JP2018169037A - 給水栓及び自動給水栓 - Google Patents

給水栓及び自動給水栓 Download PDF

Info

Publication number
JP2018169037A
JP2018169037A JP2017069195A JP2017069195A JP2018169037A JP 2018169037 A JP2018169037 A JP 2018169037A JP 2017069195 A JP2017069195 A JP 2017069195A JP 2017069195 A JP2017069195 A JP 2017069195A JP 2018169037 A JP2018169037 A JP 2018169037A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve body
axis
protrusions
protrusion
axis line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017069195A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6921583B2 (ja
Inventor
豊正 松村
Toyomasa Matsumura
豊正 松村
直 小林
Sunao Kobayashi
直 小林
道浩 清水
Michihiro Shimizu
道浩 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2017069195A priority Critical patent/JP6921583B2/ja
Publication of JP2018169037A publication Critical patent/JP2018169037A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6921583B2 publication Critical patent/JP6921583B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Valves (AREA)

Abstract

【課題】弁本体内にゴミが詰まることへの対策を施した給水栓を提供する。【解決手段】給水栓2は、軸線Cが上下方向に沿う筒状に形成された弁本体11と、弁本体の軸線周りに複数配設され、弁本体の内周面から軸線に向かって突出し、かつ上下方向に沿って延びる第1突出部21と、第1突出部における下端部の軸線に対向する縁部から、軸線に向かって突出するように配設され、第1突出部の下端と軸線との距離D2よりも軸線との距離が近くなるように形成された第2突出部23と、弁本体の上方に取付けられ、弁本体の開口を覆い、かつ弁本体の内部空間11aに連通する貫通孔36aが形成された蓋部36と、弁本体内において複数の第1突出部に囲まれるように配設され、複数の第1突出部に対して上下方向に移動可能な弁体46と、を備え、第1突出部の上端と軸線との距離D1は、第1突出部の下端と軸線との距離よりも長い。【選択図】図3

Description

本発明は、給水栓及び自動給水栓に関する。
従来、田畑に農業用水(水)を供給するための給水栓が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の給水栓は、弁本体と、弁本体の内周面に複数配設された第1突出部及び第2突出部と、複数の第1突出部の間に配設された浮子ボール(弁体)と、弁本体の上方を覆う蓋部と、を備えている。浮子ボールが浮力により、蓋部に配設されたバルブシートに密着することで、吐出口が閉塞され、給水栓が閉じる。
第2突出部は、浮子ボールの下方の移動範囲を規定している。
一方で、蓋体を貫通するスピンドルを引き下げて、浮子ボールの浮力に抗して押し下げると、バルブシートと浮子ボールの外面とが離れる。このため、バルブシートと浮子ボールとのスロート部分を水が通り、水が蓋体の出口より外部に噴出され、給水栓が開く。
給水栓が開閉することで、田畑に供給する水の流量を調節することができる。
実公昭61−028944号公報
しかしながら、水は溜池等から供給されるため、水には枯れた草等のゴミが含まれている。このゴミが弁本体内に詰まると、給水栓が開閉しにくくなる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、弁本体内にゴミが詰まることへの対策を施した給水栓、及びこの給水栓が開くように弁体を駆動可能な自動給水栓を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の給水栓は、軸線が上下方向に沿う筒状に形成された弁本体と、前記弁本体の軸線周りに複数配設され、前記弁本体の内周面から前記軸線に向かって突出し、かつ上下方向に沿って延びる第1突出部と、前記第1突出部における下端部の前記軸線に対向する縁部から、前記軸線に向かって突出するように配設され、前記第1突出部の下端と前記軸線との距離よりも前記軸線との距離が近くなるように形成された第2突出部と、前記弁本体の上方に取付けられ、前記弁本体の開口を覆い、かつ前記弁本体の内部空間に連通する貫通孔が形成された蓋部と、前記弁本体内において前記複数の第1突出部に囲まれるように配設され、前記複数の第1突出部に対して上下方向に移動可能な弁体と、を備え、前記弁体は、前記複数の第1突出部に対して上方に移動して前記蓋部に接触したときに前記貫通孔を封止し、前記複数の第1突出部に対して下方に移動したときに前記複数の第2突出部に係止され、前記第1突出部の上端と前記軸線との距離は、前記第1突出部の下端と前記軸線との距離よりも長いことを特徴としている。
この発明によれば、弁本体内を水が流れないときには、弁体が自重により下方に移動して複数の第2突出部により支持される。このとき、蓋部の貫通孔は弁体により塞がれていなく、貫通孔を通して空気等が流れる。
弁本体内を下方から上方に向けて水が流れると、弁体は、複数の第1突出部により案内されつつ、作用する浮力により下方から上方に向けて移動する。弁体が貫通孔を塞ぐと、給水栓が閉じる。農業用水である水の中には、枯れ草等のゴミが含まれている場合がある。第1突出部の上端と軸線との距離は、第1突出部の下端と軸線との距離よりも長いため、第1突出部の上端と軸線との間に充分な空間が確保され、弁本体内にゴミが詰まることを抑制することができる。
また、上記の給水栓において、前記第2突出部の前記軸線に対向する縁部は、上方に向かうに従い、前記軸線に近づくように傾斜していてもよい。
この発明によれば、第2突出部の軸線に対向する縁部における上端に、弁体が係止しやすくすることができる。
また、上記の給水栓において、前記弁本体の外周面から突出するように設けられ、前記弁本体の内部空間に連通し、かつ外部に開口する分岐空間が形成された分岐管と、前記弁本体の前記分岐管よりも上方の外周面に配設された連結片と、を備え、前記連結片における上方を向く外面には、凹部が形成されていてもよい。
この発明によれば、例えば、弁本体を射出成形等により形成する場合に、連結片に凹部が形成されていることで、凹部の周囲に引けが生じにくくなり、弁本体における連結片の周辺の寸法精度が向上する。例えば、連結片が弁本体の上端部に形成されている場合には、弁本体の上端部と蓋部との間をOリング等のシール部材で封止するときに、弁本体と蓋部とをシール部材で確実に封止することができる。
一般的に、射出成形時には、凹部を形成した金型を、凹部が形成された外面が向く側に移動させることで、凹部から取外す。凹部は、連結片における上方を向く外面に形成されているため、凹部を形成した金型は上方に移動させることで凹部から取外される。分岐管は連結片よりも下方に配設されているため、移動する金型が分岐管に干渉するのを抑え、射出成形により凹部を形成させやすくすることができる。
また、本発明の他の給水栓は、軸線が上下方向に沿う筒状に形成された弁本体と、前記弁本体の外周面から突出するように設けられ、前記弁本体の内部空間に連通し、かつ外部に開口する分岐空間が形成された分岐管と、前記弁本体の軸線周りに複数配設され、前記弁本体の内周面から前記軸線に向かって突出し、かつ上下方向に沿って延びる第1突出部と、前記第1突出部における下端部の前記軸線に対向する縁部から、前記軸線に向かって突出するように配設され、前記第1突出部の下端と前記軸線との距離よりも前記軸線との距離が近くなるように形成された第2突出部と、前記弁本体の上方に取付けられ、前記弁本体の開口を覆い、かつ前記弁本体の内部空間に連通する貫通孔が形成された蓋部と、前記弁本体内において前記複数の第1突出部に囲まれるように配設され、前記複数の第1突出部に対して上下方向に移動可能な弁体と、を備え、前記弁体は、前記複数の第1突出部に対して上方に移動して前記蓋部に接触したときに前記貫通孔を封止し、前記複数の第1突出部に対して下方に移動したときに前記複数の第2突出部に係止され、前記第1突出部の下端は、前記分岐空間の上端に対して、上下方向に同等の位置か、下方に配設されていることを特徴としている。
この発明によれば、弁本体における下方から挿入された給水管は、第1突出部の下端に係止される。第1突出部の下端は、分岐空間の下端に対して、上下方向に同等の位置か、下方に配設されている。このため、給水管が分岐管の分岐空間を塞ぐことがなく、弁本体内に詰まったゴミを、分岐管の分岐空間を通して外部から容易に取り除くことができる。
また、本発明の自動給水栓は、上記のいずれかに記載の給水栓と、電力により動作し、前記蓋部の前記貫通孔を封止する前記弁体を前記蓋部の前記貫通孔から離間させるための給水栓駆動機構と、前記給水栓駆動機構を制御する制御部と、前記給水栓駆動機構及び前記制御部に前記電力を供給する太陽電池と、を備えることを特徴としている。
この発明によれば、給水栓は、弁体に作用する浮力により閉じ、弁体の浮力に抗して弁体を蓋部の貫通孔から離間させることで開く。このため、電力により制御部を動作させるとともに給水栓駆動機構を駆動して自動的に給水栓を閉開させる場合でも、電力を主に消費するのは給水栓を開くときである。したがって、太陽電池という、発生する電力が比較的少ない電池を用いても、給水栓を給水栓駆動機構により確実に閉開させることができる。
本発明の給水栓及び自動給水栓によれば、弁本体内にゴミが詰まることへの対策を施すことができる。
本発明の一実施形態の自動給水栓における太陽電池パネル筐体を除く縦断面図である。 同自動給水栓の図1とは異なる向きでの縦断面図である。 図1中の要部拡大図である。 同自動給水栓の弁本体等の平面図である。 図4中のV−V線に相当する断面図である。 本発明の変形例の実施形態における自動給水栓の要部の縦断面図である。
以下、本発明に係る自動給水栓の一実施形態を、図1から図6を参照しながら説明する。
図1及び図2に示すように、本自動給水栓1は、給水管P1に接続して用いられる。
図1、図3、及び図4に示すように、自動給水栓1は、本実施形態の給水栓2と、給水栓2の後述する弁体46を移動させるための給水栓駆動機構51と、給水栓駆動機構51を制御する制御部76と、給水栓駆動機構51及び制御部76に電力を供給する太陽電池パネル(太陽電池)61と、を備えている。
以下では、まず、給水栓2について説明する。
給水栓2は、軸線Cが上下方向に沿う円筒状に形成された弁本体11と、弁本体11の軸線C周りに複数配設された第1突出部21と、各第1突出部21における軸線C方向の下端部に配設された第2突出部23と、弁本体11の外周面に配設された分岐管26、複数の第1連結片(連結片)31と、弁本体11の開口を覆う蓋部36と、弁本体11内において複数の第1突出部21に囲まれるように配設された弁体46と、を有している。
ここで、蓋部36は有頂筒状に形成され、弁体46は球状に形成されている。蓋部36及び弁体46それぞれの中心軸は、弁本体11の軸線Cと同軸に配設されている。以下では、軸線C方向を上下方向という。上下方向のうち、弁本体11側を下方といい、太陽電池パネル61側を上方という。自動給水栓1を上下方向から見て、軸線Cに直交する方向を径方向といい、軸線C周りに周回する方向を周方向という。軸線Cに向かう方向は、径方向内側という。
図3及び図4に示すように、弁本体11は、軸線Cと同軸に配設された大径筒部12と、大径筒部12の下端部から下方に向かうに従い漸次、縮径した縮径筒部13と、縮径筒部13の下端部から下方に向かって延びる小径筒部14と、を有している。
図5に示すように、大径筒部12の上端開口縁には、全周にわたり溝部12aが形成されている。溝部12a内には、Oリング等の第1シール部材16が配設されている。
図3に示すように、小径筒部14の外径は、大径筒部12の外径よりも小さい。小径筒部14の内径は、給水管P1の外径と同等である。
なお、弁本体11は円筒状であるとしたが、弁本体11の軸線Cに直交する断面形状は円形に限られない。例えば、弁本体のこの断面形状は、楕円形でもよいし、多角形でもよい。
図3及び図4に示すように、本実施形態では、給水栓2は、ガイドである3つの第1突出部21、及び3つの第2突出部23を備えている。なお、給水栓2が備える第1突出部21及び第2突出部23は複数であれば特に限定されず、それぞれが2つでもよいし、4つ以上でもよい。給水栓2が2つの第1突出部21を備える場合には、弁体46は2つの第1突出部21の間に配設されるともいえる状態になるが、この場合においても、弁体46は2つの第1突出部21に囲まれるように配設されていると表現している。
例えば、3つの第1突出部21は、周方向に等角度ごとに配置されている。なお、図3においては、分岐管26寄りの本来は第1突出部21及び第2突出部23が存在しない位置に、第1突出部21及び第2突出部23の形状を二点鎖線で示している。
第1突出部21は、弁本体11の内周面から径方向内側に向かって突出するとともに上下方向に沿って延びている。第1突出部21の上面及び下面は、上下方向にほぼ直交する平坦面である。第1突出部21において、第2突出部23よりも上方に配置された軸線Cに対向する縁部は、径方向にほぼ直交する平坦面である。第1突出部21の上端と軸線Cとの距離Dは、第1突出部21の下端と軸線Cとの距離Dよりも長い。言い換えれば、軸線Cへの張り出し高さ(軸線Cに近づく程度)は、第1突出部21の上端は第1突出部21の下端よりも低い。
第1突出部21の上端は、大径筒部12の上端部まで延び、第1突出部21の下端は、小径筒部14の上端部まで延びている。第1突出部21の下端の径方向の長さは、給水管P1の管壁の厚さと同等であることが好ましい。
第2突出部23は、側面視(縦断面視)で三角形状を呈している。第2突出部23は、第1突出部21における下端部の軸線Cに対向する縁部から、径方向内側に向かって突出するように形成されている。第2突出部23の軸線Cに対向する縁部23aは、上方に向かうに従い、軸線Cに近づくように傾斜している。言い換えれば、縁部23aの下端の軸線Cへの張り出し高さは、縁部23aの上端の軸線Cへの張り出し高さよりも低い。縁部23aの上端は、距離Dよりも軸線Cとの距離が近くなるように配置されている。すなわち、縁部23aの上端と軸線Cとの距離Dは、距離Dよりも短い。
第2突出部23の上方の縁部は、径方向内側に向かうに従い漸次、下方に向かうように傾斜している。第2突出部23の上端は、大径筒部12の下端部まで延び、第2突出部23の下端は、第1突出部21の下端に連なっている。
分岐管26は、円筒状に形成され、大径筒部12の下端部、縮径筒部13、及び小径筒部14の上端部の外周面から突出するように設けられている。分岐管26内に形成された分岐空間26aは、弁本体11の内部空間11aに連通する。分岐空間26aは、分岐管26の筒孔であり、内部空間11aは弁本体11の筒孔である。分岐空間26aは、弁本体11とは反対側の第1端部において、外部に開口する。分岐空間26aの第1端部の開口は、散水栓27により封止されている。例えば、散水栓27は、分岐管26に図示しないネジ嵌合により着脱可能に取付けられている。
第1突出部21の下端は、分岐空間26aの下端に対して、上下方向に同等の位置に配設されている。なお、第1突出部21の下端は、分岐空間26aの下端よりも下方に配設されていてもよい。
分岐管26の内周面には、Oリング等の第2シール部材を取付けるための溝部26bが形成されていてもよい。
給水栓2が備える第1突出部21の数が2つだと、周方向に隣り合う第1突出部21の間から弁体46が径方向外側に移動することが考えられ、複数の第1突出部21が弁体46を上下方向に案内しにくくなる。このため、本実施形態において給水栓2が備える第1突出部21の数である3は、比較的少ない数である。
一方で、分岐管26は、弁本体11の内周面において複数の第1突出部21が形成されていない部分、より詳しくは、弁本体11の内周面における周方向に隣り合う第1突出部21の間の部分、に開口している。給水栓2が備える第1突出部21の数が少ないほど、弁本体11の内周面における周方向に隣り合う第1突出部21の間の部分の面積が広くなる。このため、給水栓2が備える第1突出部21の数が少ないほど、弁本体11の内周面に開口する分岐管26の内径を大きくすることができる。
図4及び図5に示すように、第1連結片31は、弁本体11の大径筒部12における上端部の外周面に配設されている。第1連結片31は、分岐管26よりも上方に配設されている。第1連結片31は、上下方向が厚さ方向となる板状に形成されている。
図5に示すように、第1連結片31の上面は、上下方向にほぼ直交する平坦面である。第1連結片31の上面は、大径筒部12の上面と面一である。第1連結片31の下面は、径方向外側に向かうに従い漸次、上方に向かうように傾斜している。
図4に示す平面視において、第1連結片31の径方向外側の縁部は、径方向外側に向かって突出するように湾曲している。第1連結片31の径方向外側の縁部において、周方向の中央部は大径筒部12から最も離間していて、周方向の両端部は大径筒部12に連なっている。
図4及び図5に示すように、第1連結片31の周方向の中央部には、第1連結片31を上下方向に貫通するボルト孔31aが形成されている。第1連結片31の上面には、ボルト孔31aを周方向に挟むように一対の凹部31bが形成されている。第1連結片31の上面は、第1連結片31における上方を向く外面である。凹部31bは、第1連結片31において分岐管26とは反対側の外面に形成されている。
本実施形態では、弁本体11に4つの第1連結片31が配設されている。例えば、4つの第1連結片31は、周方向に等角度ごとに配置されている。図4に示す平面視において、第1連結片31は、分岐管26にできるだけ重ならないように配設されている。
なお、本実施形態では、弁本体11に4つの第1連結片31が配設されているとした。しかし、弁本体11に配設される第1連結片31の数に制限はなく、1つから3つでもよいし、5つ以上でもよい。第1連結片31に2つの凹部31bが形成されているとした。しかし、第1連結片31に形成される凹部31bの数に制限はなく、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
例えば、これら弁本体11、第1突出部21、第2突出部23、分岐管26、及び第1連結片31(以下、弁本体11等と言う)は、樹脂を用いて射出成形等により一体に形成されている。射出成形に用いられる樹脂としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)等が挙げられる。
弁本体11等を形成する金型のうち凹部31bを形成する部分は、弁本体11等を成形した後で、弁本体11等から金型を取外すために移動させる。この移動させる方向は、凹部31bが形成された外面が向く、図3に示す方向F1である。例えば、第1連結片31の下面に凹部が形成されていると、弁本体等を形成する金型のうちこの凹部を形成する部分は、弁本体等を成形した後で、方向F2に移動させる。この場合、金型が分岐管26に干渉する恐れがある。
蓋部36は、弁本体11の上方に着脱可能に取付けられている。蓋部36は、有頂筒状に形成された蓋部本体37と、蓋部本体37の下面に取付けられた第3シール部材38と、を有している。
蓋部本体37の天壁部40には、天壁部40を上下方向に貫く連通孔40aが形成されている。連通孔40aは、軸線Cと同軸に形成されている。連通孔40aの内周面には、不図示の雌ねじが形成されている。天壁部40における連通孔40aを囲む位置には、吐出孔40bが複数形成されている。
蓋部本体37の周壁部41の下面には、上方に向かって凹んだ係合部41aが形成されている。周壁部41の下端部の外周面には、弁本体11の複数の第1連結片31に上下方向で対応する位置に、図示しない第2連結片が複数配設されている。各第2連結片には、第1連結片31のボルト孔31aに上下方向で対応する位置に、ボルト孔が形成されている。
周壁部41の上面には、周方向に間隔を空けてスペーサ41bが形成されている。
例えば、これら蓋部本体37及び第2連結片は、前述のように、樹脂を用いて射出成形等により一体に形成されている。
第2連結片のボルト孔及び第1連結片31のボルト孔31aに挿入したボルトをナットで固定することで、弁本体11に蓋部36が着脱可能に取付けられている。
第3シール部材38は、リング状に形成され、軸線Cと同軸に配設されている。第3シール部材38には、軸線Cと同軸に開口38aが形成されている。第3シール部材38の開口38a、蓋部36内の空間、及び吐出孔40bで、弁本体11の内部空間11aに連通する貫通孔36aが構成される。
リング状の第3シール部材38の上面には、上方に向かって突出した被係合部38bが形成されている。被係合部38bは、第3シール部材38の全周にわたって形成されている。第3シール部材38の下面38cは、径方向内側に向かうに従い漸次、上方に向かうように傾斜している。
第3シール部材38の被係合部38bが周壁部41の係合部41aに嵌め込まれることで、蓋部本体37に第3シール部材38が取付けられている。
蓋部36の上方は、カバー43で覆われている。カバー43は、有頂筒状に形成されている。カバー43の周壁部は、下方に向かうに従い漸次、拡径している。カバー43は、全体として傘形状をなしている。
カバー43の天壁部の下面は、蓋部36のスペーサ41bの上面に接触している。カバー43の周壁部は、蓋部本体37から径方向外側に離間している。
弁体46は、球状に形成されている。例えば、弁体46全体としての密度は水の密度よりも小さく、弁体46は水に浮く。
図4に示すように、複数の第1突出部21に接触する内接円C6を規定すると、弁体46の外径は、内接円C6の外径以下である。弁体46は、複数の第1突出部21に囲われている。弁体46は、複数の第1突出部21に対して上下方向に移動可能である。
図3に示すように、弁体46が自重等により複数の第1突出部21に対して下方に移動したときに、弁体46は、第2突出部23の縁部23aの上端に支持(係止)される。第2突出部23は、弁体46の移動範囲の下端を規定している。
一方で、弁体46が浮力等により複数の第1突出部21に対して上方に移動し、弁体46が図3中に二点鎖線で示す位置に配置されると、弁体46は、第3シール部材38の下面38cに接触する。弁体46が第3シール部材38に接触したときに、弁体46が第3シール部材38の開口38a(貫通孔36a)を封止する。開口38aを通して水が流れなくなり、給水栓2が閉じる。
第3シール部材38は、弁体46の移動範囲の上端を規定している。
次に、自動給水栓1における給水栓2以外の構成について説明する。
図1及び図2に示すように、給水栓駆動機構51は、スピンドル52と、スピンドル52の上端部に設けられた角柱部53と、角柱部53を軸線C周りに回転させる駆動モータ54と、を有している。
スピンドル52は、上下方向に沿って延びる棒状に形成されている。スピンドル52の外周面には、蓋部本体37の雌ねじと嵌め合う、不図示の雄ねじが形成されている。したがって、スピンドル52は、蓋部本体37との係合状態を保持しつつ、上下方向に沿って移動可能である。
スピンドル52の下面は、弁体46の上面に接触している。
角柱部53は、軸線Cに直交する断面形状が、四角形である。角柱部53内には、スピンドル52が挿入されていて、角柱部53に対してスピンドル52が上下方向に沿って自由に移動することができる。
駆動モータ54は、電力により動作する。駆動モータ54は、モータ本体54a内に配置された図示しないコイルに電力(電流)を供給することで、回転軸54bが上下方向に沿う所定の軸線周りに回転する。コイルに供給する電力の向きを変えることで、回転軸54bが軸線周りに回転する向きが変化する。
駆動モータ54は、ステンレス鋼で形成されていることが好ましい。駆動モータ54の回転軸54bは、図示しない歯車機構及び連結軸を介して、角柱部53に回転力を伝達する。
例えば、駆動モータ54が、スピンドル52を軸線C周りの順方向E1に回転させる。すると、蓋部36に対してスピンドル52が上方に移動する。スピンドル52が上方に移動すると、水の浮力を受けた弁体46が上方に移動し、弁体46が第3シール部材38の開口38aを封止する。
一方で、駆動モータ54が、スピンドル52を軸線C周りの逆方向E2に回転させる。すると、蓋部36に対してスピンドル52が下方に移動する。弁体46が受ける浮力に抗してスピンドル52が弁体46を下方に移動させることで、第3シール部材38の開口38aを封止する弁体46を開口38aから離間させる(下方に移動させる)。
太陽電池パネル61は、例えばシリコン型太陽電池や色素増感型太陽電池等を用いて構成されている。太陽電池パネル61は、太陽光を受光する受光面61aを有している。
太陽電池パネル61は、太陽電池パネル筐体86に収容された状態で、収容ケース66に着脱可能に設けられている。
以下では、まず収容ケース66について説明する。
収容ケース66は、給水栓駆動機構51を収容するための筐体である。収容ケース66は、カバー43よりも上方に配設された架台67と、架台67よりも上方に配設され、開閉扉72を有する箱体71と、を備えている。
架台67の天面には、角柱部53を貫通させるための貫通孔67aが形成されている。駆動モータ54のモータ本体54aは、後述するモータマウント74を介して架台67に固定されている。
例えば、架台67は、ステンレス鋼で形成されている。
開閉扉72は、箱体71の1つの側面に配設されている。通常は閉じた状態の開閉扉72を開くことで、使用者は箱体71内で作業することができる。箱体71の上部には、太陽電池パネル筐体86の後述する係合爪90が嵌め合う受け部73が形成されている。
箱体71の内部には、駆動モータ54に加えて、駆動モータ54を載置するモータマウント74と、蓄電池75と、制御部76と、が収容されている。
駆動モータ54のモータ本体54aはモータマウント74に固定されている。
例えば、蓄電池75は鉛電池等である。蓄電池75は、太陽電池パネル61で得られた電力を蓄積するとともに、蓄積した電力を給水栓駆動機構51の駆動モータ54に供給する。蓄電池75は比較的重いため、蓄電池75は、箱体71の底部に安定した状態で設置されていることが好ましい。図示のように、蓄電池75は、モータマウント74の横に配設されている。
図示はしないが、制御部76は、主制御部、複数のダイヤル、ランプ、及びスイッチ等を有している。
主制御部は、制御回路及びメモリ等を備えている。制御回路は、CPU(Central Processing Unit)等を備えている。メモリは、RAM(Random Access Memory)等を備えている。メモリには、制御回路を動作させるための制御プログラム等が記憶されている。主制御部の制御回路は、給水栓駆動機構51の駆動モータ54を制御する。
例えば、複数のダイヤルのうちの1つは、スピンドル52を上方に移動させるタイミングを設定するために用いられる。複数のダイヤルのうちの他の1つは、上方に移動させたスピンドル52を保持する時間(すなわち、給水時間)を設定するために用いられる。ランプは、給水中であるか否かを知らせるためのものである。スイッチは、各種設定を行うためのものである。
制御部76は、弁本体11内を水が流れているか否かを検出する流量センサ等を有していてもよい。
太陽電池パネル筐体86は、太陽電池パネル61の上方に配設されたガラス板87と、太陽電池パネル61及びガラス板87を上下方向から挟み込んで保持する上ケース88及び下ケース89と、を備えている。下ケース89の下面には、係合爪90が配設されている。この係合爪90が箱体71の受け部73に嵌め合うことで、収容ケース66に太陽電池パネル筐体86が取付けられている。
一方で、係合爪90と受け部73との嵌め合いを解除することで、収容ケース66から太陽電池パネル筐体86が取外される。
次に、以上のように構成された自動給水栓1の動作について説明する。予め、駆動モータ54によりスピンドル52を下方に移動させて、第3シール部材38の開口38aが弁体46に塞がれず、給水栓2が開いた状態にしておく。
使用者は、自動給水栓1の弁本体11の下方から給水管P1を挿入する。給水管P1の上端部が、各第1突出部21の下端に下方から係止する。第1突出部21の下端は、給水管P1のストッパとして機能する。
収容ケース66の開閉扉72を開けて、制御部76のスイッチを押すと、蓄電池75に蓄積された電力が制御部76に供給され、制御部76の主制御部が起動する。太陽電池パネル61は、受光面61aで太陽光を受光することで発電を行う。太陽電池パネル61で生じた電力は、蓄電池75に蓄積される。
給水管P1を通して水が供給されると、この水は弁本体11の内部空間11a、第3シール部材38の開口38a、蓋部36の吐出孔40bを通して蓋部36の上方に噴出する。蓋部36から噴出した水は、蓋部36とカバー43との間を径方向外側に流れ、カバー43よりも下方にある水田等に供給される。
流量センサが弁本体11内を流れる水を検出すると、主制御部はランプを点灯させるとともに、タイマーにより弁本体11内を水が流れている時間を測定する。
農業用水である水の中に含まれている枯れた草等のゴミは、給水管P1内から弁本体11の内部空間11a内に流れ込む。給水管P1の内周面と第1突出部21の下端との間に径方向に段差がほとんどないため、ゴミが第1突出部21の下端部に引っ掛かりにくく、ゴミが第1突出部21に溜まりにくい。
第1突出部21の上端と軸線Cとの距離Dは、第1突出部21の下端と軸線Cとの距離Dよりも長い。このため、第1突出部21の上端と軸線Cとの間に充分な空間が確保され、この空間も含めて弁本体11内にゴミGを溜めることができる。
ダイヤルで設定した一定の給水時間が経過したことをタイマーにより検出すると、主制御部は、蓄電池75に蓄積された電力を駆動モータ54に供給することで駆動モータ54を駆動させ、スピンドル52が上方に移動させる。弁体46は、複数の第1突出部21により案内されつつ水の浮力により上方に移動し、第3シール部材38の開口38aを封止する。これにより、給水栓2が閉じ、主制御部はランプを消灯させる。
主制御部は、必要に応じて駆動モータ54を駆動させ、弁体46を下方に移動せることで給水栓2を開ける。
なお、弁本体11内にゴミGが詰まったときには、給水栓2が閉じた状態で、分岐管26から散水栓27を取外す。分岐管26内に適切な工具を挿入して弁本体11内からゴミGを取出す。このとき、給水管P1の上面は分岐空間26aの下端に対して、上下方向に同等の位置に配設されている。したがって、分岐空間26aを通して弁本体11内を目視確認したり、工具を挿入したりするとき等に、給水管P1が支障とはなりにくい。
以上説明したように、本実施形態の給水栓2によれば、弁本体11内を水が流れないときには、弁体46が自重により下方に移動して複数の第2突出部23により支持される。このとき、蓋部36の貫通孔36aは弁体46により塞がれていなく、貫通孔36aを通して空気等が流れる。
弁本体11内を下方から上方に向けて水が流れると、弁体46は、複数の第1突出部21により案内されつつ、作用する浮力により下方から上方に向けて移動する。弁体46が貫通孔36aを塞ぐと、給水栓2が閉じる。
第1突出部21の上端と軸線Cとの距離Dは、第1突出部21の下端と軸線Cとの距離Dよりも長い。このため、第1突出部21の上端と軸線Cとの間に充分な空間が確保され、弁本体11内にゴミGが詰まることを抑制することができる。
第2突出部23の縁部23aは、上方に向かうに従い、軸線Cに近づくように傾斜している。これにより、第2突出部23の縁部23aにおける上端が径方向内側に張り出すため、第2突出部23に弁体46が係止しやすくすることができる。
第1連結片31は分岐管26よりも上方に配設され、第1連結片31の上面に凹部31bが形成されている。弁本体11等を射出成形等により形成する場合に、第1連結片31に凹部31bが形成されていることで、第1連結片31の周囲に引けが生じにくくなり、弁本体11における第1連結片31の周辺の寸法精度が向上する。第1連結片31が弁本体11の上端部に形成されているため、弁本体11の上端部と蓋部36との間を第1シール部材16で封止するときに、弁本体11と蓋部36とを第1シール部材16で確実に封止することができる。
一般的に、射出成形時には、凹部を形成した金型を、凹部が形成された外面が向く側に移動させることで、凹部から取外す。本実施形態では、凹部31bは、第1連結片31における上方を向く外面に形成されているため、凹部31bを形成した金型は上方に移動させることで凹部31bから取外される。分岐管26は第1連結片31よりも下方に配設されているため、移動する金型が分岐管26に干渉するのを抑え、射出成形により凹部31bを形成させやすくすることができる。
弁本体11の下方から挿入された給水管P1は、第1突出部21の下端に係止される。第1突出部21の下端は、分岐空間26aの下端に対して、上下方向に同等の位置に配設されている。このため、給水管P1が分岐管26の分岐空間26aを塞ぐことがなく、弁本体11内に詰まったゴミGを、分岐管26の分岐空間26aを通して外部から容易に取り除くことができる。
なお、第1突出部21の下端が分岐空間26aの下端よりも下方に配設されている場合にも、同様の効果を奏することができる。
また、本実施形態の自動給水栓1は、給水栓駆動機構51、制御部76、及び太陽電池パネル61を備える。給水栓2は、弁体46に作用する浮力により閉じ、弁体46の浮力に抗して弁体46を蓋部36の貫通孔36aから離間させることで開く。このため、電力により制御部76の主制御部を動作させるとともに給水栓駆動機構51を駆動して自動的に給水栓2を閉開させる場合でも、電力を主に消費するのは給水栓2を開くときである。
具体的には、給水栓2を開くときにおいて、第3シール部材38の開口38aを封止している弁体46をスピンドル52で下方に移動させるときには、駆動モータ54には比較的大きなトルクが必要であり、駆動モータ54は比較的大きな電力を消費する。第3シール部材38から弁体46が少し下方に離間し、開口38aを通して水が上方に流れ始めると、弁体46に作用する浮力が小さくなる。したがって、スピンドル52で弁体46を下方に移動させるのに必要なトルクが小さくなり、駆動モータ54が消費する電力が小さくなる。
一方で、給水栓2を閉じるときにおいて消費する電力は、スピンドル52を上方に移動させるためのものだけなので、小さい。
弁体46が開口38aを封止していて給水栓2が閉じているときには、駆動モータ54に必要とされるトルクがないので、自動給水栓1は電力を消費しない(電力をほとんど消費しないも含む)。
以上のように、給水栓2を開くとき、及び給水栓2を閉じるときのいずれにおいても電力を消費するが、電力を主に消費するのは、スピンドル52で弁体46を下方に移動させる給水栓2を開くときである。
したがって、太陽電池パネル61という、発生する電力が比較的少ない電池を用いても、給水栓2を給水栓駆動機構51により確実に閉開させることができる。
以上、本発明の一実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更、組み合わせ、削除等も含まれる。
例えば、前記実施形態では、図6に示す給水栓3のように、第2突出部23に代えて、側面視で台形状を呈する第2突出部96を備えてもよい。第2突出部96の軸線Cに対向する縁部は、上下方向に沿って延びている。第2突出部96の下方の縁部は、径方向内側に向かうに従い、下方に向かうように傾斜している。第2突出部96の上方の縁部は、径方向内側に向かうに従い、上方に向かうように傾斜している。
給水栓2は、分岐管26を備えなくてもよい。給水栓2が第1突出部21及び第2突出部23を備えていれば、第1突出部21の上端と軸線Cとの間に充分な空間が確保されることで、弁本体11内にゴミGが詰まることを抑制することができるからである。
給水栓2は、第1突出部21及び第2突出部23を備えなくてもよい。給水栓2が分岐管26を備えていれば、弁本体11内に詰まったゴミGを、分岐管26の分岐空間26aを通して外部から容易に取り除くことができるからである。
また、前記実施形態では、第1連結片31の上下方向の厚さが薄い場合等、第1連結片31の周囲の引けが問題にならない場合等には、第1連結片31に凹部31bは形成されなくてもよい。
自動給水栓1が蓄電池75を備えず、太陽電池パネル61で生じた電力が制御部76および駆動モータ54に直接供給されてもよい。
自動給水栓1は、駆動モータ54及び太陽電池パネル61を備えず、スピンドル52の上端部にハンドル等を備えてもよい。この場合、手動によりハンドルを軸線C周りの方向E1,E2に回転させることで、弁体46を上方及び下方に移動させる。
太陽電池は太陽電池パネル61であるとしたが、太陽電池の形状はパネル状に限定されず、ブロック状等でもよい。
1 自動給水栓
2,3 給水栓
11 弁本体
11a 内部空間
21 第1突出部
23,96 第2突出部
23a 縁部
26 分岐管
26a 分岐空間
31 第1連結片(連結片)
31b 凹部
36 蓋部
36a 貫通孔
46 弁体
51 給水栓駆動機構
61 太陽電池パネル(太陽電池)
76 制御部
C 軸線
,D 距離

Claims (5)

  1. 軸線が上下方向に沿う筒状に形成された弁本体と、
    前記弁本体の軸線周りに複数配設され、前記弁本体の内周面から前記軸線に向かって突出し、かつ上下方向に沿って延びる第1突出部と、
    前記第1突出部における下端部の前記軸線に対向する縁部から、前記軸線に向かって突出するように配設され、前記第1突出部の下端と前記軸線との距離よりも前記軸線との距離が近くなるように形成された第2突出部と、
    前記弁本体の上方に取付けられ、前記弁本体の開口を覆い、かつ前記弁本体の内部空間に連通する貫通孔が形成された蓋部と、
    前記弁本体内において前記複数の第1突出部に囲まれるように配設され、前記複数の第1突出部に対して上下方向に移動可能な弁体と、
    を備え、
    前記弁体は、前記複数の第1突出部に対して上方に移動して前記蓋部に接触したときに前記貫通孔を封止し、前記複数の第1突出部に対して下方に移動したときに前記複数の第2突出部に係止され、
    前記第1突出部の上端と前記軸線との距離は、前記第1突出部の下端と前記軸線との距離よりも長い
    給水栓。
  2. 前記第2突出部の前記軸線に対向する縁部は、上方に向かうに従い、前記軸線に近づくように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の給水栓。
  3. 前記弁本体の外周面から突出するように設けられ、前記弁本体の内部空間に連通し、かつ外部に開口する分岐空間が形成された分岐管と、
    前記弁本体の前記分岐管よりも上方の外周面に配設された連結片と、
    を備え、
    前記連結片における上方を向く外面には、凹部が形成されている請求項1又は2に記載の給水栓。
  4. 軸線が上下方向に沿う筒状に形成された弁本体と、
    前記弁本体の外周面から突出するように設けられ、前記弁本体の内部空間に連通し、かつ外部に開口する分岐空間が形成された分岐管と、
    前記弁本体の軸線周りに複数配設され、前記弁本体の内周面から前記軸線に向かって突出し、かつ上下方向に沿って延びる第1突出部と、
    前記第1突出部における下端部の前記軸線に対向する縁部から、前記軸線に向かって突出するように配設され、前記第1突出部の下端と前記軸線との距離よりも前記軸線との距離が近くなるように形成された第2突出部と、
    前記弁本体の上方に取付けられ、前記弁本体の開口を覆い、かつ前記弁本体の内部空間に連通する貫通孔が形成された蓋部と、
    前記弁本体内において前記複数の第1突出部に囲まれるように配設され、前記複数の第1突出部に対して上下方向に移動可能な弁体と、
    を備え、
    前記弁体は、前記複数の第1突出部に対して上方に移動して前記蓋部に接触したときに前記貫通孔を封止し、前記複数の第1突出部に対して下方に移動したときに前記複数の第2突出部に係止され、
    前記第1突出部の下端は、前記分岐空間の上端に対して、上下方向に同等の位置か、下方に配設されている
    給水栓。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の給水栓と、
    電力により動作し、前記蓋部の前記貫通孔を封止する前記弁体を前記蓋部の前記貫通孔から離間させるための給水栓駆動機構と、
    前記給水栓駆動機構を制御する制御部と、
    前記給水栓駆動機構及び前記制御部に前記電力を供給する太陽電池と、
    を備える
    自動給水栓。
JP2017069195A 2017-03-30 2017-03-30 給水栓 Active JP6921583B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017069195A JP6921583B2 (ja) 2017-03-30 2017-03-30 給水栓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017069195A JP6921583B2 (ja) 2017-03-30 2017-03-30 給水栓

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018169037A true JP2018169037A (ja) 2018-11-01
JP6921583B2 JP6921583B2 (ja) 2021-08-18

Family

ID=64018680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017069195A Active JP6921583B2 (ja) 2017-03-30 2017-03-30 給水栓

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6921583B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020089317A (ja) * 2018-12-06 2020-06-11 株式会社クボタケミックス 農業用給水装置、農業用給水システムおよび農業用給水装置の設置方法
JP2020165505A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 積水化学工業株式会社 作動装置及び配管システム
JP2020165529A (ja) * 2018-09-28 2020-10-08 積水化学工業株式会社 開閉装置および配管システム
JP2021052646A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 積水化学工業株式会社 開閉装置
JP2021052651A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 積水化学工業株式会社 開閉装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54145829U (ja) * 1978-03-31 1979-10-09
JPS6128944Y2 (ja) * 1978-11-10 1986-08-27
JPH1181430A (ja) * 1997-09-10 1999-03-26 Kobe Jushi Kogyo Kk 排水管接続用ソケット
JPH11158856A (ja) * 1997-11-26 1999-06-15 Hitachi Eng & Service Co Ltd 水田水位調整装置および方法
JP2000141381A (ja) * 1998-11-09 2000-05-23 Ricoh Co Ltd 円板状プラスチック成形品
US20090031626A1 (en) * 2007-08-03 2009-02-05 Rain Bird Corporation Root Watering System and Method Therefor
JP2013108577A (ja) * 2011-11-22 2013-06-06 Fuji Koki Corp 吸排気弁

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54145829U (ja) * 1978-03-31 1979-10-09
JPS6128944Y2 (ja) * 1978-11-10 1986-08-27
JPH1181430A (ja) * 1997-09-10 1999-03-26 Kobe Jushi Kogyo Kk 排水管接続用ソケット
JPH11158856A (ja) * 1997-11-26 1999-06-15 Hitachi Eng & Service Co Ltd 水田水位調整装置および方法
JP2000141381A (ja) * 1998-11-09 2000-05-23 Ricoh Co Ltd 円板状プラスチック成形品
US20090031626A1 (en) * 2007-08-03 2009-02-05 Rain Bird Corporation Root Watering System and Method Therefor
JP2013108577A (ja) * 2011-11-22 2013-06-06 Fuji Koki Corp 吸排気弁

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020165529A (ja) * 2018-09-28 2020-10-08 積水化学工業株式会社 開閉装置および配管システム
JP7099718B2 (ja) 2018-09-28 2022-07-12 株式会社ほくつう 開閉装置および配管システム
JP2022121501A (ja) * 2018-09-28 2022-08-19 株式会社ほくつう 開閉装置および配管システム
JP7128563B2 (ja) 2018-09-28 2022-08-31 株式会社ほくつう 開閉装置および配管システム
JP2020089317A (ja) * 2018-12-06 2020-06-11 株式会社クボタケミックス 農業用給水装置、農業用給水システムおよび農業用給水装置の設置方法
JP7012635B2 (ja) 2018-12-06 2022-01-28 株式会社クボタケミックス 農業用給水装置、農業用給水システムおよび農業用給水装置の設置方法
JP2020165505A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 積水化学工業株式会社 作動装置及び配管システム
JP2021052646A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 積水化学工業株式会社 開閉装置
JP2021052651A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 積水化学工業株式会社 開閉装置
JP7255862B2 (ja) 2019-09-30 2023-04-11 株式会社ほくつう 開閉装置
JP7356134B2 (ja) 2019-09-30 2023-10-04 株式会社ほくつう 開閉装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6921583B2 (ja) 2021-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6921583B2 (ja) 給水栓
CN108374462B (zh) 排水阀操作装置、清洗水水箱装置以及冲厕系统
JP5562146B2 (ja) 流体管の制流弁
US20170058503A1 (en) Toilet pan and water replenishing device for flush rim thereof
CN101066748B (zh) 旋塞部件及具备该旋塞部件的液体收容容器
CN203051816U (zh) 一种新型环保三角阀
JP2019011620A (ja) 洗浄水タンク装置
CN201901900U (zh) 一种家用流动保鲜储水装置
CN210713088U (zh) 一种清洁式排水箱
CN204898808U (zh) 一种防止过量给水的控制装置
CN204015918U (zh) 一种螺杆挤压式榨汁机
CN202418788U (zh) 一种可调出水时间的水龙头阀门及其水龙头
CN208219779U (zh) 一种具有溢水及过滤功能的下水器
CN102338234A (zh) 玻璃钢止回阀
JP2015190248A (ja) 操作装置
CN204942720U (zh) 一种排水阀
CN211515343U (zh) 一种高压清洗机水箱自动加水装置
CN212772655U (zh) 一种马桶设备及其排水装置
CN110512698B (zh) 一种清洁式排水箱
CN209339251U (zh) 一种下水器
CN218483502U (zh) 一种动物喂水器
JP2009052671A (ja) バキュームブレーカ
CN100554740C (zh) 管道防跑水装置
CN105090601A (zh) 一种排水阀
CN201221119Y (zh) 一种地漏

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200811

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200812

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20200911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210728

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6921583

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151