JP2018162067A - 園芸用結束機 - Google Patents

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Abstract

【課題】開口量の調整を容易かつ確実に行うことができ、調整後の開口量を一定に保つことができる園芸用結束機を提供する。【解決手段】被結束物を挿入するための開口部Cを備え、ハンドルを握り込み操作したときに、前記開口部Cが閉じて被結束物を結束するようにした園芸用結束機10であって、前記園芸用結束機10に着脱可能な規制部品41を備え、前記規制部品41を前記園芸用結束機10に取り付けたときに、前記規制部品41が干渉することで前記開口部Cの開口量が規制されるようにした。【選択図】図5

Description

この発明は、農作物栽培において誘引結束作業に使用する園芸用結束機に関する。
従来、農作物を栽培する際の誘引結束作業に園芸用結束機が用いられている。具体的には、例えば、胡瓜、葡萄、トマト等の農作物栽培において、植物の蔓や茎を支柱やネットなどに結束するために園芸用結束機が用いられている。
この種の園芸用結束機は、先端部からテープを引き出し可能なメインハンドルと、メインハンドルに対して回動可能なクリンチャアームと、を備えている。そして、園芸用結束機の操作ハンドルを軽く握り込むと、クリンチャアームがメインハンドルに対して閉じ方向に回動し、クリンチャアーム先端のテープ把持装置がメインハンドルの先端部から引き出されたテープを把持する。この状態でハンドルの握り込みを解除すると、クリンチャアームがメインハンドルに対して開き方向に回動し、テープが引き出される。テープを引き出してクリンチャアームとメインハンドルとの間にテープが張られた状態にしたら、この引き出したテープに農作物及び支柱を押し付けて、農作物及び支柱をクリンチャアームとメインハンドルとの間に挿入する。この状態で再びハンドルを握り込むと、クリンチャアームがメインハンドルに対して閉じ方向に回動し、テープループが形成される。さらにハンドルを握り込むと、テープループの両端がステープルにより綴じられるとともに、テープループの端部がカッターにより切断され、結束が完了する。
しかし、従来の園芸用結束機では、クリンチャアームの先端とメインハンドルの先端とで形成される開口の大きさが一定であるため、被結束物の結束径が小さい場合には、開口部が必要以上に大きく開いていることになる。よって、ハンドルを握り込む操作量が余分に必要になるので、作業効率が低下していた。そして、作業効率を低下させないためには、開口量の異なる複数の園芸用結束機を被結束物の結束径に応じて使い分ける必要があった。
こうした問題点を解決する方法として、特許文献1には、ネジによってアームの開度を調節可能にした構成が開示されている。
特開平6−183412号公報
しかしながら、特許文献1記載の構成は、ネジによって間口調整を行っているため、使用中の振動などによりネジが緩んでしまい、使用中に開口量が変化してしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、開口量の調整を容易かつ確実に行うことができ、調整後の開口量を一定に保つことができる園芸用結束機を提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
請求項1記載の発明は、被結束物を挿入するための開口部を備え、ハンドルを握り込み操作したときに、前記開口部が閉じて被結束物を結束するようにした園芸用結束機であって、前記園芸用結束機に着脱可能な規制部品を備え、前記規制部品を前記園芸用結束機に取り付けたときに、前記規制部品が干渉することで前記開口部の開口量が規制されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、前記規制部品は、前記園芸用結束機に対して挿抜可能な棒状部材であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の特徴点に加え、前記規制部品は、直径の異なる段付形状で形成されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、前記ハンドルに対して着脱可能なカバー材を備え、前記規制部品は、前記カバー材の内側で前記園芸用結束機に取り付けられ、前記カバー材によって着脱方向への移動が制限されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、前記規制部品の取り付け位置を複数設け、前記規制部品の取り付け位置によって前記開口部の開口量を調整可能としたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明は上記の通りであり、園芸用結束機に着脱可能な規制部品を備え、規制部品を園芸用結束機に取り付けたときに、規制部品が干渉することで開口部の開口量が規制される。このような構成によれば、規制部品を着脱するだけで開口量が調節できるので、開口量の調整を容易かつ確実に行うことができる。また、使用中の振動などにより開口量が変化することもないので、調整後の開口量を一定に保つことができる。
また、請求項2に記載の発明は上記の通りであり、規制部品は、園芸用結束機に対して挿抜可能な棒状部材である。このような構成によれば、既存の構造を大きく変化させることなく、安価な部品の追加だけで開口量の調整を行うことができる。
また、請求項3に記載の発明は上記の通りであり、前記規制部品は、直径の異なる段付形状で形成されるため、径の太さによって開口量の調整を行うことができる。
また、請求項4に記載の発明は上記の通りであり、ハンドルに対して着脱可能なカバー材を備え、規制部品は、カバー材の内側で園芸用結束機に取り付けられ、カバー材によって着脱方向への移動が制限される。このような構成によれば、取り付けた規制部品の脱落を防止するために新たな構造を必要としないので、安価に開口量の調整構造を設けることができる。
また、請求項5に記載の発明は上記の通りであり、規制部品の取り付け位置を複数設け、規制部品の取り付け位置によって開口部の開口量を調整可能とした。このような構成によれば、規制部品の取り付け位置を変更するだけで容易に開口量の調整を行うことができる。
園芸用結束機の側面図である。 カバー材の一部を省略した園芸用結束機の側面図であって、開口規制なしで開口した状態の図である。 カバー材の一部を省略した園芸用結束機の側面図であって、開口部を閉じた状態の図である。 カバー材の一部を省略した園芸用結束機の側面図であって、開口規制ありで開口した状態の図である。 (a)カバー材の一部を省略した園芸用結束機の斜視図、(b)A1部拡大図である。 規制部品の着脱を説明する図であって、(a)カバー材の一部を省略した園芸用結束機の斜視図、(b)A2部拡大図である。 変形例1に係る図であって、(a)カバー材の一部を省略した園芸用結束機の斜視図、(b)A3部拡大図である。 変形例2に係る図であって、(a)メインハンドルや操作ハンドルの一部を省略した園芸用結束機の斜視図、(b)A4部拡大図である。
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。
本実施形態に係る園芸用結束機10は、農作物栽培において誘引結束作業に使用されるものであり、図1〜3に示すように、直線的に形成された細長のメインハンドル11と、メインハンドル11に対して回動可能に取り付けられたクリンチャアーム30と、クリンチャアーム30に対して回動可能に取り付けられた操作ハンドル50と、を備えている。クリンチャアーム30は、図2に示すように、引張バネ25によって常時付勢されており、通常時においてはメインハンドル11に対して開いた状態となっている。このため、メインハンドル11の先端部11aとクリンチャアーム30の先端部30aとの間には、被結束物を挿入するための開口部Cが設けられている。この状態から操作ハンドル50とメインハンドル11とを握り込むことで、図3に示すように、クリンチャアーム30がメインハンドル11に対して閉じ方向に回動し、開口部Cが閉じられて被結束物が結束されるようになっている。
被結束物を結束するときには、まずハンドルを握り込んでクリンチャアーム30をメインハンドル11に対して閉じ方向に回動させる。これにより、クリンチャアーム30の先端部30aでテープを把持する把持動作が実行される。その後、ハンドルの握り込みを解除してクリンチャアーム30をメインハンドル11に対して開き方向に回動させると、テープを把持した状態でクリンチャアーム30の先端部30aとメインハンドル11の先端部11aとが互いに離れていき、クリンチャアーム30とメインハンドル11との間にテープが張られた状態となる。この状態で張られたテープの外側から苗木や枝などの被結束物を入れ込み、再びハンドルを握り込んでクリンチャアーム30をメインハンドル11に対して閉じ方向に回動させる。これにより、被結束物を結束するテープループの両端がステープルで結着され、テープが切断される。このように、1回目の握り込み動作では把持動作が実行され、2回目の握り込み動作では結束動作が実行される。そして、この把持動作と結束動作とを交互に実行することで、被結束物を結束可能となっている。なお、本実施形態においては、テープループの両端を結着する結着手段としてステープルを使用しているが、これに限らず、接着や溶着によってテープループの両端を結着するようにしてもよい。
メインハンドル11は、図1等に示すように、直線的に形成された棒状の部材であり、長手方向に沿ってテープやステープルを配置できるように形成されている。このメインハンドル11には、ステープルマガジン12、テープガイド16、テープマガジン20などが取り付けられている。
ステープルマガジン12は、ステープルを収容するための長尺部材である。このステープルマガジン12は、図1等に示すように、メインハンドル11の長手方向に沿って配置されており、内部にステープルを収容可能となっている。ステープルマガジン12には、コ字形に形成された複数のステープルを接着剤で接合したものが収容されている。ステープルマガジン12に収容されたステープルは、プッシャユニットによって先端方向へと押し付けられている。このステープルマガジン12は、後端側に設けられた軸を中心にメインハンドル11に対して揺動可能に取り付けられている。
上記したステープルマガジン12の先端下方には、先頭のステープルを打ち出すためのステープルドライバが配置されている。このステープルドライバは、ステープルマガジン12の先端付近に臨むようにメインハンドル11の先端部11aに固定されたプレートである。このステープルドライバは、ステープルを1つだけ打ち出せるようにステープルの幅とほぼ同じ幅で形成されている。クリンチャアーム30がメインハンドル11に対して完全に閉じた状態まで回動すると、ステープルマガジン12がステープルドライバの方向に押し付けられることにより、ステープルドライバがステープルマガジン12内に進入してステープルマガジン12内の先頭のステープルを打ち出すようになっている。打ち出されたステープルは、後述するクリンチャ33にクリンチされてテープを抱き込むように両脚が屈折し、これにより重ね合わせたテープの端部を結着するようになっている。
テープマガジン20は、被結束物を結束するテープを収容するためのものであり、図1等に示すように、メインハンドル11の後端部に連設されている。このテープマガジン20は、リール状に巻回されたテープを収容可能であり、テープを出し入れするために開閉可能な蓋を備えている。このテープマガジン20に収容されたテープは、メインハンドル11に沿って、メインハンドル11の先端部11aまで引き出される。メインハンドル11の先端部11aまで引き出されたテープは、後述するテープガイド16によって端部が保持される。
テープガイド16は、図5に示すように、メインハンドル11の先端部11aに配置されている。このテープガイド16に保持されたテープの先端は、クリンチャアーム30に臨むようになっている。このようにテープガイド16に保持されたテープの先端は、後述するクリンチャアーム30のテープ把持装置35によって把持されて必要量が引き出される。
クリンチャアーム30は、図1等に示すように、後端部付近に設けられた回転軸31によってメインハンドル11に対して回動可能に取り付けられた部材である。このクリンチャアーム30は、メインハンドル11との間にC字形の開口部Cを形成できるように、先端部30aの方向へ曲線的に延びるアーム部32を備えている。また、このクリンチャアーム30には、クリンチャ33やテープ把持装置35が取り付けられている。
クリンチャ33は、前述したステープルドライバの先端に対向するように、クリンチャアーム30の先端部30aに固定されている。ステープルドライバによってステープルが打ち出されたときに、打ち出されたステープルの両脚がクリンチャ33によってクリンチされて内側に折り曲げられるようになっている。クリンチャ33がステープルの両脚を内側に折り曲げることで、テープが綴じられて結着されるようになっている。
テープ把持装置35は、クリンチャアーム30の先端部30aに取り付けられ、メインハンドル11の先端部11aから引き出されたテープの端部を把持可能な装置である。このテープ把持装置35は、ハンドルが一定量まで握り込まれたときに作動して、テープガイド16に保持されたテープの端部を把持するように構成されている。
操作ハンドル50は、図2に示すように、園芸用結束機10の本体に固定された基部材51と、基部材51に着脱可能なカバー材55と、を備える。
基部材51は、メインハンドル11やクリンチャアーム30に直接作用する金属製の部品である。この基部材51は、図2及び図3に示すように、回動支点51aを軸に回動可能にクリンチャアーム30に取り付けられている。そしてこの回動支点51aから見て一方にメインハンドル11に係合するリンク部52を備えるとともに、回動支点51aから見て他方にレバー操作部55cを備える。
リンク部52は、メインハンドル11に係合して梃子の作用点となる部分である。このリンク部52の先端にはフック52cが形成されている。このフック52cは、メインハンドル11のローラ状係合部14に係合可能となっている。図2に示すように、このフック52cが最奥部でローラ状係合部14に係合することで、クリンチャアーム30がメインハンドル11に対して所定の角度で開いた状態が維持されるようになっている。すなわち、このフック52cが最奥部でローラ状係合部14に係合した状態が、開口部Cの最大開口状態である。
この状態から、操作ハンドル50とメインハンドル11とを握り締めると、図3に示すように、リンク部52の前面に形成された摺動面52aの上をローラ状係合部14が摺動する。このように摺動面52aがローラ状係合部14に沿って滑ることにより、クリンチャアーム30がメインハンドル11に対して閉じ方向に回動する。なお、ローラ状係合部14を係合させる摺動面52aは、ステープルを打ち出す際の操作荷重を低減するために傾斜が段階的に変化している。すなわち、把持動作を行うときの摺動面52aの傾斜よりも、結束動作を行うときの傾斜を大きくすることで、同じ操作荷重でも結束動作を行うときにより大きな力を得ることができるようにしている。このようにすることで、大きな力を必要とする結束動作であっても、軽い操作荷重で操作できるようにしている。このように摺動面52aの傾斜が変化するため、摺動面52aの傾斜が変化する部分には突部52bが形成されている。
カバー材55は、ハンドル(基部材51)に対して着脱可能な部材である。このカバー材55は、図1等に示すように、基部材51を覆うように取り付けられている。このカバー材55は、フックカバー部55aと、レバー操作部55cと、を備える。
フックカバー部55aは、上記したリンク部52などを覆う部位である。
また、レバー操作部55cは、操作ハンドル50を操作するときに作業者が握り込む部位である。このレバー操作部55cがメインハンドル11へと接近する方向へ握り込み操作されると、基部材51が回動支点51aを中心に回動し、リンク部52がメインハンドル11に作用することで、メインハンドル11とクリンチャアーム30とが互いに閉じ方向に回動するようになっている。
ところで、本実施形態に係る園芸用結束機10は、開口部Cの開口量を調節するための開口量調節手段40を備えている。開口量調節手段40によって開口部Cの開口量を調節することで、被結束物の結束径が小さい場合には、開口部Cの最大開口量を小さく設定することでハンドルを握り込む操作量が小さくなり、作業効率を向上させることができる。また、手の小さい作業者でも、開口部Cの最大開口量を小さく設定することでハンドルを握りやすくすることができる。この開口量調節手段40は、図4及び図5に示すように、園芸用結束機10に着脱可能な規制部品41を備える。
本実施形態に係る規制部品41は、図6に示すように、園芸用結束機10に対して挿抜可能な棒状部材である。この規制部品41は、図5に示すように、園芸用結束機10に取り付けたときに、操作ハンドル50に干渉して操作ハンドル50の移動を規制するようになっている。
具体的には、図5及び図6に示すように、メインハンドル11を構成する板金に規制部品41を取り付けるための取付孔42が設けられている。この取付孔42に規制部品41を挿入することで、規制部品41は、メインハンドル11に対して、ハンドルの回転軸31と平行に取り付けられる。園芸用結束機10に取り付けた規制部品41の両端は、取付孔42から突出する。一方、フック52cの先端には、取付孔42から突出した規制部品41の両端付近に係合する受部43が設けられている。この受部43は、規制部品41を安定して受けるように窪み形状となっている。
規制部品41を取り付けた状態で開口部Cを閉じ状態から開いていくと、図5(b)に示すように、フック52cとローラ状係合部14とが係合する前に、受部43と規制部品41とが係合し、それ以上は開口部Cが開かなくなる。このように、規制部品41が操作ハンドル50に干渉することで、開口部Cの開口量が規制されるようになっている。
規制部品41を取り外した場合には、図2に示すように、フック52cとローラ状係合部14とが係合するまで開口部Cが開くので、規制部品41を取り付けた場合と比較して開口部Cの開口量が大きくなる。言い換えると、規制部品41を取り付けることで、開口部Cの開口量を小さくすることができる。
なお、本実施形態に係る規制部品41は丸棒状であるので、取り付けが容易である反面、取付孔42に挿入しただけでは脱落してしまうおそれがある。このため、本実施形態においては、カバー材55の内側で規制部品41を園芸用結束機10に取り付けている。このようにすることで、カバー材55によって規制部品41の脱落が防止される。
本実施形態において規制部品41を取り付けるときには、操作ハンドル50を上方に持ち上げて、フック52cをローラ状係合部14から外し、クリンチャアーム30がメインハンドル11に対してフリーに回動できる状態とする。この状態でクリンチャアーム30をメインハンドル11に対して大きく回動させると、取付孔42が露出するので、規制部品41を取付孔42に挿入することができる。その後、フック52cをローラ状係合部14に引っ掛ければ、規制部品41の両端部がカバー材55に臨むことになる。これにより、規制部品41の軸方向への移動がカバー材55によって阻止されるので、規制部品41の脱落が防止される。
なお、これとは別に、カバー材55を操作ハンドル50から取り外し、カバー材55を取り外した状態で規制部品41を取付孔42に対して着脱できるようにしてもよい。
また、図5(b)に示すように、Eリングなどの留め具44で規制部品41を固定するようにしてもよい。このようにすれば、規制部品41の脱落を更に防止することができ、また、フック52cをローラ状係合部14から外したときや、カバー材55を取り外したときに、規制部品41が脱落しないので、組み付け性が向上する。
なお、上記した実施形態においては、メインハンドル11に対して規制部品41を取り付けるようにしたが、これに限らず、別の箇所に規制部品41を取り付けてもよい。
例えば、図7に示すように、クリンチャアーム30を構成する板金に規制部品41を取り付けるための取付孔42を設けてもよい。そして、この取付孔42に規制部品41を挿入して取り付けるようにしてもよい。そして、操作ハンドル50に、この規制部品41に係合する受部43を設けてもよい。この場合、規制部品41は、クリンチャアーム30に対して、ハンドルの回転軸31と平行に取り付けられる。また、規制部品41が操作ハンドル50の受部43に係合することで、開口部Cの開口量を規制することができる。
また、上記した実施形態においては、規制部品41に係合する受部43を操作ハンドル50に設けたが、これに限らず、別の箇所に受部43を取り付けてもよい。
例えば、図8に示すように、クリンチャアーム30に規制部品41に係合する受部43を設けてもよい。この図8に示す例では、円弧状の長孔で受部43を形成し、この長孔を貫通するようにメインハンドル11に対して規制部品41を取り付けるようにしている。このように、受部43の位置や形状は適宜設定可能である。
なお、上記した実施形態においては、開口量の調節を2段階にしているが、これに限らず、規制部品41の取り付け位置を複数設ければ、開口量の調節を3段階以上にすることも可能である。例えば、図6(b)に示すような取付孔42を、受部43の移動方向に沿って複数箇所に設けてもよい。このようにすれば、どの取付孔42に規制部品41を取り付けるかによって、開口部Cの開口量を複数段階で調節することができる。
また、規制部品41を取り替えることで、開口部Cの開口量を複数段階に調節できるようにしてもよい。具体的には、棒状部材の端部が細い段付ピンや、端部が太い段付ピンなどの複数の規制部品41を設け、どの規制部品41を取り付けるかによって、開口部Cの開口量を複数段階で調節できるようにしてもよい。
また、開口量の調整を無段階で調整可能としてもよい。例えば、棒状の規制部品41の端部に、受部43と係合するカム形状(規制部品41の軸に対して偏心した形状)の規制部を形成し、規制部材41を軸周りに回転させるようにすれば、開口部Cの開口量を無段階で調整可能な構造とすることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、園芸用結束機10に着脱可能な規制部品41を備え、規制部品41を園芸用結束機10に取り付けたときに、規制部品41が干渉することで開口部Cの開口量が規制される。このような構成によれば、規制部品41を着脱するだけで開口量が調節できるので、開口量の調整を容易かつ確実に行うことができる。また、使用中の振動などにより開口量が変化することもないので、調整後の開口量を一定に保つことができる。
また、規制部品41は、園芸用結束機10に対して挿抜可能な棒状部材である。このような構成によれば、既存の構造を大きく変化させることなく、安価な部品の追加だけで開口量の調整を行うことができる。
また、規制部品41を直径の異なる段付形状とすれば、径の太さによって開口量の調整を行うことができる。
また、ハンドルに対して着脱可能なカバー材55を備え、規制部品41は、カバー材55の内側で園芸用結束機10に取り付けられ、カバー材55によって着脱方向への移動が制限される。このような構成によれば、取り付けた規制部品41の脱落を防止するために新たな構造を必要としないので、安価に開口量の調整構造を設けることができる。
また、規制部品41の取り付け位置を複数設け、規制部品41の取り付け位置によって開口部Cの開口量を調整可能とした。このような構成によれば、規制部品41の取り付け位置を変更するだけで容易に開口量の調整を行うことができる。
10 園芸用結束機
11 メインハンドル
11a 先端部
12 ステープルマガジン
14 ローラ状係合部
16 テープガイド
20 テープマガジン
25 引張バネ
30 クリンチャアーム
30a 先端部
31 回転軸
32 アーム部
33 クリンチャ
35 テープ把持装置
40 開口量調節手段
41 規制部品
42 取付孔
43 受部
44 留め具
50 操作ハンドル
51 基部材
51a 回動支点
52 リンク部
52a 摺動面
52b 突部
52c フック
55 カバー材
55a フックカバー部
55c レバー操作部
C 開口部

Claims (5)

  1. 被結束物を挿入するための開口部を備え、ハンドルを握り込み操作したときに、前記開口部が閉じて被結束物を結束するようにした園芸用結束機であって、
    前記園芸用結束機に着脱可能な規制部品を備え、
    前記規制部品を前記園芸用結束機に取り付けたときに、前記規制部品が干渉することで前記開口部の開口量が規制されることを特徴とする、園芸用結束機。
  2. 前記規制部品は、前記園芸用結束機に対して挿抜可能な棒状部材であることを特徴とする、請求項1記載の園芸用結束機。
  3. 前記規制部品は、直径の異なる段付形状で形成されることを特徴とする、請求項2記載の園芸用結束機。
  4. 前記ハンドルに対して着脱可能なカバー材を備え、
    前記規制部品は、前記カバー材の内側で前記園芸用結束機に取り付けられ、前記カバー材によって着脱方向への移動が制限されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の園芸用結束機。
  5. 前記規制部品の取り付け位置を複数設け、前記規制部品の取り付け位置によって前記開口部の開口量を調整可能としたことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の園芸用結束機。
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