JP2018166956A - 飲料バッグ、ティーバッグセット用の懸架具、及びティーバッグセット - Google Patents

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Abstract

【課題】コーヒー飲料等の飲料の風味によって味覚や嗅覚からだけでなく、視覚からも利用者にリラックス効果又はリフレッシュ効果を与えること。【解決手段】透水性材料からなるコーヒーバッグ本体12と、コーヒーバッグ本体12に設けられかつ紙からなる基材18により構成された懸架部材16と、を具備し、懸架部材16の基材18の表面の少なくとも一部に絵柄層22が形成され、懸架部材16の基材18の表面側に示温インキからなる示温インキ層24が絵柄層22を覆うように形成され、示温インキ層24は、コーヒーバッグ本体12をカップCに懸架させた状態で、コーヒーバッグ本体12内にお湯を注ぐと、有色状態から透明状態に変化するように構成されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、カップ内にコーヒー飲料又は茶飲料を抽出する際に用いられる飲料バッグ等に関する。
従来から、飲料バッグの1つとしてのコーヒーバッグ及びティーバッグが広く市場に出回っており、家庭内及び職場内等において広く使用されている。そして、一般的なコーヒーバッグ及びティーバッグの構成は、次の通りである。
一般的なコーヒーバッグは、抽出原料としてのコーヒー粉を内包(封入)した袋状のコーヒーバッグ本体を具備しており、コーヒーバッグ本体は、透水性材料からなる。コーヒーバッグ本体は、その上側に、開放可能な注ぎ口を有している。また、コーヒーバッグ本体の外側面には、コーヒーバッグ本体をカップに懸架するための懸架部材が設けられており、懸架部材は、紙からなる基材により構成されている。懸架部材には、カップの開口部の周縁に係止可能な係止爪が形成されている。
一般的なティーバッグは、抽出原料として紅茶葉等の茶葉を内包(封入)した袋状のティーバッグ本体を具備しており、ティーバッグ本体は、透水性材料からなる。また、ティーバッグ本体の上部には、吊り紐(下げ紐)の一端部が連結されており、吊り紐の他端部には、摘み片が取付られている。
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献1から特許文献3に示すものがある。
特開2004−230143号公報 特開2004−208906号公報 特開2008−150071号公報
ところで、近年、カップ内にコーヒー飲料又は茶飲料を抽出する時間を含むブレークタイムにおいて、コーヒー飲料等の風味によって味覚や嗅覚からだけでなく、他の面からも利用者にリラックス効果又はリフレッシュ効果を与えることが望まれている。
そこで、本発明は、前述の要望に応えることができる、新規な構成からなる飲料バッグ等を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、カップ内に飲料を抽出する際に用いられる飲料バッグにおいて、透水性材料からなり、抽出原料(飲料原料)を内包(封入)したバッグ本体と、前記バッグ本体に設けられ、紙からなる基材により構成され、前記バッグ本体を前記カップに懸架するための懸架部材と、を具備し、前記懸架部材の基材の表面の少なくとも一部に絵柄層が形成され、前記懸架部材の基材の表面側に示温インキからなる示温インキ層が前記絵柄層を覆うように形成され、前記示温インキ層は、前記バッグ本体を前記カップに懸架させた状態で、前記バッグ本体内又は前記カップ内にお湯を注ぐと、有色状態(有色不透明状態)から透明状態(無色透明状態)に変化するように構成されていることである。
ここで、飲料がコーヒー飲料のある場合には、抽出原料はコーヒー粉になり、飲料が茶飲料である場合には、抽出原料は茶葉になる。
本発明の第の第1の態様によると、前記カップ内に飲料を抽出する際に、前記懸架部材の前記示温インキ層が有色状態から透明状態に変化する。これにより、前記懸架部材の前記絵柄層が可視可能になり、前記懸架部材(前記飲料バッグ)に視覚的な変化を与えることができる。
本発明の第2の態様は、カップ内に茶飲料を抽出する際に用いられ、茶葉を内包しかつ透水性材料からなるティーバッグ本体を、前記カップに懸架するためのティーバッグセット用の懸架具において、紙又は合成樹脂からなる基材により構成され、前記ティーバッグ本体の一部を着脱可能に取付けるための取付部が形成され、基材の表面の少なくとも一部に絵柄層が形成され、基材の表面側に示温インキからなる示温インキ層が前記絵柄層を覆うように形成され、前記示温インキ層は、前記ティーバッグ本体を前記カップに懸架させた状態で、前記カップ内にお湯を注ぐと、有色状態(有色不透明状態)から透明状態(無色透明状態)に変化するように構成されていることである。
本発明の第2の態様によると、前記カップの開口部から前記カップ内にお湯を注ぐ。そして、前記懸架具の前記取付部に前記ティーバッグ本体の一部を装着した状態で、前記バッグ本体を前記カップに懸架させて、前記懸架具を前記カップにセットする。これにより、カップ内に茶飲料を抽出することができる。なお、前記懸架具を前記カップにセットした後に、前記カップ内にお湯を注いでもよい。
前記カップ内に茶飲料を抽出する際に、前記懸架具の前記示温インキ層が有色状態から透明状態に変化する。これにより、前記懸架具の前記絵柄層が可視可能になり、前記懸架具に視覚的な変化を与えることができる。
本発明の第3の態様は、カップ内に茶飲料を抽出する際に用いられるティーバッグセットにおいて、透水性材料からなり、茶葉を内包(封入)したティーバッグ本体と、本発明の第2の態様からなるティーバッグセット用の懸架具と、を具備したことである。
本発明の第3の態様によると、本発明の第2の態様による作用と同様の作用を奏する。
本発明の第1の態様によれば、前述のように、前記カップ内に飲料を抽出する際に、前記懸架部材の前記絵柄層が可視可能になり、前記懸架部材に視覚的な変化を与えることができる。そのため、本発明の第1の態様によれば、飲料の風味によって味覚や嗅覚からだけでなく、視覚からも利用者にリラックス効果又はリフレッシュ効果を与えることができ、利用者は有意義なブレークタイムをとることができる。
本発明の第2及び第3の態様によれば、前述のように、前記カップ内に茶飲料を抽出する際に、前記懸架具の前記絵柄層が可視可能になり、前記懸架具に視覚的な変化を与えることができる。そのため、本発明の第2及び第3の態様によれば、茶飲料の風味によって味覚や嗅覚からだけでなく、視覚からも利用者にリラックス効果又はリフレッシュ効果を与えることができ、利用者は有意義なブレークタイムをとることができる。
図1(a)(b)は、本発明の第1実施形態に係るコーヒーバッグをカップにセットした状態を示す図であり、懸架部材の示温インキ層が有色状態から無色状態に変化する様子を示している。 図2は、本発明の第1実施形態に係るコーヒーバッグを示す図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係るコーヒーバッグにおける懸架部材の模式的な断面図である。図3は、本発明の第2実施形態に係るティーバッグにおける懸架部材の模式的な断面図、及び本発明の第3実施形態に係る懸架具の模式的な断面を兼用している。 図4(a)(b)は、本発明の第2実施形態に係るティーバッグをカップにセットした状態を示す図であり、懸架部材の示温インキ層が有色状態から無色状態に変化する様子を示している。 図5は、本発明の第2実施形態に係るティーバッグを示す図である。 図6(a)(b)は、本発明の第3実施形態に係る懸架具をカップにセットした状態を示す図であり、懸架具の示温インキ層が有色状態から無色状態に変化する様子を示している。 図7は、本発明の第3実施形態に係るティーバッグセットを示す図である。
本発明の実施形態(第1実施形態から第3実施形態)について図面を参照して説明する。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「設けられる」とは、直接的に設けられることの他に、間接的に設けられることを含む意である。また、「飲料」とは、コーヒー飲料及び茶飲料を含む意であり、「茶飲料」とは、紅茶、日本茶、ウーロン茶、ハーブティー等を含む意である。「抽出原料」とは、コーヒー粉、紅茶葉、日本茶葉、ウーロン茶葉、ハーブ茶葉を含む意である。
(第1実施形態)
図1(a)(b)に示すように、本発明の第1実施形態に係るコーヒーバッグ10は、カップC内にコーヒー飲料をドリップ式により抽出する際に用いられる飲料バッグの1つである。そして、本発明の第1実施形態に係るコーヒーバッグ10の具体的な構成は、以下の通りである。
図1(a)(b)から図3に示すように、コーヒーバッグ10は、抽出原料としてのコーヒー粉Pを内包(封入)した袋状のコーヒーバッグ本体12を具備しており、コーヒーバッグ本体12は、不織布又は不織紙等の透水性材料からなっている。また、コーヒーバッグ本体12は、その上端側に、開放可能な注ぎ口14を有している。
コーヒーバッグ本体12の両外側面(一方の外側面及び他方の外側面)には、コーヒーバッグ本体12をカップに懸架するための懸架部材16がそれぞれ設けられており、各懸架部材16は、紙からなる基材18により構成されている。また、各懸架部材16の先端部(下端部)には、カップCの開口部Caの周縁に係止可能な係止部としての係止爪20が形成されている。各懸架部材16は、係止爪20をカップCの開口部Caの周縁に係止させると、カップCに対して立った状態になっている。なお、各懸架部材16に係止爪20を形成する代わりに、カップCの柄Chに係止可能な係止部(図示省略)を形成してもよい。
各懸架部材16の基材18の表面の一部には、絵柄層22が印刷によって形成されている。絵柄層22のパターンは、例えば、風景、人物、動物、植物、キャラクタ、文字、数字、図形、又は記号等を含んでおり、適宜に変更することが可能である。絵柄層22の印刷方式としては、スクリーン印刷、グラビア印刷、又はオフセット印刷等のうちいずれかを選択して用いる。
各懸架部材16の基材18の表面側には、示温インキからなる示温インキ層24が絵柄層22を覆うように印刷によって形成されている。各示温インキ層24の印刷方式としては、スクリーン印刷、グラビア印刷、又はオフセット印刷等のうちいずれかを選択して用いる。示温インキは、常温(15〜25℃の温度)においては有色であり、お湯に対応した臨界温度(例えば35℃)になると透明に可逆的に変化するようになっている。換言すれば、示温インキ層24は、コーヒーバッグ本体12をカップCに懸架させた状態で、コーヒーバッグ本体12内にお湯を注ぐと、有色状態(有色不透明状態)から透明状態(無色透明状態)に可逆的に変化するように構成されている。なお、臨界温度は、示温インキを構成する材料の選定によって適宜に変更することができる。示温インキ層24が有色状態から透明状態に可逆的に変化する代わりに、有色状態から透明状態に不可逆的に変化するようにしてもよい。
各懸架部材16の基材18の表面における示温インキ層24の外側には、第2絵柄層26が印刷によって形成されている。第2絵柄層26のパターンは、絵柄層(第1絵柄層)22のパターンと同様に、例えば、風景、人物、動物、植物、又はキャラクタ等を含んでおり、適宜に変更することが可能である。第2絵柄層26の印刷方式は、絵柄層22の印刷方式と同じである。なお、各懸架部材16の基材18の表面に第2絵柄層26を形成してなくもよい。
図3に示すように、各懸架部材16の基材18の表面全体には、表面保護フィルム28が示温インキ層24及び第2絵柄層26を覆うように形成されている。表面保護フィルム28は、例えばポリプロピレン又はポリエチレンテレフタレート等の透明樹脂材料からなる。また、各懸架部材16の基材18の裏面全体には、裏面保護フィルム30が形成されている。裏面保護フィルム30は、例えばポリプロピレン又はポリエチレンテレフタレート等の透明樹脂材料からなる。
続いて、本発明の第1実施形態の作用及び効果について説明する。
図1(a)に示すように、注ぎ口14を開放した状態で、一対の懸架部材16の係止爪20をカップCの開口部Caの周縁に係止させることにより、コーヒーバッグ本体12をカップCに懸架させて、コーヒーバッグ10をカップCにセットする。そして、注ぎ口14からコーヒーバッグ本体12内へお湯を注ぐ。これにより、カップC内にコーヒー飲料をドリップ式により抽出することができる。
図1(a)(b)に示すように、カップC内にコーヒー飲料を抽出する際に、各懸架部材16の示温インキ層24が有色状態から透明状態に可逆的に変化する。これにより、各懸架部材16の絵柄層22が可視可能になり、各懸架部材16(コーヒーバッグ10)に視覚的な変化を与えることができる。
また、前述のように、各懸架部材16の基材18の表面全体に表面保護フィルム28が示温インキ層24及び第2絵柄層26を覆うように形成され、各懸架部材16の基材18の裏面全体に裏面保護フィルム30が形成されている(図3参照)。これにより、示温インキ等のインキが懸架部材16から外部に漏れることがない。
従って、本発明の第1実施形態によれば、前述のように、カップC内にコーヒー飲料を抽出する際に、各懸架部材16の絵柄層22が可視可能になり、各懸架部材16に視覚的な変化を与えることができる。そのため、本発明の第1実施形態によれば、コーヒー飲料の風味によって味覚や嗅覚だけでなく、視覚からも利用者にリラックス効果又はリフレッシュ効果を与えることができ、利用者は有意義なブレークタイムをとることができる。
また、インキが懸架部材16から外部に漏れることがないため、コーヒーバッグ10の食品衛生上の安全性を十分に確保することができる。
(第2実施形態)
図4(a)(b)に示すように、本発明の第2実施形態に係るティーバッグ32は、カップC内に紅茶飲料等の茶飲料を抽出する際に用いられる飲料バッグの1つである。そして、本発明の第2実施形態に係るティーバッグ32の具体的な構成は、以下の通りである。
図3から図5に示すように、ティーバッグ32は、抽出原料としての紅茶葉、日本茶葉、ウーロン茶葉、ハーブ茶葉等の茶葉Tを内包(封入)した袋状のティーバッグ本体34を具備している。ティーバッグ本体34は、ナイロンメッシュ、不織布、又は不織紙等の透水性材料からなっている。
ティーバッグ本体34の上端部には、ティーバッグ本体34をカップCに懸架するための懸架部材36が設けられており、懸架部材36は、紙からなる基材38により構成されている。また、懸架部材36におけるティーバッグ本体34の両側には、カップCの開口部Caの周縁に係止可能な係止部としての係止爪40がそれぞれ形成されている。懸架部材36は、係止爪40をカップCの開口部Caの周縁に係止させると、カップCに対して立った状態になっている。
懸架部材36の基材38の表面の一部には、絵柄層42が印刷によって形成されている。絵柄層42のパターンは、例えば、風景、人物、動物、植物、キャラクタ、文字、数字、図形、又は記号等を含んでおり、適宜に変更することが可能である。絵柄層42の印刷方式は、前述の懸架部材16の絵柄層22の印刷方式と同じである。
懸架部材36の基材38の表面側には、示温インキからなる示温インキ層44が絵柄層42を覆うように印刷によって形成されている。示温インキ層44の印刷方式は、前述の懸架部材16の示温インキ層24の印刷方式と同じである。本発明の第2実施形態においても、示温インキは、常温(15〜25℃の温度)においては有色であり、お湯(お湯の湯気を含む)に対応した臨界温度(例えば35℃)になると透明に可逆的に変化するようになっている。換言すれば、示温インキ層44は、ティーバッグ本体34をカップCに懸架させた状態で、カップC内にお湯を注ぐと、有色状態から透明状態に可逆的に変化するように構成されている。なお、臨界温度は、示温インキを構成する材料の選定によって適宜に変更することができる。示温インキ層44が有色状態から透明状態に可逆的に変化する代わりに、有色状態から透明状態に不可逆的に変化するようにしてもよい。
懸架部材36の基材38の表面における示温インキ層44の外側には、第2絵柄層46が印刷によって形成されている。第2絵柄層46のパターンは、絵柄層(第1絵柄層)42のパターンと同様に、例えば、風景、人物、動物、植物、又はキャラクタ等を含んでおり、適宜に変更することが可能である。第2絵柄層46の印刷方式は、絵柄層42の印刷方式と同じである。なお、懸架部材36の基材38の表面に第2絵柄層46を形成してなくもよい。
図3に示すように、懸架部材36の基材38の表面全体には、例えばポリプロピレン等の透明樹脂材料からなる表面保護フィルム48が示温インキ層44及び第2絵柄層46を覆うように形成されている。また、懸架部材36の基材38の裏面全体には、例えばポリプロピレン等の透明樹脂材料からなる裏面保護フィルム50が形成されている。
続いて、本発明の第2実施形態の作用及び効果について説明する。
図4(a)に示すように、カップCの開口部CaからカップC内にお湯を注ぐ。そして、懸架部材36の一対の係止爪40をカップCの開口部Caの周縁に係止させることにより、ティーバッグ本体34をカップCに懸架させて、ティーバッグ32をカップCにセットする。これにより、ティーバッグ本体34を蒸らして、カップC内に茶飲料を抽出することができる。なお、ティーバッグ32をカップCにセットした後に、カップC内にお湯を注いでもよい。
図4(a)(b)に示すように、カップC内に茶飲料を抽出する際に、懸架部材36の示温インキ層44が有色状態から透明状態に可逆的に変化する。これにより、懸架部材36の絵柄層42が可視可能になり、懸架部材36(ティーバッグ32)に視覚的な変化を与えることができる。
また、前述のように、懸架部材36の基材38の表面全体に表面保護フィルム48が示温インキ層44及び第2絵柄層46を覆うように形成され、懸架部材36の基材38の裏面全体に裏面保護フィルム50が形成されている(図3参照)。これにより、示温インキ等のインキが懸架部材36から外部に漏れることがない。
従って、本発明の第2実施形態によれば、前述の本発明の第1実施形態の効果と同様の効果を奏するものである。
(第3実施形態)
図6(a)(b)及び図7に示すように、本発明の第3実施形態に係るティーバッグセット52は、カップC内に紅茶飲料等の茶飲料を抽出する際に用いられるものである。そして、本発明の第3実施形態に係るティーバッグセット52の具体的な構成は、以下の通りである。
ティーバッグセット52は、抽出原料(飲料原料)としての紅茶葉、日本茶葉、ウーロン茶葉、ハーブ茶葉等の茶葉Tを内包(封入)した袋状の複数(1つのみ図示)のティーバッグ本体54を具備している。ティーバッグ本体54は、ナイロンメッシュ、不織布、又は不織紙等の透水性材料からなっている。
図3、図6(a)(b)、及び図7に示すように、ティーバッグセット52は、ティーバッグ本体54をカップCに懸架するための懸架具(ティーバッグセット用の懸架具)56を具備しており、懸架具56は、紙又は合成樹脂(プラスチック)からなる基材58により構成されている。また、懸架具56の基端部には、ティーバッグ本体54の上端部(一部)を着脱可能に取付けるための取付部としてのスリット60が形成されている。更に、懸架具56の基端部には、カップCの柄Chに係止可能な係止部としての係止爪62が形成されている。懸架具56は、係止爪62をカップCの柄Chに係止させると、カップCに対して立った状態になっている。なお、係止爪62をカップCの柄Chに係止させると、懸架具56がカップCの開口部Ca全域を覆った状態になるようにしてもよい。懸架具56に係止爪62を形成する代わりに、カップCの開口部Caの周縁に係止可能な係止部(図示省略)を形成してもよい。
懸架具56の基材58の表面の一部には、絵柄層64が印刷によって形成されている。絵柄層64のパターンは、例えば、風景、人物、動物、植物、キャラクタ、文字、数字、図形、又は記号等を含んでおり、適宜に変更することが可能である。絵柄層64の印刷方式は、前述の懸架部材16の絵柄層22の印刷方式と同じである。
懸架具56の基材58の表面側には、示温インキからなる示温インキ層66が絵柄層64を覆うように印刷によって形成されている。示温インキ層66の印刷方式は、前述の懸架部材16の示温インキ層24の印刷方式と同じである。本発明の第3実施形態においても、示温インキは、常温(15〜25℃の温度)においては有色であり、設定した臨界温度(例えば35℃)になると透明に可逆的に変化するようになっている。換言すれば、示温インキ層66は、ティーバッグ本体54をカップCに懸架させた状態で、カップC内にお湯を注ぐと、有色状態から透明状態に可逆的に変化するように構成されている。なお、臨界温度は、示温インキを構成する材料の選定によって適宜に変更することができる。
懸架具56の基材58の表面における示温インキ層66の外側には、第2絵柄層68が印刷によって形成されている。第2絵柄層68のパターンは、絵柄層(第1絵柄層)64のパターンと同様に、例えば、風景、人物、動物、植物、又はキャラクタ等を含んでおり、適宜に変更することが可能である。第2絵柄層68の印刷方式は、絵柄層64の印刷方式と同じである。なお、懸架具56の基材58の表面に第2絵柄層64を形成してなくもよい。
図3に示すように、懸架具56の基材58の表面全体には、例えばポリプロピレン等の透明樹脂材料からなる表面保護フィルム70が示温インキ層66及び第2絵柄層68を覆うように形成されている。また、懸架具56の基材58の裏面全体には、例えばポリプロピレン等の透明樹脂材料からなる裏面保護フィルム72が形成されている。
続いて、本発明の第3実施形態の作用及び効果について説明する。
図6(a)に示すように、カップCの開口部CaからカップC内にお湯を注ぐ。そして、懸架具56のスリット60にティーバッグ本体54の上端部を装着した状態で、懸架具56の係止爪62をカップCの柄Chに係止させることにより、ティーバッグ本体54をカップCに懸架させて、懸架具56をカップCにセットする。これにより、ティーバッグ本体54を蒸らして、カップC内に茶飲料を抽出することができる。なお、懸架具56をカップCにセットした後に、カップC内にお湯を注いでもよい。
図6(b)に示すように、カップC内に茶飲料を抽出する際に、懸架具56の示温インキ層66が有色状態から透明状態に可逆的に変化する。これにより、懸架具56の絵柄層64が可視可能になり、懸架具56(ティーバッグセット52)に視覚的な変化を与えることができる。
また、前述のように、懸架具56の基材58の表面全体に表面保護フィルム70が示温インキ層66及び第2絵柄層68を覆うように形成され、懸架具56の基材58の裏面全体に裏面保護フィルム70が形成されている(図3参照)。これにより、示温インキ等のインキが懸架具56から外部に漏れることがない。
従って、本発明の第3実施形態によれば、前述の本発明の第1実施形態の効果と同様の効果を奏するものである。
また、示温インキ層66がカップC内のお湯の湯気によって有色状態から透明状態に可逆的に変化するように構成されているため、1つの懸架具56を茶飲料の抽出に何回も使用することができ、懸架具56の利用価値を高めることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、例えば、示温インキ層24(44,66)の表面側に第3絵柄層(図示省略)を印刷によって形成する等、その他、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
10 コーヒーバッグ(飲料バッグ)
12 コーヒーバッグ本体(バッグ本体)
14 注ぎ口
16 懸架部材
18 基材
20 係止爪(係止部)
22 絵柄層(第1絵柄層)
24 示温インキ層
26 第2絵柄層
28 表面保護フィルム
30 裏面保護フィルム
32 ティーバッグ(飲料バッグ)
34 ティーバッグ本体(バッグ本体)
36 懸架部材
38 基材
40 係止爪(係止部)
42 絵柄層(第1絵柄層)
44 示温インキ層
46 第2絵柄層
48 表面保護フィルム
50 裏面保護フィルム
52 ティーバッグセット
54 ティーバッグ本体
56 懸架具(ティーバッグセット用の懸架具)
58 基材
60 スリット(取付部)
62 係止爪(係止部)
64 絵柄層(第1絵柄層)
66 示温インキ層
68 第2絵柄層
70 表面保護フィルム
72 裏面保護フィルム
C カップ
Ca 開口部
Ch 柄
P コーヒー粉(抽出原料)
T 茶葉(抽出原料)

Claims (9)

  1. カップ内に飲料を抽出する際に用いられる飲料バッグにおいて、
    透水性材料からなり、抽出原料を内包したバッグ本体と、
    前記バッグ本体に設けられ、紙からなる基材により構成され、前記バッグ本体を前記カップに懸架するための懸架部材と、を具備し、
    前記懸架部材の基材の表面の少なくとも一部に絵柄層が形成され、前記懸架部材の基材の表面側に示温インキからなる示温インキ層が前記絵柄層を覆うように形成され、前記示温インキ層は、前記バッグ本体を前記カップに懸架させた状態で、前記バッグ本体内又は前記カップ内にお湯を注ぐと、有色状態から透明状態に変化するように構成されていることを特徴とする飲料バッグ。
  2. 前記懸架部材の基材の表面に透明樹脂材料からなる表面保護フィルムが前記示温インキ層を覆うように形成され、前記懸架部材の基材の裏面に透明樹脂材料からなる裏面保護フィルムが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の飲料バッグ。
  3. 飲料は、コーヒー飲料であって、抽出原料は、コーヒー粉であり、前記バッグ本体は、その上端側に、開放可能な注ぎ口を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の飲料バッグ。
  4. 飲料は、茶飲料であって、抽出原料は、茶葉であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の飲料バッグ。
  5. カップ内に茶飲料を抽出する際に用いられ、茶葉を内包しかつ透水性材料からなるティーバッグ本体を、前記カップに懸架するためのティーバッグセット用の懸架具において、
    紙又は合成樹脂からなる基材により構成され、前記ティーバッグ本体の一部を着脱可能に取付けるための取付部が形成され、
    基材の表面の少なくとも一部に絵柄層が形成され、基材の表面側に示温インキからなる示温インキ層が前記絵柄層を覆うように形成され、前記示温インキ層は、前記ティーバッグ本体を前記カップに懸架させた状態で、前記カップ内にお湯を注ぐと、有色状態から透明状態に変化するように構成されていることを特徴とするティーバッグセット用の懸架具。
  6. 前記示温インキ層は、有色状態から透明状態に可逆的に変化するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載のティーバッグセット用の懸架具。
  7. 前記カップの開口部の周縁又は前記カップの柄に係止可能な係止部が形成されていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のティーバッグ用の懸架具。
  8. 基材の表面に透明樹脂材料からなる表面保護フィルムが前記示温インキ層を覆うように形成され、基材の裏面に透明樹脂材料からなる裏面保護フィルムが形成されていることを特徴とする請求項5から請求項7のうちのいずれか1項に記載のティーバッグセット用の懸架具。
  9. カップ内に茶飲料を抽出する際に用いられるティーバッグセットにおいて、
    透水性材料からなり、茶葉を内包したティーバッグ本体と、
    請求項5から請求項8のうちのいずれか1項に記載のティーバッグセット用の懸架具と、を具備したことを特徴とするティーバッグセット。
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