JP2018176132A - Bag filter device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ばいじんの潮解を抑制する機能を備えたバグフィルタ装置に関する。 BACKGROUND OF THE INVENTION Field of the Invention The present invention relates to a bag filter apparatus having a function of suppressing the deliquescence of dust.
例えば、廃棄物処理炉からの排ガスを除塵するバグフィルタ装置には、バグフィルタで捕集されて落下したばいじんを受け止め、下方の排出機構に供給するためのホッパー部が設けられている。このホッパー部に付着したばいじんが潮解すると、潮解したばいじんにガス中の酸性成分が溶け込み、ホッパー部の壁面を腐食させるという問題を生じる。 For example, the bag filter device for removing the exhaust gas from the waste treatment furnace is provided with a hopper unit for receiving dust collected and dropped by the bag filter and supplying it to the lower discharge mechanism. When the dust adhering to the hopper deliquesces, the acid component in the gas dissolves in the deliquescent dust, causing a problem of corroding the wall of the hopper.
そこで従来より、バグフィルタ装置の操業停止時にはホッパー部の内部に乾燥剤を設置することで、潮解を防止する手段が知られている(特許文献1)。また、バグフィルタの外壁にヒーターを設置することも検討されている。例えば、電熱線を外壁に這わせることや、外壁面に温風を循環させることによって保温する手段が知られている(特許文献2)。 Therefore, conventionally, there is known a means for preventing deliquescence by installing a desiccant inside the hopper section when the operation of the bag filter device is stopped (Patent Document 1). Also, it is considered to install a heater on the outer wall of the bag filter. For example, a means for keeping warm by winding a heating wire to an outer wall or circulating warm air to an outer wall surface is known (Patent Document 2).
しかしながら、バグフィルタ装置の操業時および停止時には、ホッパー部に排ガスが滞留する。上記特許文献1、2の技術では、効果が限定的となってしまい、ばいじんの潮解が発生するという問題があった。
However, at the time of operation and stop of the bag filter device, the exhaust gas stagnates in the hopper portion. In the techniques of
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ばいじんの潮解をより効果的に抑制できるバグフィルタ装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-mentioned circumstances, and an object thereof is to provide a bag filter device capable of more effectively suppressing the deliquescence of dust.
上記課題を解決するために本発明者が鋭意研究したところ、ホッパー部の壁面の温度を一定に保持することで、潮解の発生を効果的に抑制できることを見出した。 As a result of intensive research conducted by the inventor in order to solve the above problems, it has been found that generation of deliquescence can be effectively suppressed by keeping the temperature of the wall surface of the hopper portion constant.
本発明によれば、排ガスを除塵するバグフィルタ装置のホッパー部を、内部雰囲気を遮断するケーシング壁と、ケーシング壁の外側において断熱する断熱材壁とで構成し、前記ケーシング壁の外面にヒータを取り付けたことを特徴とする、バグフィルタ装置が提供される。 According to the present invention, the hopper portion of the bag filter device for removing the exhaust gas is constituted by the casing wall that shuts off the internal atmosphere and the heat insulating material wall that insulates the outside of the casing wall. A bug filter device is provided, characterized in that it is mounted.
本発明のバグフィルタ装置において、前記ヒータは例えばシーズヒータである。 In the bag filter device of the present invention, the heater is, for example, a sheathed heater.
本発明によれば、バグフィルタ装置において、ホッパー部の壁面の温度を一定に保持することで、ばいじんの潮解をより効果的に抑制できるようになる。 According to the present invention, it is possible to more effectively suppress the deliquescent of dust by maintaining the temperature of the wall surface of the hopper portion constant in the bag filter device.
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the present specification and the drawings, elements having substantially the same functional configuration will be assigned the same reference numerals and redundant description will be omitted.
燃焼炉や溶融炉等で燃焼された排ガスが、水滴が噴霧されて適温に冷却された後、粉体状の薬剤が噴霧され、図1に示すバグフィルタ装置1内に供給される。バグフィルタ装置1は、上部に角柱状のハウジング2を有し、その下部には、ハウジング2から連続して四角錐状のホッパー部3が形成されている。ハウジング2の側壁には導入口4が形成されており、導入口4には導入ダクト5が接続され、煤塵や重金属類等(ばいじんa)を含んだ排ガスが、導入ダクト5および導入口4を通じてハウジング2内に導入される。
The exhaust gas burned in a combustion furnace or a melting furnace is sprayed with water droplets and cooled to an appropriate temperature, and then a powdered chemical is sprayed and supplied into the
ハウジング2の上部には、所定成分が濾過、除塵されて浄化された処理ガスを外部に放出するための放出口10が設けられている。放出口10には放出ダクト11が接続され、処理ガスは、吸気ファン12の稼働によって放出ダクト11から煙突13を介して外部へ放出される。
At an upper portion of the
ハウジング2の内部には、複数のバグフィルタ15が設置されている。バグフィルタ15は、上方のみが開放された筒状の濾布からなる。バグフィルタ15は、例えば化学繊維により構成され、除去成分に応じたろ過層を有する。ハウジング2内に流入した排ガスは、バグフィルタ15を通過することにより、煤塵や重金属類等の所定成分(ばいじんa)が濾過、除塵される。バグフィルタ15の上端は、ハウジング2内に水平方向に架設された梁16に吊り下げられている。
Inside the
ハウジング2内には、バグフィルタ15に付着したばいじんaを払い落とす機構が設けられる。具体的な例としては、図示するように、バグフィルタ15の上方に、パルス発生装置20に接続された空気管21が配置される。空気管21には、各バグフィルタ15の上部開口22に向けた噴射弁23が設けられている。これにより、バグフィルタ15の上部開口22からバグフィルタ15の内側に向けて高圧空気を噴射し、その衝撃力と誘起される逆気流によって、バグフィルタ15の外側に付着したばいじんaを払い落とす。なお、ばいじんaを払い落とす手段はこの方式に限らず、例えば揺動式でも構わない。
In the
ホッパー部3の下端には、払い落とされたばいじんaを外部に排出するための排出弁25を備えた排出口26が設けられている。排出弁25の開閉により、ばいじんaは排出口26を通じてホッパー部3から落下し、下方の排出機構27に供給される。
At the lower end of the
図2に示すように、ホッパー部3は、内側に配置されるケーシング壁30と外側に配置される断熱材壁31とで構成される二重構造になっている。ケーシング壁30は、ホッパー部3の内部雰囲気(ハウジング2の内部雰囲気)を遮断する役割を果たし、例えば鋼板で構成される。断熱材壁31は、ケーシング壁30の外側において断熱するものである。ケーシング壁30と断熱材壁31との間には一定の空隙部32が設けられている。
As shown in FIG. 2, the
ケーシング壁30の外面には、複数のヒータ35が取り付けられている。空隙部32の内部において、これら複数のヒータ35は、いずれもケーシング壁30の外面に密着するように取り付けられている。
A plurality of
ヒータ35には、例えばシーズヒータが用いられる。ヒータ35に用いられる製品の一例として、日本ヒーター株式会社製の商品名「ホッパーヒーター」、型式「HH型」を上げることができる。
For example, a sheathed heater is used as the
図3〜5に示すように、複数のヒータ35は、ケーシング壁30の外面全体に均等に分布して配置されており、外面に密着して取り付けられた複数のヒータ35によって加熱されることにより、ケーシング壁30全体がほぼ等しい温度に加熱されるようになっている。
As shown in FIGS. 3 to 5, the plurality of
次に、上記の構成を有するバグフィルタ装置1による、排ガスの除塵処理手順の概要を説明する。
Next, an outline of the procedure for dust removal treatment of exhaust gas by the
燃焼炉や溶融炉等の燃焼で発生した排ガスが、導入ダクト5を介して、導入口4からハウジング2内部に導入される。排ガスは、ハウジング2内において、図1の矢印の方向に流入し、バグフィルタ15の外側に接触する。排ガスがバグフィルタ15の外側から内側へ通過する際、排ガスに含まれる煤塵や重金属類等(ばいじんa)がバグフィルタ15に付着して除塵、濾過され、排ガスがクリーンガスとなる。こうして除塵、濾過されたクリーンガスは、バグフィルタ15の上部開口22からハウジング2上部に流れ、放出口10から、放出ダクト11、吸気ファン12、煙突13を介して外部へ放出される。
An exhaust gas generated by the combustion of a combustion furnace, a melting furnace or the like is introduced into the
バグフィルタ15の表面に一定量以上のばいじんaが付着した場合には、バグフィルタ15の上部開口22からバグフィルタ15の内側に向けて圧縮空気が噴射され、ばいじんaが払い落とされる。こうして払い落とされたばいじんaが下方のホッパー部3に落下していく。
In the case where a certain amount or more of dust a adheres to the surface of the
そして、ホッパー部3にばいじんaが一定量以上堆積すると、排出弁25が開閉操作され、ばいじんaは排出口26を通じてホッパー部3から落下し、下方の排出機構27に供給される。
When the dust a is accumulated in a fixed amount or more in the
ここで、バグフィルタ装置1にあっては、ホッパー部3に付着したばいじんaが潮解すると、潮解したばいじんaにガス中の酸性成分が溶け込み、ホッパー部3の壁面を腐食させるという問題を生じる。
Here, in the
しかるに、この実施の形態にかかるバグフィルタ装置1にあっては、ケーシング壁30の外面全体に均等に分布し、密着して配置された複数のヒータ35により、ケーシング壁30全体がほぼ等しい温度に加熱されている。このため、ホッパー部3に付着したばいじんaが湿潤することが無く、ばいじんaの潮解が防止される。その結果、ホッパー部3の壁面腐食を回避できるようになる。
However, in the
以上、本発明の実施の形態の一例を説明したが、本発明はかかる形態に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。 As mentioned above, although an example of embodiment of this invention was demonstrated, this invention is not limited to this form. It is apparent that those skilled in the art can conceive of various changes or modifications within the scope of the technical idea described in the claims, and the technical scope of the present invention is also natural for them. It is understood to belong to
例えば、ヒータ35は、シーズヒータに限らず他のヒータでも良い。また、ケーシング壁30の外面全体に均等に分布して配置された複数のヒータ35により、ケーシング壁30の温度を、ばいじんaの潮解温度Tに対して+5℃以上、T+20℃以下にコントロールすることが望ましい。
For example, the
上記実施の形態のバグフィルタ装置1に基づいて、排ガスの除塵処理を行った。ホッパー部を4300mm×3671mmの四角形を底面とする四角錐状とし、ケーシング壁の外面全体に密着させて取り付けた複数のヒータにより、ケーシング壁を加熱した。ばいじんの主成分が塩化カルシウムであるため、潮解温度は75℃程度である。そのため、ケーシング壁の温度が95℃になるよう制御した。
The dust removal process of the exhaust gas was performed based on the
一方、比較例では、図6に示すように、ケーシング壁30の外面にヒータ35を密着させず、空隙部32の内部において、断熱材壁31に近づけてヒータ35を配置して、加熱を行った。
On the other hand, in the comparative example, as shown in FIG. 6, the
本発明の実施例および比較例について、ケーシング壁の6か所(温度計1〜6)で温度測定をそれぞれ行い、各温度計1〜6の温度変化を調べた。その結果、図7に示すように、本発明の実施例では、各温度計1〜6で測定された温度はいずれも潮解防止温度(75℃以上)を保つことができた。これに対して、図8に示すように、比較例では、各温度計1〜6で測定された温度が安定せず、特に温度計4で測定された温度は潮解防止温度(75℃以上)を保つことができなかった。また、本発明の実施例は比較例に比べて電力の削減(9464Wから2752W)も実現できた。
About the Example and comparative example of this invention, temperature measurement was each performed by six places (thermometer 1-6) of a casing wall, and the temperature change of each thermometer 1-6 was investigated. As a result, as shown in FIG. 7, in the example of the present invention, the temperatures measured by the
a ばいじん
1 バグフィルタ装置
2 ハウジング
3 ホッパー部
4 導入口
5 導入ダクト
10 放出口
11 放出ダクト
12 吸気ファン
13 煙突
15 バグフィルタ
16 梁
20 パルス発生装置
21 空気管
22 上部開口
23 噴射弁
25 排出弁
26 排出口
27 排出機構
30 ケーシング壁
31 断熱材壁
32 空隙部
35 ヒータ
a
Claims (2)
前記ケーシング壁の外面にヒータを取り付けたことを特徴とする、バグフィルタ装置。 The hopper portion of the bag filter device for removing exhaust gas is composed of a casing wall for blocking the internal atmosphere and a heat insulating wall for heat insulation outside the casing wall,
A bag filter apparatus, wherein a heater is attached to the outer surface of the casing wall.
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111888845A (en) * | 2020-07-21 | 2020-11-06 | 湖北成飞科技股份有限公司 | Production method for refined vanadium with ultra-low emission |
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2017
- 2017-04-20 JP JP2017083963A patent/JP2018176132A/en active Pending
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