JP2018152702A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】所望の表示輝度を高精度に得ることを可能にする技術を提供する。
【解決手段】本発明の画像処理装置は、基準の表示輝度に関連した情報を取得する取得手段と、前記情報に基づいて、画像データの相対輝度と表示輝度との対応関係を、所定の相対輝度に前記基準の表示輝度が対応付けられるように決定する決定手段と、を有する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の画像処理装置は、基準の表示輝度に関連した情報を取得する取得手段と、前記情報に基づいて、画像データの相対輝度と表示輝度との対応関係を、所定の相対輝度に前記基準の表示輝度が対応付けられるように決定する決定手段と、を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像処理装置および画像処理方法に関する。
近年、広いダイナミックレンジを有する画像データが扱われる機会が増している。例えば、撮像装置の受光性能の向上に伴い、広いダイナミックレンジを有する撮影画像データ(撮影によって得られる画像データ;被写体像を表す画像データ)を生成可能な撮像装置が増している。広いダイナミックレンジを有する画像データは、「HDR(High Dynamic Range)画像データ」などと呼ばれる。
そして、HDR画像データの階調特性として、Log特性(Log階調特性)に近い階調特性が使用されている。Log階調特性は、輝度の増加に対して階調値が対数的に増加する階調特性である。換言すれば、HDR画像データとして、Log特性(Log変換特性)に近い変換特性で変換された画像データが使用されている。変換特性は、変換前の階調値の変化に対する、変換後の階調値の変化の特性である。Log変換特性は、変換前の階調値の増加に対して、変換後の階調値が対数的に増加する変換特性である。HDR画像データなどの階調値は相対輝度で定義されている。
例えば、映画製作現場では、HDR画像データの階調特性、HDR画像データの変換特性、等として、ダイナミックレンジが広いフィルムの特性に基づいて定められたCineon Log特性が使用されている。基準白色の相対輝度が100%である場合に、Cineon Log特性では、相対輝度のレンジとして、1000%以上の相対輝度までのレンジが使用されている。
また、表示装置の表示性能の向上に伴い、数十万対一の高コントラストでの表示、数千nit(cd/m2)の高輝度での表示、等が可能な表示装置が増している。例えば、液晶表示装置においては、液晶パネルの背面に光を照射するバックライトユニットを用いたローカルディミング制御により、高コントラストでの表示が実現できる。また、バックライトユニットの発光輝度(発光量)を高めることで、高輝度での表示が実現できる。
そして、高コントラストかつ高輝度での表示を実現可能な表示装置でHDR画像データを表示するための画像制作ワークフローの検討が進んでいる。従来は、画像データを表示装置で表示するための規格として、Rec.709などが使用されていた。図9に示すように、Rec.709では、相対輝度100%を表示輝度(画面の輝度)100nitに変換することが定義されている。そして、図9に示すように、表示輝度の上限が1000nitである場合には、HDR画像データの相対輝度1000%は、表示輝度1000nitに変換される。
ここで、撮影対象の被写体の輝度、撮影環境、等に基づいて、撮影画像データの表示輝度を変更したいというニーズがある。例えば、昼間と夜とでは被写体の輝度が異なるため、昼間に得られた撮影画像データと夜に得られた撮影画像データとで表示輝度を異ならせたいというニーズがある。
上述したように、HDR画像データなどの階調値は相対輝度で定義されている。そのため、HDR画像データの表示輝度として所望の表示輝度が得られないことがある。例えば、複数の撮影画像データの間で被写体の輝度(絶対輝度)が異なっていても、当該複数の撮影画像データの間で相対輝度が同じ場合には、互いに異なる複数の絶対輝度が同じ表示
輝度に変換される。
輝度に変換される。
表示輝度の制御に関する従来技術として、撮影に関連した情報(撮影時間、シャッタースピード、等)に基づいて表示輝度を制御する技術が提案されている(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、画面全体に渡って表示輝度が一律に増減されるだけであるため、所望の表示輝度が得られないことがある。
本発明は、所望の表示輝度を高精度に得ることを可能にする技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、
基準の表示輝度に関連した情報を取得する取得手段と、
前記情報に基づいて、画像データの相対輝度と表示輝度との対応関係を、所定の相対輝度に前記基準の表示輝度が対応付けられるように決定する決定手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置である。
基準の表示輝度に関連した情報を取得する取得手段と、
前記情報に基づいて、画像データの相対輝度と表示輝度との対応関係を、所定の相対輝度に前記基準の表示輝度が対応付けられるように決定する決定手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置である。
本発明の第2の態様は、
基準の表示輝度に関連した情報を取得するステップと、
前記情報に基づいて、画像データの相対輝度と表示輝度との対応関係を、所定の相対輝度に前記基準の表示輝度が対応付けられるように決定するステップと、
を有することを特徴とする画像処理方法である。
基準の表示輝度に関連した情報を取得するステップと、
前記情報に基づいて、画像データの相対輝度と表示輝度との対応関係を、所定の相対輝度に前記基準の表示輝度が対応付けられるように決定するステップと、
を有することを特徴とする画像処理方法である。
本発明の第3の態様は、上述した画像処理方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、所望の表示輝度を高精度に得ることが可能となる。
<実施例1>
以下、本発明の実施例1について説明する。なお、以下では、本実施例に係る画像処理
装置を有する表示装置の例を説明する。表示装置は、例えば、液晶表示装置、有機EL(Electro Luminescence)表示装置、プラズマ表示装置、MEMS(Micro Electro Mechanical System)シャッタ方式表示装置、等である。なお、画像処理装置は表示装置とは別体の装置であってもよい。表示装置とは別体の画像処理装置は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、再生装置(例えば、ブルーレイプレーヤ)、サーバ装置、等である。
以下、本発明の実施例1について説明する。なお、以下では、本実施例に係る画像処理
装置を有する表示装置の例を説明する。表示装置は、例えば、液晶表示装置、有機EL(Electro Luminescence)表示装置、プラズマ表示装置、MEMS(Micro Electro Mechanical System)シャッタ方式表示装置、等である。なお、画像処理装置は表示装置とは別体の装置であってもよい。表示装置とは別体の画像処理装置は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、再生装置(例えば、ブルーレイプレーヤ)、サーバ装置、等である。
図1は、本実施例に係る表示システムの構成例を示す。図1の表示システムは、撮像装置100と表示装置300を有する。撮像装置100は、カメラ制御部101、撮像部102、RAW現像部103、及び、情報付加部104を有する。
カメラ制御部101は、撮像装置100の各機能部の処理を制御する。例えば、カメラ制御部101は、撮像装置100の処理で使用されるパラメータの設定を行う。具体的には、パラメータの初期値、前回使用されたパラメータ、等が、不図示の不揮発性メモリに記録されている。そして、撮像装置100の起動時に、カメラ制御部101は、不揮発性メモリからパラメータを読み出し、読み出したパラメータを設定する。また、カメラ制御部101は、撮像装置100に対するユーザ操作に応じて、設定されているパラメータを変更する。
撮像部102は、撮影画像データ(撮影によって得られる画像データ;被写体像を表す画像データ)であるRAW画像データ110を生成し、生成したRAW画像データを出力する。例えば、撮像部102は、レンズとイメージセンサを有する。レンズは、被写体からの光をイメージセンサへ導く。イメージセンサは、レンズによってイメージセンサ上に結像された被写体像(被写体の画像;光学像)を、電気信号(RAW画像データ110)に変換する。イメージセンサとして、CCD(Charge−Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)センサ、等を用いることができる。
本実施例では、RAW画像データ110の画素値はRGGB値(R値、2つのG値、及び、B値の組み合わせ)である。RAW画像データ110の階調値(R値、2つのG値、及び、B値のそれぞれ)は16ビットの値である。そして、RAW画像データの階調特性は、輝度の増加に対して階調値が線形に増加するリニア特性である。
RAW現像部103は、撮像部102から出力されたRAW画像データ110をHDR(High Dynamic Range)画像データ111に変換し、HDR画像データ111を出力する。HDR画像データ111は、広いダイナミックレンジを有する撮影画像データである。
本実施例では、HDR画像データ111の画素値はRGB値(R値、G値、及び、B値の組み合わせ)である。HDR画像データ111の階調値(R値、G値、及び、B値のそれぞれ)は10ビットの値である。そして、HDR画像データ111の階調値は相対輝度で定義されており、HDR画像データ111の階調特性は、相対輝度の増加に対して階調値が対数的に増加するLog特性である。
本実施例では、RAW現像部103は、RAW画像データ110を中間画像データに変換する。本実施例では、中間画像データの画素値はRGB値である。中間画像データの階調値(R値、G値、及び、B値のそれぞれ)は16ビットの値である。そして、中間画像データの階調値は相対輝度で定義されており、中間画像データの階調特性は、相対輝度の増加に対して階調値が線形に増加するリニア特性である。そのため、中間画像データの階調値は「相対輝度」とも言える。本実施例では、基準白色の相対輝度は100%であり、
中間画像データ(およびHDR画像データ111)の相対輝度のレンジは0〜1600%のレンジである。
中間画像データ(およびHDR画像データ111)の相対輝度のレンジは0〜1600%のレンジである。
そして、RAW現像部103は、図2(A)の変換特性を用いて、中間画像データをHDR画像データ111に変換する。図2(A)の変換特性は、変換前の階調値(相対輝度)の増加に対して、変換後の階調値が対数的に増加するLog特性である。そのため、階調特性がLog特性である画像データが、HDR画像データ111として得られる。
なお、RAW画像データ110からHDR画像データ111への変換方法は特に限定されない。例えば、上記中間画像データの生成が省略されてもよいし、図2(A)の変換特性とは異なる変換特性が使用されてもよい。RAW画像データ110からHDR画像データ111への変換の方法が複数の撮像装置の間で異なっていてもよい。
情報付加部104は、カメラ制御部101によって設定された基準表示輝度(基準の表示輝度)に関連した基準表示輝度情報113を、RAW現像部103から出力されたHDR画像データ111に付加することにより、伝送信号200を生成する。そして、情報付加部104は、伝送信号200を表示装置300へ出力する。本実施例では、基準表示輝度情報113は基準表示輝度を示す。基準表示輝度は、表示輝度(画面の輝度)の基準である。具体的には、基準表示輝度は、所定の相対輝度に対応付ける表示輝度である。所定の相対輝度は特に限定されないが、本実施例では、所定の相対輝度は100%である。
なお、基準表示輝度情報113の付加方法は特に限定されない。HDR画像データ111の各フレームについて基準表示輝度情報113の付加が行われてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、HDR画像データ111の複数フレームに対して基準表示輝度情報113の付加が1回だけ行われてもよい。HDR画像データ111の全フレームに対して基準表示輝度情報113の付加が1回だけ行われてもよい。
また、基準表示輝度情報113の生成方法は特に限定されない。例えば、基準表示輝度を指定するユーザ操作に応じて基準表示輝度情報113が生成されてもよい。他のユーザ操作に応じて基準表示輝度情報113が生成されてもよい。ユーザは、基準表示輝度を考慮しながら、撮像装置の露出合わせ、被写体像の輝度の決定、被写体像の構図の決定、等を行う。そのため、撮像パラメータ(シャッタースピード、絞り、ISO感度、等)の設定値、撮影画像データ(RAW画像データ110など)、等に応じて基準表示輝度情報113が自動で決定されてもよい。撮影パラメータの設定値は自動で設定された値であってもよいが、ユーザが意図した基準表示輝度情報113(基準表示輝度)を得るために、撮影パラメータの設定値はユーザ操作に応じて設定された値であることが好ましい。
本実施例では、伝送信号200は、SDI(シリアル・デジタル・インターフェース)フォーマットを有する。そして、SDIフォーマットのアンシラリ領域に基準表示輝度情報113が書き込まれており、SDIフォーマットの画像領域にHDR画像データ111が書き込まれている。なお、伝送信号200のフォーマットは特に限定されない。例えば、伝送信号200は、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)フォーマットを有していてもよい。
表示装置300は、ディスプレイ制御部301、データ分離部302、階調特性変換部303、階調変換部304、ガンマ変換部305、及び、表示部306を有する。
ディスプレイ制御部301は、表示装置300の各機能部の処理を制御する。例えば、ディスプレイ制御部301は、表示装置300の処理で使用されるパラメータの設定を行う。具体的には、パラメータの初期値、前回使用されたパラメータ、等が、不図示の不揮
発性メモリに記録されている。そして、表示装置300の起動時に、ディスプレイ制御部301は、不揮発性メモリからパラメータを読み出し、読み出したパラメータを設定する。また、ディスプレイ制御部301は、表示装置300に対するユーザ操作に応じて、設定されているパラメータを変更する。
発性メモリに記録されている。そして、表示装置300の起動時に、ディスプレイ制御部301は、不揮発性メモリからパラメータを読み出し、読み出したパラメータを設定する。また、ディスプレイ制御部301は、表示装置300に対するユーザ操作に応じて、設定されているパラメータを変更する。
データ分離部302は、伝送信号200から基準表示輝度情報113を抽出(取得)し、基準表示輝度情報113を出力する。また、データ分離部302は、伝送信号200からHDR画像データ111を抽出(取得)し、HDR画像データ111を出力する。本実施例では、データ分離部302は、伝送信号200のアンシラリ領域から基準表示輝度情報113を抽出し、伝送信号200の画像領域からHDR画像データ111を抽出する。
なお、基準表示輝度情報113とHDR画像データ111の取得方法は特に限定されない。例えば、基準表示輝度情報113とHDR画像データ111が表示装置300に個別に入力され、基準表示輝度情報113とHDR画像データ111が表示装置300によって個別に取得されてもよい。基準表示輝度情報113を出力する装置は、HDR画像データ111を出力する装置と同じであってもよい。基準表示輝度情報113を出力する装置が、HDR画像データ111を出力する装置と異なっていてもよい。
階調特性変換部303は、図2(B)の変換特性を用いて、データ分離部302から出力されたHDR画像データ111をリニア画像データ313に変換する。そして、階調特性変換部303は、リニア画像データ313を出力する。
本実施例では、リニア画像データ313の画素値はRGB値である。リニア画像データ313の階調値(R値、G値、及び、B値のそれぞれ)は16ビットの値である。そして、リニア画像データ313の階調値は相対輝度で定義されており、リニア画像データ313の階調特性は、相対輝度の増加に対して階調値が線形に増加するリニア特性である。そのため、リニア画像データ313の階調値は「相対輝度」とも言える。本実施例では、リニア画像データ313の相対輝度のレンジも0〜1600%のレンジである。図2(B)の変換特性は、図2(A)の変換特性の逆特性である。そのため、上述したリニア画像データ313が得られる。
ディスプレイ制御部301は、データ分離部302から出力された基準表示輝度情報113を、階調変換部304へ転送する。また、ディスプレイ制御部301は、表示部306の上限表示輝度(表示輝度の上限)に関連した上限表示輝度情報315を、階調変換部304へ出力する。本実施例では、上限表示輝度情報315は上限表示輝度を示す。階調変換部304は、基準表示輝度情報113と上限表示輝度情報315に基づいて、階調特性変換部303から出力されたリニア画像データ313を、処理画像データ316に変換する。そして、階調変換部304は、処理画像データ316を出力する。
本実施例では、処理画像データ316の階調値は表示輝度(絶対輝度)で定義されており、処理画像データ316の階調特性は、表示輝度の増加に対して階調値が線形に増加するリニア特性である。そのため、処理画像データ316の階調値は「表示輝度」とも言える。
なお、上限表示輝度はメーカによって予め定められていてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、上限表示輝度を指定するユーザ操作、他のユーザ操作、等に応じて上限表示輝度が設定されてもよい。上限表示輝度は、ABL(Auto Brightness Limiter)処理などによって変化してもよい。
ガンマ変換部305は、表示部306(表示部306が有する表示素子)の特性に応じ
たガンマ変換処理を、階調変換部304から出力された処理画像データ316に施すことにより、表示画像データ317を生成する。そして、ガンマ変換部305は、表示画像データ317を出力する。
たガンマ変換処理を、階調変換部304から出力された処理画像データ316に施すことにより、表示画像データ317を生成する。そして、ガンマ変換部305は、表示画像データ317を出力する。
本実施例では、表示画像データ317の階調値は表示輝度(絶対輝度)で定義されている。そして、表示画像データ317の階調特性は、表示部306の特性に応じたガンマ特性である。
表示部306は、ガンマ変換部305から出力された表示画像データ317に応じて画面に画像を表示する。例えば、表示部306は、マトリクス状に配置された複数の表示素子を有する。そして、各表示素子は、表示画像データ317に応じて駆動される。それにより、画面に画像が表示される。表示部306では、表示画像データ317の階調値を定義する表示輝度で画像が表示される。表示部306として、液晶パネルとバックライトユニット(発光部)の組み合わせ、MEMSシャッタ方式表示パネルと発光部の組み合わせ、等を用いることができる。表示部306として、有機EL表示パネル、プラズマ表示パネル、等を用いることもできる。なお、複数の表示素子の間で特性(表示画像データ317の階調値と表示素子の表示輝度との対応関係)が共通していてもよいし、複数の表示素子の間で特性が異なっていてもよい。
階調変換部304の処理について詳細に説明する。本実施例では、階調変換部304は、階調変換部304は、基準表示輝度情報113と上限表示輝度情報315に基づいて、相対輝度と表示輝度との対応関係を決定する。そして、階調変換部304は、決定した対応関係に従ってリニア画像データ313の階調値を変換することにより、処理画像データ316を生成する。具体的には、階調変換部304は、基準表示輝度が上限表示輝度よりも高いか否かを判断する。そして、基準表示輝度が上限表示輝度以下である場合には、階調変換部304は、基準白色の相対輝度(所定の相対輝度)100%に基準表示輝度が対応付けられるように、相対輝度と表示輝度の対応関係を決定する。一方で、基準表示輝度が上限表示輝度よりも高い場合には、階調変換部304は、基準白色の相対輝度100%に上限表示輝度が対応付けられるように、相対輝度と表示輝度の対応関係を決定する。
階調変換部304の処理の具体例について説明する。
まず、基準表示輝度が100nitであり、且つ、上限表示輝度が1000nitである場合の例を説明する。この場合には、階調変換部304は、相対輝度と表示輝度の対応関係として、図3(A)の対応関係を決定する。図3(A)の対応関係では、基準白色の相対輝度100%に基準表示輝度100nitが対応付けられている。そのため、階調変換部304は、相対輝度100%に対応する階調値(リニア画像データ313の階調値)を、基準表示輝度100nitに対応する階調値(処理画像データ316の階調値)へ変換する。図3(A)の対応関係では、0%から1000%までの相対輝度の増加に対して、0nitから1000nitまで表示輝度が線形に増加する。そのため、0%から1000%までの相対輝度のレンジについてリニア画像データ313の階調が好適に表現された画像を表示することが可能となる。そして、図3(A)の対応関係では、1000%以上の相対輝度のレンジに対して、上限表示輝度1000nitが対応付けられている。
次に、基準表示輝度が400nitであり、且つ、上限表示輝度が1000nitである場合の例を説明する。この場合には、階調変換部304は、相対輝度と表示輝度の対応関係として、図3(B)の対応関係を決定する。図3(B)の対応関係では、基準白色の相対輝度100%に基準表示輝度400nitが対応付けられている。そのため、階調変換部304は、相対輝度100%に対応する階調値を、基準表示輝度400nitに対応する階調値へ変換する。図3(B)の対応関係では、0%から250%までの相対輝度の
増加に対して、0nitから1000nitまで表示輝度が線形に増加する。そのため、0%から250%までの相対輝度のレンジについてリニア画像データ313の階調が好適に表現された画像を表示することが可能となる。そして、図3(B)の対応関係では、250%以上の相対輝度のレンジに対して、上限表示輝度1000nitが対応付けられている。
増加に対して、0nitから1000nitまで表示輝度が線形に増加する。そのため、0%から250%までの相対輝度のレンジについてリニア画像データ313の階調が好適に表現された画像を表示することが可能となる。そして、図3(B)の対応関係では、250%以上の相対輝度のレンジに対して、上限表示輝度1000nitが対応付けられている。
次に、基準表示輝度が1200nitであり、且つ、上限表示輝度が1000nitである場合の例を説明する。この場合には、階調変換部304は、相対輝度と表示輝度の対応関係として、図3(C)の対応関係を決定する。図3(C)の対応関係では、基準白色の相対輝度100%に上限表示輝度1000nitが対応付けられている。そのため、階調変換部304は、相対輝度100%に対応する階調値を、上限表示輝度1000nitに対応する階調値へ変換する。図3(C)の対応関係では、0%から100%までの相対輝度の増加に対して、0nitから1000nitまで表示輝度が線形に増加する。そのため、0%から100%までの相対輝度のレンジについてリニア画像データ313の階調が好適に表現された画像を表示することが可能となる。そして、図3(C)の対応関係では、100%以上の相対輝度のレンジに対して、上限表示輝度1000nitが対応付けられている。
以上述べたように、本実施例によれば、基準表示輝度に関連した情報に基づいて、所定の相対輝度に基準表示輝度が対応付けられるように、相対輝度と表示輝度との対応関係が決定される。それにより、所望の表示輝度を高精度に得ることが可能となる。
なお、基準表示輝度情報113は、基準表示輝度を示す情報に限られない。例えば、基準表示輝度情報113は、相対輝度と表示輝度との所定の対応関係において基準表示輝度に対応する相対輝度(基準相対輝度)を示す情報であってもよい。以後、リニア画像データ313の相対輝度を「第1相対輝度」と記載し、所定の対応関係における相対輝度を「第2相対輝度」と記載する。所定の対応関係は、例えば、ITU−BT.2100で規定されるHLG(Hybrid Log−Gamma)の対応関係である。基準相対輝度は、所定の第1相対輝度(基準白色の相対輝度100%)に対応付ける第2相対輝度である。
基準表示輝度情報113が基準相対輝度を示す場合における階調変換部304の処理の具体例を説明する。
まず、階調変換部304は、所定の第1相対輝度に基準相対輝度(基準の第2相対輝度)が対応付けられるように、第1相対輝度と第2相対輝度との対応関係を決定する。そして、階調変換部304は、決定された対応関係に従って第1相対輝度が第2相対輝度に変換されるように、リニア画像データ313の階調値を変換する。それにより、第1処理画像データが生成される。
ここで、第1処理画像データの階調値は相対輝度で定義されており、第1処理画像データの階調特性は、相対輝度の増加に対して階調値が線形に増加するリニア特性である。そのため、第1処理画像データの階調値は「相対輝度」とも言える。第1処理画像データの相対輝度のレンジは0〜1600%のレンジである。
具体的には、所定の第1相対輝度が100%であり、且つ、基準相対輝度が400%である場合には、第1相対輝度と第2相対輝度との対応関係として、図4(A)の対応関係が決定される。図4(A)の対応関係では、第1相対輝度100%に基準相対輝度400%が対応付けられている。そのため、階調変換部304は、第1相対輝度100%に対応する階調値(リニア画像データ313の階調値)を、基準相対輝度(第2相対輝度)40
0%に対応する階調値(第1処理画像データの階調値)へ変換する。図4(A)の対応関係では、0%から400%までの第1相対輝度の増加に対して、0%から1600%まで第2相対輝度が線形に増加する。そして、図4(A)の対応関係では、400%以上の第1相対輝度のレンジに対して、第2相対輝度1600%が対応付けられている。
0%に対応する階調値(第1処理画像データの階調値)へ変換する。図4(A)の対応関係では、0%から400%までの第1相対輝度の増加に対して、0%から1600%まで第2相対輝度が線形に増加する。そして、図4(A)の対応関係では、400%以上の第1相対輝度のレンジに対して、第2相対輝度1600%が対応付けられている。
次に、階調変換部304は、第2相対輝度と表示輝度との上記所定の対応関係に従って第1処理画像データの階調値を変換することにより、第2処理画像データ(処理画像データ316)を生成する。図4(B)は、所定の対応関係の一例を示す。図4(B)の対応関係では、基準白色の相対輝度100%に表示輝度100nitが対応付けられている。そのため、階調変換部304は、第2相対輝度100%に対応する階調値(第1処理画像データの階調値)を、表示輝度100nitに対応する階調値(第2処理画像データの階調値)へ変換する。図4(B)の対応関係では、0%から1000%までの第2相対輝度の増加に対して、0nitから1000nitまで表示輝度が線形に増加する。そして、図4(B)の対応関係では、1000%以上の第2相対輝度のレンジに対して、上限表示輝度1000nitが対応付けられている。
第2相対輝度と表示輝度との所定の対応関係が図4(B)の対応関係である場合に、図4(A)の対応関係の決定は、「図3(B)の対応関係の決定」に対応する。
なお、表示装置300(画像処理装置)は、基準表示輝度情報113に関連した情報をユーザに通知する通知部を有していてもよい。通知部は、基準表示輝度情報113に関連した情報として基準表示輝度をユーザに通知してもよいし、そうでなくてもよい。ユーザへの通知は、画像表示、音声出力、ランプ点灯、等によって実現できる。
なお、本実施例の各画像データのフォーマット、各画像データの種類、等は特に限定されない。例えば、表示装置300(画像処理装置)に入力される画像データは、撮影画像データでなくてもよいし、HDR画像データでなくてもよい。イラスト画像を表す画像データ、ダイナミックレンジが広くない画像データ、等が使用されてもよい。画像データの画素値としてYCbCr値(Y値、Cb値、及び、Cr値の組み合わせ)が使用されてもよい。画像データの階調特性として、輝度の増加に対して階調値が非線形に増加する非リニア特性が使用されてもよい。同様に、画像データの変換特性として、変換前の階調値の増加に対して変換後の階調値が非線形に増加する非リニア特性が使用されてもよい。Log特性も非リニア特性に含まれるが、Log特性とは異なる非リニア特性が使用されてもよい。相対輝度のレンジは0〜1600%のレンジより広くても狭くてもよいし、表示輝度のレンジは0〜1000nitのレンジより広くても狭くてもよい。
<実施例2>
以下、本発明の実施例2について説明する。なお、以下では、実施例1と異なる点(構成、処理、等)について詳しく説明し、実施例1と同じ点についての説明は省略する。
以下、本発明の実施例2について説明する。なお、以下では、実施例1と異なる点(構成、処理、等)について詳しく説明し、実施例1と同じ点についての説明は省略する。
図5は、本実施例に係る表示システムの構成例を示す。図5において、図1(実施例1)の機能部と同じ機能部には、図1の符号と同じ符号が付されている。図5の表示システムは、撮像装置100と表示装置900を有する。図5の撮像装置100は、実施例1の撮像装置100と同じ装置である。
表示装置900は、データ分離部302、階調特性変換部303、ガンマ変換部305、表示部306、ディスプレイ制御部901、項目判断部902、及び、階調変換部903を有する。
ディスプレイ制御部901は、図1のディスプレイ制御部301の機能と同様の機能を
有する。但し、ディスプレイ制御部901は、上限表示輝度情報315を項目判断部902と階調変換部903へ出力する。また、ディスプレイ制御部901は、確認相対輝度に関連した確認相対輝度情報910を取得し、確認相対輝度情報910を項目判断部902と階調変換部903へ出力する。確認相対輝度は、ユーザが好適に階調を確認したい相対輝度のレンジ(確認レンジ)に属する最大の相対輝度である。本実施例では、確認相対輝度情報910は、確認相対輝度を示す。確認レンジを示す情報を、確認相対輝度情報910として使用することもできる。
有する。但し、ディスプレイ制御部901は、上限表示輝度情報315を項目判断部902と階調変換部903へ出力する。また、ディスプレイ制御部901は、確認相対輝度に関連した確認相対輝度情報910を取得し、確認相対輝度情報910を項目判断部902と階調変換部903へ出力する。確認相対輝度は、ユーザが好適に階調を確認したい相対輝度のレンジ(確認レンジ)に属する最大の相対輝度である。本実施例では、確認相対輝度情報910は、確認相対輝度を示す。確認レンジを示す情報を、確認相対輝度情報910として使用することもできる。
なお、確認相対輝度情報910の取得方法は特に限定されない。例えば、確認相対輝度を指定するユーザ操作、確認レンジを指定するユーザ操作、他のユーザ操作、等に応じて確認相対輝度情報910が生成されて取得されてもよい。表示装置900の外部装置から確認相対輝度情報910が取得されてもよい。
項目判断部902は、上限表示輝度情報315と確認相対輝度情報910をディスプレイ制御部901から取得し、上限表示輝度情報315と確認相対輝度情報910に基づいて確認項目を判断する。そして、項目判断部902は、確認項目の判断結果である確認項目情報911を、階調変換部903へ出力する。確認項目は、画像確認に対応する。項目判断部902は、ユーザが所望する画像確認に対応する確認項目を自動で判断する。
階調変換部903は、図1の階調変換部304の機能と同様の機能を有する。但し、階調変換部903と階調変換部304とで、相対輝度と表示輝度との対応関係の決定方法が互いに異なる。階調変換部903は、基準表示輝度情報113、上限表示輝度情報315、確認相対輝度情報910、及び、確認項目情報911に基づいて、相対輝度と表示輝度との対応関係を決定する。階調変換部903は、相対輝度と表示輝度との対応関係として、所定の相対輝度(基準白色の相対輝度)に基準表示輝度が対応付けられた第1対応関係、または、確認相対輝度に上限表示輝度が対応付けられた第2対応関係を決定する。第1対応関係は、実施例1の方法で決定された対応関係である。
項目判断部902の処理の具体例について説明する。本実施例では、項目判断部902は、図6に示す3種類の確認項目(「輝度確認」、「階調確認」、及び、「明度重視確認」)のいずれかを選択する。「輝度確認」は、好適な輝度での画像確認に対応し、「階調確認」は好適な階調性での画像確認に対応し、「明度重視確認」は、高い輝度での画像確認に対応する。なお、確認項目の種類数は3種類より多くても少なくてもよい。
項目判断部902では、相対輝度と表示輝度との所定の対応関係が考慮される。所定の対応関係は、例えば、Rec.709の対応関係である。ここでは、上記所定の対応関係において、基準白色の相対輝度100%に表示輝度100nitが対応付けられており、相対輝度1000%に上限表示輝度1000nitが対応付けられているとする。以後、所定の対応関係において上限表示輝度1000nitに対応する相対輝度1000%を、「参照相対輝度」と記載する。
まず、確認相対輝度が参照相対輝度1000%と等しい場合を考える。この場合には、第2対応関係として、図7(A)に示す対応関係を得ることができる。図7(A)の対応関係では、上記所定の対応関係と同様に、基準白色の相対輝度100%に表示輝度100nitが対応付けられており、確認相対輝度1000%に上限表示輝度1000nitが対応付けられている。そのため、上記所定の対応関係に基づく対応関係、好適な輝度での画像確認、等をユーザが望んでいると判断することができる。従って、図6に示すように、確認相対輝度が参照相対輝度1000%と等しい場合には、項目判断部902は「輝度確認」を選択する。
次に、確認相対輝度が参照相対輝度1000%よりも高い1600%である場合を考える。この場合には、第2対応関係として、図7(B)に示す対応関係を得ることができる。図7(B)の対応関係では、基準白色の相対輝度100%に対して100nitよりも低い表示輝度62.5nitが対応付けられている。しかし、図7(B)の対応関係では、相対輝度の増加に対して表示輝度が増加するレンジが広い。具体的には、相対輝度のレンジ全体(0〜1600%)において、相対輝度の増加に対して表示輝度が線形に増加する。そのため、好適な階調性での画像確認をユーザが望んでいると判断することができる。従って、図6に示すように、確認相対輝度が参照相対輝度1000%よりも高い場合には、項目判断部902は「階調確認」を選択する。
最後に、確認相対輝度が参照相対輝度1000%よりも低い500%である場合を考える。この場合には、第2対応関係として、図7(C)に示す対応関係を得ることができる。図7(C)の対応関係では、基準白色の相対輝度100%に対して100nitよりも高い表示輝度200nitが対応付けられている。そのため、高い輝度での画像確認をユーザが望んでいると判断することができる。従って、図6に示すように、確認相対輝度が参照相対輝度1000%よりも低い場合には、項目判断部902は「明度重視確認」を選択する。
階調変換部903の処理の具体例について説明する。
確認項目情報911が「輝度確認」を示す場合には、階調変換部903は、第1対応関係または第2対応関係を決定する。本実施例では、確認項目情報911が「輝度確認」を示す場合には、階調変換部903は、第1対応関係を決定する。基準表示輝度が400nitである場合には、図8の第1対応関係が決定される。図8の第1対応関係によれば、相対輝度100%に対応する階調値が、表示輝度400nitに対応する階調値へ変換される。それにより、好適な表示輝度で画像を表示することが可能となる。
なお、確認項目情報911が「輝度確認」を示す場合に階調変換部903が第2対応関係(図7(A))を決定してもよい。それによっても、好適な表示輝度で画像を表示することが可能となる。例えば、確認項目情報911が「輝度確認」を示す場合に、階調変換部903は、表示装置900に対するユーザ操作に応じて、第1対応関係または第2対応関係を決定してもよい。
確認項目情報911が「階調確認」を示す場合には、階調変換部903は、第2対応関係(図7(B))を決定する。それにより、好適な階調性で画像を表示することが可能となる。
確認項目情報911が「明度重視確認」を示す場合には、階調変換部903は、第1対応関係または第2対応関係を決定する。本実施例では、確認項目情報911が「明度重視確認」を示す場合には、階調変換部903は、第2対応関係(図7(C))において基準白色の相対輝度100%に対応する表示輝度が基準表示輝度よりも高いか否かを判断する。そして、第2対応関係において相対輝度100%に対応する表示輝度が基準表示輝度よりも高い場合には、階調変換部903は、第2対応関係で必要な表示輝度が満たされると判断し、第2対応関係を決定する。それにより、第1対応関係が決定される場合の表示輝度よりも高い表示輝度で画像を表示することが可能となる。第2対応関係において相対輝度100%に対応する表示輝度が基準表示輝度以下である場合には、階調変換部903は、第2対応関係では表示輝度が不足すると判断し、第1対応関係を決定する。それにより、第2対応関係が決定される場合の表示輝度よりも高い表示輝度で画像を表示することが可能となる。
なお、確認項目情報911が「明度重視確認」を示す場合に、上記方法とは異なる方法で、第1対応関係または第2対応関係が決定されてもよい。確認項目情報911が「明度重視確認」を示す場合に、常に第2対応関係が決定されてもよい。それによっても、上記所定の対応関係が使用される場合の表示輝度よりも高い表示輝度で画像を表示することが可能となる。
以上述べたように、本実施例によれば、確認相対輝度をさらに考慮して、相対輝度と表示輝度との対応関係が決定される。それにより、所望の表示輝度をより高精度に得ることが可能となる。具体的には、ユーザが所望する画像確認に好適な表示輝度を高精度に得ることができる。
なお、確認項目の判断方法などは特に限定されない。例えば、確認相対輝度が参照相対輝度と等しい場合は、第2対応関係において基準白色の相対輝度に対応する表示輝度が、上記所定の対応関係において基準白色の相対輝度に対応する表示輝度と等しい場合である。 確認相対輝度が参照相対輝度よりも高い場合は、第2対応関係において基準白色の相対輝度に対応する表示輝度が、所定の対応関係において基準白色の相対輝度に対応する表示輝度よりも高い場合である。そして、確認相対輝度が参照相対輝度よりも低い場合は、第2対応関係において基準白色の相対輝度に対応する表示輝度が、所定の対応関係において基準白色の相対輝度に対応する表示輝度よりも低い場合である。そのため、確認相対輝度と参照相対輝度の比較ではなく、複数の表示輝度の比較によって確認項目を判断することもできる。
なお、表示装置900(画像処理装置)は、決定された確認項目に関連した情報をユーザに通知する通知部を有していてもよい。通知部は、確認項目に関連した情報として当該確認項目をユーザに通知してもよいし、そうでなくてもよい。「決定された確認項目」は、「確認相対輝度が、「確認相対輝度が参照相対輝度と等しい場合」、「確認相対輝度が参照相対輝度よりも高い場合」、及び、「確認相対輝度が参照相対輝度よりも低い場合」のいずれに対応するかを示す項目」とも言える。ユーザへの通知は、画像表示、音声出力、ランプ点灯、等によって実現できる。
なお、実施例1,2の各機能部は、個別のハードウェアであってもよいし、そうでなくてもよい。2つ以上の機能部の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の複数の機能のそれぞれが、個別のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の2つ以上の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。また、各機能部は、ハードウェアによって実現されてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、装置が、プロセッサと、制御プログラムが格納されたメモリとを有していてもよい。そして、装置が有する少なくとも一部の機能部の機能が、プロセッサがメモリから制御プログラムを読み出して実行することにより実現されてもよい。
なお、実施例1,2はあくまで一例であり、本発明の要旨の範囲内で実施例1,2の構成を適宜変形したり変更したりすることにより得られる構成も、本発明に含まれる。実施例1,2の構成を適宜組み合わせて得られる構成も、本発明に含まれる。
<その他の実施例>
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
302:データ分離部 304,903:階調変換部
Claims (17)
- 基準の表示輝度に関連した第1情報を取得する第1取得手段と、
前記第1情報に基づいて、画像データの相対輝度である第1相対輝度と表示輝度との対応関係を、所定の第1相対輝度に前記基準の表示輝度が対応付けられるように決定する決定手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記第1情報は、前記基準の表示輝度を示す
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記第1情報は、画像データの相対輝度である第2相対輝度と前記表示輝度との所定の対応関係において前記基準の表示輝度に対応する基準の第2相対輝度を示し、
前記決定手段は、前記所定の第1相対輝度に前記基準の第2相対輝度が対応付けられるように、前記第1相対輝度と前記第2相対輝度との対応関係を決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記基準の表示輝度が前記表示輝度の上限よりも高い場合において、前記決定手段は、前記所定の第1相対輝度に前記表示輝度の上限が対応付けられるように、前記第1相対輝度と前記表示輝度との対応関係を決定する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記第1情報に関連した情報をユーザに通知する第1通知手段、をさらに有する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記第1通知手段は、前記基準の表示輝度をユーザに通知する
ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。 - 前記第1相対輝度である第3相対輝度に関連した第2情報を取得する第2取得手段、をさらに有し、
前記決定手段は、前記第1情報と前記第2情報に基づいて、前記第1相対輝度と前記表示輝度との対応関係として、前記所定の第1相対輝度に前記基準の表示輝度が対応付けられた第1対応関係、または、前記第3相対輝度に前記表示輝度の上限が対応付けられた第2対応関係を決定する
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記第2情報は、前記第3相対輝度を示す
ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。 - 前記第1相対輝度と前記表示輝度との所定の対応関係において前記表示輝度の上限に対応する第1相対輝度である第4相対輝度よりも前記第3相対輝度が高い第1の場合において、前記決定手段は、前記第2対応関係を決定し、
前記第4相対輝度よりも前記第3相対輝度が低い第2の場合と、前記第3相対輝度が前記第4相対輝度と等しい第3の場合とにおいて、前記決定手段は、前記第1対応関係または前記第2対応関係を決定する
ことを特徴とする請求項7または8に記載の画像処理装置。 - 前記第3の場合において、前記決定手段は、前記第1対応関係を決定する
ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。 - 前記第3の場合において、前記決定手段は、ユーザ操作に応じて、前記第1対応関係または前記第2対応関係を決定する
ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。 - 前記第4相対輝度よりも前記第3相対輝度が低く、且つ、前記第2対応関係において前記所定の第1相対輝度に対応する表示輝度が前記基準の表示輝度よりも高い場合において、前記決定手段は、前記第2対応関係を決定し、
前記第4相対輝度よりも前記第3相対輝度が低く、且つ、前記第2対応関係において前記所定の第1相対輝度に対応する表示輝度が前記基準の表示輝度以下である場合において、前記決定手段は、前記第1対応関係を決定する
ことを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記第1の場合は、前記第2対応関係において前記所定の第1相対輝度に対応する表示輝度が、前記所定の対応関係において前記所定の第1相対輝度に対応する表示輝度よりも高い場合であり、
前記第2の場合は、前記第2対応関係において前記所定の第1相対輝度に対応する表示輝度が、前記所定の対応関係において前記所定の第1相対輝度に対応する表示輝度よりも低い場合であり、
前記第3の場合は、前記第2対応関係において前記所定の第1相対輝度に対応する表示輝度が、前記所定の対応関係において前記所定の第1相対輝度に対応する表示輝度と等しい場合である
ことを特徴とする請求項9〜12のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記第3相対輝度が、前記第1の場合、前記第2の場合、及び、前記第3の場合のいずれに対応するかに関連した情報をユーザに通知する第2通知手段、をさらに有する
ことを特徴とする請求項9〜13のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記第2通知手段は、前記第3相対輝度が、前記第1の場合、前記第2の場合、及び、前記第3の場合のいずれに対応するかをユーザに通知する
ことを特徴とする請求項14に記載の画像処理装置。 - 基準の表示輝度に関連した情報を取得するステップと、
前記情報に基づいて、画像データの相対輝度と表示輝度との対応関係を、所定の相対輝度に前記基準の表示輝度が対応付けられるように決定するステップと、
を有することを特徴とする画像処理方法。 - 請求項16に記載の画像処理方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017047172A JP2018152702A (ja) | 2017-03-13 | 2017-03-13 | 画像処理装置および画像処理方法 |
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