JP2018152656A - 伝送装置、映像配信装置、映像符号化装置及び伝送方法 - Google Patents

伝送装置、映像配信装置、映像符号化装置及び伝送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】映像データを配信するシステムにおいて、映像配信装置が映像データのフレームを間引くことによって配信のビットレートを調整すると、受信機器のなかには、受信した映像データのフレームレートが一定でなければ正常に復号し再生することができないものが存在するため、このような受信機器には映像データを配信することが出来ず、配信先とする受信機器が限られてしまう。【解決手段】複数のフレームで構成された映像データが入力され、データ処理が加えられた映像データをネットワーク2に送信する伝送装置が、ネットワーク2に送信される複数のフレームのうち未送信のフレームを一旦格納する送信バッファ部302と、格納された未送信のフレームのデータ量に基づきネットワーク2の通信負荷を算出する通信負荷算出部303と、通信負荷に基づいて映像データを構成する複数のフレームの一部を差替フレームに差し替える差替部306を備えた。【選択図】 図3

Description

本発明は、映像データを配信する伝送装置と、当該伝送装置を備えた映像配信装置及び映像符号化装置と、当該伝送装置で用いられる伝送方法に関する。
従来、H.264等の動画圧縮規格に基づき符号化された映像データを映像配信装置で配信し、受信機器で当該映像データを受信して復号及び再生処理を行う場合に、例えば配信経路となるネットワークの通信帯域不足により、通信負荷が上限に近い状態となると、映像データを構成するフレームの遅延又は損失が発生してしまい、それによって受信機器で再生中の映像が一時的に止まったり飛んでしまったりする問題がある。
上記の問題を解決するために、従来技術では、配信する映像データのフレームを間引いて映像データのフレームレートを落とすことで、配信のビットレートを調整しながら通信帯域の不足を回避する手法が行われている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開WO2010/137502号
しかしながら、従来技術のように、映像データのフレームを間引くことによって配信のビットレートを調整してしまうと、受信機器のなかには、受信した映像データのフレームレートが一定でなければ正常に復号し再生することができないものが存在するため、このような受信機器には映像データを配信することが出来ず、配信先とする受信機器が限られてしまう問題がある。
本発明は、上記のような問題を解決するためのものであり、受信した映像データのフレームレートが一定でなければ正常に復号し再生することができない受信機器であっても正常に復号し再生可能な映像データを送信する伝送装置と、当該伝送装置で用いられる伝送方法とを得ることを目的とする。
本発明は、複数のフレームで構成された映像データが入力され、データ処理が加えられた映像データをネットワークに送信する伝送装置であって、ネットワークに送信される複数のフレームのうち未送信のフレームを一旦格納する送信バッファ部と、送信バッファ部に格納された未送信のフレームのデータ量に基づき、ネットワークの通信負荷を算出する通信負荷算出部と、データ処理として、通信負荷に基づいて映像データを構成する複数のフレームの一部を差替フレームに差し替える差替部とを備えた伝送装置である。
また、本発明は、複数のフレームで構成された映像データを入力する入力工程と、複数のフレームのうち未送信のフレームを一旦格納する格納工程と、未送信のフレームのデータ量に基づき、ネットワークの通信負荷を算出する算出工程と、算出工程で算出した通信負荷に基づいて複数のフレームの一部を差替フレームに差し替えるデータ処理を加える差替工程と、データ処理が加えられた映像データをネットワークに送信する送信工程とを有する伝送方法である。
本発明によれば、伝送装置が、映像データを配信するネットワークの通信負荷に基づいて、当該映像データの一部のフレームを差替フレームに差し替えるように構成したので、一定のフレームレートのもとで配信のビットレートを調整しながら受信機器に映像データを配信することが可能となる。その結果として、一定のフレームレートの映像データのみに対応した受信機器であっても、映像データを正常に復号させる効果が得られる。
本発明の実施の形態1における、映像データの配信システム全体の構成を示すシステム構成図である。 監視カメラシステムの構成を示すシステム構成図である。 映像配信装置内に設けられた伝送装置の機能を示す機能ブロック図である。 伝送装置での差分フレームのフレーム差し替え処理を示すフローチャート図である。 伝送装置での差分フレーム及びIフレームの差し替え処理を示すフローチャート図である。 映像データのフレーム差し替え処理を説明するための模式図である。 フレーム差し替え処理を行った場合のネットワークの通信負荷を示す模式図である。 本発明の実施の形態2における、監視カメラシステムの構成を示すシステム構成図である。 映像配信装置の機能を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態3における、映像符号化装置及び映像配信装置の機能を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態4における、映像配信装置内に設けられた伝送装置の機能を示す機能ブロック図である。
H.264等の動画圧縮の規格によれば、Iフレームは前後のフレームとの関連を持たず単独で1フレームの映像データを表現するフレームである。また、Pフレームは前のフレームとの差分情報をもとに符号化されたフレームである。また、Bフレームは前後のフレームとの差分情報をもとに符号化されたフレームである。
以下では、上記のPフレーム及びBフレームを”差分フレーム”と呼ぶ。そして、説明の簡略のため、Pフレームを用いて差分フレームを説明する。ただし、差分フレームにPフレーム及びBフレームが混在する場合、又は差分フレームがBフレームのみの場合についても同様に扱うものとする。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における、映像データの配信システム全体の構成を示すシステム構成図である。
監視カメラシステム1は、監視カメラ等の撮像装置で撮像した映像データを遠隔に置かれた受信機器3a,3b,・・・,3nに配信するシステムである。監視カメラシステム1はネットワーク2を介して受信機器3a,3b,・・・,3nと通信する。以下、受信機器3a,3b,・・・,3nを便宜上まとめて受信機器3と表す。受信機器3の数は1以上とする。
監視カメラシステム1が配信する映像データは符号化されており、受信機器3は、監視カメラシステム1から受信した映像データを復号する。ここでの符号化とは映像データの各フレームを圧縮する処理を指し、復号とは符号化によって圧縮された映像データを圧縮前の映像データに戻す処理を指す。
監視カメラシステム1はネットワーク2に対して映像データをTCP(Transmission Control Protocol)通信によって送信しており、受信機器3は映像データの各フレームを受信すると、受信完了の応答(以降、ACK応答と呼ぶ。)を返す。そして、監視カメラシステム1はネットワーク2を介して受信機器3からACK応答を受信すると、次のフレームをネットワーク2に対して送信する。このため、監視カメラシステム1では、送信したフレームに対するACK応答を受信するまで、送信待ちとなっている未送信のフレームを一時的にバッファリングする。
このように、監視カメラシステム1がTCP通信を用いて映像データを送信することで、ネットワーク2においてフレームを損失する可能性が高い公衆回線を経由することがあっても、受信機器3からのACK応答を受信しない場合にはフレームの再送を行うなどして、フレームの損失を避けることができる。
なお、監視カメラシステム1は、受信機器3からの要求、又は監視カメラシステム1での設定等により、複数ある映像データを選択してUDP(User Datagram Protocol)通信によって送信することも可能である。
図2は、監視カメラシステム1の構成を示すシステム構成図である。監視カメラシステム1は、映像符号化装置11及び映像配信装置12で構成される。
映像符号化装置11は、ネットワークカメラ等の撮像装置であり、カメラデバイスによって作成した映像データを符号化し、通信プロトコルを用いて他の装置に映像データを送信する。
映像配信装置12は、ネットワークレコーダ等の記録装置であり、映像符号化装置11が送信した映像データを受信し、ネットワーク2を介して受信機器3に配信する。映像配信装置12は、ストリーム制御部201、伝送装置202及び記録部203を備える。
ストリーム制御部201は、映像符号化装置11から受信した映像データを、例えば、映像データに付与された情報、映像符号化装置11から受信した情報、その他の種々の設定に基づき、複数の映像データがあれば映像データごとに、また映像データの配信先が複数あれば配信先ごとに、伝送装置202又は記録部203に出力する。
伝送装置202は、ストリーム制御部201から入力された映像データを、帯域制御を行いながらネットワーク2を介して受信機器3に配信する。ここでの帯域制御とは、映像データを配信するときのビットレートを調整することを指し、ネットワーク2の通信負荷に基づいて、入力された映像データを構成する複数のフレームの一部を差替フレームに差し替えて、映像データのデータ量を調整しつつ配信する。
記録部203は、記録装置の記録媒体に相当するものであって、映像符号化装置11から受信した映像データを記録するとともに、記録された映像データを、ストリーム制御部201を介して伝送装置202に出力する機能を有する。映像データの出力に伴い、記録部203に複製を残しておくことも、複製せず出力とともに記録部203から消去することも可能である。
ストリーム制御部201は、受信機器3からの要求、又は監視カメラシステム1での種々の設定に応じて、受信した映像データを記録部203に一旦記録した後に伝送装置202に出力したり、記録部203に記録せず伝送装置202に出力したりすることが可能である。
図3は、映像配信装置12内に設けられた伝送装置202の機能を示す機能ブロック図である。伝送装置202は、送信部301、送信バッファ部302、差替部306及びフレーム制御部307の機能ブロックで構成される。また、フレーム制御部307は、通信負荷算出部303、フレーム情報保持部304及び判定部305で構成される。
先ず、伝送装置202を構成する各機能ブロックについて説明する。
送信部301は、差替部306でデータ処理を加えられた映像データを、送信バッファ部302を介してネットワーク2に送信する。
送信バッファ部302は、送信部301が送信した映像データのフレームのうち、未送信のフレームを一旦格納するバッファである。送信バッファ部302は、H/W(ハードウェア)とS/W(ソフトウェア)のいずれで実装されても良く、さらに複数のバッファ領域を含み、送信する映像データのフレームを区別してバッファリングしても良い。
フレーム制御部307を構成する通信負荷算出部303は、ネットワーク2の通信負荷を算出し、算出した通信負荷を判定部305に出力する。このときの通信負荷は、通信負荷算出部303が送信バッファ部302を参照して得られる、送信バッファ部302に格納された未送信のフレームのデータ量に基づいて算出される。
フレーム制御部307を構成するフレーム情報保持部304は、通信負荷算出部303が通信負荷を算出するきっかけとなった入力フレームよりも1つ前に入力されたフレームの情報を保持する。フレーム情報保持部304は、例えば、入力された最新のフレームと、その1つ前に入力されたフレームとを保持するように構成する。このようにすれば、入力された最新のフレームの情報が設定される際に、前回に入力された最新のフレームとして設定された情報を、1つ前に入力されたフレームとして設定し直されることで、1つ前に入力されたフレームを保持することができる。
このときの情報の設定は、ストリーム制御部201から映像データが入力される通信負荷算出部303又は送信部301のいずれが行っても良いが、本実施の形態1では、通信負荷算出部303が行うものとする。
フレーム制御部307を構成する判定部305は、通信負荷算出部303から入力される通信負荷及びフレーム情報保持部304から取得するフレームの情報に基づき、差替部306に対して差替開始信号又は差替終了信号を出力する。差替開始信号は、入力された差分フレームを差替フレームに差し替えて送信することを指示する信号である。また、差替終了信号は、入力された差分フレームを差し替えずに送信することを指示する信号である。これらの信号の詳細は後述する。
差替部306は、判定部305から入力される上記の信号に基づき、ストリーム制御部201から入力される映像データを構成する複数のフレームの一部を差替フレームに差し替える。ここでの差替フレームとは、前のフレームとの差分情報がないPフレームである。差替フレームを含んで構成された映像データを受信した受信機器は、差替フレームを前のフレームとの差分情報がないPフレームと識別して、正常に映像データを復号することが可能である。なお、差替フレームは、差替部306で予め用意されていて、入力されたフレームの全体を差し替えるものであっても良いし、例えばアドレス情報等を除くフレームの一部を差し替えるものであっても良い。
フレーム制御部307は、通信負荷算出部303、フレーム情報保持部304及び判定部305の間の情報又は信号の入出力と、フレーム制御部307内外の機能部の間の情報又は信号の入出力とを制御する。フレーム制御部307での制御によって、ストリーム制御部201からフレームが入力されるタイミングと同期をとりながら、通信負荷算出部303は通信負荷を算出し、判定部305は差替部306に対して差替開始信号及び差替終了信号を出力することが可能となり、ストリーム制御部201からフレームが入力された直後のタイミングで、差替部306は差替フレームへの差し替え処理に実行を切り替えることが可能となる。
なお、図3では、ストリーム制御部201からの映像データを通信負荷算出部303に入力するようにしているが、これは、映像データの各フレームが差替部306に入力されるタイミングを通信負荷算出部303が検出できるようにするためである。
上記の伝送装置202の構成は一例であり、伝送装置202が、ネットワーク2の通信負荷に基づき、入力された映像データのフレームの一部を差替フレームに差し替えることができるものであれば別の構成としても良い。
次に、伝送装置202を構成する各機能ブロックの動作について説明する。
通信負荷算出部303は、ストリーム制御部201から映像データのフレームが入力されたタイミングで、ネットワーク2の通信負荷の算出を行う。言い換えれば、フレームの入力が通信負荷の算出のきっかけとなる。
このときの通信負荷は、通信負荷算出部303が送信バッファ部302を参照して得られる、送信バッファ部302に格納された未送信のフレームのデータ量に基づいて算出される。具体的には、送信バッファ部302に格納されたフレームのデータ量の単位時間あたりの増減量から算出される伝送レート、又は格納されたフレームのデータ量そのもの等が考えられる。
ここで、伝送装置202から受信機器3にTCP通信でフレームを送信すると、伝送装置202からのフレームを受信した受信機器3が受信完了のACK応答を返すまで、送信バッファ部302のバッファ領域の、送信した当該フレームに使用されている分は解放されない。このような仕組みから、ネットワーク2の通信負荷が高い状態となりACK応答の受信が遅れると、送信バッファ部302のバッファ領域に格納される未送信フレームは、送信されて減るよりも送信されずにさらに格納されて増え続けることになる。したがって、送信バッファ部302のバッファ領域に格納された未送信のフレームのデータ量に基づき、ネットワーク2の通信負荷を算出することができる。
判定部305は、差替部306に対して差替開始信号及び差替終了信号を出力したかどうかを管理しており、そうすることで、差替部306において入力された差分フレームを差替フレームに差し替える処理を実行中であるかどうかを判断することができる。
また、判定部305は、通信負荷算出部303から入力された通信負荷に基づき、差替部306に対して差分フレームの差替フレームへの差し替え処理を開始させる基準となる差替開始閾値Tsと、差替部306に対して差分フレームの差替フレームへの差し替え処理を終了させる基準となる差替終了閾値Teとを予め保持している。
そして、判定部305は、差替部306での差し替え処理が実行中でなければ、入力された通信負荷と差替開始閾値Tsとの比較を行い、差替部306での差し替え処理が実行中であれば、入力された通信負荷と差替終了閾値Teとの比較を行う。
そこで、通信負荷が差替開始閾値Tsを上回る場合には、判定部305は、差替部306に対して差替開始信号を出力する。また、通信負荷が差替終了閾値Teを下回り、かつ、差し替え候補となるフレームの1つ前に入力されたフレームがIフレームである場合には、判定部305は、差替部306に対して差替終了信号を出力する。1つ前に入力されたフレームの確認は、フレーム情報保持部304が保持する情報を取得して行う。
ところで、判定部305が、通信負荷が差替終了閾値Teを下回った場合に、1つ前に入力されたフレームがIフレームであるかどうかを確認するのは、映像データを構成するフレームの順序において、仮に、差分フレームの直前に差替フレームが並んでしまうと、受信機器3がこのような映像データを受信しても正常に復号できない虞があるからである。そのため、差分フレームの直前に確実にIフレームが並ぶようにフレームを確認する。
差替部306は、差替開始信号及び差替終了信号のうち、判定部305から入力された直近の信号が差替開始信号でなければ、入力された差分フレームをそのまま送信部301に出力する。
また、差替部306は、差替開始信号及び差替終了信号のうち、判定部305から入力された直近の信号が差替開始信号であれば、入力された差分フレームを差し替え対象として差替フレームに差し替えて送信部301に出力する。
また、差替部306は、差替開始信号及び差替終了信号のうち、判定部305から入力された直近の信号が差替終了信号であれば、入力された差し替え候補の差分フレームを差替フレームに差し替えずにそのまま送信部301に出力する。
このとき差し替えられた差替フレームは、映像データを構成するフレームとして送信される。
このように、差替部306は、差替開始信号及び差替終了信号の入力に基づき、差分フレームの差替フレームへの差し替え処理を実行するかどうかを切り替える。
なお、差替開始信号及び差替終了信号には、通信負荷を算出するきっかけとなった入力フレームに関する情報として、例えば、構成する映像データの情報又はアドレスの情報等を含めるようにしても良い。
また、通信負荷算出部303での通信負荷の算出は全てのフレームが入力されるタイミングで行うようにしているが、例えば、所定のフレーム数が入力されたタイミング、又はIフレームが入力されたタイミングで算出しても良いし、所定の周期で算出しても良い。
また、通信負荷算出部303が通信負荷を算出するTCP通信のフレームは、映像データのフレームであっても良いし、映像データをUDP通信で配信する場合には、その他のフレームであっても良い。
さらに、ネットワーク2の通信負荷は、送信バッファ部302を参照する以外に、例えば、通信負荷算出部303が、受信機器3又は図示しない通信経路のネットワーク機器で検出される映像データのフレームの遅延又は損失に関する情報を取得し、この情報に基づいて通信負荷を算出することも可能である。
図4は、伝送装置202での差分フレームのフレーム差し替え処理を示すフローチャート図である。図3に示された伝送装置202の動作について図4を用いて順序的流れを踏まえたさらに詳細な説明をする。
ステップS401では、通信負荷算出部303及び差替部306に、映像データのフレームが入力される。
ステップS402では、通信負荷算出部303が、入力された映像データを配信するネットワーク2の通信負荷を算出する。
ステップS403では、通信負荷算出部303が、通信負荷を算出するきっかけとなった入力フレームの情報をフレーム情報保持部304に設定する。
ステップS404では、判定部305は、差替部306が差し替え処理を実行中であるかどうかを判定する。このときの判定は、上述のとおり、判定部305が差替部306に対して出力した信号を管理することで可能である。実行中でなければステップS405に進み、実行中であればステップS408に進む。
ステップS405では、判定部305が、ステップS402で算出された通信負荷と差替開始閾値Tsとを比較する。通信負荷が差替開始閾値Tsを上回る場合はS406に進み、通信負荷が差替開始閾値Tsを上回らない場合はS408に進む。
ステップS406では、判定部305が、差替部306に対して差替開始信号を出力し、差替部306は、入力された差分フレームの差替フレームへの差し替え処理を開始する。その後、処理を終了する。
ステップS407では、判定部305が、ステップS402で算出された通信負荷と差替終了閾値Teとを比較する。通信負荷が差替終了閾値Teを下回り、かつ、1つ前のフレームがIフレームである場合はS408に進み、通信負荷が差替終了閾値Teを下回らない、又は、1つ前のフレームがIフレームではない場合はS406に進む。
ステップS408では、判定部305が、差替部306に対して差替終了信号を出力し、差替部306は、差替フレームへの差し替え処理を終了して、入力された差分フレームをそのまま出力する。その後、処理を終了する。
なお、図4のフローチャート図は一例であり、処理の順序が前後しても同様に差し替え処理が行えるものであれば良い。
ここまでは、差分フレームを差替フレームと差し替える処理について説明したが、以下では、さらにIフレームを差替フレームと差し替える処理について説明する。
判定部305は、通信負荷算出部303から入力された通信負荷に基づき、差替部306に対してIフレーム差替開始信号又はIフレーム差替終了信号を出力する。Iフレーム差替開始信号は入力されたIフレームを差替フレームに差し替えて送信することを指示する信号である。また、Iフレーム差替終了信号は入力されたIフレームを差し替えずに送信することを指示する信号である。
差替部306は、判定部305から入力される上記の信号に基づき、ストリーム制御部201から入力される映像データを構成するIフレームの一部を差替フレームに差し替える。
判定部305は、差替部306に対してIフレーム差替開始信号及びIフレーム差替終了信号を出力したかどうかを管理しており、そうすることで、差替部306において入力されたIフレームを差替フレームに差し替える処理を実行中であるかどうかを判断することができる。
また、判定部305は、通信負荷算出部303から入力された通信負荷に基づき、差替部306に対してIフレームの差替フレームへの差し替え処理を開始させる基準となるIフレーム差替開始閾値TIsと、差替部306に対してIフレームの差替フレームへの差し替え処理を終了させる基準となるIフレーム差替終了閾値TIeとを予め保持している。
そして、判定部305は、差替部306でのIフレームの差し替え処理が実行中でなければ、入力された通信負荷とIフレーム差替開始閾値TIsとの比較を行い、差替部306でのIフレームの差し替え処理が実行中であれば、入力された通信負荷とIフレーム差替終了閾値TIeとの比較を行う。
そこで、通信負荷がIフレーム差替開始閾値TIsを上回る場合には、判定部305は、差替部306に対してIフレーム差替開始信号を出力する。また、通信負荷がIフレーム差替終了閾値TIeを下回る場合には、判定部305は、差替部306に対してIフレーム差替終了信号を出力する。
差替部306は、Iフレーム差替開始信号及びIフレーム差替終了信号のうち、判定部305から入力された直近の信号がIフレーム差替開始信号でなければ、入力されたIフレームをそのまま送信部301に出力する。
また、差替部306は、Iフレーム差替開始信号及びIフレーム差替終了信号のうち、判定部305から入力された直近の信号がIフレーム差替開始信号であれば、入力されたIフレームを差し替え対象として差替フレームに差し替えて送信部301に出力する。
また、差替部306は、Iフレーム差替開始信号及びIフレーム差替終了信号のうち、判定部305から入力された直近の信号がIフレーム差替終了信号であれば、入力された差し替え候補のIフレームを差替フレームに差し替えずにそのまま送信部301に出力する。
このように、差替部306は、Iフレーム差替開始信号及びIフレーム差替終了信号の入力に基づき、Iフレームの差替フレームへの差し替え処理を実行するかどうかを切り替える。
なお、Iフレーム差替開始信号及びIフレーム差替終了信号には、通信負荷を算出するきっかけとなった入力フレームに関する情報として、例えば、構成する映像データの情報又はアドレスの情報等を含めるようにしても良い。
図5は、伝送装置202での差分フレーム及びIフレームのフレーム差し替え処理を示すフローチャート図である。図3に示された伝送装置202の動作について図5を用いて順序的流れを踏まえたさらに詳細な説明をする。
ステップS501では、通信負荷算出部303及び差替部306に、映像データのフレームが入力される。
ステップS502では、通信負荷算出部303が、入力された映像データを配信するネットワーク2の通信負荷を算出する。
ステップS503では、通信負荷算出部303が、通信負荷を算出するきっかけとなった入力フレームの情報をフレーム情報保持部304に設定する。
ステップS504では、判定部305が、フレーム情報保持部304が保持するフレームの情報を取得して、通信負荷を算出するきっかけとなった入力フレームが差分フレームであるか、又はIフレームであるかを判定する。差分フレームである場合はS505に進み、Iフレームである場合はS506に進む。
ステップS505では、図4のステップS404〜S408の処理を行う。
ステップS506では、判定部305は、差替部306がIフレームの差替フレームへの差し替え処理を実行中であるかどうかを判定する。このときの判定は、上述のとおり、判定部305が差替部306に対して出力した信号を管理することで可能である。実行中でなければステップS507に進み、実行中であればステップS509に進む。
ステップS507では、判定部305が、ステップS502で算出された通信負荷とIフレーム差替開始閾値TIsとを比較する。通信負荷がIフレーム差替開始閾値TIsを上回る場合はS508に進み、通信負荷がIフレーム差替開始閾値TIsを上回らない場合はS510に進む。
ステップS508では、判定部305が、差替部306に対してIフレーム差替開始信号を出力し、差替部306は、入力されたIフレームの差替フレームへの差し替え処理を開始する。その後、処理を終了する。
ステップS509では、判定部305が、ステップS502で算出された通信負荷とIフレーム差替終了閾値TIeとを比較する。通信負荷がIフレーム差替終了閾値TIeを下回る場合はS510に進み、通信負荷がIフレーム差替終了閾値TIeを下回らない場合はS508に進む。
ステップS510では、判定部305が、差替部306に対してIフレーム差替終了信号を出力し、差替部306は、差替フレームへの差し替え処理を終了して、入力されたIフレームをそのまま出力する。その後、処理を終了する。
なお、図5のフローチャート図は一例であり、処理の順序が前後しても同様に差し替え処理が行えれば良い。
図6は、映像データのフレーム差し替え処理を具体的な映像データの例を用いて説明するための模式図である。フレーム604はIフレームを示し、フレーム605は差分フレームを示し、フレーム606は差替フレームを示す。
図6の(a)は、映像データを示す。図6の(b)は、フレーム間引きを行った映像データを示す。図6の(c)は、一部のフレームを差替フレームに差し替えた映像データを示す。なお、図6に示されたTは時間軸を意味し、(a)、(b)及び(c)に共通の軸である。
図6の(a)では、時間軸Tの向きに時間が経過することを示し、時間の経過とともに、伝送装置202から受信機器3に対して映像データ601の各フレームが送信される様子を示す。
図6の(b)では、従来技術を適用した映像データを示しており、映像データ602の一部のフレームD1を間引いている。このようにすることで、図6の(a)の映像データ601と比べて配信するデータ量を少なくすることができる。
しかしながら、フレーム間引きを行うことで、映像データ602の単位時間あたりのフレーム数、つまり、フレームレートが変化してしまうので、フレームレートが一定の映像データのみに対応した受信機器3は、映像データ602を正常に復号することができなくなる。したがって、従来技術のフレーム間引きを適用することで、配信先とする受信機器3が限られてしまう。
図6の(c)では、実施の形態1を適用した映像データを示しており、映像データ603の一部のフレームD2を差替フレームに差し替えている。このようにすることで、図6の(a)の映像データ601と比べて配信するデータ量を少なくすることができる。
また、映像データ603のフレームレートは変化しないので、フレームレートが一定の映像データのみに対応した受信機器3は、映像データ603を正常に復号することができる。したがって、配信先とする受信機器3が限られてしまうことなく、図6の(b)の従来技術に比べて配信システムをより汎用性の高いものとすることができる。
なお、差替部306での差替フレームへの差し替え処理は遅延を伴わないので、出力するフレームの間隔を調整するためのバッファ等を新たに設ける必要はない。つまり、差替部306から出力される差替フレームは、送信される映像データにおいて、差し替え対象のフレームの位置に配置されて、映像データのフレーム配置を乱すことは無い。
図7は、フレーム差し替え処理を行った場合のネットワークの通信負荷を示す模式図である。フレーム701は、Iフレームを示し、フレーム702は差分フレームを示し、フレーム703は差替フレームを示す。
図7の(a)は、差分フレームを差替フレームに差し替えた場合のネットワークの通信負荷を示す模式図である。時間軸Tの向きは時間の経過を示し、時間の経過とともに、伝送装置202から受信機器3に対して映像データを配信したときのネットワーク2の通信負荷Laが変動する様子を表している。通信負荷算出部303は、映像データの各フレームを入力するタイミングCalで通信負荷Laを算出する。
判定部305は、図4の処理に従って、通信負荷Laと差替開始閾値Ts又は差替終了閾値Teとの比較を行い、入力された差分フレームを差替フレームに差し替えるかどうかを判定する。
ここで、図中のフレーム707は、通信負荷Laが差替終了閾値Teを下回るが、1つ前に入力されたフレームがIフレームではないために、入力された差分フレームが送信されなかったフレームを示す。また、図中のフレーム708は、通信負荷Laが差替終了閾値Teを下回り、かつ、1つ前のフレームがIフレームであるため、入力された差分フレームが送信されたフレームを示す。
このように、映像データの差分フレームを差替フレームに差し替えながら映像データのデータ量を減らして配信のビットレートを調整した結果、ネットワーク2の通信負荷Laが差替開始閾値Tsを上回らないように帯域制御される。
また、図7の(b)は、差分フレーム及びIフレームを差替フレームに差し替えた場合のネットワーク2の通信負荷を示す模式図である。時間軸Tの向きは時間の経過を示し、時間の経過とともに、伝送装置202から受信機器3に対して映像データを配信したときのネットワーク2の通信負荷Lbが変動する様子を表している。通信負荷算出部303は、映像データの各フレームを入力するタイミングCalで通信負荷Lbを算出する。
判定部305は、図5の処理に従って、通信負荷Lbと、差替開始閾値Ts、差替終了閾値Te、Iフレーム差替開始閾値TIs又はIフレーム差替終了閾値TIeとの比較を行い、入力された差分フレーム及びIフレームを差替フレームに差し替えるかどうかを判定する。
なお、差替開始閾値Ts、差替終了閾値Te、Iフレーム差替開始閾値TIs及びIフレーム差替終了閾値TIeの関係は、以下に示す数式(1)のようにすることが望ましい。と言うのは、なるべくIフレームを差替フレームに差し替えない方が、配信する映像データの画質を確保できるからである。したがって、数式(1)のようにIフレームよりも差分フレームを優先して差替フレームに差し替えて通信負荷を下げることが望ましい。
Figure 2018152656
ここで、図中のフレーム706は、通信負荷LbがIフレーム差替終了閾値TIsを上回るため、Iフレームを差替フレームに差し替えて送信したフレームを示す。また、図中のフレーム707は、通信負荷Lbが差替終了閾値Teを下回るが、1つ前のフレームがIフレームではないために、入力された差分フレームが送信されなかったフレームを示す。また、図中のフレーム708は、通信負荷Lbが差替終了閾値Teを下回り、かつ、1つ前のフレームがIフレームであるため、入力された差分フレームが送信されたフレームを示す。
このように、映像データの差分フレーム及びIフレームを差替フレームに差し替えながら映像データのデータ量を減らして配信のビットレートを調整した結果、ネットワーク2の通信負荷LbがIフレーム差替開始閾値Tsを上回らないように帯域制御される。
また、差分フレームだけでなくIフレームを差替フレームに差し替えるようにしたことで、通信負荷Lbが非常に高い状態となった場合に、データ量の多いIフレームを差替フレームに差し替えることで、より速やかに通信負荷Lbを下げることが可能となる。
なお、伝送装置202は、H/W(ハードウェア)とS/W(ソフトウェア)によって構成しても良いし、S/W(ソフトウェア)のみから構成しても良い。
以上、説明したように、実施の形態1では、配信する映像データのフレームを送信する直前に、ネットワーク2の通信負荷に基づき、送信する予定のフレームを差替フレームと差し替えて、配信のビットレートを調整するようにした。
実施の形態1によれば、伝送装置202が、映像データを配信するネットワーク2の通信負荷に基づいて、当該映像データの一部のフレームを差替フレームと差し替えるように構成したので、一定のフレームレートのもとで配信のビットレートを調整しながら受信機器3に映像データを配信することが可能となる。その結果として、一定のフレームレートの映像データのみに対応した受信機器3であっても、映像データを正常に復号させる効果が得られる。
また、実施の形態1によれば、Iフレーム差替開始閾値TIs及びIフレーム差替終了閾値TIeを用いてIフレームを差替フレームと差し替える構成としたので、ネットワーク2の通信負荷が非常に高い状況では、データ量の多いIフレームを差替フレームに差し替えて速やかにネットワーク2の通信負荷を下げる効果が得られる。
また、実施の形態1によれば、配信のビットレートの調整において、ネットワーク2の通信負荷の上限及び下限を示す1対の閾値、つまり、差替開始閾値Ts及び差替終了閾値Te、並びに、Iフレーム差替開始閾値TIs及びIフレーム差替終了閾値TIeを用いて、差分フレーム及びIフレームを差替フレームと差し替えるかどうか判定するように構成したので、映像データのフレームを差替フレームに差し替え始める処理と差し替えを終了する処理とを個別に設定することが可能となる。その結果として、ネットワーク2の通信負荷を所望の範囲に収めて、フレームの遅延又は損失を生じさせることなく、受信機器3において滑らかに映像を再生させる効果が得られる。
このことは、さらに、上記の1対の閾値を用いて下限を上限よりも低い値に設定して帯域制御を行うことで、1つの閾値を用いて帯域制御を行うよりも、ネットワーク2の通信負荷が十分に下がった時点で負荷を軽減させる制御を解除できるため、その結果として、ネットワーク2をよりフレームの遅延又は損失が生じにくい状態とする効果が得られる。
実施の形態2.
実施の形態1では、映像データが1つの場合に配信のビットレートを調整する方法を用いた。実施の形態2では、監視カメラシステム1が、互いに異なる複数の映像データを配信したり、互いに配信先の異なる複数の映像データを配信したりする場合に、配信のビットレートを調整する方法を用いる。それ以外は実施の形態1と同様である。
互いに異なる複数の映像データとは、例えば、被撮像物が異なる映像データ、又は被撮像物は同じであるが異なる撮像装置で作成されたためデータ量が異なる映像データ等を指す。説明の簡易化のため、互いに異なる複数の映像データを“複数の映像データ”と呼ぶ。
また、互いに配信先の異なる複数の映像データとは、例えば、ネットワーク2において通信経路が異なる受信機器3に配信される映像データ、又は、復号・再生処理の性能、若しくは解像度等の表示の仕様が異なる受信機器3に配信される映像データを指す。説明の簡略のため、互いに配信先の異なる複数の映像データを”複数の配信先の映像データ”と呼ぶ。
図8は、本発明の実施の形態2における、監視カメラシステム1の構成を示すシステム構成図である。監視カメラシステム1は、映像符号化装置81a,81b,・・・,81n及び映像配信装置12で構成される。監視カメラシステム1において、複数の映像符号化装置81a,81b,・・・,81nは異なる場所に設置されて、複数の映像データ810a,810b,・・・,810nを送信するものとする。以下、映像符号化装置81a,81b,・・・,81nをまとめて映像符号化装置81と表し、複数の映像データ810a,810b,・・・,810nをまとめて映像データ810と表す。
映像配信装置12は、ストリーム制御部801、記録部802及び伝送装置202で構成される。ストリーム制御部801は、映像符号化装置81が送信した映像データ810の多重化及び分離を行う。記録部802は、映像データ810と対応して区分された複数の領域803a,803b,・・・,803nを含む。以下、複数の領域803a,803b,・・・,803nをまとめて領域803と表す。なお、記録部802は、記録領域の全てが映像データ810と対応付けされていなくとも良く、領域803とは異なる汎用領域を含んでも良い。伝送装置202については図9で説明する。
図9は、映像配信装置12の機能を示す機能ブロック図である。伝送装置202は、送信バッファ部901、通信負荷算出部902、判定部903及び差替部904を備える。実施の形態1の機能ブロックと共通する部分については説明を省略する。
図9では、映像配信装置12に入力される多重化された映像データ810を複数に分けて表記している。また、多重化された映像データ810及び映像データ810を構成する複数のフレームは、監視カメラシステム1での設定により、映像配信装置12及び伝送装置202の各機能部で識別され、区別して扱われるものとする。
図9の伝送装置202を構成する各機能部ついて説明する。送信バッファ部901は、映像データ810の未送信のフレームを区別して格納する。
通信負荷算出部902は、入力された各々の映像データ810を識別しつつ、送信バッファ部901を参照して得られる、送信バッファ部901に格納された映像データ810の各々の未送信フレームのフレーム量に基づき、映像データ810の各々と対応したそれぞれの通信負荷を算出する。そして、通信負荷算出部902は、各々の映像データ810の情報とともに、算出したそれぞれの通信負荷を判定部903に対して出力する。
判定部903は、各々の映像データ810の情報とともに、上述の信号を差替部904に対して出力する。
差替部904は、映像データ810の各々と対応したそれぞれの通信負荷に基づき、差分フレーム及びIフレームを差替フレームに差し替える処理を切り替えて実行する。
このように、映像データ810の各々を構成するフレームを区別して扱うことで、映像データ810ごとに、実施の形態1と同様に、配信のビットレートの調整を行うことができる。なお、ストリーム制御部801は、記録部802の領域803を区別して、映像データ810の各々と対応したそれぞれの領域803にフレームを記録しても良い。
以下では、さらに、複数の配信先の映像データを配信する場合について説明する。映像データの配信先に関する情報は、監視カメラシステム1での設定により、映像配信装置12及び伝送装置202の各機能部で識別され、区別して扱われるものとする。
送信バッファ部901は、複数の配信先の映像データの未送信のフレームを区別して格納する。
通信負荷算出部902は、入力された映像データの各々の配信先を識別しつつ、送信バッファ部901を参照して得られる、送信バッファ部901に格納された各々の配信先の映像データの未送信フレームのフレーム量に基づき、映像データの配信先の各々と対応したそれぞれの通信負荷を算出する。そして、通信負荷算出部902は、映像データの各々の配信先の情報とともに、算出したそれぞれの通信負荷を判定部903に対して出力する。
判定部903は、映像データの各々の配信先の情報とともに、上述の信号を差替部904に対して出力する。
差替部904は、映像データの配信先の各々と対応したそれぞれの通信負荷に基づき、差分フレーム及びIフレームを差替フレームに差し替える処理を切り替えて実行する。
このように、複数の配信先の映像データの各々を構成するフレームを区別して扱うことで、映像データの配信先ごとに、実施の形態1と同様に、配信のビットレートの調整を行うことができる。
なお、記録部802は、映像データの各々の配信先と対応して区分された領域を含み、ストリーム制御部801は、記録部802の領域を区別して、映像データの配信先の各々と対応した領域にフレームを記録しても良い。
配信先を識別する方法としては、例えば、映像配信装置12のストリーム制御部801、又は伝送装置202の通信負荷算出部902が、映像データの各フレームに付与された宛先アドレス又は優先度等で識別することが考えられる。
また、差替開始閾値Ts、差替終了閾値Te、Iフレーム差替開始閾値TIs及びIフレーム差替終了閾値TIeは、複数の映像データ又は複数の配信先の映像データで共通のものを用いても良いし、予め複数のものを設定しておき、映像データ又は配信先の各々と対応して個別に選択するようにしても良い。
以上のように、実施の形態2によれば、複数の映像データ又は複数の配信先の映像データに対して個別に配信のビットレートを調整することが可能となる。
このことは、監視カメラシステム1において、動きが少ない被撮像物を映した映像データに対してネットワーク2の通信帯域を狭く割り当て、動きが多い被撮像物を映した映像データに対してネットワーク2の通信帯域を広く割り当てるよう設定することで、動きが少ない被撮像物の映像データは低画質で配信し、動きが多い被撮像物の映像データを高画質で配信するという具合に、各監視カメラの監視対象に適した画質で映像データを配信する効果が得られる。
具体的には、映像データの被撮像物の動きが少ない例として、マンションの非常口周辺に設置される監視カメラの監視映像が挙げられる。また、映像データの被撮像物の動きが多い例として、交通量の多い道路に設定される監視カメラの監視映像が挙げられる。これらの映像データを配信する監視カメラシステム1において、映像データのフレームを差替フレームに差し替え始める閾値と差し替えを終了する閾値とを、被撮像物の動きの多さ等の映像データの内容又は監視の用途に応じて設定することで、映像データを配信するネットワーク2の通信負荷を適度な状態として、各々の映像データの被撮像物を判別するのに必要な画質を確保するよう帯域制御を行う効果が得られる。
また、配信する映像データ又は映像データの配信先となる受信機器3ごとに定められた優先度に応じて上記の差し替え処理の各閾値を設定することが可能となる。その結果として、映像データの監視の重要度、又は受信機器3の表示の優先度に応じて、必要な画質を確保するよう帯域制御を行う効果が得られる。
実施の形態3.
実施の形態1では、伝送装置202が映像配信装置12に含まれる構成とした。実施の形態3では、伝送装置202が映像符号化装置11に含まれる構成とする。それ以外は、実施の形態1と同様である。
図10は、本発明の実施の形態3における、映像符号化装置11及び映像配信装置12の機能を示す機能ブロック図である。実施の形態1の機能ブロックと共通する部分については説明を省略する。
監視カメラシステム1は、映像配信装置12を含まずに映像符号化装置11のみで構成されても良い。映像配信装置12を含まない場合には、映像符号化装置11が受信機器3に対して直接に映像データの送信を行う。
映像符号化装置11は、撮像部1001、調整加工部1002、符号化部1003、制御部1004及び伝送装置202から構成される。
撮像部1001は、被撮像物を撮影して映像データの作成を行うカメラデバイス等である。調整加工部1002は、明るさ・輝度等の映像データの画質調整と、リサイズ・マスク処理・文字の重畳等の画像の加工とを行う。符号化部1003は、映像データの符号化を行う。制御部1004は、撮像部1001、調整加工部1002及び符号化部1003を制御する。
撮像部1001で、撮影した映像データをアナログデータからデジタルデータに変換し、符号化部1003で、デジタルデータに変換した映像データを符号化し、伝送装置202に対し出力する。そして、伝送装置202では、ネットワーク2の通信負荷に基づき、入力された映像データを構成する複数のフレームの一部を差替フレームに差し替えて、映像配信装置12又は受信機器3に対して映像データを送信する。
このように、伝送装置202は、H/W(ハードウェア)又はS/W(ソフトウェア)に依存することなく、映像符号化装置11と映像配信装置12のいずれにも実装することができる。
以上のように、実施の形態3によれば、映像符号化装置11に伝送装置202を含めて構成したことで、実施の形態1のように映像配信装置12が映像データを送信する時点ではなく、映像符号化装置11から映像データを送信する時点で、一定のフレームレートで帯域制御を行う効果が得られる。
このことは、例えば、映像配信装置12に接続する映像符号化装置11の台数が多い場合、又は映像符号化装置11からデータ量が膨大な映像データを送信する場合に、映像符号化装置11と映像配信装置12との間のネットワークの通信負荷を適度な状態に抑えて、フレームの遅延又は損失を生じることなく映像配信装置12に対して映像データを送信する効果が得られる。
また、監視カメラシステム1が映像配信装置12を含まない場合であっても、映像符号化装置11がネットワーク2の通信負荷を適度な状態に抑えて、フレームの遅延又は損失を生じることなく受信機器3に映像データを送信する効果が得られる。
実施の形態4.
実施の形態1では、映像符号化装置からの映像データを、伝送装置の差し替え処理を行う機能部に入力して配信を行った。実施の形態4では、伝送措置の差し替え処理を行う機能部には差し替えのときのみ映像データのフレームを入力する構成として映像データの配信を行う。それ以外は実施の形態1と同様である。
図11は、本発明の実施の形態4における、映像配信装置12内に設けられた伝送装置1101の機能を示す機能ブロック図である。実施の形態1の機能ブロックと共通する部分については説明を省略する。
伝送装置1101は、通信負荷算出部1102、判定部1103、差替部1104、及びフレーム制御部1105から構成される。
通信負荷算出部1102は、ストリーム制御部201から映像データを入力されるとともに、当該映像データを配信するネットワーク2の通信負荷の算出を行う。通信負荷算出部1102は、算出した通信負荷と、入力された映像データのフレームとを判定部1103に対して出力する。通信負荷の算出方法及びフレーム情報保持部304へのフレームの情報の設定方法については、実施の形態1と同様である。
判定部1103は、通信負荷算出部1102から入力される通信負荷及びフレーム情報保持部304から取得するフレームの情報に基づき、通信負荷算出部1102から入力された映像データのフレームを送信部301又は差替部1104に対して出力する。
差替部1104は、判定部1103から入力された差分フレーム又はIフレームを差替フレームに差し替えて、送信部301に出力する。
フレーム制御部1105は、通信負荷算出部1102及び判定部1103の情報・信号の入出力を制御する以外に、ストリーム制御部201から入力された映像データを構成するフレームを送信部301又は差替部1104に切り替えて出力する制御を行う。
ここで、判定部1103は、実施の形態1と同様に、差替開始閾値Ts、差替終了閾値Te、Iフレーム差替開始閾値TIs及びIフレーム差替終了閾値TIeを予め保持しており、入力された通信負荷及びフレーム情報保持部304から取得するフレームの情報に基づき、差分フレーム及びIフレームの差替フレームへの差し替えの開始、又は終了の判定を行うが、その後に、差し替え処理を指示する信号、つまり、差替開始信号、差替終了信号、Iフレーム差替開始信号及びIフレーム差替終了信号は出力しない。
判定部1103は、通信負荷が差替開始閾値Tsを上回る場合に、入力された差分フレームを差替部1104に出力し続ける。また、判定部1103は、通信負荷が差替終了閾値Teを下回り、かつ、差し替え候補となるフレームの1つ前のフレームがIフレームである場合に、入力された差分フレームを差替部1104に出力せず、送信部301に出力し続ける。また、判定部1103は、通信負荷がIフレーム差替開始閾値TIsを上回る場合に、入力されたIフレームを差替部1104に出力し続ける。また、判定部1103は、通信負荷がIフレーム差替終了閾値TIeを下回る場合に、入力されたIフレームを差替部1104に出力せず、送信部301に出力し続ける。
差替部1104は、判定部1103からフレームが入力されたならば、そのフレームを差替フレームに差し替えて送信部301に出力するのみとなる。
以上のように、本実施の形態4では、判定部1103がフレーム制御部1105から入力された映像データのフレームの出力先を切り替えるようにした。このように構成したことで、実施の形態1のように、判定部305が差替部306に対して差し替え処理を指示する信号を出力する際に、差替部306での差し替え処理とのタイミングを図ることなく、制御をより簡易なものとする効果が得られる。
1 監視カメラシステム
2 ネットワーク
3a、3b、3n 受信機器
11、81a、81b、81n 映像符号化装置
12 映像配信装置
201、801 ストリーム制御部
202、1101 伝送装置
203、802 記録部
302、901 送信バッファ部
303、902、1102 通信負荷算出部
304 フレーム情報保持部
305、903、1103 判定部
306、904、1104 差替部
1001 撮像部
1003 符号化部

Claims (10)

  1. 複数のフレームで構成された映像データが入力され、データ処理が加えられた前記映像データをネットワークに送信する伝送装置であって、
    前記ネットワークに送信される前記複数のフレームのうち未送信のフレームを一旦格納する送信バッファ部と、
    前記送信バッファ部に格納された前記未送信のフレームのデータ量に基づき、前記ネットワークの通信負荷を算出する通信負荷算出部と、
    前記データ処理として、前記通信負荷に基づいて前記映像データを構成する前記複数のフレームの一部を差替フレームに差し替える差替部と、
    を備えた伝送装置。
  2. 前記複数のフレームの一部は、前記入力された映像データを構成する差分フレームであって、
    前記通信負荷が差替開始閾値を上回る場合に前記差替部は差し替える、
    請求項1に記載の伝送装置。
  3. 前記複数のフレームのうち差し替え候補となるフレームの1つ前のフレームの情報を保持するフレーム情報保持部をさらに備え、
    前記通信負荷が差替終了閾値を下回り、かつ、前記フレーム情報保持部で保持された情報がIフレームの場合に、前記差替部は差し替えない、
    請求項2に記載の伝送装置。
  4. 前記複数のフレームの一部は、前記入力された映像データを構成する前記Iフレームをさらに含み、
    前記差替部は、
    前記通信負荷がIフレーム差替開始閾値を上回る場合に前記Iフレームを前記差替フレームに差し替え、
    前記通信負荷がIフレーム差替終了閾値を下回る場合に前記Iフレームを前記差替フレームに差し替えない、
    請求項3に記載の伝送装置。
  5. 前記映像データは互いに異なる複数の映像データを有し、
    前記送信バッファ部は、
    前記異なる複数の映像データを区別して前記未送信のフレームを格納し、
    前記通信負荷算出部は、
    前記送信バッファ部に区別して格納された前記未送信のフレームに基づき、前記異なる複数の映像データの各々と対応したそれぞれの前記通信負荷を算出し、
    前記差替部は、
    前記それぞれの前記通信負荷と対応した前記異なる複数の映像データの各々を構成するそれぞれの前記複数のフレームの一部を差し替える、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の伝送装置。
  6. 前記映像データは互いに配信先の異なる複数の映像データを有し、
    前記送信バッファ部は、
    前記配信先の異なる複数の映像データを区別して前記未送信のフレームを格納し、
    前記通信負荷算出部は、
    前記送信バッファ部に区別して格納された前記未送信のフレームに基づき、前記配信先の異なる複数の映像データの前記配信先の各々と対応したそれぞれの前記通信負荷を算出し、
    前記差替部は、
    前記それぞれの前記通信負荷と対応した前記配信先の異なる複数の映像データの各々を構成するそれぞれの前記複数のフレームの一部を差し替える、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の伝送装置。
  7. 請求項1に記載の伝送装置と、
    複数のフレームで構成される入力された映像データを前記伝送装置に出力するストリーム制御部と、
    を備えた映像配信装置。
  8. 前記複数の映像データと対応して区分された複数の領域を含む記録部をさらに備え、
    前記ストリーム制御部は、入力された前記複数の映像データを対応した前記複数の領域に記録させる、
    請求項7に記載の映像配信装置。
  9. 被撮像物を撮像し映像データを作成する撮像部と、
    前記撮像部が作成した前記映像データを符号化する符号化部と、
    前記符号化部が符号化した前記映像データを構成する複数のフレームの一部を差替フレームに差し替える請求項1に記載の伝送装置と、
    を備えた映像符号化装置。
  10. 複数のフレームで構成された映像データを入力する入力工程と、
    前記複数のフレームのうち未送信のフレームを一旦格納する格納工程と、
    前記未送信のフレームのデータ量に基づき、ネットワークの通信負荷を算出する算出工程と、
    前記算出工程で算出した前記通信負荷に基づいて前記複数のフレームの一部を差替フレームに差し替えるデータ処理を加える差替工程と、
    前記データ処理が加えられた前記映像データを前記ネットワークに送信する送信工程と、
    を有する伝送方法。
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