JP2018156291A - 危険度判定方法、危険度判定装置、コンピュータプログラム及び警告システム - Google Patents

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亮 吉村
Makoto Yoshimura
亮 吉村
勇太 内田
Yuta Uchida
勇太 内田
茂樹 大石
Shigeki Oishi
茂樹 大石
慎也 岡本
Shinya Okamoto
慎也 岡本
孝一 鬼丸
Koichi Onimaru
孝一 鬼丸
知志 瀬之口
Satoshi Senokuchi
知志 瀬之口
光良 松原
Mitsuyoshi Matsubara
光良 松原
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Abstract

【課題】行動エリアの状況又は被観察者の能力レベルが変化した場合であっても、危険エリアと安全エリアとの区分けの再設定が不要となる危険度判定方法などを提供する。【解決手段】危険度判定方法は、コンピュータが、被観察者が利用する空間毎に設定される当該空間で安全に行動するために必要な行動可能レベルを取得し、前記被観察者の能力レベルを算出し、前記行動可能レベルと算出した能力レベルとに基づいて、前記被観察者に対する前記空間の危険度を判定する。【選択図】図15

Description

本発明は、被観察者が所在する空間の危険度を判定する危険度判定方法等に関する。
近年、医療、介護及び保育の分野で、IT(Information Technology)を用いた見守りシステムが提案されている(特許文献1等)。従来技術として、無線機を病人、老人又は幼児等の見守りしたい人(以下、被観察者)に携帯させ、被観察者が危険エリアに入ると観察者に異常を通知する見守りシステムがある。このような見守りシステムでは、被観察者の行動エリアを危険エリアと安全エリアとに区分けする必要がある。当該区分けは、看護師又は保護者等の見守る側(以下、観察者)が設定している。
特開2001−236578号公報
ここで、危険エリアと安全エリアとの区分けは、被観察者の身体能力や事理弁識能力などの能力レベルにより決まるため、被観察者毎の設定が必要である。そのため、行動エリアの状況が変化した場合には、当該エリアに対応する区分けを、すべての被観察者について見直す必要がある。一方、被観察者の能力レベルが変化した場合には、当該被観察者の対応する区分けを、すべてのエリアについて見直す必要がある。すなわち、行動エリアの状況の変化又は被観察者の能力レベルが変化する毎に、複数のエリアについて、危険エリアであるか否かの危険度判定が必要となる。したがって、危険エリアと安全エリアとの区分けの維持管理は煩雑である。
1つの側面では、行動エリアの状況又は被観察者の能力レベルが変化した場合であっても、危険エリアと安全エリアとの区分けの再設定が不要となる危険度判定方法などの提供を目的とする。
1つの態様では、危険度判定方法は、コンピュータが、被観察者が利用する空間毎に設定される当該空間で安全に行動するために必要な行動可能レベルを取得し、前記被観察者の能力レベルを算出し、前記行動可能レベルと算出した能力レベルとに基づいて、前記被観察者に対する前記空間の危険度を判定する。
本発明の一観点によれば、行動エリアの状況又は被観察者の能力レベルが変化した場合であっても、危険エリアと安全エリアとの区分けの再設定は不要となる。
見守りシステムの構成例を示す説明図である。 危険度判定装置のハードウェア構成例を示す説明図である。 送信機のハードウェア構成例を示す説明図である。 送受信機のハードウェア構成例を示す説明図である。 携帯端末のハードウェア構成例を示す説明図である。 管理者端末のハードウェア構成例を示す説明図である。 被観察者DBのレコードの一例を示す説明図である。 マップDBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 エリアDBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 能力DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 重みDBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 行動可能レベルDBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 判定定義DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 行動可能エリアDBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 危険度判定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 見守りシステムの動作例を示すシーケンス図である。 警告画面の一例を示す説明図である。 エリア更新処理の手順の一例を示すフローチャートである。 マップ更新画面の一例を示す説明図である。 エリア追加画面(エリア情報入力画面)の一例を示す説明図である。 危険度判定装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
以下実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は見守りシステムの構成例を示す説明図である。見守りシステム100は危険度判定装置1、送信機2、送受信機3、携帯端末4及び管理者端末5を含む。危険度判定装置1、送受信機3及び管理者端末5はネットワークNを介して通信可能に接続されている。送受信機3は送信機2及び携帯端末4と無線通信を行う。
危険度判定装置1は、被観察者の位置情報に基づき、被観察者が危険エリアに居るか否かを判定する。危険度判定装置1はサーバコンピュータ、ワークステーション又はブレードサーバなどで構成する。送信機2は被観察者が装着するもので、所定間隔で被観察者IDを発信する。送信機2は電波が発信可能なアクティブRFID(Radio Frequency Identifier)タグ、スマートウォッチ又はスマートフォンなどで構成する。送受信機3は送信機2が発信した被観察者IDを受信する。また、送受信機3は被観察者が危険エリアに居ることを知らせる警告情報を携帯端末4に送信する。送受信機3はRFIDリーダ、無線LAN(Local Area Network)基地局、無線LANアクセスポイント、携帯電話基地局などで構成する。携帯端末4は送受信機3から被観察者が危険エリアにいることを知らせる警告情報を受信する。携帯端末4はスマートフォン、タブレットコンピュータ又は携帯電話などで構成する。管理者端末5は見守りシステム100の管理者が用いる端末である。管理者は管理者端末5を用いて見守りシステム100の各種データの更新などを行う。管理者端末5はデスクトップPC(Personal Computer)、ノートPC、タブレットコンピュータ又はスマートフォンで構成する。
図2は危険度判定装置1のハードウェア構成例を示す説明図である。危険度判定装置1はCPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、大容量記憶部14、通信部15及び読み取り部16を含む。各構成はバスBで接続されている。
CPU11はROM12に記憶された制御プログラム1Pに従い、ハードウェア各部を制御する。RAM13は例えばSRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)又はフラッシュメモリである。RAM13はCPU11によるプログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。
大容量記憶部14は、例えばハードディスク又はSSD(Solid State Drive)などである。大容量記憶部14は危険度判定に必要な各種データを記憶する。大容量記憶部14は被観察者DB(Data Base)141、マップDB142、エリアDB143、能力DB144、重みDB145、行動可能レベルDB146、判定定義DB147及び行動可能エリアDB148を記憶する。また、制御プログラム1Pを大容量記憶部14に記憶してもよい。
通信部15はネットワークNを介して、送受信機3及び管理者端末5と通信を行う。読み取り部16はCD(Compact Disc)−ROM及びDVD(Digital Versatile Disc)−ROMを含む可搬型記憶媒体1aを読み取る。CPU11が読み取り部16を介して、制御プログラム1Pを可搬型記憶媒体1aより読み取り、大容量記憶部14に記憶してもよい。また、ネットワークN等を介して他のコンピュータからCPU11が制御プログラム1Pをダウンロードし、大容量記憶部14に記憶してもよい。さらにまた、半導体メモリ1bから、CPU11が制御プログラム1Pを読み込んでもよい。
図3は送信機2のハードウェア構成例を示す説明図である。送信機2はCPU21、ROM22、RAM23、ID記憶部24、及び通信部25を含む。各構成はバスBで接続されている。
CPU21はROM22に記憶された制御プログラム2Pに従い、ハードウェア各部を制御する。RAM23は例えばSRAM、DRAM又はフラッシュメモリである。RAM23はCPU21によるプログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。
ID記憶部24は、送信機2を装着又は携帯する被観察者を一意に特定可能な被観察者IDを記憶する。ID記憶部24は例えばSDメモリカード又はマイクロSDメモリカードなどである。また、ID記憶部24をSIM(Subscriber Identity Module)カードで構成してもよい。この場合、被観察者IDはIMSI(International Mobile Subscriber Identity)で代用可能である。
通信部25は無線により送受信機3へ被観察者IDを送信する。
図4は送受信機3のハードウェア構成例を示す説明図である。送受信機3はCPU31、ROM32、RAM33、位置情報記憶部34、及び通信部35を含む。各構成はバスBで接続されている。
CPU31はROM32に記憶された制御プログラム3Pに従い、ハードウェア各部を制御する。RAM33は例えばSRAM、DRAM又はフラッシュメモリである。RAM33はCPU31によるプログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。
位置情報記憶部34は、送受信機3自らの設置位置を示す位置情報を記憶する。位置情報は例えば設置されているエリアを特定するエリアIDである。位置情報記憶部34は例えばSDメモリカード又はマイクロSDメモリカードなどである。
通信部35は無線により送信機2から被観察者IDを受信する。また、通信部35はネットワークNを介して、危険度判定装置1と通信する。さらにまた、通信部35は無線により携帯端末4と通信する。
図5は携帯端末4のハードウェア構成例を示す説明図である。携帯端末4は観察者が携帯する端末である。携帯端末4はCPU41、ROM42、RAM43、表示部44、スピーカ45、及び通信部46を含む。各構成はバスBで接続されている。
CPU41はROM42に記憶された制御プログラム4Pに従い、ハードウェア各部を制御する。RAM43は例えばSRAM、DRAM又はフラッシュメモリである。RAM43はCPU41によるプログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。
表示部44は危険度判定装置1から出力された警告情報を表示する。表示部44は液晶表示パネルなどを含む。スピーカ45は表示部44に警告情報が表示される際に、注意を促すために警告音を出力する。
通信部46は無線により送受信機3と通信する。
図6は管理者端末5のハードウェア構成例を示す説明図である。管理者端末5はCPU51、ROM52、RAM53、通信部54、入出力部55、大容量記憶部56及び読み取り部57を含む。各構成はバスBで接続されている。
CPU51はROM52に記憶された制御プログラム5Pに従い、ハードウェア各部を制御する。RAM53は例えばSRAM、DRAM又はフラッシュメモリである。RAM53はCPU51によるプログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。
通信部54はネットワークNを介して危険度判定装置1と通信する。
入出力部55は図示しないディスプレイへ表示データなどを出力する。また、入出力部55は図示しないキーボード、マウスからの入力を受け付ける。大容量記憶部56は、例えばハードディスク又はSSDなどである。大容量記憶部56は見守りシステム100の管理に必要な各種データを記憶する。大容量記憶部56は例えば、エリアを示す地図画像などを記憶する。また、大容量記憶部56は危険度判定装置1の大容量記憶部14が記憶するデータベースの全部又は一部をミラーリングしてもよい。
読み取り部57はCD−ROM及びDVD−ROMを含む可搬型記憶媒体5aを読み取る。CPU51が読み取り部57を介して、制御プログラム5Pを可搬型記憶媒体5aより読み取り、大容量記憶部56に記憶してもよい。また、ネットワークN等を介して他のコンピュータからCPU51が制御プログラム5Pをダウンロードし、大容量記憶部56に記憶してもよい。さらにまた、半導体メモリ5bから、CPU51が制御プログラム5Pを読み込んでもよい。
次に、危険度判定装置1の大容量記憶部14が記憶するデータベースについて説明する。図7は被観察者DB141のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。被観察者DBは被観察者ID列、氏名列、年齢列、性別列、及び顔写真列を含む。被観察者ID列は被観察者IDを記憶する。氏名列は被観察者の氏名を記憶する。年齢列は被観察者の年齢を記憶する。性別列は被観察者の性別を記憶する。顔写真列は被観察者の顔写真画像を記憶する。
図8はマップDB142のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。マップDB142はマップID列、マップ種列、フロア数列、及びエリア数列を含む。マップID列はマップを一意に特定するマップIDを記憶する。マップ種列はマップに対応した施設の種別を記憶する。マップ種別は例えば、病院、老人ホームなどである。フロア数列は施設のフロア数を記憶する。エリア数列は施設に設けたエリアの数を記憶する。
図9はエリアDB143のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。エリアDB143はエリアID列、エリア種列、フロア列、及びマップID列を含む。エリアID列は少なくとも同一施設内でエリアを一意に特定可能なエリアIDを記憶する。エリア種列はエリアの種別を記憶する。エリア種列は例えば、個人部屋、階段、厨房などである。フロア列はエリアがあるフロアの番号を示す。マップID列はエリアと対応付けられたマップのIDを記憶する。
図10は能力DB144のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。能力DB144は被観察者ID列、第一群列(基本動作)、第二群列(生活機能)、第三群列(認知機能)、第四群列(社会評価)、第五群列(社会生活)、及び能力レベル列を含む。第一群列から第五群列はそれぞれ被観察者の身体能力や事理弁識能力を記憶する。能力レベル列は第一群から第五群それぞれについての被観察者の能力を数値化した値として記憶する。
第一群列(基本動作)は麻痺列、起き上がり列、歩行列、視力列及び聴力列を含む。麻痺列は被観察者の身体の麻痺度合いを示す評点を記憶する。起き上がり列は被観察者が寝た状態から上半身を起こすことができるかについての評点を記憶する。起き上がり列は、例えば、以下の3つ状況のいずれに当てはまるかによって定めた評点を記憶する。1)被観察者は何もつかまらないで上半身を起こすことができる。2)被観察者は何かにつかまれば上半身を起こすことできる。3)被観察者は自力では上半身を起こすことができない。歩行列は被観察者の歩行能力を示す評点を記憶する。歩行能力とは、例えば、1)自立歩行できる、2)杖を使えば歩行できる、3)脇を支えてもらえば歩行できる、などである。視力列は被観察者の視力についての評点を記憶する。例えば、1)日常生活に支障がない程度に見える、2)約1m離れた視力確認表の図が見える、3)目の前に置いた視力確認表の図が見える、4)ほとんど見えない、5)見えているのか判断不能などのいずれかにより、評点を定める。聴力列は被観察者の聴力についての評点を記憶する。例えば、1)普通に聴き取れる、2)普通の声がやっと聴き取れる、3)かなり大きな声なら何とか聴き取れる、3)ほとんど聴こえない、4)聴こえているのか判別不能などのいずれかにより、評点を定める。
第二群列(生活機能)は移動列、食事摂取列、排尿列、洗髪列及び衣服着脱列を含む。移動列は被観察者の移動についての能力を示す評点を記憶する。ここでは歩行だけでなく、補装具を装着しての移動や、車椅子を利用しての移動なども含む。移動の能力は、例えば、1)自立移動が可能、2)見守りが必要、3)一部介助が必要、4)全介助が必要などである。食事摂取列は被観察者の食事摂取についての能力を示す評点を記憶する。排尿列は被観察者の排尿についての能力を示す評点を記憶する。洗髪列は被観察者の洗髪についての能力を示す評点を記憶する。衣服着脱列は被観察者の衣服着脱についての能力を示す評点を記憶する。食事摂取、排尿、洗髪及び衣服着脱の能力とは、それぞれ、1)介助されていない、2)見守り等が必要、3)一部介助が必要、4)全介助が必要などである。
第三群列(認知機能)は意思の伝達列、短期記憶列、自分の名前を言う列、場所の理解列、及び外出して戻れない列を含む。意思の伝達列は被観察者が他の人に自分の意思を伝える能力を示す評点を記憶する。意思を伝える能力とは、例えば、1)伝達できる、2)ときどき伝達できる、3)ほとんど伝達できない、4)できない、となどである。短期記憶列は被観察者が短期記憶を保持できているか否かについての評点を記憶する。例えば、調査の直前に何をしていたのか調査員が質問をし、答えることができるか、午後に昼食の内容を質問した場合に答えることができるかなどにより、評点を定める。自分の名前を言う列は被観察者が自分の名前を答える能力を示す評点である。被観察者が名前を聞かれたときに、例えば、1)姓名が答えられる、2)姓は答えられる、3)名は答えられる、4)答えられない、のいずれかにより評点を定める。場所の理解列は被観察者がどこに居るのかを認知できているかの能力を示す評点を記憶する。評被観察者が「ここはどこですか。」と質問された場合に、1)正確に答えた、2)自宅または居所か否かの判別はできた、3)場所の名前は答えた、4)わからない、などにより、評点を定める。外出して戻れない列は、被観察者が外出した場合、自宅等に戻って来られない頻度により定めた評点を記憶する。頻度とは例えば、1)1週間に1回以上、2)1ヵ月に1回以上、3)1週間に1回以上などである。
第四群列(社会評価)は被害的列、感情が不安定列、物や衣服を壊す列、自分勝手に行動する列、及び話がまとまらない列を含む。被害的列は被観察者が被害妄想を抱いている程度により定めた評点を記憶する。例えば、事実ではないにも関わらず、他人にお金を盗られた、食べ物に毒が入っている、自分の食事だけを出してくれないといった被害的な言動があるか否かで判断する。被害的な言動がある頻度により、評点を定める。感情が不安定列は被観察者の感情の不安定具合により定めた評点を記憶する。ここで言う感情の不安定とは、不適当な場面で感情的に泣いたり怒ったりするようなことがあるか否かということである。「不適当な場面」というのがポイントであり、元来、感情の起伏が激しい性格や、年齢を重ね涙もろくなったなどは、含めない。物や衣服を壊す列は被観察者が洋服をびりびり破り捨てる、茶碗を投げて壊すなどの行為を意図的に行うが否かにより定めた評点を記憶する。ここでは、手が滑って茶碗を落とし壊してしまうなど無意識な行為は考慮対象ではない。自分勝手に行動する列は被観察者があきらかに周囲の状況と合致しない自分勝手な行動を行おうとするか否かにより定めた評点を記憶する。ここで言う自分勝手とは、例えば、夜なのに出かけると言って出て行こうとする、デイサービスなどの施設利用中に買物に行くといって出て行こうするなどである。性格的に身勝手で自己中心的である点は、含めない。話がまとまらない列は被観察者が一貫した話をできるか否かなどにより定めた評点を記憶する。話がまとまらないというのは、例えば、話の途中でポンポン次の話の内容に変わる場合、質問に対しても無関係なことを応えていたりする場合などである。話がもともと苦手であったり、コミュニケーション下手であったりする場合はこれに該当しない。
第五群列(社会生活)は薬の内服列、金銭の管理列、日常の意思決定列、集団参加ができない列、及び簡単な調理列を含む。薬の内服列は被観察者が薬を飲む際の状況により定めた評点を記憶する。例えば、薬を飲む際に、1)介助を受けていない、2)一部介助を受けている、3)全介助を受けているなどにより、評点を定める。金銭の管理列は被観察者が金銭を管理できる能力を示す評点を記憶する。金銭の出入の把握や計算ができているか、そこに介助を受けているかにより評点を定める。薬の内服と同様に、1)介助を受けていない、2)一部介助を受けている、3)全介助を受けているなどにより、評点を定める。日常の意思決定列は被観察者が毎日の暮らしの中で自己決定を行える能力をどの程度有しているかにより定めた評点を記憶する。例えば、1)できる(特別な場合でもできる)、2)特別な場合を除いてできる、3)日常的に困難である、4)できない、などにより評点を定める。集団参加ができない列は、被観察者が家族以外の集団に適用する能力についての評点を記憶する。適用する能力とは、家族以外の他者の集まりに参加することが出来る、周囲の状況に合致する行動をとれるなどである。簡単な調理列は被観察者が簡単な調理を行える能力があるかを示す評点を記憶する。炊飯、弁当・惣菜・レトルト食品・冷凍食品の加熱、即席めんの調理などを行う際に、1)介助されていない、2)見守りが必要、3)一部介助が必要、4)全介助が必要、などにより、評点を定める。
能力レベル列は基本動作列、生活機能列、認知機能列、社会評価列、及び社会生活列を含む。基本動作列は第一群の評点から求めた基本動作に関する被観察者の能力レベルを記憶する。生活機能列は第二群の評点から求めた生活機能に関する被観察者の能力レベルを記憶する。認知機能列は第三群の評点から求めた認知機能に関する被観察者の能力レベルを記憶する。社会評価列は第四群の評点から求めた社会評価に関する被観察者の能力レベルを記憶する。社会生活列は第五群の評点から求めた社会生活に関する被観察者の能力レベルを記憶する。
図11は重みDB145のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。重みDB145は能力DB144に記憶されている群別の評点から能力レベルを算出するための重みなどを記憶する。重みDB145は種別列及び値列を含む。種別列は定義する値の種別を記録する。値列は種別に対応した値を記憶する。種別列において、MAXは能力レベルの最大値を示す。種別列において、A、B、C、D、及びEは評点を示す。評点に対応している値列の数値が、各評点の重みを示す。図11に示す例では、能力レベルの最大は10である。A、B、C、D、及びEの重みはそれぞれ、0.9、0.7、0.5、0.3、0.1である。
図10に示す例で、被観察者ID=001の基本動作の評点はE、D、D、C、Cである。Eの重みは0.1、Dの重みは0.3、Cの重みは0.5である。したがって、能力レベルは以下のように計算する。最大値10、基本動作の項目数は5であるから、以下の式で能力レベルを求めることが可能となる。
能力レベル = 10×(0.1×1+0.3×2+0.5×2)/5 …(1)
= 3.4
となる。
他の能力レベル、他の被観察者の能力レベルも同様に計算可能である。
図12は行動可能レベルDB146のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。行動可能レベルDB146は被観察者が各エリアで危険がなく過ごすために必要な能力レベルを記憶するデータベースである。行動可能レベルDB146はエリアID列、マップID列及び行動可能レベル列を含む。エリアID列はエリアを特定するエリアIDを記憶する。マップID列はエリアが含まれているマップのマップIDを記憶する。行動可能レベル列は基本動作列、生活機能列、認知機能列、社会評価列、及び社会生活列を含む。基本動作列は基本動作として求められる能力レベルを記憶する。認知機能列、社会評価列、及び社会生活列も同様である。
図13は判定定義DB147のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。判定定義DB147は被観察者の能力レベルとエリアの行動可能レベルとを対比して、危険度判定する際の判定の定義を記憶する。判定定義DB147は基準列及びエリア危険度列を含む。基準列は判定基準を記憶する。エリア危険度列は危険度を記憶する。図13では、被観察者の能力レベルがエリアの行動可能レベル以上となる数で危険度が決まることが示されている。すなわち、被観察者の能力レベルにおいて、エリアの行動可能レベル以上となる数がすべて(5)であれば、安全エリアとなる。エリアの行動可能レベル以上となる数が3又は4であれば、危険度:小となる。エリアの行動可能レベル以上となる数が1又は2であれば、危険度:中となる。エリアの行動可能レベル以上となる数が0であれば、危険度:小となる。
図14は行動可能エリアDB148のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。行動可能エリアDB148は各被観察者について、各エリアにおける危険度判定を行い、その結果を記憶する。行動可能エリアDB148は被観察者ID列、エリアID列、マップID列、及び危険度列を含む。被観察者ID列は被観察者のIDを記憶する。エリアID列はエリアのIDを記憶する。マップID列はエリアが含まれるマップのIDを記憶する。危険度列は危険度を記憶する。なお、危険度が「なし」エリアが、被観察者にとっては行動可能エリアであることを示す。
次に、危険度判定装置1が行う処理について説明する。図15は危険度判定処理の手順の一例を示すフローチャートである。危険度判定装置1のCPU11は、被観察者DB141を参照し、危険度判定を行う被観察者を選択する(ステップS1)。CPU11は選択した被観察者の被観察者IDをキーにして、能力DB144を検索し、被観察者の評点を取得する(ステップS2)。CPU11は取得した評点から能力レベルを算出する(ステップS3)。具体的には、重みDB145に記憶されている重み及び最大値から群毎の能力レベルを算出する。なお、CPU11は算出した被観察者の能力レベルを能力DB144に記憶するので、すでに能力レベルが算出済みの場合は、ステップS2、ステップS3を省略する。この場合、CPU11は能力DB144から被観察者の能力レベルを取得後、ステップS4以降を実行する。CPU11はエリアDB143を参照し、処理対象とするエリアを選択する(ステップS4)。CPU11は選択したエリアの危険度判定を行う(ステップS5)。CPU11は選択したエリアのエリアIDをキーにして、行動可能レベルDB146を検索し、エリアの行動可能レベルを取得する。CPU11は被観察者の能力レベルと、エリアの行動可能レベルとを比較し、判定定義DB147の定義にしたがい、危険度を判定する。CPU11は判定結果を行動可能エリアDB148に記憶する(ステップS6)。CPU11は危険度が未判定のエリアがあるか判定する(ステップS7)。CPU11は危険度が未判定のエリアがあると判定した場合(ステップS7でYES)、処理をステップS4に戻す。CPU11は危険度が未判定のエリアがないと判定した場合(ステップS7でNO)、危険度判定が未処理の被観察者があるか判定する(ステップS8)。CPU11は、危険度判定が未処理の被観察者があると判定した場合(ステップS8でYES)、処理をステップS1に戻す。CPU11は、危険度判定が未処理の被観察者がないと判定した場合(ステップS8でNO)、処理を終了する。
次に、見守りシステム100の動作について説明する。図16は見守りシステム100の動作例を示すシーケンス図である。被観察者が携帯する送信機2は定期的にIDを送信する(11)。IDは被観察者IDである。以下、単にIDとも記す。送受信機3は送信されたIDを受信し、送信機2の位置を算出する(12)。送信機2は受信したID、算出した位置を危険度判定装置1に送信する(13)。位置は例えば、送受信機3が設置されているエリアのエリアIDである。危険度判定装置1は受信したIDと位置から危険度判定を行う(14)。すなわち、受信した被観察者の被観察者IDとエリアIDとを検索キーとして、行動可能エリアDB148を検索する。危険度判定装置1は検索結果から、被観察者が安全エリアにいるのか、危険エリアにいるのか判定する。危険度判定装置1は被観察者が居る場所が安全エリアではないと判定した場合、観察者が携帯する携帯端末4に対して、警告を送信する(15)。観察者は被観察者が危険エリアに居ることを把握し、対処することが可能となる。
図17は警告画面の一例を示す説明図である。図17は危険度判定装置1が送信した警告を携帯端末4の画面401に表示している例である。画面401には警告メッセージ411、被観察者の写真412、被観察者の位置及び危険度413、閉じるボタン414を示している。観察者は警告メッセージ411により、どの被観察者が危険エリアに入ったかを把握できる。そして、写真412で観察者は被観察者の顔を確認できる。それにより、被観察者の顔をうろ覚えの場合でも対応可能となる。位置及び危険度413により、観察者は被観察者の位置と危険度を確認できる。それにより、複数の被観察者に対応しなければならない場合、危険度を見て優先度を決めることが可能となる。観察者は内容を確認したら、閉じるボタン414を選択すると、警告を表示した画面401は閉じられる。
再び、危険度判定装置1が行う処理に戻る。図18はエリア更新処理の手順の一例を示すフローチャートである。エリア更新処理はエリアが追加された場合や、エリアの状況が変化して、行動可能レベルが変更される場合の処理である。CPU11は管理者端末5から処理対象となるマップのマップIDを取得する(ステップS21)。CPU11はマップIDを用いて、マップDB142、エリアDB143を検索し、処理対象となるマップに含まれるエリアの情報を取得する。CPU11は取得したエリアの情報を元に更新画面を生成し、管理者端末5に出力する(ステップS22)。CPU11は追加であるか否かを判定する(ステップS23)。追加であるのか既存のエリアの更新であるかは、管理者端末5から送信されたコマンドで、CPU11は判定する。
CPU11は追加であると判定した場合(ステップS23でYES)、マップDB142を更新する(ステップS24)。具体的には処理対象マップに含まれるエリア数を増加させる。CPU11は追加するエリアの情報を入力するためのエリア情報入力画面を管理者端末5に出力する(ステップS25)。CPU11は管理者端末5から追加するエリアのエリア情報を取得する(ステップS26)。CPU11は取得したエリア情報をエリアDB143と行動可能レベルDB146に追加する(ステップS27)。CPU11は追加されたエリアについて、危険度判定を行う(ステップS28)。CPU11は危険度判定の結果を元に行動可能エリアDB148を更新する(ステップS29)。CPU11は処理を終了する。
CPU11は追加ではないと判定した場合(ステップS23でNO)、更新対象となるエリアの情報をエリアDB143から取得する(ステップS30)。CPU11は取得したエリア情報に基づいて、エリア情報更新画面を生成し、管理者端末5に出力する(ステップS31)。CPU11は管理者端末5からエリアについて更新情報を取得する(ステップS32)。CPU11は取得したエリア更新情報に基づいて、エリアDB143と行動可能レベルDB146を更新する(ステップS33)。CPU11は処理をステップS28に移し、更新されたエリアについての危険度判定を行う(ステップS28)。以降の処理は、上述と同様であるので省略する。
図19はマップ更新画面501の一例を示す説明図である。マップ更新画面501はマップ選択プルダウン511、エリア選択欄512、変更ボタン513、新規追加ボタン514、及びキャンセルボタン515を含む。マップ選択プルダウン511は更新対象とするマップを選択するためのプルダウンである。エリア選択欄512は、マップ選択プルダウン511で選択したマップに含まれるエリアの一覧を表示する。既存のエリアを更新する場合、エリア選択欄512に表示されている更新対象エリアをマウス等で選択する。変更ボタン513はエリア選択欄512で選択しているエリアの更新を指示するボタンである。変更ボタン513をマウス等で選択すると、対象とするエリアの情報が危険度判定装置1に送信される。新規追加ボタン514は更新対象であるマップにエリアを追加するためのボタンである。新規追加ボタン514をマウス等で選択すると、エリアを追加する旨のコマンドが危険度判定装置1に送信される。キャンセルボタン515は更新をキャンセルするためのボタンである。キャンセルボタン515をマウス等で選択すると、マップ更新画面501は閉じられ、直前の画面に戻る。
図20はエリア追加画面502(エリア情報入力画面)の一例を示す説明図である。エリア追加画面502は対象マップ表示521、エリア種入力欄522、フロア選択プルダウン523、行動可能レベル入力欄524、OKボタン525、及びキャンセルボタン526を含む。対象マップ表示521はエリア追加の対象となるマップを表示する。エリア種入力欄522は追加するエリアの種別を入力する欄である。フロア選択プルダウン523は追加するエリアが建物の階数位置を示す番号を選択するためのプルダウンメニューである。行動可能レベル入力欄524は追加するエリアについての行動可能レベルを入力する欄である。OKボタン525は入力したエリア情報を送信するためのボタンである。OKボタン525をマウス等で選択すると、エリア追加画面502に入力された追加エリアの情報が危険度判定装置1に送信される。キャンセルボタン526はエリア追加をキャンセルするためのボタンである。キャンセルボタン526をマウス等で選択すると、エリア追加画面502は閉じられ、直前の画面に戻る。
以上においては、エリアが追加、更新された場合について、説明したが、被観察者が追加、更新された場合も、同様な考え方で、危険度を更新処理が行えることは、当業者であれば自明であろう。
本実施の形態では以下の効果を奏する。被観察者毎のエリアの危険度判定は、被観察者毎の能力レベル、及びエリア毎に設定する行動可能レベルにより、危険度判定装置1が行う。それにより、管理者は被観察者の能力とエリアの状況を勘案して、被観察者毎、エリア毎の危険度の判定を行わなくてもよいので、管理者の負担が軽減される。また、エリアが追加された場合、エリアの状況が変化した場合であっても、エリアの情報のみを追加又は更新するだけで、危険度が更新されるので、管理が容易である。同様に、被観察者の能力が変化した場合も、被観察者の能力レベルのみを変更すればよい。
図21は危険度判定装置1の機能構成の一例を示すブロック図である。危険度判定装置1は取得部11a、算出部11b、受信部11c、判定部11d及び出力部11eを含む。これらの各機能部は、CPU11が制御プログラム1Pに基づいて動作することにより、実現される。
取得部11aは被観察者が利用する空間毎に設定される当該空間で安全に行動するために必要な行動可能レベルを取得する。算出部11bは被観察者の能力レベルを算出する。受信部11cは無線機から送信された被観察者の識別情報及び空間の識別情報を受信する。判定部11dは行動可能レベルと算出した能力レベルとに基づいて、被観察者に対する空間の危険度を判定する。出力部11eは被観察者の識別情報及び空間の識別情報に対応付けられた危険度を記憶部から読み出し、読み出した危険度が予め定めた閾値以上である場合、警告情報を出力する。
各実施の形態で記載されている技術的特徴(構成要件)はお互いに組み合わせ可能であり、組み合わせすることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものでは無いと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味では無く、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
コンピュータが、
被観察者が利用する空間毎に設定される当該空間で安全に行動するために必要な行動可能レベルを取得し、
前記被観察者の能力レベルを算出し、
前記行動可能レベルと算出した能力レベルとに基づいて、前記被観察者に対する前記空間の危険度を判定する
危険度判定方法。
(付記2)
前記能力レベル及び前記行動可能レベルは互いに対応する複数の数値を含み、前記能力レベルが前記行動可能レベル以上である数値の組数により、前記危険度を判定する
付記1に記載の危険度判定方法。
(付記3)
前記被観察者の識別情報と、前記空間の識別情報と、前記被観察者に対する前記空間の危険度とを対応付けて記憶部に記憶する
付記1又は付記2に記載の危険度判定方法。
(付記4)
前記被観察者の識別情報と前記空間の識別情報とを取得し、
取得した前記被観察者の識別情報と前記空間の識別情報とに対応付けられた危険度を前記記憶部から読み出し、
読み出した危険度が予め定めた閾値以上である場合、
警告情報を出力する
付記1から付記3のいずれか1つに記載の危険度判定方法。
(付記5)
前記警告情報は、前記被観察者の識別情報と前記空間の識別情報とを含む
付記4に記載の危険度判定方法。
(付記6)
前記被観察者の能力レベルは能力レベルに係る評点に基づいて、算出する
付記1から付記5のいずれか1つに記載の危険度判定方法。
(付記7)
被観察者が利用する空間毎に設定される当該空間で安全に行動するために必要な行動可能レベルを取得する取得部と、
前記被観察者の能力レベルを算出する算出部と、
前記行動可能レベルと算出した能力レベルとに基づいて、前記被観察者に対する前記空間の危険度を判定する判定部と
を備える危険度判定装置。
(付記8)
被観察者が利用する空間毎に設定される当該空間で安全に行動するために必要な行動可能レベルを取得し、
前記被観察者の能力レベルを算出し、
前記行動可能レベルと算出した能力レベルとに基づいて、前記被観察者に対する前記空間の危険度を判定する
処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
(付記9)
被観察者が利用する空間毎に設定される当該空間で安全に行動するために必要な行動可能レベルを入力するレベル入力部と、
前記被観察者の能力レベルに係る評点を入力する評点入力部と、
前記行動可能レベル及び前記評点を送信する送信部と
を有する入力装置、
前記行動可能レベルを取得する取得部と、
前記被観察者の前記評点に基づいて、能力レベルを算出する算出部と、
前記行動可能レベル及び算出した能力レベルに基づいて、前記被観察者に対する前記空間の危険度を判定する判定部と、
判定した危険度を前記要被観察の識別情報及び前記空間の識別情報に対応付けて記憶する記憶部と
を有する危険度判定装置、及び
前記被観察者が携帯し、前記被観察者の識別情報を送信する送信機から前記被観察者の識別情報を受信する受信部と、
受信した前記被観察者の識別情報及び自機が設置されている前記空間の識別情報を送信する送信部と
を有する無線機
を備え、
前記危険度判定装置は、
前記無線機から送信された前記被観察者の識別情報及び前記空間の識別情報を受信する受信部と、
前記被観察者の識別情報及び前記空間の識別情報に対応付けられた危険度を前記記憶部から読み出し、読み出した危険度が予め定めた閾値以上である場合、警告情報を出力する出力部と
を有する
警告システム。
100 見守りシステム
1 危険度判定装置
11 CPU
11a 取得部
11b 算出部
11c 判定部
12 ROM
13 RAM
14 大容量記憶部
141 被観察者DB
142 マップDB
143 エリアDB
144 能力DB
145 重みDB
146 行動可能レベルDB
147 判定定義DB
148 行動可能エリアDB
15 通信部
16 読み取り部
1P 制御プログラム
1a 可搬型記憶媒体
1b 半導体メモリ
2 送信機
3 送受信機
4 携帯端末
5 管理者端末

Claims (5)

  1. コンピュータが、
    被観察者が利用する空間毎に設定される当該空間で安全に行動するために必要な行動可能レベルを取得し、
    前記被観察者の能力レベルを算出し、
    前記行動可能レベルと算出した能力レベルとに基づいて、前記被観察者に対する前記空間の危険度を判定する
    危険度判定方法。
  2. 前記能力レベル及び前記行動可能レベルは互いに対応する複数の数値を含み、前記能力レベルが前記行動可能レベル以上である数値の組数により、前記危険度を判定する
    請求項1に記載の危険度判定方法。
  3. 被観察者が利用する空間毎に設定される当該空間で安全に行動するために必要な行動可能レベルを取得する取得部と、
    前記被観察者の能力レベルを算出する算出部と、
    前記行動可能レベルと算出した能力レベルとに基づいて、前記被観察者に対する前記空間の危険度を判定する判定部と
    を備える危険度判定装置。
  4. 被観察者が利用する空間毎に設定される当該空間で安全に行動するために必要な行動可能レベルを取得し、
    前記被観察者の能力レベルを算出し、
    前記行動可能レベルと算出した能力レベルとに基づいて、前記被観察者に対する前記空間の危険度を判定する
    処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
  5. 被観察者が利用する空間毎に設定される当該空間で安全に行動するために必要な行動可能レベルを入力するレベル入力部と、
    前記被観察者の能力レベルに係る評点を入力する評点入力部と、
    前記行動可能レベル及び前記評点を送信する送信部と
    を有する入力装置、
    前記行動可能レベルを取得する取得部と、
    前記被観察者の前記評点に基づいて、能力レベルを算出する算出部と、
    前記行動可能レベル及び算出した能力レベルに基づいて、前記被観察者に対する前記空間の危険度を判定する判定部と、
    判定した危険度を前記要被観察の識別情報及び前記空間の識別情報に対応付けて記憶する記憶部と
    を有する危険度判定装置、及び
    前記被観察者が携帯し、前記被観察者の識別情報を送信する送信機から前記被観察者の識別情報を受信する受信部と、
    受信した前記被観察者の識別情報及び自機が設置されている前記空間の識別情報を送信する送信部と
    を有する無線機
    を備え、
    前記危険度判定装置は、
    前記無線機から送信された前記被観察者の識別情報及び前記空間の識別情報を受信する受信部と、
    前記被観察者の識別情報及び前記空間の識別情報に対応付けられた危険度を前記記憶部から読み出し、読み出した危険度が予め定めた閾値以上である場合、警告情報を出力する出力部と
    を有する
    警告システム。
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