JP2018155030A - 柵状構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品の取り扱いや現場での作業を煩雑化することなく、任意の高さにパネル及び横格子を配設すること。【解決手段】相互に間隔を確保して立設した複数の支柱10にパネル51及び横格子70を設けることによって構成した柵状構造体であって、パネル51は、矩形状を成し、四周に框52,53,54が設けられ、框52,53,54を介して支柱10に保持されており、横格子70には、支柱10側となる内表面70aに上下に沿って延在し、縦框54に保持された複数のパネルアタッチメント80が取り付けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、支柱にパネル及び横格子を設けることによって構成した柵状構造体に関するものである。
例えば、バルコニーに適用される手摺りでは、支柱の相互間において笠木よりも下方となる部分にパネル及び横格子を配設し、支柱の間の隙間を覆い隠すようにしている。この種の手摺りでは、隣接する支柱の上端部間及び下端部間にそれぞれ横枠材を配設するとともに、横枠材の内周側となる側面及び支柱の内周側となる側面にそれぞれ収容溝を形成し、パネルの四周を収容溝に装着させるようにしている。横格子については、支柱においてバルコニーの外側となる面に当接させた状態で支柱の内部からネジを螺合することによって支柱に固定されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−257803号公報
ところで、特許文献1に記載のものでは、パネルの上縁が笠木よりも下方となるように設けられる場合、パネルの上縁に対応する部位に収容溝を有した横格子を取り付けるようにしている。この横格子を取り付けるにあたっては、支柱の一部を切除する必要がある。このため、バルコニーを設置する現場での作業性については、必ずしも好ましいとはいえない。こうした問題は、例えば支柱に対して予め切除加工を施しておくことで解決することが可能となる。しかしながら、横格子の取り付け位置が異なる種類だけ支柱を用意しなければならず、部品点数の増加から部品の取り扱いが煩雑になる事態を招来することになる。なお、上述の問題は、支柱の上端に笠木を有したもの特有ではなく、相互に間隔を確保して立設した複数の支柱にパネル及び横格子を備えた柵状の構造体であれば、同様に生じ得る。
本発明は、上記実情に鑑みて、部品の取り扱いや現場での作業を煩雑化することなく、任意の高さにパネル及び横格子を配設することのできる柵状構造体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る柵状構造体は、相互に間隔を確保して立設した複数の支柱にパネル及び横格子を設けることによって構成した柵状構造体であって、前記パネルは、矩形状を成し、四周に框が設けられ、前記框を介して前記支柱に保持されており、前記横格子には、前記支柱側となる内表部に上下に沿って延在し、前記框に保持された複数のパネルアタッチメントが取り付けられていることを特徴とする。
この発明によれば、四周に框を装着したパネルを支柱に保持させるようにしているため、支柱や横格子に対してパネルの縁部を収容するための収容溝を設ける必要がない。しかも、横格子については、パネルアタッチメントを介して框に取り付けられるため、取り付けに際して支柱や框に加工が必要になることもない。従って、支柱や框に何らの加工を要することなくパネルや横格子の取り付け位置を容易に変更することが可能となる。
また本発明は、上述した柵状構造体において、前記パネルアタッチメントは、前記横格子の内表部に当接する第1の接合部分と、前記框に当接する第2の接合部分とを有したもので、これら第1の接合部分及び第2の接合部分を介してネジを螺合することにより前記横格子及び前記框に取り付けられていることを特徴とする。
この発明によれば、パネルアタッチメントを横格子に取り付けるためのネジが外部に露出しないため、外観品質が損なわれる事態を防止できる。
また本発明は、上述した柵状構造体において、前記第2の接合部分は前記框の外周側となる見込み面に取り付けられていることを特徴とする。
この発明によれば、框に対してパネルアタッチメントを取り付けるためのネジが正面に露出しないため、外観品質が損なわれる事態を防止できる。
また本発明は、上述した柵状構造体において、前記框は前記支柱の外表部から突出するように取り付けた支持ブラケットを介して前記支柱に取り付けられていることを特徴とする。
この発明によれば、支柱に対する支持ブラケットの取り付け位置を変更することでパネル及び横格子の取り付け位置を変更することが可能となる。
また本発明は、上述した柵状構造体において、前記パネルアタッチメントには、前記横格子が互いに間隔を確保した状態で複数取り付けられていることを特徴とする。
この発明によれば、框に対するパネルアタッチメントの取り付け位置を変更することで、相互間隔を変更することなく複数の横格子の取り付け位置を変更することが可能となる。
本発明によれば、四周に框を装着したパネルを支柱に保持させるようにしているため、支柱や横格子に対してパネルの縁部を収容するための収容溝を設ける必要がない。しかも、横格子については、パネルアタッチメントを介して框に取り付けられるため、取り付けに際して支柱や框に加工が必要になることもない。従って、支柱や框に何らの加工を要することなくパネルや横格子の取り付け位置を容易に変更することが可能となる。これにより、互いに異なる位置にパネルや横格子を取り付ける柵状構造体についても同一の部品で対応することができ、部品の取り扱いを煩雑化することなく現場での作業性を向上することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態である柵状構造体を適用したバルコニーの斜視図である。 図2は、図1に示したバルコニーの縦断面及び一部拡大図である。 図3は、図1に示したバルコニーの要部横断面及び一部拡大図である。 図4は、図1に示したバルコニーに適用する横格子及びパネルアタッチメントの斜視図である。 図5は、図1に示したバルコニーにおいて1枚のパネルユニット及び横格子の取り付け手順を示す概念図である。 図6は、図1に示したバルコニーにおいて2枚のパネルユニット及び横格子の取り付け手順を示す概念図である。 図7は、図1に示したバルコニーにおいて3枚のパネルユニット及び横格子の取り付け手順を示す概念図である。 図8は、図1に示したバルコニーにおいて4枚のパネルユニット及び横格子の取り付け手順を示す概念図である。 図9は、図1に示したバルコニーの出隅部分においてパネルユニット及び横格子の取り付け手順を示す概念図である。 図10は、図1に示したバルコニーの出隅部分においてパネルユニット及び横格子の取り付け手順の別の例を示す概念図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る柵状構造体の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明の実施の形態である柵状構造体を適用したバルコニーを示したものである。ここで例示するバルコニー1は、建築物の外壁Wから突出するように設けられたデッキDの周囲に手摺りとして柵状構造体を適用したものである。デッキDは、横長の矩形状を成し、一方の長辺を建築物の外壁Wに接した状態で設けられたものである。デッキDの短辺及びもう一方の長辺に相当する3つの辺には、それぞれの縁部に設けられた立上り部分dに支柱10及び笠木20が並設してある。なお、以下においては便宜上、バルコニー1を境界として外周側を室外側、内周側をデッキ側として説明することとする。
支柱10は、アルミニウム合金等の金属によって成形した押し出し形材であり、断面が矩形の筒状に構成してある。これらの支柱10は、互いの間にほぼ等しい間隔を確保した状態で、立上り部分dの上面から鉛直方向に沿って上方に突出している。本実施の形態では、短辺を構成する一方の側面11が室外側に位置し、かつこの側面11から立上り部分dの室外に臨む外表面d1までの距離が互いに同一となるようにそれぞれの支柱10が配設してある。図からも明らかなように、デッキDの出隅となる部分においては、2辺の交点となる部分を避けて支柱10を配設するようにしている。
笠木20は、アルミニウム合金等の金属によって成形した押し出し形材である。この笠木20は、立上り部分dの上端部を覆うカバー材として構成したもので、立上り部分dの全長にわたって配設してある。図には明示していないが、笠木20において支柱10に対応する部分には、それぞれ支柱10を貫通させるための貫通孔が設けてある。
上述した支柱10には、手摺り笠木30及び支持ブラケット40が設けてある。手摺り笠木30は、アルミニウム合金等の金属によって成形した押し出し形材であり、複数の支柱10の上端部間に架け渡すように設けてある。支持ブラケット40は、後述するパネルユニット50を保持するためのもので、支柱10の互いに対向する側面11に取り付けてある。本実施の形態では、取付基板部41、当接板部42及び載置板部43をステンレス等の金属板によって一体に成形した支持ブラケット40を適用している。具体的に説明すると、取付基板部41は、ブラケットネジ44を介して支柱10の側面11に取り付けられる平板状部分である。取付基板部41の先端縁は、支柱10の室外に臨む側面11から突出している。当接板部42は、取付基板部41の先端縁からほぼ直角となるように屈曲して延在する平板状部分である。載置板部43は、当接板部42の下縁から室外に向けてほぼ水平となるように延在した平板状部分である。この載置板部43には、取付ネジ挿通孔43a及び係合爪片43bが設けてある。取付ネジ挿通孔43aは、上下方向に沿って貫通した円形の開口であり、後述する取付ネジ45の軸部45aよりも太径、かつ頭部45bよりも細径に形成してある。係合爪片43bは、載置板部43から上方に突出した平板状部分であり、当接板部42に対してほぼ平行となるように延在している。
また、このバルコニー1には、笠木20と手摺り笠木30との間に複数のパネルユニット50が配設してある。それぞれのパネルユニット50は、矩形状を成すパネル51の四周に上框52、下框53及び左右の縦框54を装着することによって構成したもので、手摺り笠木30の延在方向に沿って並設してある。パネル51としては、例えば接着シートを介して2枚のガラス板を接合した合わせガラスや、ポリカーボネート等の樹脂製の平板を適用することができる。上框52、下框53及び縦框54は、アルミニウム合金等の金属によって成形した押し出し形材であり、左右の縦框54の上端部間に上框52が配設され、かつ左右の縦框54の下端部間に下框53が配設されている。
縦框54は、矩形の中空状を成す縦框基部54aと、縦框基部54aの室外側となる部分に設けた収容ヒレ部54bとを一体に成形したものである。収容ヒレ部54bは、縦框基部54aの外周側に位置する縁部から室外側に向けて延在した後、内周側に向けて屈曲した薄板状部分であり、縦框基部54aとの間に内周側に開口した収容溝54cを構成している。本実施の形態では、支柱10の上方に設けた支持ブラケット40の上端から支柱10の下方に設けた支持ブラケット40の下端までの距離に対応した長手寸法を有する縦框54を適用している。
上框52及び下框53は、見込み方向に沿った寸法が縦框54とほぼ同一である。上框52及び下框53の見付け方向に沿った寸法は、支持ブラケット40において載置板部43の上面から当接板部42の上端までの距離とほぼ等しく設定してある。上框52の内周側見込み面52aから下框53の外周側見込み面53aまでの距離は、支柱10の上方に設けた支持ブラケット40の載置板部43と支柱10の下方に設けた支持ブラケット40の載置板部43との相互間距離とほぼ等しく設定してある。
ここで、見込み方向とは、図中の矢印Aで示すように、パネルユニット50の奥行きに沿った方向である。見込み方向に沿った面については、見込み面と称する場合がある。また、見付け方向とは、上框52や下框53のように水平に沿って配置される部材の場合、見込み方向に直交した上下に沿う方向であり、縦框54のように上下に沿って配置される部材の場合、見込み方向に直交した水平に沿う方向である。見付け方向に沿った面については、見付け面と称する場合がある。
上框52には、内周側見込み面52aに連結用凹部52b及び収容溝52cが設けてある。これに対して下框53には、内周側見込み面53bに収容溝53cが設けてあり、外周側見込み面53aに係合用凹部53dが設けてある。上框52の収容溝52c及び下框53の収容溝53cは、それぞれの内周側見込み面52a,53bにおいて室外側の縁部に開口する凹所であり、縦框54の収容溝54cと同じ見込み位置に形成してある。
上框52の連結用凹部52bは、内周側見込み面52aにおいてデッキ側の縁部に開口する凹所である。連結用凹部52bの開口両縁部には、連結用凹部52bの開口を狭めるように、互いに対向する部分から支持ヒレ52dが突設してある。この連結用凹部52bは、上框52のデッキ側に臨む見付け面52eを支持ブラケット40の当接板部42に当接させた場合にその開口が、載置板部43に設けた取付ネジ挿通孔43a及び係合爪片43bと対向するように構成してある。また連結用凹部52bの内部には、直方体状を成す板ナット60が配設してある。板ナット60は、ネジ孔60aが上下に延在する状態で連結用凹部52bの内部に収容したもので、上框52に対して長手方向にはスライド可能、かつ上下方向には移動が規制されている。
下框53の係合用凹部53dは、外周側見込み面53aにおいてデッキ側の縁部に開口する凹所である。この係合用凹部53dは、下框53のデッキ側見付け面53eを支持ブラケット40の当接板部42に当接させた場合にその開口が、載置板部43に設けた係合爪片43bに対向するように構成してある。
図からも明らかなように、上框52の連結用凹部52b及び下框53の係合用凹部53dには、それぞれの内部においてデッキ側見付け面52e,53eから互いに等距離となる位置にビスホール52f,53fが設けてある。ビスホール52f,53fは、上框52及び下框53の長手に沿って延在する筒状部分であり、見込み方向においてデッキ側に偏った位置に形成してある。
上述したパネルユニット50は、上框52の収容溝52c、下框53の収容溝53c及び縦框54の収容溝54cにそれぞれパネル51の対応する縁部を収容させ、この状態から縦框54を介して上框52のビスホール52f及び下框53のビスホール53fにそれぞれ組立ネジ(図示せず)を螺合することによって構成されたものである。パネル51の縁部と上框52、下框53及び左右の縦框54との間は、予め収容溝54cに塗布した接着材によって接着するようにしている。
それぞれのパネルユニット50は、隣設する支柱10の間においてそれぞれの支持ブラケット40の載置板部43に上框52及び下框53を載置させれば、個々の係合爪片43bが連結用凹部52b及び係合用凹部53dに配置され、支持ブラケット40に対して仮止めされた状態となる。この仮止め状態においては、支持ブラケット40に対してパネルユニット50を水平方向に沿って移動させ、位置調整を行うことが可能である。
パネルユニット50を設置すべき位置に配置した後においては、上框52の載置板部43に設けた取付ネジ挿通孔43aを介して板ナット60に取付ネジ45を螺合すれば、支持ブラケット40に対するパネルユニット50の移動を規制することができる。その後、当接板部42を介して上框52及び下框53にそれぞれ支持ネジ55を螺合することにより、パネルユニット50が支持ブラケット40を介して支柱10に保持される。本実施の形態では、通風や施工誤差吸収のため、隣設するパネルユニット50の縦框54相互間に隙間を確保した状態でパネルユニット50を取り付けるようにしている。
さらに、このバルコニー1には、パネルユニット50の室外側となる部分に横格子70が設けてある。横格子70は、デッキDの各辺ごとに一連となるものである。本実施の形態では、パネルユニット50の上框52と下框53との間に上下2本の横格子70を設けるようにしている。横格子70は、アルミニウム合金等の金属によって成形した押し出し形材であり、断面がほぼ正方形の筒状に構成してある。これら上下の横格子70は、複数のパネルアタッチメント80によって相互に連結してある。
パネルアタッチメント80は、アルミニウム合金等の金属によって成形した押し出し形材であり、図3及び図4に示すように、第1の接合部分81及び第2の接合部分82を有している。第1の接合部分81は、平板状を成す接合基板部81aと、接合基板部81aの一方の縁部からほぼ直角となるように屈曲した屈曲当接部81bとを有したものである。第2の接合部分82は、第1の接合部分81において接合基板部81aの他方の縁部から屈曲当接部81bと同じ方向に向けてほぼ直角に延在した部分である。第2の接合部分82の延在寸法は、屈曲当接部81bの延在端縁を縦框54の室外に臨む見付け面54eに当接させた場合に、縦框54の外周側となる見込み面54dを覆い隠すことができるように設定してある。第2の接合部分82において屈曲当接部81bに対向する内表面には、位置規制リブ82a及び2つの当接リブ82bが設けてある。位置規制リブ82aは、第1の接合部分81の接合基板部81aに近接した部分から突出したもので、屈曲当接部81bを縦框54の見付け面54eに当接させた場合に、同じ見付け面54eに当接するものである。当接リブ82bは、第2の接合部分82において縦框54の見込み面54dに対向する部分から突出したもので、個々の突出縁部を介して縦框54の見込み面54dに当接することが可能である。
上記の構成を有するパネルアタッチメント80は、接合基板部81aの外表面81cを横格子70のデッキ側に臨む内表面(内表部)70aに当接させた状態で、接合基板部81aの内表面81dからネジ83を螺合することにより、横格子70に直交する状態で横格子70に取り付けてある。また、このパネルアタッチメント80は、屈曲当接部81b及び位置規制リブ82aをそれぞれ縦框54の見付け面54eに当接させるとともに、2つの当接リブ82bを縦框54の見込み面54dに当接させた状態で第2の接合部分82からネジ84を螺合することにより、パネルユニット50の縦框54に沿う状態で縦框54に取り付けてある。
すなわち、このバルコニー1においては、パネルアタッチメント80を介してパネルユニット50の縦框54に横格子70が取り付けられた状態となっている。このため、横格子70の取り付けに際して支柱10や縦框54に加工が必要になることがなく、縦框54に対するパネルアタッチメント80の位置を変更することで横格子70の取り付け位置を任意に変更することが可能となる。また、パネルアタッチメント80に対する横格子70の取り付け位置を変更することで、横格子70の相互間距離や横格子70の数についても容易に変更することができる。しかも、パネル51については、四周に収容溝54cを有した框52,53,54が設けられてユニット化されているため、パネル51の取り付けに際しても支柱10や横格子70に収容溝を設ける等の加工が必要になることがない。このため、パネル51の取り付け位置については、支柱10に取り付けた支持ブラケット40の位置を適宜調整することで任意に変更することが可能である。
さらに、上述のバルコニー1によれば、縦框54の外周側となる見込み面54dにネジ84を螺合することによってパネルアタッチメント80を縦框54に取り付けるようにしているため、縦框54に対してパネルアタッチメント80を取り付けるためのネジ84が正面に露出せず、外観品質が損なわれる事態を防止できる。但し、縦框54の外周側となる見込み面54dにネジ84を螺合する場合には、バルコニー1の組み立て手順について工夫する必要がある。
すなわち、図5の(a)及び(b)に順次示すように、1つのパネルユニット50に横格子70を支持させる場合には、両側の縦框54に対して外周側の見込み面54dからネジ84を螺合してパネルアタッチメント80を取り付けることが可能である。しかしながら、図6の(a)、(b)、(c)に順次示すように、2枚のパネルユニット50,50′が並設された状況にあっては、互いに近接する縦框54にネジ84を螺合する工具を配置することができない。このため、隣接する一方のパネルユニット50′に対しては、一方の縦框54に対してのみパネルアタッチメント80を取り付けるようにしている。つまり、後から取り付けるパネルユニット50′に対しては、先に取り付けたパネルユニット50から離隔した縦框54にのみパネルアタッチメント80が取り付けてある。こうした取り付け方法にあっても、横格子70の両端部2カ所及び中間部分の1カ所がパネルユニット50に取り付けられた状態となり、その取り付け強度が大きく損なわれるおそれはない。
同様に、図7の(a)、(b)、(c)に順次示すように、3枚のパネルユニット50,50,50′が並設される状況下では、両側のパネルユニット50,50に対して個々の左右の縦框54にそれぞれパネルアタッチメント80を取り付ける一方、中央のパネルユニット50′についてはいずれの縦框54にもパネルアタッチメント80を取り付けていない。この取り付け方法においては、横格子70の両端部2カ所及び中間部分の2カ所がパネルユニット50に取り付けられた状態となる。
また、図8の(a)、(b)、(c)、(d)に順次示すように、4枚のパネルユニット50,50,50′,50″が並設される状況下では、パネルユニット50が3枚の場合と同様、両側のパネルユニット50に対して個々の左右の縦框54にそれぞれパネルアタッチメント80を取り付ける一方、中間部分に配置される2枚のパネルユニット50′,50″については、いずれか一方のパネルユニット50′に対して一方の縦框54にのみパネルアタッチメント80を取り付け、もう一方のパネルユニット50″についてはいずれの縦框54にもパネルアタッチメント80を取り付けていない。この取り付け方法においては、横格子70の両端部2カ所及び中間部分の3カ所がパネルユニット50に取り付けられた状態となる。
以下、並設されるパネルユニット50の数が増えた場合にも、同様の取り付け手順を適用することにより、横格子70の取り付け強度を十分に確保することが可能となる。
一方、デッキDの出隅部分については、適用するパネル51の強度に応じて、図9及び図10に示すように、2つの取り付け方法を適宜使い分ければ良い。
例えば、ポリカーボネート等の樹脂製の平板をパネル51として適用したパネルユニット50の場合には、図9の(a)、(b)、(c)、(d)に順次示すように、出隅部分に配置する2枚のパネルユニット50″,50″を予め連結金具90によって互いに直角となるように連結し、この連結した2つのパネルユニット50″,50″を2つの支柱10の間に配設するようにしている。連結した2枚のパネルユニット50″,50″に対しては、いずれの縦框54にもパネルアタッチメント80を取り付けていない。従って、この取り付け方法によれば、支柱10から離隔した2枚のパネルユニット50″,50″が横格子70の取り付け荷重を受けることがない。
これに対して樹脂よりも強度の大きい合わせガラスをパネル51として適用したパネルユニット50の場合には、図10の(a)、(b)、(c)に順次示すように、支柱10から出隅部分に突出するようにパネルユニット50を配設し、それぞれの突出縁部に位置する縦框54にパネルアタッチメント80を取り付けるようにしている。従って、この取り付け方法によれば、支柱10から離隔した2枚のパネルユニット50の突出縁部において横格子70の取り付け荷重を受けることができる。
なお、図には明示していないが、デッキDに入隅部分がある場合にも、出隅部分の場合と同様の取り付け方法を適用することが可能である。
以上説明したように、上述のバルコニー1によれば、四周に框52,53,54を装着したパネル51を支柱10に保持させるようにしているため、支柱10や横格子70に対してパネル51の縁部を収容するための収容溝を設ける必要がない。しかも、横格子70については、パネルアタッチメント80を介して縦框54に取り付けるようにしているため、取り付けに際して支柱10や縦框54に加工が必要となることもない。従って、支柱10や縦框54に何らの加工を要することなくパネル51や横格子70の取り付け位置を容易に変更することが可能となる。つまり、支柱10に対する支持ブラケット40の取り付け位置を上下に変更することで、支柱10に対するパネルユニット50の取り付け高さを変更することが可能となる。また、縦框54に対するパネルアタッチメント80の取り付け位置を上下に変更することで、横格子70の相互間隔を変更することなく支柱10に対する横格子70の取り付け高さを変更することができる。これにより、互いに異なる位置にパネル51や横格子70を取り付けるバルコニー1についても同一の部品で対応することが可能となり、部品の取り扱いを煩雑化することなく現場での作業性を向上することが可能となる。
なお、上述した実施の形態では、デッキDの周囲に手摺りとして柵状構造体を適用したバルコニー1を例示しているが、必ずしもバルコニー1の手摺りとして適用されるものに限らない。この場合、必ずしも手摺り笠木30を有している必要もなく、相互に間隔を確保して立設した複数の支柱10にパネル51及び横格子70を設けることによって構成した柵状構造体であれば良い。
また、上述した実施の形態では、パネルアタッチメント80の第2の接合部分82を縦框54の外周側となる見込み面54dに取り付けるようにしているため、パネルアタッチメント80を横格子70に取り付けるためのネジ84が外部に露出せず、外観品質が損なわれる事態を防止することができる。しかしながら、本発明はこれに限定されず、例えば第1の接合部分81を介して縦框54にネジ84を螺合するようにしても良い。
1 バルコニー、10 支柱、40 支持ブラケット、50,50′,50″ パネルユニット、51 パネル、52,53,54 框、70 横格子、70a 内表面、80 パネルアタッチメント、81 第1の接合部分、82 第2の接合部分、84 ネジ

Claims (5)

  1. 相互に間隔を確保して立設した複数の支柱にパネル及び横格子を設けることによって構成した柵状構造体であって、
    前記パネルは、矩形状を成し、四周に框が設けられ、前記框を介して前記支柱に保持されており、
    前記横格子には、前記支柱側となる内表部に上下に沿って延在し、前記框に保持された複数のパネルアタッチメントが取り付けられていることを特徴とする柵状構造体。
  2. 前記パネルアタッチメントは、前記横格子の内表部に当接する第1の接合部分と、前記框に当接する第2の接合部分とを有したもので、これら第1の接合部分及び第2の接合部分を介してネジを螺合することにより前記横格子及び前記框に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の柵状構造体。
  3. 前記第2の接合部分は前記框の外周側となる見込み面に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の柵状構造体。
  4. 前記框は前記支柱の外表部から突出するように取り付けた支持ブラケットを介して前記支柱に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の柵状構造体。
  5. 前記パネルアタッチメントには、前記横格子が互いに間隔を確保した状態で複数取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の柵状構造体。
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