JP2018169037A - 給水栓及び自動給水栓 - Google Patents
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特許文献1の給水栓は、弁本体と、弁本体の内周面に複数配設された第1突出部及び第2突出部と、複数の第1突出部の間に配設された浮子ボール(弁体)と、弁本体の上方を覆う蓋部と、を備えている。浮子ボールが浮力により、蓋部に配設されたバルブシートに密着することで、吐出口が閉塞され、給水栓が閉じる。
第2突出部は、浮子ボールの下方の移動範囲を規定している。
給水栓が開閉することで、田畑に供給する水の流量を調節することができる。
本発明の給水栓は、軸線が上下方向に沿う筒状に形成された弁本体と、前記弁本体の軸線周りに複数配設され、前記弁本体の内周面から前記軸線に向かって突出し、かつ上下方向に沿って延びる第1突出部と、前記第1突出部における下端部の前記軸線に対向する縁部から、前記軸線に向かって突出するように配設され、前記第1突出部の下端と前記軸線との距離よりも前記軸線との距離が近くなるように形成された第2突出部と、前記弁本体の上方に取付けられ、前記弁本体の開口を覆い、かつ前記弁本体の内部空間に連通する貫通孔が形成された蓋部と、前記弁本体内において前記複数の第1突出部に囲まれるように配設され、前記複数の第1突出部に対して上下方向に移動可能な弁体と、を備え、前記弁体は、前記複数の第1突出部に対して上方に移動して前記蓋部に接触したときに前記貫通孔を封止し、前記複数の第1突出部に対して下方に移動したときに前記複数の第2突出部に係止され、前記第1突出部の上端と前記軸線との距離は、前記第1突出部の下端と前記軸線との距離よりも長いことを特徴としている。
弁本体内を下方から上方に向けて水が流れると、弁体は、複数の第1突出部により案内されつつ、作用する浮力により下方から上方に向けて移動する。弁体が貫通孔を塞ぐと、給水栓が閉じる。農業用水である水の中には、枯れ草等のゴミが含まれている場合がある。第1突出部の上端と軸線との距離は、第1突出部の下端と軸線との距離よりも長いため、第1突出部の上端と軸線との間に充分な空間が確保され、弁本体内にゴミが詰まることを抑制することができる。
この発明によれば、第2突出部の軸線に対向する縁部における上端に、弁体が係止しやすくすることができる。
この発明によれば、例えば、弁本体を射出成形等により形成する場合に、連結片に凹部が形成されていることで、凹部の周囲に引けが生じにくくなり、弁本体における連結片の周辺の寸法精度が向上する。例えば、連結片が弁本体の上端部に形成されている場合には、弁本体の上端部と蓋部との間をOリング等のシール部材で封止するときに、弁本体と蓋部とをシール部材で確実に封止することができる。
一般的に、射出成形時には、凹部を形成した金型を、凹部が形成された外面が向く側に移動させることで、凹部から取外す。凹部は、連結片における上方を向く外面に形成されているため、凹部を形成した金型は上方に移動させることで凹部から取外される。分岐管は連結片よりも下方に配設されているため、移動する金型が分岐管に干渉するのを抑え、射出成形により凹部を形成させやすくすることができる。
この発明によれば、給水栓は、弁体に作用する浮力により閉じ、弁体の浮力に抗して弁体を蓋部の貫通孔から離間させることで開く。このため、電力により制御部を動作させるとともに給水栓駆動機構を駆動して自動的に給水栓を閉開させる場合でも、電力を主に消費するのは給水栓を開くときである。したがって、太陽電池という、発生する電力が比較的少ない電池を用いても、給水栓を給水栓駆動機構により確実に閉開させることができる。
図1及び図2に示すように、本自動給水栓1は、給水管P1に接続して用いられる。
図1、図3、及び図4に示すように、自動給水栓1は、本実施形態の給水栓2と、給水栓2の後述する弁体46を移動させるための給水栓駆動機構51と、給水栓駆動機構51を制御する制御部76と、給水栓駆動機構51及び制御部76に電力を供給する太陽電池パネル(太陽電池)61と、を備えている。
以下では、まず、給水栓2について説明する。
図5に示すように、大径筒部12の上端開口縁には、全周にわたり溝部12aが形成されている。溝部12a内には、Oリング等の第1シール部材16が配設されている。
図3に示すように、小径筒部14の外径は、大径筒部12の外径よりも小さい。小径筒部14の内径は、給水管P1の外径と同等である。
なお、弁本体11は円筒状であるとしたが、弁本体11の軸線Cに直交する断面形状は円形に限られない。例えば、弁本体のこの断面形状は、楕円形でもよいし、多角形でもよい。
例えば、3つの第1突出部21は、周方向に等角度ごとに配置されている。なお、図3においては、分岐管26寄りの本来は第1突出部21及び第2突出部23が存在しない位置に、第1突出部21及び第2突出部23の形状を二点鎖線で示している。
第1突出部21の上端は、大径筒部12の上端部まで延び、第1突出部21の下端は、小径筒部14の上端部まで延びている。第1突出部21の下端の径方向の長さは、給水管P1の管壁の厚さと同等であることが好ましい。
第2突出部23の上方の縁部は、径方向内側に向かうに従い漸次、下方に向かうように傾斜している。第2突出部23の上端は、大径筒部12の下端部まで延び、第2突出部23の下端は、第1突出部21の下端に連なっている。
第1突出部21の下端は、分岐空間26aの下端に対して、上下方向に同等の位置に配設されている。なお、第1突出部21の下端は、分岐空間26aの下端よりも下方に配設されていてもよい。
分岐管26の内周面には、Oリング等の第2シール部材を取付けるための溝部26bが形成されていてもよい。
一方で、分岐管26は、弁本体11の内周面において複数の第1突出部21が形成されていない部分、より詳しくは、弁本体11の内周面における周方向に隣り合う第1突出部21の間の部分、に開口している。給水栓2が備える第1突出部21の数が少ないほど、弁本体11の内周面における周方向に隣り合う第1突出部21の間の部分の面積が広くなる。このため、給水栓2が備える第1突出部21の数が少ないほど、弁本体11の内周面に開口する分岐管26の内径を大きくすることができる。
図5に示すように、第1連結片31の上面は、上下方向にほぼ直交する平坦面である。第1連結片31の上面は、大径筒部12の上面と面一である。第1連結片31の下面は、径方向外側に向かうに従い漸次、上方に向かうように傾斜している。
図4に示す平面視において、第1連結片31の径方向外側の縁部は、径方向外側に向かって突出するように湾曲している。第1連結片31の径方向外側の縁部において、周方向の中央部は大径筒部12から最も離間していて、周方向の両端部は大径筒部12に連なっている。
本実施形態では、弁本体11に4つの第1連結片31が配設されている。例えば、4つの第1連結片31は、周方向に等角度ごとに配置されている。図4に示す平面視において、第1連結片31は、分岐管26にできるだけ重ならないように配設されている。
なお、本実施形態では、弁本体11に4つの第1連結片31が配設されているとした。しかし、弁本体11に配設される第1連結片31の数に制限はなく、1つから3つでもよいし、5つ以上でもよい。第1連結片31に2つの凹部31bが形成されているとした。しかし、第1連結片31に形成される凹部31bの数に制限はなく、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
弁本体11等を形成する金型のうち凹部31bを形成する部分は、弁本体11等を成形した後で、弁本体11等から金型を取外すために移動させる。この移動させる方向は、凹部31bが形成された外面が向く、図3に示す方向F1である。例えば、第1連結片31の下面に凹部が形成されていると、弁本体等を形成する金型のうちこの凹部を形成する部分は、弁本体等を成形した後で、方向F2に移動させる。この場合、金型が分岐管26に干渉する恐れがある。
蓋部本体37の天壁部40には、天壁部40を上下方向に貫く連通孔40aが形成されている。連通孔40aは、軸線Cと同軸に形成されている。連通孔40aの内周面には、不図示の雌ねじが形成されている。天壁部40における連通孔40aを囲む位置には、吐出孔40bが複数形成されている。
蓋部本体37の周壁部41の下面には、上方に向かって凹んだ係合部41aが形成されている。周壁部41の下端部の外周面には、弁本体11の複数の第1連結片31に上下方向で対応する位置に、図示しない第2連結片が複数配設されている。各第2連結片には、第1連結片31のボルト孔31aに上下方向で対応する位置に、ボルト孔が形成されている。
周壁部41の上面には、周方向に間隔を空けてスペーサ41bが形成されている。
第2連結片のボルト孔及び第1連結片31のボルト孔31aに挿入したボルトをナットで固定することで、弁本体11に蓋部36が着脱可能に取付けられている。
リング状の第3シール部材38の上面には、上方に向かって突出した被係合部38bが形成されている。被係合部38bは、第3シール部材38の全周にわたって形成されている。第3シール部材38の下面38cは、径方向内側に向かうに従い漸次、上方に向かうように傾斜している。
第3シール部材38の被係合部38bが周壁部41の係合部41aに嵌め込まれることで、蓋部本体37に第3シール部材38が取付けられている。
カバー43の天壁部の下面は、蓋部36のスペーサ41bの上面に接触している。カバー43の周壁部は、蓋部本体37から径方向外側に離間している。
図4に示すように、複数の第1突出部21に接触する内接円C6を規定すると、弁体46の外径は、内接円C6の外径以下である。弁体46は、複数の第1突出部21に囲われている。弁体46は、複数の第1突出部21に対して上下方向に移動可能である。
図3に示すように、弁体46が自重等により複数の第1突出部21に対して下方に移動したときに、弁体46は、第2突出部23の縁部23aの上端に支持(係止)される。第2突出部23は、弁体46の移動範囲の下端を規定している。
一方で、弁体46が浮力等により複数の第1突出部21に対して上方に移動し、弁体46が図3中に二点鎖線で示す位置に配置されると、弁体46は、第3シール部材38の下面38cに接触する。弁体46が第3シール部材38に接触したときに、弁体46が第3シール部材38の開口38a(貫通孔36a)を封止する。開口38aを通して水が流れなくなり、給水栓2が閉じる。
第3シール部材38は、弁体46の移動範囲の上端を規定している。
図1及び図2に示すように、給水栓駆動機構51は、スピンドル52と、スピンドル52の上端部に設けられた角柱部53と、角柱部53を軸線C周りに回転させる駆動モータ54と、を有している。
スピンドル52は、上下方向に沿って延びる棒状に形成されている。スピンドル52の外周面には、蓋部本体37の雌ねじと嵌め合う、不図示の雄ねじが形成されている。したがって、スピンドル52は、蓋部本体37との係合状態を保持しつつ、上下方向に沿って移動可能である。
スピンドル52の下面は、弁体46の上面に接触している。
駆動モータ54は、電力により動作する。駆動モータ54は、モータ本体54a内に配置された図示しないコイルに電力(電流)を供給することで、回転軸54bが上下方向に沿う所定の軸線周りに回転する。コイルに供給する電力の向きを変えることで、回転軸54bが軸線周りに回転する向きが変化する。
駆動モータ54は、ステンレス鋼で形成されていることが好ましい。駆動モータ54の回転軸54bは、図示しない歯車機構及び連結軸を介して、角柱部53に回転力を伝達する。
一方で、駆動モータ54が、スピンドル52を軸線C周りの逆方向E2に回転させる。すると、蓋部36に対してスピンドル52が下方に移動する。弁体46が受ける浮力に抗してスピンドル52が弁体46を下方に移動させることで、第3シール部材38の開口38aを封止する弁体46を開口38aから離間させる(下方に移動させる)。
太陽電池パネル61は、太陽電池パネル筐体86に収容された状態で、収容ケース66に着脱可能に設けられている。
以下では、まず収容ケース66について説明する。
架台67の天面には、角柱部53を貫通させるための貫通孔67aが形成されている。駆動モータ54のモータ本体54aは、後述するモータマウント74を介して架台67に固定されている。
例えば、架台67は、ステンレス鋼で形成されている。
箱体71の内部には、駆動モータ54に加えて、駆動モータ54を載置するモータマウント74と、蓄電池75と、制御部76と、が収容されている。
駆動モータ54のモータ本体54aはモータマウント74に固定されている。
例えば、蓄電池75は鉛電池等である。蓄電池75は、太陽電池パネル61で得られた電力を蓄積するとともに、蓄積した電力を給水栓駆動機構51の駆動モータ54に供給する。蓄電池75は比較的重いため、蓄電池75は、箱体71の底部に安定した状態で設置されていることが好ましい。図示のように、蓄電池75は、モータマウント74の横に配設されている。
主制御部は、制御回路及びメモリ等を備えている。制御回路は、CPU(Central Processing Unit)等を備えている。メモリは、RAM(Random Access Memory)等を備えている。メモリには、制御回路を動作させるための制御プログラム等が記憶されている。主制御部の制御回路は、給水栓駆動機構51の駆動モータ54を制御する。
例えば、複数のダイヤルのうちの1つは、スピンドル52を上方に移動させるタイミングを設定するために用いられる。複数のダイヤルのうちの他の1つは、上方に移動させたスピンドル52を保持する時間(すなわち、給水時間)を設定するために用いられる。ランプは、給水中であるか否かを知らせるためのものである。スイッチは、各種設定を行うためのものである。
制御部76は、弁本体11内を水が流れているか否かを検出する流量センサ等を有していてもよい。
一方で、係合爪90と受け部73との嵌め合いを解除することで、収容ケース66から太陽電池パネル筐体86が取外される。
使用者は、自動給水栓1の弁本体11の下方から給水管P1を挿入する。給水管P1の上端部が、各第1突出部21の下端に下方から係止する。第1突出部21の下端は、給水管P1のストッパとして機能する。
収容ケース66の開閉扉72を開けて、制御部76のスイッチを押すと、蓄電池75に蓄積された電力が制御部76に供給され、制御部76の主制御部が起動する。太陽電池パネル61は、受光面61aで太陽光を受光することで発電を行う。太陽電池パネル61で生じた電力は、蓄電池75に蓄積される。
流量センサが弁本体11内を流れる水を検出すると、主制御部はランプを点灯させるとともに、タイマーにより弁本体11内を水が流れている時間を測定する。
第1突出部21の上端と軸線Cとの距離D1は、第1突出部21の下端と軸線Cとの距離D2よりも長い。このため、第1突出部21の上端と軸線Cとの間に充分な空間が確保され、この空間も含めて弁本体11内にゴミGを溜めることができる。
主制御部は、必要に応じて駆動モータ54を駆動させ、弁体46を下方に移動せることで給水栓2を開ける。
弁本体11内を下方から上方に向けて水が流れると、弁体46は、複数の第1突出部21により案内されつつ、作用する浮力により下方から上方に向けて移動する。弁体46が貫通孔36aを塞ぐと、給水栓2が閉じる。
第1突出部21の上端と軸線Cとの距離D1は、第1突出部21の下端と軸線Cとの距離D2よりも長い。このため、第1突出部21の上端と軸線Cとの間に充分な空間が確保され、弁本体11内にゴミGが詰まることを抑制することができる。
一般的に、射出成形時には、凹部を形成した金型を、凹部が形成された外面が向く側に移動させることで、凹部から取外す。本実施形態では、凹部31bは、第1連結片31における上方を向く外面に形成されているため、凹部31bを形成した金型は上方に移動させることで凹部31bから取外される。分岐管26は第1連結片31よりも下方に配設されているため、移動する金型が分岐管26に干渉するのを抑え、射出成形により凹部31bを形成させやすくすることができる。
なお、第1突出部21の下端が分岐空間26aの下端よりも下方に配設されている場合にも、同様の効果を奏することができる。
具体的には、給水栓2を開くときにおいて、第3シール部材38の開口38aを封止している弁体46をスピンドル52で下方に移動させるときには、駆動モータ54には比較的大きなトルクが必要であり、駆動モータ54は比較的大きな電力を消費する。第3シール部材38から弁体46が少し下方に離間し、開口38aを通して水が上方に流れ始めると、弁体46に作用する浮力が小さくなる。したがって、スピンドル52で弁体46を下方に移動させるのに必要なトルクが小さくなり、駆動モータ54が消費する電力が小さくなる。
弁体46が開口38aを封止していて給水栓2が閉じているときには、駆動モータ54に必要とされるトルクがないので、自動給水栓1は電力を消費しない(電力をほとんど消費しないも含む)。
以上のように、給水栓2を開くとき、及び給水栓2を閉じるときのいずれにおいても電力を消費するが、電力を主に消費するのは、スピンドル52で弁体46を下方に移動させる給水栓2を開くときである。
したがって、太陽電池パネル61という、発生する電力が比較的少ない電池を用いても、給水栓2を給水栓駆動機構51により確実に閉開させることができる。
例えば、前記実施形態では、図6に示す給水栓3のように、第2突出部23に代えて、側面視で台形状を呈する第2突出部96を備えてもよい。第2突出部96の軸線Cに対向する縁部は、上下方向に沿って延びている。第2突出部96の下方の縁部は、径方向内側に向かうに従い、下方に向かうように傾斜している。第2突出部96の上方の縁部は、径方向内側に向かうに従い、上方に向かうように傾斜している。
給水栓2は、第1突出部21及び第2突出部23を備えなくてもよい。給水栓2が分岐管26を備えていれば、弁本体11内に詰まったゴミGを、分岐管26の分岐空間26aを通して外部から容易に取り除くことができるからである。
自動給水栓1が蓄電池75を備えず、太陽電池パネル61で生じた電力が制御部76および駆動モータ54に直接供給されてもよい。
自動給水栓1は、駆動モータ54及び太陽電池パネル61を備えず、スピンドル52の上端部にハンドル等を備えてもよい。この場合、手動によりハンドルを軸線C周りの方向E1,E2に回転させることで、弁体46を上方及び下方に移動させる。
太陽電池は太陽電池パネル61であるとしたが、太陽電池の形状はパネル状に限定されず、ブロック状等でもよい。
2,3 給水栓
11 弁本体
11a 内部空間
21 第1突出部
23,96 第2突出部
23a 縁部
26 分岐管
26a 分岐空間
31 第1連結片(連結片)
31b 凹部
36 蓋部
36a 貫通孔
46 弁体
51 給水栓駆動機構
61 太陽電池パネル(太陽電池)
76 制御部
C 軸線
D1,D2 距離
Claims (5)
- 軸線が上下方向に沿う筒状に形成された弁本体と、
前記弁本体の軸線周りに複数配設され、前記弁本体の内周面から前記軸線に向かって突出し、かつ上下方向に沿って延びる第1突出部と、
前記第1突出部における下端部の前記軸線に対向する縁部から、前記軸線に向かって突出するように配設され、前記第1突出部の下端と前記軸線との距離よりも前記軸線との距離が近くなるように形成された第2突出部と、
前記弁本体の上方に取付けられ、前記弁本体の開口を覆い、かつ前記弁本体の内部空間に連通する貫通孔が形成された蓋部と、
前記弁本体内において前記複数の第1突出部に囲まれるように配設され、前記複数の第1突出部に対して上下方向に移動可能な弁体と、
を備え、
前記弁体は、前記複数の第1突出部に対して上方に移動して前記蓋部に接触したときに前記貫通孔を封止し、前記複数の第1突出部に対して下方に移動したときに前記複数の第2突出部に係止され、
前記第1突出部の上端と前記軸線との距離は、前記第1突出部の下端と前記軸線との距離よりも長い
給水栓。 - 前記第2突出部の前記軸線に対向する縁部は、上方に向かうに従い、前記軸線に近づくように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の給水栓。
- 前記弁本体の外周面から突出するように設けられ、前記弁本体の内部空間に連通し、かつ外部に開口する分岐空間が形成された分岐管と、
前記弁本体の前記分岐管よりも上方の外周面に配設された連結片と、
を備え、
前記連結片における上方を向く外面には、凹部が形成されている請求項1又は2に記載の給水栓。 - 軸線が上下方向に沿う筒状に形成された弁本体と、
前記弁本体の外周面から突出するように設けられ、前記弁本体の内部空間に連通し、かつ外部に開口する分岐空間が形成された分岐管と、
前記弁本体の軸線周りに複数配設され、前記弁本体の内周面から前記軸線に向かって突出し、かつ上下方向に沿って延びる第1突出部と、
前記第1突出部における下端部の前記軸線に対向する縁部から、前記軸線に向かって突出するように配設され、前記第1突出部の下端と前記軸線との距離よりも前記軸線との距離が近くなるように形成された第2突出部と、
前記弁本体の上方に取付けられ、前記弁本体の開口を覆い、かつ前記弁本体の内部空間に連通する貫通孔が形成された蓋部と、
前記弁本体内において前記複数の第1突出部に囲まれるように配設され、前記複数の第1突出部に対して上下方向に移動可能な弁体と、
を備え、
前記弁体は、前記複数の第1突出部に対して上方に移動して前記蓋部に接触したときに前記貫通孔を封止し、前記複数の第1突出部に対して下方に移動したときに前記複数の第2突出部に係止され、
前記第1突出部の下端は、前記分岐空間の上端に対して、上下方向に同等の位置か、下方に配設されている
給水栓。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の給水栓と、
電力により動作し、前記蓋部の前記貫通孔を封止する前記弁体を前記蓋部の前記貫通孔から離間させるための給水栓駆動機構と、
前記給水栓駆動機構を制御する制御部と、
前記給水栓駆動機構及び前記制御部に前記電力を供給する太陽電池と、
を備える
自動給水栓。
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