JP2018159549A - 赤外線検出装置 - Google Patents

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JP2018159549A
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小林 直紀
Naoki Kobayashi
直紀 小林
延亮 島本
Nobuaki Shimamoto
延亮 島本
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Abstract

【課題】本発明は、流体層を赤外線センサの測定対象側に形成することで赤外線を透過するレンズに対して異物が付着することを防ぐ赤外線検出装置を提供することを目的とする。【解決手段】この目的を達成するために本発明は、表面3と裏面4を有し、表面3側にレンズ2を備えた赤外線センサ5と、前記赤外線センサ5を格納し前記レンズの外側に窓穴を有した筐体6と、前記窓穴の外側に気体層を生成する流体層生成部5を有し、流体層7を形成し、異物に対してレンズ測定面の法線方向の力を与える構成とした。【選択図】図2

Description

本発明は、対象物の温度を非接触で検出する赤外線検出装置に関する。
従来、赤外線が入射するレンズに飛散する異物に対して、ポリエチレンカバーなどの赤外線透過材料でカバーをして、窓孔の取り付けられたレンズに汚れが生じること防ぐ赤外線センサが知られている。(特許文献1)
特許第5866585号公報
しかしながら、上記従来の赤外線センサでは、カバー材表面の汚れや劣化により赤外線透過量低下し、温度検出精度が悪化するという課題があった。
本発明は、上記課題を解決し、流体層によるレンズへの異物付着を防ぐ構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、表面と裏面を有し、前記表面側にレンズを備えた赤外線センサと、前記赤外線センサを格納し前記レンズの外側に窓穴を有した筐体と、前記窓穴の外側に気体層を生成する流体層生成部とを有した構造とした。
本発明の構造は、流体層によってレンズへの異物付着を防ぎ、センサの温度検出精度が悪化すること防ぐことが可能となっている。
実施の形態1の赤外線検出装置の側面図 同赤外線検出装置のAA線断面図 同赤外線検出装置の底面図 実施の形態2の赤外線検出装置の側断面図 実施の形態3の赤外線検出装置の側断面図 実施の形態4の赤外線検出装置の側断面図
以下に、実施の形態に係る赤外線センサについて図面を用いて説明をする。なお、各図面において、同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。また、各実施の形態における各構成要素は矛盾のない範囲で任意に組み合わせても良い。
(実施の形態1)
以下に、実施の形態1における赤外線検出装置について図面を用いながら説明する。
図1は実施の形態1の赤外線検出装置の側面図、図2は同赤外線検出装置のAA線断面図、図3は同赤外線検出装置の底面図を示している。
赤外線検出装置1は、赤外線を透過するレンズ2を備え表面3と裏面4を有した赤外線センサ5と、赤外線センサ5を格納する筐体6と、大気等の気体の流体層7を生成する流体層生成部8と外部に対して温度データを出力するためのコネクタ部9を有している。
レンズ2はシリコンまたはゲルマニウムにより形成され、表面3に反射防止処理のコーティングがなされている。レンズ2は赤外線センサ5の表面3側に設けられた開口部を覆うように赤外線センサ5に設けられている。
赤外線センサ5は感温部が埋設された熱型赤外線検出器を有しており、感温部には被検出体から放射された赤外線による熱エネルギーを電気エネルギーに変換するサーモパイルより構成される熱電変換部が用いられている。また、赤外線センサ5は、感温部および感温部の出力電圧を取り出すためのMOSトランジスタを有したa×b個の画素部(非接触赤外線検知素子)が半導体基板の一表面側においてa行b列の2次元アレイ状に配置されており、実施の形態1における画素部は8×8に構成されている。画素部は8×8に限らず、赤外線センサ5の用途等に応じて適宜変更することが出来る。赤外線センサ5はセラミック等の材料で形成されたケースと金属材料で形成されたキャップ(図示せず)とをプリント基板へはんだ実装し、同じくプリント基板裏面に実装したコネクタで電気接続し、デジタル通信により温度値を出力する。なお、温度値の出力方法はこれに限らず、赤外線センサ5の使用用途に応じて適宜変更できる。センサ特性としては、視野角35〜60°の性能を有し、±数℃の温度精度を有する。なお、センサ特性はこれに限られず、赤外線検出装置1の用途に応じて、適宜変更しても良い。
筐体6は赤外線センサ5における温度測定のため、レンズ2の外側に窓孔10を有している。窓孔10にはテーパ面11が設けられており、放射上に広がるセンサの視野角内に窓孔10が入らないように配慮している窓孔10の前側に測定対象があるとき、測定対象から出た赤外線が窓孔10を通じて赤外線センサに入射する。窓孔10は矩形状に形成され、窓孔10の大きさは赤外線センサ5の検出視野範囲外となる寸法であり、窓孔10とレンズ2の中心位置は一致している。窓孔10は矩形状に限定されず、円形状等の別の形状に形成しても良い。筐体6には、赤外線センサ5の表面3側に流体層7を形成する流体層生成部8が設けられている。
流体層生成部8は、赤外線センサ5のレンズ2が設けられている表面3側に流体層7を形成する。流体層7は大気が赤外線センサ5の表面3側を流れることにより形成されるが、赤外線センサ5の用途に応じて、ガスなどの別の流体により流体層7を形成するようにしても良い。流体層生成部8にはファンが用いられている。流体層生成部8は窓孔10の近傍に設けられている。流体層生成部8は窓孔10の近くに配置した方が窓孔10前方での流体層の流れが速くなり、流体層生成部8の効果が大きくなるが、流体層生成部8はファンで生成された流体層が窓孔10に届く範囲なら配置することが出来る。流体層生成部8が筐体6の表面3側の窓孔10近傍に窓孔10に向かって大気が流れるように設けられている。流体層生成部8は、赤外線センサの表面3に対して流体層が平行になるように設けられている。なお、ここで言う平行とは略平行を意味し、流体層生成部8を設置するときにずれて角度が少し変化する程度の誤差は許容される。流体層生成部8により、窓孔10の前方に流体層が出来ることで、赤外線検出装置1に向かって飛んできた塵、埃、煙、油等の異物が流体層に到達したときに大気の流れで異物が流され、異物がレンズ2に付着するのを防ぐことが出来る。これにより、レンズ2への異物の付着により赤外線センサ5の検出精度が低下するのを防止することが出来る。
(実施の形態2)
以下に、実施の形態2における赤外線検出装置について図面を用いながら説明する。
図4は実施の形態2の赤外線検出装置の側断面図を示している。
実施の形態2の赤外線検出装置21は、赤外線を透過するレンズ2を備え表面3と裏面4を有した赤外線センサ5と、赤外線センサ5を格納する筐体6と、大気等の気体の流体層7を生成する流体層生成部8を有している。流体層生成部8にはファンが用いられている。
筐体6には斜面23が設けられ、斜面23に平行に流体層7が形成されるように流体層生成部8が設けられている。斜面23は赤外線センサの表面3に対して、斜面23とレンズの中心部分の法線Lとのなす角度θが、45°≦θ<90°となっている。このように斜面23に平行に流体層7が形成されることで、赤外線検出装置1に飛んできた異物に対してレンズ2から遠ざかる方向の力が加わるようになる。これにより、実施の形態1の赤外線検出装置21よりも、より異物をレンズ2から遠ざけやすくなり、赤外線センサ5の検出精度がさらに向上する。また、角度θは45°以上とするのが好適である。角度θを45°以上とすることにより、異物に対してレンズ表面の法線方向に働く力を増大させることが出来る。
(実施の形態3)
以下に、実施の形態3における赤外線検出装置について図面を用いながら説明する。
図5は実施の形態3の赤外線検出装置の側断面図を示している。
実施の形態3の赤外線検出装置31は、赤外線を透過するレンズ2を備え表面3と裏面4を有した赤外線センサ5と、赤外線センサ5を格納する筐体6と、大気等の気体の流体層を生成する第1の流体層生成部32と第2の流体層生成部33を有している。第1の流体層生成部32と第2の流体層生成部33にはファンが用いられている。第1の流体層34と第2の流体層35の大気の流れる速さは同じである。
筐体6には、窓孔10を挟むように第1の流体層生成部32と第2の流体層生成部33が設けられており、第1の流体層生成部32と第2の流体層生成部33は夫々、窓孔10に向かって流体が流れるような第1の流体層と第2の流体層を生成している。第1の流体層34と第2の流体層35は窓孔10の前方でぶつかっている。これにより、窓孔10の前方にレンズ2から遠ざかる方向に流体が流れる第3の流体層36が形成される。赤外線検出装置31に向かって飛んできた異物は第3の流体層36により、レンズ2から遠ざけられるため、実施の形態1よりも異物がレンズ2に到達しにくくなり、赤外線センサ5の検出精度がさらに向上する。
なお、実施の形態2の赤外線検出装置31では、第1の流体層生成部32と第2の流体層生成部33と2つの流体層生成部を設けたが、さらに多くの流体層生成部を設けても良い。流体層生成部を3つ以上設けることで、異物のレンズ2への付着をより防止しやすくなる。
(実施の形態4)
以下に、実施の形態3における赤外線検出装置について図面を用いながら説明する。
図6は実施の形態4の赤外線検出装置の側断面図を示している。
実施の形態3の赤外線検出装置41は、赤外線を透過するレンズ2を備え表面3と裏面4を有した赤外線センサ5と、赤外線センサ5を格納する筐体6と、大気等の気体の流体
層7を生成する流体層生成部42を有している。流体層生成部42は、筐体6の表面3側に設けられた加熱部43と、裏面4側に設けられた冷却部44により構成されている。加熱部42にはヒーター、冷却部44にはヒートシンクが用いられる。加熱部43はヒーターに限らず、例えば、ペルチェ等を用いても良い。冷却部44はヒートシンクに限らず、例えば、チラー等を用いても良い。加熱部43により、赤外線センサ5の表面3側の大気が加熱され、冷却部44により、赤外線センサ5の裏面4側の大気が冷却される。これにより、赤外線センサ5の表面3側と裏面4側とで、気圧差が生じ、赤外線センサ5の裏面4から表面3に向かって大気が流れる流体層が形成される。赤外線センサの裏面4から表面3に向かって流れた大気は筐体6の窓孔10から外に出た後に、レンズ2から遠ざかる方向に流れる。これにより、異物が赤外線検出装置41に向かって飛んできても、流体層により異物がレンズ2から遠ざけられ、レンズ2への異物の付着を防止することが出来る。これにより、赤外線センサ5の検出精度が向上する。また、流体層生成部42として加熱部43と冷却部44を用いることで、流体層生成部42にファンを用いた構造に比べて赤外線検出装置41を小型化でき、また、ファンによる騒音を避けることが出来る。
なお、実施の形態4の赤外線検出装置41では、流体層生成部42として加熱部43と冷却部44の両方を設けたが、どちらか一方だけを設ける構造としても良い。加熱部43と冷却部44のいずれかのみを設ける構造とすることで、赤外線検出装置41を小型化することが出来る。
本発明は、レンズに異物が付着することを防ぐことができるため、レンジフードや電子レンジなどの調理器具の様なレンズが汚染されやすい環境での使用に特に有用である。
1、21、31、41 赤外線検出装置
2 レンズ
3 表面
4 裏面
5 赤外線センサ
6 筐体
7 流体層
8、42 流体層生成部
9 コネクタ部
10 窓孔
11 テーパ面
23 斜面
32 第1の流体層生成部
33 第2の流体層生成部
34 第1の流体層
35 第2の流体層
36 第3の流体層
43 加熱部
44 冷却部

Claims (7)

  1. 表面と裏面を有し、前記表面側にレンズを備えた赤外線センサと、
    前記赤外線センサを格納し前記レンズの外側に窓穴を有した筐体と、
    前記窓穴の外側に気体層を生成する流体層生成部と、を有した赤外線検出装置。
  2. 前記流体層生成部は大気の流れを生成する請求項1に記載の赤外線検出装置。
  3. 前記流体層生成部は、ファンである請求項1または2に記載の赤外線検出装置。
  4. 前記流体層生成部は、前記流体層の前記裏面側と前記表面側で気圧差を発生させ、
    前記流体層の前記裏面側の気圧は前記流体層の前記表面側の気圧よりも高い請求項1〜3のいずれかに記載の赤外線検出装置。
  5. 前記流体層生成部は、
    前記赤外線センサと前記筐体の間で、前記赤外線センサから前記窓穴に向かって流れる流体層を生成する請求項1〜4のいずれかに記載の赤外線検出装置。
  6. 前記流体層生成部は、2つの異なる方向に流れる第1の流体層と第2の流体層を生成し、前記第1の流体層と前記第2の流体層は前記レンズの外側で衝突する請求項1〜5のいずれかに記載の赤外線検出装置。
  7. 前記流体層生成部は、前記流体層を流れる流体の流れる方向と前記レンズの中心部分の法線方向がなす角度が45°〜90°になるように前記流体層を生成する請求項1〜6のいずれかに記載の赤外線検出装置。

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