JP2018154466A - ピン結合装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1〜図5を参照して第1実施形態のピン結合装置1について説明する。
ピン孔30に対してピン40が差込および引抜されるときのピン40の移動方向を、軸方向Z(ピン軸方向)とする。軸方向Zは、ピン40の中心軸(ピン中心軸40a)の方向である。軸方向Zには、第1側Z1(第1ピン基端側)と、第2側Z2(第1ピン先端側)と、がある。第1側Z1は、ピン40がピン孔30に差し込まれた状態のときの、第1ピン50の基端側(詳細は後述)である。第2側Z2は、ピン40がピン孔30に差し込まれた状態のときの、第1ピン50の先端側(詳細は後述)である。ピン中心軸40aに直交する平面上の仮想円であってピン中心軸40aを中心とする仮想円の直径方向を径方向Rとする。
第1部品10と第2部品20とが結合されていない状態(切り離された状態)から、第1部品10と第2部品20とがピン40で結合された状態にするときの手順は、次の通りである。
第1部品10に対する第2部品20の位置が、次のように調整される。図3に示す第1ピン孔31の位置に対する、第2ピン孔32の位置が、ほぼ合うように調整される。具体的には、軸方向Zから見たときに、第1ピン孔31に囲まれた領域と、第2ピン孔32に囲まれた領域と、ができるだけ重なるように調整される。さらに具体的には、第1ピン孔31の中心軸と、第2ピン孔32の中心軸と、がほぼ合うように調整される。このとき、第1ピン孔31の位置に対する、第2ピン孔32の位置のずれ(「ピン孔30のずれ」ともいう)が所定量あってもよい。例えば、この位置調整は、フォークリフトまたはクレーンなどの補助機械を用いて行われる。この補助機械は、第1部品10および第2部品20の少なくともいずれかを、保持する、または移動させる。なお、第1部品10および第2部品20の少なくともいずれかが、手作業で保持されてもよく、手作業で移動させられてもよい。
第1ピン50が、ピン孔30よりも第1側Z1の位置から、第2側Z2に移動させられ、ピン孔30に差し込まれる。まず、第1ピン50は、第1コネクタ13の第1側部分13aの第1ピン孔31に差し込まれ、次に、第2コネクタ23の第2ピン孔32に差し込まれる。ここで、第1ピン50は、傾斜部53を備える。よって、第1ピン50の第2側Z2部分の径方向Rにおける寸法は、第1ピン50の第1側Z1部分の径方向Rにおける寸法よりも小さい(細い)。具体的には、小径部54の直径は、大径部52の直径よりも小さい。よって、従来技術であればピンを第2ピン孔32に差し込むことができない程度にピン孔30のずれがあっても、本実施形態では、第1ピン50が、第2ピン孔32に入りやすい。
第2ピン60が、ピン孔30よりも第2側Z2の位置から、第1側Z1に移動させられ、ピン孔30に差し込まれる。そして、図1に示すように、第2ピン60が、第2ピン60所定位置まで移動させられる。すると、第2ピン60が、第1ピン50に第2側Z2から取り付けられる。その結果、第1ピン50と第2ピン60とが組み立てられる。このとき、図5に示す第1ピン50の傾斜部53および小径部54が、第2ピン60の傾斜穴部64および円柱穴部63に差し込まれた状態になる。このとき、図1に示すように、ピン40全体として、略円柱状になる。
ピン40がピン40所定位置に配置された状態で、第1側抜止ピン71が第1側抜止ピン孔57に差し込まれ、第2側抜止ピン73が第2側抜止ピン孔58・68に差し込まれる。なお、例えば、ピン40を着脱するシリンダ(図示なし)がピン40に取り付けられる場合など、ピン40がピン孔30から意図せず抜けることが起こり得ない場合がある。このような場合には、第1側抜止ピン71および第2側抜止ピン73は設けられなくてもよい。主に、アタッチメント(ブームなど)のピン結合部では、ピン40がピン孔30から抜けて落下しないように、抜止ピン(第1側抜止ピン71および第2側抜止ピン73)が用いられる。
図1に示すピン結合装置1による効果は次の通りである。ピン結合装置1は、第1部品10と、第2部品20と、ピン孔30と、ピン40と、を備える。第1部品10は、第1コネクタ13を有する。第2部品20は、第1部品10とは異なる部品であり、第2コネクタ23を有する。ピン孔30は、第1コネクタ13および第2コネクタ23に形成される。ピン40は、ピン孔30に差し込まれ、第1部品10と第2部品20とを結合する。
第2コネクタ23の第1側Z1の端は、第1コネクタ13の第1側Z1の端よりも第2側Z2に配置される。第1部品10と第2部品20とが結合された状態でピン孔30の所定位置にピン40が差し込まれたときの、ピン孔30に対する第1ピン50の位置を第1ピン50所定位置とする。
[構成3]図1に示すように、第1部品10と第2部品20とが結合された状態でピン孔30の所定位置にピン40が差し込まれたときの、ピン孔30に対するピン40の位置をピン40所定位置とする。ピン40がピン40所定位置に配置されたとき、ピン40のうちピン孔30に囲まれた部分は、円柱状である。
[構成4]第1ピン50、第2ピン60、およびピン孔30それぞれの形状は、ピン中心軸40aを回転軸とする回転体状である。
図6〜図7を参照して、第2実施形態のピン結合装置201について、第1実施形態との相違点を説明する。なお、第2実施形態のうち、第1実施形態との共通点については、第1実施形態と同一の符号を付し、説明を省略した(共通点の説明を省略する点については他の実施形態の説明も同様)。相違点は、ピン40の構成である。図7に示すように、ピン40は、第1ピン250と、第2ピン260と、を備える。
図8〜図9を参照して、第3実施形態のピン結合装置301について、第1実施形態との相違点を説明する。相違点は、ピン40の構成である。ピン40は、第1ピン350と、第2ピン360と、を備える。
図10を参照して、第4実施形態のピン結合装置401について、第1実施形態との相違点を説明する。相違点は、第1コネクタ413の構成である。第1実施形態では、図1に示す第1コネクタ13は、2か所に(2枚)設けられ、第1側部分13aと、第2側部分13bと、を備えた。一方、本実施形態では、図10に示す第1コネクタ413は、1か所に(1枚)のみ設けられる。
図11を参照して、第5実施形態のピン結合装置501について、第1実施形態との相違点を説明する。相違点は、第2コネクタ523の構成である。第1実施形態では、図1に示す第2コネクタ23は、1か所に(1枚)のみ設けられた。一方、本実施形態では、図11に示す第2コネクタ523は、2か所に(2枚)設けられる。第1側Z1から第2側Z2に、第1コネクタ13の第1側部分13a、第2コネクタ523の第1側部分523a、第1コネクタ13の第2側部分13b、第2コネクタ523の第2側部分523b、の順に配置される。
上記の各実施形態は様々に変形されてもよい。互いに異なる実施形態の構成要素どうしが組み合わされてもよい。各実施形態の構成要素の数が変更されてもよく、構成要素の一部が設けられなくてもよい。構成要素の形状などが変形されてもよい。
10 第1部品
13、413 第1コネクタ
20 第2部品
23、523 第2コネクタ
30 ピン孔
40 ピン
50、250、350 第1ピン
53、353 傾斜部
60、260、360 第2ピン
Z 軸方向(ピン軸方向)
Z1 第1側(第1ピン基端側)
Z2 第2側(第1ピン先端側)
Claims (4)
- 第1コネクタを有する第1部品と、
前記第1部品とは異なる部品であって、第2コネクタを有する第2部品と、
前記第1コネクタおよび前記第2コネクタに形成されるピン孔と、
前記ピン孔に差し込まれ、前記第1部品と前記第2部品とを結合するピンと、
を備え、
前記ピンは、
前記ピン孔に差し込まれる第1ピンと、
前記第1ピンの先端側部分に取り付けられ、前記ピン孔と前記第1ピンとの間を埋めるように形成される第2ピンと、
を備え、
前記第1ピンは、ピン軸方向に直交する方向における前記第1ピンの幅が第1ピン先端側ほど小さくなるように、ピン軸方向に対して傾斜する傾斜部を備える、
ピン結合装置。 - 請求項1に記載のピン結合装置であって、
前記第2コネクタの第1ピン基端側の端は、前記第1コネクタの第1ピン基端側の端よりも第1ピン先端側に配置され、
前記第1部品と前記第2部品とが結合された状態で前記ピン孔の所定位置に前記ピンが差し込まれたときの、前記ピン孔に対する前記第1ピンの位置を第1ピン所定位置とし、
前記第1ピンが前記第1ピン所定位置に配置されたとき、前記傾斜部の第1ピン基端側の端のピン軸方向における位置は、前記第2コネクタの第1ピン基端側の端のピン軸方向における位置に対して、同じ位置または第1ピン先端側の位置である、
ピン結合装置。 - 請求項1または2に記載のピン結合装置であって、
前記第1部品と前記第2部品とが結合された状態で前記ピン孔の所定位置に前記ピンが差し込まれたときの、前記ピン孔に対する前記ピンの位置をピン所定位置とし、
前記ピンが前記ピン所定位置に配置されたとき、前記ピンのうち前記ピン孔に囲まれた部分は、円柱状である、
ピン結合装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のピン結合装置であって、
前記第1ピン、前記第2ピン、および前記ピン孔それぞれの形状は、前記ピンの中心軸を回転軸とする回転体状である、
ピン結合装置。
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CN114250505A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-03-29 | 包头美科硅能源有限公司 | 一种用于单晶炉加料筒的快速连接器 |
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