JP2018163798A - 動作検出装置及びヒューズ付開閉器 - Google Patents

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光博 北折
勉 古田
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勉 古田
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Abstract

【課題】誤差調整のための作業時間を抑制することのできる動作検出装置及び動作検出装置を有するヒューズ付開閉器を提供する。【解決手段】動作検出装置80は、開閉器の開閉を検出する。動作検出装置80は、取付部材81と、取付部材81に対して摺動する摺動部材82と、摺動部材82が当接すると信号を出力するリミットスイッチ83と、開閉器の開閉時に動作する操作ハンドル2と摺動部材82とを連結する連結リンク84とを備える。【選択図】図26

Description

本発明は、限流ヒューズの溶断又は前記開閉器の開閉を検出する動作検出装置及び動作検出装置を有するヒューズ付開閉器に関する。
ヒューズ付開閉器は、固定電極と、該固定電極と接触させることで通電する可動電極とを備えている。可動電極は、限流ヒューズに接続されるとともに、回動可能に支持されている。ヒューズ付開閉器は、可動電極を投入方向へ回動させることによって可動電極を固定電極に接触させ、可動電極を開放方向へ回動させることによって可動電極を固定電極から離間させる。これにより、ヒューズ付開閉器は、回路の開閉を行う(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のヒューズ付開閉器は、限流ヒューズの溶断表示片の突出動作を、連動機構を介して電気的信号に変換し、開閉器を開放させている。ヒューズ付開閉器は、溶断表示片の突出を受けて回動する動作片、動作片に回動可能に介装される各相可動丸棒、各相可動丸棒に回動可能に連結される連結板、各相の連結板が回動可能に連結され、ばねによって付勢されている全相可動丸棒を介して、限流ヒューズの溶断をリミットスイッチに伝達している。
実公昭59−30994号公報
ところで、上記特許文献1に記載のヒューズ付開閉器では、全相可動丸棒の回動によって全相可動丸棒の一端をリミットスイッチに係合させることでリミットスイッチを動作させている。このため、リミットスイッチに対する全相可動丸棒の位置調整が必要であり、誤差調整のための作業時間が必要である。なお、限流ヒューズの溶断を検出する動作検出装置に限らず、開閉器の回路の開閉を検出する動作検出装置においても同様の課題がある。また、ヒューズ付開閉器に対して後付け可能な動作検出装置においても同様の課題がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、誤差調整のための作業時間を抑制することのできる動作検出装置及び動作検出装置を有するヒューズ付開閉器を提供することにある。
上記課題を解決する動作検出装置は、限流ヒューズの溶断又は前記開閉器の開閉を検出する動作検出装置であって、取付部材と、前記取付部材に対して摺動する摺動部材と、前記摺動部材との接離に基づいて信号を出力するリミットスイッチと、前記限流ヒューズの溶断時又は前記開閉器の開閉時に動作する動作部材と前記摺動部材とを連結する連結リンクと、を備える。
上記構成によれば、限流ヒューズの溶断時又は開閉器の開閉時に動作部材が動作することで連結リンクを介して摺動部材が取付部材に対して摺動する。そして、摺動部材とリミットスイッチとの接離に基づいてリミットスイッチが信号を出力する。摺動部材は取付部材に対して摺動するため、摺動部材の動作が安定しており、動作検出装置の誤差調整のための作業時間を抑制することができる。
上記動作検出装置について、前記取付部材は、前記摺動部材の変位をガイドするガイド孔を有し、前記摺動部材は、前記ガイド孔に嵌合した状態で摺動する摺動部と、前記リミットスイッチと当接する傾斜面及び平坦面とを有し、前記リミットスイッチは、前記傾斜面及び前記平坦面の少なくとも一方に当接したときに信号を出力することが好ましい。
上記構成によれば、摺動部材が取付部材に対して安定して動作することができるとともに、摺動部材とリミットスイッチとの当接を確実に行うことができる。
上記動作検出装置について、前記摺動部材は、前記連結リンクが挿入され、摺動方向に沿って延びる溝を有することが好ましい。
上記構成によれば、連結リンクが摺動部材の溝に挿入されるため、連結リンクを設置するための空間を減らすことができる。
上記動作検出装置について、前記連結リンクは、前記限流ヒューズの溶断を検出する場合には、前記限流ヒューズが溶断したときに動作する開放リンクに連結されることが好ましい。
上記動作検出装置について、前記連結リンクは、前記開閉器の開閉を検出する場合には、前記開閉器の開閉を手動で操作する操作ハンドルに連結されることが好ましい。
上記課題を解決するヒューズ付開閉器は、上記動作検出装置を備える。
上記構成によれば、ヒューズ付開閉器に設けられた動作検出装置の誤差調整のための作業時間を抑制することができる。
本発明によれば、誤差調整のための作業時間を抑制することができる。
ヒューズ付開閉器の概略構成を示す右上から見た斜視図。 ヒューズ付開閉器の概略構成を示す正面図。 ヒューズ付開閉器の概略構成を示す下面図。 ヒューズ付開閉器の概略構成を示す右側面図。 ヒューズ付開閉器の概略構成を示す左側面図。 ヒューズ付開閉器の開閉機構の構成を示す下面図。 ヒューズ付開閉器の概略構成を示す左下から見た斜視図。 ヒューズ付開閉器の概略構成を示す背面図。 ヒューズ付開閉器の操作機構の構成を示す背面側斜視図。 ヒューズ付開閉器の操作機構の構成を示す背面側斜視図。 ヒューズ付開閉器の操作機構の構成を示す背面側斜視図。 ヒューズ付開閉器のヒューズ支持部の構成を示す右側面図。 ヒューズ付開閉器の開放状態における構成を示す左下から見た斜視図。 ヒューズ付開閉器のヒューズ支持部の下端部の構成を示す正面図。 ヒューズ付開閉器のヒューズ支持部の下端部の構成を示す右側面図。 ヒューズ付開閉器の固定電極及び可動電極の構成を示す左上から見た斜視図。 ヒューズ付開閉器の固定電極の構成を示す正面図。 ヒューズ付開閉器の固定電極及び電源側接続端子の構成を示す背面図。 ヒューズ付開閉器の固定電極収容部の構成を示す正面図。 ヒューズ付開閉器の固定電極固定部の構成を示す上面図。 ヒューズ付開閉器の消弧装置の構成を示す左上から見た斜視図。 ヒューズ付開閉器のラッチ機構の構成を示す正面図。 ヒューズ付開閉器のトリップ機構の構成を示す左上から見た斜視図。 ヒューズ付開閉器の動作検出装置の概略構成を示す正面図。 ヒューズ付開閉器の動作検出装置の概略構成を示す背面図。 ヒューズ付開閉器の投入状態における第1動作検出装置の構成を示す右上から見た斜視図。 ヒューズ付開閉器の開放状態における第1動作検出装置の構成を示す右上から見た斜視図。 ヒューズ付開閉器の投入状態における第2動作検出装置の構成を示す右上から見た斜視図。 ヒューズ付開閉器の開放状態における第2動作検出装置の構成を示す右上から見た斜視図。
以下の、図1〜図29を参照して、ヒューズ付開閉器の一実施形態について説明する。なお、以下では、「ヒューズ付開閉器」を「開閉器」と省略して記載する。
図1〜図3に示すように、開閉器1は、固定板102,103により図示しない配電盤内の垂直板等に取り付けられる。開閉器1は、図2に示す状態において、取付ベース101が左右方向に延出した状態で設けられる。開閉器1は、取付ベース101よりも上側に位置する固定電極34と、固定電極34に接離する可動電極20とを備えている。可動電極20は、可動電極20の中心線L1と固定電極34の中心線L2との位置が同一線上となるように設けられている(図2参照)。中心線L1は、可動電極20の左右方向の幅の中心を通る直線である。中心線L2は、固定電極34の左右方向の幅の中心を通る直線である。固定電極34と可動電極20とは、3相各相に対応して設けられている。各相の間及び両端には、絶縁バリヤ110が取付金具111を介して取付ベース101にそれぞれ設置されている。取付ベース101の右端には、可動電極20を操作する操作ハンドル2が設けられている。
図4及び図5に示すように、開閉器1は、断面コ字状に折り曲げ形成された取付ベース101を備えている。取付ベース101のコ字状は、上側に位置する第1側面部101Aと、第1側面部101Aと平行に設けられる第2側面部101Bと、第1側面部101Aと第2側面部101Bとを接続する第3側面部101Cとからなる。第3側面部101Cの表面は平面である。取付ベース101の左右両側には、一対の断面L字状の左側固定板102と右側固定板103とが固定されている(図3参照)。
取付ベース101の第3側面部101Cには、各相別に支持碍子10が固定されている。支持碍子10は、取付ベース101の第3側面部101Cに固定される基台部11と、固定電極34が取り付けられる固定電極支持部12と、限流ヒューズ及び可動電極20が取り付けられるヒューズ支持部13とが一体に形成されている。固定電極支持部12は、基台部11から上方に延出している。ヒューズ支持部13は、基台部11から下前方に延出する台支持部14と、上前方と下後方とに分岐して延出するヒューズ支持台15とを有している。ヒューズ支持台15の中央部16に台支持部14が連結されている。ヒューズ支持台15の下端部18は、ヒューズ支持台15の上端部17よりも取付ベース101側に位置している。ヒューズ支持台15の上端部17には、上部ヒューズ把持金具40が螺子43及び板状ナット44によって固定されている。ヒューズ支持台15の下端部18には、下部ヒューズ把持金具50が螺子53及び板状ナット54によって固定されている。上部ヒューズ把持金具40は、限流ヒューズの上部を把持する把持ホルダ41と、把持ホルダ41を押える押え金具42とを備える。下部ヒューズ把持金具50は、限流ヒューズの下部を把持する把持ホルダ51と、把持ホルダ51を押える押え金具52とを備える。下部ヒューズ把持金具50には、下外側方向に導出される負荷側接続端子55が接続されている。なお、上部ヒューズ把持金具40が上部ヒューズ把持部に相当する。下部ヒューズ把持金具50が下部ヒューズ把持部に相当する。
ヒューズ支持台15の上端には、被動レバー45の上端部が回動可能に支持されている。被動レバー45の下端には、欠相開放機構が設けられている。上部ヒューズ把持金具40と下部ヒューズ把持金具50との間には、図示しない限流ヒューズが接続される。限流ヒューズは、溶断時に表示部(図示略)が突出する溶断表示装置を備えている。溶断表示装置の表示部が突出すると、被動レバー45が回動され、欠相開放機構を介して各相の可動電極20を一斉に開放動作させる。
図2に示すように、ヒューズ支持部13の中心線L3は、可動電極20の中心線L1及び固定電極34の中心線L2と左右方向において位置がずれている。中心線L3は、ヒューズ支持部13の左右方向における幅の中心を通る直線である。
図7に示すように、支持碍子10の基台部11は、取付ベース101に固定される固定部11Aを有する。固定部11Aは、2組の板状ナット104と螺子105とによって取付ベース101の第3側面部101Cに固定される。固定部11Aの左右には、板状ナット104を側方から収容するナット収容部11Bがそれぞれ設けられている。板状ナット104は、ナット収容部11Bに収容されることで位置決め及び回り止めされる。螺子105は、取付ベース101の背面側から挿通されて板状ナット104に締結される。なお、図7は、開閉機構が見えるように端の絶縁バリヤ110を省略している。
図8に示すように、取付ベース101の背面、言い換えれば内側には、取付ベース101を補強する固定板106が取り付けられている。固定板106は、L字状に曲げられた金属板である。固定板106は、第2側面部101Bの内面と第3側面部101Cの内面に沿って取り付けられる(図10参照)。固定板106は、支持碍子10を取付ベース101に固定する螺子105によって支持碍子10と一緒に取付ベース101に固定される。固定板106は、押上棒30が挿通される切欠部106Aが設けられている。固定部11Aの取付ベース101と対向する面には、円柱状の突起11Cが2個設けられている。取付ベース101の第3側面部101Cには、突起11Cを嵌合させる貫通孔101Dが設けられている。固定板106には、突起11Cを嵌合させる貫通孔106Bが設けられている。支持碍子10の基台部11は、固定部11Aの突起11Cが第3側面部101Cの貫通孔101Dに嵌合することで位置決めされる。また、固定板106は、固定板106の貫通孔106Bに固定部11Aの突起11Cが嵌合することで位置決めされる。
図4及び図5に示すように、可動電極20は、1枚の板によってV字状に形成された1枚刃である。可動電極20の下端部20Aは、第1螺子21とナット21Aとによりヒューズ支持台15の突起部22に回動可能に支持されている(図6参照)。可動電極20は、固定電極34に接離可能に設けられている。可動電極20が固定電極34に接触している状態を回路の投入状態とし、可動電極20が固定電極34から離間している状態を回路の開放状態とする。なお、図4及び図5は、開閉機構が見えるように端の絶縁バリヤ110を省略している。
図6に示すように、ヒューズ支持台15の突起部22は、ヒューズ支持台15の左側面の中央に設けられている。突起部22には、突起部22を保護する軸受金具24と、上部ヒューズ把持金具40に接続される導電板27と、可動電極20とが第1螺子21とナット21Aとによって締結されている。なお、可動電極20は第1螺子21に対して回動可能である。
軸受金具24は、ヒューズ支持台15の中央部16を覆う断面コ字状の部材である。軸受金具24は、突起部22と可動電極20とに挟まれる第1側面部24Aと、ヒューズ支持部13の突起部22と反対側の側面と対向する第2側面部24Bと、第1側面部24Aと第2側面部24Bとを接続するとともに、ヒューズ支持部13に固定される固定部24Cとを有する。軸受金具24の第1側面部24A及び第2側面部24Bは、ヒューズ支持台15とともに第1螺子21が貫通している。軸受金具24の固定部24Cは、第1螺子21とは異なる2個の第2螺子25によってヒューズ支持台15の上面15Aに固定されている。
軸受金具24の固定部24Cには、可動電極20が固定電極34から離間する開放方向へ移動する際に可動電極20の移動範囲を規制する開放規制部24Dが設けられている。開放規制部24Dは、固定部24Cの左端から立設してから可動電極20の回動範囲に延出した板状部である。図13に示すように、開放規制部24Dは、可動電極20が開放されると、可動電極20の背面が当接する。
導電板27は、軸受金具24の第1側面部24Aと固定部24Cとに沿う断面L字状、且つヒューズ支持台15に沿って上部ヒューズ把持金具40まで延出する金属部材である。導電板27は、第1側面部24Aと可動電極20とに挟まれる挟持部27Aと、上部ヒューズ把持金具40に取り付けられる取付部27Bと、挟持部27Aと取付部27Bとを接続する接続部27Cとを有する。導電板27は、軸受金具24をヒューズ支持台15に固定した第2螺子25の2個のうち1個によってヒューズ支持台15に固定されている。なお、導電板27は、2個の第2螺子25によってヒューズ支持台15に固定してもよい。
導電板27の取付部27Bは、上部ヒューズ把持金具40の上面に取り付けられている。導電板27の取付部27Bの背面には、上部ヒューズ把持金具40と係止する突起27Dが2個設けられている。突起27Dは、取付部27Bの上部ヒューズ把持金具40側に突出して、上部ヒューズ把持金具40の下端部に係止する。取付部27Bの突起27Dが上部ヒューズ把持金具40の把持ホルダ41の下端部に係止することで、上部ヒューズ把持金具40に対して導電板27を上下方向において位置決めすることができる。
図12に示すように、第2螺子25は、板状ナット26によってヒューズ支持台15に締結されている。すなわち、ヒューズ支持台15には、板状ナット26を突起部22のない右側面から収容するナット収容部16Aが2個設けられている。板状ナット26は、ナット収容部16Aに収容されることで位置決め及び回り止めされる。よって、ヒューズ支持台15のナット収容部16Aに板状ナット26を収容してから軸受金具24を突起部22に装着することでナット収容部16Aの開口部が軸受金具24の第2側面部24Bに覆われて板状ナット26が閉じ込められる。
図6に示すように、突起部22には、ヒューズ支持台15の突起部22側から軸受金具24、導電板27、可動電極20の順に装着されている。そして、軸受金具24の第1側面部24Aと導電板27の挟持部27Aと可動電極20の下端部20Aとに第1螺子21を挿通して、軸受金具24の第1側面部24Aと導電板27の挟持部27Aと可動電極20の下端部20Aとをナット21Aによってヒューズ支持台15に締結する。
図7に示すように、可動電極20は、押上棒30によって動作される。押上棒30の一端は、可動電極20の中央部20Bに回動可能に軸着されている。押上棒30は、合成樹脂等の絶縁材からなる。取付ベース101には、押上棒30を貫通させる貫通孔101Eが設けられている。支持碍子10の基台部11には、取付ベース101の貫通孔101Eとほぼ一致する貫通孔11Dが設けられている。押上棒30は、基台部11の貫通孔11D及び取付ベース101の貫通孔101Eを貫通して設けられている。固定板106の切欠部106Aは、基台部11の貫通孔11D及び取付ベース101の貫通孔101Eに合わせて切欠き形成されている(図8参照)。なお、貫通孔11Dが貫通孔に相当する。
図8に示すように、左側固定板102と右側固定板103との間には、回動可能に操作軸31が架設されている。操作軸31は、取付ベース101の下側に位置している。操作軸31と押上棒30とは、押上棒連結リンク32を介して連結されている。押上棒連結リンク32は、各相に対して設けられている。押上棒連結リンク32の一端は、操作軸31に固定されている。押上棒連結リンク32の他端は、押上棒30の他端に回動可能に軸着されている。操作軸31の右端部31Aには、操作ハンドル2が固着されている。操作ハンドル2が操作されると、押上棒30を含むリンク機構を介して可動電極20が回動され、固定電極34と接離する。ここで、操作ハンドル2、操作軸31、押上棒30を含むリンク機構が操作機構として機能する。
図10に示すように、固定板106は、可動電極20が固定電極34から離間する開放方向へ押上棒30が移動する際に、押上棒連結リンク32の移動範囲を規制する操作規制部106Cを備えている。固定板106の第2側面部101Bの内側に位置する端部は、押上棒30が可動電極20を開放状態とする際に、押上棒連結リンク32が当接することで操作規制部106Cとして機能する。押上棒連結リンク32が操作規制部106Cに当接することで押上棒連結リンク32の移動が規制されて、可動電極20や押上棒30等の損傷を抑制することができる。
図14に示すように、下部ヒューズ把持金具50の押え金具52の下面には、ヒューズ支持台15の左右方向において挟むように2個の突起52Aが設けられている。突起52Aの間隔は、ヒューズ支持台15の左右方向における幅にほぼ一致している。下部ヒューズ把持金具50をヒューズ支持台15に取り付ける際に、突起52Aによってヒューズ支持台15の左右方向における下部ヒューズ把持金具50の位置決めを行うことができる。負荷側接続端子55の下面には、下部ヒューズ把持金具50の把持ホルダ51の下端に係止する2個の突起55Aが設けられている。負荷側接続端子55を下部ヒューズ把持金具50に取り付ける際に、突起55Aによって下部ヒューズ把持金具50の上下方向における負荷側接続端子55の位置決めを行うことができる。
図15に示すように、下部ヒューズ把持金具50及び負荷側接続端子55は、螺子53と板状ナット54とによってヒューズ支持台15の下端部18に固定されている。ヒューズ支持台15の下端部18には、板状ナット54を右側面から収容するナット収容部18Aが設けられている。板状ナット54は、ナット収容部18Aに収容されることで位置決め及び回り止めされる。
図16及び図17に示すように、固定電極支持部12の先端には、固定電極34を収容する固定電極収容部36が設けられている。固定電極収容部36は、有底筒状であるとともに、可動電極20が挿入される側に開口を有する。固定電極34には、電源側接続端子35が接続されている。なお、図16及び図17は説明のために消弧装置60を省略した図である。
図18に示すように、固定電極34と電源側接続端子35とは、リベットにより溶着されている。電源側接続端子35が溶着された固定電極34の下部には、リベットにより下凸部34Aが形成されている。また電源側接続端子35には、位置決め用の貫通孔35Aが設けられている。
図19に示すように、固定電極収容部36の内側の底部には、固定電極34の下凸部34Aを嵌合させる凹部36Aが設けられている。固定電極収容部36の両側面には、係止突起36Bが設けられている。
図20に示すように、固定電極収容部36の先端には、固定電極34を螺子38と板状ナット39とによって固定する固定電極固定部37が設けられている。固定電極固定部37の左端には、上下方向に延出する異相間耐圧壁37Bが設けられている。異相間耐圧壁37Bには、板状ナット39の落下を抑制する落下抑制部37Cが設けられている。落下抑制部37Cは、異相間耐圧壁37Bから固定電極固定部37と平行に延出している。板状ナット39は、固定電極固定部37と落下抑制部37Cとの間に設置されて、螺子38によって締結されている。
図19に示すように、固定電極固定部37には、電源側接続端子35の貫通孔35Aを嵌合させる突起部37Aが設けられている。固定電極34は、下凸部34Aが固定電極収容部36の凹部36Aに嵌合するとともに、電源側接続端子35の貫通孔35Aに突起部37Aが嵌合することで固定電極収容部36に対して上下方向及び左右方向において位置決めすることができる。なお、電源側接続端子35が固定電極固定部37に固定されることで、固定電極34が固定電極収容部36に設置される。
図21に示すように、固定電極収容部36には、可動電極20を固定電極34から開放させるときに発生するアークを消弧する消弧装置60が設けられている。消弧装置60は、アークとの接触により消弧ガスを発生する合成樹脂からなる。消弧装置60は、角筒状であって、固定電極収容部36の外周を覆う。消弧装置60は、固定電極収容部36に取り付けられる取付部61と、取付部61に連続して設けられ、アークを消弧する細隙部62と、可動電極20が挿入される開口部63とを有する。取付部61には、固定電極収容部36の係止突起36Bが係止する係止孔61Aを備えている。このように、固定電極収容部36を消弧装置60の取付部61が覆うことで密閉度が高くなっている。また、消弧ガスが発生して、消弧装置60の内圧が高くなり過ぎたときには、電源側接続端子35側から消弧ガスが排出される。
図1に示すように、左側固定板102と右側固定板103との間には、回動可能に欠相開放軸46が架設されている。
図10に示すように、欠相開放軸46は、取付ベース101の上側に位置している。欠相開放軸46と被動レバー45とは、欠相連結リンク47を介して連結されている。欠相連結リンク47は、各相に対して設けられている。欠相連結リンク47の中央は、欠相開放軸46に固定されている。欠相連結リンク47の一端は、被動レバー45の他端に回動可能に軸着されている。
図9に示すように、取付ベース101の第1側面部101Aには、欠相連結リンク47の移動範囲は規制する欠相用規制部101Fが設けられている。欠相用規制部101Fは、欠相連結リンク47の他端が貫通した状態で設置される四角孔である。
図22に示すように、開閉器1は、投入状態に保持するラッチ機構70を備えている。ラッチ機構70は、操作ハンドル2の係止部2Aに係合する係合リンク71を備えている。係合リンク71は、左右方向に延出する回転軸72によって回動可能である。係合リンク71は、係止部2Aに係合する係合部71Aと、係止部2Aと係合部71Aとの係合及び非係合を使用者が変更する操作部71Bと、欠相時に係止部2Aと係合部71Aとの係合を解除する解除部71Cとを備えている。係合リンク71は、操作ハンドル2を投入状態に位置させた状態で、操作部71Bを操作して、係合部71Aを係止部2Aに係合させる。
図23に示すように、開閉器1には、投入状態を解除して開放状態に変更するトリップ機構76を備えている。トリップ機構76は、操作軸31を開放方向に付勢する開放ばね77を備えている。右側固定板103には、開放ばね77を保持する保持部107が固定されている。操作軸31には、開放ばね77を係止する係止部33が固定されている。開放ばね77は、操作軸31の係止部33と保持部107とに懸架されている。
図22に示すように、トリップ機構76は、係合リンク71の係合を解除する開放リンク78を備えている。開放リンク78は、欠相開放軸46の右端部46Aに固着されている。欠相開放軸46の回動に伴い開放リンク78が回動して解除部71Cに当接することで、回転軸72を中心に係合リンク71を回動させて係合部71Aと係止部2Aとの係合が解除される。また、係合リンク71の操作部71Bを使用者が操作することで係止部2Aとの係合が解除される。係止部2Aとの係合が解除されると、開放ばね77の付勢力によって操作軸31が開放方向へ回動して開放状態に変更される。
図1に示すように、開閉器1は、開閉器1の開閉を検出する第1動作検出装置80と、限流ヒューズの溶断を検出する第2動作検出装置90とを備えている。第1動作検出装置80は、右側固定板103の下側に固定されている。第2動作検出装置90は、右側固定板103の上側に固定されている。
図24及び図25に示すように、第1動作検出装置80は、開閉器1に取り付ける取付部材81と、取付部材81に対して摺動する摺動部材82とを備えている。取付部材81は、螺子89によって右側固定板103に固定されている。取付部材81には、摺動部材82の変位をガイドするガイド孔81Aが形成されている。ガイド孔81Aは、上下方向に形成されている。取付部材81のガイド孔81Aの下端には、ガイド孔81Aの下端を塞ぐとともに、摺動部材82が当接するストッパ81Bが固定されている。
また、第1動作検出装置80は、摺動部材82が当接すると信号を出力するリミットスイッチ83と、開閉器1の開閉時に動作する操作ハンドル2と摺動部材82とを連結する連結リンク84とを備えている。摺動部材82とリミットスイッチ83と連結リンク84とは、操作ハンドル2の下方に位置している。連結リンク84の一端は、操作ハンドル2の長手方向のほぼ中央に回動可能に接続されている。連結リンク84の他端は、摺動部材82の左右方向の中央に形成された溝82Dに挿入されて回動可能に接続されている。溝82Dは、摺動方向に沿って延びている。なお、操作ハンドル2は開閉器1の開閉時に動作する動作部材に相当する。
第2動作検出装置90は、開閉器1に取り付ける取付部材91と、取付部材91に対して摺動する摺動部材92とを備えている。取付部材91は、螺子99によって右側固定板103に固定されている。取付部材91には、摺動部材92の変位をガイドするガイド孔91Aが形成されている。ガイド孔91Aは、上下方向に形成されている。取付部材91のガイド孔91Aの上端には、ガイド孔91Aの上端を塞ぐとともに、摺動部材92が当接するストッパ91Bが固定されている。
また、第2動作検出装置90は、摺動部材92が当接すると信号を出力するリミットスイッチ93と、限流ヒューズの溶断時に動作する開放リンク78と摺動部材92とを連結する連結リンク94とを備えている。摺動部材92とリミットスイッチ93と連結リンク94とは、開放リンク78の上方に位置している。連結リンク94の一端は、連結部材79に回動可能に接続されている。連結部材79は、開放リンク78に固着されている部材である。連結リンク94の他端は、摺動部材92の左右方向の中央に形成された溝92Dに挿入されて回動可能に接続されている。溝92Dは、摺動方向に沿って延びている。なお、開放リンク78は限流ヒューズの溶断時に動作する動作部材に相当する。
図26及び図27に示すように、摺動部材82は、ガイド孔81Aに嵌合した状態で摺動する摺動部82Aを有している。摺動部82Aには、ガイド孔81Aの縁部に嵌合する一対の溝が設けられている。リミットスイッチ83は、摺動部材82に当接する一対の接点83Aを有している。摺動部材82は、リミットスイッチ83の接点83Aと当接する傾斜面82Bと平坦面82Cとを有している。リミットスイッチ83は、接点83Aが傾斜面82Bに当接しない位置から傾斜面82Bに当接した後、傾斜面82Bの略中央までの間ではスイッチがオフになり、接点83Aが傾斜面82Bの略中央から平坦面82Cの位置ではスイッチがオンになる。リミットスイッチ83は、スイッチがオンの時に信号を出力する。なお、リミットスイッチ83は、接点83Aが傾斜面82Bに当接しない位置から傾斜面82Bに当接した後、傾斜面82Bの略中央までの間ではスイッチがオンになり、接点83Aが傾斜面82Bの略中央から平坦面82Cの位置ではスイッチがオフになるようにしてもよい。
図26は、操作ハンドル2が上方に回動された投入状態を示している。連結リンク84は操作ハンドル2によって上方に引っ張られているため、摺動部材82はガイド孔81Aの上端に位置している。リミットスイッチ83の接点83Aは、摺動部材82の平坦面82Cに当接している。リミットスイッチ83は、信号を出力する。なお、信号を出力する信号線は図示を省略している。
図27は、操作ハンドル2が下方に回動された開放状態を示している。連結リンク84は操作ハンドル2によって下方に押されているため、摺動部材82はガイド孔81Aの下方に位置している。リミットスイッチ83の接点83Aは、摺動部材82の傾斜面82B及び平坦面82Cに当接していない。リミットスイッチ83は、信号を出力しない。なお、信号を出力する信号線は図示を省略している。
図28及び図29に示すように、摺動部材92は、ガイド孔91Aに嵌合した状態で摺動する摺動部92Aを有している。摺動部92Aには、ガイド孔91Aの縁部に嵌合する一対の溝が設けられている。リミットスイッチ93は、摺動部材92に当接する一対の接点93Aを有している。摺動部材92は、リミットスイッチ93の接点93Aと当接する傾斜面92Bと平坦面92Cとを有している。リミットスイッチ93は、接点93Aが傾斜面92Bに当接しない位置から傾斜面92Bに当接した後、傾斜面92Bの略中央までの間ではスイッチがオフになり、接点93Aが傾斜面92Bの略中央から平坦面92Cの位置ではスイッチがオンになる。リミットスイッチ93は、スイッチがオンの時に信号を出力する。なお、リミットスイッチ93は、接点93Aが傾斜面92Bに当接しない位置から傾斜面92Bに当接した後、傾斜面92Bの略中央までの間ではスイッチがオンになり、接点93Aが傾斜面92Bの略中央から平坦面92Cの位置ではスイッチがオフになるようにしてもよい。
図28は、操作ハンドル2が上方に回動された投入状態を示している。投入状態では開放リンク78は下方に回動されている。連結リンク94は連結部材79によって下方に引っ張られているため、摺動部材92はガイド孔91Aの下端に位置している。リミットスイッチ93の接点93Aは、摺動部材92の傾斜面92B及び平坦面92Cに当接していない。リミットスイッチ93は、信号を出力しない。なお、信号を出力する信号線は図示を省略している。
図29は、操作ハンドル2が下方に回動された開放状態を示している。開放状態では、開放リンク78は上方に回動されている。連結リンク94は連結部材79によって上方に押されているため、摺動部材92はガイド孔91Aの上端に位置している。リミットスイッチ93の接点93Aは、摺動部材92の平坦面92Cに当接している。リミットスイッチ93は、信号を出力する。なお、信号を出力する信号線は図示を省略している。
次に、上記のように構成された開閉器1の動作について説明する。
図13に示すように、開閉器1の開放状態では、可動電極20が固定電極34から離間している。このとき、図27に示すように、第1動作検出装置80は、操作ハンドル2が下方へ回動されているため、連結リンク84を介して摺動部材82が下方に位置して、リミットスイッチ83の接点83Aが傾斜面82B及び平坦面82Cに当接していない状態となり、スイッチがオフとなっている。よって、リミットスイッチ83から信号が出力されていない。また、図29に示すように、第2動作検出装置90は、開放リンク78が開放しているため、連結部材79及び連結リンク94を介して摺動部材92が上方に位置して、リミットスイッチ93の接点93Aが平坦面92Cに当接した状態となり、スイッチがオンとなっている。よって、リミットスイッチ93から信号が出力されている。
そして、図13に示す開閉器1の開放状態において操作ハンドル2が投入方向へ操作されると、可動電極20が操作機構を介して第1螺子21を回動中心として固定電極34側へ回動し、可動電極20の先端部が消弧装置60の開口部63に向かって移動する。
図5に示すように、可動電極20が第1螺子21を回動軸として固定電極34側へ回動されると、可動電極20の先端部が開口部63から消弧装置60の細隙部62に進入する。その後、可動電極20は、第1螺子21を回動中心として固定電極34に向かって回動されて、可動電極20の先端部が固定電極34に接触して投入状態となる。そして、開放リンク78を操作ハンドル2に係合させて操作ハンドル2を固定する。このとき、図26に示すように、第1動作検出装置80は、操作ハンドル2が上方へ回動されているため、連結リンク84を介して摺動部材82が上方に位置して、リミットスイッチ83の接点83Aが平坦面82Cに当接した状態となり、スイッチがオンとなっている。よって、リミットスイッチ83から信号が出力されている。また、図28に示すように、第2動作検出装置90は、開放リンク78が閉じているため、連結部材79及び連結リンク94を介して摺動部材92が下方に位置して、リミットスイッチ93の接点93Aが傾斜面92B及び平坦面92Cに当接していない状態となり、スイッチがオフとなっている。よって、リミットスイッチ93から信号が出力されていない。
また、図5に示すように、開閉器1の投入状態では、可動電極20が固定電極34に接触している。そして、操作ハンドル2が開放方向へ操作されると、可動電極20が操作機構を介して第1螺子21を回動中心として固定電極34から離間する側へ回動し、可動電極20の先端部が固定電極34から離間する。また、投入状態において3相のいずれかの限流ヒューズが溶断すると、溶断表示装置の表示部が突出して被動レバー45が回動され、欠相開放機構を介して各相の可動電極20が一斉に固定電極34から離間する。このとき、図29に示すように、第2動作検出装置90は、開放リンク78が開放しているため、連結部材79及び連結リンク94を介して摺動部材92が上方に位置して、リミットスイッチ93の接点93Aが平坦面92Cに当接した状態となり、スイッチがオンとなっている。よって、リミットスイッチ93から信号が出力されている。
図13に示すように、離間した固定電極34と可動電極20の先端部との間には、アークが発生する。発生したアークは、消弧装置60の細隙部62において発生した消弧ガスによって消弧装置60内の内圧が高くなり消滅される。そして、可動電極20が消弧装置60からも離間して、開閉器1は開放状態となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)開閉器1の開閉時に操作ハンドル2が動作することで連結リンク84を介して摺動部材82が取付部材81に対して摺動する。そして、摺動部材82とリミットスイッチ83との接離に基づいてリミットスイッチ83が信号を出力する。摺動部材82は取付部材81に対して摺動するため、摺動部材82の動作が安定しており、第1動作検出装置80の誤差調整のための作業時間を抑制することができる。また、限流ヒューズの溶断時に開放リンク78が動作することで連結リンク94を介して摺動部材92が取付部材91に対して摺動する。そして、摺動部材92とリミットスイッチ93との接離に基づいてリミットスイッチ93が信号を出力する。摺動部材92は取付部材91に対して摺動するため、摺動部材92の動作が安定しており、第2動作検出装置90の誤差調整のための作業時間を抑制することができる。
(2)リミットスイッチ83(93)が傾斜面82B(92B)に当接した後に平坦面82C(92C)に当接したときに信号を出力する。このため、摺動部材82(92)が取付部材81(91)に対して安定して動作することができるとともに、摺動部材82(92)とリミットスイッチ83(93)との当接を確実に行うことができる。
(3)連結リンク84(94)が摺動部材82(92)の溝82D(92D)に挿入されるため、連結リンク84(94)を設置するための空間を減らすことができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態では、第1動作検出装置80及び第2動作検出装置90を開閉器1に予め備えたが、第1動作検出装置80及び第2動作検出装置90を開閉器1に必要に応じて後から取り付けてもよい。すなわち、第1動作検出装置80は、取付部材81を右側固定板103に固定し、リミットスイッチ83の信号線を接続し、連結リンク84を操作ハンドル2に連結すれば取り付けることができる。また、第2動作検出装置90は、取付部材91を右側固定板103に固定し、リミットスイッチ93の信号線を接続し、連結リンク94を開放リンク78に連結すれば取り付けることができる。
・上記実施形態では、連結リンク84が開閉器1の開閉を検出する場合に操作ハンドル2に連結したが、開閉器1の開閉に伴い動作する部材であれば他の部材でもよい。
・上記実施形態では、連結リンク94が限流ヒューズの溶断を検出する場合に限流ヒューズが溶断したときに動作する開放リンク78に連結したが、限流ヒューズの溶断に伴い動作する部材であれば他の部材でもよい。
・上記構成において、連結リンク84(94)が挿入され、摺動方向に沿って延びる溝82D(92D)を省略してもよい。
・上記構成において、摺動部材82(92)の変位をガイドするガイド孔81A(91A)を省略してもよい。
・上記構成において、摺動部材82(92)の摺動部82A(92A)を省略してもよい。
・上記構成において、リミットスイッチ83(93)と当接する摺動部材82(92)の部位は傾斜面82B(92B)及び平坦面82C(92C)に限らず、摺動部材82(92)の他の部位でもよく、また、摺動部材82(92)の形状を変更してもよい。
・上記構成において、リミットスイッチ83(93)と当接する摺動部材82(92)の傾斜面82B(92B)及び平坦面82C(92C)を省略してもよい。
・上記実施形態では、開閉器1の開閉を検出する第1動作検出装置80と、限流ヒューズの溶断を検出する第2動作検出装置90とを開閉器1に備えたが、必要に応じていずれか一方のみを開閉器1に備えてもよい。
1…開閉器、2…操作ハンドル、2A…係止部、10…支持碍子、11…基台部、11A…固定部、11B…ナット収容部、11C…突起、11D…貫通孔、12…固定電極支持部、13…ヒューズ支持部、14…台支持部、15…ヒューズ支持台、15A…上面、16…中央部、16A…ナット収容部、17…上端部、18…下端部、18A…ナット収容部、20…可動電極、20A…下端部、20B…中央部、21…第1螺子、21A…ナット、22…突起部、24…軸受金具、24A…第1側面部、24B…第2側面部、24C…固定部、24D…開放規制部、25…第2螺子、26…板状ナット、27…導電板、27A…挟持部、27B…取付部、27C…接続部、27D…突起、30…押上棒、31…操作軸、31A…右端部、32…押上棒連結リンク、33…係止部、34…固定電極、34A…下凸部、35…電源側接続端子、35A…貫通孔、36…固定電極収容部、36A…凹部、36B…係止突起、37…固定電極固定部、37A…突起部、37B…異相間耐圧壁、37C…落下抑制部、38…螺子、39…板状ナット、40…上部ヒューズ把持金具、41…把持ホルダ、42…押え金具、43…螺子、44…板状ナット、45…被動レバー、46…欠相開放軸、47…欠相連結リンク、50…下部ヒューズ把持金具、51…把持ホルダ、52…押え金具、52A…突起、53…螺子、54…板状ナット、55…負荷側接続端子、55A…突起、60…消弧装置、61…取付部、61A…係止孔、62…細隙部、63…開口部、70…ラッチ機構、71…係合リンク、71A…係合部、71B…操作部、71C…解除部、72…回転軸、76…トリップ機構、77…開放ばね、78…開放リンク、79…連結部材、80…第1動作検出装置、81…取付部材、81A…ガイド孔、81B…ストッパ、82…摺動部材、82A…摺動部、82B…傾斜面、82C…平坦面、82D…溝、83…リミットスイッチ、83A…接点、84…連結リンク、89…螺子、90…第2動作検出装置、91…取付部材、91A…ガイド孔、91B…ストッパ、92…摺動部材、92A…摺動部、92B…傾斜面、92C…平坦面、92D…溝、93…リミットスイッチ、93A…接点、94…連結リンク、99…螺子、101…取付ベース、101A…第1側面部、101B…第2側面部、101C…第3側面部、101D…貫通孔、101E…貫通孔、101F…欠相用規制部、102…左側固定板、103…右側固定板、104…板状ナット、105…螺子、106…固定板、106A…切欠部、106B…貫通孔、106C…操作規制部、107…保持部、110…絶縁バリヤ、111…取付金具、L1,L2,L3…中心線。

Claims (6)

  1. 限流ヒューズの溶断又は開閉器の開閉を検出する動作検出装置であって、
    取付部材と、
    前記取付部材に対して摺動する摺動部材と、
    前記摺動部材との接離に基づいて信号を出力するリミットスイッチと、
    前記限流ヒューズの溶断時又は前記開閉器の開閉時に動作する動作部材と前記摺動部材とを連結する連結リンクと、を備える
    動作検出装置。
  2. 前記取付部材は、前記摺動部材の変位をガイドするガイド孔を有し、
    前記摺動部材は、前記ガイド孔に嵌合した状態で摺動する摺動部と、前記リミットスイッチと当接する傾斜面及び平坦面とを有し、
    前記リミットスイッチは、前記傾斜面及び前記平坦面の少なくとも一方に当接したときに信号を出力する
    請求項1に記載の動作検出装置。
  3. 前記摺動部材は、前記連結リンクが挿入され、摺動方向に沿って延びる溝を有する
    請求項1又は2に記載の動作検出装置。
  4. 前記連結リンクは、前記限流ヒューズの溶断を検出する場合には、前記限流ヒューズが溶断したときに動作する開放リンクに連結される
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の動作検出装置。
  5. 前記連結リンクは、前記開閉器の開閉を検出する場合には、前記開閉器の開閉を手動で操作する操作ハンドルに連結される
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の動作検出装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の動作検出装置を備える
    ヒューズ付開閉器。
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