JP2018174364A - 画像通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄積FAX電話回線網に接続されている画像通信装置から一般回線網に接続されているFAX装置にFAXデータを送信する場合において、誤った送信履歴が記憶されることを減らす技術を提供すること。【解決手段】送信側FAX装置200では、FAXデータの送信完了後、第1の所定時間が経過するまでの間に、モデム23がFAXデータのFAX送信に失敗したことを示すエラーFAXデータを受信した場合、FAXデータの送信失敗を示す情報を送信履歴としてNVRAM57に記憶させる。一方、FAXデータの送信完了後、第1の所定時間が経過するまでの間に、モデム23がエラーFAXデータを受信しなかった場合、FAXデータの送信成功を示す情報を送信履歴としてNVRAM57に記憶させる。【選択図】図3

Description

本発明は、蓄積ファックス(FAX)電話回線網を介してFAX通信を行う画像通信装置に関する。さらに詳細には、蓄積FAX電話回線網を介してFAX通信を行う場合における送信側の画像通信装置の制御に関するものである。
特許文献1に開示されているように、近年、画像通信装置が専用の通信ボックスに接続され、通信ボックスが電波を介して特定の通信キャリアの電話回線網の基地局と接続され、さらにゲートウェイを経由して一般回線網を介して受信先のFAX装置に接続される蓄積FAX電話回線網のサービスがある。
蓄積FAX電話回線網は、顧客向けに予め備えられた通信ボックスから、その通信ボックスから出力される電波を介して、基地局、ゲートウェイに至る特定の通信キャリアの独自の電話回線網である。また、蓄積FAX電話回線網には、中継FAX装置が別途設けられる。そして、画像通信装置がFAXデータを一般電話回線網に接続されている受信先のFAX装置に送信する場合、画像通信装置から、一旦、通信ボックスを経由してFAXデータが蓄積FAX電話回線網内の中継FAX装置に蓄えられ、次に、中継FAX装置に蓄えられたFAXデータが、中継FAX装置によって受信先のFAX装置に送信されるという2段階の工程を用いている。
また、中継FAX装置は、2段階目の工程において受信先のFAX装置へのFAXデータの送信に失敗した場合、FAXデータを送信した画像通信装置に対してFAXデータの送信が失敗した旨のFAXデータであるエラーFAXデータを、通信ボックスを経由して送信する。
特開2004−356983号公報
従来、画像通信装置は、FAXデータの送信が完了した時点でFAXデータの送信に成功した旨の情報が送信履歴として記憶されるが、蓄積FAX電話回線網を用いてFAX通信を行った場合、次のような問題があった。
画像通信装置が、蓄積FAX電話回線網を経由して、一般回線網に接続される受信先のFAX装置にFAXデータを送信する際、受信先のFAX装置にFAXデータが届くまでに時間がかかる。また、前述したように2段階の工程が必要であり、画像通信装置から蓄積FAX電話回線網内の中継FAX装置へのFAXデータの送信が成功したとしても、中継FAX装置から受信先のFAX装置へのFAXデータの送信に失敗することもある。
そのため、画像通信装置は、中継FAX装置へのFAXデータの送信が完了した時点において、FAXデータの送信が成功した旨の情報を送信履歴として記憶してしまうと、実際は中継FAX装置から受信先のFAX装置へのFAXデータの送信に失敗した場合であっても、FAXデータの送信に成功した旨の情報が送信履歴として記憶されてしまう。
本発明は、前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは、蓄積FAX電話回線網に接続されている画像通信装置から一般回線網に接続されているFAX装置にFAXデータを送信する場合において、誤った送信履歴が記憶されることを減らす技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた画像通信装置は、蓄積FAX電話回線網と電話回線を介して接続されるモデムと、受付部と、FAXデータを記憶する記憶部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記受付部を介してFAX通信による前記FAXデータの送信命令を受け付ける受付処理と、前記受付処理にて前記送信命令を受け付けた場合に、前記モデムを用いて前記FAXデータを前記蓄積FAX電話回線網へ送信させるFAXデータ送信処理と、前記FAXデータ送信処理による前記FAXデータの送信完了後、第1の所定時間が経過するまでの間に、前記モデムが前記蓄積FAX電話回線網を経由して前記FAXデータのFAX送信に失敗したことを示すエラーFAXデータを受信した場合、前記記憶部に前記FAXデータの送信失敗を示す情報を送信履歴として記憶させ、前記FAXデータ送信処理による前記FAXデータの送信完了後、前記第1の所定時間が経過するまでの間に、前記モデムが前記エラーFAXデータを受信しなかった場合、前記記憶部に前記FAXデータの送信成功を示す情報を前記送信履歴として記憶させる送信履歴記憶処理と、を実行することを特徴としている。
画像通信装置から受信側のFAX装置に蓄積FAX電話回線網を経由してFAXデータを送信する際、受信側のFAX装置にFAXデータが届くまでに時間がかかる。また、蓄積FAX電話回線網を経由してFAXデータを送信する際、中継FAX装置を経由する必要が有り、画像通信装置から中継FAX装置へのFAXデータの送信に成功したとしても、その後、中継FAX装置から受信側のFAX装置へのFAXデータの送信に失敗する場合がある。
そこで、画像通信装置は、蓄積FAX電話回線網へのFAXデータの送信完了後、直ぐには送信成功を示す情報を送信履歴として記憶部に記憶させず、第1の所定時間の経過を待つ。そして、画像通信装置は、その第1の所定時間が経過するまでの間に、蓄積FAX電話回線網からエラーFAXデータを受信した場合、送信履歴としてFAXデータの送信失敗を示す情報を記憶部に記憶させる。一方、第1の所定時間が経過するまでの間に、蓄積FAX電話回線網からエラーFAXデータを受信しなかった場合、受信側のFAX装置にFAXデータが届いたと判断し、送信履歴としてFAXデータの送信成功を示す情報を記憶部に記憶させる。これにより、誤った送信履歴が記憶されることを減らすことができる。
上記装置の機能を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
本発明によれば、蓄積FAX電話回線網に接続されている画像通信装置から一般回線網に接続されているFAX装置にFAXデータを送信する場合において、誤った送信履歴が記憶されることを減らす技術が実現される。
実施の形態に係る複合機の電気的構成を示すブロック図である。 蓄積FAXを実現するためのシステムおよび蓄積FAXの手順を示す図である。 実施の形態にかかる蓄積FAXの送信失敗時の送信履歴を記憶する手順を示す図である。 実施の形態にかかる蓄積FAXの送信成功時の送信履歴を記憶する手順を示す図である。 エラーFAXデータの画像を示す図である。 第1の形態に係る複合機におけるメイン処理の手順を示すフローチャートである。 第1の形態に係る複合機における受信確認処理の手順を示すフローチャートである。 第2の形態に係る複合機における受信確認処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明にかかる画像通信装置を具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、ファクシミリ(FAX)通信機能を備えた複合機(MFP:Multi−Function Peripheral)に本発明を適用したものである。
<MFPの内部構成>
MFP200は、図1に示すように、FAX通信部30と、LANインターフェース32と、USBインターフェース33と、電源部34と、ASIC41と、ROM51と、RAM52と、画像形成部53と、画像読取部54と、操作部55と、表示部56と、NVRAM57と、を備えている。NVRAM57は、不揮発性のメモリである。
FAX通信部30は、回線接続端子11と、外付電話接続端子12と、に接続される。回線接続端子11には、ラインコード(図2参照)が接続される。外付電話接続端子12には、外付電話(不図示)が接続される。FAX通信部30は、回線接続端子11を介して接続される通信ボックス400(図2参照)を介して、相手先のFAX装置からFAX画像データを受信することが可能である。また、FAX通信部30は、回線接続端子11を介して接続される交換機を介して、相手先のFAX装置に対してFAXデータを送信すること、および相手先のFAX装置からFAXデータを受信することが可能である。
具体的にFAX通信部30には、モデム23が含まれる。モデム23は、回線接続端子11を介して受信したアナログ信号をデジタル信号に変換し、ASIC41に出力する。また、モデム23は、ASIC41から送られるデジタル信号をアナログ信号に変換し、回線接続端子11を介して送信する。すなわち、モデム23は、信号の変復調を行う回路である。
LANインターフェース(LAN I/F)32は、LANケーブルを接続可能な端子(不図示)を備え、その端子を介してコンピュータ等を含むLANに接続される。LANインターフェース32は、LANで接続されたコンピュータとの間で、画像データや制御命令等を送受信する。LANインターフェース32は、受付部の一例である。
USBインターフェース(USB I/F)33は、USB端子(不図示)を備え、その端子を介してコンピュータや、記憶デバイスとして機能するUSBメモリに接続される。そして、USBインターフェース33は、USB端子に接続されたコンピュータやUSBメモリとの間で、画像データや制御命令等を送受信する。
電源部34は、商用電源に接続可能であって、商用電源から供給される電力を、FAX通信部30、画像形成部53、画像読取部54、ASIC41といった各部に適合する電力に変換し、変換後の電力をそれぞれ供給する。
ASIC41は、CPU40を搭載している。CPU40は、ASIC41に入力される情報に基づいて、各種の処理のためのプログラムを実行する。そして、CPU40は、電源部34、画像形成部53、画像読取部54、表示部56、FAX通信部30、といった各部を制御する。CPU40は、制御部の一例である。また、ASIC41が制御部の一例であってもよい。
ROM51には、CPU40によって実行されるプログラムおよび各種のデータが記憶されている。RAM52は、CPU40がプログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。また、RAM52には、FAX通信部30やLANインターフェース32が受信した画像データが記憶される。NVRAM57は、CPU40によって実行されるプログラムで用いられるデータが記憶される。ROM51、RAM52ないしNVRAM57は、記憶部の一例である。
画像形成部53は、RAM52やUSB端子に接続されたUSBメモリに記憶された画像データの印刷を行う。すなわち、画像形成部53は、画像データに基づいて、シートに画像を形成する。画像形成の方式は、電子写真方式であってもよいし、インクジェット方式であってもよい。また、画像形成部53で行われる印刷は、カラー印刷であってもよいし、モノクロ印刷であってもよい。
画像読取部54は、シートから画像を読み取り、画像データとしてRAM52に記憶させる。本形態の画像読取部54は、CIS(Contact Image Sensor)方式でシートの画像を読み取るように構成されるが、画像読取の方式はこれに限るものではない。
操作部55は、各種の操作ボタンからなる。ユーザは、操作ボタンの押下により、MFP200に対して各種の入力が可能である。操作ボタンには、例えば、印刷開始指示のような各種の指示を確定するためのOKボタン、各種の指示をキャンセルするためのキャンセルボタン、選択するための十字ボタン、数字や文字を入力するためのテンキー、が含まれる。ASIC41は、操作部55から各種の操作に対応する信号が入力され、入力された信号に応じて、MFP200の各部を制御する。操作部55は、受付部の一例である。
表示部56は、例えば、液晶表示器や各種のランプからなる。なお、液晶表示としてタッチパネルを設けた場合、タッチパネルは、画像表示機能と入力機能とを有することから、表示部56と操作部55とを兼ねる。
<蓄積FAXの概要>
続いて、蓄積FAXの概要について説明する。図2は、蓄積FAXを実現するためのシステム900の構成を示している。図2では、MFP100とMFP200との間でFAXデータの送受信を行う。MFP100は、MFP200と同じ構成を有しており、詳細な説明は省略する。MFP200は、本願の画像通信装置の一例である。
システム900には、特定の通信キャリアによって提供される電話回線網であって、蓄積FAXのサービスを提供することが可能な蓄積FAX電話回線網920が含まれる。蓄積FAX電話回線網920には、その特定の通信キャリアの基地局921と、中継FAX装置300と、通信ボックス400と、ゲートウェイ922と、が含まれる。蓄積FAX電話回線網920は、電話回線網であることから、その特定の通信キャリアに対応する携帯電話500は、基地局921を経由して、例えば他の携帯電話(不図示)との通話が可能である。
MFP200は、顧客向けに予め備えられた通信ボックス400を介して、蓄積FAX電話回線網920と接続されている。具体的にMFP200は、通信ボックス400とラインコードによって接続されている。
通信ボックス400は、FAXデータの変換および圧縮を行う中継器である。具体的に、MFP200からFAXデータを送信する際、通信ボックス400は、MFP200から送信されたFAXデータのAD変換および圧縮を行い、圧縮後のFAXデータを通信キャリアの電波を利用して送信する。一方、MFP200へのFAXデータを受信する際、通信ボックス400は、通信キャリアの電波を介して受信したFAXデータの復調およびDA変換を行い、変換後のFAXデータをMFP200に送信する。
すなわち、MFP200は、通信ボックス400と接続され、通信ボックス400が電波を介して基地局921と接続される。蓄積FAX電話回線網920は、ゲートウェイ922を介して一般回線網910と接続されている。また、MFP100は、一般回線網910と接続されている。そのため、MFP200からMFP100にFAXデータを送信する際、MFP200から送信されたFAXデータは、蓄積FAX電話回線網920を経由して一般回線網910に渡り、一般回線網910を経由してMFP100に到達することになる。また、MFP100からMFP200にFAXデータを送信する際、MFP100から送信されたFAXデータは、一般回線網910を経由して蓄積FAX電話回線網920に渡り、蓄積FAX電話回線網920を経由してMFP200に到達することになる。
中継FAX装置300は、ゲートウェイ922を通過するP2Pでのデータの送受信を監視する。例えば、図2に示した構成では、中継FAX装置300は、MFP100とMFP200との間のデータの送受信を監視する処理を行っている。
上述のシステム900において、MFP200(「送信側FAX装置200」とする)からMFP100(「受信側FAX装置100」とする)に対してFAXデータを送信する場合、送信側FAX装置200から受信側FAX装置100への本来のルートではなく、送信側FAX装置200から送信されたFAXデータが一旦、中継FAX装置300に蓄積され(図2中の(1))、その後、中継FAX装置300から受信側FAX装置100に送信される(図2中の(2))、といった2段階の工程を踏むルートになる。蓄積FAX電話回線網920を介したFAX送信ではデータ遅延が大きくなり、本来のルートではFAX通信の接続手続が途中で中断してしまう場合があり、正常なFAX通信が妨げられるからである。
具体的に蓄積FAXでは、次のような手順を踏むことになる。先ず、送信側FAX装置200と受信側FAX装置100との回線が閉結された後、送信側FAX装置200から受信側FAX装置100に対してFAX識別信号(CNG信号)が送信される。
中継FAX装置300は、CNG信号を監視しており、CNG信号を検出すると、すなわち蓄積FAX電話回線網920内のゲートウェイ922を通過するデータを監視する中でCNG信号を見つけると、送信側FAX装置200と受信側FAX装置100との回線を強制的に開放させる指示をゲートウェイ922に出力する。これにより、ゲートウェイ922によって回線が開放されるため、受信側FAX装置100と送信側FAX装置200との間で通信が行われない。さらに中継FAX装置300は、受信側FAX装置100の代わりに送信側FAX装置200に対して被呼識別信号(CED信号)を送信する。これにより、送信側FAX装置200から中継FAX装置300に対してFAXデータが送信され、中継FAX装置300は、そのFAXデータを受信して自身のメモリに一旦蓄積する。送信完了後は、中継FAX装置300と送信側FAX装置200との回線を開放する。
次に、中継FAX装置300は、改めて受信側FAX装置100の電話番号をダイヤルし、受信側FAX装置100との回線を閉結する。そして、中継FAX装置300から受信側FAX装置100に対してFAXデータが送信される。これにより、送信側FAX装置200から送信されたFAXデータが受信側FAX装置100に届くことになる。送信完了後は、中継FAX装置300と受信側FAX装置100との回線を開放する。
なお、MFP200が受信側となり、MFP100が送信側となった場合も、上述した手順と同様に、中継FAX装置300がMFP100からのFAXデータを一旦受信し、その後、中継FAX装置300がMFP200にそのFAXデータを送信する手順を踏むことになる。
<蓄積FAXの送信履歴>
続いて、本形態のシステム900における蓄積FAXの送信手順および送信履歴の記憶手順について、図3および図4を参照しつつ説明する。図3は、送信側FAX装置200から中継FAX装置300へのFAXデータの送信が成功し、中継FAX装置300から受信側FAX装置100へのFAXデータの送信が失敗した場合、すなわち送信側FAX装置200から送信されたFAXデータが受信側FAX装置100に届かなかった場合を示している。図4は、どちらのFAXデータの送信も成功した場合、すなわち送信側FAX装置200から送信されたFAXデータが受信側FAX装置100に届いた場合を示している。
先ず、送信側FAX装置200からの発呼によって送信側FAX装置200と受信側FAX装置100との回線が閉結されると、送信側FAX装置200からCNG信号が送信される。
送信側FAX装置200から受信側FAX装置100に対してCNG信号が送信されると、中継FAX装置300がCNG信号を検出して、送信側FAX装置200に対してCED信号を送信し、さらに送信側FAX装置200と受信側FAX装置100との回線をゲートウェイ922に強制的に切断させる。受信側FAX装置100は、CNG信号を受信したとしても、回線が切断されていることから、送信側FAX装置200との通信が行われない。
送信側FAX装置200は、中継FAX装置300からのCED信号を受信し、中継FAX装置300との所定の接続手続を開始する。接続手続には、能力情報のやり取りやトレーニング信号のやり取りが含まれる。そして、送信側FAX装置200は、中継FAX装置300に対してFAXデータを送信する。これにより、送信側FAX装置200から送信されたFAXデータが、中継FAX装置300に蓄積される(図2中の(1))。FAXデータの送信完了後は、中継FAX装置300との回線を開放する。ここまでの段階を第1段階とする。なお、送信側FAX装置200は、中継FAX装置300へのFAXデータの送信に成功したものの、その先の中継FAX装置300から受信側FAX装置100へのFAXデータの送信の成否が不明なため、この段階では送信履歴を残さない。
その後、第2段階として、中継FAX装置300は、受信側FAX装置100に対して発呼を行い、受信側FAX装置100と回線を接続する。回線の接続後、中継FAX装置300から受信側FAX装置100に対してCNG信号が送信され、受信側FAX装置100は、CNG信号の受信に応じて、CED信号を中継FAX装置300に送信する。そして、中継FAX装置300と受信側FAX装置100との間で、所定の接続手続きを行う。
接続手続の完了後、中継FAX装置300は、受信側FAX装置100に対して、第2段階において蓄積されたFAXデータを送信する。これにより、送信側FAX装置200から送信されたFAXデータが、受信側FAX装置100に受け渡される(図2中の(2))。なお、図3は、このときのFAXデータの送信に失敗した場合を示しており、図4は、このときのFAXデータの送信に成功した場合を示している。その後は、受信側FAX装置100との回線を開放する。ここまでの段階が2段階である。
中継FAX装置300からのFAXデータの送信に失敗した場合、図3に示すように、中継FAX装置300は、送信側FAX装置200に対して発呼を行い、送信側FAX装置200と回線を接続する。回線の接続後、中継FAX装置300から送信側FAX装置200に対してCNG信号が送信され、送信側FAX装置200は、CNG信号の受信に応じて、CED信号を中継FAX装置300に送信する。そして、中継FAX装置300と送信側FAX装置200との間で、所定の接続手続きを行う。
接続手続の完了後、中継FAX装置300は、送信側FAX装置200に対して、FAXデータのFAX送信に失敗したことを示すエラーFAXデータを送信する。エラーFAXデータを受信した送信側FAX装置200は、FAX送信に失敗したことを示す送信失敗履歴をNVRAM57に記憶する。
また、エラーFAXデータを受信した送信側FAX装置200は、エラーFAXデータに基づく画像を画像形成部53に形成させ、その画像をシートに印刷させる。図5は、エラーFAXデータに基づく画像60が印刷されたシート10を示している。エラーFAXデータに基づく画像60は、通信キャリアからの特別な情報であることを示すマーク61と、情報の詳細を示すメッセージ62と、によって構成される。なお、エラーFAXデータに基づく画像60には、マーク61とメッセージ62とが必ずしも両方なければならないことはなく、いずれか一方のみであってもよい。また、シート10には、送信に失敗したFAXデータの画像も印刷し、エラーFAXデータに基づく画像60をそのFAXデータの画像に重ねてもよい。送信に失敗したFAXデータの画像も印刷することで、どのFAXデータの送信に失敗したのかをユーザが把握し易い。一方、送信に失敗したFAXデータの画像を印刷しないことで、送信に失敗したFAXデータの画像の安全性を確保できる。また、送信に失敗したFAXデータの画像を印刷するか否かを送信前に設定可能であってもよい。
一方、中継FAX装置300からのFAXデータの送信に成功した場合、図4に示すように、中継FAX装置300は、送信側FAX装置200に対してエラーFAXデータを送信しない。すなわち、送信側FAX装置200は、中継FAX装置300が受信側FAX装置100へのFAXデータの送信が成功した場合、エラーFAXデータを受信することはない。
そこで、送信側FAX装置200は、第1段階でのFAXデータの送信完了後(送信側FAX装置200から中継FAX装置300へのFAXデータの送信完了後)、第1所定時間が経過してもエラーFAXデータを受信していない場合、FAX送信に成功したことを示す送信成功履歴をNVRAM57に記憶する。第1所定時間は、中継FAX装置300から受信側FAX装置100にFAXデータを送信するのに必要な時間よりも長い時間であればよい。本形態では、15分の固定時間とする。なお、FAXデータのサイズに応じた可変時間、つまりサイズが大きいほど長い時間としてもよい。
つまり、送信側FAX装置200は、第1段階でのFAXデータの送信完了後、直ぐには送信履歴を記憶せず、第1所定時間が経過するまで中継FAX装置300からエラーFAXデータを受信しなければ、送信成功履歴を記憶する。一方、第1所定時間が経過するまで中継FAX装置300からエラーFAXデータを受信した場合、送信側FAX装置200は、送信失敗履歴を記憶する。これにより、送信側FAX装置200には、中継FAX装置300から受信側FAX装置100へのFAXデータの送信の成否を含めた送信履歴が残される。
<第1の形態>
<メイン処理>
続いて、前述した送信側FAX装置200(MFP200)の動作を実現する詳細手順について、図6のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、図6のフローチャートに示されるメイン処理は、MFP200が起動したことを契機に、ASIC41のCPU40によって実行される。なお、このメイン処理は、FAX送信の説明に必要な処理を記載したものであり、その他の処理(例えば、FAX受信)については省略している。
図6に示したメイン処理では、CPU40は先ず、FAXデータを送信する命令であるFAX送信命令を受け付けたか否かを判断する(S101)。MFP200は、FAX送信命令を、操作部55を介してユーザの操作によって受け付ける。あるいはLANインターフェース32を介して外部装置(不図示)から受信する。また、送信対象となるFAXデータは、RAM52に記憶されている。送信対象のFAXデータは、画像読取部54によって読み取らせた原稿の画像のデータであってもよいし、LANインターフェース32を介して外部装置から受信したデータであってもよい。
FAX送信命令を受け付けていなければ(S101:NO)、CPU40は、S101の判断を繰り返す。FAX送信命令を受け付けていれば(S101:YES)、CPU40は、送信対象となるFAXデータをRAM52から読み出す(S102)。
S102の後、CPU40は、FAX通信部30を用いて、相手先装置の電話番号をダイヤルし、回線が接続された後、相手先装置との間で、信号の送信や能力情報のやり取りを含む所定の接続手続を、モデム23に開始させる(S103)。具体的な接続手続としては、先ず、モデム23によって、CNG信号を送信し、CED信号を受信する。さらに、能力情報のやり取りとして、通信速度、圧縮方式、用紙サイズ、の情報を互いに送信し(DIS信号やDCS信号等のやり取り)、FAXデータを受信するための適切な通信条件を決定する。さらに、通信条件を決定した後は、決定した通信条件に基づくトレーニング信号のやり取りを行う(TCF信号やCFR信号等のやり取り)。このトレーニング信号のやり取りが正常に完了することで、接続手続が正常に完了する。
S103の後、CPU40は、S102にて読み出したFAXデータをモデム23に送信させる(S104)。FAXデータの送信の完了後は、回線が切断される。S104は、FAXデータ送信処理の一例である。
S104の後、CPU40は、FAXデータの送信に成功したか否かを判断する(S111)。送信側FAX装置200によるFAX送信は蓄積FAX送信であり、S111での送信成否は、中継FAX装置300へのFAXデータの送信の成否を意味する。
FAXデータの送信に失敗した場合(S111:NO)、CPU40は、送信失敗履歴をNVRAM57に記憶する(S121)。すなわち、送信側FAX装置200から中継FAX装置300へのFAX送信に失敗した場合には、第1所定時間を待たずともFAX送信に失敗したことがわかる。また、中継FAX装置300から受信側FAX装置100へのFAXデータの送信も行われない。そのため、CPU40は、送信失敗履歴を直ぐにNVRAM57に記憶する。そして、CPU40は、FAXデータのFAX送信に失敗したことを示す情報を通知する(S122)。S122の後、メイン処理を終了する。
具体的に、S122では、例えば、FAXデータのFAX送信に失敗したことを示すメッセージを、表示部56に表示させる。また、FAX送信命令を入力したユーザを特定できる場合には、そのユーザのデバイスにFAXデータのFAX送信に失敗したことを示す信号あるいは電子メールを出力する。
一方、FAXデータの送信に成功した場合(S111:YES)、送信側FAX装置200からのFAXデータの送信直後の段階では、中継FAX装置300から受信側FAX装置100へのFAXデータの送信が成功するか否かは不明である。そこで、受信側FAX装置100のFAXデータの受信の成否を確認する受信確認処理を実行する(S112)。S112の受信確認処理の詳細は後述する。
S112の後、CPU40は、S104によるFAXデータの送信が完了してから第1所定時間が経過したか否かを判断する(S113)。第1所定時間が経過していなければ(S113:NO)、CPU40は、S113の判断を繰り返す。
第1所定時間が経過している場合(S113:YES)、CPU40は、NVRAM57にS104での今回のFAXデータの送信に関する送信履歴が有るか否かを判断する(S131)。S112の受信確認処理では、中継FAX装置300から受信側FAX装置100へのFAXデータの送信に失敗した場合、送信失敗履歴がNVRAM57に記憶される。そこで、送信履歴が既に有る場合(S131:YES)、CPU40は、送信履歴を書き換えることなく、メイン処理を終了する。
送信履歴が無い場合(S131:NO)、中継FAX装置300から受信側FAX装置100へのFAXデータの送信に成功した可能性が高いことから、CPU40は、送信成功履歴をNVRAM57に記憶し(S132)、メイン処理を終了する。S112、S113、S131、およびS132は、送信履歴記憶処理の一例である。
<受信確認処理>
続いて、S112によって開始される受信確認処理について、図7のフローチャートを参照しつつ説明する。受信確認処理では、CPU40は先ず、モデム23が呼出信号を受信したか否かを判断する(S201)。モデム23が呼出信号を受信していなければ(S201:NO)、CPU40は、S201の判断を繰り返す。
モデム23が呼出信号を受信した場合(S201:YES)、CPU40は、モデム23に電話回線を閉結させる(S202)。これにより、相手先装置との間での回線が接続されることになる。
S202の後、CPU40は、電話回線が開放されたことを示すビジートーンが検出されたか否かを判断する(S211)。ビジートーンが検出されていない場合(S211:NO)、CPU40は、S202にて電話回線が閉結されてから第2所定時間が経過したか否かを判断する(S212)。第2所定時間は、今回のFAX受信が蓄積FAXであった場合にゲートウェイ922が強制的に電話回線を切断するのを待つための時間であり、例えば3秒とする。第2所定時間が経過していなければ(S212:NO)、CPU40は、S211とS212とを繰り返す。
第2所定時間が経過する前にビジートーンが検出された場合(S211:YES)、CPU40は、蓄積FAXフラグをオンにする(S231)。蓄積FAXフラグは、蓄積FAX受信であったことを示すフラグである。すなわち、第2所定時間が経過する前に、ビジートーンが検出された場合、今回のFAX受信が通常の蓄積FAX受信の1段階目であり、ゲートウェイ922によって強制的に電話回線が切断された可能性が高い。そのため、S231の後、送信履歴を記憶せずに受信確認処理を終了する。
一方、ビジートーンを検出することなく第2所定時間が経過した場合(S212:YES)、CPU40は、相手先装置との間で、CED信号の送信や能力情報のやり取りを含む所定の接続手続を、モデム23に開始させる(S241)。すなわち、ビジートーンが検出されなかった場合、今回のFAX受信が通常の蓄積FAX受信の2段階目と、エラーFAXデータの受信と、のいずれかである可能性が高い。そこで、FAX通信のための所定の接続手続を開始する。
S241の後、CPU40は、モデム23にFAXデータの受信を開始させる(S242)。具体的にS242では、モデム23に画信号の受信を開始させる。そして、画信号の受信を、最終ページを示す信号(EOP信号)を受信するまで継続させ、モデム23が最終ページを示す信号を受信することで終了する。なお、CPU40は、モデム23が1ページ分のFAXデータを受信する度に、そのFAXデータに基づく画像の印刷を画像形成部53に行わせる。これにより、今回のFAX受信が蓄積FAXの場合、中継FAX装置300に蓄積されていた送信元からのFAXデータに基づく画像が印刷される。一方、今回のFAX受信がエラーFAXデータの受信の場合、エラーFAXデータに基づく画像が印刷される。S242の後、CPU40は、モデム23に電話回線を開放させる(S243)。
S243の後、CPU40は、蓄積FAXフラグがオンか否かを判断する(S251)。蓄積FAXフラグがオフの場合(S251:NO)、今回のFAX受信がエラーFAXデータの受信であるため、CPU40は、送信失敗履歴をNVRAM57に記憶する(S252)。そして、CPU40は、FAXデータのFAX送信に失敗したことを示す情報を通知する(S253)。S253の後、受信確認処理を終了する。
一方、蓄積FAXフラグがオンの場合(S251:YES)、今回のFAX受信が蓄積FAX受信の2段階目であるため、CPU40は、送信履歴を記憶することなく、受信確認処理を終了する。S242およびS252は、送信履歴記憶処理を一例である。S211、S212、S231、S251、およびS261は、第1エラーFAXデータ受信決定処理の一例である。S211、S212、S231、S242、およびS261は、蓄積FAX受信処理の一例である。
すなわち、送信側FAX装置200は、FAXデータの送信後、第1所定時間が経過する前にFAXデータを受信しただけでは、通常の蓄積FAX受信なのか、それともエラーFAXデータのFAX受信なのかを判別できない。但し、通常の蓄積FAX受信の場合、電話回線を閉結した後、直ぐにビジートーンが検出されて電話回線が開放され(蓄積FAXの1段階目)、その後に再度呼出信号を検出して電話回線を閉結させてFAXデータを受信させる(蓄積FAXの2段階目)、という一連の工程を踏むことになる。一方、FAX受信が失敗したことを示すエラーFAXデータの受信の場合、直ぐにビジートーンが検出されることはなく、送信側FAX装置200は、中継FAX装置300からFAX送信に失敗したことを示すエラーFAXデータを受信する。故に、送信側FAX装置200が電話回線を閉結した後の第2の所定時間が経過するまでの間にビジートーンを検出することなくFAXデータを受信した場合、蓄積FAX電話回線網920からエラーFAXデータを受信したことを決定できる。
<第2の形態>
続いて、前述した送信側FAX装置200(MFP200)の動作を実現する別の形態について説明する。なお、第2の形態では、第1所定時間が経過するまでの間に受信したFAXデータの画像を解析し、エラーFAXデータか否かを判断する。この点、蓄積FAXフラグがオンかオフかによって、すなわちビジートーンを検出したか否かによって、エラーFAXデータか否かを判断する第1の形態と異なる。
<受信確認処理>
図8は、第2の形態の受信確認処理の手順を示している。本形態の受信確認処理も、第1の形態と同様に、メイン処理のS112の際、すなわちFAXデータの送信に成功した際、ASIC41のCPU40によって実行される。
本形態の受信確認処理では、CPU40は先ず、モデム23が呼出信号を受信したか否かを判断する(S301)。モデム23が呼出信号を受信していなければ(S301:NO)、CPU40は、S301の判断を繰り返す。
モデム23が呼出信号を受信した場合(S301:YES)、CPU40は、モデム23に電話回線を閉結させる(S302)。これにより、相手先装置との間での回線が接続されることになる。
S302の後、CPU40は、相手先装置との間で、CED信号の送信や能力情報のやり取りを含む接続手続を、モデム23に開始させる(S303)。そして、CPU40は、接続手続が正常に完了したか否かを判断する(S304)。今回のFAX受信が蓄積FAX受信であり、そのうちの第1段階であった場合、ゲートウェイ922によって回線が強制的に切断されるため、接続手続が完了しない。そのため、接続手続が正常に完了しなかった場合(S304:NO)、CPU40は、S304以降の処理を回避し、受信確認処理を終了する。
一方、今回のFAX受信が蓄積FAX受信であり、そのうちの第2段階であった場合(中継FAX装置300に基づく呼出信号であった場合)、あるいはエラーFAXデータを送信するための呼出信号であった場合、接続手続が完了する。そのため、接続手続が正常に完了した場合(S304:YES)、CPU40は、モデム23にFAXデータの受信を開始させる(S305)。S305の後、CPU40は、モデム23に電話回線を開放させる(S306)。
S306の後、CPU40は、エラーFAXデータの画像のフォーマット情報であるエラーフォーマットをROM51から読み出す(S311)。エラーフォーマットは、エラーFAXデータに基づく画像60(図5参照)の全体であってもよいし、そのうちの一部(例えばマーク61のみ)であってもよい。
S311の後、CPU40は、S311にて読み出したエラーフォーマットの画像と、S304にて受信したFAXデータの画像とを照合し(S312)、S311にて読み出したエラーフォーマットの画像が、S304にて受信したFAXデータの画像に有るか否かを判断する(S321)。例えば、エラーフォーマットの画像がエラーFAXデータに基づく画像60の全体を示す場合、エラーフォーマットの画像とFAXデータの画像とが一致すれば、CPU40は、エラーフォーマットの画像が有ると判断する。この場合、必ずしも完全一致である必要は無く、所定の割合(例えば95%)以上一致した場合に、エラーフォーマットの画像が有ると判断すればよい。また、例えば、エラーフォーマットの画像がマーク61であった場合、FAXデータの画像にマーク61が含まれていれば、CPU40は、エラーフォーマットの画像が有ると判断すればよい。
エラーフォーマットの画像がFAXデータの画像に有る場合(S321:YES)、今回のFAX受信がエラーFAXデータの受信であるため、CPU40は、送信失敗履歴をNVRAM57に記憶する(S322)。そして、CPU40は、FAXデータのFAX送信に失敗したことを示す情報を通知する(S323)。S323は、エラー表示処理の一例である。S323の後、受信確認処理を終了する。
一方、エラーフォーマットの画像がFAXデータの画像に無い場合(S321:NO)、今回のFAX受信が蓄積FAX受信であるため、CPU40は、送信履歴を記憶することなく、受信確認処理を終了する。S304、S311、S312、およびS321は、第2エラーFAXデータ受信決定処理の一例である。
第1の形態と同様に、送信側FAX装置200は、FAXデータを受信しただけでは、通常の蓄積FAX受信なのか、それとも蓄積FAX電話回線網920(中継FAX装置300)からのFAX受信が失敗したことを示すエラーFAXデータのFAX受信なのかを判別できない。そこで、第2の形態では、FAX送信が失敗したことを示す特定のフォーマット情報を予めROM51に記憶しておき、受信したFAXデータがその特定のフォーマット情報と一致することによって、蓄積FAX電話回線網920からエラーFAXデータを受信したことを決定できる。
なお、第2の形態では、回線の閉結後にビジートーンの検出を行っていないが、ビジートーンの検出を行ってもよい。この場合、第1の形態と同様に、回線の閉結後、ビジートーンの検出と第2所定時間の経過とを判断し、ビジートーンが検出された場合には、蓄積FAXの1段階目と判断して、CED信号を応答しない。また、第2初手時間が経過した場合、CED信号を応答し、FAXデータを受信する。そして、受信したFAXデータの画像とエラーフォーマットの画像とを照合し、一致する場合には、エラーFAXデータに決定し、一致しない場合には、通常の蓄積FAXに決定してもよい。
以上詳細に説明したように送信側FAX装置200は、蓄積FAX電話回線網920へのFAXデータの送信完了後、直ぐには送信成功を示す情報をNVRAM57に記憶させず、第1の所定時間の経過を待つ。そして、その第1の所定時間が経過するまでの間に、送信側FAX装置200が蓄積FAX電話回線網920からエラーFAXデータを受信した場合、送信履歴としてFAXデータの送信失敗を示す情報をNVRAM57に記憶させる。一方、第1の所定時間が経過するまでの間に、送信側FAX装置200が蓄積FAX電話回線網920からエラーFAXデータを受信しなかった場合、受信側FAX装置100にFAXデータが届いたと判断し、送信履歴としてFAXデータの送信成功を示す情報をNVRAM57に記憶させる。これにより、誤った送信履歴が記憶されることを減らすことができる。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、MFPに限らず、パーソナルコンピュータ、FAX専用装置等、FAXデータの受信機能を備えるものであれば適用可能である。
また、本実施の形態では、送信履歴を送信側FAX装置200自身の記憶領域(NVRAM57)に記憶しているが、外部サーバや外付けのフラッシュメモリ等、外部の記憶領域に記憶してもよい。
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
23 モデム
40 CPU
100 MFP(受信側FAX装置)
200 MFP(送信側FAX装置)
300 中継FAX装置

Claims (5)

  1. 蓄積FAX電話回線網と電話回線を介して接続されるモデムと、
    受付部と、
    FAXデータを記憶する記憶部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記受付部を介してFAX通信による前記FAXデータの送信命令を受け付ける受付処理と、
    前記受付処理にて前記送信命令を受け付けた場合に、前記モデムを用いて前記FAXデータを前記蓄積FAX電話回線網へ送信させるFAXデータ送信処理と、
    前記FAXデータ送信処理による前記FAXデータの送信完了後、第1の所定時間が経過するまでの間に、前記モデムが前記蓄積FAX電話回線網を経由して前記FAXデータのFAX送信に失敗したことを示すエラーFAXデータを受信した場合、前記記憶部に前記FAXデータの送信失敗を示す情報を送信履歴として記憶させ、前記FAXデータ送信処理による前記FAXデータの送信完了後、前記第1の所定時間が経過するまでの間に、前記モデムが前記エラーFAXデータを受信しなかった場合、前記記憶部に前記FAXデータの送信成功を示す情報を前記送信履歴として記憶させる送信履歴記憶処理と、
    を実行することを特徴とする画像通信装置。
  2. 請求項1に記載する画像通信装置において、
    前記制御部は、
    更に、
    前記FAXデータ送信処理によるFAXデータの送信に成功した後、前記第1の所定時間が経過するまでの間に前記モデムが呼出信号を検出した場合、前記電話回線を閉結させ、前記電話回線が閉結した後、第2の所定時間が経過するまでの間に、前記モデムが前記電話回線が開放されたことを示すビジートーンを検出することなくFAXデータを受信した場合、前記蓄積FAX電話回線網から前記エラーFAXデータを受信したと決定する、第1エラーFAXデータ受信決定処理、
    を実行することを特徴とする画像通信装置。
  3. 請求項2に記載する画像通信装置において、
    前記制御部は、
    更に、
    前記FAXデータ送信処理によるFAXデータの送信に成功した後、前記第1の所定時間が経過するまでの間に前記モデムが呼出信号を検出した場合、前記電話回線を閉結させ、前記電話回線が閉結した後、前記第2の所定時間が経過するまでの間に、前記モデムが前記ビジートーンを検出して前記電話回線が開放され、前記電話回線の開放後、前記第1の所定時間が経過するまでの間に前記モデムが前記呼出信号を検出した場合、前記電話回線を閉結させ、前記蓄積FAX電話回線網から送信されるFAXデータを前記モデムに受信させる蓄積FAX受信処理、
    を実行することを特徴とする画像通信装置。
  4. 請求項1に記載する画像通信装置において、
    前記記憶部には、前記蓄積FAX電話回線網から送信されるFAX送信が失敗したことを示す特定のフォーマット情報が予め記憶され、
    前記制御部は、
    更に、
    前記FAXデータ送信処理によるFAXデータの送信に成功した後、前記第1の所定時間が経過するまでの間に前記モデムが呼出信号を検出した場合、前記電話回線を閉結させ、前記電話回線が閉結した後、FAXデータを受信した場合、受信した前記FAXデータが予め前記記憶部に記憶された前記特定のフォーマット情報と一致する場合、前記蓄積FAX電話回線網から前記エラーFAXデータを受信したと決定する、第2エラーFAXデータ受信決定処理、
    を実行することを特徴とする画像通信装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか1つに記載する画像通信装置において、
    表示部を備え、
    前記制御部は、
    前記モデムが前記エラーFAXデータを受信したと決定した場合、前記表示部に前記FAXデータのFAX送信に失敗したことを示す情報を表示させるエラー表示処理、
    を実行することを特徴とする画像通信装置。
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