JP2018175388A - 心電計用電極装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】心電計用電極装置について、被測定者に過大な負担をかけることなく電極を正確に位置決めしながら迅速に装着できるようにする。【解決手段】胸部用の電極10a,10b,10cがベルト状部材からなる電極ホルダ50の内側面で長手方向に複数個配置され、各電極10a,10b,10cが測定位置の皮膚に接するように被測定者の胸部に横向きに装着されて測定を行う心電計用電極装置1Aであって、そのベルト状部材の両端側には、所定形状の係止体51a,51bが各々付設されており、その係止体51a,51bを仰臥した被測定者の両腋下を通してベルト状部材に張力をかけながら背中と床面の間に各々挟み込むことにより、係止体51a,51bの密着面に生じる摩擦力で電極ホルダ50を固定しながら被測定者に装着される、ことを特徴とするものとした。【選択図】図1

Description

本発明は、心電計用電極装置に関し、殊に、胸部の測定位置に対し電極を正確に位置決めしながら迅速に装着できる心電計用電極装置に関する。
胸部の心電図測定においては、6本に分岐したコードの先端側に各々設けたV1電極〜V6電極を、第4肋間胸骨右縁(V1電極)、第4肋間胸骨左縁(V2電極)、第5肋間左鎖骨中線上(V4電極)、V2電極とV4電極の中点(V3電極)、V4電極と同一高さの前腋窩線上(V5電極)、V4電極と同一高さで中腋窩線上(V6電極)、の各測定位置に正確に位置決めしながら固定する必要がある。
この場合、各測定位置に位置決めすべき電極を容易に判別するため、V1電極〜V6電極に接続している6本のコードを異なる色に色分けしてあるのが通常であり、また、6個の電極を装着位置の皮膚に脱落しにくい状態で簡易に固定するため、カップ状の金属電極体上部に内部空間を連通した状態でゴム球を付設した吸引電極を使用するのが一般的である。
しかし、このように6本のコードの先端側に比較的大きな吸引電極を各々設けるとコード同士が絡まりやすくなるため、これが電極の迅速な位置決めと固定を妨げる要因の1つとなっている。また、高齢者やるい痩者では吸引電極による吸着が困難な例が少なくなく、しばしば吸引電極を手で押さえる事態が生じている。さらに、その吸引電極は、ゴム球内部に生じた陰圧で皮膚に吸着させる方式であるため、被測定者に不快感や痛みを与えたり、皮膚にリング状の跡や内出血痕が残ったりするという問題がある。
このような問題点に対し、特開平10−211178号公報や特開2004−305686号公報には、V1電極〜V6電極を胸部に装着する位置関係のまま保持可能な電極ホルダと組み合わせた心電計用電極装置が提案されている。この装置では、電極ホルダが柔軟性のある素材からなり仰臥位の被測定者の胸に置くだけで胸の形状に合わせて湾曲しながら皮膚に密着するとともに、その密着面が粘着性を有していることで固定力を発揮するため、吸引電極の場合のように被測定者に不快感を与えたり皮膚に痕跡を残したりすることなく、6個の電極を迅速且つ正確に位置決め・固定することができる。
また、その電極ホルダを伸縮可能又はスロット内でスライド移動可動としたことで、体格の異なる被測定者であっても電極の位置を容易に微調整して対応することができる。ところが、この心電計用電極装置は、電極ホルダの粘着面が汚れやすいためにその衛生状態と粘着性を維持するのに手間を要することに加え、胸の側面側になるV6電極の測定位置においては仰臥状態で電極ホルダに重力が作用しくにくいため、少し動いただけで電極が脱落しやすいという難点がある。
これに対し、特開2014−195514号公報には、ベルト状の装身具(電極ホルダ)の所定位置に胸部用の6個の電極を設け、これを胸の周りに巻き付けることで各電極を皮膚に密着した状態で位置決め・固定しながら装着する方式の心電計用電極装置が提案されており、被測定者に不快感を与えたり皮膚に痕跡を残したりすることがないことに加え、衛生状態の維持を容易にしながら電極の脱落を生じにくくしている。
しかしながら、この装置においては、被測定者の上半身を起こして裸にした状態でベルト状の装身具を装着し、その後被測定者を仰臥させて測定する必要があるため、測定開始までに手間と時間を要することに加え、被測定者にとって身体的負担が過大になりやすいという難点がある。そのため、被測定者が仰臥した状態のまま上半身を裸にすることなく装着されて短時間で測定を開始出来るものが望まれていた。
特開平10−211178号公報 特開2004−305686号公報 特開2014−195514号公報
本発明は、上記のような問題を解決しようとするものであり、心電計用電極装置について、被測定者に過大な負担をかけることなく電極を正確に位置決めしながら迅速に装着できるようにすることを課題とする。
そこで、本発明は、胸部用の電極がベルト状部材からなる電極ホルダの内側面で長手方向に複数個配置され、各電極が測定位置の皮膚に接するように被測定者の胸部に横向きに装着されて測定を行う心電計用電極装置において、そのベルト状部材の両端側には所定形状の係止体が各々付設されており、その両係止体を仰臥した被測定者の両腋下を通してベルト状部材に張力をかけながら背中と床面の間に各々挟み込むことにより、係止体の密着面に生じる摩擦力で電極ホルダを固定しながら被測定者に装着される、ことを特徴とするものとした。
このように、心電計における胸部用の電極を、ベルト状の電極ホルダ内側面に複数個配置するとともに、その両端側に係止体を設けて仰臥した被測定者の両脇下を通して背中と床面との間に挟み込んで装着される構成としたことにより、被測定者に不快感を与えたり皮膚に痕跡を残したりすることなく、各電極がベルト状部材の張力により皮膚に押圧された状態で固定されるとともに、少なくとも同一高さの複数の測定位置に対し複数個の電極を同じ高さに揃えて装着できるため、正確な位置決めが容易に行えるものとなり、且つ、被測定者の上半身を裸にすることなく仰臥位のまま装着作業と測定作業を連続して行えるようになる。
また、その複数個の電極は、胸部用のV4電極、V5電極、V6電極であって、各々ベルト状部材に挿通されて長手方向に摺動可能に配設された鞘状体に付設されており、ベルト状部材における長手方向の位置調整が可能とされている、ことを特徴としたものとすれば、被測定者ごとに体格が異なることで電極の固定位置が変動するような場合でも、容易に微調整を行って対応することができる。
さらに、上述した心電計用電極装置において、その係止体は、少なくともベルト状部材の厚さ方向の幅よりも同方向に幅広とされた柔軟な素材からなり、被測定者の背中と床面の間に挟み込まれることで変形しながら皮膚に密着した状態で固定される、ことを特徴としたものとすれば、装着が容易であるとともにその装着状態が安定しやすいものとなる。
さらにまた、上述した心電計用電極装置と、V1電極、V2電極、V3電極を保持した所定形状の電極ホルダを仰臥した被測定者の胸の測定位置に置くことでその測定位置の皮膚に各電極が接した状態で各々位置決め・固定される上載せ式の心電計用電極装置とが組み合わされた電計用電極装置とすれば、V1電極〜V3電極とV4電極〜V6電極が分割されたことで装着位置の微調整が容易になることに加え、被測定者の負担を過大にすることなく胸部用の総ての電極が正確に位置決め・固定されて装着作業を迅速に完了できるものとなる。
この場合、その上載せ式の心電計用電極装置は、その電極ホルダが、棒状部材からなる2本の支持バーが並列した状態で互いの中央部分をその長手方向に直角な軸で連結されてその軸を中心に互いに旋回動作を可能とされており、測定時に頭側に位置する一方の支持バーには、その左端側にV1電極が配設され右端側にV2電極が配設されており、測定時に腹部側に位置する他方の支持バーには、右端側にV3電極が配設され左端側に先端で皮膚に接してその支持バーを支持する支持脚が配設されている、ことを特徴としたものとすれば、仰臥した被測定者の胸の中央位置に置くだけで各電極が容易に位置決め・固定されるとともに、胸の形状に合わせて2本の支持バーが旋回しながら両端側の高さを変更するため、総ての電極が皮膚に密着した状態で固定しやすいものとなる。
またこの場合、その2本の支持バーは、軸の長さ方向にその間隔が変更可能とされて電極の胸の高さ方向の位置調整が可能であるとともに、各電極が支持バーの長手方向に移動可能とされて電極の左右方向の位置調整が可能とされている、ことを特徴としたものとすれば、被測定者ごとに体格が異なることで電極の固定位置が変動するような場合でも、電極の位置を容易に微調整できるものとなる。
電極をベルト状の電極ホルダ上に複数個配置するとともに、その両端側に仰臥した被測定者の両脇下を通して背中と床面の間に挟み込んで係止する係止体を設けた本発明によると、被測定者に過大な負担をかけることなく電極を正確に位置決めしながら迅速に装着できるものである。
(A)は本発明における実施の形態の心電計用電極装置の正面図、(B)は(A)の心電計用電極装置の背面図である。 図1の心電計用電極装置をV1電極〜V3電極用の心電計用電極装置と組み合わせて仰臥位の被測定者に装着した状態を示す平面図である。 (A)は図2のV1電極〜V3電極用の心電計用電極装置を拡大した正面図、(B)は(A)の心電計用電極装置を背面側から見た斜視図である。 図1の心電計用電極装置の変形例を示す正面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を説明する。
図1は、本発明における実施の形態である心電計用電極装置1Aを示しており、図(A)はその正面図、図(B)はその背面図である。この心電計用電極装置1Aは、胸部用のV4電極、V5電極、V6電極を所定の位置関係で保持しており、これらを被測定者の胸部における測定位置に位置決め・固定しながら装着して、心電図測定を行うための装置である。
即ち、この心電計用電極装置1Aは、胸部用のV4電極、V5電極、V6電極である電極10a,10b,10cが、ベルト状部材からなる電極ホルダ50の内側面で長手方向に配置されており、これらがベルト状部材と皮膚の間に挟み込まれることにより、その先端面を測定位置に押圧した状態で電極ホルダ50が固定されながら被測定者の胸部に装着されて、測定を開始できるようになっている。
その電極ホルダ50の両端側には、係止体51a,51bが各々付設されており、その係止体51a,51bを仰臥した被測定者の両腋下を挿通してベルト状部材が弛まないように張力をかけながら背中と床面の間に各々挟み込むことにより、係止体51a,51bの密着面に生じる摩擦力で電極ホルダ50が被測定者の胸部に固定され、心電計用電極装置1Aが装着されるようになっており、この点が本発明における最大の特徴部分となっている。尚、係止体51a,51bを背中の中央部に向かって挿入する深さを調整することで、被測定者ごとに胸囲が異なる場合でも容易に対応できるが、電極ホルダ50の素材にある程度弾性伸縮性を有したものを使用することで、さらに調整が容易になるとともに電極10a,10b,10cの皮膚への密着性を一層確保しやすいものとなる。
また、その電極10a,10b,10cは、胸部用のV4電極、V5電極、V6電極であってコード5a,5b,5cが各々接続されており、これらはベルト状の電極ホルダ50に挿通されてその長手方向に摺動可能に配設された鞘状体50a,50b,50cに各々付設されている。そのため、電極10a,10b,10cは、電極ホルダ50上の長手方向の装着位置を調整することができる。尚、図のように鞘状体50a,50b,50cの表面に、各電極の番号を意味する数字を表示しておけば、位置決め作業が一層スムースに行われやすくなる。
電極ホルダ50の両端側に付設した係止体51a,51bは、ベルト状の電極ホルダ50の短手方向の幅よりも同方向に幅広であることに加え、電極ホルダ50の厚さ方向の幅よりも同方向に幅広とされた柔軟素材からなり、被測定者の背中と床面の間に各々挟み込まれることで弾性変形しながら皮膚に密着して摩擦力による係止機能を発揮するものであり、これらを仰臥位の被測定者の両腋下を通して背中の中央部に向かって差し込みながら背中と床面と間に挟み込むだけで、本実施の形態の心電計用電極装置1Aは容易に装着され、その装着状態を安定的に維持することができる。
この係止体51a,51bとしては、布製の袋の内部に発泡樹脂やスポンジ等の軟質素材の固まりを収納したものが好適であるが、被測定者の皮膚に触れて汚れやすい袋の部分のみを取り外して洗濯出来るようにすると便利である。尚、ベルト状の電極ホルダ50の両端側を、係止体51a,51b基端側の挿通孔を挿通させて折り返し、その先端部分を電極ホルダ50の表面に面状ファスナで着脱自在に固定したものとすれば、係止体51a,51bの着脱作業が容易になるとともに、面状ファスナの係合位置を変えるだけで電極ホルダ50の長さ調整も容易に行えるようになる。
図2は、本実施の形態の心電計用電極装置1Aを仰臥位の被測定者に装着した状態の一例を示している。この例では、V4電極〜V6電極を保持した上述の心電計用電極装置1Aと、V1電極〜V3電極を保持した心電計用電極装置2Aの2つを組み合わせることで、全体としてV1〜V6電極の総てを被測定者の各測定位置に位置決め・固定して測定を行う胸部用の心電計用電極装置を構成している。
本実施の形態の心電計用電極装置1Aは、上述したように心電計における胸部用の電極10a,10b,10cをベルト状の電極ホルダ50上に配置するとともに、その電極ホルダ50の両端側に設けた柔軟素材からなる大径の係止体51a,51bを、仰臥位の被測定者の両脇下を通して背中と床面との間に挟み込むだけで装着されるものであるため、被測定者に不快感を与えたり皮膚に痕跡を残したりすることなく、電極10a,10b,10cは容易に位置決めされながら固定される。
また、ベルト状の電極ホルダ50の内側面上で横一列に電極10a,10b,10cを保持する構成であるため、同一高さの各測定位置に対し3つの電極10a,10b,10cを同一高さで揃えて容易に装着できることから、例えばV4電極である10aの高さ位置が決まれば、残りのV5電極、V6電極の高さ位置がそのまま決まることになる。したがって、熟練者ではなくても電極が正確に位置決めされ、心肥大の判定ミス等の誤診の発生を減少させることができる。
さらに、横一列に並んだ電極10a,10b,10cが付設されている鞘状体50a,50b,50cは、電極ホルダ50上で長手方向に摺動可能とされており、電極10a,10b,10cの左右方向の位置調整が容易に行えるようになっており、被測定者ごとに体格が異なるような場合であっても電極の位置決めを正確且つ容易に実施することができる。
加えて、本実施の形態の心電計用電極装置1Aは、仰臥した被測定者の胸を露出させるだけで装着可能であることから、被測定者を起こして上半身を裸にすることなく仰臥位のまま容易に装着しながらそのままの姿勢で測定作業を開始できるため、被測定者の体力的な負担も最小限で済むようになっている。
図3は、上述した心電計用電極装置1Aと組み合わせて用いる心電計用電極装置2Aを示しており、図(A)は正面図、図(B)は背面側から見た斜視図である。この心電計用電極装置2Aは、コード3a,3b,4aが接続されたV1電極、V2電極、V3電極である電極20a,20b,20cを保持した電極ホルダ20を、仰臥位の被測定者の胸の中央位置に置くことにより、各電極に応じた測定位置の皮膚に接した状態にて各々位置決め・固定できるようにした上載せ式の装置である。
そのため、被測定者が仰臥位のままで容易に装着して測定を開始することができることから、上述した心電計用電極装置1Aと組み合わせて使用することにより、心電計用電極装置1Aにおける特徴部分を損なうことなく、2つの装置を組み合わせて複合した心電計用電極装置として、胸部用のV1電極〜V6電極の総てを位置決め・固定しながら装着して測定を行うことを可能としている。
この心電計用電極装置2Aにおいて、その電極ホルダ20は、2本の角柱状の棒状部材からなる支持バー30,40が並列した状態で、互いの中央部分をその長手方向に直角な軸22で連結されており、図3(B)に動作方向を白抜き矢印で示したように、その軸22を中心にシーソーのように互いに旋回動作を行えるようになっており、仰臥した被測定者の胸の中央部に置くだけで、胸の表面形状に合わせて2本の支持バー30,40が旋回しながらその両端側の高さを変更して対応するようになっている。
この電極ホルダ20において、測定時に頭側に位置する支持バー30には、その左端側にV1電極である電極20aが配設され右端側にV2電極である電極20bが配設されており、測定時に腹部側に位置する他方の支持バー40には、右端側にV3電極である電極20cが配設され左端側に先端が皮膚に接して支持バー40を支持する支持脚44が配設されている。そのため、この心電計用電極装置2Aを仰臥した被測定者の胸の中央部に置くだけで、電極20a,20b,20cが容易に位置決め・固定されるとともに、これら総てが皮膚に密着しやすくなっている。
また、この心電計用電極装置2Aでは、その動作方向を図3(A)に白抜き矢印で示したように、その2本の支持バー30,40は、軸22の長さ方向にその間隔が変更可能とされて電極の胸の高さ方向の位置調整が可能とされている。加えて、その電極20a,20b,20cは、一端側が球面状の皮膚への接触面とされ、他端側が支持バー30,40上で長手方向に摺動可能に装着された鞘状体30a,30b,40bに接続されている。
これにより、電極20a,20b,20cは、支持バー30,40の長手方向に移動させることでその左右方向の位置調整が容易に行えるようになっている。尚、支持脚44は、ゴム等の比較的軟質な素材で作成することを想定しているが、その一端側が鞘状体40aに付設されたことで、その左右方向の位置調整が可能とされており、その位置調整により各電極の皮膚への密着性を一層確保しやすいものとしている。
図4は、上述した心電計用電極装置1Aの応用例としての心電計用電極装置1Bを示している。この心電計用電極装置1Bは、全体的な構成は上述した心電計用電極装置1Aとほぼ同様であるが、立体的な形状で柔軟素材からなる係止体51a,51bの代わりに、平面的な板状の部材からなる係止体52a,52bを付設した点を特徴としている。
斯かる係止体52a,52bは、その厚さがベルト状部材からなる電極ホルダ50とほぼ同様であるが、その基端側が電極ホルダ50の短手方向の幅よりも同方向に幅広でその先端側が幅狭とされた略二等辺三角形状の部材で構成されている点を特徴としており、幅狭の先端側が背中と床面の間に差し込みやすいことから、この心電計用電極装置1Bは被測定者に対し容易に装着することが可能であり、且つ、その基端側が幅広で引き抜き方向に抵抗が大きいため、充分なる固定力を発揮することができる。
尚、この係止体52a,52bは、合成樹脂等で製作することを想定したものであるが、その表面はアルコール綿で拭く等して容易に清拭・消毒されて短時間で乾燥し易いものであることが好ましい。また、ある程度の柔軟性を有して装着の際に皮膚に痛みを与えにくく、且つ、皮膚に触れた際に冷たさを感じにくい素材を用いることが推奨される。
以上、述べたように、心電計用電極装置について、本発明により被測定者に過大な負担をかけることなく電極を正確に位置決めしながら、迅速に装着できるようになった。
1A,1B,2A 心電計用電極装置、3a,3b,4a,5a,5b,5c コード、10a,10b,10c,20a,20b,20c 電極、20,50 電極ホルダ、30,40 支持バー、30a,30b,40a,40b,50a,50b,50c 鞘状体、44 支持脚、51a,51b,52a,52b 係止体

Claims (6)

  1. 胸部用の電極がベルト状部材からなる電極ホルダの内側面で長手方向に複数個配置され、前記各電極が測定位置の皮膚に接するように被測定者の胸部に横向きに装着されて測定を行う心電計用電極装置において、前記ベルト状部材の両端側には所定形状の係止体が各々付設されており、前記両係止体を仰臥した被測定者の両腋下を通して前記ベルト状部材に張力をかけながら背中と床面の間に各々挟み込むことにより、前記係止体の密着面に生じる摩擦力で前記電極ホルダを固定しながら被測定者に装着される、ことを特徴とする心電計用電極装置。
  2. 前記複数個の電極は、胸部用のV4電極、V5電極、V6電極であって、各々前記ベルト状部材に挿通されて長手方向に摺動可能に配設された鞘状体に付設されており、前記ベルト状部材における長手方向の位置調整が可能とされている、ことを特徴とする請求項1に記載した心電計用電極装置。
  3. 前記係止体は、少なくとも前記ベルト状部材の厚さ方向の幅よりも同方向に幅広とされた柔軟な素材からなり、被測定者の背中と床面の間に挟み込まれることで変形しながら皮膚に密着した状態で固定される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載した心電計用電極装置。
  4. 請求項1,2又は3に記載した心電計用電極装置と、V1電極、V2電極、V3電極を保持した所定形状の電極ホルダを仰臥した被測定者の胸の測定位置に置くことで前記測定位置の皮膚に前記各電極が接した状態で各々位置決め・固定される上載せ式の心電計用電極装置とが組み合わされたことを特徴とする、電計用電極装置。
  5. 前記上載せ式の心電計用電極装置は、前記電極ホルダが、棒状部材からなる2本の支持バーが並列した状態で互いの中央部分をその長手方向に直角な軸で連結されて前記軸を中心に互いに旋回動作を可能とされており、測定時に頭側に位置する一方の前記支持バーには、その左端側に前記V1電極が配設され右端側に前記V2電極が配設されており、測定時に腹部側に位置する他方の前記支持バーには、右端側に前記V3電極が配設され左端側に先端で皮膚に接して前記支持バーを支持する支持脚が配設されている、ことを特徴とする請求項4に記載した心電計用電極装置。
  6. 前記2本の支持バーは、前記軸の長さ方向にその間隔が変更可能とされて前記電極の胸の高さ方向の位置調整が可能であるとともに、前記各電極が前記支持バーの長手方向に移動可能とされて前記電極の左右方向の位置調整が可能とされている、ことを特徴とする請求項5に記載した心電計用電極装置。
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