JP2018174464A - 故障箇所推定装置及び終端装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信ネットワークにおける通信障害の原因となる故障箇所を推定する技術を提供する。【解決手段】光ファイバf111〜f118から1つずつ光ファイバが分離し、分離した光ファイバと最後に残った光ファイバが引込線路として個別にONU5に接続される。OSS1は、ONU5ごとのレコードを有し、レコードにはONU5が正常に通信できることを示す正常フラグ又は通信障害があることを示す通信障害フラグを保持する。そして、正常フラグを保持するレコードの数が1以上であり且つ通信障害フラグを保持するレコードの数が1であるか否かを判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、故障箇所推定装置及び終端装置に関する。
従来においては、光回線終端局装置と光回線終端装置を用いた通信ネットワークが普及している。
特開2002−77210号公報
このような通信ネットワークにおいて故障が発生すると、その影響で光回線終端装置が通信ネットワークを介して正常に通信できず、通信障害が発生する。よって、その原因となる故障箇所を推定し、故障を修復し、光回線終端装置が正常に通信できるようにする必要がある。
本発明の第1の目的は、通信ネットワークにおける通信障害の原因となる故障箇所を推定する技術を提供することにある。
また、故障箇所を推定するには、通信障害の状況を知る必要があるが、通信ネットワークは故障しているので、通信ネットワークを介しては、通信障害の状況を知り得ない可能性がある。
本発明の第2の目的は、通信障害が生じた通信ネットワークを用いずに通信障害の状況を取得する技術を提供することにある。
第1の本発明は、複数の通信線路から1つずつ通信線路が分離し且つ該分離した通信線路と最後に残った通信線路が引込線路として個別に終端装置に接続される通信ネットワークにおいて、前記終端装置ごとのレコードを有し、該レコードに該当の終端装置が正常に通信できることを示す正常フラグ又は通信障害があることを示す通信障害フラグを保持する終端装置情報記憶部と、前記終端装置情報記憶部の前記複数の終端装置についてのレコード群において、正常フラグ数が1以上であり且つ通信障害フラグ数が1である場合は、分離せず最後に残った通信線路における最後の分離箇所以降の部分又はいずれかの引込線路が故障箇所であるとの予め定めた推定結果を出力する故障箇所推定部とを備えることを特徴とする。
第2の本発明は、複数の通信線路から1つずつ通信線路が分離し且つ該分離した通信線路と最後に残った通信線路が引込線路として個別に終端装置に接続される通信ネットワークにおいて、前記終端装置ごとのレコードを有し、該レコードに該当の終端装置が正常に通信できることを示す正常フラグ又は通信障害があることを示す通信障害フラグを保持する終端装置情報記憶部と、前記終端装置情報記憶部の前記複数の終端装置についてのレコード群において、正常フラグ数が1以上であり且つ通信障害フラグ数が2以上である場合は、最初に通信線路が分離してから最後に通信線路が分離するまで区間が故障箇所との予め定めた推定結果を出力する故障箇所推定部とを備えることを特徴とする。
第3の本発明は、第1の本発明又は第2の本発明に記載の終端装置であって、他の終端装置に対して前記通信ネットワーク以外の通信路により情報を送信する通信部と、自身の終端装置における通信断を検出するトラヒック監視部と、前記通信断が検出された場合は自身の終端装置に通信障害があることを示す状態情報を前記通信部により他の終端装置を介して前記故障箇所推定装置に送信する状態情報送信部とを備えることを特徴とする。
本発明の故障箇所推定装置によれば、通信ネットワークにおける通信障害の原因となる故障箇所を推定できる。また、本発明の終端装置によれば、通信障害が生じた通信ネットワークを用いずに通信障害の状況を取得できる。
本実施の形態の故障箇所推定装置と終端装置を含む通信ネットワークの一例を示す図である。 各ONU5の構成を示すブロック図である。 状態情報の構成の一例を示す図である。 OSS1の構成の一例を示すブロック図である。 OSS1の動作を示すフローチャートである。 同一のOLT2についての故障箇所推定のフローチャートである。 同一のOSU21についての故障箇所推定のフローチャートである。 図7のS21で正常フラグを含むレコードが無いと判定される場合における故障箇所の一例を示す図である。 図7のS25で通信障害フラグを保持するレコードの数がM(8)の倍数であると判定される場合における故障箇所の一例を示す図である。 同一の分岐装置4についての故障箇所推定のフローチャートである。 図10のS31の条件を満たす場合における故障箇所の一例を示す図である。 図10のS35の条件を満たす場合における故障箇所の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態の故障箇所推定装置と終端装置を含む通信ネットワークの一例を示す図である。
故障箇所推定装置(以下、OSS)1は、通信網NEを介して、複数の終端局装置(以下、OLT:光回線終端局装置)2に接続される。OLT2は、各地のビルなどに設置される。各OLT2には、「001A」、「001B」などの識別情報(以下、OLT−ID)が割り当てられている。なお、本実施の形態では、OSS1の数を1とするが、複数のOSS1を用い、それらを識別情報で区別してもよい。
各OLT2は、複数の加入者ユニット(以下、OSU:光加入者ユニット)21と、通信網NEを介してOSS1と通信するための通信部22と、無線通信部23とを備える。また、同じOLT2内のOSU21を識別するためにOSU21には「01」、「02」などのOSU番号が割り当てられている。
例えば、OSU番号「01」のOSU21には、該OSUに収容される32台の終端装置(以下、ONU:光回線終端装置)5の通信を担う1本の光ファイバf1の一端が接続され、他端はビル内の分岐装置(光スプリッタ)3に接続される。分岐装置3は、光ファイバf1をN(N=4とするが、4以外でもよい)本の光ファイバf11〜f14に分岐する。本実施の形態では光ファイバを通信線路とするが、通信線路は導線(電線)で構成してもよい。
また、各OLT2は、収容する各ONU5に対し、定期的にポーリングを行い、応答がない場合は、OSS1に通知するようになっているのが好ましい。
光ファイバf11〜f14は、その大部分を地下に配線され、地下線路などと称する。光ファイバf11〜f14は、一旦地下配管に収納され、その後、配線方向ごとに分割され、それぞれが別の地下配管内に収納される。
各光ファイバf11〜f14の端部は、個別に分岐装置(光スプリッタ)4に接続される。分岐装置4は地上に設置された、いわゆる「電柱」(以下、電柱)の上部などに設けられる。
各光ファイバf11は、該光ファイバを介してOSUに収容されるM台(M=8とするが、8以外でもよい)のONU5の通信を担う。
光ファイバf11が接続された分岐装置4は、光ファイバf11をM(8)本の光ファイバf111〜f118に分岐する。8本の光ファイバf111〜f118は、まず、別の電柱まで配線され、この電柱で1本の光ファイバf118が分離する。このように、電柱上に配線される通信線路を「柱上線路」という。分離した光ファイバf118は引込線路として、ユーザ宅内の1つのONU5に接続される。このONU5には、8本の光ファイバf111〜f118に接続されるONUを区別するものとして、スロット番号「8」が割り当てられている。
残りの7本の光ファイバf111〜f117は、別の電柱まで配線される。この電柱では、光ファイバf111〜f114と光ファイバf115〜f117に分割される。本実施の形態では、複数の光ファイバからその一部の複数の光ファイバが「分離」することを、複数の光ファイバが「分割」されるという。分割は2分割のみならず、3分割以上でもよい。
一方の光ファイバf111〜f114は別の電柱まで配線される。この電柱で1本の光ファイバf114が分離する。分離した光ファイバf114は引込線路として、スロット番号「4」が割り当てられたONU5に接続される。
同様に、別の電柱で光ファイバf113、f112が順次に分離し、引込線路として、スロット番号「3」、「2」が割り当てられたONU5に接続される。
最後に残った光ファイバf111はさらに別の電柱まで配線され、引込線路として、スロット番号「1」が割り当てられたONU5に接続される。
また、他方の光ファイバf115〜f117についても、それぞれ別の電柱で光ファイバf117、f116が順次に分離し、引込線路として、スロット番号「7」、「6」が割り当てられたONU5に接続される。
最後に残った光ファイバf115はさらに別の電柱まで配線され、引込線路として、スロット番号「5」が割り当てられたONU5に接続される。
なお、他の分岐装置4から分岐した光ファイバについても、必要ならば適宜分割され、1つずつ光ファイバが分離する。そして、分離した光ファイバと最後に残った光ファイバが引込線路として個別にONU5に接続される。なお、分割の有無、分割の位置は任意であり、本例に限定されない。
すなわち、M本の光ファイバ又はM本の光ファイバを分割した光ファイバから1つずつ光ファイバが分離する。そして、分離した光ファイバと最後に残った光ファイバが引込線路として個別にONU5に接続される。
ここで、重要なのは、分岐装置4から分岐した光ファイバが同じ箇所で互いに分かれて広がる形態ではなく、あくまで、1つずつ光ファイバが分離することである。
なお、分岐装置3から分岐した光ファイバについては、不使用のものがあってもよい。この場合、不使用の光ファイバに接続される分岐装置4と以降の光ファイバは不要である。
また、N=1である場合は、分岐装置3は不要であり、OSU21を光ファイバを介して分岐装置4に直接接続してもよい。また、N=5以上としてもよい。
また、OSU番号「01」以外のOSU21についても同様に光ファイバ、分岐装置4およびONU5が接続される。場合によっては、分岐装置3も使用される。なお、OSU21の数は任意であり、1でもよい。
また、OLT−ID「001A」以外のOLT2についても同様に、1以上のOSU21を有し、同様に光ファイバ、分岐装置4およびONU5が接続される。場合によっては、分岐装置3も使用される。OSU21の数は任意である。
また、異なるOSU21に接続される光ファイバが同じ電柱に配線されていてもよい。例えば、OSU番号「02」のOSU21に接続される光ファイバが、図1に示す、OSU番号「01」のOSU21に接続される光ファイバが配線された電柱に配線されていてもよい。
さて、各ONU5は、ONU5自身に通信障害がある場合は、その旨の状態情報5Aを、光ファイバで接続される通信ネットワークとは別の通信経路(ここではWi−Fiなどの無線による通信経路)を介して他のONU5又はOLT2に送信する。
状態情報5Aを受信したONU5は、この状態情報5Aと受信したONU5自身の状態情報5Aを他のONU5又はOLT2又はOSS1に対し、同じく無線による通信経路を介して送信する。
OLT2の無線通信部23は、受信した全ての状態情報5Aを同じく無線による通信経路を介してOSS1に送信する。
ここで、通信障害があるONU5からOSS1までのホップ数には制限がなく、マルチホップ転送にて、状態情報5AをOSS1に届ける。
図2は、各ONU5の構成を示すブロック図である。
ONU5は、引込線路側の通信を担う通信部51と、引込線路の反対側に接続されるルータなどとの通信を担う通信部52と、光ファイバ(引込線路)以外の通信路(ここでは無線通信路)により状態情報5Aを他のONU5に送信する無線通信部53と、通信部51、52におけるトラヒックを監視し、トラヒックにおける通信断を検出するトラヒック監視部54と、通信断が検出された場合は自身のONUに通信障害があることを示す状態情報5Aを無線通信部53により他のONU5又はOLT2に送信させる状態情報送信部55とを備える。
状態情報送信部55は、他のONU5から状態情報を受信した場合は、自身のONU5において通信断が検出されない場合は自身のONUが正常に通信していることを示す状態情報5Aを、通信断が検出された場合は自身のONUに通信障害があることを示す状態情報5Aを、無線通信部53により他のONU5又はOLT2に送信させる。
なお、OSUに収容されていない、例えばWi−Fiに帰属する通信機器(例:スマートフォン、タブレット端末)や携帯電話の電波にてインターネット網へ接続可能な通信機器(例:携帯電話機)も状態情報を転送することとしてもよい。その際、この通信機器の状態をOSS1で把握する必要がないので、受信した状態情報のみを転送すればよい。
なお、無線通信部53は状態情報を無線通信で送信するのでなく、他の方法、例えば、光通信により送信してもよい。
図3は、状態情報の構成の一例を示す図である。
状態情報5Aは、ONU5自身が正常に通信しているか否かを示す状態フラグと、このONU5に割り当てられたスロット番号と、このONU5が収容されるOSU21を示すOSU番号と、このOSU21を備えるOLT2を示すOLT−IDとを含む。
状態情報送信部55は、通信断が検出されず、つまりONU5が正常に通信している場合は状態フラグを正常フラグ(正常)に設定し、一方、通信断が検出され、つまりONU5に通信障害がある場合は状態フラグを通信障害フラグ(通信障害)に設定する。
図4は、OSS1の構成の一例を示すブロック図である。
OSS1は、ONU5ごとのレコードを有する終端装置情報記憶部11と、ONU5から送信される状態情報を受信し、状態情報により終端装置情報記憶部11を更新する状態情報受信部12と、終端装置情報記憶部11を基に、通信障害の原因となっている故障箇所を推定する故障箇所推定部13とを備える。
終端装置情報記憶部11の各レコードは、該当のONU5が正常に通信できる場合には正常フラグ、通信障害がある場合には通信障害フラグが設定される状態フラグと、このONU5に割り当てられたONU−ID(MACアドレスなど)およびスロット番号と、このONU5が収容されるOSU21を示すOSU番号と、このOSU21を備えるOLT2を示すOLT−IDを含む。
状態フラグは、当初は該当のONU5が正常に通信しているか否かが不明であることを示す不明フラグ(不明)に設定される。
なお、OSS1は、OLT2に対し、定期的にポーリングを行い、応答がない場合は、異常が発生していると判断するようになっているのが好ましい。
図5は、OSS1の動作を示すフローチャートである。
状態情報受信部12は、OLT2やONU5から状態情報を受信したら(T1)、状態情報からOLT−ID、OSU番号およびスロット番号を取りだし、これらを含むレコードを終端装置情報記憶部11から検索し、状態情報の状態フラグでレコードの状態フラグを上書きする(T3)。
故障箇所推定部13は、例えば、終端装置情報記憶部11において通信障害フラグを検出したならば、OLT2ごとに故障箇所推定を行う(T5)。
図6は、同一のOLT2についての故障箇所推定のフローチャートである。
故障箇所推定部13は、該当OLT2のOLT−IDを含むレコードを終端装置情報記憶部11から検索し、レコード群に正常フラグを含むレコードがあるか否かを判定する(S1)。
故障箇所推定部13は、正常フラグを含むレコードが無い場合は(S1:無)、該当のOLT2に故障が発生しているとの推定結果(故障箇所の推定結果)を出力し(S3)、処理を終える。一方、正常フラグを含むレコードが1つでも有る場合は(S1:有)、該当のOLT2のOSU21ごとに故障箇所推定を行い(S5)、処理を終える。
OLT2に故障が発生している場合は、そのOLT2に収容される全てのONU5で通信障害が発生するので、ステップS1の判定により、この状況が発生していると推定できる。
図7は、同一のOSU21についての故障箇所推定のフローチャートである。
故障箇所推定部13は、該当のOLT−IDとOSU番号を含むレコードを終端装置情報記憶部11から検索し、レコード群に正常フラグを含むレコードがあるか否かを判定する(S21)。
故障箇所推定部13は、正常フラグを含むレコードが無い(正常フラグがない)場合は(S21:無)、該当のOSU21又はOSUに接続される唯一の光ファイバに故障が発生しているとの推定結果(故障箇所の推定結果)を出力し(S23)、処理を終える。
図8(a)に示すように、該当のOSU21に故障が発生している場合又は、図8(b)に示すように、OSU21に接続される唯一の光ファイバに故障(×)が発生している場合、OSU21に収容される全てのONU5で通信障害が発生するので、S21の判定により、この状況が発生していると推定できる。
なお、統計的に、OSU21の故障が多い場合は、OSU21の故障と推定してもよい(S23)。また、統計的に、光ファイバの故障が多い場合は、光ファイバの故障とと推定してもよい(S23)。
図7に戻り、正常フラグが有る場合は(S21:有)、通信障害フラグを保持するレコードの数(通信障害フラグの数)がM(8)の倍数であるか否かを判定する(S25)。Mの倍数である場合には(S25:YES)、該当のOSU21に唯一の光ファイバを介して接続される分岐装置から最初に光ファイバが分離するまでの区間のどこかに故障が発生しているとの推定結果(故障箇所の推定結果)を出力し(S27)、処理を終える。
図9(a)に示すように、OSU21に唯一の光ファイバを介して接続される分岐装置、すなわち分岐装置3から最初に光ファイバが分離するまでの区間のどこかに故障が発生すると、Mの倍数のONU5で通信が行なえないので、S25の判定により、この状況の発生を推定できる。
例えば、図9(b)に示すように、分岐装置3で分岐した光ファイバの1つに故障(×)が発生すると、M個のONU5で通信が行なえない。また、図9(c)に示すように、分岐装置3で分岐した2本の光ファイバの両方に故障(×)が発生すると、2×M個のONU5で通信が行なえない。
例えば、図9(d)に示すように、分岐装置4から最初に光ファイバが分離するまでの区間に故障(×)が発生すると、M個のONU5で通信が行なえない。
よって、S25の判定により、こららの状況が発生していると推定できる。
図7に戻り、一方、Mの倍数でない場合には(S25:NO)、分岐装置4ごとに故障箇所推定を行い(S29)、処理を終える。
図10は、同一の分岐装置4についての故障箇所推定のフローチャートである。
故障箇所推定部13は、該当の分岐装置4に接続されるM個のONU5に対応するレコード群を検索する。例えば、スロット番号が連番になっており、スロット番号をM(8)で除した商が同じとなるレコードは、同一の分岐装置4に接続されるONU5のものであるので、このようにレコード群を検索する。
そして、検索したレコード群において、正常フラグを保持するレコードの数(正常フラグの数)が1以上であり且つ通信障害フラグを保持するレコードの数(通信障害フラグの数)が1であるか否かを判定する(S31)、条件を満たす場合には(S31:YES)、分離せず最後に残った光ファイバにおける最後の分離箇所以降の部分又はいずれかの引込線路に故障が発生しているとの推定結果(故障箇所の推定結果)を出力し(S33)、処理を終える。
図11(a)に示すように、分離せず最後に残った光ファイバ(柱上配線)に故障(×)が発生している場合は、該当のONU5のみで通信障害が発生する(NG)。また、図11(b)に示すように、いずれかの引込線路に故障(×)が発生している場合は、該当のONU5のみで通信障害が発生する(NG)。ステップS31の判定により、この状況が発生していると推定できる。
図10に戻り、一方、S31の条件が充足されない場合には(S31:NO)、レコード群において、正常フラグを保持するレコードの数(正常フラグの数)が1以上であり且つ通信障害フラグを保持するレコードの数(通信障害フラグの数)が2以上であるか否かを判定する(S35)。条件を満たす場合には(S35:YES)、最初に光ファイバが分離してから最後に光ファイバが分離するまで区間(最初の分離箇所から最後の分離箇所まで)に故障が発生しているとの推定結果(故障箇所の推定結果)を出力し(S37)、処理を終える。
図12に示すように、最初に光ファイバが分離してから最後に光ファイバが分離するまで区間に故障(×)が発生している場合は、2以上のONU5で通信障害が発生し(NG)、1以上のONU5で正常に通信が行える(OK)ので、ステップS35の判定により、この状況が発生していると推定できる。なお、便宜的に「柱上配線」に故障が発生していると表現してもよい。
以上のように、本実施の形態では、複数の光ファイバ(以下、通信線路)から1つずつ通信線路が分離し且つ該分離した通信線路と最後に残った通信線路が引込線路として個別にONU5(以下、終端装置)に接続される通信ネットワークにおいて、OSS1(故障箇所推定装置)の終端装置情報記憶部は、終端装置ごとのレコードを有し、該レコードは該当の終端装置が正常に通信できる場合に正常フラグを保持し、通信障害がある場合に通信障害フラグを保持する。
そして、故障箇所推定装置の故障箇所推定部は、正常フラグの数が1以上であり且つ通信障害フラグの数が1である場合は(S31:YES)、この場合について予め定めた故障箇所の推定結果(分離せず最後に残った通信線路における最後の分離箇所以降の部分又はいずれかの引込線路が故障箇所であるとの推定結果)を出力する(S33)。よって、通信ネットワークにおける通信障害の原因となる故障箇所を推定する技術を提供できる。
また、故障箇所推定部は、正常フラグの数が1以上であり且つ通信障害フラグの数が2以上である場合は(S35:YES)、この場合について予め定めた故障箇所の推定結果(最初に通信線路が分離してから最後に通信線路が分離するまで区間が故障箇所であるとの推定結果)を出力する(S37)。
よって、通信ネットワークにおける通信障害の原因となる故障箇所を推定する技術を提供できる。
また、OLT2(以下、終端局装置)に設けられたOSU21(以下、加入者ユニット)が直接的又は間接的に1以上の通信線路に接続され、該各通信線路が分岐装置により前記複数と同数のM個の通信線路に分岐する。
そして、故障箇所推定部は、加入者ユニットに収容される終端装置についてのレコード群において、通信障害フラグの数がMの倍数である場合は(S25:YES)、当該条件を満たす場合について予め定めた故障箇所の推定結果(加入者ユニットに唯一の通信線路を介して接続される分岐装置から最初に通信線路が分離するまでの区間が故障箇所であるとの推定結果)を出力する(S27)。よって、通信ネットワークにおける通信障害の原因となる故障箇所を推定する技術を提供できる。
また、故障箇所推定部は、加入者ユニットに収容される終端装置についてのレコード群において、正常フラグがないとの条件を満たすか否かを判定し(S21)、当該条件を満たす場合は、当該条件を満たす場合について予め定めた故障箇所の推定結果(該当の加入者ユニット又は加入者ユニットに接続される唯一の通信線路が故障箇所であるとの推定結果)を出力する(S23)。よって、通信ネットワークにおける通信障害の原因となる故障箇所を推定する技術を提供できる。
また、終端局装置は加入者ユニットを複数備え、故障箇所推定部は、終端局装置に収容される終端装置についてのレコード群において、正常フラグがない場合は(S1:無)、当該条件を満たす場合について予め定めた故障箇所の推定結果(該当の終端局装置が故障箇所であるとの推定結果)を出力する(S3)。よって、通信ネットワークにおける通信障害の原因となる故障箇所を推定する技術を提供できる。
また、終端装置は、他の終端装置に対して通信ネットワーク以外の通信路により情報を送信する無線通信部53と、自身の終端装置における通信断を検出するトラヒック監視部54と、通信断が検出された場合は自身の終端装置に通信障害があることを示す状態情報を無線通信部53により他の終端装置を介して故障箇所推定装置に送信する状態情報送信部55とを備える。すなわち、通信ネットワーク以外の通信路を用い、通信障害がある終端装置の状態情報をマルチホップにより故障箇所推定装置に届ける。
よって、故障箇所推定装置では、通信障害が生じた通信ネットワークを用いずに通信障害の状況を取得できる。その結果、故障箇所を推定できる。
また、終端装置は、他の終端装置から状態情報を受信した場合に当該状態情報と自身の終端装置の状態情報を故障箇所推定装置に送信する。すなわち、通信ネットワーク以外の通信路を用い、通信障害がある終端装置の状態情報と通信障害のない終端装置の状態情報をマルチホップにより故障箇所推定装置に届ける。よって、故障箇所推定装置では、通信障害が生じた通信ネットワークの詳しい状況を取得できる。その結果、故障箇所をより正確に推定できる。
以上、本実施の形態について説明したが、OSS1やOLT2やONU5としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録でき、また、インターネットなどの通信網を介して伝送させて、広く流通させることができる。
1 故障箇所推定装置
2 終端局装置(OLT)
3、4 分岐装置(光スプリッタ)
5 終端装置(ONU)
11 終端装置情報記憶部
13 故障箇所推定部
5A 状態情報
21 光加入者ユニット(OSU)
53 無線通信部
54 トラヒック監視部
55 状態情報送信部

Claims (7)

  1. 複数の通信線路から1つずつ通信線路が分離し且つ該分離した通信線路と最後に残った通信線路が引込線路として個別に終端装置に接続される通信ネットワークにおいて、
    前記終端装置ごとのレコードを有し、該レコードに該当の終端装置が正常に通信できることを示す正常フラグ又は通信障害があることを示す通信障害フラグを保持する終端装置情報記憶部と、
    前記終端装置情報記憶部の前記複数の終端装置についてのレコード群において、正常フラグの数が1以上であり且つ通信障害フラグの数が1である場合は、分離せず最後に残った通信線路における最後の分離箇所以降の部分又はいずれかの引込線路が故障箇所であるとの予め定めた推定結果を出力する故障箇所推定部と
    を備えることを特徴とする故障箇所推定装置。
  2. 複数の通信線路から1つずつ通信線路が分離し且つ該分離した通信線路と最後に残った1本の通信線路が引込線路として個別に終端装置に接続される通信ネットワークにおいて、
    前記終端装置ごとのレコードを有し、該レコードに該当の終端装置が正常に通信できることを示す正常フラグ又は通信障害があることを示す通信障害フラグを保持する終端装置情報記憶部と、
    前記終端装置情報記憶部の前記複数の終端装置についてのレコード群において、正常フラグの数が1以上であり且つ通信障害フラグの数が2以上である場合は、最初に通信線路が分離してから最後に通信線路が分離するまで区間が故障箇所との予め定めた推定結果を出力する故障箇所推定部と
    を備えることを特徴とする故障箇所推定装置。
  3. 終端局装置に設けられた加入者ユニットが直接的又は間接的に1以上の通信線路に接続され、該各通信線路が分岐装置によりM個(Mは2以上)の通信線路に分岐し、前記M個の通信線路又は該通信線路を分割した複数の通信線路から1つずつ通信線路が分離し且つ該分離した通信線路と最後に残った通信線路が引込線路として個別に終端装置に接続され、
    前記故障箇所推定部は、
    前記終端装置情報記憶部における前記加入者ユニットに収容される終端装置についてのレコード群において、通信障害フラグの数がMの倍数である場合は、該当の加入者ユニットに唯一の通信線路を介して接続される分岐装置から最初に通信線路が分離するまでの区間が故障箇所であるとの予め定めた推定結果を出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の故障箇所推定装置。
  4. 前記故障箇所推定部は、
    前記加入者ユニットに収容される終端装置についてのレコード群において、正常フラグがない場合は、該当の加入者ユニット又は加入者ユニットに接続される唯一の通信線路が故障箇所であるとの予め定めた推定結果を出力する
    ことを特徴とする請求項3記載の故障箇所推定装置。
  5. 前記終端局装置は前記加入者ユニットを複数備え、
    前記故障箇所推定部は、
    前記終端局装置に収容される終端装置についてのレコード群において、正常フラグがない場合は、該当の終端局装置が故障箇所であるとの予め定めた推定結果を出力する
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の故障箇所推定装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の終端装置であって、
    他の終端装置に対して前記通信ネットワーク以外の通信路により情報を送信する通信部と、
    自身の終端装置における通信断を検出するトラヒック監視部と、
    前記通信断が検出された場合は自身の終端装置に通信障害があることを示す状態情報を前記通信部により他の終端装置を介して前記故障箇所推定装置に送信する状態情報送信部と
    を備えることを特徴とする終端装置。
  7. 他の終端装置から状態情報を受信した場合に当該状態情報と自身の終端装置の状態情報を他の終端装置を介して前記故障箇所推定装置に送信することを特徴とする請求項6記載の終端装置。
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