JP2018155694A - 凹型障害物検出装置と方法 - Google Patents

凹型障害物検出装置と方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レーザ光の反射強度が微弱又は皆無な場合でも、下り段差、穴等の凹型障害物を検出することができる凹型障害物検出装置と方法を提供する。【解決手段】レーザレーダ装置10と識別装置20を備える。レーザレーダ装置10は、水平に対する照射角度αが互いに異なるそれぞれのレイヤ3において、平面視で周方向にレーザ光5を複数の計測点4に照射し、その反射光6を受光して計測点4の位置データを取得する。識別装置20は、反射光6を受光した位置が近傍の1対の計測点4の高度差ΔZと、1対の計測点4を結ぶ直線の水平に対する勾配θとを算出する。また、識別装置20は、高度差ΔZと勾配θが、それぞれの閾値以上である場合に、1対の計測点4の中間に凹型障害物Bの候補点Xを設定し、平面視で候補点Xが連続するとき、候補点Xを凹型障害物Bとして検出する。【選択図】図1

Description

本発明は、移動体(例えば無人車両)に搭載して移動体周辺の地形の凹部を精度よく検出する凹型障害物検出装置と方法に関する。
移動体周辺の地形の凹凸を検出する障害物検出装置は、例えば特許文献1に開示されている。
また、段差などの凹型障害物を検出する手段は、例えば特許文献2,3に開示されている。
特許文献1は、多数のレーザ光を用いて回転しながら周囲を同時計測するレーザレーダ装置を開示している。
特許文献2の「車両周辺監視装置」では、超音波ソナーにより、凹型障害物として段差を検出し、凹型障害物の位置である段差座標を取得する。
特許文献3の「自律移動装置の制御方法」では、第2センサが、路面の凹みを検出できるように斜め下方に向けて配置されており、第2センサにより、凹検出範囲内において路面までの距離を検出する。
WO2008/008970A2 特開2008−76228号公報 特開2013−235409号公報
従来は、例えば特許文献1に開示されたレーザレーダ装置を、移動体(例えば無人車両)に搭載し、レーザ光を前方下方に照射して、路面に対して凸である凸型障害物(歩行者、車両等)のみを検出していた。
また、移動体は、詳細な地図データを保持し、検出された凸型障害物を地図データ上に表示し、凸型障害物を回避して走行経路を決定していた。
すなわち、従来は、地図データの道路上には路面に対して凹である凹型障害物(下り段差、穴等)はないことを前提としていた。
ここで、「凹型障害物」は、池や川などの大きな窪み、水たまりなどの小さな窪み、高さの異なる路面間の下り段差、車輪(タイヤ)が落ちるような穴や側溝などを意味する。
しかし、移動体の走行範囲に凹型障害物(水たまり、下り段差、穴等)があると、以下の問題があった。
(1)レーザ光を前方下方に照射する場合、凹型障害物(下り段差、穴等)は、その傾斜によりレーザ光の反射強度は小さく、空(空中)のように障害物のない計測点となる場合が多い。この場合の計測点は、未計測点として扱われる。
そのため、幅が狭い凹型障害物(下り段差等)の場合、未計測点になる面積が狭く、「障害物のない未計測点」と「凹型障害物による未計測点」との区別がつかない。その結果、凹型障害物による未計測点を、障害物のない未計測点と判断し、凹型障害物を回避せずに移動体が通過しようとして凹型障害物(下り段差等)に転落する可能性がある。
一方、「池や川などの大きな窪み」は、幅が十分広いため、計測点の隙間ではなく、なんらかの計測できない要因があると判断し、車両は停止・回避することができる。
(2)また、例えば特許文献2,3のように、「検出された地表面の高さの差」により凹型障害物を検出すると、水たまりが凸型障害物の手前にある場合、水面で反射したレーザ光が凸型障害物で反射して検出される。そのため、水たまりが凸型障害物の手前にある場合、地表面より低い位置に凹型障害物があると間違った判断をする可能性がある。
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の第1の目的は、レーザ光の反射強度が微弱又は皆無な場合でも、下り段差、穴等の凹型障害物を検出することができる凹型障害物検出装置と方法を提供することにある。また、本発明の第2の目的は、水たまりが凸型障害物の手前にある場合でも、走行エリアを障害物と誤認識しない凹型障害物検出装置と方法を提供することにある。
本発明によれば、水平に対する照射角度が一定の円錐面であり前記照射角度が互いに異なるそれぞれのレイヤにおいて、平面視で周方向にレーザ光を複数の計測点に照射し、その反射光を受光して前記計測点の位置データを取得するレーザレーダ装置と、
前記位置データから路面に対して凹である凹型障害物を検出する識別装置と、を備え、
前記識別装置は、
前記反射光を受光した位置が近傍の1対の前記計測点の高度差と、1対の前記計測点を結ぶ直線の水平に対する勾配とを算出し、
前記高度差と前記勾配が、それぞれの閾値以上である場合に、1対の前記計測点の中間に前記凹型障害物の候補点を設定し、
平面視で前記候補点が連続するとき、前記候補点を前記凹型障害物として検出する、凹型障害物検出装置が提供される。
また本発明によれば、水平に対する照射角度が一定の円錐面であり前記照射角度が互いに異なるそれぞれのレイヤにおいて、平面視で周方向にレーザ光を複数の計測点に照射し、その反射光を受光して前記計測点の位置データを取得するデータ取得ステップと、
前記位置データから路面に対して凹である凹型障害物を検出する識別ステップと、を備え、
前記識別ステップは、
(A)前記反射光を受光した位置が近傍の1対の前記計測点の高度差と、1対の前記計測点を結ぶ直線の水平に対する勾配とを算出する演算ステップと、
(B)前記高度差と前記勾配が、それぞれの閾値以上である場合に、1対の前記計測点の中間に前記凹型障害物の候補点を設定する候補点設定ステップと、
(C)平面視で前記候補点が連続するとき、前記候補点を前記凹型障害物として検出する検出ステップと、を有する、凹型障害物検出方法が提供される。
上記本発明によれば、反射光を受光した位置が近傍の1対の計測点の高度差と、1対の計測点を結ぶ直線の水平に対する勾配とを算出する。
また、算出された高度差と勾配が、それぞれの閾値以上である場合に、1対の計測点の中間に凹型障害物の候補点を設定する。
従って、凹型障害物における反射光の反射強度が受光できないほど微弱又は皆無な場合でも、凹型障害物の位置を特定点に設定し、「凹型障害物の候補点」に設定することができる。
さらに、平面視で候補点が連続するとき、候補点を凹型障害物として検出するので、レーザ光の反射強度が微弱又は皆無な場合でも、凹型障害物を検出することができる。
これにより、レーザ光の反射強度が微弱又は皆無な場合でも、凹型障害物の検出が可能となり、凹型障害物(例えば下り段差)に車両が転落する可能性を大幅に低減又は無くすことができる。
本発明の凹型障害物検出装置を備えた移動体の構成図である。 本発明の第1課題の説明図である。 本発明による凹型障害物検出方法の全体フロー図である。 本発明による下り段差の検出原理図である。 下り段差が移動体の前方又は斜め前方にある場合の説明図である。 本発明の第2課題の説明図である。 本発明による水たまりの検出原理図である。 本発明の実施例を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明の凹型障害物検出装置1を備えた移動体Aの構成図である。移動体Aは、例えば、自律走行する無人車両であるが、その他の車両(有人車両、遠隔操縦車両)であってもよい。
この図において、本発明の凹型障害物検出装置1は、レーザレーダ装置10と識別装置20を備える。この図において、2は路面、右方向は移動体Aの移動方向である。
レーザレーダ装置10は、水平に対する照射角度αが一定の円錐面であり照射角度αが互いに異なるそれぞれのレイヤ3において、平面視で周方向にレーザ光5を複数の計測点4に照射し、その反射光6を受光して計測点4までの位置データを取得する。レーザレーダ装置10は、例えば、レーザレンジファインダ(LRF)である。
この例において、レーザレーダ装置10は、複数の投光器12と複数の受光器14とを備える。
複数の投光器12と複数の受光器14は、移動体Aに設置され鉛直軸7を中心に回転し、移動体Aの近距離から遠距離に向けて間隔を隔ててレーザ光5を投光(照射)し、レーザ光5の反射光6を受光する。
また、この例において、複数の投光器12と複数の受光器14は、レーザ光5の照射角度αの差Δαが、近距離用から遠距離用に向けて同一又は順に狭く設定されている。
「水平に対する照射角度α」は、近距離から遠距離の路面2にレーザ光5を照射するため、通常は+0〜30度の範囲であるが、水平より上向きの照射角度αを含んでもよい。ここで、水平方向を0度とし、その水平に対して地面側鉛直方向(法線方向)を+(プラス)方向とする。
以下、「レイヤ3」とは、レーザ光5の水平に対する照射角度αが一定の円錐面を意味し、「動径R」とは、レーザレーダ装置10の鉛直軸7が鉛直であるときの、鉛直軸7から計測点4までの水平距離を意味する。
位置データは、レーザレーダ装置10から計測点4までの直線距離の他に、照射角度α、周方向の旋回角度β、及び動径Rを含む。
上述したレーザレーダ装置10の構成により、計測点4の位置データ(レーザレーダ装置10から計測点4までの直線距離、照射角度α、周方向の旋回角度β、及び動径R)からレーザレーダ装置10を基準とする計測点4の高度と平面視での位置を算出することができる。
また、1対の計測点4の高度差ΔZと、1対の計測点4を結ぶ直線の水平に対する勾配θは、1対の計測点4の位置データから、幾何学的に求めることができる。
識別装置20は、計測点4の位置データから路面2に対して凹である凹型障害物Bを検出する。
図2は、本発明の第1課題の説明図である。この図において、(A)は移動体Aの走行環境を示す斜視図、(B)は(A)から作成された従来の環境地図である。
図2(A)において、路面2は、移動体Aが走行可能な2つの道路2a,2bと、その間に位置し移動体Aが走行できない凹型障害物B(この例では、下り段差B1)を有する。
この例において、レーザ光5を下向きの照射角度α(例えば、0〜30度)で照射するので、遠方に位置する凹型障害物B(下り段差B1)は、その傾斜によりレーザ光5とのなす角度が小さく、レーザ光5の反射強度は一般に非常に小さい。
図2(B)の環境地図は、移動体Aの移動方向前方の地図であり、この例では前方の所定範囲を移動方向と幅方向の複数の矩形枠に分割して示している。各矩形枠を以下、「グリッドG」と呼ぶ。グリッドGは、この例では同一の大きさの正方形(例えば一辺が10〜20cmの矩形)であるが、移動方向又は幅方向に大きさが相違してもよく、正方形以外の形状(長方形、台形、多角形など)であってもよい。
図2(B)において、斜線を付したグリッドGは未計測部、斜線のない白のグリッドGは、走行可能部を示している。
すなわち、図2(A)の下り段差B1(楕円の破線で示す)は、レーザ光5の反射強度が微弱又は皆無となるので、未計測点になる面積が狭く、「空(空中)のように障害物のない未計測点」と「凹型障害物Bによる未計測点」との区別がつかない。
その結果、図2(B)に太字の矢印で示すように、下り段差B1による未計測点を、障害物のない未計測点と判断し、下り段差B1を回避せずに移動体Aが通過しようとして下り段差B1に転落する可能性がある。
図3は、本発明による凹型障害物検出方法の全体フロー図であり、図4は、本発明による下り段差B1の検出原理図である。
図3において、本発明による凹型障害物検出方法は、S1〜S7の各ステップ(工程)を有する。
データ取得ステップ(ステップS1)では、水平に対する下向きの照射角度αが異なる複数のレイヤ3において、平面視で周方向にレーザ光5を複数の計測点4に照射し、その反射光6を受光して計測点4の位置データを取得する。
図4において、Z方向は上下方向を示している。また、Y方向は、任意の水平方向である。すなわち、Y方向は、同一のレイヤ3における周方向でも、同一又は近接する周方向角度(すなわち旋回角度β)のレイヤ方向でも、その他の水平方向であってもよい。
なお、「レイヤ方向」とは、複数のレイヤ3の水平に対する下向き角度αが変化する方向、すなわち照射位置が近距離から遠距離に変化する方向、又はその逆方向を意味する。
図4の黒丸は反射光6の反射強度が高い計測点4(以下、高反射計測点4a)を示し、破線の白丸は、反射光6の反射強度が微弱又は皆無な計測点4(以下、低反射計測点4b)を示している。
なお、反射強度に閾値を設定し、反射強度が閾値未満の場合に低反射計測点4bとし、反射強度が閾値以上の場合に高反射計測点4aとするのがよい。
図3の識別ステップ(ステップS2〜S6)では、計測点4の位置データから、路面2に対して凹である凹型障害物Bを検出する。
このうちステップS2、S3は、水たまりを検出するステップである。以下、ステップS2、S3以外を先に説明する。
演算ステップ(ステップS4)では、反射光6を受光した位置が近傍の1対の計測点4の高度差ΔZと、1対の計測点4を結ぶ直線の水平に対する勾配θとを算出する。
位置が近傍の1対の計測点4の平面視での位置関係は、周方向でも、レイヤ方向でも、その他の方向でもよい。「位置が近傍」とは、隣接する位置に限定されず、周方向又はレイヤ方向において、レーザ光5の照射方向の角度差が所定の閾値を超えない範囲であることを意味する。「角度差の閾値」は、例えば約4〜6度に設定する。
例えば、同一のレイヤ3において、反射光6を受光した周方向位置が近傍の1対の計測点4の高度差ΔZと、1対の計測点4を結ぶ直線の水平に対する勾配θとを算出する。
この場合、「周方向位置が近傍」とは、周方向の角度差が所定の閾値を超えない範囲で、1対の計測点4を周方向に探索し続けるのがよい。「角度差の閾値」は、例えば車両の停止距離(例えば17m)において、経路計画が周方向に1.2mまで許容することを考慮して、約4〜6度に設定する。
この手段により、周方向の凹型障害物B(下り段差B1)を検出することができる。
図4の例では、低反射計測点4bの両側に位置する1対の高反射計測点4aに対して、高度差ΔZと勾配θを算出する。なお、1対の計測点4は、低反射計測点4bの両側に限定されず、反射光6を受光したすべての計測点4について、位置が近傍の計測点4との高度差ΔZと勾配θを算出するのがよい。
候補点設定ステップ(ステップS5)では、高度差ΔZと勾配θが、それぞれの閾値以上である場合に、1対の計測点4の中間に凹型障害物Bの候補点Xを設定する。
この例では、図4における低反射計測点4bの左側の高さが高く、低反射計測点4bの右側の高さが低いので、高度差ΔZと勾配θが、それぞれの閾値以上であれば、1対の計測点4の中間の低反射計測点4bを「右下り段差B1の候補点X」に設定する。なお、「左下り段差B1の候補点X」の設定も同様である。
ここで、勾配θの閾値は、移動体Aが走行可能な最大傾斜(例えば、30度)より小さい値(例えば10〜20度)に設定するのがよい。また、高度差ΔZの閾値は、下り段差B1が勾配θより大きい場合を想定して、移動体Aが走行時に許容可能な段差(例えば、10〜50cm)に設定するのがよい。
図3の検出ステップ(ステップS6)では、平面視で候補点Xが連続するとき、候補点Xを凹型障害物B(この例では下り段差B1)として検出する。
ここで、「候補点Xが連続する」とは、隣接する複数の計測点4が候補点Xとなることを意味する。連続する方向は、線状であるのが好ましいが、近接して塊を形成してもよい。
例えば、移動体Aの移動方向又は移動体Aから離れる方向に連続した候補点Xがあるとき、候補点Xを凹型障害物Bと判断する。
なお、悪天候の場合に検出ステップ(ステップS6)において凹型障害物B(この例では下り段差B1)を誤検出する可能性がある。
そのため、下り段差B1の手前の計測点4は、周囲の計測点4と高さが大きく変化しないと考えられることを利用することが好ましい。
すなわち、識別装置20は、以下の(1)(2)(3)を実行することが好ましい。
(1)1対の計測点4を高度が相対的に高い高位計測点と高度が相対的に低い低位計測点とに区分する。
(2)同一のレイヤにおいて、低位計測点に対し周方向位置が反対かつ近傍である第3計測点と、高位計測点との第2高度差を算出する。
(3)第2高度差がその閾値未満の場合に、検出された凹型障害物Bを有効と判断する。この閾値は、車両の走行可能範囲に設定するのがよい。
この手段により、悪天候の場合の誤検出を低減することができる。
図5は、下り段差B1が移動体Aの前方又は斜め前方にある場合の説明図である。
この例では、同一又は近接する周方向角度(すなわち旋回角度β)の複数のレイヤ3において、反射光6を受光しレイヤ方向に位置が近傍の1対の計測点4の高度差ΔZと、1対の計測点4を結ぶ直線の水平に対する勾配θとを算出する。その他は、上述した例と同様である。
この場合、レイヤ方向の凹型障害物B(下り段差B1)を検出することができる。
図6は、本発明の第2課題の説明図である。この図において、8は水たまり、9は凸型障害物である。
水たまり8が凸型障害物9の手前にある場合、水たまり8の水面で反射したレーザ光5が凸型障害物9で反射し、再度、水たまり8の水面で反射した反射光6がレーザレーダ装置10で検出される。
この場合、図5に示した高度差ΔZと勾配θは、それぞれの閾値以上となる場合がある。
そのため、従来は、凸型障害物9でのレーザ光5の反射点4cの虚像4c2を、地表面より低い位置に凹型障害物Bがあると判断する可能性があった。
図5において、3つのレイヤ3を近距離側から、第1レイヤ3a、第2レイヤ3b、及び第3レイヤ3cとし、それぞれの計測点4の動径Rを、近距離側から、R(k−1)、R(k)、R(k+1)とする。
ここで、kはレイヤ3の近距離側からの番号を意味する。
上述したように、隣接するレーザ光5の水平に対する照射角度αの差Δαは、近距離用から遠距離用に向けて同一又は順に狭く設定されている。
この場合、近距離を照射するレイヤ3の動径Rは、相対的に遠距離を照射するレイヤ3の動径Rより、通常は小さい。
すなわち、通常の路面2においては、R(k−1)<R(k)と、R(k)<R(k+1)の関係式(1)が成り立つ。
図7は、本発明による水たまり8の検出原理図である。この図は、水たまり8が凸型障害物9の手前にある場合を示している。
図7の場合、第2レイヤ3bの計測点4の動径R(k)は、水たまり8での反射点4dの動径Rに反射点4dから凸型障害物9までの水平距離が加算された値となる。
この場合、近距離を照射するレイヤ3の動径Rは、相対的に遠距離を照射するレイヤ3の動径Rより、大きくなる。
すなわち図7の例では、水たまり8と凸型障害物9の間に、第3レイヤ3cが存在する場合、第2レイヤ3bの計測点4の動径R(k)は、第3レイヤ3cの計測点4の動径R(k+1)よりも、大きい値となる。
この場合、R(k)>R(k+1)の関係が成り立つ。
また、第3レイヤ3cのレーザ光5が凸型障害物9を直接照射する場合には、例外的に、R(k)≒R(k+1)の関係が成り立つ。
ここで符号「≒」は、凸型障害物9の凹凸に起因する動径差は、同一範囲とみなすことを意味する。
言い換えれば、凸型障害物9の凹凸に起因する動径差の最大値を閾値εとすると、水たまり8と凸型障害物9の間に、第3レイヤ3cが存在する場合、R(k)−R(k+1)>εの関係式(2)が成り立つ。
以下、図3の水たまりを検出するステップS2、S3を説明する。
図3の凹型障害物検出方法において、動径比較ステップ(S2)では、同一又は近接する周方向角度(旋回角度β)の複数のレイヤ3において、反射光6を受光しレイヤ方向に位置が近傍の1対の計測点4の動径Rを比較する。
すなわち図7の例では、第2レイヤ3bの計測点4の動径R(k)と、第3レイヤ3cの計測点4の動径R(k+1)とを比較する。
また、水たまり検出ステップ(S3)では、近距離を照射するレイヤ3の動径Rが、相対的に遠距離を照射するレイヤ3の動径Rより、閾値以上大きい場合に、近距離を照射するレイヤ3の計測点4を水たまり8による虚像4c2として凹型障害物Bの検出を解除する。
すなわち図7の例で、R(k)−R(k+1)>ε・・・(2)の場合に、第2レイヤ3bの計測点4を水たまり8による虚像4c2として検出する。
水たまり8での反射点4dが、複数存在する場合も同様である。
図3において、水たまり8を検出した場合、第2レイヤ3bの計測点4を凹型障害物Bではなく未計測点として処理し(すなわち、凹型障害物Bの検出を解除し)、その結果を演算ステップ(ステップS4)及び地図作成ステップ(ステップS7)に反映することが好ましい。
図1における識別装置20は、例えばコンピュータ(PC)であり、記憶装置、表示装置、及び演算装置を備える。記憶装置は、移動体Aが走行する地図データ、レーザレーダ装置10が取得した位置データを記憶する。
演算装置は、上述した凹型障害物検出方法の各ステップS1〜S6を実行する。演算装置は、さらに地図作成ステップ(ステップS7)において、移動体Aの周囲の環境地図を作成する。
表示装置は、演算装置の実行結果に基づき、移動体Aの周囲の環境地図を表示する。
図8は、上述した本発明の実施例を示す図である。この図において、(A)は本発明の適用前の環境地図、(B)は本発明の適用後の環境地図である。図8(A)(B)において、白色部分は走行可能領域、灰色部分は未計測領域、黒色部分は障害物領域である。
図8(A)(B)において、楕円で囲む領域が相違している。この例では、移動体Aの走行方向左側に「左下り段差B1」が存在するが、図8(A)(B)の両方においてその部分は灰色部分(未計測領域)となっている。
図8(A)では、「左下り段差B1」と「走行可能領域」の境界部分が「灰色」又は「白色」で表示されている。そのため、仮に「左下り段差B1」の外側(左側)が白色部分(走行可能領域)である場合、図2(B)と同様に、下り段差B1による未計測点を、障害物のない未計測点と判断する可能性がある。そのため、下り段差B1を回避せずに移動体Aが通過しようとして下り段差B1に転落する可能性がある。
これに対し、図8(B)では、「左下り段差B1」と「走行可能領域」の境界部分に黒色部分(障害物領域)が連続して表示されている。従って、この黒色部分(障害物領域)の存在により、移動体Aが下り段差B1に転落することを未然に防ぐことができる。
上述した本発明によれば、反射光6を受光した隣接する1対の計測点4の高度差ΔZと、1対の計測点4を結ぶ直線の水平に対する勾配θとを算出する。
また、算出された高度差ΔZと勾配θが、それぞれの閾値以上である場合に、1対の計測点4の中間に凹型障害物Bの候補点Xを設定する。
従って、凹型障害物Bにおける反射光6の反射強度が受光できないほど微弱又は皆無な場合でも、凹型障害物Bの位置を特定点に設定し、「凹型障害物Bの候補点X」に設定することができる。
さらに、平面視で候補点Xが連続するとき、候補点Xを凹型障害物Bとして検出するので、レーザ光5の反射強度が微弱又は皆無な場合でも、凹型障害物Bを検出することができる。
これにより、レーザ光5の反射強度が微弱又は皆無な場合でも、凹型障害物Bの検出が可能となり、凹型障害物B(例えば下り段差B1)に車両が転落する可能性を大幅に低減又は無くすことができる。
また、本発明によれば、下り段差B1が移動体Aの前方又は斜め前方にある場合でも、レイヤ方向の凹型障害物B(下り段差B1)を検出することができる。
さらに、本発明によれば、水たまり8が凸型障害物9の手前にある場合でも、走行エリアを障害物と誤認識しないことができる。
「池や川などの大きな窪み」は、上述したように、幅が十分広いため、計測点の隙間ではなく、なんらかの計測できない要因があると判断し、車両は停止・回避することができる。
さらに、穴や側溝は、その大きさと壁面の勾配により、水たまり8、下り段差B1、又は集合した凹型障害物Bとして検出できる。
なお本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
A 移動体、B 凹型障害物、B1 下り段差(右下り段差、左下り段差)、
G グリッド、R 動径、X 候補点、ΔZ 高度差、α 照射角度、
Δα 照射角度の差、β 旋回角度、ε 閾値、θ 勾配、
1 凹型障害物検出装置、2 路面、2a,2b 道路、3 レイヤ、
3a 第1レイヤ、3b 第2レイヤ、3c 第3レイヤ、4 計測点、
4a 高反射計測点、4b 低反射計測点、4c 反射点、4c2 虚像、
4d 反射点、5 レーザ光、6 反射光、7 鉛直軸、8 水たまり、
9 凸型障害物、10 レーザレーダ装置、12 投光器、14 受光器、
20 識別装置

Claims (6)

  1. 水平に対する照射角度が一定の円錐面であり前記照射角度が互いに異なるそれぞれのレイヤにおいて、平面視で周方向にレーザ光を複数の計測点に照射し、その反射光を受光して前記計測点の位置データを取得するレーザレーダ装置と、
    前記位置データから路面に対して凹である凹型障害物を検出する識別装置と、を備え、
    前記識別装置は、
    前記反射光を受光した位置が近傍の1対の前記計測点の高度差と、1対の前記計測点を結ぶ直線の水平に対する勾配とを算出し、
    前記高度差と前記勾配が、それぞれの閾値以上である場合に、1対の前記計測点の中間に前記凹型障害物の候補点を設定し、
    平面視で前記候補点が連続するとき、前記候補点を前記凹型障害物として検出する、凹型障害物検出装置。
  2. 前記識別装置は、
    1対の前記計測点を高度が相対的に高い高位計測点と前記高度が相対的に低い低位計測点とに区分し、
    同一の前記レイヤにおいて、前記低位計測点に対し周方向位置が反対かつ近傍である第3計測点と、前記高位計測点との第2高度差を算出し、
    前記第2高度差がその閾値未満の場合に、検出された前記凹型障害物を有効と判断する、請求項1に記載の凹型障害物検出装置。
  3. 水平に対する照射角度が一定の円錐面であり前記照射角度が互いに異なるそれぞれのレイヤにおいて、平面視で周方向にレーザ光を複数の計測点に照射し、その反射光を受光して前記計測点の位置データを取得するデータ取得ステップと、
    前記位置データから路面に対して凹である凹型障害物を検出する識別ステップと、を備え、
    前記識別ステップは、
    (A)前記反射光を受光した位置が近傍の1対の前記計測点の高度差と、1対の前記計測点を結ぶ直線の水平に対する勾配とを算出する演算ステップと、
    (B)前記高度差と前記勾配が、それぞれの閾値以上である場合に、1対の前記計測点の中間に前記凹型障害物の候補点を設定する候補点設定ステップと、
    (C)平面視で前記候補点が連続するとき、前記候補点を前記凹型障害物として検出する検出ステップと、を有する、凹型障害物検出方法。
  4. 同一の前記レイヤにおいて、前記反射光を受光した周方向位置が近傍の1対の前記計測点の前記高度差と、1対の前記計測点を結ぶ直線の水平に対する前記勾配とを算出する、請求項3に記載の凹型障害物検出方法。
  5. 同一又は近接する周方向におけるレイヤ方向において、前記反射光を受光しレイヤ方向に位置が近傍の1対の前記計測点の前記高度差と、1対の前記計測点を結ぶ直線の水平に対する前記勾配とを算出する、請求項3に記載の凹型障害物検出方法。
  6. 同一又は近接する周方向角度の複数の前記レイヤにおいて、前記反射光を受光しレイヤ方向に隣接する1対の前記計測点の動径を比較し、
    近距離を照射する前記レイヤの動径が、相対的に遠距離を照射する前記レイヤの動径より、閾値以上大きい場合に、前記近距離を照射する前記レイヤの前記計測点を水たまりによる虚像として前記凹型障害物の検出を解除する、請求項3に記載の凹型障害物検出方法。
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