JP2018153369A - 医療用容器 - Google Patents
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Abstract
Description
本願発明の目的は、保護シート越しに穿刺されたことの認識が可能であり、混注の可能性を容易に推測することができる医療用容器を提供するものである。
(1) 容器本体と、前記容器本体内に収容された医療用液体と、前記容器本体に設けられ、医療用具が接続可能なポートとを有する医療用容器であって、
前記ポートは、医療用具接続可能部を備え、前記医療用容器は、前記ポートに剥離可能に固着され、かつ、前記医療用具接続可能部を被包する保護シートを備え、
前記保護シートは、前記医療用具接続可能部上に位置するように設けられ、かつ、内部に空気が封入された膨出部を備え、前記膨出部は、穿刺部材の穿刺により刺通開口が形成されるものである医療用容器。
(3) 前記保護シートは、上層フィルムと、前記上層フィルムの下面に固着された下層フィルムとを備え、前記上層フィルムは、上方に膨出し、前記下層フィルムと離間した拡張部を備え、前記膨出部は、前記拡張部と前記下層フィルム間により形成されている上記(1)または(2)に記載の医療用容器。
(4) 前記保護シートは、上層フィルムと、前記上層フィルムの下面に固着された下層フィルムとを備え、前記上層フィルムは、上方に膨出し、前記下層フィルムと離間した上層フィルム拡張部を備え、前記下層フィルムは、下方に膨出し、前記医療用具接続可能部の上面に当接した下層フィルム拡張部を備え、前記膨出部は、前記上層フィルム拡張部と前記下層フィルム拡張部間により形成されている上記(1)または(2)に記載の医療用容器。
(5) 前記膨出部は、下面が前記医療用具接続可能部の上面に当接し、前記医療用具接続可能部により、上方に押圧されている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の医療用容器。
(6) 前記保護シートは、軟質シートである上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の医療用容器。
(7) 前記保護シートは、前記保護シートの下面に設けられた接着層を備えている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の医療用容器。
(8) 前記ポートは、医療用液体排出ポートである上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の医療用容器。
(9) 前記ポートは、混注用ポートである上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の医療用容器。
本発明の医療用容器1は、容器本体2と、容器本体2内に収容された医療用液体15と、容器本体2に設けられ、医療用具が接続可能なポート3とを有する。ポート3は、医療用具接続可能部8を備え、医療用容器1は、ポート3に剥離可能に固着され、かつ、医療用具接続可能部8を被包する保護シート5を備える。保護シート5は、医療用具接続可能部8上に位置するように設けられ、かつ、内部に空気が封入された膨出部50を備え、膨出部50は、穿刺部材10の穿刺により刺通開口12が形成されるものとなっている。
この医療用容器では、刺通開口12が形成されない状態では、保護シート5の膨出部50を押圧しても、空気が封入されているため容易には潰れない。しかし、刺通開口が形成された膨出部は、容易に潰れるため、保護シート5の膨出部50を押圧することにより、混注の可能性を容易に推測することができる。
この実施例の医療用容器1では、図6に示すように、ポート3は、容器本体に形成された管状開口部22と、管状開口部22に固着された封止部材7とを備える。管状開口部22は、側面より外方に突出するフランジ61を備える。管状開口部22は、ほぼ同一内径にて所定長延びる筒状部である。
管状開口部22は、側面部より外方に突出するフランジ61を備える。さらに、管状開口部22は、フランジ61より上方に突出する円筒部63を備える。さらに、円筒部63は、短い筒状の小径先端部を備えている。また、この実施例では、フランジ61より、下方(扁平筒状上部23側)に設けられた補強用環状リブ62を備えている。
この実施例の医療用容器1では、ポート3は、排出ポートである。
ポート3は、上述した容器本体2の管状開口部22と、これに固着された封止部材7により構成されている。
封止部材7は、管状開口部22のフランジ61に固着されたキャップ(環状キャップ)9と、キャップ(環状キャップ)9に装着され、かつ医療用具である穿刺部材)の穿刺が可能な医療用具接続可能部(弾性シール部材)8とからなる。
キャップ(環状キャップ)9は、図6に示すように、開口部を備え、弾性シール部材8の上面が、開口部にて、露出する状態にて弾性シール部材8を収納している。
この実施例の医療用容器1aでは、軟質容器本体30が用いられている。管状部材37,47は、軟質容器本体30と別部材により形成され、固着部により、軟質容器本体30に固定されている。この実施例の軟質容器本体30は、シート状筒状体により形成されている。軟質容器本体30は、上部シール部32、下部シール部33を備える。
2 容器本体
3 ポート
5 保護シート
50 膨出部
51 下層フィルム
52,53 上層フィルム
Claims (9)
- 容器本体と、前記容器本体内に収容された医療用液体と、前記容器本体に設けられ、医療用具が接続可能なポートとを有する医療用容器であって、
前記ポートは、医療用具接続可能部を備え、前記医療用容器は、前記ポートに剥離可能に固着され、かつ、前記医療用具接続可能部を被包する保護シートを備え、
前記保護シートは、前記医療用具接続可能部上に位置するように設けられ、かつ、内部に空気が封入された膨出部を備え、前記膨出部は、穿刺部材の穿刺により刺通開口が形成されるものであることを特徴とする医療用容器。 - 前記膨出部は、前記刺通開口により、外部と連通し、押圧されることにより潰れるものとなっている請求項1に記載の医療用容器。
- 前記保護シートは、上層フィルムと、前記上層フィルムの下面に固着された下層フィルムとを備え、前記上層フィルムは、上方に膨出し、前記下層フィルムと離間した拡張部を備え、前記膨出部は、前記拡張部と前記下層フィルム間により形成されている請求項1または2に記載の医療用容器。
- 前記保護シートは、上層フィルムと、前記上層フィルムの下面に固着された下層フィルムとを備え、前記上層フィルムは、上方に膨出し、前記下層フィルムと離間した上層フィルム拡張部を備え、前記下層フィルムは、下方に膨出し、前記医療用具接続可能部の上面に当接した下層フィルム拡張部を備え、前記膨出部は、前記上層フィルム拡張部と前記下層フィルム拡張部間により形成されている請求項1または2に記載の医療用容器。
- 前記膨出部は、下面が前記医療用具接続可能部の上面に当接し、前記医療用具接続可能部により、上方に押圧されている請求項1ないし4のいずれかに記載の医療用容器。
- 前記保護シートは、軟質シートである請求項1ないし5のいずれかに記載の医療用容器。
- 前記保護シートは、前記保護シートの下面に設けられた接着層を備えている請求項1ないし6のいずれかに記載の医療用容器。
- 前記ポートは、医療用液体排出ポートである請求項1ないし7のいずれかに記載の医療用容器。
- 前記ポートは、混注用ポートである請求項1ないし7のいずれかに記載の医療用容器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019103558A (ja) * | 2017-12-11 | 2019-06-27 | 堅司 持田 | 導入針接続栓 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10310154A (ja) * | 1997-05-12 | 1998-11-24 | Ishida Press Kogyo Kk | 薬用瓶の蓋 |
JP2008307109A (ja) * | 2007-06-12 | 2008-12-25 | Naigai Kasei Kk | 輸液用キャップ |
-
2017
- 2017-03-16 JP JP2017051942A patent/JP6789157B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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JP2019103558A (ja) * | 2017-12-11 | 2019-06-27 | 堅司 持田 | 導入針接続栓 |
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JP6789157B2 (ja) | 2020-11-25 |
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