JP2018154430A - 粉体搬送装置 - Google Patents

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勝也 大園
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基 平松
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Tamotsu Furuya
保 古谷
和二 堺
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Abstract

【課題】搬送先に向けて粉体を安定的に搬送することが可能となる粉体搬送装置を提供する。
【解決手段】搬送元である貯蔵容器3から粉体2の搬送先である充填容器13に粉体2を案内する粉体搬送路である搬送用配管40と、搬送用配管40の貯蔵容器3側の端部に接続され、粉体2を受け入れる粉体受入部である受入デバイス1と、搬送用配管40の貯蔵容器3側と充填容器13側との間に粉体2を搬送する圧力差を発生させる圧力差発生手段である減圧ポンプ8とを備える粉体搬送装置100において、受入デバイス1が、粉体2をすくい取り、すくい取った粉体2を保持するシャベル形状を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、粉体搬送装置に関するものである。
従来、粉体搬送装置として、搬送元から搬送先に粉体を案内する粉体搬送路と、粉体搬送路の搬送元側の端部に接続され粉体を受け入れる粉体受入部と、粉体搬送路の搬送元側と搬送先側との間に圧力差を発生させる圧力差発生手段とを備えるものが知られている。
特許文献1には、この種の粉体搬送装置として、搬送元である粉体貯蔵容器内に粉体受入部を投入する構成が記載されている。この粉体搬送装置では、圧力差発生手段である吸引手段によって搬送先に負圧を発生させ、粉体貯蔵容器内の粉体を粉体受入部から吸引して搬送先に搬送する。
特許文献1の粉体搬送装置のように、搬送元に粉体受入部を投入する構成では、投入後の粉体受入部の周辺の粉体の状態によって、粉体搬送が不安定になるおそれがある。
上述した課題を解決するために、本発明は、搬送元から搬送先に粉体を案内する粉体搬送路と、前記粉体搬送路の搬送元側の端部に接続され、前記粉体を受け入れる粉体受入部と、前記粉体搬送路の前記搬送元側と搬送先側との間に前記粉体を搬送する圧力差を発生させる圧力差発生手段とを備える粉体搬送装置において、前記粉体受入部が、前記粉体をすくい取り、すくい取った前記粉体を保持する形状を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、搬送先に向けて粉体を安定的に搬送することが可能となる、という優れた効果がある。
実施形態1に係る粉体搬送装置の概略構成図。 実施形態1の受入デバイスの説明図。 実施形態2に係る粉体搬送装置の概略構成図。 実施形態2の受入デバイスの説明図。 実施形態3に係る粉体搬送装置の概略構成図。 実施形態3の受入デバイスの説明図。 変形例1の受入デバイスと加振源との概略説明図。 変形例2の受入デバイスで粉体をすくい取る様子を示す説明図。 変形例3の受入デバイスで粉体をすくい取る様子を示す説明図。
〔実施形態1〕
以下、本発明を適用した粉体搬送装置の一つ目の実施形態(以下、「実施形態1」という)について説明する。
図1は、実施形態1に係る粉体搬送装置100の概略構成図である。
粉体搬送装置100の搬送対象となる粉体2は、貯蔵容器3に入った状態で貯蔵されている。粉体搬送装置100は主に受入デバイス1、圧縮ポンプ4、減圧ポンプ8及びサイクロン12などによって構成される。
図2は、実施形態1の受入デバイス1の説明図である。
図2(a)は、バルク状の粉体2の表層を受入デバイス1ですくい取る様子を示す概略説明図であり、図2(b)は、受入デバイス1における空気及び粉体2の流れを示す概略説明図である。
圧縮ポンプ4は、受入デバイス1内に配置された多孔質体72に向けて粉体流動化用の空気を供給する。減圧ポンプ8は、受入デバイス1内で流動化した粉体2を空気搬送するために搬送先を減圧状態にする。サイクロン12は、気体と粉体2とを分離する。
図1に示すように、受入デバイス1の形状は、粉体2をすくい取るのに適したシャベル形状となっている。貯蔵容器3の傍に立つ作業者Aはシャベル状の受入デバイス1を用いてシャベルを使う要領でバルク状の粉体2をすくい取る。圧縮ポンプ4で作られた圧縮空気はレギュレータ(減圧弁)5、圧力計6、バルブ付きの排出流量計7によって圧力、流量を調整され、受入デバイス1内の底面に配置された多孔質体72を通って受入デバイス1の粉体保持空間に排出される。この空気を粉体2が抱き込むことで受入デバイス1内の粉体2は流動化状態となる。
減圧ポンプ8は、充填容器13内部の空気を排出して負圧状態にすることで、受入デバイス1との間に空気の流れを発生させている。
このとき流れる空気の量や真空度はバルブ付きの吸引流量計9、及び真空計10によって管理される。この空気の流れは、三方弁14によって搬送開始のタイミングまでは大気中との間で流れている。そして、搬送開始のタイミングに作業者Aの手によって三方弁14の向きを切り替えることで、受入デバイス1と連通されて搬送が開始される。
連通されると空気の流れに乗せて受入デバイス1内の流動化された粉体2が運ばれ、サイクロン12で粉体2と空気とが分離され、粉体2は充填容器13に充填される。一方、分離された空気にも微量の粉体2が残存しているためフィルター11によって空気と粉体2を再度分離する。こうすることで減圧ポンプ8に流れ込む粉体2の量を減らすことが可能となる。
搬送の途中で粉体2が配管を詰まらせた場合などは、真空計10の数値が極端に上昇するため、この時点で減圧ポンプ8を停止もしくは三方弁14を大気開放すれば機器の破損を防ぐことができる。
実施形態1の粉体搬送装置100において、例えばGeldartの粒子分類におけるA粒子に属する微粒体として、平均粒子径が40[μm]、密度が2500[kg/m]のガラスビーズを充填する工程について以下で示す。
搬送対象となるガラスビーズは貯蔵容器3に貯蔵されており、作業者Aはシャベル型の受入デバイス1を使ってガラスビーズを一定量すくい取る。このとき受入デバイス1内には圧縮ポンプ4で作られた圧縮空気が導入される。この圧縮空気は、レギュレータ5、圧力計6及び排出流量計7によって圧力を0.01〜0.5[MPa]、流量を1.0〜10.0[l/min]に絞った状態で受入デバイス1の底面の多孔質体72の孔部を通じて導入されている。多孔質体72は多数の孔を備える形状を容易に形成できる焼結体からなる。
圧縮空気を導入する際には、作業者Aは多孔質体72が粉体2(ガラスビーズ)の下方部に来るように受入デバイス1を縦向きに持つことが望ましい。受入デバイス1内ではガラスビーズが空気を抱き込むことで流動化を始める。
一方、充填容器13には搬送のために、減圧ポンプ8によって減圧状態を作る必要がある。搬送距離を約2.0[m]とした場合、吸引流量計9によって流れる空気の流量を1.0〜10.0[L/min]とする。
作業者Aが受入デバイス1内で粉体2(ガラスビーズ)の流動化を確認後、三方弁14の流路を切り替えて、受入デバイス1と充填容器13とを連通させると、流動化したガラスビーズは充填容器13に向けて流れる。
充填容器13に向けて流れたガラスビーズは、サイクロン12によって空気と分離され、充填容器13に充填される。また、サイクロン12によって空気と分離されなかった残留物はフィルター11によって捕集されため、減圧ポンプ8に流れ込む量を抑えることができる。
受入デバイス1内部の粉体2(ガラスビーズ)がなくなったら三方弁14の流路を切り替え、再び大気開放させてからすくい取り作業に戻る。
受入デバイス1は、円筒形状を斜めにカットした竹やり形状の筒状部102と、筒状部102の筒状の一端を塞ぐ底板部である多孔質体72とを備え、筒状部102の他端側であるデバイス開口部102aから粉体2をすくい取る形状である。また、受入デバイス1は、作業者Aが手で持つための把持部101を備える。筒状部102としては、断面が円形の円筒形状に限らず、断面が四角形等の多角形のものでもよい。
実施形態1では、受入デバイス1は、筒を壁面に対して斜めにカットすることで、デバイス開口部102aの縁の一部が突出したデバイス先端部102cを形成し、粉体2をすくい取るのに適したシャベル形状としている。シャベル形状としては、筒をカットしたものに限らず、平面状または曲面状の板状部の一部を粉体に差し込み、差し込んだ部分を持ち上げることで、粉体2をすくい取り、保持することができる形状であればよい。
さらに、受入デバイス1の形状としては、粉体2への差し込みに適したデバイス先端部102cを備えたシャベル形状に限らず、粉体2をすくい取り、保持することができる形状であれば、筒を壁面に直角にカットしたコップ形状としてもよい。
圧縮ポンプ4で作られた圧縮空気は、図2(b)中の矢印「B」で示すように、空気供給配管20を通って、受入デバイス1に供給される。この圧縮空気は、受入デバイス1内の空気供給路103を通過し、図2(b)中の矢印「C」で示すように、受入デバイス1の底部に設置された多孔質体72から受入デバイス1内に向かって送入される。
受入デバイス1でバルク状の粉体2の一部をすくい取ると、多孔質体72から受入デバイス1内の粉体2に向かって圧縮空気が送入され、受入デバイス1内の粉体2は圧縮空気を含むと流動化状態となり、流動性が良くなる。受入デバイス1内の粉体2が受ける圧力(この場合は大気圧)と搬送先の圧力(この場合は負圧)に差を作ることで、流動化した粉は図2(b)中の矢印「D」で示すように、搬送用配管40を通って充填容器13に向かって空気搬送される。
ここで、従来の粉体搬送方法について説明する。
バルク状態(袋や独立した製造装置内に入った状態)の粉を他所の容器へと移送する方法としては、近距離の移送ならば人がシャベルなどで直接すくって移すことも多い。しかし、比較的長い距離の移送が必要となった場合は吸引機を使ったり、一度シャベルなどで流動化容器に粉を移して流動化させ、粉の嵩密度を減らしてから空気搬送したりすることがある。
これらの粉体搬送方法のうち、吸引機を使う方法では、吸引口をバルク状態の粉体内に差し込んで吸引するだけという作業的な簡便さはある。しかし、バルク状態の粉体は圧密されて嵩密度が高い状態にあることも多く、吸引口を差し込んだままでは、何れ粉体が搬送配管を閉塞する可能性が高いという問題があった。
また、一度流動化容器に粉体を移す方法では、粉体を流動化状態にしてから搬送できるため、配管の閉塞リスクや配管内壁との擦れなどによる粉体の品質劣化リスクなどを抑えることはできる。しかし、流動化容器への移し替えという手間が増えるとともに、移し替えの際に粉体の飛散を生じる恐れがあるという問題があった。
実施形態1の粉体搬送装置100では、シャベル状の受入デバイス1で粉体2をすくい取り、すくい取った粉体2を吸引して搬送する。作業者Aが粉体2をすくい取って、粉体保持空間102bに粉体2を保持した状態で、吸引を行うため、粉体受入部の周辺に粉体2が無くなることに起因して粉体の吸引・搬送ができなくなることを抑制できる。また、すくい取る動作によって粉体2がほぐれ、流動性が高まり、受入デバイス1や搬送用配管40に粉体2が詰まることに起因して粉体2を吸引・搬送ができなくなることを抑制できる。よって、搬送先である充填容器13に向けて粉体2を安定的に搬送することが可能となる。
また、実施形態1の粉体搬送装置100では、バルク状態の粉体2を離れた場所に移送する際に、シャベル形状の受入デバイス1ですくい取り、受入デバイス1内に保持した粉体2を吸引して搬送する。
上述した粉体の飛散が生じる原因は、粉体をすくい取るときよりも、移し入れるときに空気を巻き込むことが主な原因と考えられる。このため、シャベル形状の受入デバイス1で粉体2をすくい取った時点では、粉体の飛散はあまり生じない。
また、実施形態1では、受入デバイス1に導入された粉体2は、圧縮空気が供給されることで流動化され、嵩密度流を減らした状態で受入デバイス1の中から直接搬送されて充填容器13へと送られる。このため、作業者Aはバルク状態の粉体2から粉体2の一部をすくい取る作業を続けるだけで粉体2を手元から離れた場所へと移送できる。よって、流動化容器への移し変えの手間がなく、また、移し変えの際に生じる粉体の飛散を抑制できる。さらに、圧縮空気によって流動化するため、搬送に伴う配管閉塞のリスクや品質劣化のリスクなども低減できる。
特許文献1には、バルク状態のトナー(粉体)に対して堆積状態の表面に流動化手段を配置し、トナー流動化手段を表面から堆積物中に振動を加えて埋没させながら空気を出すことで、粉体トナーを局所的に流動化状態として吸引搬送する構成が記載されている。
しかし、バルク状態の粉体に向けて空気を出して粉体を流動化する場合、粉体の種類によってはチャネリング(空気孔が形成される現象)が発生してしまうことがある。チャネリングが発生すると、空気がチャネリングで形成された空気孔から抜けて、粉体の流動化に寄与しにくくなる。そして、粉体が流動化しないことにより粉体の搬送が不安定になるおそれがある。微粒子の性質として粒径が小さくなるほど付着凝集性が強くなる傾向にあり、チャネリングが生じ易くなり、チャネリングに起因する不具合が生じ易くなる。
実施形態1の粉体搬送装置100では、圧縮気体を受入デバイス1ですくい取った粉体2に送入する構成であり、バルク状態よりもほぐれた状態の粉体2に圧縮気体を送入するため、チャネリングの発生を抑制できる。さらに、作業者Aが手で持つことができる受入デバイス1内の粉体2にチャネリングが発生しても、手に持った受入デバイス1を揺らす等により、容易にチャネリングを解消することが可能である。このため、搬送対象の粉体2が、付着性の強い粉体であってもチャネリングに起因する不具合の発生を抑制し、粉体を安定的に搬送することが可能となる。
受入デバイス1は、筒状部102の内部空間が、すくい取った粉体2を保持する粉体保持空間102bであり、筒状部102の内壁面と多孔質体72の粉体保持空間102bと対向する面とが、保持空間形成面である。粉体保持空間102bを形成することで、受入デバイス1ですくった粉体2を、受入デバイス1内で保持し、圧力差によって受入デバイス1内の粉体2を充填容器13に搬送する構成を実現できる。
〔実施形態2〕
次に、本発明を適用した粉体搬送装置の二つ目の実施形態(以下、「実施形態2」という)について説明する。
図3は、実施形態2に係る粉体搬送装置100の概略構成図である。図4は、実施形態2の受入デバイス1の説明図である。実施形態1の粉体搬送装置100の部材と同様の機能を備える部材については同じ符号を付している。
実施形態2の粉体搬送装置100は、受入デバイス1の粉体保持空間102b内の圧力を高くして充填容器13に粉体を圧送する構成である。
圧送式である実施形態2の粉体搬送装置100は、密閉用の蓋体15を取り付けることが可能なシャベル形状の受入デバイス1を用いる。
粉体2の搬送を行う際には、受入デバイス1内に粉体2が入った状態で蓋体15を取り付ける。このとき蓋体15につながれた蓋用バルブ16は大気開放されている。次に、圧縮ポンプ4からの空気の供給により、受入デバイス1の内部の粉体2が流動化し、搬送を開始したい任意のタイミングで作業者Aが蓋用バルブ16を閉じる。これにより、粉体取得デバイス内部は陽圧となり、搬送先の圧力(この場合は大気圧)との間に圧力差が生まれるため、空気の流れに乗せて充填容器13へと搬送できる。
実施形態2の粉体搬送装置100のように、搬送方式を圧送式とした場合には、搬送先を負圧にする減圧ポンプ8が不要となる。これにより、減圧ポンプ8に粉体2が入り込むことを抑制する構成として、実施形態1では、気体と粉体2との分離を行うために設けていたサイクロンやフィルター11が不要となり、より簡易な装置仕様となる。
実施形態2の粉体搬送装置100において、例えばGeldartの粒子分類におけるA粒子に属する微粒体として、平均粒子径が60[μm]、密度が1130[kg/m]のナイロン樹脂を充填する工程について以下で示す。
搬送対象のナイロン樹脂は貯蔵容器3に貯蔵されており、作業者Aはシャベル型の受入デバイス1を使ってナイロン樹脂を一定量すくい取る。このとき受入デバイス1内には圧縮ポンプ4で作られた圧縮空気が導入される。この圧縮空気は、レギュレータ5、圧力計6及び排出流量計7によって圧力を0.01〜0.5[MPa]、流量を1.0〜10.0[l/min]に絞った状態で受入デバイス1の底面の多孔質体72を通じて導入されている。
圧縮空気を導入する際には、作業者Aは多孔質体72が粉体2(ナイロン樹脂)の下方部に来るように受入デバイス1を縦向き(デバイス開口部102aが上方を向く状態)に持つことが望ましい。受入デバイス1内ではナイロン樹脂が空気を抱き込むことで流動化を始める。
次に蓋体15を受入デバイス1に取り付け、任意のタイミングで蓋用バルブ16を閉じると、流動化したナイロン樹脂が搬送用配管40を通じて充填容器13に充填される。このときの搬送速度の調整は、排出流量計7の流量を変えることで可能である。受入デバイス1内の粉体2がなくなったタイミングで再び蓋用バルブ16を開いたのち、蓋体15を取り外して、受入デバイス1を使ってナイロン樹脂をすくい取る工程から始まる一連の作業を繰り返す。
〔実施形態3〕
次に、本発明を適用した粉体搬送装置の三つ目の実施形態(以下、「実施形態3」という)について説明する。
図5は、実施形態3に係る粉体搬送装置100の概略構成図である。図6は、実施形態2の受入デバイス1の説明図である。実施例2の粉体搬送装置100の部材と同様の機能を備える部材については同じ符号を付している。
実施形態3の粉体搬送装置100も、実施形態2と同様に受入デバイス1の粉体保持空間102b内の圧力を高くして充填容器13に粉体を圧送する構成であり、密閉用の蓋体15を取り付けることが可能なシャベル形状の受入デバイス1を用いる。
さらに、実施形態3の粉体搬送装置100は、シャベル形状の受入デバイス1に対して取り付け可能な蓋体15に蓋用バルブ16の他に圧縮空気送入用の穴として補助空気導入穴21aを追加し、ここに搬送用補助空気配管21を接続している。そして、粉体2を搬送する際には、図6中の矢印「E」で示すように、搬送用補助空気配管21を介して搬送用の空気(搬送補助用空気)を供給する。これにより、粉体2の流動化に寄与する空気供給配管20から送入する空気の流量を変えることなく、搬送用配管40を用いた粉体2の搬送速度を上昇させることができる。
搬送補助用空気の流量の調整は補助用減圧バルブ17、補助用圧力計18、補助用バルブ付きの補助用排出流量計19を使って変化させることができる。一般に流動化させる際に必要とする空気の流量(粉の種類や量で異なる流量)と、搬送に必要とする流量(搬送速度の要求仕様の流量)とは異なる。このため、搬送補助用空気を供給することで、流動化用の空気の流量を増やすことなく搬送速度を上昇させることができる。
実施形態3では、粉体保持空間102bを加圧する圧縮空気の供給源を追加することで、搬送用配管40内の空気の流量を補助的に調整できる。
〔変形例1〕
次に、上述した各実施形態に適用可能な受入デバイス1に係る構成の一つ目の変形例(以下、「変形例1」と呼ぶ)について説明する。
図7は、変形例1の粉体搬送装置100が備える受入デバイス1と加振源22との概略説明図である。
変形例1の粉体搬送装置100は、受入デバイス1に対して内部の粉体2ごと振動を加える加振源22を備える。
粉体2の種類によっては多孔質体72から空気を送入するだけではチャネリング(粉体2に空気の通り道=チャネルを生じる現象)することによって流動化状態とならない場合も考えられる。そのような粉体2の場合、変形例1では、受入デバイス1に対して内部の粉体ごと揺動を与える加振源22によって振動を加えることで、チャネル(空気の通り道)を崩して粉体2の流動化状態を作ることができる。加振源22としては、エアシリンダーやロボシリンダー等の往復揺動機構を用いることができる。往復揺動機構としては、偏芯カムとモーターとで構成され、回転運動を往復運動に変換する機構も用いることができる。
加振源22を備える変形例1の粉体搬送装置100において、例えばGeldartの粒子分類におけるC粒子に属する微粒体として、平均粒子径が10[μm]以下、密度が2200[kg/m]のアモルファスシリカを充填する工程について以下で示す。
貯蔵容器3に貯蔵されているアモルファスシリカを受入デバイス1ですくい取り、受入デバイス1を縦向きに持ち、多孔質体72を通して圧縮空気を送入したときに、チャネリングを生じると、粉体2は流動化状態を形成できない。そこで図7に示すように、受入デバイス1を縦向きに加振源22に設置し、図7中の矢印「F」で示すように、加振源22の一部を往復運動させる。このときの往復運動として、振幅を10〜50[mm]とし、加減速を0.5〜1.0[G]として、受入デバイス1に振動を加えると、発生したチャネルを断続的に破壊できるため受入デバイス1内の粉体2を流動化できる。
このように振動を加えることで受入デバイス1内の粉体2の流動化状態を維持しながら、搬送用配管40に圧力差に起因した空気の流れを生じさせることで、充填容器13に搬送対象の粉体2であるアモルファスシリカを充填できる。
〔変形例2〕
次に、上述した各実施形態に適用可能な受入デバイス1に係る構成の二つ目の変形例(以下、「変形例2」と呼ぶ)について説明する。
図8は、変形例2の受入デバイス1で粉体2をすくい取る様子を示す説明図である。
変形例2の受入デバイス1は、筒状部102の内壁面であって、粉体2をすくい取る際に、粉体2が触れる側に、粉体保持空間102bに向けて空気を送入する給気口を形成する付着防止用多孔質体23を備える。ここで粉体2が触れる側の内壁面とは、受入デバイス1で粉体2をすくい取る動作を行うときに、最初に粉体2の塊の表面に差し込むデバイス先端部102cを有する側の内壁面である。
変形例2の受入デバイス1は、縦向きにしたときに粉体2を載せる底面に設けた多孔質体72だけでなく、粉体2が触れる側面も多孔質構造となるように、付着防止用多孔質体23を備えている。そして、変形例2の粉体搬送装置100は、多孔質体72とは別に付着防止用多孔質体23に向けて圧縮空気を供給できる付着防止用空気供給配管24を備える。さらに、この付着防止用空気供給配管24を介して付着防止用多孔質体23に供給する空気の流量を調整する調整手段である付着防止用空気供給装置240とを備える。
変形例2の受入デバイス1では、粉体保持空間102bを形成する壁面のうち、図8に示すように粉体2をすくい取る際に粉体2が触れる側の壁面に付着防止用多孔質体23を設けている。さらに、この付着防止用多孔質体23に付着防止用空気供給配管24を接続し、圧縮空気を付着防止用多孔質体23から粉体保持空間102bに向けて排出させる。これにより、壁面と粉体2との間に空気の層を作り、粉体2が壁面に付着することを低減できる。特に付着性の強い粉を取り扱う際に、壁面での粉体2の付着及び凝集の防止を図ることができる。また、変形例2では、付着防止用多孔質体23は、受入デバイス1の筒状部102の外面から外側に向けても圧縮空気を排出させており、筒状部102の粉体2に差し込む部分の外面での粉体2の付着及び凝集の防止を図ることができる。
〔変形例3〕
次に、上述した各実施形態に適用可能な受入デバイス1に係る構成の三つ目の変形例(以下、「変形例3」と呼ぶ)について説明する。
図9は、変形例3の受入デバイス1で粉体2をすくい取る様子を示す説明図である。
変形例3の粉体搬送装置100は、受入デバイス1の筒状部102の内壁面であって粉体2をすくい取る際に粉体2が触れない側に集塵口25を設けた集塵手段である集塵装置260を備える。ここで粉体2が触れない側の内壁面とは、粉体保持空間102bを挟んでデバイス先端部102cとは反対側の内壁面である。
変形例3の受入デバイス1では、粉体保持空間102bを形成する壁面のうち、図9に示すように粉体2をすくい取る際に粉体が触れない側の壁面に集塵口25を設置している。さらに、この集塵口25を、集塵用気流配管26を通じて集塵装置260に繋いでいる。これにより、すくい取りの際にわずかに生じる粉塵の飛散を集塵でき、作業者Aの作業環境の向上を図ることができる。
上述した各実施形態の粉体搬送装置100は、シャベル形状の広い口(デバイス開口部102a)と、内部で粉を一時的にためられる形状(粉体保持空間102b)とを持った受入デバイス1を用いて、実際に作業者Aの手でバルク状の粉体2の一部をすくい取る。この受入デバイス1の内部の粉体が乗る底面には多孔質体72が敷かれており、この底面からは多孔質体72で分散された圧縮空気が排出されているため、すくい取って導入した粉体2を受入デバイス1の内部で流動化状態とすることができる。
このため、粉体2に対して下部から空気を含ませなければ均一に流動化しないような粉体2に対して、流動化容器への移し替えの手間や移し変えの際の粉塵の飛散リスクを抑制しつつ、搬送用配管40等の配管の閉塞や粉体2の品質劣化といったリスクも低減できる。
さらに、シャベル形状の受入デバイス1で粉体2をすくい取って、受入デバイス1と搬送先との間に圧力差を発生させるという簡便な搬送方法で、上述したリスクを低減できる。
上述した各実施形態の粉体搬送装置100で搬送する粉体2として、ガラスビーズやナイロン樹脂及びアモルファスシリカを搬送する工程について説明したが、粉体2としては、これに限るものではない。例えば、画像形成に用いられるトナーを挙げることができる。また、粉体搬送装置100は、粉体2の流動性を高めて搬送できる。このため、ストレスに弱い粉体や付着し易い粉体の搬送手段として上述した各実施形態の粉体搬送装置100を用いることで、ストレスに弱い粉体の損傷や付着し易い粉体の凝集を防止しつつ、粉体の搬送を行うことができる。
上述した各実施形態の粉体搬送装置100は、搬送元が大型の容器の貯蔵容器3であり搬送先が小型の容器の充填容器13であるが、これに限るものではない。搬送元の粉体を搬送先に搬送する構成であれば、上述した各実施形態の粉体搬送装置100を用いることができる。例えば、小分け容器に粉体を計量して充填する定量充填装置における充填前の粉体を収容する粉体収容部に向けて、大容量の容器に収容されたバルク状態の粉体を搬送する搬送手段としても上述した各実施形態の粉体搬送装置100を用いることができる。
作業者がシャベル状の粉体受入部を手で持って、粉体をすくい取る構成について説明した。シャベル状の粉体受入部ですくい取る動作を行うことができれば、ロボットに粉体受入部を設けて、粉体をすくい取る動作を行わせる構成としてもよい。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
貯蔵容器3等の搬送元から充填容器13等の粉体の搬送先に粉体2等の粉体を案内する搬送用配管40等の粉体搬送路と、粉体搬送路の搬送元側の端部に接続され、粉体を受け入れる受入デバイス1等の粉体受入部と、粉体搬送路の搬送元側と搬送先側との間に前記粉体を搬送する圧力差を発生させる減圧ポンプ8等の圧力差発生手段とを備える粉体搬送装置100等の粉体搬送装置において、粉体受入部が、粉体をすくい取り、すくい取った粉体を保持する形状(シャベル形状またはコップ形状等)を有する。
これによれば、実施形態1について説明したように、搬送先に向けて粉体を安定的に搬送することが可能となる。これは以下の理由による。
すなわち、従来の搬送元に粉体受入部を投入して粉体を吸引する構成では、粉体受入部の周囲の吸引可能な範囲(圧力差によって搬送可能な範囲)から粉体が無くなると、搬送元に粉体があるにも関わらず、粉体を吸引できず搬送不良となるおそれがある。また、搬送元に投入した粉体受入部の周囲の吸引可能な範囲に、嵩密度が高く、流動性が低い粉体が存在すると、粉体受入部や粉体搬送路に粉体が詰まり、粉体を吸引できず搬送不良となるおそれがある。
これに対して、態様Aでは、粉体受入部を手で持った作業者や粉体受入部を設けられたロボット等の機械が、搬送元の粉体をすくい取ることで粉体受入部に粉体を保持し、粉体受入部で保持した粉体を圧力差発生手段が発生する圧力差によって搬送先に搬送する。すくい取った粉体を圧力差で搬送するため、圧力差によって搬送可能な範囲から粉体が無くなることに起因して、搬送不良となることを抑制できる。また、すくい取る動作によって粉体がほぐれ、粉体の流動性が高まる。このため、粉体受入部や粉体搬送路に粉体が詰まることに起因して粉体の搬送ができなくなることを抑制できる。よって、搬送先に向けて粉体を安定的に搬送することが可能となる。
(態様B)
態様Aにおいて、受入デバイス1等の粉体受入部の形状がシャベル形状である。
これによれば、実施形態1について説明したように、粉体2等の粉体をすくい取り、すくい取った粉体を保持することができる形状を実現できる。
(態様C)
態様AまたはBにおいて、受入デバイス1等の粉体受入部は、すくい取った粉体2等の粉体を保持する粉体保持空間102b等の粉体保持空間を形成する保持空間形成面の少なくとも一部に、粉体保持空間に向けて気体を送入する多孔質体72の孔部等の給気口を有し、給気口から送入する空気等の気体を供給する圧縮ポンプ4等の気体供給手段を備える。
これによれば、上記実施形態1について説明したように、給気口から送入した気体によって粉体保持空間内の粉体を流動化し、この流動化された粉体を圧力差によって搬送することができる。粉体を流動化した状態で搬送することで、搬送用配管40等の粉体搬送路の閉塞や粉体の品質劣化といった不具合の発生を抑制できる。
(態様D)
態様Cにおいて、受入デバイス1等の粉体受入部は、筒状部102等の筒状部と、筒状部の筒状の一端を塞ぐ多孔質体72等の底板部とを備え、筒状部の他端側のデバイス開口部102a等の開口部から粉体2等の粉体をすくい取る形状であり、筒状部の内部空間が粉体保持空間102b等の粉体保持空間であり、筒状部の内壁面と底板部の内部空間と対向する面とが保持空間形成面である。
これによれば、上記実施形態1について説明したように、粉体保持空間を形成する構成を実現することができる。
(態様E)
態様Dにおいて、多孔質体72等の底板部に給気口(多孔質体72等の孔部)を有する。
これによれば、上記実施形態1について説明したように、デバイス開口部102a等の開口部が上になるように受入デバイス1等の粉体受入部を縦向きすると、粉体保持空間102b等の粉体保持空間内の粉体2等の粉体に下方から空気等の気体を供給できる。
(態様F)
態様DまたはEにおいて、筒状部102の内壁面等の内壁面であって前記粉体をすくい取る際に粉体2等の粉体が触れる側に付着防止用多孔質体23の孔部等の給気口を有する。
これによれば、上記変形例2について説明したように、受入デバイス1等の粉体受入部の壁面での粉体の付着及び凝集の防止を図ることができる。
(態様G)
態様D乃至Fの何れかの態様において、筒状部102の内壁面等の内壁面であって粉体2等の粉体をすくい取る際に粉体が触れない側に集塵口25等の集塵口を設けた集塵装置260等の集塵手段を備える。
これによれば、上記変形例3について説明したように、すくい取りの際にわずかに生じる粉塵の飛散を集塵でき、作業環境の向上を図ることができる。
(態様H)
態様C乃至Gの何れかの態様において、給気口を形成する多孔質体72及び付着防止用多孔質体23等の多孔質構造体を有する。
これによれば、上記実施形態1や上記変形例2について説明したように、粉体2等の粉体に対して下方から空気等の気体を供給する構成を実現できる。
(態様I)
態様Hにおいて、多孔質体72及び付着防止用多孔質体23等の多孔質構造体が焼結体である。
これによれば、上記実施形態1や上記変形例2について説明したように、多数の孔を備える形状を容易に形成できる。
(態様J)
態様C乃至Iの何れかの態様において、圧力差発生手段として、圧縮ポンプ4等の気体供給手段と粉体保持空間102b等の粉体保持空間を密閉する蓋体15等の蓋部材とを備える。
これによれば、上記実施形態2について説明したように、蓋部材を取り付けて気体供給手段で圧縮空気等の気体を供給することで粉体保持空間内を加圧することができる。これにより、受入デバイス1等の粉体受入部と充填容器13等の搬送先との圧力差によって、搬送先に向かう気流を搬送用配管40等の粉体搬送路内に発生させることができ、気流による粉体搬送を行う構成を実現ができる。
(態様K)
態様Jにおいて、蓋体15等の蓋部材に、粉体保持空間102b等の粉体保持空間に向けて気体を送入する補助空気導入穴21a等の蓋部給気口を有し、蓋部給気口から送入する空気等の気体を供給する補助用減圧バルブ17、補助用圧力計18、補助用排出流量計19及び圧縮ポンプ4等の蓋部気体供給手段を備える。
これによれば、上記実施形態3について説明したように、粉体保持空間を加圧する圧縮空気等の気体の供給源を追加することで、搬送用配管40等の粉体搬送路内の気体の流量を補助的に調整できる。
(態様L)
態様A乃至Kの何れかの態様において、圧力差発生手段として、充填容器13等の搬送先に負圧を発生させる減圧ポンプ8等の負圧発生手段を備える。
これによれば、上記実施形態1について説明したように、受入デバイス1等の粉体受入部と搬送先との圧力差によって、搬送先に向かう気流を搬送用配管40等の粉体搬送路内に発生させることができ、気流による粉体搬送を行う構成を実現ができる。
(態様M)
態様A乃至Lの何れかの態様において、受入デバイス1等の粉体受入部を振動させる加振源22等の振動発生手段を備える。
これによれば、上記変形例1について説明したように、振動によって流動化を促すことができる。また、気体供給手段を備える構成では、チャネル等の空気の通り道が形成された際に、振動によって空気の通り道を崩すことができ、供給された気体が空気の通り道から抜けることを抑制し、粉体に対して効率的に気体を供給し、流動化を図ることができる。
(態様N)
態様Mにおいて、加振源22等の振動発生手段として、エアシリンダーやロボシリンダー等の往復揺動機構を備える。
これによれば、上記変形例1について説明したように、受入デバイス1等の粉体受入部を振動させる振動発生手段を備える構成を実現することが可能となる。
1 受入デバイス
2 粉体
3 貯蔵容器
4 圧縮ポンプ
5 レギュレータ
6 圧力計
7 排出流量計
8 減圧ポンプ
9 吸引流量計
10 真空計
11 フィルター
12 サイクロン
13 充填容器
14 三方弁
15 蓋体
16 蓋用バルブ
17 補助用減圧バルブ
18 補助用圧力計
19 補助排出流量計
20 空気供給配管
21 搬送用補助空気配管
21a 補助空気導入穴
22 加振源
23 付着防止用多孔質体
24 付着防止用空気供給配管
25 集塵口
26 集塵用気流配管
40 搬送用配管
72 多孔質体
100 粉体搬送装置
101 把持部
102 筒状部
102a デバイス開口部
102b 粉体保持空間
102c デバイス先端部
103 空気供給路
240 付着防止用空気供給装置
260 集塵装置
A 作業者
特開2007‐114745号公報

Claims (14)

  1. 搬送元から搬送先に粉体を案内する粉体搬送路と、
    前記粉体搬送路の搬送元側の端部に接続され、前記粉体を受け入れる粉体受入部と、
    前記粉体搬送路の前記搬送元側と搬送先側との間に前記粉体を搬送する圧力差を発生させる圧力差発生手段とを備える粉体搬送装置において、
    前記粉体受入部が、前記粉体をすくい取り、すくい取った前記粉体を保持する形状を有することを特徴とする粉体搬送装置。
  2. 請求項1の粉体搬送装置において、
    前記粉体受入部の形状がシャベル形状であることを特徴とする粉体搬送装置。
  3. 請求項1または2の粉体搬送装置において、
    前記粉体受入部は、すくい取った前記粉体を保持する粉体保持空間を形成する保持空間形成面の少なくとも一部に、前記粉体保持空間に向けて気体を送入する給気口を有し、
    前記給気口から送入する前記気体を供給する気体供給手段を備えることを特徴とする粉体搬送装置。
  4. 請求項3の粉体搬送装置において、
    前記粉体受入部は、筒状部と、前記筒状部の筒状の一端を塞ぐ底板部とを備え、前記筒状部の他端側の開口部から前記粉体をすくい取る形状であり、
    前記筒状部の内部空間が前記粉体保持空間であり、前記筒状部の内壁面と前記底板部の前記内部空間と対向する面とが前記保持空間形成面であることを特徴とする粉体搬送装置。
  5. 請求項4の粉体搬送装置において、
    前記底板部に前記給気口を有することを特徴とする粉体搬送装置。
  6. 請求項4または5の粉体搬送装置において、
    前記内壁面であって前記粉体をすくい取る際に前記粉体が触れる側に前記給気口を有することを特徴とする粉体搬送装置。
  7. 請求項4乃至6の何れか一に記載の粉体搬送装置において、
    前記内壁面であって前記粉体をすくい取る際に前記粉体が触れない側に集塵口を設けた集塵手段を備えることを特徴とする粉体搬送装置。
  8. 請求項3乃至7の何れか一に記載の粉体搬送装置において、
    前記給気口を形成する多孔質構造体を有することを特徴とする粉体搬送装置。
  9. 請求項8の粉体搬送装置において、
    前記多孔質構造体が焼結体であることを特徴とする粉体搬送装置。
  10. 請求項3乃至9の何れか一に記載の粉体搬送装置において、
    前記圧力差発生手段として、前記気体供給手段と前記粉体保持空間を密閉する蓋部材とを備えることを特徴とする粉体搬送装置。
  11. 請求項10の粉体搬送装置において、
    前記蓋部材に、前記粉体保持空間に向けて気体を送入する蓋部給気口を有し、
    前記蓋部給気口から送入する前記気体を供給する蓋部気体供給手段を備えることを特徴とする粉体搬送装置。
  12. 請求項1乃至11の何れか一に記載の粉体搬送装置において、
    前記圧力差発生手段として、前記搬送先に負圧を発生させる負圧発生手段を備えることを特徴とする粉体搬送装置。
  13. 請求項1乃至12の何れか一に記載の粉体搬送装置において、
    前記粉体受入部を振動させる振動発生手段を備えることを特徴とする粉体搬送装置。
  14. 請求項13の粉体搬送装置において、
    前記振動発生手段として、往復揺動機構を備えることを特徴とする粉体搬送装置。
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