JP2018170564A - エコーキャンセル方法、エコーキャンセル装置、音声処理装置、およびプログラム - Google Patents

エコーキャンセル方法、エコーキャンセル装置、音声処理装置、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018170564A
JP2018170564A JP2017064832A JP2017064832A JP2018170564A JP 2018170564 A JP2018170564 A JP 2018170564A JP 2017064832 A JP2017064832 A JP 2017064832A JP 2017064832 A JP2017064832 A JP 2017064832A JP 2018170564 A JP2018170564 A JP 2018170564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
reference signal
sound
voice
filter coefficient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017064832A
Other languages
English (en)
Inventor
松井 実
Minoru Matsui
実 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2017064832A priority Critical patent/JP2018170564A/ja
Publication of JP2018170564A publication Critical patent/JP2018170564A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【課題】外部アンプに接続されるエコーキャンセル装置において、外部アンプで混合される各入力音声の混合比率を推定して生成した参照信号を適応フィルタに入力することにより、混合された複数の音声のエコーを同時にキャンセルすること。
【解決手段】エコーキャンセル装置100は、複数の入力音声を入力とする音声検出部110と、複数の入力音声を入力として所定の混合比率で混合した参照信号を出力する参照信号レベル調整混合部130と、車室内の音声を収音するマイク信号が入力されるマイク入力部101と、参照信号とマイク信号とフィルタ係数との演算により出力音声を生成し出力音声が最小となるようにフィルタ係数を設定する適応フィルタ140と、音声検出部110で検出した音声の状態に基づいて参照信号レベル調整混合部の混合比率の更新と適応フィルタのフィルタ係数の更新とを制御する係数更新制御部120と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハンズフリー通話機能を有する自動車電話装置において用いられる、エコーキャンセル方法、エコーキャンセル装置、音声処理装置、およびエコーキャンセル装置内で実行されるプログラムに関する。
自動車電話装置において用いられる従来のエコーキャンセル装置として、ハンズフリー音声とナビ音声などの複数の音声が混合した車室内状況下でも、乗員が所望の音声のみに対してエコーキャンセルを行うものが知られている(例えば特許文献1の第9項、第1図参照)。
特開2012−204997号公報
しかしながら、従来のエコーキャンセル装置では、後段に接続される外部アンプで、ハンズフリー音声とナビ音声などの複数の入力音声が不明な混合比率で混合され、スピーカから出力される事例において、エコーをキャンセルする適応フィルタに必要な混合比率の参照信号を入力することができず、混合された複数の音声のエコーを同時にキャンセルできないという問題があった。
上記課題を解決するために、本発明のエコーキャンセル装置は、自動車電話装置において用いられるエコーキャンセル装置であって、通話相手側の音声を含む複数の入力音声を入力とする音声検出部と、複数の入力音声を入力とし、設定された混合比率で複数の入力音声を混合した参照信号を出力する参照信号レベル調整混合部と、車室内の乗員の音声や背景音を収音するマイクの出力信号が入力されるマイク入力部と、参照信号と、マイクの出力信号と、フィルタ係数との演算により出力音声を生成し、出力音声が最小となるようにフィルタ係数を設定する適応フィルタと、音声検出部で検出した音声の状態に基づいて、参照信号レベル調整混合部の混合比率の更新と適応フィルタのフィルタ係数の更新とを制御する係数更新制御部と、を有する。
本発明によれば、外部アンプにおける複数の入力音声の混合比率が不明な場合であっても、混合された複数の音声のエコーを同時にキャンセルすることができる。
本発明の実施の形態における音声処理装置のブロック図 本発明の実施の形態における処理動作説明のためのフロー図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1はエコーキャンセル装置100、および外部アンプ200からなる音声処理装置のブロック図である。音声処理装置は、自動車電話装置に適用され、車室外の通話相手から受信した音声、車室内の乗員の音声、および車室内で再生されるその他の音声を処理する。
図1において、エコーキャンセル装置100は、外部アンプ200に接続して使用されるカーオーディオやナビゲーションシステムなどのヘッドユニットに搭載され、携帯電話などの通話装置と接続することにより、車室外の通話相手とのハンズフリー通話機能を実現する。
マイク202で収音された車室内の乗員の音声は、エコーキャンセル装置100から出力音声として図示しない通話装置に出力され、車室外の通話相手へ送信される。通話相手から受信した音声は、通話装置からエコーキャンセル装置100に入力音声として入力され、後段の外部アンプ200に接続されたスピーカ201から車室内に拡声される。以上の動作により、車室内の乗員は通話相手とハンズフリーで会話をすることができる。
ここで、車室内に拡声された通話相手の音声がマイク202で収音されて通話相手にエコーとして戻らないようにするために、エコーキャンセル装置100においてエコーをキャンセルすることによって快適な通話環境を実現する。
図1に示すように、エコーキャンセル装置100は、入力音声1と入力音声2と出力音声とを入力として音声を検出する音声検出部110と、入力音声1と入力音声2を入力とし設定された混合比率で複数の入力音声を混合した参照信号を出力する参照信号レベル調整混合部130と、車室内の乗員の音声や背景音を収音するマイク202の出力信号が入力されるマイク入力部101と、適応フィルタ140とを備える。適応フィルタ140では、参照信号レベル調整混合部130の出力である参照信号とフィルタ係数141との演算が行われる。フィルタ係数141は、外部アンプ200からマイク202までの車室内音響特性を推定し、推定した音響特性を畳み込んだ擬似エコーを演算するための係数である。
さらに適応フィルタ140は、マイク202の出力から、フィルタ係数141による演算後の出力を減算して出力音声を生成する、減算器142を備える。以上の構成により、適応フィルタ140は、参照信号と、マイク202の出力信号と、フィルタ係数141との演算により出力音声を生成し、出力音声が最小となるようにフィルタ係数141を設定する。
エコーキャンセル装置100はさらに、音声検出部110で検出した音声の状態に基づいて、参照信号レベル調整混合部130の混合比率の更新と適応フィルタ140のフィルタ係数141の更新とを制御する係数更新制御部120を有する。
また、参照信号レベル調整混合部130は、複数の入力音声の各レベルを調整する参照信号レベル調整器と131、132と、前記参照信号レベル調整器131、132の各出力を混合する参照信号混合器133と、を有する。
ここで、外部アンプ200には、外部レベル調整混合部210が搭載され、前記外部レベル調整混合部210は、複数の入力音声の各レベルを調整する外部レベル調整器211、212と、前記外部レベル調整器211、212の各出力を混合する外部混合器213と、から構成される。
以上のように構成されたエコーキャンセル装置100について、以下にその処理動作を説明する。
例として、車室外の通話相手のハンズフリー音声が入力音声1(チャンネル1とする)として、ナビ音声が入力音声2(チャンネル2とする)として接続される状態での動作について、図2を用いて説明する。以降、「チャンネル」を「ch」と表記する。
図2のフローチャートは、図1の音声検出部110と係数更新制御部120によって、参照信号レベル調整混合部130の混合比率の更新と適応フィルタ140のフィルタ係数141の更新とを制御する制御フローを示している。
まず初めに、入力音声1にハンズフリー音声が入力される場合の動作について説明する。
S11において入力音声1と入力音声2の検出を行い、音声がまだ未入力の場合(S11で“No”)、入力音声1が検出されるまで待機する。
入力音声1が検出されると(S11で“Yes”)、S12において、適応フィルタ140が初動期間であるかどうかを判定する。初動期間は、最初の入力音声に対して適応フィルタ140を適応させるために設けられた、所定の期間である。
この場合、初めて音声が入力される状態であり、初動期間と判定されるので(S12で“Yes”)、次のステップのS21において、適応フィルタ140は、参照信号レベル調整混合部130からの参照信号と、マイク202の出力信号とを取得し、参照信号と、マイク202の出力信号と、フィルタ係数141との演算により出力音声を出力し、出力音声が最小になるようにフィルタ係数141を更新する。
ここで、初動期間中は、S11→S12→S21の処理を継続し、適応フィルタ140のフィルタ係数141の更新を行う。
なお、初動期間中、参照信号レベル調整器131、132は、初期値として、例えば、双方に1を設定し、混合比率は1:1として動作させればよい。
次に、初動期間が終了した場合について説明する。S12において、適応フィルタ140の初動期間が終了したと判定されると(S12で“No”)、S11における前回の入力音声の検出結果と、今回の入力音声の検出結果との間で、入力音声の状態に変化が有るか無いかが判定される(S13)。ここでいう入力音声の状態の変化とは、入力音声の切替え、ch数の増加、またはch数の減少等を指す。入力音声の状態に変化が無い場合(S13で“Yes”)、引き続き適応フィルタ140のフィルタ係数141の更新を行う(S21)。このとき、参照信号レベル調整器131、132は更新されず、固定のままである。すなわち、混合比率の更新を行わない状態で、前記フィルタ係数141の更新が行われる。
次に、前記ハンズフリー音声によって適応フィルタ140のフィルタ係数141の更新が収束しエコーがキャンセルされるようになった状態で、入力音声2のナビ音声だけが入力される場合について説明する。
入力音声2が検出されると、前回の入力音声の検出結果と今回の入力音声の検出結果との間で入力音声の状態が変化することになるので、S13において、入力音声の状態は変化していると判定される(S13で“No”)。次に、S31において、検出された音声ch、すなわち、ch2について、入力音声2と、マイク202の出力信号と、適応フィルタ140の出力音声とを用いて、参照信号レベル調整器132の係数の更新、すなわち、参照信号レベル調整混合部130の混合比率の更新を行う。このとき、適応フィルタ140のフィルタ係数141の更新は停止されるため、フィルタ係数141の更新を行わない状態で、前記混合比率の更新が行われる。
混合比率の更新を行った後、S32において、参照信号レベル調整混合部130の混合比率の更新の収束状態の判定を行う。
ここでは、混合比率の更新開始直後であるので、混合比率の更新は未収束状態の判定となる(S32で“No”)。
混合比率の更新が未収束と判定されると、S32からS31に戻る。S31→S32→S31のステップを繰り返すことで、参照信号レベル調整混合部130の混合比率の更新が収束し、混合比率が一意に求まることになる。
その結果、外部アンプ200に搭載された外部レベル調整混合部210の混合比率を推定したことになり、適応フィルタ140の参照信号を、推定した混合比率によって生成できるようになる。
参照信号レベル調整混合部130の混合比率の更新が収束した後は、S32で収束状態と判定され(S32で“Yes”)、引き続き、車室内音響特性の変動に追従するよう、適応フィルタ140のフィルタ係数141の更新を継続する。すなわち、S11→S12→S13→S21の処理が実行される。
ここで、適応フィルタ140のフィルタ係数141や参照信号レベル調整器131、132の係数の更新方法として、LMSアルゴリズム、学習同定法、RLSアルゴリズムなどの既知の適応アルゴリズムを用いればよく、その係数の更新の収束状態を判定するには、例えば、Bernard Widrow/Samuel D.Stearns, "ADAPTIVE SIGNAL PROCESSING", PRENTICE HALL などに示されている既知の判定方法を用いればよい。
なお、車室内の乗員がマイク202に対して発声する場合、当該発声はキャンセル対象となる音声ではない。当該発声が存在する場合、適応フィルタ140の出力音声が急激に増加するため、音声検出部110において検出することができる。この場合、適応フィルタ140のフィルタ係数141、および、参照信号レベル調整器131、132の係数の更新の双方を一時停止すればよい。このようにすると、車室内の乗員の発声が誤ってキャンセルされるのを防止ぐことができる。よって、車室外の通話相手と車室内の乗員とが同時に発声する場合にも対応可能となる。なお、適応フィルタ140の出力音声の検出は必須ではなく、音声検出部110に適応フィルタ140の出力音声を入力しなくても良い。
次に、入力音声1の入力が検知され、初動期間が終了した後、入力音声1のハンズフリー音声と、入力音声2のナビ音声との2chの入力音声が同時に入力される場合について説明する。すなわち、自動車電話による通話中にナビ音声が入力された場合に相当する。
2chの入力音声が同時に入力され、入力音声の状態の変化を検知することから(S13)、検出された音声ch、すなわち、ch1とch2について、各参照信号となる入力音声1と入力音声2と、マイク202の出力信号と、適応フィルタ140の出力音声とを用いて、各参照信号レベル調整器131、132の各係数の更新、すなわち、参照信号レベル調整混合部130の混合比率の更新を行う(S31)。
参照信号レベル調整混合部130の混合比率の更新を行った後、参照信号レベル調整混合部130の混合比率の更新の収束状態の判定を行う(S32)。
まだ収束していないchがあれば、当該chについて参照信号レベル調整器131、もしくは、132の係数の更新、すなわち、参照信号レベル調整混合部130の混合比率の更新(S31)と、収束状態判定(S32)を行い、S31→S32→S31のステップを繰り返すことで、参照信号レベル調整混合部130の混合比率の更新が収束し、混合比率が一意に求まることになる。
その結果、外部アンプ200に搭載された外部レベル調整混合部210の混合比率を推定したことになり、適応フィルタ140の参照信号を推定した混合比率により生成できるようになる。
参照信号レベル調整混合部130の混合比率の更新が収束した後は、S32で収束状態と判定され、引き続き、車室内音響特性の変動に追従するよう、適応フィルタ140のフィルタ係数141の更新を継続する。すなわち、S11→S12→S13→S21の処理が実行される。
このように、参照信号レベル調整混合部130の混合比率は、外部アンプ200の外部レベル調整混合部210の混合比率を推定していることから、エコーキャンセル装置100は、2chの入力音声が同時に入力された場合でも、適応フィルタ140に対してエコーキャンセルに必要な混合比率の参照信号を入力することができ、混合された複数の入力音声のエコーを同時にキャンセルすることできる。
以上、ここまでは、外部アンプ200の外部レベル調整器211、212のレベルが変更されない場合、すなわち、外部レベル調整混合部210の混合比率が変更されない場合について説明した。次に、外部レベル調整器211、もしくは、212が変更され、外部レベル調整混合部210の混合比率が変更される場合のエコーキャンセル装置100の処理動作について説明する。
入力音声1にハンズフリー音声が入力されており、参照信号レベル調整混合部130の混合比率の更新はすでに収束していて、適応フィルタ140のフィルタ係数141の更新が継続されている場合を想定する。このとき、例えば、車室外の通話相手との会話中にスピーカ201から出力される通話相手の音声を大きくするために、外部レベル調整器211のレベルを2倍に変更した場合の処理動作は次のようになる。
マイク202から入力されるエコーが2倍になるため、適応フィルタ140から出力する擬似エコーも同じく2倍にする必要があり、フィルタ係数141の更新(S21)により係数が2倍に更新されることで、エコーをキャンセルすることができるようになる。
ハンズフリー音声による会話が終わり、次に、ナビ音声が入力される場合、すでにフィルタ係数141が2倍に、擬似エコーも2倍になっているため、適応フィルタ140の出力信号が過剰な状態である。よって、外部アンプ200に搭載された外部レベル調整器212に変化がなく、スピーカ201から出力される音量も変化していないナビ音声については、すでに収束していた参照信号レベル調整器132の係数を半分に更新する必要がある。
この場合、ナビ音声の入力により入力音声の状態の変化を検知することになるので(S13)、S31→S32→S31のステップを繰り返し、参照信号レベル調整器132の係数の更新、すなわち、参照信号レベル調整混合部130の混合比率の更新を行うことで、外部レベル調整混合部210の混合比率を推定し、外部レベル調整器211、212の各変更に対して追従することができる。
ここで、検出される入力信号のch数、ch番号、ch検出順序については、実施の形態で述べた例に限らず、その他の場合でも図2のフロー図に従い処理することができる。
以上で説明した装置の全部又は一部、又は図1の機能ブロック図に記載された機能ブロックの全部又は一部は、半導体装置、半導体集積回路(IC:Integrated Circuit)、又はLSI(Large Scale Integration)を含む一つ又は一つ以上の電子回路によって実現されてもよい。LSI又はICは、一つのチップに集積されてもよいし、複数のチップを組み合わせて構成されてもよい。ここでは、LSIやICと呼んでいるが、集積の度合いによって呼び方が変わり、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、若しくはULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる場合もある。
また、以上で説明した装置の全部又は一部の機能又は動作は、コンピュータプログラムによって実現することが可能である。コンピュータはCPU(Central Processing Unit)を備え、プログラムはROM(Read Only Memory)、光学ディスク、ハードディスクドライブ、などの非一過性記録媒体に記録される。
各機能又は動作は、CPUが非一過性記録媒体に格納されているプログラムを呼び出して実行することにより実現される。
以上のように、本実施形態のエコーキャンセル装置は、適応フィルタの前段に、外部アンプに入力される各入力音声の外部アンプでの混合比率を推定する参照信号レベル調整混合部を設け、入力音声の状態に応じて参照信号レベル調整混合部の混合比率の更新、もしくは、適応フィルタの係数の更新のどちらかを行うよう制御することによって、適応フィルタの参照信号として外部アンプの混合比率を推定した混合比率で参照信号を生成し、従来キャンセルできなかった混合された複数の入力音声のエコーを同時にキャンセルすることができる。また、本実施形態のエコーキャンセル方法、およびエコーキャンセル装置で実行されるプログラムによっても、同様の効果が得られる。
なお、本実施形態において、入力音声としてch数を2chとしているが、3ch以上の入力信号と、そのすべての入力信号を入力とする参照信号レベル調整混合部と、という構成としてもよい。
本発明のエコーキャンセル方法、エコーキャンセル装置、音声処理装置、およびプログラムは、後段に接続された外部アンプ内で不明な混合比率で混合されスピーカから出力された複数の音声のエコーを同時にキャンセルできるという効果を有し、自動車のハンズフリー通話装置などとして有用である。
100 エコーキャンセル装置
101 マイク入力部
110 音声検出部
120 係数更新制御部
130 参照信号レベル調整混合部
131、132 参照信号レベル調整器
133 参照信号混合器
140 適応フィルタ
141 フィルタ係数
142 減算器
200 外部アンプ
201 スピーカ
202 マイク
210 外部レベル調整混合部
211、212 外部レベル調整器
213 外部混合器

Claims (8)

  1. 自動車電話装置において用いられるエコーキャンセル方法であって、
    通話相手側の音声を含む複数の入力音声を取得するステップと、
    前記複数の入力音声を設定された混合比率で混合した参照信号を生成するステップと、
    車室内の乗員の音声または背景音を収音するマイクの出力信号を取得するステップと、
    前記参照信号と、前記マイクの出力信号と、フィルタ係数との演算により出力音声を生成し、前記出力音声が最小となるように前記フィルタ係数を設定するステップと、
    前記入力音声の状態の変化の有無を判定するステップと、を備え、
    前記入力音声の状態に変化がない場合、前記混合比率の更新を行わない状態で、前記フィルタ係数の更新を行い、
    前記入力音声の状態が変化したことを受けて、前記フィルタ係数の更新を行わない状態で、前記混合比率の更新を行う、
    エコーキャンセル方法。
  2. 前記出力音声中にキャンセル対象でない音声が含まれている場合、前記フィルタ係数の更新および前記混合比率の更新の双方を一時停止する、請求項1に記載のエコーキャンセル方法。
  3. 自動車電話装置において用いられるエコーキャンセル装置であって、
    通話相手側の音声を含む複数の入力音声を入力とする音声検出部と、
    前記複数の入力音声を入力とし、設定された混合比率で前記複数の入力音声を混合した参照信号を出力する参照信号レベル調整混合部と、
    車室内の乗員の音声や背景音を収音するマイクの出力信号が入力されるマイク入力部と、
    前記参照信号と、前記マイクの出力信号と、フィルタ係数との演算により出力音声を生成し、前記出力音声が最小となるように前記フィルタ係数を設定する適応フィルタと、
    前記音声検出部で検出した音声の状態に基づいて、前記参照信号レベル調整混合部の混合比率の更新と前記適応フィルタのフィルタ係数の更新とを制御する係数更新制御部と、
    を有するエコーキャンセル装置。
  4. 前記係数更新制御部は、
    前記入力音声の状態に変化がない場合、前記混合比率の更新を行わない状態で、前記フィルタ係数の更新を行い、
    前記入力音声の状態が変化したことを受けて、前記フィルタ係数の更新を行わない状態で、前記混合比率の更新を行う、
    請求項3に記載のエコーキャンセル装置。
  5. 前記参照信号レベル調整混合部は、
    前記複数の入力音声の各レベルを調整する参照信号レベル調整器と、
    前記参照信号レベル調整器の各出力を混合する参照信号混合器と、
    を有する請求項3に記載のエコーキャンセル装置。
  6. 前記音声検出部は、前記適応フィルタの前記出力音声を入力とし、
    前記適応フィルタの前記出力音声中にキャンセル対象でない音声が含まれている場合、前記係数更新制御部は、前記フィルタ係数の更新および前記混合比率の更新の双方を一時停止するように制御する、
    請求項3に記載のエコーキャンセル装置。
  7. 請求項3から6の何れか一項に記載のエコーキャンセル装置と、外部アンプとからなり、
    前記外部アンプは、
    前記複数の入力音声の各レベルを調整する外部レベル調整器と、
    前記外部レベル調整器の各出力を混合する外部混合器と、を有する、
    音声処理装置。
  8. 自動車電話装置において用いられるエコーキャンセル装置内で実行されるプログラムであって、
    通話相手側の音声を含む複数の入力音声を取得するステップと、
    前記複数の入力音声を設定された混合比率で混合した参照信号を生成するステップと、
    車室内の乗員の音声または背景音を収音するマイクの出力信号を取得するステップと、
    前記参照信号と、前記マイクの出力信号と、フィルタ係数との演算により出力音声を生成し、前記出力音声が最小となるように前記フィルタ係数を設定するステップと、
    前記入力音声の状態の変化の有無を判定するステップと、を備え、
    前記入力音声の状態に変化がない場合、前記混合比率の更新を行わない状態で、前記フィルタ係数の更新を行い、
    前記入力音声の状態が変化したことを受けて、前記フィルタ係数の更新を行わない状態で、前記混合比率の更新を行う、
    プログラム。
JP2017064832A 2017-03-29 2017-03-29 エコーキャンセル方法、エコーキャンセル装置、音声処理装置、およびプログラム Pending JP2018170564A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017064832A JP2018170564A (ja) 2017-03-29 2017-03-29 エコーキャンセル方法、エコーキャンセル装置、音声処理装置、およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017064832A JP2018170564A (ja) 2017-03-29 2017-03-29 エコーキャンセル方法、エコーキャンセル装置、音声処理装置、およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018170564A true JP2018170564A (ja) 2018-11-01

Family

ID=64020421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017064832A Pending JP2018170564A (ja) 2017-03-29 2017-03-29 エコーキャンセル方法、エコーキャンセル装置、音声処理装置、およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018170564A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022536801A (ja) * 2019-06-17 2022-08-18 ボーズ・コーポレーション モジュール式エコーキャンセルユニット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022536801A (ja) * 2019-06-17 2022-08-18 ボーズ・コーポレーション モジュール式エコーキャンセルユニット
JP7259092B2 (ja) 2019-06-17 2023-04-17 ボーズ・コーポレーション モジュール式エコーキャンセルユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6674865B1 (en) Automatic volume control for communication system
US7171003B1 (en) Robust and reliable acoustic echo and noise cancellation system for cabin communication
US7117145B1 (en) Adaptive filter for speech enhancement in a noisy environment
JP4632047B2 (ja) 信号処理方法および装置
US7039197B1 (en) User interface for communication system
JP2760373B2 (ja) 雑音消去装置
JP4568439B2 (ja) エコー抑圧装置
JP5148150B2 (ja) 音響信号処理における均等化
US10068585B2 (en) Echo canceller device
JP4101317B2 (ja) 適応識別とそれに関する適応エコーキャンセラのための方法と装置
US20130210498A1 (en) Hands-Free Telephony and In-Vehicle Communication
CN110383798B (zh) 声学信号处理装置、声学信号处理方法和免提通话装置
JP2020122835A (ja) 音声処理装置および音声処理方法
WO2002032356A1 (en) Transient processing for communication system
US10796710B2 (en) Noise elimination device, noise elimination method, and noise elimination program
US11323802B2 (en) Signal processing device and signal processing method
JP2007060229A (ja) 車載用ハンズフリー通話装置
JP2018170564A (ja) エコーキャンセル方法、エコーキャンセル装置、音声処理装置、およびプログラム
JP2020134566A (ja) 音声処理システム、音声処理装置及び音声処理方法
US20230274723A1 (en) Communication support system
US11122366B2 (en) Method and apparatus for attenuation of audio howling
JP2004309536A (ja) 音声処理装置
KR102306739B1 (ko) 차량 내부 음성전달 강화 방법 및 장치
US11462205B2 (en) In-vehicle communication support system
JPH05259928A (ja) 適応制御ノイズキャンセラ装置及び適応制御ノイズキャンセル方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190625

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20191018