JP2018157269A - 無線通信装置、無線通信プログラム、及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信装置、無線通信プログラム、及び無線通信方法 Download PDF

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【課題】 ネットワーク内の無線通信装置の数が増加したとしても、過度な制御フレームの増加できる無線通信装置を提供する。【解決手段】 本発明は、時分割多重接続方式を採用し、時分割されたタイムスロットの割り当ては、ブロードキャスト用と個別の無線通信装置間用の2種類存在し、データフレーム及び制御フレームの宛先が特定されていれば個別用タイムスロット、特定されていなければブロードキャスト用タイムスロットを用いる無線通信装置において、所定時間内に周囲の無線通信装置から受信したブロードキャストによる前記制御フレームの受信回数を計測する受信制御フレーム計測手段と、計測されたブロードキャストによる前記制御フレームの受信回数に基づいて、所定時間内にブロードキャストする前記制御フレームの送信回数を決定する制御手段とを有することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信装置、無線通信プログラム、及び無線通信方法に関し、例えば、時分割多重接続(Time Division Multiple Access)方式の無線ネットワークに適用し得るものである。
従来から時分割多重接続方式を採用し、タイムスロットに割り当てられた無線通信装置のみ送信権を与えることでフレームの衝突を回避する無線方式が存在する。
また、あるチャネルのみでフレーム送受信を行うと電波干渉により、無線通信装置の送信エラー率が高くなることがある。そのため、フレーム毎に送信チャネルを変更し、電波干渉の起こり難いチャネルも利用することで、トータルの送信エラー率を抑えるようにするという無線チャネルホッピング方式も存在する。
このような時分割多重接続方式とチャネルホッピング方式の両方の機能を持つ方式として、Bluetooth(登録商標)やTSCH(Time Slotted channel hopping)(例えば、非特許文献1参照)等が存在する。
TSCHでは、個別タイムスロットと共有タイムスロット(ブロードキャスト用タイムスロット)がある。個別タイムスロットは、送受信無線通信装置が固定であり、これら以外の無線通信装置は受信待機する必要がない。共有タイムスロットは全無線通信装置でタイムスロットを共有し、ブロードキャストフレームや、宛先アドレスが個別タイムスロットに割り当てられていない場合には、共有タイムスロットで送信し、周囲の全線通信装置が無線信号を受信する。
コーディネータデバイスは、拡張ビーコンを電波到達範囲のデバイス(無線通信装置)に対し周期的に送信している。拡張ビーコンには、同期用時間、チャネルホッピング、タイムスロット、リンクやスロット情報が含まれる。
新規にネットワークに接続しようとするデバイスは、まず周囲のデバイスからのビーコンを受信する。そして、ビーコン中の情報を用いてネットワーク参加用のタイムスロットを設定し、上位デバイスとネットワーク参加手続きを行う。
ネットワーク参加後、上位レイヤの管理エンティティ等から、データ通信用のスロットフレームやリンクの新規作成情報を受ける。
拡張ビーコンを送信するデバイスは、スター型ネットワークではコーディネーターのみが行えばよい。メッシュネットワークでは、コーディネーターからの拡張ビーコンを直接受信できないデバイスが発生するため、ルーターデバイスも拡張ビーコンを送信する。
IEEE Standard for Local and metropolitan area networks Part 15.4:Low−Rate Wireless Personal Area Networks(LR−WPANs)(P16 5.1.1.5 TSCH Slotframe structure:TSCHのタイムスロット構造)(P24 5.1.2.6 TSCH PAN formation:初期手順について)
しかしながら、TSCHでは、ネットワーク内のデバイス(無線通信装置)の数が増加すると、ビーコン等の制御メッセージが増加する。全制御メッセージの送信ができるようタイムスロットの割り当てを行うと、データフレーム用のタイムスロットの割り当てが減るという問題が生じる。
ビーコンの送信周期を長くすると、新規にネットワークに参加しようとするデバイスのスキャン周期を長くしておく必要があり、結果的にネットワーク接続に時間がかかる。またスキャン中は受信待機するため消費電力が増加する。
そのため、ネットワーク内の無線通信装置の数が増加したとしても、過度な制御フレームの増加を防止し、データ通信を効率的に実行できる無線通信装置、無線通信プログラム、及び無線通信方法が望まれている。
第1の本発明は、時分割多重接続方式を採用し、時分割されたタイムスロットの割り当ては、ブロードキャスト用と個別の無線通信装置間用の2種類存在し、データフレーム及び制御フレームの宛先が特定されていれば個別用タイムスロット、特定されていなければブロードキャスト用タイムスロットを用いる無線通信装置において、(1)所定時間内に周囲の無線通信装置から受信したブロードキャストによる前記制御フレームの受信回数を計測する受信制御フレーム計測手段と、(2)前記受信制御フレーム計測手段により計測されたブロードキャストによる前記制御フレームの受信回数に基づいて、所定時間内にブロードキャストする前記制御フレームの送信回数を決定する制御手段とを有することを特徴とする。
第2の本発明の無線通信プログラムは、時分割多重接続方式を採用し、時分割されたタイムスロットの割り当ては、ブロードキャスト用と個別の無線通信装置間用の2種類存在し、データフレーム及び制御フレームの宛先が特定されていれば個別用タイムスロット、特定されていなければブロードキャスト用タイムスロットを用いる無線通信装置に搭載されるコンピュータを、(1)所定時間内に周囲の無線通信装置から受信したブロードキャストによる前記制御フレームの受信回数を計測する受信制御フレーム計測手段と、(2)前記受信制御フレーム計測手段により計測されたブロードキャストによる前記制御フレームの受信回数に基づいて、所定時間内にブロードキャストする前記制御フレームの送信回数を決定する制御手段として機能させることを特徴とする。
第3の本発明は、時分割多重接続方式を採用し、時分割されたタイムスロットの割り当ては、ブロードキャスト用と個別の無線通信装置間用の2種類存在し、データフレーム及び制御フレームの宛先が特定されていれば個別用タイムスロット、特定されていなければブロードキャスト用タイムスロットを用いる無線通信装置に使用する無線通信方法において、受信制御フレーム計測手段及び制御手段を有し、(1)前記受信制御フレーム計測手段は、所定時間内に周囲の無線通信装置から受信したブロードキャストによる前記制御フレームの受信回数を計測し、(2)前記制御手段は、前記受信制御フレーム計測手段により計測されたブロードキャストによる前記制御フレームの受信回数に基づいて、所定時間内にブロードキャストする前記制御フレームの送信回数を決定することを特徴とする。
本発明によれば、ネットワーク内の無線通信装置の数が増加したとしても、過度な制御フレームの増加を防止し、データ通信を効率的に実行できる。
第1の実施形態に係る無線通信装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る無線通信システムの全体構成の例について示すブロック図である。 第1の実施形態に係る無線通信装置の特徴動作(ビーコンの送信回数制御)を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る無線通信装置(プライオリティレベル1)のビーコンの送受信回数を示す説明図である。 第2の実施形態に係る無線通信システムの全体構成の例について示すブロック図である。 第2の実施形態に係る受信カウンターの記録データを示す説明図である。 第2の実施形態に係る送信カウンターの記録データを示す説明図である。 第2の実施形態に係る無線通信装置の特徴動作(ビーコンの送信回数制御)を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る無線通信装置の特徴動作(別チャネルによるビーコンの送信回数制御)を示すフローチャートである。
(A)第1の実施形態
以下、本発明に係る無線通信装置、無線通信プログラム、及び無線通信方法の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(A−1)第1の実施形態の構成
(A−1−1)全体構成
図2は、第1の実施形態に係る無線通信システムの全体構成の例について示すブロック図である。
無線通信システム1には、1台のコーディネーター10及び8台の無線通信装置20(20−1〜20−8)が配置されている。図2では、説明を容易にするために、無線通信システム1が、1台のコーディネーター10と8台の無線通信装置20を有する場合を例示しているが、勿論、コーディネーター10及び無線通信装置20の数は特に限定されるものではない。また、コーディネーター10及び無線通信装置20の通信方式は、特に限定されるものではなく、例えば、種々の無線LANインタフェースを適用することができる。この実施形態では、コーディネーター10及び無線通信装置20は、TSCHの無線通信方式により無線通信を行っていることを前提とする。以下では、説明の便宜上、無線通信システム1(無線ネットワーク)を構成するコーディネーター10及び無線通信装置20を総称してノードとも呼ぶものとする。
図2における、各ノードを結ぶ矢印は、ビーコンフレームの送受信方向を示すものである。図2における無線通信システム1のトポロジー(通信経路)はビーコンフレームに関する通信経路であるが、ビーコンフレーム以外の制御フレーム、及びデータフレームについては、別の経路を使用しても良い。
コーディネーター10は、ネットワークコーディネート機能を有し、起動直後から周期的にビーコンフレームを送信する。この実施形態では、コーディネーター10からの距離を示す指標として、プライオリティレベルを用いる。プライオリティレベルは、距離に応じて段階的に値が増加する指標である。なお、コーディネーター10のプライオリティレベルは「0」とする。
無線通信装置20−1〜2−4は、コーディネーター10と直接通信できるノードである。無線通信装置20−1〜2−4は、コーディネーター10と同期が取れた後、周期的にビーコンフレームを送信する。無線通信装置20−1〜20−4のプライオリティレベルは「1」である。
無線通信装置20−5〜20−8は、コーディネーター10とは、無線通信装置20−1〜20−4の何れかを介し通信できる位置にあるものとする。無線通信装置20−5〜2−8は、無線通信装置20−1〜2−4の何れかと同期が取れた後、周期的にビーコンフレームを送信する。無線通信装置20−5〜2−8のプライオリティレベルは「2」である。
(A−1−2)無線通信装置20の詳細な構成
図1は、第1の実施形態に係る無線通信装置の構成を示すブロック図である。第1の実施形態に係る無線通信装置は、図1に示す各構成部を搭載した専用のICチップ等のハードウェアとして構成しても良いし、又は、CPUと、CPUが実行するプログラムを中心としてソフトウェア的に構成して良いが、機能的には、図1で表すことができる。
図1において、無線通信装置20は、送受信制御部11、受信カウンター12、受信フレーム解析部13、送信タイマー14、及び無線送受信部15を有する。図1では、本実施形態の特徴部分であるビーコンフレームの制御について関係のある部分のみを図示し、それ以外の構成は省略している。
送受信制御部11は、自装置内の上位レイヤからの送信要求、他装置からの転送要求があると、送信フレームを生成する。そして送受信制御部11は、受信カウンター12や、送信タイマー14等の情報を用いて送信タイミングを決定し、無線送受信部15に対し送信要求を出力するものである。送受信制御部11は、受信カウンター12の値に基づいて、所定時間内にブロードキャストするビーコンフレームの送信回数を制御する。
受信カウンター12は、所定時間内のビーコンフレームの受信回数を記録するものである。
受信フレーム解析部13は、無線送受信部15からの入力フレームの種別を解析し自装置内に取り込むフレームならば送受信制御部11に与える。また、受信フレーム解析部13は、自身と同じプライオリティレベルの他の無線通信装置からビーコンフレームを受信したら、受信カウンター12に通知する機能を有する。
送信タイマー14は、周期タイマーであって、ビーコン送信周期を設定するものである。そして、送信タイマー14は、ビーコン送信時刻になれば、その旨を送受信制御部11に通知する機能を有する。この実施形態では、送受信制御部11が送信タイマー14のビーコン送信周期を変更することにより、所定時間内のビーコン送信数を制御することができる。送受信制御部11がビーコン送信数を制御する例については、動作の項で詳述する。
無線送受信部15は、図示しないアンテナからの無線信号に対して復調処理を行い、デジタルデータ(フレーム)に変換して受信フレーム解析部13に与えるものである。また、無線送受信部15は、送受信制御部11から与えられた送信データ(送信要求)を無線信号に変換して(変調処理を行って)図示しないアンテナに与えるものである。
なお、コーディネーター10は、無線通信装置20と同様の構成を有し、ネットワークコーディネータ機能も従来と同様であるので、説明は省略する。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態の無線通信システム1の動作を、図面を参照しながら説明する。なお、この実施形態では、無線通信システム1を構成する各無線通信装置20のビーコンフレームの処理について特徴が存在するので、以下では、無線通信装置20のビーコンフレームの処理について説明を行う。
図3は、第1の実施形態に係る無線通信装置の特徴動作(ビーコンの送信回数制御)を示すフローチャートである。
無線通信装置20は、コーディネーター10又は他の無線通信装置20から受信したフレームに基づいて、受信カウンター12の更新を行う(S101)。具体的には、無線送受信部15は、無線信号を受信すると、所定の処理を施してフレームに変換して、受信フレーム解析部13に与える。受信フレーム解析部13は、受信したフレームが自装置向けのフレームであるならば、送受信制御部11に当該フレームを与える。また、受信フレーム解析部13は、ビーコンフレームを受信したと判定すれば、ビーコンのペイロード、又は送信元アドレスから送信元(コーディネーター10又は他の無線通信装置20)のプライオリティレベルを調べる。受信フレーム解析部13は、自身のプライオリティレベルと同一であれば、受信カウンター12に通知する。受信カウンター12は、カウンターを1だけ加算する。
無線通信装置20(送受信制御部11)は、送信回数変更時刻になったか(送信タイマー14がタイムアウトしたか)否か判定する(S102)。無線通信装置20は、送信タイマー14がタイムアウトした場合には、次の処理を実行し、タイムアウトしていない場合には、フレームの受信待機状態を継続する。
送受信制御部11は、ビーコン受信回数(受信カウンター12の値)が予め定められた上限しきい値以上であるか否か判定を行う(S103)。無線通信装置20は、ビーコン受信回数が上限しきい値以上の場合には、次の処理(S104)を実行し、上限しきい値未満の場合には、後述するステップS105の処理を実行する。ただし、無線通信装置20は、ビーコン受信回数が、上限しきい値未満の場合でも、下限しきい値以外に下がっている場合には次の処理(S104)を実行する。
送受信制御部11は、ビーコンフレームの送信周期の変更(送信タイマー14の設定変更)を行う(S104)。具体的には、送受信制御部11は、ビーコン受信回数が上限しきい値以上になれば送信タイマー14の設定時間を延ばす(つまり、ビーコンフレームの送信周期を広げ送信回数を減少させる)。また、送受信制御部11は、ビーコン受信回数が下限しきい値以下になれば、送信タイマー14の設定時間を短くする(つまり、ビーコンの送信周期を狭め送信回数を増加させる)。
上記のように、ビーコンフレームの送信周期を変更することで、ネットワーク内の無線通信装置20の数が増加したとしてもビーコンフレーム数は増加し難くなる。また、ネットワーク内の無線通信装置20の数が少ない場合でもビーコンフレーム数は確保され、新規にネットワーク接続しようとする無線通信装置20がビーコンフレームを受信しやすい状態を保てる。
なお、送信回数の変化量は、特に限定するものでは無い。例えば、通常、変化量は1回として、先述のS103における受信回数の判定時に受信回数が大きく変更すれば2回以上変化させるようにしても良い。また、ビーコン送信回数の減少後の送信タイミングについても限定しない。周囲の無線通信装置20からのビーコン送信タイミングを考慮し、ネットワーク全体でビーコンが等間隔になるような制御を加えるようにしても良い。
送受信制御部11は、送信タイマー14がタイムアウトする毎に、送信タイマー14をクリアし、受信カウンター12(ビーコン受信回数)を0に戻す(S105)。
次に、先述のステップS103及びステップS104の無線通信装置20−1の動作について、具体例(各無線通信装置20のビーコンの送受信回数)を挙げて説明する。図4は、第1の実施形態に係る無線通信装置(プライオリティレベル1)のビーコンの送受信回数を示す説明図である。無線通信装置20−1〜20−4は、自身以外の他の3台の無線通信装置20(20−1〜20−4)からのフレームを受信できるものとする。先に述べたように、無線通信装置20−1〜20−4のプライオリティレベルは1である。無線通信装置20−1は、無線通信装置20−1〜20−3からビーコンフレームを受信すると、受信カウンター12でカウントする。なお、無線通信装置20−1は、コーディネーター10からビーコンフレームを受信したとしても、コーディネーター10のプライオリティレベルは0であるので、受信カウンター12ではカウントしない(同様に、プライオリティレベルが自装置より低い無線通信装置20−5〜20−8から受信したとしてもカウントしない)。初期のビーコン送信回数は、5回/秒とする。また、上限しきい値は10回/秒、下限しきい値は3回/秒とする。
時刻T1において、無線通信装置20−1のビーコン受信回数は無線通信装置20−2から受信した5回であるので、上限しきい値以下である。よって、無線通信装置20−1は、ビーコン送信回数を5回/秒で継続する(送信タイマー14の変更無し)。同様に、無線通信装置20−2のビーコン送信回数も変更は無い。
時刻T2において、無線通信装置20−1のビーコン受信回数は無線通信装置20−2、20−3からの計10回であるので、上限しきい値に達している。よって、無線通信装置20−1は、送信タイマー14の設定を変更し、ビーコン送信回数を4回/秒に減少させる。なお、無線通信装置20−2、2−3についても、ビーコン受信回数が10回で上限しきい値に達することになるので、ビーコン送信回数を4回/秒に減少させる。
時刻T3において、プライオリティレベルが1の無線通信装置20の全送信回数が15回から12回に減少される。
時刻T4において、無線通信装置20−1のビーコン受信回数は、無線通信装置20−2〜2−4からの計12回であるので、上限しきい値に達する。よって、無線通信装置20−1は、送信タイマー14の設定を変更し、ビーコン送信回数を3回/秒に減少させる。なお、無線通信装置20−2〜2−4についても、ビーコン受信回数が12回で上限しきい値に達することになるので、ビーコン送信回数を3回/秒に減少させる。
時刻T5において、プライオリティレベルが1の無線通信装置20の全送信回数が16回から12回に減少される。
時刻T6において、無線通信装置20−1のビーコン受信回数は無線通信装置20−2から受信した3回であるので、下限しきい値を下回る。よって、無線通信装置20−1は、送信タイマー14の設定を変更し、ビーコン送信回数を4回/秒に増加(時刻T5から1増加する)させる。なお、無線通信装置20−2についても、ビーコン受信回数が3回で下限しきい値を下回ることになるので、ビーコン送信回数が4回/秒に増加する。
時刻T7において、プライオリティレベルが1の無線通信装置20の全送信回数が6回から8回に増加する。
このように、全送信回数が増えると、1装置あたりのビーコンの送信回数は減少するが、全送信回数が減りすぎれば、個々の送信回数を増加させるので、全送信回数の変化量を抑えることができる(この例では約10回前後)。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、以下の効果を奏する。
無線通信装置20(送受信制御部11)は、無線通信装置の数が増え、総ビーコン送信数が増加すると、個々の装置のビーコン送信数を減少させるようにした。無線通信装置数が増加したとしても、ネットワーク全体によるビーコン送信回数には変化が少なく、ビーコン用タイムスロットの増加を防ぐことができる。よって、各装置は、データ送信用タイムスロットの割り当てを十分確保できるという効果が得られる。
また、無線通信装置20(送受信制御部11)は、プライオリティレベルを利用して、ビーコン送信回数を制御するようにした。そのため、無線通信装置20の設置位置が考慮されやすくなり、ある受信無線通信装置の近傍装置数が少ないためスキャン時間内にビーコンを受信できなくなる確率が減少するという効果がさらに得られる。
(B)第2の実施形態
以下、本発明に係る無線通信装置、無線通信プログラム、及び無線通信方法の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(B−1)第2の実施形態の構成
図5は、第2の実施形態に係る無線通信システムの全体構成の例について示すブロック図である。図5において、無線通信システム1Aは、図2の無線通信システム1の構成に加えて、ノイズ源Nが追加(発生)している。ノイズ源Nを中心に点線で囲まれた範囲内の無線通信装置20(20−1〜20−3)は、ノイズの影響を受けている。この実施形態では、無線通信装置20は3つのチャネルを使用している例を挙げるが、これに限定されるもので無い。また、各チャネルが受けるノイズ源Nの影響は、一定では無くそれぞれ異なるものとする。
第2の実施形態の無線通信装置20は、先述の図1で示した構成と同様の構成を適用できるが、以下の点が異なる。
第2の実施形態の受信カウンター12は、第2の実施形態と異なり、送信元の無線通信装置20、受信チャネルごとにビーコンの受信回数を保存する。図6は、第2の実施形態に係る受信カウンターの記録データを示す説明図である。図6において、受信カウンターデータD1は、無線通信装置20−1が受信した所定時間内のビーコンフレームの数を他の無線通信装置20−1〜20−3及びチャネル毎にカウントしたものである。第2の実施形態の送受信制御部11が受信カウンターデータD1を使用する例については、動作の項で説明する。
また、第2の実施形態の送受信制御部11は、送信したフレームの情報ついて記録するデータ送信カウンターを有する。図7は、第2の実施形態に係る送信カウンターの記録データを示す説明図である。図7において、送信カウンターデータD2は、無線通信装置20−1が送信したデータフレームの数を他の無線通信装置20−1〜20−3及びチャネル毎に送信回数(送信に失敗した場合にはエラー回数)としてカウントしたものである。第2の実施形態の送受信制御部11が送信カウンターデータD2を使用する例については、動作の項で説明する。なお、カウントするフレームの種類については、データフレーム以外に制御フレームについてもカウントして良い。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第2の実施形態の無線通信システム1A(無線通信装置20)の動作を、図面を参照しながら説明する。なお、この実施形態では、無線通信システム1Aを構成する各無線通信装置20のビーコンフレームの処理について特徴が存在するので、以下では、無線通信装置20のビーコンフレームの処理について説明を行う。
図8は、第2の実施形態に係る無線通信装置の特徴動作(ビーコンの送信回数制御)を示すフローチャートである。
無線通信装置20は、コーディネーター10又は他の無線通信装置20から受信したフレームに基づいて、受信カウンター12(受信カウンターデータD1)の更新を行う(S201)。例えば、無線通信装置20は、受信カウンターデータD1を参照し、ビーコンフレームの送信元アドレス(無線通信装置20)の受信チャネルに対応するカウンターを1だけ加算する。
無線通信装置20(送受信制御部11)は、送信データが存在する場合には、無線送受信部15を介して送信を行い、送信カウンター(送信カウンターデータD2)の更新を行う(S202)。なお、無線通信装置20は、データ送信を行う際には、ACK(Acknowledgement/確認応答)要求を付加して送信を行うものとする。無線通信装置20(送受信制御部11)は、データ送信先の無線通信装置20からACKを受信したら、データ送信先アドレス(無線通信装置20)の使用したチャネルに対応する送信回数のカウンターを1だけ加算する。一方、無線通信装置20(送受信制御部11)は、データ送信先の無線通信装置20からACKを受信できなった場合には、データ送信先アドレス(無線通信装置20)の使用したチャネルに対応するエラー回数のカウンターを1だけ加算する。
無線通信装置20(送受信制御部11)は、送信回数変更時刻になったか(送信タイマー14がタイムアウトしたか)否か判定する(S203)。無線通信装置20は、送信タイマー14がタイムアウトした場合には、次の処理を実行し、タイムアウトしていない場合には、先述のステップS201に遷移する。
送受信制御部11は、チャネル毎のビーコン受信回数(受信カウンターデータD1の値)が予め定められた上限しきい値以上であるか否か判定を行う(S204)。なお、チャネル毎のビーコン受信回数は、受信カウンターデータD1のチャネル毎の各無線通信装置20の合計値である(例えば、チャネル1の受信回数は、無線通信装置20-2の10回と無線通信装置20-2の10回との合計20回となる)。無線通信装置20は、ビーコン受信回数が上限しきい値以上の場合(上限しきい値以上のチャネルが存在する場合)には、次の処理(S205)を実行し、上限しきい値未満の場合(上限しきい値未満のチャネルしか存在しない場合)には、後述するステップS207の処理を実行する。ただし、無線通信装置20は、ビーコン受信回数が、上限しきい値未満の場合でも、下限しきい値以外に下がっている場合には次の処理(S205、S206)を実行する。
送受信制御部11は、送信カウンターデータD2を参照し、送信エラー率がしきい値未満であるか否か判定を行う(S205)。送受信制御部11は、送信エラー率がしきい値未満の場合には、次の処理(S206)を実行し、しきい値以上の場合には、後述するステップS207の処理を実行する。なお、送信エラー率(送信回数に対するエラー回数の比)の判定は、全送信先の無線通信装置20の平均、又は送信先の無線通信装置20毎のいずれでもよい。なお、送信エラー率がしきい値以上の場合、送信エラー率がしきい値未満の別チャネルでビーコンを送信する変形例については、図9の説明で後述する(この変形例の場合にはしきい値以上の場合でもステップS206の処理を実行する)。
送受信制御部11は、該当チャネルのビーコンフレームの送信回数の変更を行う(S206)。送信回数の変更手段は、限定されるものでは無いが、例えば、2回/1秒の割合で、該当チャネルのビーコンフレームの送信を行っていた場合には、1回分を内部でキャンセル扱いとして、ビーコンフレームの送信回数を制御(変更)しても良い。また、送受信制御部11は、チャネル毎にビーコンの送信周期を管理している場合には、該当チャネルのビーコン受信回数が上限しきい値以上になれば送信タイマー14の設定時間を延ばす(つまり、ビーコンフレームの送信周期を広げ送信回数を減少させる)ようにしても良い。なお、送受信制御部11は、ビーコン受信回数が下限しきい値以下であれば、送信回数を増加させる。
送受信制御部11は、送信タイマー14がタイムアウトする毎に、送信タイマー14をクリアし、受信カウンター12(送信カウンターデータD2)を0に戻す(S207)。送信カウンターデータD2(送信回数、エラー回数)をクリアするタイミングについては限定されるものでは無く、また、受信カウンター12のクリアと連動させなくても良い。
次に、ビーコンフレームの送信回数(送信周期)の変更手順(主に先述のステップS204、S205の処理)の詳細について、具体例を挙げつつ改めて説明する。なお、各無線通信装置20のチャネルごとのビーコンの受信回数は、先述の図6(受信カウンターデータD1)であって、チャネルごとの送信回数及びエラー回数は、先述の図7(送信カウンターデータD2)であるものとする。また、ビーコンの受信回数の上限しきい値は各チャネルについて「30」とし、下限しきい値は「10」とする。さらに、データ送信エラー率のしきい値は「6%」とする。無線通信装置20−1は、チャネル1〜3までの各チャネルについて、10回/秒の割合でビーコンを送信しているものとする。
無線通信装置20−1の送受信制御部11は、チャネル毎のビーコン受信回数が予め定められた上限しきい値以上であるか否か判定を行う。図6の受信カウンターデータD1を参照すると、チャネル1のビーコン受信回数の合計は「20」、チャネル2のビーコン受信回数の合計は「30」、チャネル3のビーコン受信回数の合計は「40」である。よって、チャネル2及び3の各ビーコン受信回数は、上限しきい値(30)以上となる。
次に、送受信制御部11は、チャネル2及び3のビーコン送信回数を減少させるか否か判定する。図7の送信カウンターデータD2を参照すると、チャネル2の送信エラー率(無線通信装置20−2〜20−4の合計の送信エラー率)は、(40+10+0)/(200+200+100)×100=10(%)である。よって、チャネル2の送信エラー率は、送信エラー率のしきい値(6%)以上であるので、チャネル2での送信回数の減少処理は行わない。また、チャネル3の送信エラー率は、(10+5+0)/(300+200+100)×100=2.5(%)である。よって、チャネル3の送信エラー率は、送信エラー率のしきい値を下回っている。従って、送受信制御部11は、チャネル3のみ送信回数の減少処理(先述のステップS206)を行う。
次に、該当チャネルの送信回数の減少を行うのでは無く、送信エラー率がしきい値未満の別チャネルでビーコンの送信回数を制御する例を説明する。図9は、第2の実施形態に係る無線通信装置の特徴動作(別チャネルによるビーコンの送信回数制御)を示すフローチャートである。
無線通信装置20−1の送受信制御部11は、送信エラー率が上限しきい値を超えている無線通信装置20及びチャネルをリストアップする(S301)。例えば、図7の送信カウンターデータD2を参照すると、チャネル2の無線通信装置20−2の送信エラー率は、40/200×100=20(%)である。チャネル2の無線通信装置20−2の送信エラー率は、しきい値(6%)を超えているので、リストアップの対象となる。
次に、送受信制御部11は、ビーコン受信回数が上限しきい値未満のチャネルのリストアップを行う(S302)。例えば、図6の受信カウンターデータD1を参照すると、ビーコン受信回数が上限しきい値を下回っているのはチャネル1のみである。また、図7の送信カウンターデータD2を参照すると、チャネル1での無線通信装置20−2への送信エラー率(5%)は、しきい値(6%)を下回っている。
次に、送受信制御部11は、変更可能ビーコン回数の計算を行う(S303)。例えば、送受信制御部11は、先述のステップS302の処理により、チャネル1での、無線通信装置20−2への送信回数を増加させるように変更する。図6の受信カウンターデータD1を参照すると、チャネル1の受信カウンターの合計値は20、及び上限しきい値は30であるので、後9回以下ならビーコンの送信を増加できる。
送受信制御部11は、ビーコン送信チャネルの変更を行う(S304)。例えば、チャネル2でのビーコン送信回数を1回減少し、チャネル1での送信回数を1回増加させる設定を行う。
(B−3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、以下の効果を奏する。
無線通信装置20(送受信制御部11)は、チャネル単位で、送信エラー率を考慮してビーコン受信数を計算し、受信数が多いときはビーコン送信回数を減少させるようにして、チャネル毎の各無線通信装置の周囲の電波状況も考慮されたビーコン送信数の制御が可能となった。
また、チャネル毎に電波状況が異なる場合、第1の実施形態に比べ、ビーコン受信数の検知漏れによる送信数の過剰送信や、送信数を減少させ過ぎによるスキャン時間内のビーコン受信不可状態を防止できる。
(C)他の実施形態
上記各実施形態に加えて、さらに、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(C−1)上記各実施形態では、送受信制御部11がビーコンの送信回数を制御することにより、間接的にデータフレームへのタイムスロットを増加させる例ついて説明したが、変形例として、タイムスロットパターンを変更するようにしても良い。つまり、送受信制御部11は、ビーコン送信回数の減少後、ブロードキャスト用のタイムスロットの割り当て数を減らし、個別タイムスロットの割り当て数を増やすようにしても良い。例えば、コーディネーター(上記各実施形態では、コーディネーター10)は、ネットワーク内の無線通信装置数及びビーコン数を収集し、無線装置数が多いがビーコン数が減少したときは、ブロードキャスト用タイムスロットの一部の割り当てを停止する制御信号をネットワーク内の無線通信装置に送信(通知)する。通知を受けた無線通信装置は、空きスロットを設定する。その後、個別タイムスロットを増加させたい無線通信装置は、この空きスロットに新規に割り当てることで実現できる。これにより、上記各実施形態に比べて、データフレーム送信に必要なタイムスロットを確保し易くなる。
(C−2)上記各実施形態では、送受信制御部11がビーコンの送信回数を増減させる例ついて説明したが、変形例として、受信ビーコン数が多いならば、送信出力を下げてビーコン到達範囲を狭めることで、ある範囲内のビーコン数を減少させるようにしても良い。
(C−3)上記各実施形態では、特定チャネルのビーコン送信を減少させる例について説明したが、変形例として、送信回数(送信要求回数)を減らすのでは無く、そのチャネルへのタイムスロット割り当てを減少させるようにしても良い。
(C−4)上記各実施形態では、ビーコンフレームの制御について説明したが、適用可能なフレームはこれに限られず、他のブロードキャストのフレームにも適用可能である。
1、1A…無線通信システム、10…コーディネーター、11…送受信制御部、12…受信カウンター、13…受信フレーム解析部、14…送信タイマー、15…無線送受信部、20(20−1〜20−8)…無線通信装置、D1…受信カウンターデータ、D2…送信カウンターデータ、N…ノイズ源。

Claims (9)

  1. 時分割多重接続方式を採用し、時分割されたタイムスロットの割り当ては、ブロードキャスト用と個別の無線通信装置間用の2種類存在し、データフレーム及び制御フレームの宛先が特定されていれば個別用タイムスロット、特定されていなければブロードキャスト用タイムスロットを用いる無線通信装置において、
    所定時間内に周囲の無線通信装置から受信したブロードキャストによる前記制御フレームの受信回数を計測する受信制御フレーム計測手段と、
    前記受信制御フレーム計測手段により計測されたブロードキャストによる前記制御フレームの受信回数に基づいて、所定時間内にブロードキャストする前記制御フレームの送信回数を決定する制御手段と
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. ブロードキャストによる前記制御フレームの受信回数についての第1のしきい値、及び前記第1のしきい値より小さな値である第2のしきい値を有し、
    前記制御手段は、ブロードキャストによる前記制御フレームの受信回数が、前記第1のしきい値以上の場合には、ブロードキャストする前記制御フレームの送信回数を増加させ、前記第2のしきい値以下の場合には、ブロードキャストする前記制御フレームの送信回数を減少させることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記制御フレームには、ネットワークコーディネータから前記制御フレームを送信した無線通信装置までの距離に関する指標が含まれ、
    前記受信制御フレーム計測手段は、前記制御フレームに含まれる前記指標が、前記ネットワークコーディネータから自身までの距離示す指標と同レベルの場合のみ、前記制御フレームの受信回数を計測することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記受信制御フレーム計測手段は、所定時間内の周囲の無線通信装置からのブロードキャストによる前記制御フレームの受信回数を、受信したチャネル毎に計測し、
    前記制御手段は、チャネル毎に前記受信制御フレーム計測手段により計測された前記制御フレームの受信回数に基づいて、所定時間内にブロードキャストする前記制御フレームの送信回数を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の無線通信装置。
  5. 所定時間内の周囲の無線通信装置への前記データフレームの送信回数及びエラー回数をチャネル毎に計測する送信フレーム計測手段を有し、
    前記制御手段は、前記データフレームの送信回数及びエラー回数に基づき算出されるチャネル毎の送信エラー率も加味して、所定時間内にブロードキャストする前記制御フレームの送信回数を決定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 前記送信エラー率と比較する第3のしきい値を有し、
    前記制御手段は、前記送信エラー率と前記第3のしきい値とを比較し、その比較した結果、前記送信エラー率が前記第3のしきい値以上のチャネルについては、ブロードキャストする前記制御フレームの送信回数を減少させ、前記送信エラー率が前記第3のしきい値未満のチャネルについては、ブロードキャストする前記制御フレームの送信回数を増加させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 周囲の無線通信装置からのブロードキャストによる前記制御フレームの受信情報及び無線通信装置の数に関する情報を用い、ブロードキャスト用タイムスロットの割り当て数の削減又は増加要求を周囲の無線通信装置に送信することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の無線通信装置。
  8. 時分割多重接続方式を採用し、時分割されたタイムスロットの割り当ては、ブロードキャスト用と個別の無線通信装置間用の2種類存在し、データフレーム及び制御フレームの宛先が特定されていれば個別用タイムスロット、特定されていなければブロードキャスト用タイムスロットを用いる無線通信装置に搭載されるコンピュータを、
    所定時間内に周囲の無線通信装置から受信したブロードキャストによる前記制御フレームの受信回数を計測する受信制御フレーム計測手段と、
    前記受信制御フレーム計測手段により計測されたブロードキャストによる前記制御フレームの受信回数に基づいて、所定時間内にブロードキャストする前記制御フレームの送信回数を決定する制御手段と
    して機能させることを特徴とする無線通信プログラム。
  9. 時分割多重接続方式を採用し、時分割されたタイムスロットの割り当ては、ブロードキャスト用と個別の無線通信装置間用の2種類存在し、データフレーム及び制御フレームの宛先が特定されていれば個別用タイムスロット、特定されていなければブロードキャスト用タイムスロットを用いる無線通信装置に使用する無線通信方法において、
    受信制御フレーム計測手段及び制御手段を有し、
    前記受信制御フレーム計測手段は、所定時間内に周囲の無線通信装置から受信したブロードキャストによる前記制御フレームの受信回数を計測し、
    前記制御手段は、前記受信制御フレーム計測手段により計測されたブロードキャストによる前記制御フレームの受信回数に基づいて、所定時間内にブロードキャストする前記制御フレームの送信回数を決定する
    ことを特徴とする無線通信方法。
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