JP2018160900A - 複合機、スキャンサービス方法及びスキャンサービス用プログラム - Google Patents

複合機、スキャンサービス方法及びスキャンサービス用プログラム Download PDF

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Masahiro Okuyama
真寛 奥山
永井 隆文
Takafumi Nagai
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Abstract

【課題】スキャンした画像の電子ファイルを、情報漏洩のリスクを低減しつつ、簡単な操作でユーザに提供する。【解決手段】MFP10は、原稿画像をスキャンして画像データを入力し、入力した画像データを所定のデータ形式の電子ファイルに変換し、変換した電子ファイルにファイル名を付与し、ファイル名が付与された電子ファイルをサーバ20にアップロードし、アップロードした電子ファイルのファイル名およびサーバ20のアドレスを含むアクセス情報を印刷する。サーバ20は、MFP10からアップロードされた電子ファイルを記憶し、アクセス情報のファイル名を含む電子ファイルアクセス要求を携帯端末30から受け付け、受け付けた電子ファイルアクセス要求が有効か否かをファイル名に基づき判定し、電子ファイルアクセス要求が有効と判定した場合に、電子ファイルアクセス要求に応じた電子ファイルを携帯端末30に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、複合機、スキャンサービス方法及びスキャンサービス用プログラムに関し、より詳細には、原稿画像をスキャンした画像データを提供する複合機、スキャンサービス方法及びスキャンサービス用プログラムに関する。
従来、原稿画像(印刷物)を電子的な画像データとして利用する場合、原稿画像をスキャナで読み取って画像データ化し、その画像データを電子メールに添付して携帯端末等に送信する方法が一般的に行われている。しかしながら、このような方法では、電子メールアドレスを入力する際の単純な操作ミスにより、画像データが間違った電子メールアドレスに送信されてしまい情報漏洩につながる虞がある。
上記の問題に対して、例えば、特許文献1には、原稿をスキャナで読み取って電子ファイルを生成し、この電子ファイルにパスワードを付与した後に、パスワード付き電子ファイルをユーザが指定した電子メールアドレスに送信する技術が記載されている。例えば、ユーザ自身のPC(パーソナルコンピュータ)にパスワード付き電子ファイルを電子メールに添付して送信し、ユーザがPCにパスワードを入力することで電子ファイルの画像を閲覧等することができる。
特開2007−208914号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術のように、デジタル複合機(MFP)でスキャンした画像の電子ファイルを電子メールに添付して自身の携帯端末などに送信する方法では、ユーザがデジタル複合機に対して電子メールアドレスを設定するための入力操作を行う必要がある。このような電子メールアドレスの入力操作はデジタル複合機の操作に不慣れなユーザにとっては容易ではない。また、ユーザが自身の携帯端末の電子メールアドレスを覚えていないこともあり、この場合には電子メールアドレスを設定できないという問題がある。
また、コインベンダ式のデジタル複合機をコンビニエンスストアなどの店舗に設置して、上記のような電子ファイル送信を行うサービスが提供されている。このような場合にも、デジタル複合機の操作に不慣れなユーザが電子メールアドレスの入力操作に手間取り、順番待ちをしている他のユーザを長時間待たせてしまうという問題がある。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、スキャンした画像の電子ファイルを、情報漏洩のリスクを低減しつつ、簡単な操作でユーザに提供することができる複合機、スキャンサービス方法及びスキャンサービス用プログラムを提供することを目的とする。
本発明によれば、
サーバ装置とネットワークを介して接続された複合機であって、
原稿画像をスキャンして画像データを読取る画像読取部と、
前記画像読取部で読取られた画像データの前記サーバ装置への送信を制御し、前記送信された画像データのアクセス情報のユーザへの提示を制御する制御部と、を備え、
ユーザに対応したアクセス制限情報を前記画像データと共に前記サーバ装置に送信することを特徴とする複合機が提供される。
また、本発明によれば、
サーバ装置とネットワークを介して接続された複合機によるスキャンサービス方法であって、
原稿画像をスキャンして画像データを読取る画像読取ステップと、
前記画像読取ステップで読取られた画像データの前記サーバ装置への送信を制御し、前記送信された画像データのアクセス情報のユーザへの提示を制御する制御ステップと、を有し、
ユーザに対応したアクセス制限情報を前記画像データと共に前記サーバ装置に送信することを特徴とするスキャンサービス方法が提供される。
更に本発明によれば、コンピュータに上記のスキャンサービス方法を実行させるためのスキャンサービス用プログラムが提供される。
本発明によれば、画像形成装置によりスキャンサービスを提供する際に、電子メールアドレスの入力間違いに起因する情報漏洩のリスクを低減すると共に、電子ファイルの保存先(ユーザの携帯端末の電子メールアドレスなど)を指定する操作を不要にすることができる。そして、このように操作が簡単なため、画像形成装置が例えばコンビニエンスストア等の店舗に設置されている場合、順番待ちをしている他のユーザを長時間待たせてしまうことがない。
本発明の一実施形態に係るスキャンサービスシステムの構成例を示す図である。 本発明に係るMFPの構成例を示すブロック図である。 本発明に係るインターネットサーバの構成例を示すブロック図である MFPによる初期表示処理の一例を説明するためのフロー図である。 サービス選択画面の一例を示す図である。 図1のスキャンサービスシステムによるスキャンサービス方法の一例について説明するためのフロー図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明のスキャンサービスシステム、方法、およびプログラムの好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るスキャンサービスシステムの構成例を示す図である。図中、10は各店舗に設置される画像形成装置の一例であるデジタル複合機(以下、MFPという)、20はデータ保管センタに設置されるサーバ装置の一例であるインターネットサーバ、30はユーザが使用する通信端末の一例である携帯端末を示す。ここで、店舗とは、例えば、コンビニエンスストア、公共施設、貸しオフィス、大学、ホテル等の施設を総称したものである。本実施形態のスキャンサービスシステムは、1台以上のMFP10と、インターネットサーバ20とがネットワークLNを介して通信可能に接続されると共に、携帯端末30とインターネットサーバ20とがネットワークLNを介して通信可能に接続されている。なお、ユーザが使用する通信端末は、携帯電話機、スマートフォンなどの携帯端末として例示するが、携帯端末以外であってもよく、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)などであってもよい。
図1のシステム構成において、スキャンサービスを行う場合、ユーザは原稿を持って例えば店舗ABCに出向き、MFP10に原稿をセットし、MFP10のスキャン開始ボタンを操作する。これによりMFP10は、スキャンした画像を所定のデータ形式の電子ファイルに変換し、この電子ファイルをネットワークLNを介してインターネットサーバ20にアップロードすると共に、インターネットサーバ20にアクセスし電子ファイルを取得するために必要なアクセス情報を印刷する。また、インターネットサーバ20はMFP10からアップロードされた電子ファイルを保存する。ユーザはMFP10により印刷されたアクセス情報に基づき自分の携帯端末30からインターネットサーバ20にアクセスする。インターネットサーバ20は、携帯端末30からのアクセス要求に応じて、ユーザの電子ファイルを携帯端末30に送信する。このようにして、ユーザは簡単な操作で原稿をスキャンした画像データを得ることができる。
上記より、MFP10への電子メールアドレスの入力間違いに起因する情報漏洩のリスクを低減すると共に、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの記録媒体をセットする操作や、電子ファイルの保存先(ユーザの携帯端末の電子メールアドレスなど)を指定する操作を不要にすることができる。そして、このように操作が簡単なため、MFP10が例えばコンビニエンスストア等の店舗に設置されている場合、順番待ちをしている他のユーザを長時間待たせてしまうことがない。
図2は、本発明に係るMFP10の構成例を示すブロック図である。図2(A)はMFP10の要部構成を示し、図2(B)は制御部の構成を示す。MFP10は、コンビニエンスストアなどの各店舗に設置されており、スキャナ機能、プリント機能、コピー機能、ファクシミリ機能などを備え、ユーザが図示しないコインベンダから料金を投入することで、ユーザに対し所望のサービス(スキャンサービス、プリントサービス、コピーサービス、ファクシミリサービスなど)を提供することができる。
図2(A)に示すように、MFP10は、CPU(Central Processing Unit)11a、ROM(Read Only Memory)11b、およびRAM(Random Access Memory)11cからなる制御部11と、処理プログラムや処理に必要なデータ等が記憶されている記憶部12と、タッチパネルを一体的に設けた表示部13aおよび操作キー群で構成された操作部13bからなる操作パネル13と、ネットワークLNに接続しインターネットサーバ20との間で通信を行う通信部14と、原稿17をスキャンして画像データを入力する画像読取部15と、画像データを印刷して印刷物18として出力する印刷部16とを備える。
画像読取部15は、原稿17に光を照射し、反射してくる光をCCD(Charge Coupled Device)で読み取り、画像データに変換するスキャナ装置である。また、印刷部16は、
例えば、電子写真方式のプリンタ装置であって、画像データをトナー画像として記録紙に印刷する。
また、制御部11は、図2(B)に示すように、電子ファイル変換部111、ファイル名付与部112、電子ファイルアップロード部113、およびアクセス情報印刷指示部114として機能するが、これら各部はスキャンサービス処理プログラムの一部として記憶部12に記憶されている。そして、スキャンサービスの実行時にCPU11aがこのスキャンサービス処理プログラムを記憶部12からRAM11cに読み出して、RAM11c上でスキャンサービス処理プログラムが実行される。
図3は、本発明に係るインターネットサーバ20の構成例を示すブロック図である。図3(A)はインターネットサーバ20の要部構成を示し、図3(B)は制御部の構成を示す。インターネットサーバ20は、データ保管センタに設置されており、汎用的なコンピュータとして構成され、各店舗のMFP10から送信されてくる電子ファイルを保存するファイリングサーバとしての機能を備える。
図3(A)に示すように、インターネットサーバ20は、CPU21a、ROM21b、およびRAM21cからなる制御部21と、処理プログラムや処理に必要なデータ等が記憶されている記憶部22と、電子ファイルを保存する電子ファイル記憶部23と、キーボードなどの操作部24と、液晶ディスプレイなどの表示部25と、ネットワークLNに接続しMFP10との間で通信を行う通信部26とを備える。
また、制御部21は、図3(B)に示すように、電子ファイルアクセス要求受付部211、電子ファイルアクセス要求判定部212、および電子ファイル送信部213として機能するが、これら各部はスキャンサービス処理プログラムの一部として記憶部22に記憶されている。そして、スキャンサービスの実行時にCPU21aがこのスキャンサービス処理プログラムを記憶部22からRAM21cに読み出して、RAM21c上でスキャンサービス処理プログラムが実行される。
ここで、上述のスキャンサービス処理プログラムは、MFP10にインストールされるクライアント側プログラムと、インターネットサーバ20にインストールされるサーバ側プログラムに分散されている。すなわち、クライアント側プログラムは、電子ファイル変換部111、ファイル名付与部112、電子ファイルアップロード部113、およびアクセス情報印刷指示部114として機能し、サーバ側プログラムは、電子ファイルアクセス要求受付部211、電子ファイルアクセス要求判定部212、および電子ファイル送信部213として機能する。
本発明の主たる目的は、スキャンした画像の電子ファイルを、情報漏洩のリスクを低減しつつ、簡単な操作でユーザに提供することにある。このための構成として、MFP10は、図1,図2に示すように、原稿17をスキャンして画像データを入力する画像読取部15と、入力した画像データを所定のデータ形式の電子ファイルに変換する電子ファイル変換部111と、変換した電子ファイルにファイル名を付与するファイル名付与部112と、ファイル名が付与された電子ファイルをインターネットサーバ20にアップロードする電子ファイルアップロード部113と、アップロードした電子ファイルのファイル名およびインターネットサーバ20のアドレスを含むアクセス情報を印刷した印刷物18を出力するアクセス情報印刷部とを備える。なお、アクセス情報印刷部は、アクセス情報印刷指示部114と印刷部16とにより実現される。
上記において、電子ファイル変換部111は、画像読取部15で読み取った画像データを、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group),PNG(Portable Network Graphics),PDF(Portable Document Format)などの所定のデータ形式の電子ファイル
に変換する。ファイル名付与部112は、電子ファイル変換部111で変換された電子ファイルに固有のファイル名を付与する。このファイル名は個々に識別可能であれば特に限定されるものではないが、例えば、店舗ABCのMFP10であれば、スキャンサービスを受け付けた順に、「ABC001」、「ABC002」、・・・などとすればよい。
電子ファイルアップロード部113は、ファイル名付与部112でファイル名が付与された電子ファイルをインターネットサーバ20に通信部14を介してアップロードする。つまり、電子ファイルがそのファイル名と共にインターネットサーバ20にアップロードされる。また、アクセス情報印刷指示部114は、インターネットサーバ20にアクセスし電子ファイルを取得するために必要なアクセス情報を印刷するように印刷部16に指示し、印刷部16は、この印刷指示に応じて、アクセス情報を印刷した印刷物18を出力する。アクセス情報は、電子ファイルのファイル名と、インターネットサーバ20のアドレス(例えば、URL(Uniform Resource Locator)、電子メールアドレスなど)とを含むものである。なお、このアクセス情報を印刷する際に、ユーザが原稿画像の内容を把握できるように、例えば、原稿画像のサムネイル画像や、原稿画像の一部を印刷するようにしてもよい。
そして、ユーザは、印刷物18に示されたアクセス情報(電子ファイル名およびインターネットサーバ20のアドレス)を携帯端末30に入力することにより、携帯端末30からインターネットサーバ20にアクセスすることができる。なお、携帯端末30へのアクセス情報の入力を簡単にするために、アクセス情報を構成する電子ファイル名およびインターネットサーバ20のアドレスを例えばQRコード(登録商標)に変換し、このQRコードを印刷した印刷物18を出力するようにしてもよい。この場合、ユーザは携帯端末30によって印刷物18のQRコードを読み取るだけで、電子ファイルへのアクセス情報を簡単に入力することができる。このようにして、携帯端末30に入力されたアクセス情報に基づき、携帯端末30からインターネットサーバ20に対して、電子ファイル名を含む電子ファイルアクセス要求が送信される。
次に、インターネットサーバ20の構成について図3に基づいて説明する。インターネットサーバ20は、MFP10からアップロードされた電子ファイルを記憶する電子ファイル記憶部23と、アクセス情報のファイル名を含む電子ファイルアクセス要求を携帯端末30から通信部26を介して受け付ける電子ファイルアクセス要求受付部211と、受け付けた電子ファイルアクセス要求が有効か否かをファイル名に基づき判定する電子ファイルアクセス要求判定部212と、電子ファイルアクセス要求が有効と判定した場合に、電子ファイルアクセス要求に応じた電子ファイルを電子ファイル記憶部23から抽出し、抽出した電子ファイルを携帯端末30に通信部26を介して送信する電子ファイル送信部213とを備える。
上記において、電子ファイルアクセス要求判定部212は、MFP10からアップロードされた電子ファイルのファイル名と、電子ファイルアクセス要求受付部211で受け付けた電子ファイルアクセス要求に含まれるファイル名とを照合し、両者が一致した場合、受け付けた電子ファイルアクセス要求を有効と判定する。
ここで、スキャンサービスを利用したあるユーザが印刷物18をどこかに置き忘れるなどした場合、第三者によって印刷物18のアクセス情報を知られてしまう虞がある。このような場合、第三者が自分の携帯端末からインターネットサーバ20にアクセスし、ユーザの電子ファイルを不正に取得できてしまうという問題が起こり得る。
そこで、MFP10のファイル名付与部112は、電子ファイル変換部111により変換された電子ファイルに、電子ファイルのファイル名に加え、さらに、電子ファイルへのアクセスを制限するアクセス制限情報を付与するようにしてもよい。このアクセス制限情報としては、例えば、暗証番号や、スキャンした日時、あるいは、MFP10の識別番号など、ユーザしか知りえない情報が設定される。具体的には、MFP10は、操作パネル13を介してユーザからのアクセス制限情報の設定を受け付ける。そして、電子ファイルアップロード部113は、電子ファイルと共に、そのファイル名およびアクセス制限情報をインターネットサーバ20にアップロードする。
インターネットサーバ20は、任意の携帯端末から電子ファイルアクセス要求を受け付けた際に、対応する電子ファイルにアクセス制限情報が設定されている場合、携帯端末に対して、アクセス制限情報の入力を要求する。例えば、暗証番号の入力を要求する。電子ファイルの正規のユーザであれば、携帯端末から正しい暗証番号を入力できるが、そうでない非正規の第三者は暗証番号を知らないため、正しく入力できない。インターネットサーバ20は、暗証番号が一致しない場合には、受け付けた電子ファイルアクセス要求を無効と判定し、携帯端末に電子ファイルを送信しない。これにより、正規ユーザ以外の第三者が電子ファイルを不正に取得することを防止することができる。
また、アクセス制限情報として、電子ファイルへのアクセス可能期間またはアクセス可能回数を含むようにしてもよい。この場合も、上記と同様に、MFP10は、操作パネル13を介してユーザからのアクセス制限情報の設定を受け付ける。アクセス可能期間であれば、例えば、原稿のスキャンから5分以内、また、アクセス可能回数であれば、例えば、1回というようにユーザにより設定することができる。そして、電子ファイルアップロード部113は、設定されたアクセス可能期間またはアクセス可能回数を、電子ファイルと共にインターネットサーバ20にアップロードする。
インターネットサーバ20は、アクセス可能期間として、原稿のスキャンから5分以内が設定されている場合、原稿のスキャンから5分を超えて受け付けた電子ファイルアクセス要求は全て無効と判定する。また、アクセス可能回数として、1回が設定されている場合、2回目以降に受け付けた電子ファイルアクセス要求は全て無効と判定する。このようなアクセス制限を行うことで、情報漏洩のリスクをさらに低減することが可能となる。
図4は、MFP10による初期表示処理の一例を説明するためのフロー図である。MFP10に電源が投入されると、初期表示処理が実行される(ステップS1)。この初期表示処理は、MFP10の表示部13aに図5に例示したようなサービス選択画面を表示し、ユーザの希望するサービスの選択指示を促す。
図5のサービス選択画面40には、コピーサービス41、プリントサービス42、スキャンサービス43、ファクシミリサービス44等の選択ボタンが表示され、ユーザは、所望の選択ボタンをタッチすることにより、自分の希望するサービスを選択指示する。
次に、サービス選択画面40からスキャンサービス43が選択されたか否かを判定し(ステップS2)、スキャンサービス43が選択されたと判定した場合(YESの場合)、スキャンサービス処理が実行され(ステップS3)、スキャンサービス処理の実行後、ステップS1の初期表示処理に戻る。また、ステップS2において、スキャンサービス43が選択されていないと判定した場合(NOの場合)、他のサービス処理が実行され(ステップS4)、他のサービス処理の実行後、ステップS1の初期表示処理に戻る。
図6は、図1のスキャンサービスシステムによるスキャンサービス方法の一例について説明するためのフロー図である。まず、MFP10は、表示部13aに図5のサービス選択画面40を表示した状態で、ユーザによってスキャンサービス43が選択されたか否かを判定する(ステップS11)。ユーザによってスキャンサービス43が選択されたと判定した場合(YESの場合)、コインベンダ(図示せず)に料金(例えば、10円/枚とし、10円以上の料金)が投入されたか否かを判定する(ステップS12)。また、ステップS11において、ユーザによってスキャンサービス43が選択されていないと判定した場合(NOの場合)、ステップS11で待機状態に移行する。なお、スキャンサービス43以外の他のサービスが選択された場合には、選択された他のサービスの処理を実行する。
MFP10は、ステップS12において、コインベンダに料金が投入されたと判定した場合(YESの場合)、原稿をスキャナにセットし、スキャン開始ボタンを押下するよう促すメッセージを表示部13aに表示する(ステップS13)。例えば、「原稿をスキャナにセットし、スキャン開始ボタンを押下して下さい。」というメッセージを表示する。また、ステップS12において、コインベンダに料金が投入されていないと判定した場合(NOの場合)、ステップS11に戻り処理を繰り返す。
次に、MFP10は、ユーザによってスキャン開始ボタンが押下されたか否かを判定し(ステップS14)、スキャン開始ボタンが押下されたと判定した場合(YESの場合)、原稿画像をスキャンして画像データを入力する(ステップS15)。また、スキャン開始ボタンが押下されていないと判定した場合(NOの場合)、ステップS13に戻り処理を繰り返す。
次に、MFP10は、ステップS15で入力した画像データを所定のデータ形式(PDF形式など)の電子ファイルに変換し(ステップS16)、変換した電子ファイルにファイル名を付与する(ステップS17)。そして、MFP10は、ファイル名の付与された電子ファイルをインターネットサーバ20にアップロードし(ステップS18)、電子ファイルのファイル名およびインターネットサーバ20のアドレス(URL)を含むアクセス情報を印刷する(ステップS19)。
インターネットサーバ20は、MFP10からアップロードされた電子ファイルを記憶する(ステップS20)。また、ユーザは、ステップS19で印刷されたアクセス情報に基づいて、自分の携帯端末30からインターネットサーバ20に、ファイル名を含む電子ファイルアクセス要求を送信する(ステップS21)。
次に、インターネットサーバ20は、携帯端末30から電子ファイルアクセス要求を受信したか否かを判定し(ステップS22)、電子ファイルアクセス要求を受信したと判定した場合(YESの場合)、受信した電子ファイルアクセス要求が有効か否かをファイル名に基づき判定する(ステップS23)。具体的には、MFP10からアップロードされた電子ファイルのファイル名と、携帯端末30からの電子ファイルアクセス要求に含まれるファイル名とを照合し、両者が一致した場合、受け付けた電子ファイルアクセス要求を有効と判定する。
インターネットサーバ20は、ステップS23において、携帯端末30からの電子ファイルアクセス要求が有効と判定した場合(YESの場合)、電子ファイルアクセス要求に対応する電子ファイルを携帯端末30に送信する(ステップS24)。また、ステップS23において、携帯端末30からの電子ファイルアクセス要求が有効でないと判定した場合(NOの場合)、ステップS22に戻り処理を繰り返す。なお、前述したように、電子ファイルにアクセス制限情報が設定されている場合には、電子ファイルのファイル名の一致/不一致の判定に加え、アクセス制限情報についての判定が行われる。
上記のアクセス制限情報として、例えば、暗証番号や、スキャンした日時、あるいは、MFP10の識別番号などが設定されている場合には、インターネットサーバ20は、携帯端末30に対して、アクセス制限情報の入力を要求する。具体的には、暗証番号が設定されていれば、暗証番号の入力を要求する。そして、インターネットサーバ20は、電子ファイル名および暗証番号が一致すると判定した場合は、携帯端末30からの電子ファイルアクセス要求を有効と判定し、携帯端末30に電子ファイルを送信する。また、電子ファイル名が一致しても暗証番号が一致しないと判定した場合には、携帯端末30からの電子ファイルアクセス要求を無効と判定し、携帯端末30に電子ファイルを送信しない。
また、アクセス制限情報として、電子ファイルへのアクセス可能期間またはアクセス可能回数を設定するようにしてもよい。アクセス可能期間として、例えば、原稿のスキャンから5分以内が設定されている場合、原稿のスキャンから5分を超えて受け付けた電子ファイルアクセス要求は全て無効と判定する。また、アクセス可能回数として、例えば、1回が設定されている場合、2回目以降に受け付けた電子ファイルアクセス要求は全て無効と判定する。
上記において、インターネットサーバ20は、電子ファイル名が一致し、且つ、原稿のスキャンから5分以内のアクセスまたは1回目のアクセスと判定した場合には、携帯端末30からの電子ファイルアクセス要求を有効と判定し、携帯端末30に電子ファイルを送信する。また、電子ファイル名が一致し、且つ、原稿のスキャンから5分経過後のアクセスまたは2回目以降のアクセスと判定した場合には、携帯端末30からの電子ファイルアクセス要求を無効と判定し、携帯端末30に電子ファイルを送信しない。
そして、携帯端末30は、インターネットサーバ20から電子ファイルを受信したか否かを判定し(ステップS25)、インターネットサーバ20から電子ファイルを受信したと判定した場合(YESの場合)、処理を終了する。また、ステップS25において、インターネットサーバ20から電子ファイルを受信しないと判定した場合(NOの場合)、ステップS25で電子ファイルの受信待ち状態に移行する。
本発明によるスキャンサービス方法としての機能をコンピュータに実行させるためのプログラム(スキャンサービス処理プログラム)を記録した記録媒体の実施形態について説明する。記録媒体としては、具体的には、CD−ROM(−R/−RW)、光磁気ディスク、HD(ハードディスク)、DVD−ROM(−R/−RW/−RAM)、FD(フレキシブルディスク)、フラッシュメモリ、メモリカードや、メモリスティック及びその他各種ROMやRAM等が想定でき、これら記録媒体に上述した本発明のスキャンサービス方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録して流通させることにより、当該方法の実現を容易にする。そしてコンピュータ等の情報処理装置に上記のごとくの記録媒体を装着して情報処理装置によりプログラムを読み出すか、若しくは情報処理装置が備えている記憶媒体に当該プログラムを記憶させておき、必要に応じて読み出すことにより、本発明によるスキャンサービス方法を実行することができる。
10…画像形成装置(MFP)、11,21…制御部、11a,21a…CPU、11b,21b…ROM、11c,21c…RAM、12,22…記憶部、13…操作パネル、13a,25…表示部、13b,24…操作部、14,26…通信部、15…画像読取部、16…印刷部、17…原稿、18…印刷物、20…サーバ装置(インターネットサーバ)、23…電子ファイル記憶部、30…個人通信端末(携帯端末)、40…サービス選択画面、41…コピーサービス、42…プリントサービス、43…スキャンサービス、44…ファクシミリサービス、111…電子ファイル変換部、112…ファイル名付与部、113…電子ファイルアップロード部、114…アクセス情報印刷指示部、211…電子ファイルアクセス要求受付部、212…電子ファイルアクセス要求判定部、213…電子ファイル送信部。

Claims (10)

  1. サーバ装置とネットワークを介して接続された複合機であって、
    原稿画像をスキャンして画像データを読取る画像読取部と、
    前記画像読取部で読取られた画像データの前記サーバ装置への送信を制御し、前記送信された画像データのアクセス情報のユーザへの提示を制御する制御部と、を備え、
    ユーザに対応したアクセス制限情報を前記画像データと共に前記サーバ装置に送信することを特徴とする複合機。
  2. 請求項1に記載の複合機であって、
    前記アクセス情報は複合機により印刷されることを特徴とする複合機。
  3. 請求項1又は2に記載の複合機であって、
    前記ユーザに対応したアクセス制限情報とは、ユーザにより複合機の操作パネルを介して入力されたアクセス制限情報であることを特徴とする複合機。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の複合機であって、
    前記アクセス制限情報は複合機により印刷されないものであることを特徴とする複合機。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の複合機であって、印刷される前記アクセス情報は、QRコード(登録商標)に変換された情報を含むことを特徴とする複合機。
  6. サーバ装置とネットワークを介して接続された複合機によるスキャンサービス方法であって、
    原稿画像をスキャンして画像データを読取る画像読取ステップと、
    前記画像読取ステップで読取られた画像データの前記サーバ装置への送信を制御し、前記送信された画像データのアクセス情報のユーザへの提示を制御する制御ステップと、を有し、
    ユーザに対応したアクセス制限情報を前記画像データと共に前記サーバ装置に送信することを特徴とするスキャンサービス方法。
  7. 請求項6に記載のスキャンサービス方法であって、
    前記ユーザに対応したアクセス制限情報とは、ユーザにより複合機の操作パネルを介して入力されたアクセス制限情報であることを特徴とするスキャンサービス方法。
  8. 請求項6又は7に記載のスキャンサービス方法であって、
    前記アクセス制限情報は、複合機により印刷されないものであることを特徴とするスキャンサービス方法。
  9. 請求項6乃至8の何れか1項に記載の複合機において、印刷される前記アクセス情報は、QRコード(登録商標)に変換された情報を含むことを特徴とするスキャンサービス方法。
  10. コンピュータに請求項6乃至9の何れか1項に記載のスキャンサービス方法を実行させるためのスキャンサービス用プログラム。
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