JP2018160870A - 車載通信システム、入出力装置 - Google Patents

車載通信システム、入出力装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018160870A
JP2018160870A JP2017058375A JP2017058375A JP2018160870A JP 2018160870 A JP2018160870 A JP 2018160870A JP 2017058375 A JP2017058375 A JP 2017058375A JP 2017058375 A JP2017058375 A JP 2017058375A JP 2018160870 A JP2018160870 A JP 2018160870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
input
signal
output
ecu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017058375A
Other languages
English (en)
Inventor
洋輔 富田
Yosuke Tomita
洋輔 富田
弘樹 坂本
Hiroki Sakamoto
弘樹 坂本
裕仁 宮崎
Hirohito Miyazaki
裕仁 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Mobility Corp
Original Assignee
Omron Automotive Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Automotive Electronics Co Ltd filed Critical Omron Automotive Electronics Co Ltd
Priority to JP2017058375A priority Critical patent/JP2018160870A/ja
Publication of JP2018160870A publication Critical patent/JP2018160870A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

【課題】車両制御装置と通信管理装置の負担を軽減し、かつ安全性を確保する。【解決手段】車載通信システム101は、ネットワークに接続されて第1車載機器6を制御するローカルECU2(車両制御装置)と、ネットワークに接続されてローカルECU2の通信を管理し、いずれかのローカルECU2から送信された第1信号を他のローカルECU2へ転送するゲートウェイECU1(通信管理装置)と、第2車載機器7とゲートウェイECU1に接続された入出力ECU3(入出力装置)とから構成される。入出力ECU3は、第2車載機器7から入力された第2信号に基づいて異常の有無を検出し、異常のない第2信号のみをゲートウェイECU1へ転送する。ゲートウェイECU1は、入出力ECU3から受信した第2信号をローカルECU2へ転送し、ローカルECU2は、ゲートウェイECU1から受信した第1、第2信号に基づいて第1車載機器6を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に構築されたネットワークにおいて、通信を行う複数の車両制御装置、車両制御装置の通信を管理する通信管理装置、および車両制御装置と車載機器との間に設けられた入出力装置から構成された車載通信システムに関する。
たとえば自動四輪車などの車両には、複数の車両制御装置が搭載されている。車両制御装置は、ECU(Electronic Control Unit)から構成されている。各車両制御装置は、CAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)などの、車両に構築されたネットワークの所定のノードに接続されている。各車両制御装置は、制御対象の車載機器の制御などに必要な情報を、他の車両制御装置に対して送受信する。そして、車両制御装置同士は相互に通信することにより、協調動作する。車両制御装置間の通信を管理するため、ネットワークには、通信管理装置が接続されている。通信管理装置も、各車両制御装置と通信を行う。
車両に複数のネットワークが構築される場合もある。この場合、通信管理装置を複数のネットワークに接続して、異なるネットワークにそれぞれ接続された車両制御装置間の通信を、通信管理装置を経由させることにより可能にしている。具体的には、異なるネットワークにそれぞれ接続された車両制御装置間の通信時に、通信管理装置は、一方のネットワーク上の車両制御装置から受信した情報をフィルタリング処理して、該情報を他方のネットワーク上の車両制御装置に転送したり、または該情報を除外したりする。また、一方のネットワークと他方のネットワークとで通信プロトコルが異なる場合は、これらのネットワークを跨る車両制御装置間の通信時に、情報の通信プロトコルが通信管理装置により変換処理される。
そのような通信管理装置によるフィルタリング処理および/または通信プロトコル変換処理は、まとめてゲートウェイ処理と呼ばれている。通信管理装置もECUから構成されている。通信管理装置は、ゲートウェイ装置やゲートウェイECUや通信管理ECUなどと呼ばれている。これに対して、車両制御装置は、ローカル装置やローカルECUなどと呼ばれている。
車載通信システムにおいては、不正行為の意図を持った者(以下、「不正者」という。)が不正な装置をネットワーク上に設けて、該不正な装置から不正な情報を送信することにより、車両制御装置間の通信が妨害されたり、車両制御装置が誤動作したりするなどの問題がある。
このため、特許文献1では、通信管理装置が、一方の車両制御装置から受信した情報に基づいて、異常の有無を検出する。そして、異常が無かった場合は、他方の車両制御装置に対する情報のゲートウェイ処理を継続する。また、異常が有った場合は、他方の車両制御装置に対する情報のゲートウェイ処理を中断するか、または異常メッセージをゲートウェイ処理する情報に付加する。
また、車両の外部からインターネットなどを介して不正な情報を車両制御装置に送信することにより、車両制御装置を誤動作させるなどの問題もある。これに対して、特許文献2では、車両制御装置に備わる車両用認証装置が、予めメモリに登録された識別子に対応する外部装置と車両制御装置との情報のやりとりを許可し、該識別子に対応しない外部装置と車両制御装置との情報のやりとりを禁止する。
一方、車両には、車両制御装置の制御対象の車載機器の他に、該車載機器の制御のために必要な信号を入出力するセンサ、スイッチ、リレー、LED、またはアクチュエータのような車載機器も搭載されている。アクチュエータは、制御対象の車載機器にも含まれている。これら複数の車載機器を車両制御装置に直接接続して、複数の車載機器に対する入出力信号を車両制御装置で処理する場合、車両制御装置の構成が複雑になり、負担が大きくなるという問題がある。
そこで、車両制御装置の構成を単純化したり、負担を軽減したりするため、たとえば特許文献3および特許文献4では、車両制御装置と車載機器との間に、信号の入出力機能を有する入出力装置を設けている。
特許文献3では、入出力装置が、センサから車両制御装置に対する入力信号(情報)や、車両制御装置からアクチュエータに対する出力信号(情報)を、記憶部で一旦記憶処理する。そして、車両制御装置やアクチュエータが必要とするタイミングで、入出力装置が、記憶部から入力信号や出力信号を抽出して、車両制御装置やアクチュエータに出力する。
特許文献4では、入出力装置が、センサから車両制御装置に対する入力信号や、車両制御装置からアクチュエータに対する出力信号を取得して、インタフェイスやネットワークを介して、該入力信号や出力信号を車両制御装置やアクチュエータに転送する。また、特許文献4には、センサから車両制御装置に対して入力信号を転送する入力ユニットと、車両制御装置からアクチュエータに対して出力信号を転送する出力ユニットとを分けてネットワークに接続した構成も開示されている。
特許文献4のように、入出力装置と車両制御装置とをインタフェイスやネットワークにより接続した場合、双方に通信用のマイコンやドライバやA/D変換器やメモリなどを搭載しなければならず、装置および内部の基板が大型化するという問題がある。
そこで、特許文献5では、統合電子制御装置に、複数の車両制御装置の演算処理部を統合した基板と、複数の車両制御装置の入出力部と駆動回路とを統合した入出力ユニットとを設け、それら演算処理部と入出力部と駆動回路とをシフトレジスタと専用回線により接続している。
また一方、特許文献6には、複数の車載ユニットと、各車載ユニットに接続された通信手段による通信を統括するゲートウェイと、車載ユニット間でやり取りされる入出力信号を処理する入出力信号処理ユニットとから構成された車載通信システムが開示されている。入出力信号処理ユニットは、ゲートウェイに接続されていて、車載ユニットからゲートウェイを介して受信した信号が通信手段に対して異常動作を起こすような信号であるか否かを判断し、異常を起こす信号であれば、該信号を正しい動作を行う信号に変更してから、車載ユニットに対して出力する。
特開2015−88941号公報 特開2013−193598号公報 特開2010−231407号公報 特開平7−95659号公報 特開2008−296871号公報 特開2006−290090号公報
従来のように、車載機器に対する入出力信号を車両制御装置で処理する場合、車両制御装置の負担が大きくなるので、該負担が過大になったときに、車両制御装置が制御対象の車載機器を正常に制御できなくなるおそれがある。さらに、たとえば、不正者が不正な車載機器を車両に取り付けて、該不正な車載機器から車両制御装置へ不正な信号を送信することにより、車両制御装置を誤動作させるおそれもある。
また、車載機器に対する入出力信号を通信管理装置によりゲートウェイ処理などする場合、通信管理装置の負担が大きくなり、該負担が過大になったときに、通信管理装置が車両制御装置間で通信される信号に対してゲートウェイ処理などを正常に実行できなくなるおそれがある。さらに、たとえば、不正者が不正な車載機器を車両に取り付けて、該不正な車載機器から通信管理装置へ不正な信号を送信することにより、通信管理装置を誤動作させるおそれもある。
本発明の課題は、車両制御装置と通信管理装置の負担を軽減し、かつ安全性を確保することができる車載通信システムおよび入出力装置を提供することである。
本発明による車載通信システムは、車両に構築されたネットワークに接続されて通信を行い、車両に搭載された複数の車載機器のうち制御対象の第1車載機器を制御する複数の車両制御装置と、ネットワークに接続されて車両制御装置の通信を管理し、いずれかの車両制御装置から送信された第1信号を他の車両制御装置へ転送する通信管理装置と、いずれかの車両制御装置に対する第2信号を出力する第2車載機器と車両制御装置との間に設けられた入出力装置とから構成されている。入出力装置は、第2車載機器に接続されるとともに、通信管理装置に対して直接またはネットワークを介して接続され、第2車載機器から入力された第2信号に基づいて異常の有無を検出する異常検出部と、異常検出部により異常が検出されなかった第2信号を通信管理装置へ転送し、異常検出部により異常が検出された第2信号を通信管理装置へ転送しない入力転送部とを備える。通信管理装置は、入出力装置から受信した第2信号を車両制御装置へ転送し、車両制御装置は、通信管理装置から受信した第1信号または第2信号に基づいて、第1車載機器を制御する。
また、本発明の入出力装置は、車両に構築されたネットワークに接続されて通信を行い、車両に搭載された複数の車載機器のうち制御対象である第1車載機器を制御する複数の車両制御装置と、ネットワークに接続されて車両制御装置の通信を管理し、いずれかの車両制御装置から送信された第1信号を他の車両制御装置へ転送する通信管理装置とを含む車載通信システムに組み込まれる入出力装置であって、いずれかの車両制御装置に対する第2信号を出力する第2車載機器に接続されるとともに、通信管理装置に対して直接またはネットワークを介して接続される。本入出力装置は、第2車載機器から入力された第2信号に基づいて異常の有無を検出する異常検出部と、異常検出部により異常が検出されなかった第2信号を通信管理装置へ転送し、異常検出部により異常が検出された第2信号を通信管理装置へ転送しない入力転送部とを備えている。
本発明によると、第2車載機器からの第2信号が入出力装置に入力され、入出力装置が第2信号に基づいて、異常を検出しなかった場合は、第2信号を通信管理装置へ転送し、異常を検出した場合は、第2信号を通信管理装置へ転送しない。通信管理装置は、入出力装置から受信した第2信号を車両制御装置へ転送する。車両制御装置は、通信管理装置から受信した第1信号または第2信号に基づいて、制御対象の第1車載機器を制御する。つまり、第2車載機器からの第2信号を、車両制御装置や通信管理装置で入力処理せず、入出力装置で入力処理するので、車両制御装置と通信管理装置の負担を軽減することができる。また、第2車載機器からの第2信号に異常がないことを入出力装置で確認してから、該正常な第2信号が通信管理装置や車両制御装置に転送されるので、異常のある第2信号により通信管理装置や車両制御装置が誤動作するのを防止して、車両制御装置と通信管理装置の安全性を確保することができる。
本発明では、入出力装置は、車両制御装置に対してネットワークまたは通信管理装置を介して接続されていてもよい。
また、本発明では、入出力装置は、複数の第2車載機器から第2信号がそれぞれ入力される複数の入力ポートと、各入力ポートに対する異常検出部による異常の検出状況に応じて、各入力ポートを無効化するポート無効化部とをさらに備えていてもよい。
また、本発明では、入出力装置は、通信管理装置を介さずにネットワークを介して接続された車両制御装置に対する第2信号に基づいて、異常検出部により異常を検出しなかった場合は、該第2信号を入力転送部により通信管理装置を介さずに車両制御装置へ転送してもよい。
さらに、本発明では、入出力装置は、いずれかの車両制御装置が第1車載機器または第2車載機器に対して送信した第3信号を、通信管理装置またはネットワークを介して受信してもよく、受信した第3信号を第1車載機器または第2車載機器へ転送する出力転送部をさらに備えていてもよい。
本発明によれば、車両制御装置と通信管理装置の負担を軽減し、かつ安全性を確保することができる車載通信システムおよび入出力装置を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態による車載通信システムの構成図である。 図1のゲートウェイECU、ローカルECU、および入出力ECUの構成図である。 図1の入出力ECUの動作を示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態による車載通信システムの構成図である。 図4のゲートウェイECU、ローカルECU、および入出力ECUの構成図である。 本発明の第3実施形態による車載通信システムの構成図である。 図6のゲートウェイECU、ローカルECU、および入出力ECUの構成図である。 本発明の第4実施形態による車載通信システムの構成図である。 本発明の第5実施形態による車載通信システムの構成図である。 本発明の第6実施形態による車載通信システムの構成図である。 本発明の第7実施形態による車載通信システムの構成図である。 本発明の第8実施形態による車載通信システムの構成図である。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。各図において、同一の部分または対応する部分には、同一符号を付してある。
まず、第1実施形態による車載通信システム101の構成を、図1を参照しながら説明する。
図1は、第1実施形態による車載通信システム101の構成図である。車載通信システム101は、自動四輪車から成る車両50に搭載されている(後述する他の実施形態の車載通信システムも同様である)。車載通信システム101は、ゲートウェイECU(Electronic Control Unit)1、ローカルECU2(1)〜2(7)、および入出力ECU3から構成されている。以下では、ローカルECU2(1)〜2(7)をまとめてローカルECU2と表記する。
車両50には、CAN(controller area network)やLIN(Local Interconnect Network)などのバス型のネットワークが複数構築されている。図1では、代表的にバス4A、4Bのネットワークを図示している。各バス4A、4Bのネットワークには、複数のローカルECU2が接続されている。
たとえば、図1では、バス4Aのネットワークに設けられた各所定の接続ノードには、ローカルECU2(1)〜2(3)がそれぞれ接続されている。また、バス4Bのネットワークに設けられた各所定の接続ノードには、ローカルECU2(4)〜2(7)がそれぞれ接続されている。
各ローカルECU2は、車両50に搭載された複数の車載機器のうち、それぞれ制御対象の第1車載機器6(1)〜6(7)を制御する。詳しくは、各ローカルECU2(1)〜2(7)は、車両50に搭載されたエンジン、ブレーキ、パワーステアリング装置、エアコン、エアバッグなどの制御対象の第1車載機器6(1)〜6(7)ごとに割り当てられており、これらの動作を制御する。具体的には、第1車載機器6(1)〜6(7)に含まれるアクチュエータやその他の電子部品の動作を制御する。以下では、第1車載機器6(1)〜6(7)をまとめて第1車載機器6と表記する。
また、各ローカルECU2は通信を行い、第1車載機器6の制御などに必要な信号(情報を含む)を、他のローカルECU2に対して送受信する。そして、ローカルECU2同士は相互に通信することにより、協調動作する。
バス4A、4Bのネットワークには、単一で共通のゲートウェイECU1が接続されている。詳しくは、ゲートウェイECU1は、各バス4A、4Bの所定の接続ノードに接続されている。ゲートウェイECU1は、ローカルECU2間の通信を管理する。ゲートウェイECU1による通信の管理は、同一ネットワーク内に限らず、異なるネットワーク間でも行われる。
ゲートウェイECU1は、各ローカルECU2に対して信号を送受信する。同一ネットワークにそれぞれ接続されたローカルECU2間の通信時に、一方のローカルECU2から送信された信号が、直接他方のローカルECU2で受信される場合と、ゲートウェイECU1を経由して、他方のローカルECU2で受信される場合とがある。異なるネットワークにそれぞれ接続されたローカルECU2間の通信時には、一方のローカルECU2から送信された信号が、ゲートウェイECU1を経由して、他方のローカルECU2で受信される。つまり、ローカルECU2間の通信は、直接またはゲートウェイECU1を介して可能になっている。
ゲートウェイECU1を介したローカルECU2間の通信時に、ゲートウェイECU1は、いずれかのローカルECU2から受信した信号をフィルタリング処理して、該信号を他のローカルECU2に対して転送したり、または該信号を除外(非転送および破棄)したりする。
同一のネットワークに接続された複数のローカルECU2の通信プロトコルは同一であるが、異なるネットワークに接続された複数のローカルECU2の通信プロトコルは、同一である場合と、異なっている場合とがある。異なるネットワークに接続された複数のローカルECU2の通信プロトコルが異なっている場合は、該ローカルECU2間の通信時に、ゲートウェイECU1により通信プロトコルが変換処理される。
上記のようなゲートウェイECU1によるフィルタリング処理および/または通信プロトコル変換処理は、まとめてゲートウェイ処理と呼ばれている。ゲートウェイECU1は、本発明の「通信管理装置」の一例である。ローカルECU2は、本発明の「車両制御装置」の一例である。
ゲートウェイECU1には、OBDII(On Board Diagnosis second generation)ポート5が接続されている。OBDIIポート5には、図示しない故障診断装置がコネクタやケーブルを介して接続される。これにより、たとえば、故障診断装置がゲートウェイECU1を経由して、各ローカルECU2から車載機器の故障診断情報を取得したり、各ローカルECU2に対して自己診断用のプログラムを書き換えたりすることができる。
車両50には、ローカルECU2の制御対象である第1車載機器6の他に、各第1車載機器6(1)〜6(7)の制御のために必要な信号を入力するセンサ、スイッチ、リレー、またはアクチュエータなどのような複数の第2車載機器7(1)〜7(n)も搭載されている。アクチュエータは、第1車載機器6にも含まれている。以下では、第2車載機器7(1)〜7(n)をまとめて第2車載機器7と表記する。
入出力ECU3は、第2車載機器7とローカルECU2との間に設けられている。詳しくは、入出力ECU3は、各第2車載機器7に接続されるとともに、ゲートウェイECU1に対して直接接続されることにより、ゲートウェイECU1とバス4A、4Bのネットワークを介して各ローカルECU2と接続されている。つまり、複数のローカルECU2に対して、単一で共通の入出力ECU3が設けられている。
入出力ECU3は、各第2車載機器7から入力された信号を入力処理して、ゲートウェイECU1に転送(出力)する。ゲートウェイECU1は、入出力ECU3により転送された各第2車載機器7からの入力信号を受信した後、対応するローカルECU2に転送する。入出力ECU3は、本発明の「入出力装置」の一例である。
各ローカルECU2は、他のローカルECU2からゲートウェイECU1を経由して受信した信号に基づいて、制御対象の第1車載機器6を制御する。また、各ローカルECU2は、各第2車載機器7から入出力ECU3とゲートウェイECU1を経由して受信した信号に基づいても、制御対象の第1車載機器6を制御する。
上記のような、いずれかのローカルECU2から他のローカルECU2に対して送信される信号を、以下では「第1信号」という。また、いずれかの第2車載機器7から出力されて、いずれかのローカルECU2に入力される信号を、以下では「第2信号」という。
次に、ゲートウェイECU1、ローカルECU2、および入出力ECU3の構成を、図2を参照しながら説明する。
図2は、ゲートウェイECU1、ローカルECU2、および入出力ECU3の構成図である。図2では、便宜上、ローカルECU2および第1車載機器6をそれぞれ1つのブロックにまとめて図示している。
まず、ゲートウェイECU1の構成を説明する。
ゲートウェイECU1には、制御部11、記憶部15、第1通信部16、第2通信部17、およびOBDIIインタフェイス19が備わっている。制御部11は、CPUとメモリなどから構成されている。制御部11には、第1信号検出部12、第2信号検出部13、およびゲートウェイ部14が備わっている。
記憶部15は、不揮発性のメモリから構成されている。記憶部15には、各バス4A、4Bのネットワークに関する情報、各バス4A、4Bに接続された各ローカルECU2のID(識別情報)、ゲートウェイECU1のID、および車載機器6、7に関する情報などが、予め記憶されている。制御部11は、記憶部15に対して情報を読み出したり、情報を記憶させたりする。
第1通信部16は、バス4A、4Bのネットワークで通信を行うための回路から構成されている。第2通信部17は、入出力ECU3と直接通信を行うための回路から構成されている。OBDIIインタフェイス19は、前述した故障診断装置と通信するための回路から構成されている。
ゲートウェイECU1を介したローカルECU2間の通信時に、ゲートウェイECU1は、いずれかのローカルECU2から送信された第1信号を、第1通信部16により所定の周期で受信処理する。そして、第1信号検出部12により第1信号を検出すると、ゲートウェイ部14が、該第1信号をフィルタリング処理して、他のローカルECU2に第1信号を送信するか否かを判断する。ゲートウェイ部14が第1信号を送信すると判断した場合、該第1信号が第1通信部16により他のローカルECU2に転送される。また、ゲートウェイ部14が第1信号を送信しないと判断した場合、該第1信号が他のローカルECU2に送信されずに、ゲートウェイ部14で破棄される。
また、通信プロトコルが異なるローカルECU2間の通信時に、ゲートウェイ部14は、第1通信部16によりいずれかのローカルECU2から受信した第1信号の通信プロトコルを、他のローカルECU2が受信可能な通信プロトコルに変換する(通信プロトコル変換処理)。
各第2車載機器7から入出力ECU3へ入力された第2信号は、入出力ECU3によりゲートウェイECU1へ転送される。このとき、第2通信部17により第2信号が所定の周期で受信処理される。そして、第2信号検出部13により第2信号が検出されて、該第2信号の転送先のネットワークまたはローカルECU2が判別されると、対応するネットワークのバス4A、4Bに対して第1通信部16により第2信号が所定の周期で転送(送信)される。
次に、ローカルECU2の構成を説明する。
ローカルECU2には、制御部21、記憶部25、第1通信部26、および第3通信部27が備わっている。制御部21は、CPUとメモリなどから構成されている。制御部21には、第1信号検出部22と第2信号検出部23とが備わっている。
記憶部25は、不揮発性のメモリから構成されている。記憶部25には、各バス4A、4Bのネットワークに関する情報、各バス4A、4Bに接続された各ローカルECU2のIDやゲートウェイECU1のID、および車載機器6、7に関する情報などが、予め記憶されている。制御部21は、記憶部25に対して情報を読み出したり、情報を記憶させたりする。
第1通信部26は、バス4A、4Bのネットワークで通信を行うための回路から構成されている。第3通信部27は、制御対象の第1車載機器6と直接通信を行うための回路から構成されている。
制御部21は、第3通信部27により制御対象の第1車載機器6と通信して、該第1車載機器6の動作を制御する。また、制御部21は、制御対象の第1車載機器6の動作の制御などに必要な信号を、第1通信部26によりネットワークまたはゲートウェイECU1を介して、他のローカルECU2に対して所定の周期で送受信する。
たとえば、他のローカルECU2から送信されてネットワークまたはゲートウェイECU1を経由した第1信号は、第1通信部26により所定の周期で受信処理される。そして、第1信号検出部22により必要な第1信号が検出されると、制御部21が、該第1信号に基づいて制御対象の第1車載機器6を制御する。なお、第1通信部26により受信した第1信号のうち、第1信号検出部22により必要ないと判断された第1信号は、制御部21により破棄される。
また、たとえば、第2車載機器7から入力されて入出力ECU3、ゲートウェイECU1、またはネットワークを経由した第2信号は、第1通信部26により所定の周期で受信処理される。そして、第2信号検出部23により必要な第2信号が検出されると、制御部21が、該第2信号に基づいて制御対象の第1車載機器6を制御する。なお、第1通信部26により受信した第2信号のうち、第2信号検出部23により必要ないと判断された第2信号も、制御部21により破棄される。
さらに、たとえば、制御部21は、他のローカルECU2に対する第1信号を生成した後、該第1信号を第1通信部26によりネットワークまたはゲートウェイECU1に所定の周期で送信する。
次に、入出力ECU3の構成を説明する。
入出力ECU3には、制御部31、記憶部35、第2通信部36、および第4通信部37が備わっている。制御部31は、CPUとメモリなどから構成されている。制御部31には、異常検出部32、入力転送部33、およびポート無効化部34が備わっている。
記憶部35は、不揮発性のメモリから構成されている。記憶部35には、各バス4A、4Bのネットワークに関する情報、各バス4A、4Bに接続された各ローカルECU2やゲートウェイECU1に関する情報、および車載機器6、7に関する情報などが、予め記憶されている。制御部31は、記憶部35に対して情報を読み出したり、情報を記憶させたりする。
第2通信部36は、ゲートウェイECU1と直接通信を行うための回路から構成されている。第4通信部37は、第2車載機器7と直接通信を行うための回路と入力ポート38(1)〜38(n)などから構成されている。入力ポート38(1)〜38(n)は、各第2車載機器7(1)〜7(n)に対応するように複数設けられている。入力ポート38(1)〜38(n)には、コネクタやハーネスなどを介して第2車載機器7(1)〜7(n)が電気的に接続されていて、第2車載機器7(1)〜7(n)から第2信号がそれぞれ入力される。すなわち、入力ポート38(1)〜38(n)は、外部の車載機器7からの信号の入力口である。以下では、入力ポート38(1)〜38(n)をまとめて入力ポート38と表記する。
いずれかの第2車載機器7からいずれかの入力ポート38に第2信号が入力されて、第4通信部37が該第2信号を受信(検出)すると、制御部31の異常検出部32が、該第2信号に基づいて異常の有無を検出する。そして、異常検出部35により異常が検出されなければ、入力転送部33が第2信号を第2通信部36によりゲートウェイECU1へ所定の周期で転送する。対して、異常検出部35により異常が検出されると、入力転送部33が第2信号をゲートウェイECU1へ転送せずに、破棄する。
ポート無効化部34は、各入力ポート38に対する異常検出部32による異常の検出状況に応じて、各入力ポート38を無効化する。無効化された入力ポート38に、その後第2車載機器7から第2信号が入力されても、該第2信号は制御部31で無視(破棄)され、該第2信号に対する異常検出部32による異常検出処理や、入力転送部33などによる転送処理が行われなくなる。
無効化された入力ポート38は、その後所定の条件が成立すると、制御部31により無効化が解除される。つまり、無効化されていた入力ポート38が有効化される。有効化された入力ポート38に、第2車載機器7から第2信号が入力されると、該第2信号が第4通信部37により受信(検出)されて、該第2信号に対する異常検出部32による異常検出処理や、入力転送部33などによる転送処理が行われる。
各入力ポート38の有効化・無効化状態は、制御部31が記憶部35に記録する。また、各入力ポート38に入力された第2信号に基づく、異常検出部32の異常検出結果(異常を検出した回数や日時)は、制御部31が記憶部35に記録する。
次に、入出力ECU3の動作を、図3を参照しながら説明する。また、入出力ECU3の動作に絡めて、ゲートウェイECU1、ローカルECU2、および車載機器6、7の動作も説明する。
図3は、入出力ECU3の動作を示したフローチャートである。図3の一連の動作は、入出力ECU3が所定の周期で繰り返し実行する。
車載通信システム101が起動した状態で、入出力ECU3の制御部31は、各入力ポート38に対する第2信号の入力の有無を、第4通信部37を介して監視する(ステップS1)。
いずれかの第2車載機器7から、いずれかの入力ポート38に第2信号が入力されると(ステップS1:YES)、制御部31は、当該入力ポート38が無効化されているか否かを、記憶部35の記憶内容を参照して確認する(ステップS2)。このとき、制御部31が、第2信号が入力された入力ポート38が無効化されていないことを確認すると(ステップS2:NO)、異常検出部32が、該第2信号に基づいて異常の有無を検出する(ステップS3)。
ステップS3で異常検出部32は、たとえば、第2車載機器7からの第2信号の、車両50の状態に対する入力タイミング、入力周期、または入力電圧などの入力形態に基づいて、異常の有無を検出する。そして、異常検出部32により異常が検出されなかった場合は(ステップS4:NO)、入力転送部33が、該第2信号を第2通信部36によりゲートウェイECU1へ転送する(ステップS5)。
ゲートウェイECU1では、入出力ECU3から転送された第2信号を第2通信部17により受信すると、該第2信号が必要なローカルECU2またはネットワークを、第2信号検出部13により判別する。そして、当該第2信号を対応するローカルECU2またはネットワークのバス4A、4Bに、第1通信部16により転送する。
ローカルECU2では、ゲートウェイECU1から必要な第2信号を第1通信部26により受信して、第2信号検出部23により検出すると、制御部21が、該第2信号に基づいて制御対象の第1車載機器6を制御する。
入出力ECU3では、第2信号をゲートウェイECU1に転送した(ステップS5)後、制御部31が、無効化されている入力ポート38が有るか否かを、記憶部35の記憶内容を参照して確認する(ステップS10)。制御部31は、無効化されている入力ポート38が無いことを確認すると(ステップS10:NO)、一旦動作を終了する。この後、制御部31は、各入力ポート38に対する第2信号の入力の有無を再び監視する(ステップS1)。
一方、いずれかの第2車載機器7からいずれかの入力ポート38に入力された第2信号に基づいて、異常検出部32により異常が検出されると(ステップS4:YES)、入力転送部33が、当該第2信号をゲートウェイECU1へ転送せずに破棄する(ステップS6)。
次に、制御部31が、記憶部35の記憶内容を参照して、直前のステップS4で異常が検出された第2信号の入力ポート38につき、これまでの異常検出部32による異常の検出状況を確認する(ステップS7)。そして、制御部31は、当該入力ポート38に対して、これまでの異常の検出状況に基づいて、所定の無効化条件が成立しているか否かを判断する(ステップS8)。
無効化条件は、直前のステップS4で異常が検出された第2信号の入力ポート38を無効化するための条件である。具体的には、たとえば、対象となる入力ポート38に対して、これまで異常検出部32が異常を検出した頻度(異常の検出回数または検出時間間隔など)が、所定の閾値を上回っていることを、無効化条件として設定してもよい。また、これ以外の条件を、無効化条件として設定してもよい。
制御部31は、当該入力ポート38について所定の無効化条件が成立していないと判断すると(ステップS8:NO)、次に、無効化されている入力ポート38が有るか否かを確認する(ステップS10)。そして、無効化されている入力ポート38が有れば(ステップS10:YES)、ステップS11へ進み、無効化されている入力ポート38が無ければ(ステップS10:NO)、一旦動作を終了する。
また、制御部31が、今回異常が検出された第2信号の入力ポート38について所定の無効化条件が成立したと判断すると(ステップS8:YES)、ポート無効化部34が、当該入力ポート38を無効化する(ステップS9)。この後、制御部31は、無効化されている入力ポート38に対して、所定の無効化解除条件が成立したか否かを確認する(ステップS11)。
無効化解除条件は、入力ポート38の無効化を解除するための条件である。具体的には、たとえば、対象となる入力ポート38が無効化されてからの経過時間が所定時間を超えたことを、無効化解除条件として設定してもよい。また、対象となる入力ポート38が無効化された後、車両50の停止などに伴って、入出力ECU3がリセットされたことを、無効化解除条件として設定してもよい。さらに、これら以外の条件を、無効化解除条件として設定してもよい。
制御部31が、無効化されている入力ポート38に対して、所定の無効化解除条件が成立していないと判断した場合(ステップS11:NO)、当該入力ポート38の無効化が継続され、制御部31は、一旦動作を終了する。この後、制御部31は、各入力ポート38に対する第2信号の入力の有無を再び監視する。そして、第2車載機器7から無効化されている入力ポート38に第2信号が入力されると(ステップS1:YES)、制御部31が、当該入力ポート38が無効化されていることを確認し(ステップS2:YES)、該第2信号を無視(破棄)する(ステップS13)。この後、制御部31は、再び、無効化されている入力ポート38に対して、所定の無効化解除条件が成立したか否かを確認する(ステップS11)。
他方、制御部31が、無効化されている入力ポート38に対して、所定の無効化解除条件が成立したと判断した場合(ステップS11:YES)、制御部31は、当該入力ポート38の無効化を解除して、当該入力ポート38を有効化し(ステップS12)、一旦動作を終了する。この後、制御部31は、各入力ポート38に対する第2信号の入力の有無を再び監視する。
上述した第1実施形態によると、第2車載機器7からの第2信号が入出力ECU3に入力され、入出力ECU3が第2信号に基づいて、異常を検出しなかった場合は、第2信号をゲートウェイECU1へ転送し、異常を検出した場合は、第2信号をゲートウェイECU1へ転送せずに破棄する。ゲートウェイECU1は、入出力ECU3から受信した第2信号をローカルECU2へ転送したり、いずれかのローカルECU2から受信した第1信号を他のローカルECU2へ転送したりする。ローカルECU2は、ゲートウェイECU1から受信した第2信号または第1信号に基づいて、制御対象の第1車載機器6を制御する。つまり、第2車載機器7からの第2信号を、ローカルECU2やゲートウェイECU1で入力処理せず、入出力ECU3で入力処理するので、ローカルECU2とゲートウェイECU1の負担を軽減することができる。この結果、ローカルECU2による、他のローカルECU2やゲートウェイECU1との通信や、制御対象の第1車載機器6の制御などの処理を支障なく実行することが可能となる。また、ゲートウェイECU1による、ローカルECU2間で通信される第1信号のゲートウェイ処理などを支障なく実行することが可能となる。
また、第2車載機器7からの第2信号に異常がないことを入出力ECU3で確認してから、該正常な第2信号がゲートウェイECU1やローカルECU2に転送される。このため、たとえば、不正者が不正な車載機器を第2車載機器7として車両50に取り付けて、該不正な車載機器から不正な第2信号を入力しても、入出力ECU3により該不正な第2信号に基づいて異常が検出されて、該不正な第2信号がゲートウェイECU1やローカルECU2に転送されなくなる。この結果、不正な車載機器からの不正な第2信号により、ローカルECU2やゲートウェイECU1が誤動作するのを防止して、ローカルECU2とゲートウェイECU1の安全性を確保することができる。
また、上述した第1実施形態では、入出力ECU3が、ローカルECU2に対していずれかのバス4A、4BのネットワークとゲートウェイECU1を介して接続されている。このため、入出力ECU3が第2車載機器7から入力された第2信号に基づいて異常を検出しなかった場合に、第2信号をいずれかのバス4A、4BのネットワークとゲートウェイECU1を介してローカルECU2に転送することができる。
さらに、上述した第1実施形態では、入出力ECU3が、各入力ポート38に対する異常検出部32による異常の検出状況に応じて、各入力ポート38をポート無効化部34により無効化する。このため、たとえば、不正な第2車載機器により不正な第2信号がいずれかの入力ポート38に頻繁に入力される攻撃が有った場合に、該攻撃された入力ポート38を無効化することができる。これにより、以後、無効化された入力ポート38に不正な第2信号が入力されても、該不正な第2信号を無視して、異常検出部34による異常検出処理や入力転送部33による転送処理などの入力処理が行われなくなる。この結果、不正な第2信号に対する入出力ECU3の負担を軽減することができ、その他の入力ポート38に入力された第2信号に対する入力処理を支障なく実行することができる。
次に、第2実施形態による車載通信システム102の構成を、図4および図5を参照しながら説明する。
図4は、第2実施形態による車載通信システム102の構成図である。車載通信システム102では、入出力ECU3Aが、各第2車載機器7に接続されるとともに、一方のバス4Aの所定のノードに接続されている。つまり、入出力ECU3Aは、ゲートウェイECU1に直接接続されておらず、ネットワークの既存のドメインに接続されている。
このため、入出力ECU3Aは、同一のバス4Aに接続されたゲートウェイECU1と、バス4Aを介して接続されている。また、入出力ECU3Aは、同一のバス4Aに接続されたローカルECU2(1)〜2(3)と、ゲートウェイECU1を介さずにバス4Aを介して接続されている。さらに、入出力ECU3Aは、異なるバス4Bに接続されたローカルECU2(4)〜2(7)と、バス4A、ゲートウェイECU1、およびバス4Bを介して接続されている。
図5は、第2実施形態のゲートウェイECU1、ローカルECU2、および入出力ECU3Aの構成図である。入出力ECU3Aは、ゲートウェイECU1と直接接続されずに、バス4Aに直接接続されている。このため、入出力ECU3Aには、図2に示したゲートウェイECU1と通信するための第2通信部36に代えて、図5に示すように、バス4Aのネットワークで通信するための第1通信部39が備わっている。ゲートウェイECU1では、図2に示した第2通信部17が不要のため、省略されている。
いずれかの第2車載機器7から、バス4Bに接続されたいずれかのローカルECU2(4)〜2(7)に対して出力される第2信号は、入出力ECU3A、バス4A、ゲートウェイECU1、およびバス4Bを介して、ローカルECU2(4)〜2(7)に送信される。すなわち、いずれかの第2車載機器7から出力された第2信号は、入出力ECU3Aに入力された後、入出力ECU3の異常検出部32で異常が検出されなかった場合に、入力転送部33と第1通信部39により、バス4Aを介してゲートウェイECU1に転送される。そして、ゲートウェイECU1からバス4Bを介して、第2信号がローカルECU2(4)〜2(7)に転送される。
また、いずれかの第2車載機器7から、バス4Aに接続されたいずれかのローカルECU2(1)〜2(3)に対して出力される第2信号は、ゲートウェイECU1を介さずに、入出力ECU3Aとバス4Aを介して、ローカルECU2(1)〜2(3)に転送される。すなわち、いずれかの第2車載機器7から出力された第2信号は、入出力ECU3Aに入力された後、入出力ECU3Aの異常検出部32で異常が検出されなかった場合に、入力転送部33と第1通信部39により、ゲートウェイECU1を介さずに、バス4Aを介してローカルECU2(1)〜2(3)に転送される。
上記第2実施形態によると、入出力ECU3Aから同一のバス4Aに接続されたローカルECU2(1)〜2(3)に対して、第2車載機器7から入力された異常のない第2信号を、ゲートウェイECU1を介さずに転送することができる。このため、第2車載機器7により第2信号が入力されてから、ローカルECU2(1)〜2(3)で第2信号に基づいて制御対象の第1車載機器6を制御するまでの処理時間を短縮することが可能となる。また、ゲートウェイECU1の負担をより軽減することも可能となる。
次に、第3実施形態による車載通信システム103の構成を、図6および図7を参照しながら説明する。
図6は、第3実施形態による車載通信システム103の構成図である。車載通信システム103では、入出力ECU3Bが、車載機器7からの入力を処理するだけでなく、車載機器6、7への出力も処理する。具体的には、入出力ECU3Bは、複数の第2車載機器7と一方のバス4Aの所定のノードとに接続されているとともに、第1車載機器6とも接続されている。
図7は、第3実施形態のゲートウェイECU1、ローカルECU2、および入出力ECU3Bの構成図である。入出力ECU3Bには、第2実施形態の各部31〜35、38、39に加えて、出力転送部42が備わっている。出力転送部42は、制御部31に備わっている。また、第2実施形態の第4通信部37に代えて、第5通信部41が備わっている。第5通信部41には、複数の入力ポート38と複数の出力ポート40などが備わっている。
各出力ポート40には、信号の出力先である各車載機器6、7がコネクタやハーネスなどを介して電気的に接続されている。信号の出力先の車載機器6、7としては、駆動指令などの制御信号を出力する必要のある、センサやリレーなどの第2車載機器7と、アクチュエータなどの第1車載機器6がある。すなわち、出力ポート40に接続された車載機器6、7は、ローカルECU2による制御対象の車載機器である。出力ポート40は、外部の車載機器6、7への信号の出力口である。第5通信部41は、車載機器6、7に対して信号を入出力するための回路を含んでいる。
入出力ECU3Bの出力ポート40に接続された車載機器6、7を制御するための信号は、いずれかのローカルECU2が第1通信部26によりバス4A、4Bに出力する。この出力信号を、以下では「第3信号」という。
バス4Aに接続されたローカルECU2が出力した第3信号は、入出力ECU3Bが、バス4Aを介して第1通信部39により受信する。そして、入出力ECU3Bは、該第3信号を出力転送部42と第5通信部41により、出力ポート40に接続された制御対象の車載機器6、7へ転送する。
対して、バス4Bに接続されたローカルECU2が出力した第3信号は、ゲートウェイECU1が、バス4Bを介して第1通信部16により受信した後、第1通信部16によりバス4Aに送信(転送)する。このとき、ゲートウェイECU1で、第3信号に対してゲートウェイ処理を行ってもよい。入出力ECU3Bは、ゲートウェイECU1によって転送された第3信号を、バス4Aを介して第1通信部39により受信する。そして、入出力ECU3Bは、該第3信号を出力転送部42と第5通信部41により、出力ポート40に接続された制御対象の車載機器6、7へ転送する。
出力ポート40に接続された車載機器6、7は、入出力ECU3Bから第3信号を受信すると、該第3信号に基づいて、センサなどの電子部品またはアクチュエータなどを駆動させる。
入出力ECU3Bによる第3信号の転送先は、たとえば、入出力ECU3Bが第3信号に基づいて設定してもよい。または、入出力ECU3Bが、転送先を特定することなく、複数の出力ポート40に第3信号を転送し、該出力ポート40に接続された車載機器6、7が、受信した第3信号に基づいて、自身にとって必要な信号か否かを判断してもよい。
また、第2車載機器7から入出力ECU3Bに入力された第2信号が、ローカルECU2に転送される手順と経路は、前述の第2実施形態と同様である。
図6では、入出力ECU3Bの出力ポート40に接続された車載機器6、7は、ローカルECU2と接続されていない。制御対象の第1車載機器6が接続されていないローカルECU2(たとえばECU2(3))では、制御対象の第1車載機器6と通信するための第3通信部27(図7)を省略してもよい。
他の例として、制御対象の車載機器を入出力ECU3Bの出力ポート40とローカルECU2の両方に接続してもよい。そして、ローカルECU2が、制御対象の車載機器に出力する第3信号の種類に応じて、第3信号を直接制御対象の車載機器に出力したり、第3信号を入出力ECU3Bなどを介して制御対象の車載機器に出力したりしてもよい。
上記第3実施形態によると、一部のローカルECU2から制御対象の車載機器6、7に対して出力される第3信号を、一部のローカルECU2で出力処理せず、入出力ECU3Bで出力処理するので、一部のローカルECU2の負担を軽減することができる。また、一部の第3信号をゲートウェイECU1でも転送処理しないので、ゲートウェイECU1の負担を軽減することができる。
本発明は、上述した以外にも種々の実施形態を採用することができる。たとえば、図6に示した実施形態では、車載機器6、7に対する入出力信号を処理する入出力ECU3Bを、一方のバス4Aのネットワークに設けられた既存のドメインに接続した例を示したが、本発明はこれのみに限定されるものではない。これ以外に、たとえば、図8に示す第4実施形態の車載通信システム104のように、車載機器6、7に対する入出力信号を処理する入出力ECU3Cを、ゲートウェイECU1に直接接続してもよい。
この場合、入出力ECU3Cに、ゲートウェイECU1と直接通信するための通信部(図2の第2通信部36)を設け、ゲートウェイECU1に、入出力ECU3Cと直接通信するための通信部(図2の第2通信部17)を設ければよい。そして、ローカルECU2が出力した第3信号は、ゲートウェイECU1が、バス4A、4Bを介して第1通信部16により受信した後、第2通信部17により入出力ECU3Cへ転送する。入出力ECU3Cは、ゲートウェイECU1によって転送された第3信号を、第2通信部36により受信した後、該第3信号を出力転送部42により出力ポート40に接続された制御対象の車載機器6、7へ転送する。
また、図6や図8に示した実施形態では、入出力ECU3B、3Cが、ローカルECU2またはゲートウェイECU1から第3信号を受信した後、該第3信号を出力転送部42により制御対象の車載機器6、7へ転送した例を示したが、本発明はこれのみに限定されるものではない。これ以外に、たとえば、入出力ECU3B、3Cが、ローカルECU2またはゲートウェイECU1から第3信号を受信した後、異常検出部32により第3信号に基づいて異常の有無を検出し、異常が検出されなかった場合にのみ、出力転送部42により第3信号を第1車載機器6または第2車載機器7へ転送してもよい。これにより、第1車載機器6または第2車載機器7の誤動作を防止して、安全性を確保することができる。
また、図1〜図7に示した実施形態では、第2車載機器7からの第2信号が入出力ECU3、3A、3B、3Cだけに入力された例を示したが、本発明はこれのみに限定されるものではない。これ以外に、たとえば、図9に示す第5実施形態の車載通信システム105、図10に示す第6実施形態の車載通信システム106、または図11に示す第7実施形態の車載通信システム107のように、第2信号の入力ラインを、入出力ECU3D、3E、3FとゲートウェイECU1とに分けて接続してもよい。そして、第2信号を入出力ECU3D、3E、3FまたはゲートウェイECU1に入力し、入出力ECU3D、3E、3FまたはゲートウェイECU1により第2信号をローカルECU2へ転送してもよい。この場合、第2信号の種類に応じて、入力ラインの接続先と第2信号の入力先とを設定すればよい。図9および図10の入出力ECU3D、3Eは、バス4Aの所定のノードに接続されている。図11の入出力ECU3Fは、ゲートウェイECU1に接続されている。
また、図6に示した実施形態では、車載機器6、7への第3信号が入出力ECU3Bだけから出力された例を示したが、本発明はこれのみに限定されるものではない。これ以外に、たとえば、図10および図11のように、車載機器6、7への第3信号の出力ラインを、入出力ECU3E、3FとゲートウェイECU1とに分けて接続してもよい。そして、第3信号をローカルECU2から入出力ECU3E、3FまたはゲートウェイECU1に出力し、入出力ECU3E、3FまたはゲートウェイECU1により第3信号を車載機器6、7へ転送してもよい。この場合、第3信号の種類に応じて、出力ラインの接続先と第3信号の出力元とを設定すればよい。
また、図6、図8、図10、および図11に示した実施形態では、第2車載機器7からの第2信号の入力処理と、車載機器6、7への第3信号の出力処理とを行う入出力ECU3B、3C、3E、3Fを、ネットワークの既存のドメインやゲートウェイECU1に接続した例を示したが、本発明はこれのみに限定されるものではない。これ以外に、たとえば、図12に示す第8実施形態の車載通信システム108のように、第2車載機器7からの第2信号の入力処理を行う入出力ECU3Gとは別に、車載機器6、7への第3信号の出力処理を行う入出力ECU3Hを設けてもよい。図12の例では、入出力ECU3HをゲートウェイECU1に接続し、入出力ECU3Gをネットワークの既存のドメインに接続しているが、逆に、入出力ECU3Hをネットワークの既存のドメインに接続し、入出力ECU3GをゲートウェイECU1に接続してもよい。また、入出力ECU3G、3Hを両方とも、ゲートウェイECU1に接続してもよいし、またはネットワークの既存のドメインに接続してもよい。さらに、入出力ECU3G、3Hを両方ともネットワークの既存のドメインに接続する場合は、同一のネットワークに配置してもよいし、異なるネットワークに配置してもよい。
また、以上の実施形態で示した車載通信システムにおける、ゲートウェイECU、ローカルECU、入出力ECU、第1車載機器、および第2車載機器の設置数は一例であり、これら各装置および各機器の設置数は適宜選択すればよい。たとえば、車載通信システムにおいて、ゲートウェイECUおよび入出力ECUをそれぞれ複数設けてもよい。また、各ローカルECUと第1車載機器とを、1対1で設ける例に限らず、1対複数で設けてもよい。また、各ローカルECUと第2車載機器も、1対1で設けてもよいし、1対複数で設けてもよい。
また、以上の実施形態では、通信管理装置としてゲートウェイECUを用い、車両制御装置としてローカルECUを用い、入出力装置として入出力ECUを用いた例を示したが、本発明はこれのみに限定されるものではない。その他の互いに通信可能な装置を通信管理装置や車両制御装置や入出力装置として用いてもよい。
さらに、以上の実施形態では、自動四輪車から成る車両に搭載される車載通信システムに、本発明を適用した例を挙げた。然るに、たとえば自動二輪車や大型自動車などの他の車両に搭載される車載通信システムに対しても、本発明は適用が可能である。
1 ゲートウェイECU(通信管理装置)
2、2(1)〜2(7) ローカルECU(車両制御装置)
3、3A〜3H 入出力ECU(入出力装置)
6、6(1)〜6(7) 第1車載機器
7、7(1)〜7(n) 第2車載機器
32 異常検出部
33 入力転送部
34 ポート無効化部
38、38(1)〜38(n) 入力ポート
40 出力ポート
42 出力転送部
50 車両
101〜108 車載通信システム

Claims (8)

  1. 車両に構築されたネットワークに接続されて通信を行い、前記車両に搭載された複数の車載機器のうち制御対象の第1車載機器を制御する複数の車両制御装置と、
    前記ネットワークに接続されて前記車両制御装置の通信を管理し、いずれかの前記車両制御装置から送信された第1信号を他の前記車両制御装置へ転送する通信管理装置と、
    いずれかの前記車両制御装置に対する第2信号を出力する第2車載機器と前記車両制御装置との間に設けられた入出力装置と、から構成された車載通信システムにおいて、
    前記入出力装置は、
    前記第2車載機器に接続されるとともに、前記通信管理装置に対して直接または前記ネットワークを介して接続され、
    前記第2車載機器から入力された前記第2信号に基づいて異常の有無を検出する異常検出部と、
    前記異常検出部により異常が検出されなかった前記第2信号を前記通信管理装置へ転送し、前記異常検出部により異常が検出された前記第2信号を前記通信管理装置へ転送しない入力転送部と、を備え、
    前記通信管理装置は、前記入出力装置から受信した前記第2信号を前記車両制御装置へ転送し、
    前記車両制御装置は、前記通信管理装置から受信した前記第1信号または前記第2信号に基づいて、前記第1車載機器を制御する、ことを特徴とする車載通信システム。
  2. 請求項1に記載の車載通信システムにおいて、
    前記入出力装置は、前記車両制御装置に対して前記ネットワークまたは前記通信管理装置を介して接続されている、ことを特徴とする車載通信システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車載通信システムにおいて、
    前記入出力装置は、
    複数の前記第2車載機器から前記第2信号がそれぞれ入力される複数の入力ポートと、
    前記各入力ポートに対する前記異常検出部による異常の検出状況に応じて、前記各入力ポートを無効化するポート無効化部と、をさらに備えたことを特徴とする車載通信システム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の車載通信システムにおいて、
    前記入出力装置は、前記通信管理装置を介さずに前記ネットワークを介して接続された前記車両制御装置に対する前記第2信号に基づいて、前記異常検出部により異常を検出しなかった場合は、該第2信号を前記入力転送部により前記通信管理装置を介さずに前記車両制御装置へ転送する、ことを特徴とする車載通信システム。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の車載通信システムにおいて、
    前記入出力装置は、
    いずれかの前記車両制御装置が前記第1車載機器または前記第2車載機器に対して送信した第3信号を、前記通信管理装置または前記ネットワークを介して受信し、
    受信した前記第3信号を前記第1車載機器または前記第2車載機器へ転送する出力転送部をさらに備えた、ことを特徴とする車載通信システム。
  6. 車両に構築されたネットワークに接続されて通信を行い、前記車両に搭載された複数の車載機器のうち制御対象である第1車載機器を制御する複数の車両制御装置と、
    前記ネットワークに接続されて前記車両制御装置の通信を管理し、いずれかの前記車両制御装置から送信された第1信号を他の前記車両制御装置へ転送する通信管理装置と、を含む車載通信システムに組み込まれる入出力装置であって、
    いずれかの前記車両制御装置に対する第2信号を出力する第2車載機器に接続されるとともに、前記通信管理装置に対して直接または前記ネットワークを介して接続され、
    前記第2車載機器から入力された前記第2信号に基づいて異常の有無を検出する異常検出部と、
    前記異常検出部により異常が検出されなかった前記第2信号を前記通信管理装置へ転送し、前記異常検出部により異常が検出された前記第2信号を前記通信管理装置へ転送しない入力転送部と、を備えたことを特徴とする入出力装置。
  7. 請求項6に記載の入出力装置において、
    複数の前記第2車載機器から前記第2信号がそれぞれ入力される複数の入力ポートと、
    前記各入力ポートに対する前記異常検出部による異常の検出状況に応じて、前記各入力ポートを無効化するポート無効化部と、をさらに備えたことを特徴とする入出力装置。
  8. 請求項6または請求項7に記載の入出力装置において、
    いずれかの前記車両制御装置が前記第1車載機器または前記第2車載器機に対して送信した第3信号を、前記通信管理装置または前記ネットワークを介して受信し、
    受信した前記第3信号を前記第1車載機器または前記第2車載機器へ転送する出力転送部をさらに備えた、ことを特徴とする入出力装置。
JP2017058375A 2017-03-24 2017-03-24 車載通信システム、入出力装置 Pending JP2018160870A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017058375A JP2018160870A (ja) 2017-03-24 2017-03-24 車載通信システム、入出力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017058375A JP2018160870A (ja) 2017-03-24 2017-03-24 車載通信システム、入出力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018160870A true JP2018160870A (ja) 2018-10-11

Family

ID=63796812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017058375A Pending JP2018160870A (ja) 2017-03-24 2017-03-24 車載通信システム、入出力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018160870A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112243209A (zh) * 2019-07-18 2021-01-19 松下知识产权经营株式会社 通信装置及通信系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010231407A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Autonetworks Technologies Ltd 入出力装置
JP2017022551A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 通信方法およびそれを利用した通信装置
JP2017047835A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 日立オートモティブシステムズ株式会社 車載ネットワーク装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010231407A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Autonetworks Technologies Ltd 入出力装置
JP2017022551A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 通信方法およびそれを利用した通信装置
JP2017047835A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 日立オートモティブシステムズ株式会社 車載ネットワーク装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112243209A (zh) * 2019-07-18 2021-01-19 松下知识产权经营株式会社 通信装置及通信系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6201962B2 (ja) 車載通信システム
US20180278616A1 (en) In-vehicle communication system, communication management device, and vehicle control device
JP5776779B2 (ja) 車載ゲートウェイ装置及び車両用通信システム
US10214182B2 (en) In-vehicle communication system, vehicle control device, and communication management device
CN109591726B (zh) 车辆用通信控制装置及车辆用通信控制系统
US11784871B2 (en) Relay apparatus and system for detecting abnormalities due to an unauthorized wireless transmission
US10216563B2 (en) Safety filter in a vehicle network
EP2795879A1 (en) Vehicle network monitoring method and apparatus
WO2020085330A1 (ja) 電子制御装置、電子制御方法及びプログラム
US20170267193A1 (en) Communication apparatus and communication system
US11405233B2 (en) Relay device system
JP2019220770A (ja) 電子制御装置、監視方法、プログラム及びゲートウェイ装置
JP6920667B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
JP2018160870A (ja) 車載通信システム、入出力装置
JP7354180B2 (ja) 車載中継装置
JP7276701B2 (ja) 故障診断システム
US20220329614A1 (en) Method for monitoring communication on a communication bus, electronic device for connection to a communication bus, and central monitoring device for connection to a communication bus
US20220029855A1 (en) Relay device system
JP7140011B2 (ja) ゲートウェイ装置
JP4698632B2 (ja) ゲートウェイ装置、及びその制御方法
CN113442848A (zh) 车辆控制系统、攻击判定方法及记录有程序的记录介质
JP2010095134A (ja) 通信中継装置
JP7425016B2 (ja) 車載中継装置
JP2017165183A (ja) 通信装置および通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200908

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210316