JP2018166725A - 灌流吸引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】眼内圧の安定性が向上する灌流吸引装置を提供する。【解決手段】患者眼の眼内へ灌流液を供給する供給手段と、吸引路を介して患者眼の眼内から流体を吸引する吸引手段と、を有する灌流吸引装置において、吸引路における第1流体と第2流体との混在を検出する検出手段と、検出手段による検出結果をもとに、供給手段による灌流液の供給流量、および、吸引手段による流体の吸引流量の少なくともいずれか1つを制御する流量制御手段と、を有する。【選択図】 図2

Description

本開示は、患者眼に灌流液を供給し、これを廃棄組織とともに吸引する灌流吸引装置に関する。
特許文献1には、容器から洗浄ラインを介して眼内に洗浄流体を供給し、真空ポンプ装置により吸引ラインを介して眼内から洗浄流体を吸引することにより、眼内に出入りする洗浄流体を制御して眼内圧を制御する眼科手術システムが開示されている。
特許第5542151号公報
ここで、特許文献1に開示される眼科手術システムにおいて、吸引ラインに洗浄流体と空気が混在しているときには、真空ポンプ装置の吸引流量と実際の眼内からの吸引流量とに差異が生じるおそれがある。このように、吸引ラインの流体の分布状態(混在状態)によっては、眼内への洗浄流体の流入と眼内からの洗浄流体の流出とのバランスが保ち難くなり、眼内圧が安定しないおそれがある。
そこで、本開示は上記した問題点を解決するためになされたものであり、眼内圧の安定性が向上する灌流吸引装置を提供することを目的とする。
本開示における典型的な実施形態が提供する灌流吸引装置は、患者眼の眼内へ灌流液を供給する供給手段と、吸引路を介して前記患者眼の眼内から流体を吸引する吸引手段と、を有する灌流吸引装置において、前記吸引路における第1流体と第2流体との混在を検出する検出手段と、前記検出手段による検出結果をもとに、前記供給手段による前記灌流液の供給流量、および、前記吸引手段による流体の吸引流量の少なくともいずれか1つを制御する流量制御手段と、を有すること、を特徴とする。
本開示の灌流吸引装置によれば、眼内圧の安定性が向上する。
本実施形態の灌流吸引装置の概略構成図であり、吸引ラインが廃液のみで満たされている状態を示す図である。 本実施形態の灌流吸引装置の概略構成図であり、吸引ラインにおいて廃液と空気が混在している状態を示す図である。 本実施形態の灌流吸引装置の概略構成図であり、吸引ラインが空気のみで満たされている状態を示す図である。 吸引ラインが廃液のみで満たされている状態において、吸引ポンプの吸引流量と吸引圧センサが測定する吸引圧との関係図である。 吸引ラインが空気のみで満たされている状態において、吸引ポンプの吸引流量と吸引圧センサが測定する吸引圧との関係図である。 吸引ラインにおいて廃液と空気が混在しており、吸引ラインの流体が空気から廃液へと変化している状態において、吸引ポンプの吸引流量と吸引圧センサが測定する吸引圧との関係図である。 吸引ラインが閉塞した状態において、吸引ポンプの吸引流量と吸引圧センサが測定する吸引圧との関係図である。 吸引路推定手段による推定方法と、その推定方法により推定した結果を用いて行う流量制御手段による制御方法の一例を示すフローチャート図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態の灌流吸引装置1は、患者眼Eの眼内へ灌流液LQP(流体、液体)を供給する供給手段11を有する。灌流液LQPは、例えば、生理食塩水である。本実施形態の供給手段11は、加圧手段22を備えている。本実施形態の供給手段11は更に、灌流瓶21と、灌流ライン23と、灌流供給口24などを備えている。
灌流瓶21は、灌流液LQPが注入されている容器である。加圧手段22は、後述する制御部41により制御され、灌流瓶21内を加圧して灌流瓶21内の圧力(灌流圧)を制御する灌流圧制御手段である。灌流ライン23は、灌流瓶21と灌流供給口24に接続する供給路である。灌流ライン23は、灌流瓶21から送られる灌流液LQPを灌流供給口24を介して患者眼Eの眼内に導くためのチューブである。
灌流供給口24は、灌流ライン23における患者眼E側の端部に接続している。灌流供給口24は、灌流ライン23から送られる灌流液LQPを患者眼Eの眼内に供給するための供給口である。
なお、本実施形態の灌流吸引装置1は、例えば、硝子体手術や白内障手術に用いられる。そして、灌流吸引装置1が硝子体手術に用いられる場合には、灌流供給口24は、例えば硝子体カッターとは別に設けられる注入カニューレに相当する。また、灌流吸引装置1が白内障手術に用いられる場合には、灌流供給口24は、例えば手術用ハンドピース(超音波ハンドピース、IAハンドピース等)内に設けられる。
また、本実施形態の灌流吸引装置1は、患者眼Eの眼内から灌流液LQPを含む廃液LQWまたは空気AIR(気体)などの流体を吸引する吸引手段12を有する。なお、廃液LQWには、廃棄組織が含まれていてもよい。本実施形態の吸引手段12は、吸引圧センサ34と、吸引ポンプ35を備えている。本実施形態の吸引手段12は更に、吸引器具31と、吸引ライン32と、ベントバルブ33と、廃液バッグ36などを備えている。
吸引器具31は、吸引ライン32の患者眼E側の端部に接続している。吸引器具31は、患者眼Eの眼内から廃液LQWまたは空気AIRなどの流体を吸引して吸引ライン32に送るための器具である。
なお、灌流吸引装置1が硝子体手術に用いられる場合には、吸引器具31は、例えば硝子体カッター内に設けられる。また、灌流吸引装置1が白内障手術に用いられる場合には、吸引器具31は、例えば手術用ハンドピース(超音波ハンドピース、IAハンドピース等)内に設けられる。
吸引ライン32は、吸引器具31と廃液バッグ36に接続する吸引路である。吸引ライン32は、吸引器具31を介して患者眼Eの眼内から吸引された廃液LQWを廃液バッグ36に導いたり、吸引器具31を介して患者眼Eの眼内から空気AIRを吸引するための吸引チューブである。
ベントバルブ33は、吸引ライン32において吸引ポンプ35よりも吸引器具31側の位置に設けられており、吸引ライン32に空気を取り入れるためのバルブである。吸引圧センサ34は、吸引ライン32において吸引ポンプ35よりも吸引器具31側の位置に設けられており、吸引ライン32内の吸引圧Pを測定するセンサである。
吸引ポンプ35は、吸引ライン32に設けられており、患者眼Eの眼内から廃液LQWまたは空気AIRを吸引するために吸引ライン32内にて吸引圧Pを発生させるための吸引源である。本実施形態では、吸引ポンプ35の一例として、蠕動ポンプ(ペリスタルティックポンプ)を用いている。なお、吸引ポンプ35として、例えば、ベンチュリポンプ、スクロールポンプ、ベーンポンプ、ダイアフラムポンプ等を用いてもよい。また、廃液バッグ36は、吸引された廃液LQWを回収するための袋である。
また、灌流吸引装置1は、当該灌流吸引装置1の各種動作の制御を行う制御部41を有する。制御部41は、加圧手段22や吸引ポンプ35の駆動を制御するプロセッサとして動作する。また、制御部41は、吸引圧センサ34により測定される吸引ライン32内の吸引圧Pの情報を取得する。
本実施形態では、制御部41は、吸引路推定手段51と流量制御手段52と吸引流量推定手段53を備えている。吸引路推定手段51は、吸引ライン32における第1流体と第2流体との混在を検出する検出手段の一例である。本実施形態では、吸引路推定手段51は、吸引ライン32における流体の分布状態について、吸引ライン32が廃液LQWのみまたは空気AIRのみで満たされた状態、または、吸引ライン32において廃液LQWと空気AIRが混在した状態のいずれに該当するかを推定(検出)する。また、吸引路推定手段51は、その他、吸引ライン32に存在する流体の種類や、吸引ライン32の閉塞の有無も推定(検出)する。また、流量制御手段52は、吸引路推定手段51による推定結果(検出結果)をもとに、供給手段11による患者眼Eの眼内への灌流液LQPの供給流量Sを制御する。さらに、吸引流量推定手段53は、患者眼Eの眼内からの廃液LQWの吸引流量Al(吸引器具31の吸引流量Ai)を推定する。なお、吸引路推定手段51と流量制御手段52と吸引流量推定手段53についての詳細は、後述する。
このような構成の灌流吸引装置1は、供給手段11において、加圧手段22により灌流瓶21内を加圧して、灌流瓶21から灌流ライン23と灌流供給口24を介して患者眼Eの眼内へ灌流液LQPを供給する。また、灌流吸引装置1は、吸引手段12において、吸引ポンプ35により吸引ライン32内に吸引圧Pを発生させて、患者眼Eの眼内から吸引器具31と吸引ライン32を介して廃液バッグ36へ灌流液LQPを含む廃液LQWを吸引する。
このようにして、灌流吸引装置1は、例えば硝子体手術や白内障手術において、供給手段11により患者眼Eの眼内へ灌流液LQPを供給しながら、吸引手段12により患者眼Eの眼内から灌流液LQPを含む廃液LQWを吸引する。換言するならば、灌流吸引装置1は、患者眼Eの眼内へ灌流液LQPを供給する供給手段11と、患者眼Eの眼内から廃液LQWを吸引する吸引手段12と、を有する灌流吸引システムである。そして、このような灌流吸引装置1は、患者眼Eの眼内へ灌流液LQPを供給しながら、患者眼Eの眼内から廃液LQWを吸引するときに、患者眼Eの眼内の圧力(以下、「眼内圧」という。)が安定するように、患者眼Eの眼内への灌流液LQPの供給と、患者眼Eの眼内からの廃液LQWの吸引とのバランスを保つ必要がある。
ここで、図1に示すように吸引ライン32が廃液LQWのみで満たされている状態においては、吸引ポンプ35と吸引器具31の両方が廃液LQWを吸引している。すると、このとき、吸引ポンプ35が廃液LQWを吸引する速さと、吸引器具31が患者眼Eの眼内から廃液LQWを吸引する速さは同じとなる。そのため、吸引ポンプ35の吸引流量Apと患者眼Eの眼内からの廃液LQWの吸引流量Alは、等しくなる。したがって、吸引ポンプ35の吸引流量Apをもとに供給手段11により患者眼Eの眼内への灌流液LQPの供給流量Sを制御すれば、患者眼Eの眼内への灌流液LQPの供給と患者眼Eの眼内からの廃液LQWの吸引とのバランスを容易に保つことができるので、眼内圧が安定する。
しかし、ここで、図2に示すように、吸引ライン32において廃液LQWと空気AIRが混在する状態であって、吸引ポンプ35が空気AIRを吸引する一方で吸引器具31が廃液LQWを吸引する状態を考える。すると、液体の粘性は気体の粘性よりも高いことから、廃液LQWの粘性は空気AIRの粘性よりも高いので、吸引器具31が患者眼Eの眼内から廃液LQWを吸引する速さは、吸引ポンプ35が空気AIRを吸引する速さに比べて遅くなる。そのため、患者眼Eの眼内からの廃液LQWの吸引流量Alは、吸引ポンプ35の吸引流量Apよりも少なくなる。したがって、吸引ポンプ35の吸引流量Apをもとに供給手段11により患者眼Eの眼内への灌流液LQPの供給流量Sを制御すると、患者眼Eの眼内への灌流液LQPの供給流量Sの方が患者眼Eの眼内からの廃液LQWの吸引流量Alよりも多くなり、眼内圧が増加してしまうおそれがある。このようにして、患者眼Eの眼内への灌流液LQPの供給と、患者眼Eの眼内からの廃液LQWの吸引とのバランスを保つことができないので、眼内圧が安定しないおそれがある。
また、例えば硝子体手術においては、患者眼Eの眼内から空気AIRを吸引したい場合がある。すると、この場合、図3に示すように吸引ライン32が空気AIRのみで満たされている状態となり、吸引ポンプ35と吸引器具31の両方が空気AIRを吸引している。すると、このとき、吸引ポンプ35が空気AIRを吸引する速さと、吸引器具31が患者眼Eの眼内から空気AIRを吸引する速さは同じとなる。そのため、吸引ポンプ35の吸引流量Apと患者眼Eの眼内からの空気AIRの吸引流量Aa(吸引器具31の吸引流量Ai)は、等しくなる。したがって、吸引ポンプ35の吸引流量Apに合わせて供給手段11により患者眼Eの眼内への灌流液LQPの供給流量Sを制御して、患者眼Eの眼内における灌流液の量を増加させることにより、眼内圧が安定する。
そこで、本実施形態では、このような吸引ライン32における流体の分布状態を推定して、この推定結果をもとに患者眼Eの眼内への灌流液LQPの供給を制御することにより、眼内圧を安定させる。
具体的には、まず、吸引路推定手段51により、吸引ライン32における流体の分布状態を推定する。そして、次に、流量制御手段52により、吸引路推定手段51による推定結果をもとに供給手段11による患者眼Eの眼内への灌流液LQPの供給流量Sを制御する。
そこで、まず、吸引路推定手段51により、吸引ライン32における流体の分布状態を推定する方法について説明する。
まず、吸引ライン32における流体の分布状態として、吸引ライン32が単一の流体で満たされている状態を考える。ここで、吸引ライン32が単一の流体で満たされている状態とは、例えば、図1に示すように吸引ライン32が廃液LQWのみで満たされている状態や、図3に示すように吸引ライン32が空気AIRのみで満たされている状態である。
そして、このように吸引ライン32が単一の流体で満たされている状態において、吸引ポンプ35の吸引流量Apが一定であるとして、吸引圧センサ34で測定される吸引圧Pの時間変化に着目する。すると、このとき、図4と図5に示すように、例えば時刻t0と時刻t1と時刻t2と時刻t3の吸引圧Pは、ある一定範囲の変動に留まる。ここで、時刻t0と時刻t1と時刻t2と時刻t3は、一定時間ごとに刻まれる時刻である。このように、吸引ライン32が単一の流体で満たされている状態においては、吸引圧Pの時間変化が生じ難い。
そこで、本実施形態では、吸引路推定手段51は、図4や図5に示すように各単位時間の吸引圧Pの変動が一定範囲に収まっている場合には、吸引ライン32が単一の流体で満たされている状態であると推定する。このようにして、吸引路推定手段51は、吸引ライン32内の吸引圧Pの時間変化をもとに、吸引ライン32における流体の分布状態について推定する。なお、各単位時間の吸引圧Pの変動が一定範囲に収まっているか否かを判断するための範囲や閾値などは、予め実験等で求められ、パラメータとして記憶手段(不図示)に記憶されている。
ここで、廃液LQWの粘性は、空気AIRの粘性に比べて高い。そのため、吸引圧Pは、吸引ポンプ35が空気AIRを吸引している場合に比べて、吸引ポンプ35が廃液LQWを吸引している場合のほうが大きくなる。したがって、吸引ライン32が廃液LQWのみで満たされている状態における吸引圧P(図4参照)は、吸引ライン32が空気AIRのみで満たされている状態における吸引圧P(図5参照)よりも大きくなる。
そこで、本実施形態では、吸引路推定手段51は、図4に示すように吸引圧Pの大きさが所定の閾値Ta以上である場合には、吸引ライン32に存在する流体の種類は廃液LQWであると推定する。一方、吸引路推定手段51は、図5に示すように吸引圧Pの大きさが所定の閾値Ta未満である場合には、吸引ライン32に存在する流体の種類は空気AIRであると推定する。このようにして、吸引路推定手段51は、吸引ライン32内の吸引圧Pの大きさをもとに流体の種類を推定する。
次に、吸引ライン32における流体の分布状態として、図2に示すように、吸引ライン32において廃液LQWと空気AIRが混在する状態であって、吸引ポンプ35が空気AIRを吸引する一方で吸引器具31が廃液LQWを吸引する状態を考える。そして、図2に示す状態において、吸引ライン32の流体が空気AIRから廃液LQWに変化しているとする。
ここで、図2に示す状態としては、例えば、前記の図1に示すように吸引ライン32が廃液LQWのみで満たされている状態から、吸引ポンプ35の吸引を停止して患者眼Eからの吸引を停止した後、ベントバルブ33により吸引ライン32に空気を取り込んで吸引ライン32内の圧力を開放し、その後、再び、吸引ポンプ35の吸引を開始した状態が考えられる。あるいは、図2に示す状態としては、例えば、前記の図3に示すように吸引ライン32が空気AIRのみで満たされている状態から、吸引器具31が患者眼Eの眼内から廃液LQWを吸引し始めた状態が考えられる。
そして、このように吸引ライン32において廃液LQWと空気AIRが混在する状態であって、吸引ライン32の流体が空気AIRから廃液LQWへと変化している状態において、吸引ポンプ35の吸引流量Apが一定であるとして、吸引圧センサ34で測定される吸引圧Pの時間変化に着目する。すると、このとき、図6に示すように、例えば時刻t0と時刻t1と時刻t2と時刻t3における吸引圧Pは、吸引ライン32の流体の状態に応じた増加量で、徐々に増加する。すなわち、吸引圧Pは、吸引ポンプ35が吸引する流体の粘性の変化に応じた増加量で、徐々に増加する。
さらに詳しくは、時刻t0と時刻t1と時刻t2と時刻t3の順で吸引ライン32内において廃液LQWが占める量が多くなるにつれ、吸引ポンプ35が吸引しようとする吸引ライン32内の空気AIRの量が少なくなり、吸引圧Pの値が高くなる(吸引ポンプ35の真空度が高くなる)。そして、吸引ポンプ35が吸引する空気AIRの粘性が廃液LQWの粘性に近づくので、各時刻(各単位時間)の吸引圧Pの増加量が減少していく。このようにして、吸引圧Pは、各時刻の吸引圧Pの増加量が減少しながら、徐々に増加する。ここで、各時刻の吸引圧Pの増加量とは、例えば、図6に示すように、時刻t0と時刻t1の間の吸引圧Pの増加量ΔP1、時刻t1と時刻t2の間の吸引圧Pの増加量ΔP2、時刻t2と時刻t3の間の吸引圧Pの増加量ΔP3である。このようにして、吸引ライン32の流体が空気AIRから廃液LQWへと変化している状態においては、吸引圧Pの時間変化が生じる。
次に、吸引ライン32において廃棄組織が詰まる等、吸引ライン32が閉塞した状態を考える。そして、このように吸引ライン32が閉塞した状態において、吸引ポンプ35の吸引流量Apが一定であるとして、吸引圧センサ34で測定される吸引圧Pの時間変化に着目する。すると、このときも、図7に示すように、吸引圧Pは増加する。しかしながら、吸引ライン32が閉塞した状態においては、吸引ライン32に流体が流入しないため、例えば時刻t2と時刻t3の間における吸引圧Pの増加量ΔP0は、前記の図6に示す吸引圧Pの増加量ΔP1,P2,P3に比べて大きくなる。このように、吸引ライン32が閉塞した状態においては、ある単位時間の吸引圧Pの増加量が前記の図6のときに比べて大きくなる。そのため、図2に示す状態と吸引ライン32が閉塞した状態とは、各単位時間の吸引圧Pの増加量によって区別することができる。なお、図7に示す時刻t3における吸引圧Pは、図6に示す時刻t3における吸引圧Pよりも大きくなる。
そこで、本実施形態では、吸引路推定手段51は、図6に示すように各単位時間の吸引圧Pの変動が一定範囲に収まっていない場合であって、かつ、各単位時間の吸引圧Pの増加量がいずれも所定の閾値To未満である場合には、吸引ライン32において廃液LQWと空気AIRが混在した状態であって、吸引ライン32の流体が空気AIRから廃液LQWへと変化している状態であると推定する。このようにして、吸引路推定手段51は、吸引ライン32内の吸引圧Pの時間変化をもとに、吸引ライン32において廃液LQWと空気AIRが混在していると推定する。
また、本実施形態では、吸引路推定手段51は、図7に示すように各単位時間の吸引圧Pの変動が一定範囲に収まっていない場合であって、かつ、各単位時間の吸引圧Pの増加量のうち所定の閾値To以上の増加量が存在する場合には、吸引ライン32が閉塞している状態であると推定する。このようにして、吸引路推定手段51は、吸引ライン32内の吸引圧Pの時間変化をもとに、吸引ライン32の閉塞の有無を推定する。
そして、本実施形態では、流量制御手段52は、以上のような吸引路推定手段51による推定結果をもとに、患者眼Eの眼内への灌流液LQPの供給流量Sを制御する。
そこで、本実施形態における吸引路推定手段51による推定と、その推定の結果を用いて行う流量制御手段52による制御の一連の流れに関する一例として、図8のフローチャート図を用いて説明する。
図8に示すように、まず、吸引圧センサ34は、時刻t0〜tNの吸引圧Pを測定する(ステップS1)。なお、時刻t0〜tNは、一定時間毎に刻まれる時刻である。また、Nは、1以上の整数である。
次に、吸引路推定手段51は、時刻t0〜tNの吸引圧Pの変動が一定範囲に収まっているか否かを判断する(ステップS2)。そして、吸引路推定手段51は、時刻t0〜tNにおける吸引圧Pの変動が一定範囲に収まっていると判断した場合(ステップS2:YES)には、吸引ライン32が単一の流体で満たされている状態であると推定する(ステップS3)。このようにして、吸引路推定手段51は、吸引圧Pの時間変化が生じ難い場合には、吸引ライン32が例えば廃液LQWのみまたは空気AIRのみで満たされている状態であると推定する。
そして、流量制御手段52は、患者眼Eの眼内への灌流液LQPの供給流量Sを吸引ポンプ35の吸引流量Apに合わせる(ステップS4)。このようにして、流量制御手段52は、吸引ライン32が単一の流体で満たされている状態であると推定される場合には、灌流液LQPの供給流量Sを吸引ポンプ35の吸引流量Apに合わせるように供給手段11(加圧手段22)を制御する。
一方、吸引路推定手段51は、ステップS2において時刻t0〜tNの吸引圧Pの変動が一定範囲に収まってないと判断した場合(ステップS2:NO)には、時刻t0〜tNの吸引圧Pの増加量のうち所定の閾値To(閉塞の閾値)以上の増加量が存在するか否かを判断する(ステップS5)。そして、吸引路推定手段51は、時刻t0〜tNの吸引圧Pの増加量のうち所定の閾値To以上の増加量が存在すると判断した場合(ステップS5:YES)には、吸引ライン32が閉塞している状態であると推定する(ステップS6)。このようにして、吸引路推定手段51は、吸引圧Pが急激に増加する場合には、吸引ライン32が閉塞している状態であると推定する。
そして、制御部41により吸引ポンプ35の吸引流量Apを下げた(ステップS7)後、流量制御手段52は、患者眼Eの眼内への灌流液LQPの供給流量Sを即座に吸引していない状態における量まで下げる(ステップS8)。すなわち、ステップS8では、流量制御手段52は、吸引ポンプ35の吸引が行われていない時に保つべき所定の眼内圧になるように患者眼Eの眼内への灌流液LQPの供給流量Sを制御する。このようにして、流量制御手段52は、吸引ライン32が閉塞している状態であると推定される場合には、灌流液LQPの供給流量Sを即座に下げるように供給手段11(加圧手段22)を制御する。
一方、吸引路推定手段51は、ステップS5において時刻t0〜tNの吸引圧Pの増加量のうち所定の閾値To以上の増加量が存在しないと判断した場合(ステップS5:NO)には、吸引ライン32における流体の分布状態は、図2に示すように、吸引ライン32において廃液LQWと空気AIRが混在し、吸引ポンプ35が空気AIRを吸引する一方で吸引器具31が廃液LQWを吸引しており、吸引ライン32の流体が空気AIRから廃液LQWに変化している状態であると推定する(ステップS9)。このようにして、吸引路推定手段51は、吸引圧Pが徐々に増加する場合には、吸引ライン32の流体が空気AIRから廃液LQWに変化している状態であると推定する。
そして、次に、吸引流量推定手段53は、時刻t0〜tNの吸引圧Pの増加量に応じて、実際の患者眼Eの眼内からの吸引流量を推定する(ステップS10)。すなわち、各単位時間の吸引圧Pの増加量は吸引ポンプ35の吸引流量Apに対する実際の患者眼Eの眼内からの廃液LQWの吸引流量Alに依存するため、吸引流量推定手段53は、例えば吸引ポンプ35の吸引流量Apが一定であるとして、時刻t0〜tNの吸引圧Pの増加量をもとに、実際の患者眼Eの眼内からの廃液LQWの吸引流量Alを推定する。このようにして、吸引流量推定手段53は、吸引ライン32内の吸引圧Pの時間変化をもとに、患者眼Eの眼内からの廃液LQWの吸引流量Alを推定する。
次に、流量制御手段52は、患者眼Eの眼内への灌流液LQPの供給流量Sを、吸引流量推定手段53により推定した吸引流量に合わせる(ステップS11)。すなわち、吸引ライン32の流体が空気AIRから廃液LQWに変化している状態では、吸引ポンプ35が空気AIRを吸引する一方で吸引器具31が廃液LQWを吸引しており、吸引ポンプ35の吸引流量Apと実際の患者眼Eの眼内からの廃液LQWの吸引流量Alとに差異が生じる。そこで、流量制御手段52は、吸引ライン32の流体が空気AIRから廃液LQWに変化している状態であると推定される場合には、灌流液LQPの供給流量Sを実際の患者眼Eの眼内からの廃液LQWの吸引流量Alに合わせるように供給手段11(加圧手段22)を制御する。
また、変形例として、灌流ライン23に流量センサ25を取り付けておき、流量制御手段52は、流量センサ25の測定値を考慮しながら、患者眼Eの眼内への灌流液LQPの供給流量Sを制御してもよい。
また、灌流ライン23や吸引ライン32に沿って、複数の流量センサや複数の圧力センサが配置されていてもよい。
また、灌流吸引装置1は、吸引ライン32を構成するチューブの径を測定する吸引チューブ径測定手段を有してもよい。ここで、吸引ライン32を構成するチューブの径は、同一の吸引圧Pの条件のもと、吸引ライン32に廃液LQWが存在するときよりも空気AIRが存在するときの方が潰れ易い。そのため、吸引路推定手段51は、吸引チューブ径測定手段の測定結果をもとに、吸引ライン32に存在する流体の種類や吸引ライン32における流体の分布状態について推定してもよい。
また、吸引路推定手段51は、吸引ライン32内を撮像できるカメラの撮像画像をもとに、吸引ライン32に存在する流体の種類や吸引ライン32における流体の分布状態について推定してもよい。
また、吸引手段12により吸引する流体としては、シリコンオイル(液体)も考えられる。この場合、吸引路推定手段51は、例えば吸引ライン32内の吸引圧Pの大きさをもとに、流体の種類として廃液LQWまたは空気AIRまたはシリコンオイルのうちのいずれであるかを推定することもできる。
また、灌流吸引装置1は、灌流瓶21内の圧力(灌流圧)を制御する灌流圧制御手段として、上記で説明したような灌流瓶21内を加圧する加圧手段22の代わりに、灌流瓶21の高さを調整することにより灌流瓶21内の圧力を制御する灌流瓶高さ調整手段を用いてもよい。
また、吸引手段12の構成や吸引手段12を構成する機器の配置は、吸引ポンプ35の種類に応じて、適宜変更可能である。例えば、吸引ポンプ35がベンチュリポンプである場合には、吸引圧センサはベンチュリポンプ内に配置され、代わりに吸引流量を検出する流量センサ等の流量検出手段が吸引ライン32上にて吸引ポンプ35とは別途設けられる。そして、この場合、制御部41は、流量検出手段により検出される吸引流量の情報を取得する。
また、流量制御手段52は、吸引路推定手段51による推定結果をもとに、吸引ポンプ35の吸引流量Apを制御してもよい。さらには、流量制御手段52は、吸引路推定手段51による推定結果をもとに、供給手段11による灌流液LQPの供給流量Sと、吸引ポンプ35の吸引流量Apとの両方を制御してもよい。
以上のように本実施形態の灌流吸引装置1は、吸引路推定手段51と流量制御手段52を有する。そして、吸引路推定手段51は、吸引ライン32における廃液LQWと空気AIRとの混在の有無を推定する。また、流量制御手段52は、吸引路推定手段51による推定結果をもとに、供給手段11による灌流液LQPの供給流量S、および、吸引手段12による廃液LQWの吸引流量Al(または、空気AIRの吸引流量Aa)の少なくともいずれか1つを制御する。
これにより、灌流吸引装置1は、吸引ライン32が単一の流体で満たされている状態や、吸引ライン32において複数の流体が混在している状態の各状態に応じて、患者眼Eの眼内への灌流液LQPの供給流量Sや患者眼Eの眼内からの廃液LQWの吸引流量Al(または、空気AIRの吸引流量Aa)を制御することができる。そのため、患者眼Eの眼内への灌流液LQPの供給と、患者眼Eの眼内からの廃液LQWの吸引とのバランスを保つことができる。したがって、眼内圧の安定性が向上する。
また、吸引路推定手段51は、吸引ライン32内の吸引圧Pの時間変化をもとに、吸引ライン32における廃液LQWと空気AIRとの混在の有無を推定する。このようにして、吸引圧センサ34で測定される吸引圧Pをもとに、容易に吸引ライン32における流体の分布状態について推定できる。
また、本実施形態の灌流吸引装置1は、吸引流量推定手段53を有する。そして、吸引流量推定手段53は、吸引ライン32内の吸引圧Pの時間変化をもとに患者眼Eの眼内からの廃液LQWの吸引流量Alを推定する。そして、流量制御手段52は、吸引路推定手段51により吸引ライン32において廃液LQWと空気AIRとの混在した状態であって、患者眼Eの眼内から廃液LQWが吸引される一方で吸引ポンプ35が空気AIRを吸引している状態に該当すると推定された場合に、患者眼Eの眼内への灌流液LQPの供給流量Sを吸引流量推定手段53により推定された患者眼Eの眼内からの廃液LQWの吸引流量Alに合わせるように供給手段11を制御する。
これにより、実際に廃液LQWが患者眼Eの眼内から吸引される流量に合わせて患者眼Eの眼内への灌流液LQPの供給流量Sを制御できる。そのため、患者眼Eの眼内から廃液LQWが吸引される一方で吸引ポンプ35が空気AIRを吸引している状態であり、吸引ポンプ35の吸引流量Apと実際の患者眼Eの眼内からの廃液LQWの吸引流量Alとに差異が生じていても、患者眼Eの眼内への灌流液LQPの供給と、患者眼Eの眼内からの廃液LQWの吸引とのバランスを保つことができる。したがって、眼内圧の安定性が向上する。
また、吸引路推定手段51は、吸引ライン32内の吸引圧Pの大きさをもとに流体の種類を推定する。これにより、例えば、吸引ライン32内に存在する流体が廃液LQWまたは空気AIRまたはシリコンオイルのいずれであるかを推定できる。なお、吸引路推定手段51は、吸引ライン32内の吸引圧Pの大きさと、吸引ポンプ35の吸引流量Apの大きさと、をもとに流体の種類を推定するとしてもよい。
また、吸引路推定手段51は、吸引ライン32内の吸引圧Pの時間変化をもとに吸引ライン32の閉塞の有無を推定する。これにより、灌流吸引装置1は、吸引ライン32の閉塞が生じた場合に、供給手段11による灌流液LQPの供給流量Sを下げることにより、所定の眼内圧に保つことができる。
また、吸引ライン32に存在する流体としては、廃液LQWやシリコンオイルなどの液体や、空気などの気体が想定される。そして、吸引路推定手段51は、吸引ライン32における複数の流体(例えば、第1の流体と第2の流体)の混在の有無を推定するにあたって、上記のように吸引ライン32において液体と気体(例えば、廃液LQWと空気AIR)が混在した状態の他に、吸引ライン32において第1液体と第2液体(例えば、廃液LQWとシリコンオイル)が混在した状態、または、吸引ライン32において第1気体と第2気体が混在した状態のいずれに該当するかを推定することもできる。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本開示を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。
1 灌流吸引装置
11 供給手段
12 吸引手段
21 灌流瓶
22 加圧手段
23 灌流ライン
24 灌流供給口
31 吸引器具
32 吸引ライン
33 ベントバルブ
34 吸引圧センサ
35 吸引ポンプ
41 制御部
51 吸引路推定手段
52 流量制御手段
53 吸引流量推定手段
E 患者眼
LQP 灌流液
LQW 廃液
AIR 空気
P 吸引圧
Ap (吸引ポンプの)吸引流量
Ai (吸引器具の)吸引流量
Al (廃液の)吸引流量
Aa (空気の)吸引流量
S 供給流量

Claims (5)

  1. 患者眼の眼内へ灌流液を供給する供給手段と、吸引路を介して前記患者眼の眼内から流体を吸引する吸引手段と、を有する灌流吸引装置において、
    前記吸引路における第1流体と第2流体との混在を検出する検出手段と、
    前記検出手段による検出結果をもとに、前記供給手段による前記灌流液の供給流量、および、前記吸引手段による流体の吸引流量の少なくともいずれか1つを制御する流量制御手段と、を有すること、
    を特徴とする灌流吸引装置。
  2. 請求項1の灌流吸引装置において、
    前記検出手段は、前記吸引路内の吸引圧の時間変化をもとに、前記吸引路における第1流体と第2流体との混在を検出すること、
    を特徴とする灌流吸引装置。
  3. 請求項1または2の灌流吸引装置において、
    前記吸引路内の吸引圧の時間変化をもとに前記患者眼の眼内からの液体の吸引流量を推定する吸引流量推定手段を有し、
    前記流量制御手段は、前記検出手段により前記吸引路において液体と気体が混在した状態であって、前記患者眼の眼内から液体が吸引される一方で前記吸引手段に備わる吸引源が気体を吸引している状態に該当すると検出された場合に、前記患者眼の眼内への前記灌流液の供給流量を前記吸引流量推定手段により推定された前記患者眼の眼内からの液体の吸引流量に合わせるように前記供給手段を制御すること、
    を特徴とする灌流吸引装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つの灌流吸引装置において、
    前記検出手段は、前記吸引路内の吸引圧の大きさをもとに、前記吸引路における流体の種類を検出すること、
    を特徴とする灌流吸引装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つの灌流吸引装置において、
    前記検出手段は、前記吸引路内の吸引圧の時間変化をもとに、前記吸引路の閉塞の有無を検出すること、
    を特徴とする灌流吸引装置。
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