JP2018154298A - 電子機器、出庫支援方法コンピュータプログラム - Google Patents

電子機器、出庫支援方法コンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】好適なタイミングでの車両の自動出庫を実現する。【解決手段】車両12は出庫支援部を備える。出庫支援部は、車外に存在するユーザにより操作されるユーザ端末装置14から送信された、車両12の出庫指示を受信する。出庫支援部は、出庫指示が受信された場合、ユーザ端末装置14の現在位置における第1気圧と、車両12の現在位置における第2気圧とを繰り返し取得する。出庫支援部は、第1気圧と第2気圧との差が所定値以下になった場合、車両12の移動の開始を決定する。【選択図】図1

Description

本発明はデータ処理技術に関し、特に電子機器、出庫支援方法コンピュータプログラムに関する。
近年、車両を自動運転により駐車スペースから出庫させる車両遠隔操作システムが知られている。この車両遠隔操作システムでは、車両から降車したユーザは、遠隔操作装置を用いて車両の自動運転の開始を指示する。この指示を受け付けた車両は、自動運転により駐車スペースから出庫する。
特開2004−46416号公報
車両の自動出庫のタイミングが、乗車予定者が乗車エリアに到着するタイミングより遅すぎると、乗車予定者を長時間待たせてしまう。逆に、車両の自動出庫のタイミングが、乗車予定者が乗車エリアに到着するタイミングより早すぎると、当該車両が乗車エリアを長時間占有し、他車の邪魔になってしまう。上記特許文献1には、車載の気圧計を使用して車両が存在する階を検出する車両位置検出システムが記載されているが、車両が存在する階を検出するだけでは、車両の自動出庫のタイミングと、乗車予定者が乗車エリアに到着するタイミングとをあわせることは難しい。
本願発明は上記課題に鑑みたもので、1つの目的は、好適なタイミングでの車両の自動出庫を実現することである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電子機器は、車両の外に存在するユーザにより操作される装置から送信された、車両の出庫を指示する出庫指示を受信する受信部と、受信部により出庫指示が受信された場合、装置の現在位置における第1気圧と、車両の現在位置における第2気圧とを繰り返し取得する取得部と、取得部により取得された第1気圧と第2気圧との差が所定値以下になった場合、車両の移動の開始を決定する決定部と、を備える。
本発明の別の態様は、出庫支援方法である。この方法は、車両の外に存在するユーザにより操作される装置から送信された、車両の出庫を指示する出庫指示を受信し、出庫指示が受信された場合、装置の現在位置における第1気圧と、車両の現在位置における第2気圧とを繰り返し取得し、第1気圧と第2気圧との差が所定値以下になった場合、車両の移動の開始を決定する、ことをコンピュータが実行する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを記録した記録媒体、本装置を搭載した車両などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、好適なタイミングでの車両の自動出庫を実現することができる。
実施例の通信システムの構成を示す図である。 図1のユーザ端末装置の機能構成を示すブロック図である。 図1の車両の機能構成を示すブロック図である。 図3の出庫支援部の動作を示すフローチャートである。
実施例では、マンション等の駐車場(例えば地下駐車場)における自動出庫時に、車載の気圧センサが測定した気圧と、駐車場へ向かう乗車予定者(以下「ユーザ」とも呼ぶ。)が所持する携帯デバイスに内蔵された気圧センサが測定した気圧との差を使用して、車両の出庫タイミングを制御するシステムを提案する。実施例のシステムでは、気圧差が所定値以下になった場合に車両の自動出庫を開始する。
図1は、実施例の通信システム10の構成を示す。通信システム10は、車両遠隔操作システムとも言え、自動出庫対象となる車両12とユーザ端末装置14とを備える。これらの装置は、LAN・WAN・インターネット等を含む通信網16を介して接続される。ユーザ端末装置14は、ユーザにより操作されるデータ処理装置である。ユーザ端末装置14は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、または車両12のスマートキーであってもよい。
図2は、図1のユーザ端末装置14の機能構成を示すブロック図である。本明細書のブロック図において示される各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPU・メモリをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
ユーザ端末装置14は、通信部20、GNSSセンサ22、気圧センサ24、出庫支援App26を含む。通信部20は、所定の通信プロトコルにしたがって外部装置と通信する。GNSSセンサ22は、GNSS(Global Navigation Satellite System)を利用してユーザ端末装置14の現在位置を検知し、現在位置を示す検知信号を出力する。なお、ユーザ端末装置14は、WiFi(登録商標)測位等、他の手法により現在位置を測位してもよい。気圧センサ24は、大気圧を検知し、大気圧の値を示す検知信号を出力する。
出庫支援App26は、車両12の自動出庫を支援するアプリケーションである。出庫支援App26は、出庫指示部28、位置取得部30、気圧取得部32、端末情報通知部34、キャリブレーション部36を含む。これらの機能ブロックは、出庫支援App26のモジュールとして実装されてもよい。ユーザ端末装置14のCPUが、出庫支援App26の各モジュールを実行することにより、これらの機能ブロックの機能が発揮されてもよい。
出庫指示部28は、車両12の自動出庫を指示する信号(以下「出庫指示データ」と呼ぶ。)を、通信部20を介して車両12へ送信する。位置取得部30は、GNSSセンサ22から出力された検知信号にしたがって、ユーザ端末装置14の現在位置(特に平面上での位置)を取得する。気圧取得部32は、気圧センサ24から出力された検知信号にしたがって、ユーザ端末装置14の現在位置での大気圧を取得する。
端末情報通知部34は、ユーザ端末装置14の現在位置を示すデータと、現在位置での大気圧を示すデータとを含む端末情報を、通信部20を介して車両12へ送信する。実施例の端末情報通知部34は、車両12からの要求に応じて端末情報を送信するが、車両12からの要求の有無にかかわらず自律的に端末情報を繰り返し送信してもよい。キャリブレーション部36は、後述する車両12のキャリブレーション部62と連携して、気圧センサ24に対するキャリブレーション処理、言い換えれば、調整処理を実行する。
図3は、図1の車両12の機能構成を示すブロック図である。車両12は、通信部40、センサ部42、アクチュエータ部44、自動運転制御部46、自己位置推定部47、出庫支援部48を備える。通信部40は、所定の通信プロトコルにしたがってユーザ端末装置14を含む外部装置と通信する。
センサ部42は、車両12の周囲の状態等、様々な情報を検知し、検知した情報を含む検知信号を出力する。センサ部42は、複数種類のセンサを含み、実施例では少なくともGNSSセンサ50と気圧センサ52を含む。GNSSセンサ50は、GNSSを利用して車両12の現在位置を検知し、現在位置を示す検知信号を出力する。気圧センサ52は、大気圧を検知し、大気圧の値を示す検知信号を出力する。
アクチュエータ部44は、ブレーキ、ステアリング等の複数種類のアクチュエータと、それらのアクチュエータを制御する複数種類のECU(Electronic Control Unit)を含む。自動運転制御部46は、車両12の自動運転を制御する。具体的には、自動運転制御部46は、センサ部42の複数種類のセンサから出力された複数種類の検知信号に応じて、車両12の挙動(言い換えれば走行態様)を自律的に決定する。自動運転制御部46は、決定した態様で車両12を動作させるように、アクチュエータ部44の複数種類のECUを制御する。
自己位置推定部47は、センサ部42から出力された検知信号に基づいて、車両12の現在位置(例えば地図上の現在位置)を推定する。例えば、自己位置推定部47は、(1)GNSSセンサ50から出力された検知信号、(2)GNSS以外の衛星測位、(3)カメラ(不図示)による撮像画像、(4)タイヤオドメトリに基づく自己位置推定の1つまたは組み合わせに基づいて、車両12の現在位置を推定してもよい。自己位置推定部47は、現在位置の推定結果を出庫支援部48へ出力する。
出庫支援部48は、車両12の自動出庫を支援するための機能を提供する。出庫支援部48は、指示受信部54、端末情報取得部55、気圧取得部56、位置取得部58、移動態様決定部60、キャリブレーション部62を含む。
指示受信部54は、ユーザ端末装置14から送信された出庫指示データを、通信部40を介して受信する。端末情報取得部55は、出庫指示データが受信されると、端末情報の提供を要求するデータをユーザ端末装置14へ繰り返し送信する。端末情報取得部55は、ユーザ端末装置14から送信された端末情報を取得する。
気圧取得部56は、端末情報取得部55により取得された端末情報に含まれるユーザ端末装置14の現在位置の大気圧を第1気圧として取得する。また、気圧取得部56は、気圧センサ52から出力された検知信号にしたがって、車両12の現在位置での大気圧を第2気圧として取得する。
位置取得部58は、ユーザ端末装置14から送信された端末情報に含まれるユーザ端末装置14の現在位置を取得する。また、位置取得部58は、自己位置推定部47による推定結果にしたがって、車両12の現在位置(特に平面上での位置)を取得する。また、位置取得部58は、駐車場における乗車予定者が乗車する場所である乗車エリアの位置を示す乗車位置データを取得する。例えば、不図示の記憶部に記憶された乗車位置データを取得してもよい。また、位置取得部58は、車両12外部のネットワークに設けられたサーバ(不図示)にアクセスし、サーバから乗車位置データを取得してもよい。
移動態様決定部60は、気圧取得部56により取得された第1気圧と第2気圧との差を導出し、気圧差が所定の閾値以下になった場合、車両12の移動の開始を決定する。移動態様決定部60は、車両12の移動開始を指示するデータを自動運転制御部46へ送信する。このデータを受信した自動運転制御部46は、車両12の現在位置(実施例では駐車位置)から、予め定められたユーザの乗車エリアまで車両12を移動させるようにアクチュエータ部44を制御する。
気圧差の閾値は、開発者の知見や、通信システム10を用いた実験等により適切な値が予め定められ、出庫支援部48に記憶されてもよい。また、気圧差の閾値は、車両12の駐車位置(例えば契約等で定められた車両12の駐車位置)から、駐車場の乗車エリアまでの距離(ここでは「移動距離」と呼ぶ。)に応じて定められてもよい。例えば、移動距離が長いほど大きい閾値が設定されてもよい。また、ユーザが、移動距離をネットワーク上のサーバ(不図示)へ事前にアップロードし、サーバが、移動距離に応じた適切な閾値を計算し、車両12へ配信してもよい。
車両12の現在位置から乗車エリアまでの移動における速度と経路は、自動運転制御部46が決定してもよいが、実施例では、移動態様決定部60が決定する。実施例の移動態様決定部60は、車両12の移動の開始を決定した場合に、位置取得部58により取得された車両12の現在位置から、位置取得部58により取得された乗車エリアの位置までの、車両12の移動速度と移動経路を決定する。移動態様決定部60は、決定した移動速度および移動経路のデータを自動運転制御部46へ送信する。自動運転制御部46は、移動態様決定部60から受信した速度および経路にしたがって車両12を移動させる。
また、移動態様決定部60は、車両12の移動の開始を決定後に取得された第1気圧と第2気圧との差に基づいて、車両12の移動速度と移動経路の少なくとも一方を変更する。移動態様決定部60は、変更後の速度と経路を自動運転制御部46へ送信する。自動運転制御部46は、変更後の速度と経路を自動運転に反映する。
具体的には、気圧取得部56は、車両12の移動の開始が決定された後、第1気圧および第2気圧を繰り返し取得する。位置取得部58は、車両12の移動の開始が決定された後、車両12の現在位置を繰り返し取得する。移動態様決定部60は、最新の第1気圧と最新の第2気圧との差を繰り返し導出する。移動態様決定部60は、気圧差の時系列の推移が車両12の移動態様の変更条件を満たす場合に、車両12の速度と経路の少なくとも一方を変更する。この変更条件は、開発者の知見や、通信システム10を用いた実験等により適切な値が定められ、出庫支援部48に記憶されてもよい。
例えば、単位時間あたりの気圧差の減少値(言い換えればマイナスの傾き)が、予め定められた基準の減少値未満の場合(例えば傾きが緩やかである場合)、地下駐車場に向かって下降中のエレベータが多くの階で停止していることが考えられる。また、単位時間あたりの気圧差が増加する場合、地下駐車場に向かう途中で忘れ物に気付き、部屋に戻ったことが考えられる。
単位時間あたりの気圧差の減少値が基準の減少値未満である場合、移動態様決定部60は、車両12の移動態様の変更条件が満たされたと判定し、車両12の移動の開始時に決定した第1の速度より遅い第2の速度を新たに決定してもよい。また、移動態様決定部60は、速度の変更とともに、または速度の変更に代えて、車両12の移動の開始時に決定した経路より長い経路を決定してもよい。すなわち、車両12に遠回りをさせてもよい。また、移動態様決定部60は、駐車場内の退避場所等に一時的に退避するように移動経路を変更してもよい。逆に、単位時間あたりの気圧差の減少値が基準の減少値より大きい場合、ユーザの到着が想定より早いため、移動態様決定部60は、車両12の移動の開始時に決定した第1の速度より速い第2の速度を新たに決定してもよい。
キャリブレーション部62は、ユーザが車両12に乗車中に、ユーザ端末装置14の気圧センサ24が測定する第1気圧と、車両12の気圧センサ52が測定する第2気圧とが整合するようキャリブレーションを実行する。キャリブレーション部62は、ユーザが車両12に乗車中に、(1)気圧差が所定値を超えて大きくなったこと、(2)ユーザの下車時(例えばイグニッションオフ時)のいずれかが満たされた場合、キャリブレーションの開始条件が満たされたことを検出し、キャリブレーション処理を実行してもよい。
キャリブレーション部62は、スマートキー(不図示)による認証や、カメラ(不図示)により撮像された顔画像による認証等、公知の方法を使用して、ユーザが車両12に乗車していることを検出してもよい。ここで、ユーザが車両12に乗車中であれば、第1気圧と第2気圧は一致し(言い換えれば差が0であり)、または、第1気圧と第2気圧との差が実質的な一致を示す所定範囲内に収まるべきである。
キャリブレーション部62は、キャリブレーションの開始条件が満たされたことを検出すると、第1気圧と第2気圧とが一致するように公知のキャリブレーションを実行する。例えば、キャリブレーション部62は、第1気圧の実測値と第2気圧の実測値との差に応じて、車両12の気圧センサ52およびユーザ端末装置14の気圧センサ24を調整してもよい。キャリブレーション部62は、気圧センサ24の調整指示をユーザ端末装置14へ送信し、ユーザ端末装置14のキャリブレーション部36に気圧センサ24の調整を実行させてもよい。
キャリブレーション部62は、同じタイミングで取得された第1気圧と第2気圧の組を記憶し、異なるタイミング(言い換えれば異なる高さ)で記憶した複数の組に基づいてキャリブレーションを実行してもよい。例えば、複数の組に亘って第2気圧の方が平均して10%大きい場合、キャリブレーション部62は、第2気圧の測定値を10%低下させるように、車両12の気圧センサ52を調整してもよい。この場合、キャリブレーション部62は、第1気圧の測定値を10%増加させるように、ユーザ端末装置14の気圧センサ24を調整してもよい。
なお、出庫支援部48は、専用のECUとして実装されてもよく、カーナビゲーション装置、IVI(In Vehicle Infotainment)装置、または自動運転制御部46に組み込まれてもよい。例えば、出庫支援部48内の各機能ブロックに対応するモジュールを含むコンピュータプログラムを、カーナビゲーション装置、IVI(In Vehicle Infotainment)装置、または自動運転制御部46のCPUが実行することにより、出庫支援部48内の各機能ブロックの機能が発揮されてもよい。
以上の構成による通信システム10の動作を説明する。ここでは、マンションの20階に住むユーザが、車両で外出するため、地下1階の駐車場へ向かう事例を考える。20階の自室を出たユーザは、ユーザ端末装置14で出庫支援App26を起動し、駐車場の乗車エリアまでの自動出庫の指示を入力する。ユーザ端末装置14は、出庫指示データを車両12(車両12の通信部40)へ送信する。ユーザは、エレベータへ乗り込み、エレベータで地下1階へ降りていく。
以下、図3の出庫支援部48の動作を示すフローチャートである図4を適宜参照する。車両12の指示受信部54が、ユーザ端末装置14から送信された出庫指示データを受信すると(S10のY)、端末情報取得部55は、ユーザ端末装置14から端末情報を取得する。気圧取得部56は、端末情報に含まれる大気圧を第1気圧として取得する(S12)。また、気圧取得部56は、車両12の現在位置での大気圧を第2気圧として取得する(S14)。第1気圧と第2気圧との差が所定の閾値より大きければ(S16のN)、端末情報取得部55は、ユーザ端末装置14から新たな端末情報を取得し、S12に戻る。すなわち、気圧取得部56は、第1気圧と第2気圧を繰り返し取得する。
第1気圧と第2気圧の差は、ユーザが乗るエレベータの下降に伴って徐々に減少する。第1気圧と第2気圧との差が所定の閾値以下になると(S16のY)、移動態様決定部60は、車両12の自動出庫の開始を決定し、自動出庫における車両12の移動速度と移動経路を決定する(S18)。移動態様決定部60は、移動速度と移動経路を指定した自動運転指示を自動運転制御部46へ送信する。自動運転制御部46は、移動態様決定部60により決定された速度と経路にて車両12を移動させるようにアクチュエータ部44を制御する。
自動出庫の開始後、端末情報取得部55は、ユーザ端末装置14から新たな端末情報を取得し、気圧取得部56は、新たな端末情報から新たな第1気圧を取得する(S20)。気圧取得部56は、気圧センサ52から新たな第2気圧を取得する(S22)。第1気圧と第2気圧との差の推移が所定の変更条件を満たす場合(S24のY)、移動態様決定部60は、車両12の移動速度と移動経路の少なくとも一方を変更する(S26)。気圧差の推移が変更条件を満たさなければ(S24のN)、S26をスキップする。
車両12が自動出庫のための移動中であれば(S28のN)、端末情報取得部55は、ユーザ端末装置14から新たな端末情報を取得し、S20に戻る。すなわち、気圧取得部56は、第1気圧と第2気圧を繰り返し取得する。自動出庫のための車両12の移動が終了すると(S28のY)、S30へ進む。また、出庫指示データを未受信であれば(S10のN)、S12〜S28をスキップする。
ユーザが車両12に乗車中に、予め定められたキャリブレーションの開始条件を満たした場合(S30のY)、キャリブレーション部62は、気圧センサのキャリブレーションを実行する(S32)。例えば、キャリブレーション部62は、第1気圧と第2気圧とが整合するように、ユーザ端末装置14のキャリブレーション部36と連携して、ユーザ端末装置14の気圧センサ24と車両12の気圧センサ52の一方または両方を調整する。キャリブレーションの開始条件を満たさなければ(S30のN)、S32をスキップする。出庫支援部48の起動中、すなわち電源がオンの間、出庫支援部48は、図4に示すフローチャートの処理を繰り返し実行する。
実施例の出庫支援部48によると、ユーザと車両12との気圧差の情報を使用して、好適なタイミングでの車両12の自動出庫を実現できる。また、ユーザが駐車場へ到着するまでの時間が想定時間からずれる場合、そのことを気圧差の推移により検出して、車両12の移動速度または移動経路を変更する。これにより、ユーザが駐車場で長時間待たされること、また、車両12が他車の邪魔になってしまうことを回避しやすくなる。また、出庫支援部48によると、好適なタイミングで気圧センサのキャリブレーションを実行することができる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上記実施例では、車両12が出庫支援部48を備えた。変形例として、車両12の外部に設けられた装置が出庫支援部48を備えてもよい。例えば、通信網16を介して車両12およびユーザ端末装置14と接続されるクラウド上のサーバが、出庫支援部48を備えてもよい。この場合、サーバの指示受信部54が、ユーザ端末装置14から送信された出庫指示データを受信すると、サーバの端末情報取得部55は、ユーザ端末装置14から端末情報を取得してもよい。サーバの気圧取得部56は、端末情報から第1気圧を取得し、出庫対象の車両12から第2気圧を取得してもよい。サーバの移動態様決定部60は、実施例と同様に、車両12の移動態様を決定し、決定した移動態様を示すデータを車両12へ送信してもよい。車両12の自動運転制御部46は、サーバから受信したデータが示す移動態様で車両12を走行させるようアクチュエータ部44を制御してもよい。
上記実施例では言及していないが、出庫指示データを送信するユーザの装置と、ユーザ側の第1気圧を測定するユーザの装置とは異なるものであってもよい。例えば、ユーザが、車両12のスマートキーに設けられた所定のボタンを操作した場合、スマートキーが出庫指示データを車両12へ送信してもよい。その一方、ユーザのスマートフォンが、気圧センサを備え、車両12からの要求に応じて第1気圧を車両12へ送信してもよい。
実施例および変形例に記載の技術は、以下の項目によって特定されてもよい。
[項目1]
車両の外に存在するユーザにより操作される装置から送信された、前記車両の出庫指示を受信する受信部と、
前記受信部により出庫指示が受信された場合、前記装置の現在位置における第1気圧と、前記車両の現在位置における第2気圧とを繰り返し取得する取得部と、
前記取得部により取得された第1気圧と第2気圧との差が所定値以下になった場合、前記車両の移動の開始を決定する決定部と、を備える電子機器。
この電子機器によると、好適なタイミングでの車両の自動出庫を実現することができる。例えば、乗車エリアへのユーザの到着タイミングと、乗車エリアへの車両の到着タイミングとを整合させやすくなる。
[項目2]
前記決定部は、前記車両の移動の開始を決定後に取得された第1気圧と第2気圧との差に基づいて、前記車両の速度と移動経路の少なくとも一方を変更する、項目1に記載の電子機器。
この態様によると、乗車エリアへのユーザの到着タイミングと、乗車エリアへの車両の到着タイミングとを一層整合させやすくなる。
[項目3]
ユーザが前記車両に乗車中に、前記装置の気圧センサが測定する第1気圧と、前記車両の気圧センサが測定する第2気圧とが整合するようキャリブレーションを行うキャリブレーション部をさらに備える、項目1または2に記載の電子機器。
この態様によると、ユーザが車両に乗車中は第1気圧と第2気圧とが本来一致するはずであり、その前提の下、容易にキャリブレーションを実行することができる
[項目4]
車両の外に存在するユーザにより操作される装置から送信された、前記車両の出庫指示を受信し、
出庫指示が受信された場合、前記装置の現在位置における第1気圧と、前記車両の現在位置における第2気圧とを繰り返し取得し、
第1気圧と第2気圧との差が所定値以下になった場合、前記車両の移動の開始を決定する、ことをコンピュータが実行する出庫支援方法。
この出庫支援方法によると、好適なタイミングでの車両の自動出庫を実現することができる。例えば、乗車エリアへのユーザの到着タイミングと、乗車エリアへの車両の到着タイミングとを整合させやすくなる。
[項目5]
車両の外に存在するユーザにより操作される装置から送信された、前記車両の出庫指示を受信し、
出庫指示が受信された場合、前記装置の現在位置における第1気圧と、前記車両の現在位置における第2気圧とを繰り返し取得し、
第1気圧と第2気圧との差が所定値以下になった場合、前記車両の移動の開始を決定する、ことをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
このコンピュータプログラムによると、好適なタイミングでの車両の自動出庫を実現することができる。例えば、乗車エリアへのユーザの到着タイミングと、乗車エリアへの車両の到着タイミングとを整合させやすくなる。
上述した実施例および変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施例および変形例それぞれの効果をあわせもつ。また、請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施例および変形例において示された各構成要素の単体もしくはそれらの連携によって実現されることも当業者には理解されるところである。
10 通信システム、 12 車両、 14 ユーザ端末装置、 48 出庫支援部、 54 指示受信部、 56 気圧取得部、 58 位置取得部、 60 移動態様決定部。

Claims (5)

  1. 車両の外に存在するユーザにより操作される装置から送信された、前記車両の出庫を指示する出庫指示を受信する受信部と、
    前記受信部により出庫指示が受信された場合、前記装置の現在位置における第1気圧と、前記車両の現在位置における第2気圧とを繰り返し取得する取得部と、
    前記取得部により取得された第1気圧と第2気圧との差が所定値以下になった場合、前記車両の移動の開始を決定する決定部と、
    を備える電子機器。
  2. 前記決定部は、前記車両の移動の開始を決定後に取得された第1気圧と第2気圧との差に基づいて、前記車両の速度と移動経路の少なくとも一方を変更する、
    請求項1に記載の電子機器。
  3. ユーザが前記車両に乗車中に、前記装置の気圧センサが測定する第1気圧と、前記車両の気圧センサが測定する第2気圧とが整合するようキャリブレーションを行うキャリブレーション部をさらに備える、
    請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 車両の外に存在するユーザにより操作される装置から送信された、前記車両の出庫を指示する出庫指示を受信し、
    出庫指示が受信された場合、前記装置の現在位置における第1気圧と、前記車両の現在位置における第2気圧とを繰り返し取得し、
    第1気圧と第2気圧との差が所定値以下になった場合、前記車両の移動の開始を決定する、
    ことをコンピュータが実行する出庫支援方法。
  5. 車両の外に存在するユーザにより操作される装置から送信された、前記車両の出庫を指示する出庫指示を受信し、
    出庫指示が受信された場合、前記装置の現在位置における第1気圧と、前記車両の現在位置における第2気圧とを繰り返し取得し、
    第1気圧と第2気圧との差が所定値以下になった場合、前記車両の移動の開始を決定する、
    ことをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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