JP2018157646A - 消費電力調整装置 - Google Patents

消費電力調整装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018157646A
JP2018157646A JP2017050960A JP2017050960A JP2018157646A JP 2018157646 A JP2018157646 A JP 2018157646A JP 2017050960 A JP2017050960 A JP 2017050960A JP 2017050960 A JP2017050960 A JP 2017050960A JP 2018157646 A JP2018157646 A JP 2018157646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
power consumption
unit
energization
adjustment device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017050960A
Other languages
English (en)
Inventor
川口 剛
Takeshi Kawaguchi
剛 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2017050960A priority Critical patent/JP2018157646A/ja
Publication of JP2018157646A publication Critical patent/JP2018157646A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/30Systems integrating technologies related to power network operation and communication or information technologies for improving the carbon footprint of the management of residential or tertiary loads, i.e. smart grids as climate change mitigation technology in the buildings sector, including also the last stages of power distribution and the control, monitoring or operating management systems at local level
    • Y02B70/3225Demand response systems, e.g. load shedding, peak shaving
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S20/00Management or operation of end-user stationary applications or the last stages of power distribution; Controlling, monitoring or operating thereof
    • Y04S20/20End-user application control systems
    • Y04S20/222Demand response systems, e.g. load shedding, peak shaving

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

【課題】特定電力料金時間帯全域での消費電力平準化を図ることが可能な消費電力調整装置を提供する。【解決手段】消費電力調整装置10は、調整対象となる特定電力料金時間帯内で必要となる必要通電時間を機器ごとに算出する通電時間算出部101と、特定電力料金時間帯を分割した基本単位時間に必要通電時間が収まるように補正することで補正後通電時間を算出する通電時間補正部102と、補正後通電時間の開始時刻を出現率が同じ乱数によって特定電力料金時間帯内に割り振る開始時刻設定部104と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、消費電力調整装置に関する。
電気料金体系として、通常の時間帯とは電気料金の異なる深夜電力時間帯等の特定電力料金時間帯が設けられている。この特定電力料金時間帯は、電気料金を相対的に安く設定し、電力を消費する電気機器の稼働時間帯を分散する意図で設定されている。しかしながら、特定電力料金時間帯に積極的に稼働する機器は、特定電力時間帯の開始時に稼働、または終了時に稼働停止する傾向にある。このことにより、数多くの特定電力料金時間帯に積極的に稼働する機器の総電力消費量は、特定電力料金時間帯の開始時刻から急激に立ち上がり徐々に下がっていく、または終了時間に近づくにつれ徐々に上がり、その後急激に落ち込む可能性がある。このような課題を解決すべく、特定電力料金時間帯内においても電力消費を平準化する手法が提案されている。
下記特許文献1では、特定電力料金時間帯から必要通電時間を引いた時間に乱数を掛け合わせ、特定電力料金時間帯内における通電開始時間を分散させている。乱数には更に乱数修飾関数を掛け合わせることで、消費電力の推移を意図したものとすることも開示されている。
特許第5483409号公報
特許文献1では、特定電力料金時間帯の中央付近に電力消費が集中する傾向にある。乱数修飾関数によって集中の緩和を図ったとしても、電力消費のピーク低減や変動の抑制効果は限定的であり、特定電力料金時間帯全域での消費電力平準化は達成できない。
本開示は、特定電力料金時間帯全域での消費電力平準化を図ることが可能な消費電力調整装置を提供することを目的とする。
本開示は、消費電力調整装置であって、調整対象となる特定電力料金時間帯内で必要となる必要通電時間を機器ごとに算出する通電時間算出部(101)と、特定電力料金時間帯を分割した基本単位時間に必要通電時間が収まるように補正することで補正後通電時間を算出する通電時間補正部(102)と、補正後通電時間の開始時刻を出現率が同じ乱数によって特定電力料金時間帯内に割り振る開始時刻設定部(104)と、を備える。
通電時間算出部が算出した必要通電時間を、特定電力料金時間帯を分割した基本単位時間に収まるように補正するので、互いに組み合わせると特定電力料金時間帯を埋め尽くすことができるように補正後通電時間を算出することができる。開始時刻設定部は、補正後通電時間の開始時刻を出現率が同じ乱数によって割り振るので、特定電力料金時間帯内に偏り無く補正後通電時間を割り振ることができる。特定電力料金時間帯を埋め尽くすことができるように補正された補正後通電時間を、特定電力料金時間帯内に偏り無く割り振ることができるので、特定電力料金時間帯全域での消費電力平準化を図ることができる。
尚、「課題を解決するための手段」及び「特許請求の範囲」に記載した括弧内の符号は、後述する「発明を実施するための形態」との対応関係を示すものであって、「課題を解決するための手段」及び「特許請求の範囲」が、後述する「発明を実施するための形態」に限定されることを示すものではない。
本開示によれば、特定電力料金時間帯全域での消費電力平準化を図ることが可能な消費電力調整装置を提供することができる。
図1は、本実施形態である消費電力調整装置の機能的な構成を示すブロック構成図である。 図2は、必要通電時間を基本単位時間に収まるように補正する手法を説明するための図である。 図3は、発生する乱数と基本単位時間の開始時刻の割り振りとの関係を説明するための図である。 図4は、図1に示される消費電力調整装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図5は、図1に示される消費電力調整装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図6は、図1に示される消費電力調整装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図7は、図1に示される消費電力調整装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図8は、発生する乱数と基本単位時間の開始時刻の割り振りとの関係を説明するための図である。 図9は、発生する乱数と基本単位時間の開始時刻の割り振りとの関係を説明するための図である。 図10は、比較例と本実施形態との分散実績の差を説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1を参照しながら、本実施形態である消費電力調整装置10について説明する。消費電力調整装置10は、特定電力料金時間帯に積極的に電力を消費する機器に設けられている。消費電力調整装置10は、それら機器が多数ある地域におけるメガワットレベルの消費電力を平準化することを目的としている。
消費電力調整装置10は、ハードウェア的な構成要素として、CPUといった演算部、RAMやROMといった記憶部、データの授受を行うためのインターフェイス部を備えるコンピュータとして構成されている。続いて、消費電力調整装置10の機能的な構成要素について説明する。
消費電力調整装置10は、機能的な構成要素として、通電時間算出部101と、通電時間補正部102と、乱数発生部103と、開始時刻設定部104と、単位時間格納部105と、を備えている。
通電時間算出部101は、調整対象となる特定電力料金時間帯内で必要となる必要通電時間を機器ごとに算出する部分である。必要通電時間とは、対象となる機器が所定の消費電力によって特定電力料金時間帯内で通電が必要となる時間である。通電時間算出部101は、算出した必要通電時間を通電時間補正部102に出力する。
通電時間補正部102は、特定電力料金時間帯を偶数分割した基本単位時間に必要通電時間が収まるように補正することで補正後通電時間を算出する部分である。基本単位時間は、特定電力料金時間帯で積極的に稼働する機器共通の値が、単位時間格納部105に格納されている。単位時間格納部105は、特定電力料金時間帯を単一の時間幅で分割する基本単位時間を格納してもよく、異なる時間幅で分割する複数の基本単位時間を格納してもよい。通電時間補正部102は、算出した補正後通電時間を開始時刻設定部104に出力する。
基本単位時間とは、特定電力料金時間帯を分割した時間である。上記したように、基本単位時間は、特定電力料金時間帯を等分した単一の時間として設定してもよい。例えば、特定電力料金時間帯が8時間の場合、4等分して基本単位時間を2時間としてもよい。基本単位時間は、特定電力料金時間帯を複数種類に等分した複数の時間として設定してもよい。例えば、特定電力料金時間帯が8時間の場合、2等分した基本単位時間4時間と、4等分した基本単位時間2時間と、を組み合わせて設定してもよい。また、8時間の特定電力料金時間帯を1等分した基本単位時間8時間を組み込んでもよい。
図2を参照しながら、必要通電時間と基本単位時間との関係について説明する。図2の(A)は、基本単位時間201Aよりも必要通電時間201が長くなる例である。必要通電時間201が基本単位時間201Aになるように時間を短縮しても必要となる能力量は変わらないので、能力を上げて必要となる能力量が確保できるようにする。
図2の(B)は、基本単位時間202Aよりも必要通電時間202が短い例である。この場合も必要となる能力量は変わらないので、能力を下げて対応する。
乱数発生部103は、補正後通電時間を特定電力料金時間帯内に割り振るための乱数を発生させる部分である。乱数発生部103は、出現率が互いに等しくなるように乱数を発生させる。乱数発生部103は、乱数の出現率を変動させてもよい。乱数発生部103は、外部との通信結果に基づいて乱数の出現率を変動させてもよい。乱数発生部103は、発生させた乱数を開始時刻設定部104に出力する。
開始時刻設定部104は、補正後通電時間の開始時刻を出現率が同じ乱数によって特定電力料金時間帯内に割り振る部分である。開始時刻設定部104は、割り振った開始時刻を、各機器の動作制御部に出力する。図3を参照しながら、補正後通電時間の開始時刻を特定電力料金時間帯内に割り振る手法について説明する。
図3において、特定電力料金時間帯は、時刻Taから開始され時刻Tbに終了する。本実施形態の場合、時刻Taから時刻Tbまでは8時間であるものとする。本実施形態の場合、8時間の特定電力料金時間帯を、基本単位時間A,B,C,Dの4種類の時間種で分割する。最短の基本単位時間である基本単位時間Aは、1時間である。基本単位時間Bは、2時間である。基本単位時間Cは、4時間である。基本単位時間Dは、8時間である。このように、特定電力料金時間帯の8時間を、2の累乗値である1,2,4,8を用いて分割している。1は2の0乗、2は2の1乗、4は2の2乗、8は2の3乗である。
基本単位時間Aを用いている場合、基本単位時間Aは1時間なので、時刻Taから7時間の間に1時間おきに補正後通電時間の開始時刻を設定することができる。乱数は1から8までが、それぞれ同じ出現率となるように発生される。乱数が1であれば、補正後通電時間の開始時刻は時刻Taとなる。乱数が2であれば、補正後通電時間の開始時刻は時刻Ta+1時間となる。乱数が3であれば、補正後通電時間の開始時刻は時刻Ta+2時間となる。乱数が4であれば、補正後通電時間の開始時刻は時刻Ta+3時間となる。乱数が5であれば、補正後通電時間の開始時刻は時刻Ta+4時間となる。乱数が6であれば、補正後通電時間の開始時刻は時刻Ta+5時間となる。乱数が7であれば、補正後通電時間の開始時刻は時刻Ta+6時間となる。乱数が8であれば、補正後通電時間の開始時刻は時刻Ta+7時間となる。
基本単位時間Bを用いている場合、基本単位時間Bは2時間なので、時刻Taから6時間の間に2時間おきに補正後通電時間の開始時刻を設定することができる。乱数が1又は2であれば、補正後通電時間の開始時刻は時刻Taとなる。乱数が3又は4であれば、補正後通電時間の開始時刻は時刻Ta+2時間となる。乱数が5又は6であれば、補正後通電時間の開始時刻は時刻Ta+4時間となる。乱数が7又は8であれば、補正後通電時間の開始時刻は時刻Ta+6時間となる。
基本単位時間Cを用いている場合、基本単位時間Cは4時間なので、時刻Taから4時間の間に4時間おきに補正後通電時間の開始時刻を設定することができる。乱数が1,2,3,4のいずれかであれば、補正後通電時間の開始時刻は時刻Taとなる。乱数が5,6,7,8のいずれかであれば、補正後通電時間の開始時刻は時刻Ta+4時間となる。
基本単位時間Dを用いている場合、基本単位時間Dは8時間なので、時刻Taにのみ補正後通電時間の開始時刻を設定することができる。
続いて、図4を参照しながら、消費電力調整装置10の動作について説明する。ステップS101では、乱数発生部103が乱数を発生させ、通電時間補正部102に乱数を出力する。
ステップS101に続くステップS102では、通電時間算出部101が調整対象となる特定電力料金時間帯内で必要となる必要通電時間Tを機器ごとに算出する。通電時間算出部101は、算出した必要通電時間Tを通電時間補正部102に出力する。
ステップS102に続くステップS103において、通電時間補正部102は、必要通電時間Tが、k×α/2^(y)時間以上であるか否かを判断する。kは、等比係数であって、1よりも大きく2よりも小さい値に設定される。αは、特定電力料金時間帯の時間数である。yは、特定電力料金時間帯を2の累乗数2^nで分割するにあたって設定される自然数nの最大値である。本実施形態では、説明の便宜上αを8とし、yを4として説明する場合がある。この条件でkを1.4とすると、k×α/2^(y)は、0.7時間となる。
必要通電時間Tが、k×α/2^(y)時間以上であれば、ステップS104の処理に進む。必要通電時間Tが、時間以上でなければ、ステップS105yの処理に進む。
ステップS104において、通電時間補正部102は、必要通電時間Tが、k×α/2^(n)時間を超え、k×α/2^(n−1)時間以下となるか否かを、各nについて判断する。本実施形態では、yを4としたので、nは1,2,3,4である。
nが1の場合に、必要通電時間Tが、k×α/2^(n)時間を超え、k×α/2^(n−1)時間以下となれば、ステップS1051の処理に進む。kを1.4、αを8時間、nを1とすると、5.6<T≦9.6となるか否かを判断する。ステップS1051では、通電時間補正部102が、補正後通電時間Tjをαに設定する。αは8時間なので、補正後通電時間Tjは8時間に設定される。ステップS1051に続くステップS1061においては、開始時刻設定部104が、補正後通電時間Tjの開始時刻Tsを時刻Taに設定する。
ステップS104においてnが2の場合に、必要通電時間Tが、k×α/2^(n)時間を超え、k×α/2^(n−1)時間以下となれば、ステップS1052の処理に進む。kを1.4、αを8時間、nを2とすると、2.8<T≦5.6となるか否かを判断する。ステップS1052では、通電時間補正部102が、補正後通電時間Tjをα/2に設定する。αは8時間なので、補正後通電時間Tjは4時間に設定される。ステップS1052に続くステップS1062においては、開始時刻設定部104が、補正後通電時間Tjの開始時刻Tsを設定するため、関数1のサブルーチンを実行する。
ステップS104においてnが3の場合に、必要通電時間Tが、k×α/2^(n)時間を超え、k×α/2^(n−1)時間以下となれば、ステップS1053の処理に進む。kを1.4、αを8時間、nを3とすると、1.4<T≦2.8となるか否かを判断する。ステップS1053では、通電時間補正部102が、補正後通電時間Tjをα/4に設定する。αは8時間なので、補正後通電時間Tjは2時間に設定される。ステップS1053に続くステップS1063においては、開始時刻設定部104が、補正後通電時間Tjの開始時刻Tsを設定するため、関数2のサブルーチンを実行する。
ステップS104においてnがyの場合に、必要通電時間Tが、k×α/2^(n)時間を超え、k×α/2^(n−1)時間以下となれば、ステップS105yの処理に進む。kを1.4、αを8時間、nをyである4とすると、0.7<T≦1.4となるか否かを判断する。ステップS105yでは、通電時間補正部102が、補正後通電時間Tjをα/2^(y−1)に設定する。αは8時間であり、yは4なので、補正後通電時間Tjは1時間に設定される。ステップS105yに続くステップS106yにおいては、開始時刻設定部104が、補正後通電時間Tjの開始時刻Tsを設定するため、関数y−1のサブルーチンを実行する。
続いて、図5を参照しながら、関数1のサブルーチンについて説明する。ステップS201では、開始時刻設定部104が、R≦Rm/2であるか否かを判断する。Rは、発生した乱数値である。Rmは、発生する乱数の総数である。Rm=2^(y)×uとして定義される。yは、上記したように、特定電力料金時間帯を2の累乗数2^nで分割するにあたって設定される自然数nの最大値である。uは、1以上の整数である。uが1の場合、8つの乱数が発生するので、Rm/2を計算し、その値に対する大小関係を判断することで、α/2=4時間の補正後通電時間Tjを偏り無く分散させることができる。uは2以上であっても、RとRm/2とを比較するので、同様に補正後通電時間Tjを偏り無く分散させることができる。
R≦Rm/2である場合、ステップS202の処理に進む。R≦Rm/2でない場合、ステップS203の処理に進む。
ステップS202では、開始時刻設定部104が、開始時刻Tsを時刻Taに設定する。ステップS203では、開始時刻設定部104が、開始時刻Tsを時刻Ta+α/2に設定する。
続いて、図6を参照しながら、関数2のサブルーチンについて説明する。ステップS301では、開始時刻設定部104が、R≦Rm/4であるか否かを判断する。R≦Rm/4である場合、ステップS302の処理に進む。R≦Rm/4でない場合、ステップS303の処理に進む。ステップS302では、開始時刻設定部104が、開始時刻Tsを時刻Taに設定する。
ステップS303では、開始時刻設定部104が、R≦2×Rm/4であるか否かを判断する。R≦2×Rm/4である場合、ステップS304の処理に進む。R≦2×Rm/4でない場合、ステップS305の処理に進む。ステップS304では、開始時刻設定部104が、開始時刻Tsを時刻Ta+α/4に設定する。
ステップS305では、開始時刻設定部104が、R≦3×Rm/4であるか否かを判断する。R≦3×Rm/4である場合、ステップS306の処理に進む。R≦3×Rm/4でない場合、ステップS307の処理に進む。ステップS306では、開始時刻設定部104が、開始時刻Tsを時刻Ta+2×α/4に設定する。ステップS307では、開始時刻設定部104が、開始時刻Tsを時刻Ta+3×α/4に設定する。
続いて、図7を参照しながら、関数y−1のサブルーチンについて説明する。ステップS401では、開始時刻設定部104が、R≦Rm/2^(y−1)であるか否かを判断する。R≦Rm/2^(y−1)である場合、ステップS402の処理に進む。R≦Rm/2^(y−1)でない場合、ステップS4012の処理に進む。ステップS402では、開始時刻設定部104が、開始時刻Tsを時刻Taに設定する。
ステップS4012では、開始時刻設定部104が、R≦2×Rm/2^(y−1)であるか否かを判断する。R≦2×Rm/2^(y−1)である場合、ステップS4022の処理に進む。R≦2×Rm/2^(y−1)でない場合、ステップS4013の処理に進む。ステップS4022では、開始時刻設定部104が、開始時刻Tsを時刻Ta+α/2^(y−1)に設定する。
ステップS4013以降の一般的な処理について、ステップS401α−1として説明する。ステップS401α−1では、開始時刻設定部104が、R≦(α−1)×Rm/2^(y−1)であるか否かを判断する。R≦(α−1)×Rm/2^(y−1)である場合、ステップS402α−1の処理に進む。R≦(α−1)×Rm/2^(y−1)でない場合、ステップS401αの処理に進む。ステップS402α−1では、開始時刻設定部104が、開始時刻Tsを時刻Ta+(α−2)×α/2^(y−1)に設定する。ステップS402αでは、開始時刻設定部104が、開始時刻Tsを時刻Ta+(α−1)×α/2^(y−1)に設定する。
続いて、図8及び図9を参照しながら、α=8、n=4、u=1、Rm=8、Ta=PM11時の場合の分散化の具体例について説明する。図8に示されるように、α=8、n=4なので、基本単位時間は、1時間、2時間、4時間、8時間となる。u=1、Rm=8なので、乱数は、1,2,3,4,5,6,7,8である。
基本単位時間が1時間の場合で、乱数3になると、図9の(A)に示されるように、開始時刻Tsは、AM1時となる。基本単位時間が1時間の場合で、乱数6になると、図9の(B)に示されるように、開始時刻Tsは、AM4時となる。基本単位時間が2時間の場合で、乱数5になると、図9の(C)に示されるように、開始時刻Tsは、AM3時となる。基本単位時間が4時間の場合で、乱数2になると、図9の(D)に示されるように、開始時刻Tsは、PM11時となる。
図8及び図9では、機器が4つの場合を例示したけれども、本実施形態の消費電力調整装置10は、同じ変電所が管轄する多数の機器のギガワットレベルの消費電力を分散するものである。そのため、図10に示されるように、消費電力は平準化される。比較例1は、いわゆる均一型と呼ばれる平準化手法であるが、特定電力料金時間帯の中央付近にピークができる傾向にある。比較例2は、通電開始時刻は分散しているが、通電終了時刻が特定電力料金時間帯の終了時刻に集中しているため、特定電力料金時間帯の終了時刻付近にピークができる傾向にある。一方、本実施形態では、通電開始時刻も通電終了時刻も分散するように構成しているので、ピークが生成されず、特定電力料金時間帯全域での消費電力平準化を図ることができる。
上記したように本実施形態に係る消費電力調整装置10は、調整対象となる特定電力料金時間帯内で必要となる必要通電時間を機器ごとに算出する通電時間算出部101と、特定電力料金時間帯を分割した基本単位時間に必要通電時間が収まるように補正することで補正後通電時間を算出する通電時間補正部102と、補正後通電時間の開始時刻を出現率が同じ乱数によって特定電力料金時間帯内に割り振る開始時刻設定部104と、を備える。
通電時間算出部101が算出した必要通電時間を、特定電力料金時間帯を分割した基本単位時間に収まるように補正するので、互いに組み合わせると特定電力料金時間帯を埋め尽くすことができるように補正後通電時間を算出することができる。開始時刻設定部104は、補正後通電時間の開始時刻を出現率が同じ乱数によって割り振るので、特定電力料金時間帯内に偏り無く補正後通電時間を割り振ることができる。特定電力料金時間帯を埋め尽くすことができるように補正された補正後通電時間を、特定電力料金時間帯内に偏り無く割り振ることができるので、特定電力料金時間帯全域での消費電力平準化を図ることができる。
また本実施形態では、更に、基本単位時間を格納する単位時間格納部105を備えている。単位時間格納部105は、特定電力料金時間帯を異なる時間幅で分割する複数の基本単位時間を格納する。単に特定電力料金時間帯を分割して基本単位時間とし、補正後通電時間とするのであれば、単位通電時間は極力短い方が消費電力平準化には好ましいものである。しかしながら、制御対象とする機器は、必要通電時間が短いものもあれば長いものもあるので、極端に短い基本単位時間のみでは無理に短い時間で通電を完了することになり、機器の能力上対応できない場合もある。また、長い基本単位時間のみでは、消費電力が許容値以上に下がる場合もあり、こちらも機器の能力上対応できない場合がある。そこで、特定電力料金時間帯を異なる時間幅で分割する複数の基本単位時間を用いることで、機器の能力範囲内での消費電力の調整が可能となる。
また本実施形態では、単位時間格納部105は、特定電力料金時間帯を2の累乗値を複数用いて異なる時間幅に分割して生成された複数の基本単位時間を格納する。例えば、特定電力料金時間帯が8時間である場合に、2の累乗値である、1,2,4,8を用いて特定電力料金時間帯を異なる時間幅である、8時間,4時間,2時間,1時間という複数の基本単位時間に分割することができる。このように2の累乗値を複数用いて異なる時間幅に分割することで、生成された基本単位時間が互いに比例関係になるので、特定電力料金時間帯内で組み合わせやすくなり、特定電力料金時間帯全域での消費電力平準化を図ることができる。
また本実施形態では、通電時間補正部102は、異なる時間幅で生成されている複数の基本単位時間の境界となる境界時間の間に閾値時間を設け、必要通電時間が閾値時間未満の場合は短い方の基本単位時間に収まるように補正後通電時間を算出し、必要通電時間が閾値時間以上の場合は長い方の基本単位時間に収まるように補正後通電時間を算出する。このように閾値時間を設けて補正後通電時間を算出することで、必要通電時間に近い補正後通電時間を設定することができる。
また本実施形態では、通電時間補正部102は、閾値時間を境界時間に対する等比関係で設けている。補正後通電時間は、例えば8時間,4時間,2時間,1時間という複数の基本単位時間に基づいて設定されるので、境界間の時間は必ずしも一定ではない。この場合、境界間の時間間隔に応じて等比関係で閾値時間を設けることで、機器に負担のかからない補正が可能となる。
また本実施形態では、通電時間補正部は、閾値時間を消費電力調整装置10が制御対象とする電気機器の効率が高まるように設けることもできる。
また本実施形態では、更に、乱数を発生させる乱数発生部103を備えている。乱数発生部103は、乱数の出現率を変動させることも可能である。乱数発生部103は、外部との通信結果に基づいて乱数の出現率を変動させることも可能である。乱数の発生頻度を他のシステムから受け取り、ある地域の消費電力推移パターンや発電量に応じて特定電力料金時間帯における消費電力推移を意図的に調整することができる。消費電力推移パターンは、例えば特定電力料金時間帯に積極的に通電しない機器(電灯やクーラなど)のものを用いることができる。発電量としては、風力発電装置の発電量や、波力発電装置の発電量を用いることができる。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
101:通電時間算出部
102:通電時間補正部
103:乱数発生部
104:開始時刻設定部

Claims (8)

  1. 消費電力調整装置であって、
    調整対象となる特定電力料金時間帯内で必要となる必要通電時間を機器ごとに算出する通電時間算出部(101)と、
    前記特定電力料金時間帯を分割した基本単位時間に前記必要通電時間が収まるように補正することで補正後通電時間を算出する通電時間補正部(102)と、
    前記補正後通電時間の開始時刻を出現率が同じ乱数によって前記特定電力料金時間帯内に割り振る開始時刻設定部(104)と、
    を備える消費電力調整装置。
  2. 請求項1に記載の消費電力調整装置であって、
    更に、前記基本単位時間を格納する単位時間格納部(105)を備え、
    前記単位時間格納部は、前記特定電力料金時間帯を異なる時間幅で分割する複数の前記基本単位時間を格納する、消費電力調整装置。
  3. 請求項2に記載の消費電力調整装置であって、
    前記単位時間格納部は、前記特定電力料金時間帯を2の累乗値を複数用いて異なる時間幅に分割して生成された複数の前記基本単位時間を格納する、消費電力調整装置。
  4. 請求項2又は3に記載の消費電力調整装置であって、
    前記通電時間補正部は、
    異なる時間幅で生成されている複数の前記基本単位時間の境界となる境界時間の間に閾値時間を設け、
    前記必要通電時間が前記閾値時間未満の場合は短い方の前記基本単位時間に収まるように前記補正後通電時間を算出し、
    前記必要通電時間が前記閾値時間以上の場合は長い方の前記基本単位時間に収まるように前記補正後通電時間を算出する、消費電力調整装置。
  5. 請求項4に記載の消費電力調整装置であって、
    前記通電時間補正部は、前記閾値時間を前記境界時間に対する等比関係で設ける、消費電力調整装置。
  6. 請求項4に記載の消費電力調整装置であって、
    前記通電時間補正部は、前記閾値時間を前記消費電力調整装置が制御対象とする電気機器の効率が高まるように設ける、消費電力調整装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の消費電力調整装置であって、
    更に、前記乱数を発生させる乱数発生部(103)を備え、
    前記乱数発生部は、乱数の出現率を変動させる、消費電力調整装置。
  8. 請求項7に記載の消費電力調整装置であって、
    前記乱数発生部は、外部との通信結果に基づいて乱数の出現率を変動させる、消費電力調整装置。
JP2017050960A 2017-03-16 2017-03-16 消費電力調整装置 Pending JP2018157646A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017050960A JP2018157646A (ja) 2017-03-16 2017-03-16 消費電力調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017050960A JP2018157646A (ja) 2017-03-16 2017-03-16 消費電力調整装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018157646A true JP2018157646A (ja) 2018-10-04

Family

ID=63718399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017050960A Pending JP2018157646A (ja) 2017-03-16 2017-03-16 消費電力調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018157646A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20200033197A1 (en) * 2017-07-11 2020-01-30 Mitsubishi Electric Corporation Processing apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20200033197A1 (en) * 2017-07-11 2020-01-30 Mitsubishi Electric Corporation Processing apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5957775B2 (ja) 蓄電池制御装置、蓄電池制御方法、及び、蓄電池制御システム
US9229503B2 (en) Thermal power budget allocation for maximum user experience
EP2740190B1 (en) Responsive load control method
CN102878102B (zh) 风扇调速处理方法及装置
KR101677802B1 (ko) 에너지 저장 장치의 제어 장치
CN113826082B (zh) 一种用于控制散热装置的方法及其设备
AU2018334832A1 (en) Method for controlling ESS output
CN110504716B (zh) 光伏逆变器无功模式优化选择方法、终端设备及存储介质
JP2013258806A (ja) 周波数制御装置、電力入出力装置、周波数制御システム、周波数制御方法、及びプログラム
KR20170057648A (ko) 에너지 저장 시스템의 사양 설계 장치 및 방법
EP3051653A1 (en) Method and apparatus for controlling direct-current voltage
JP2018157646A (ja) 消費電力調整装置
JP2011101372A (ja) 動的バスクロックを制御するための装置及び方法
CN114077296A (zh) 控制电源输出功率的方法、装置及相关设备
JP2003199253A (ja) 無効電力補償装置
KR20180119982A (ko) 배터리 충전량 제어 장치, 그를 포함한 시스템 및 그 방법
US7948116B2 (en) Method and apparatus for controlling a supply current for a circuit or a plurality of circuit blocks
CN111431214B (zh) 一种考虑网损的电网自动发电控制方法、系统及介质
TWI710877B (zh) 處理器負載階平衡
CN117220260A (zh) 考虑功率约束的直流微网的母线电压调节与功率分配方法
US20190195924A1 (en) Semiconductor device, semiconductor system, and control method of the same
CN117546121A (zh) 用于通过减少每周期指令数来控制多处理器核心系统中的电流供应的系统和方法
CN111697813B (zh) 变频设备及其pfc电路的控制方法和装置、存储介质
WO2012008019A1 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム
JP2018113752A (ja) デマンド制御装置及びデマンド制御方法