦攪拌接合によって接合をする場合には、被加工物の表面に盛り上がり部と凹部が形成される点が問題視される。特許文献1及び特許文献2では摩擦攪拌点接合について説明しているが、直線加工などする場合でも同様の問題が生じ、加工開始端に盛り上がりが出来て、加工終了端に凹みが出来てしまう。このため、特許文献1及び特許文献2ではピン部材とショルダ部材の位置制御を行うことで、被加工物の一部の盛り上がり部を、加工後に凹部が形成される部分に埋め戻すといった処理を行って、表面の状態を良好に保つような試みが成されている。これを、被加工物を突き合わせ接合するといった直線加工などに応用することが考えられるが、課題もある。
それは、特許文献1及び特許文献2では、ピン部材とその周囲に配置されるショルダ部材がそれぞれ回転する構成となっているが、直線加工などするためには回転させながら被加工物の内部に挿入され、その状態で接合線に沿って移動させる必要がある。このためにピン部材に曲げ応力がかかる。その結果、ショルダ部材の回転を阻害するなどの問題が考えられるためである。
そこで、本発明はこの様な課題を解決する為に、摩擦攪拌接合を用いた直線加工などを行う際にも、加工端で生じる凹部の埋め戻しが可能な摩擦攪拌接合方法、及び摩擦攪拌接合用回転工具を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の一態様による摩擦攪拌接合方法は、以下のような特徴を有する。
(1)回転工具によって被加工物の加工箇所を攪拌することにより接合する摩擦攪拌接合方法において、前記回転工具は、軸線方向に進退可能で、軸線を中心として回転運動可能に備えられる円柱状のピン部材と、該ピン部材の外側を囲うように配置される略円筒形状のショルダ部材と、該ショルダ部材と前記ピン部材の間に形成される空間の中を前記軸線方向に進退可能な円筒形状のスリーブ部材と、を備え、該スリーブ部材の先端から前記ショルダ部材と前記ピン部材が納められた状態で、前記スリーブ部材の先端を前記被加工物の表面に当接させ、前記ピン部材を回転させながら前記軸線方向に前進させて前記被加工物の内部に前記ピン部材を挿入することで前記スリーブ部材が前記被加工物の一部によって押し上げられ、前記被加工物の一部は前記空間内に保持され、前記ピン部材で前記被加工物の前記加工箇所を加工した後、前記ピン部材を後退させることで前記スリーブ部材が移動し、前記被加工物の一部が前記空間から排出されることで、前記被加工物の前記加工箇所の終端部分が埋め戻しされること、を特徴とする。
上記(1)に記載の態様により、摩擦攪拌接合方法によって接合などの線加工を行った際にも、被加工物の加工箇所の終端部に凹部が形成されることなく埋め戻すことが可能となる。これは、以下のような理由による。まず、ショルダ部材とピン部材の間に形成される空間に、加工開始後に被加工物の一部を吸い上げる。この結果、回転を続けるピン部材の周囲に被加工物の一部が保持される。凹部が形成されるのは加工箇所の終端部分である為、このように空間に被加工物の一部を保持し、加工を終えてピン部材を引き抜く際にこの空間に保持されている被加工物の一部を埋め戻す為である。この結果、被加工物の加工表面を良好に保つことができ、加工コストなどにも良好な効果が期待できる。
(2)(1)に記載の摩擦攪拌接合方法において、前記スリーブ部材を軸方向に押圧する押圧機構を、前記ショルダ部材内部に備えていること、が好ましい。
上記(2)に記載の態様により、スリーブ部材を軸方向に押し下げる機構を備えることで、より確実に加工箇所の終端部分の埋め戻しが可能となる。
また、前記目的を達成するために、本発明の他の態様による摩擦攪拌接合用回転工具は、以下のような特徴を有する。
(3)被加工物の加工箇所を攪拌することにより接合する摩擦攪拌接合用回転工具において、軸線方向に進退可能で、軸線を中心として回転運動可能に備えられる円柱状のピン部材と、該ピン部材の外側を囲うように配置される略円筒形状のショルダ部材と、該ショルダ部材と前記ピン部材の間に形成される空間の中を前記軸線方向に進退可能な円筒形状のスリーブ部材と、前記スリーブ部材を軸方向に押圧する押圧機構を、前記ショルダ部材内部に備えていること、を特徴とする。
上記(3)に記載の態様により、摩擦攪拌接合を行うにあたって、被加工物の加工箇所の終端部に凹部が形成されることなく埋め戻すことが可能となる。これは、ピン部材が上下することによって、加工開始時に回転を続けるピン部材の周囲に被加工物の一部を保持し、加工終了時に被加工物の一部を埋め戻すことで、被加工物の加工表面を良好に保つことができる。
本実施形態の、回転工具の断面図である。 (a)本実施形態の、加工開始前の回転工具の状態を示したものである。(b)本実施形態の、加工開始時の回転工具の状態を示したものである。(c)本実施形態の、加工中の回転工具の状態を示したものである。(d)本実施形態の、加工終了時の回転工具の状態を示したものである。 本実施形態の、回転工具を用いた加工時の斜視図である。 本実施形態の、回転工具を用いた加工時の側面からの様子を示す断面図である。 本実施形態の、摩擦攪拌接合の様子を示す側面断面図である。
まず、本発明の実施形態について図面を用いて説明を行う。図1に、本実施形態の回転工具の断面図を示す。回転工具100は、アルミニウムなどの被加工物を摩擦攪拌接合する為の回転工具であり、ショルダ部材10、ピン部材20、スリーブ部材30などからなる。ショルダ部材10は、回転せずに被加工物の表面に当接する部材であり、円筒形状の外筒部11と外筒部11の一端に取り付けられる先端部12と外筒部11の他端に取り付けられる蓋部13の3つの部分よりなる。外筒部11の内側には段差部11aが形成されている。
ピン部材20は、円柱状のプローブ又はピンと呼ばれる部材であり、先端20aは円錐台状に加工され、被加工物の中に回転しながら挿入される金属部材である。必要に応じてネジ状の螺旋溝が設けられているが、ここではその形状については省略する。材質についてもPCBN(立方晶窒化ホウ素焼結体)やW−Re(タングステン−レニウム)合金、超硬合金、Ir(イリジウム)合金など様々なものが考えられるが、被加工部材に応じて最適に選ばれるべきであり、ここでは特に言及しない。
スリーブ部材30は、段付きの円筒状をしておりショルダ部材10とピン部材20の間に配置される。スリーブ部材30には一端に先端部30aが形成され他端部には後端面30cと、その付近には段差部30bが形成される。スリーブ部材30の後端面30cはバネ40が当接するようになっており、スリーブ部材30の先端がショルダ部材10の先端と揃うようにバネ40からスリーブ部材30に付勢されるように構成されている。バネ40の一端はスリーブ部材30の後端面30cに、他端は蓋部13に当接するように配置される。
スリーブ部材30は、ショルダ部材10とピン部材20との間の空間50に、ピン部材20の軸方向に進退可能に配置され、バネ40でスリーブ部材30が突出する方向に付勢されているので、先端部12が被加工物200に当接していない状態では図1に示すような、先端部12の先端とスリーブ部材30の先端部30aの高さが揃った状態となっている。このスリーブ部材30の前進位置は、段差部11aと段差部30bとが当接することで位置決めされる。なお、バネ40の代わりにエア圧によってスリーブ部材30を押圧するような構成を採用することを妨げない。
回転工具100は上記構成であり、ピン部材20が図示しない回転機構によって回転させられることで被加工物が加工される。次に、回転工具100を用いた摩擦攪拌接合方法の手順について説明する。図2(a)に、加工開始前の回転工具100の状態を示す。(b)に、加工開始時の回転工具100の状態を示す。(c)に、加工中の回転工具100の状態を示す。(d)に加工終了時の回転工具100の状態を示す。図2は何れも断面図としている。被加工物200は、アルミニウムなどの融点の低い軽金属を想定しているが、鋼材や樹脂材にも適用が可能である。
回転工具100は、図2(a)に示される様に被加工物200に先端部12を当接させる。この際にはピン部材20の先端20aは先端部12から突出していない。また、スリーブ部材30の先端部30aはピン部材20の先端20aと揃った位置にある。つまり、先端部12とピン部材20の先端20aとスリーブ部材30の先端部30aの先端位置が揃った状態にある。そしてピン部材20を回転させながら、被加工物200の加熱を開始し、図2(b)に示すようにピン部材20を前進させる。この時、被加工物200とピン部材20と接触する部分が摩擦により発熱し、材料が軟化して流動し易くなるためスリーブ部材30が後退するのと同時に後述する空間50に流入部200aが形成される。
そして、その状態で回転工具100の移動をさせて、被加工物200の加工を行う。図2(c)に示すような状態で加工を行い、その状態では流入部200aが維持され続ける。図2(d)では、ピン部材20が引き抜かれると同時に、スリーブ部材30が元の位置に戻り、流入部200aは被加工物200側に押しだされる。図3に、回転工具100による加工時の斜視図を示す。被加工物200は直線状に加工跡が形成されており、これを加工部P1とすると、加工開始端P2と加工終了端P3とが形成されることになる。加工開始端P2では図2(b)の状態となり、加工終了端P3では図2(d)の状態となる。この加工終了端P3にて、図2(d)に示すように被加工物200の埋め戻しが行われるのである。
本実施形態の摩擦攪拌接合方法は、上記構成となっているので、以下に説明する作用及び効果を奏する。具体的には、例えば本発明による摩擦攪拌接合方法によって母材への熱影響を防ぎ、美しい加工表面が得られる。これは、回転工具100によって被加工物200を攪拌することにより接合する摩擦攪拌接合方法において、回転工具100は、軸線方向に進退可能で、軸線を中心として回転運動可能に備えられる円柱状のピン部材20と、ピン部材20の外側を囲うように配置される略円筒形状のショルダ部材10と、ショルダ部材10とピン部材20の間に形成される空間50の中を軸線方向に進退可能な円筒形状のスリーブ部材30と、を備え、スリーブ部材30の先端からショルダ部材10とピン部材20が納められていた状態で、スリーブ部材30の先端を被加工物200の表面に当接させ、ピン部材20を回転させながら軸線方向に前進させて被加工物200の内部にピン部材20を挿入することでスリーブ部材30が被加工物200の一部によって押し上げられ、被加工物200の一部は空間50内に保持され、ピン部材20で被加工物200の加工箇所である加工部P1を加工した後、ピン部材20を後退させることでスリーブ部材30が移動し、被加工物200の一部が空間50から排出されることで、被加工物200の加工部P1の終端部分である加工終了端P3が埋め戻しされる為である。
つまり、回転工具100によって被加工物200を加工する場合、加工開始端P2では図2(b)の状態であり、加工終了端P3では図2(d)に示すような状態となる。つまり、加工開始端P2で材料の盛り上がり部分を、加工終了端P3で流入部200aを埋め戻している。こうすることで、加工終了端P3で、課題に示したような凹部が出来ずに加工を終了することが可能となる。
図4に、加工時の側面からの様子を断面図として示す。回転工具100を被加工物200内部に挿入した状態で直線加工を行う場合、被加工物200が抵抗となってピン部材20に曲げ応力が発生する。この結果、図4に示すようにピン部材20に撓みが発生する。この場合に、空間50には流入部200aが満たされている状態ではあるが、流入部200aは比較的流動的な状態になっているので、ピン部材20が撓んだ場合にはそれに沿って形状を変化させることになる。このため、スリーブ部材30が摩擦攪拌接合を阻害することが無い。また、スリーブ部材30が前進して流入部200aを押し出す際には、回転工具100のピン部材20は加工を終えているので、ピン部材20にかかる曲げ応力は無くなった状態であり、スリーブ部材30の前進を阻害しない。
図5に、摩擦攪拌接合の様子を示す側面断面図を示す。図5はプレート201にL型ブラケット202を接合する事例を示している。プレート201の裏面からL型ブラケット202を当接させて、回転工具100で摩擦攪拌接合を行っている。加工部P1は、L型ブラケット202と共に形成され、ピン部材20で攪拌しながら接合を行う。この様にプレート201の裏面から摩擦攪拌接合が可能となるため、表面の仕上げが不要となる。この結果、鉄道車両などのボディ形成の際にはコストダウンに貢献することが可能となる。
また、回転工具100内部に、スリーブ部材30に付勢するバネ40が備えられているので、加工終了端P3にて流入部200aを押し出す力となり、スムーズな埋め戻しが可能となる。加工部P1の加工終了端P3に至った際に、ピン部材20を回転工具100内に引き込む動作をするが、その際に被加工物200との関係でスリーブ部材30は前進、つまり引き出される方向に力が働くため、バネ40を備えなくとも空間50から流入部200aは出ていくと考えられるが、バネ40でスリーブ部材30に付勢することで、この動作がよりスムーズに行われる事が期待される。
以上、本発明に係る摩擦攪拌接合方法の実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるわけではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、本実施形態では、回転工具100にバネ40を備えてスリーブ部材30への付勢を行っているが、これをエア圧による付勢など別の機構に置き換えることを妨げない。また、図5に示すような加工事例に限定されることなく様々な加工に適用することが可能である。
10 ショルダ部材
11 外筒部
12 先端部
13 蓋部
20 ピン部材
30 スリーブ部材
40 バネ
100 回転工具

Claims (3)

  1. 回転工具によって被加工物の加工箇所を攪拌することにより接合する摩擦攪拌接合方法において、
    前記回転工具は、
    軸線方向に進退可能で、軸線を中心として回転運動可能に備えられる円柱状のピン部材と、
    該ピン部材の外側を囲うように配置される略円筒形状のショルダ部材と、
    該ショルダ部材と前記ピン部材の間に形成される空間の中を前記軸線方向に進退可能な円筒形状のスリーブ部材と、を備え、
    該スリーブ部材の先端から前記ショルダ部材と前記ピン部材が納められた状態で、前記スリーブ部材の先端を前記被加工物の表面に当接させ、
    前記ピン部材を回転させながら前記軸線方向に前進させて前記被加工物の内部に前記ピン部材を挿入することで前記スリーブ部材が前記被加工物の一部によって押し上げられ、前記被加工物の一部は前記空間内に保持され、
    前記ピン部材で前記被加工物の前記加工箇所を加工した後、前記ピン部材を後退させることで前記スリーブ部材が移動し、前記被加工物の一部が前記空間から排出されることで、前記被加工物の前記加工箇所の終端部分が埋め戻しされること、
    を特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  2. 請求項1に記載の摩擦攪拌接合方法において、
    前記スリーブ部材を軸方向に押圧する押圧機構を、前記ショルダ部材内部に備えていること、
    を特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  3. 被加工物の加工箇所を攪拌することにより接合する摩擦攪拌接合用回転工具において、
    軸線方向に進退可能で、軸線を中心として回転運動可能に備えられる円柱状のピン部材と、
    該ピン部材の外側を囲うように配置される略円筒形状のショルダ部材と、
    該ショルダ部材と前記ピン部材の間に形成される空間の中を前記軸線方向に進退可能な円筒形状のスリーブ部材と、
    前記スリーブ部材を軸方向に押圧する押圧機構を、前記ショルダ部材内部に備えていること、
    を特徴とする摩擦攪拌接合用回転工具。
JP2017077250A 2017-04-10 2017-04-10 摩擦攪拌接合方法、及び摩擦攪拌接合用回転工具 Active JP6936608B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017077250A JP6936608B2 (ja) 2017-04-10 2017-04-10 摩擦攪拌接合方法、及び摩擦攪拌接合用回転工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017077250A JP6936608B2 (ja) 2017-04-10 2017-04-10 摩擦攪拌接合方法、及び摩擦攪拌接合用回転工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018176200A true JP2018176200A (ja) 2018-11-15
JP6936608B2 JP6936608B2 (ja) 2021-09-15

Family

ID=64280397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017077250A Active JP6936608B2 (ja) 2017-04-10 2017-04-10 摩擦攪拌接合方法、及び摩擦攪拌接合用回転工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6936608B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109483044A (zh) * 2019-01-23 2019-03-19 苏州市哈工万洲自动化有限公司 一种适应多种焊缝形式动态静轴肩搅拌头
CN110142501A (zh) * 2019-06-25 2019-08-20 广东省焊接技术研究所(广东省中乌研究院) 一种静轴肩搅拌摩擦焊工具及其搅拌摩擦焊方法
CN113084330A (zh) * 2021-04-09 2021-07-09 郑州机械研究所有限公司 一种搅拌摩擦加工头
CN113953649A (zh) * 2021-11-18 2022-01-21 江苏科技大学 一种回抽式磁场辅助搅拌摩擦焊接装置及安装拆卸方法
WO2022118589A1 (ja) * 2020-12-04 2022-06-09 日本軽金属株式会社 回転ツール、接合装置および接合方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002192359A (ja) * 2000-12-27 2002-07-10 Kawasaki Heavy Ind Ltd 摩擦攪拌接合装置
JP2012196680A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Kawasaki Heavy Ind Ltd 摩擦攪拌点接合を用いた孔補修方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002192359A (ja) * 2000-12-27 2002-07-10 Kawasaki Heavy Ind Ltd 摩擦攪拌接合装置
JP2012196680A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Kawasaki Heavy Ind Ltd 摩擦攪拌点接合を用いた孔補修方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109483044A (zh) * 2019-01-23 2019-03-19 苏州市哈工万洲自动化有限公司 一种适应多种焊缝形式动态静轴肩搅拌头
CN110142501A (zh) * 2019-06-25 2019-08-20 广东省焊接技术研究所(广东省中乌研究院) 一种静轴肩搅拌摩擦焊工具及其搅拌摩擦焊方法
WO2022118589A1 (ja) * 2020-12-04 2022-06-09 日本軽金属株式会社 回転ツール、接合装置および接合方法
TWI784817B (zh) * 2020-12-04 2022-11-21 日商日本輕金屬股份有限公司 旋轉工具、接合裝置以及接合方法
JP7487651B2 (ja) 2020-12-04 2024-05-21 日本軽金属株式会社 回転ツール、接合装置および接合方法
CN113084330A (zh) * 2021-04-09 2021-07-09 郑州机械研究所有限公司 一种搅拌摩擦加工头
CN113953649A (zh) * 2021-11-18 2022-01-21 江苏科技大学 一种回抽式磁场辅助搅拌摩擦焊接装置及安装拆卸方法
CN113953649B (zh) * 2021-11-18 2022-11-25 江苏科技大学 一种回抽式磁场辅助搅拌摩擦焊接装置及安装拆卸方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6936608B2 (ja) 2021-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018176200A (ja) 摩擦攪拌接合方法、及び摩擦攪拌接合用回転工具
US11045898B2 (en) Friction stir spot welding method and friction stir spot welding apparatus
JP6287751B2 (ja) 摩擦攪拌接合方法
JP2008036659A (ja) 摩擦撹拌接合方法
JP2000246465A (ja) 摩擦撹拌接合用ツール
JP2006061921A (ja) 摩擦点接合方法およびその装置
JP2007229791A (ja) 鋳物欠陥の補修方法
JP2007000880A (ja) 摩擦撹拌点接合方法
WO2017138324A1 (ja) 接合方法
JP6740960B2 (ja) 接合方法
JP6824213B2 (ja) 摩擦撹拌接合ツール、摩擦撹拌接合装置、および摩擦撹拌接合方法
JP3452044B2 (ja) 摩擦攪拌ツールおよびこれを用いた接合方法ならびに鋳物表面の微細空隙除去方法
JP6743643B2 (ja) 中空容器の製造方法
JP2018187672A (ja) 接合方法
US20200306875A1 (en) Friction stir welding tool
JP6740964B2 (ja) 接合方法
JP6747365B2 (ja) 接合方法
JP6794945B2 (ja) 接合方法
JP6777020B2 (ja) 接合方法
JP2019025489A (ja) 接合方法
JP2007222921A (ja) 摩擦攪拌接合装置および接合方法
JP2005305486A (ja) 摩擦攪拌接合冶具
JP2018051563A (ja) 接合方法
JP6740963B2 (ja) 接合方法
JP2018187671A (ja) 接合方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210827

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6936608

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150