JP2018150838A - 過給システム及び内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】過給システム及び内燃機関において、信頼性及び性能の向上を図る。【解決手段】第1コンプレッサ21及び第1タービン22を有する第1過給機20と、同軸上に連結される第2コンプレッサ31及び第2タービン32を有する第2過給機30と、第1コンプレッサ21と第2コンプレッサ31とを直列に連結する第2吸気管L2と、第1タービン22と第2タービン32とを直列に連結する第1排気管L3と、第1コンプレッサ21の軸端に連結される電動機23と、第1タービン22の軸端に連結される発電機24とを設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、排気タービンから排出される排ガスを用いてコンプレッサを駆動して過給を行う過給システム、この過給システムを備える内燃機関に関するものである。
例えば、自動車に搭載される内燃機関は、燃費向上を図るために過給機が装着されている。この過給機(ターボチャージャ)は、内燃機関から排出される排ガスを利用してタービン及びコンプレッサを駆動することにより、内燃機関に吸気を圧縮供給して内燃機関の出力を向上させるものである。一方で、電動モータによりコンプレッサを駆動することにより、内燃機関に吸気を圧縮供給して内燃機関の出力を向上させる過給機(スーパーチャージャ)もある。
このような過給機としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載されたターボコンパウンドシステムの制御装置は、ターボチャージャとタービン発電機とを備えたものである。
特開2015−108330号公報
上述した従来の内燃機関のターボコンパウンドシステムの制御装置は、ターボチャージャとタービン発電機とを備えている。この場合、タービン発電機は、自身の発熱により性能が低下したり、破損したりするおそれがある。また、タービン発電機は、高温の排気により駆動するタービンに直結されることで、排気熱によっても高温となり、性能が低下したり、破損したりするおそれがある。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、信頼性及び性能の向上を図る過給システム及び内燃機関を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の過給システムは、第1コンプレッサ及び第1タービンを有する第1過給機と、同軸上に連結される第2コンプレッサ及び第2タービンを有する第2過給機と、前記第1コンプレッサと前記第2コンプレッサとが直列に連結される吸気ラインと、前記第1タービンと前記第2タービンとが直列に連結される排気ラインと、前記第1コンプレッサの軸端に連結される電動機と、前記第1タービンの軸端に連結される発電機と、を備えることを特徴とするものである。
従って、電動機を有する第1コンプレッサ及び発電機を有する第1タービンとから構成される第1過給機と、同軸上に連結される第2コンプレッサ及び第2タービンからなる第2過給機を吸気ライン及び排気ラインにより直列に連結することで、運転状態に応じて電動機と発電機の作動と停止を制御し、第2過給機だけの作動により過給を実施することができる。その結果、第1過給機の信頼性を向上することができると共に、性能を向上することができる。
本発明の過給システムでは、前記吸気ラインは、空気の流れ方向の上流側が前記第1コンプレッサの吐出側に連結され、空気の流れ方向の下流側が前記第2コンプレッサの吸入側に連結され、前記排気ラインは、排気の流れ方向の上流側が前記第2タービンの排出側に連結され、排気の流れ方向の下流側が前記第1タービンの流入側に連結されることを特徴としている。
従って、第1コンプレッサを第2コンプレッサより吸気の上流側に配置し、第1タービンを第2タービンより排気の下流側に配置することで、電動機と発電機をエンジンから離間した位置に配置することができ、特に、エンジンの熱による電動機や発電機の高温化が抑制され、第1過給機の耐久性を向上することができる。
本発明の過給システムでは、前記吸気ラインは、空気の流れ方向の上流側が前記第2コンプレッサの吐出側に連結され、空気の流れ方向の下流側が前記第1コンプレッサの吸入側に連結され、前記排気ラインは、排気の流れ方向の上流側が前記第1タービンの排出側に連結され、排気の流れ方向の下流側が前記第2タービンの流入側に連結されることを特徴としている。
従って、第1コンプレッサを第2コンプレッサより吸気の下流側に配置し、第1タービンを第2タービンより排気の上流側に配置することで、第2コンプレッサにおける吸気抵抗が減少し、比較的高い過給圧を確保することができる。また、第1コンプレッサとエンジンとの距離が短くなり、過給の必要時に迅速に圧縮空気をエンジンに供給することができ、ターボラグの発生を抑制することができる。
本発明の過給システムでは、前記吸気ラインは、空気の流れ方向の上流側が前記第2コンプレッサの吐出側に連結され、空気の流れ方向の下流側が前記第1コンプレッサの吸入側に連結され、前記排気ラインは、排気の流れ方向の上流側が前記第2タービンの排出側に連結され、排気の流れ方向の下流側が前記第1タービンの流入側に連結されることを特徴としている。
従って、第1コンプレッサを第2コンプレッサより吸気の下流側に配置し、第1タービンを第2タービンより排気の下流側に配置することで、第2コンプレッサにおける吸気抵抗が減少すると共に、エンジンからの排気により直接第2タービンを駆動するため、高い過給圧を確保することができる。また、第1コンプレッサとエンジンとの距離が短くなり、過給の必要時に迅速に圧縮空気をエンジンに供給することができ、ターボラグの発生を抑制することができる。更に、発電機をエンジンから離間した位置に配置することができ、エンジンの熱による発電機の高温化が抑制され、耐久性を向上することができる。
本発明の過給システムでは、前記吸気ラインは、空気の流れ方向の上流側が前記第1コンプレッサの吐出側に連結され、空気の流れ方向の下流側が前記第2コンプレッサの吸入側に連結され、前記排気ラインは、排気の流れ方向の上流側が前記第1タービンの排出側に連結され、排気の流れ方向の下流側が前記第2タービンの流入側に連結されることを特徴としている。
従って、第1コンプレッサを第2コンプレッサより吸気の上流側に配置し、第1タービンを第2タービンより排気の上流側に配置することで、電動機をエンジンから離間した位置に配置することができ、エンジンの熱による電動機の高温化が抑制され、第1過給機の耐久性を向上することができる。また、エンジンからの排気により直接第1タービンを駆動するため、高い過給圧を確保することができる。
本発明の過給システムでは、前記第1コンプレッサをバイパスさせるバイパス吸気ラインと、前記バイパス吸気ラインに設けられる吸気開閉弁と、前記第1タービンをバイパスさせるバイパス排気ラインと、前記バイパス排気ラインに設けられる排気開閉弁とが設けられることを特徴としている。
従って、エンジンの運転状態に応じて吸気開閉弁や排気開閉弁を開閉することで、過給効率を向上することができると共に、発電機による発電効率を向上することができる。
本発明の過給システムでは、前記第1タービンをバイパスさせるバイパス排気ラインが設けられ、前記バイパス排気ラインの排気の流れ方向の上流側が前記第2タービンのハウジング内で排気ラインに連結されることを特徴としている。
従って、バイパス排気ラインの上流側を第2タービンのハウジング内で排気ラインに連結することで、バイパス排気ラインを発電機から離間して配置することができ、排気の熱による発電機の高温化が抑制され、耐久性を向上することができる。
本発明の過給システムでは、前記第1タービンをバイパスさせるバイパス排気ラインが設けられ、前記バイパス排気ラインの排気の流れ方向の上流側が前記第1タービンのハウジング外で排気流入ラインに連結されることを特徴としている。
従って、バイパス排気ラインの上流側を第1タービンのハウジング外で排気流入ラインに連結することで、バイパス排気ラインを発電機から離間して配置することができ、排気の熱による発電機の高温化が抑制され、耐久性を向上することができる。
本発明の過給システムでは、前記第2コンプレッサの動作域が前記第1コンプレッサの動作域よりも広く設定されることを特徴としている。
従って、第1コンプレッサの動作域を狭く設定して小容量化することで、エンジン運転状態に応じて必要時だけ第1コンプレッサを駆動すればよく、第1コンプレッサを小型化することができる。
本発明の過給システムでは、前記発電機の容積が前記電動機の容積より大きく設定されることを特徴とするものである。
従って、発電機の容積が電動機の容積より大きく設定されることで、発電機出力が電動機出力より大きなものとなり、発生した余剰電力を他の電気設備などに使用することができる。
また、本発明の内燃機関は、前記過給システムを備えることを特徴とするものである。
従って、第1過給機の信頼性を向上することができると共に、性能を向上することができる。
本発明の過給システム及び内燃機関によれば、第1過給機の信頼性を向上することができると共に、性能を向上することができる。
図1は、第1実施形態の過給システムを表す概略構成図である。 図2は、第1過給機と第2過給機の動作域を表すグラフである。 図3は、第2実施形態の過給システムを表す概略構成図である。 図4は、第3実施形態の過給システムを表す概略構成図である。 図5は、第4実施形態の過給システムを表す概略構成図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る過給システム及び内燃機関の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の過給システムを表す概略構成図である。
図1に示すように、第1実施形態の過給システム10において、エンジン(内燃機関)11は、図示しないが、エンジン本体に複数のシリンダが形成され、各シリンダにピストンがそれぞれ上下移動自在に支持されており、各ピストンは、下部がクランクシャフトにそれぞれ連結されている。エンジン本体は、各シリンダの上方に燃焼室がそれぞれ形成されており、各燃焼室の上部に吸気ポート及び排気ポートがそれぞれ形成され、吸気ポートに吸気弁が設けられ、排気ポートに排気弁が設けられている。
エンジン11は、エンジン本体の一側部に吸気マニホールド12が装着され、他側部に排気マニホールド13が装着されている。吸気マニホールド12は、各吸気ポートを介して燃焼室にそれぞれ連通し、排気マニホールド13は、各排気ポートを介して燃焼室に連通している。また、エンジン本体は、吸気ポートや燃焼室に燃料を噴射するインジェクタがそれぞれ設けられている。
第1過給機20は、電動式の低圧過給機であって、第1コンプレッサ21と第1タービン22とを有し、第1コンプレッサ21の回転軸に電動機23が接続され、第1タービン22の回転軸に発電機24が接続されて構成されている。第1コンプレッサ21は、吸入側に外部から空気を吸入する第1吸気管(空気取込ライン)L1の下流側端部が連結され、吐出側に圧縮空気を吐出する第2吸気管(吸気ライン)L2の上流側端部が連結されている。第1タービン22は、流入側に第1排気管(排気ライン)L3の下流側端部が連結され、排出側に排気ガスを外部に排出する第2排気管(排気排出ライン)L4の上流側端部が連結されている。
また、第1コンプレッサ21を迂回するバイパス吸気管(バイパス吸気ライン)L5は、空気の流れ方向の上流側の基端部が第1吸気管L1に連結され、空気の流れ方向の下流側の先端部が第2吸気管L2に連結されている。第1タービン22を迂回するバイパス排気管(バイパス排気ライン)L6は、排気の流れ方向の上流側の基端部が第1排気管L3に連結され、排気の流れ方向の下流側の先端部が第2排気管L4に連結されている。そして、バイパス吸気管L5は、吸気開閉弁41が設けられ、バイパス排気管L6は、排気開閉弁42が設けられている。この吸気開閉弁41と排気開閉弁42は、全開位置と全閉位置で停止する開閉弁、または、開度を調整可能な流量調整弁である。
第2過給機30は、排気式の高圧過給機であって、第2コンプレッサ31と第2タービン32が回転軸33を介して同軸上に連結されて構成されており、第2コンプレッサ31と第2タービン32は、回転軸33により一体回転することができる。第2コンプレッサ31は、吸入側に第1過給機20の第1コンプレッサ21から圧縮空気が供給される第1吸気管L1の下流側端部が連結され、吐出側にエンジン11の吸気マニホールド12に至る第3吸気管(空気吐出ライン)L7の上流側端部が連結されている。第2タービン32は、流入側にエンジン11の排気マニホールド13に至る第3排気管(排気流入ライン)L8の下流側端部が連結され、排出側に第1過給機20の第1タービン22に排気を供給する第1排気管L3の上流側端部が連結されている。そして、第3吸気管L7は、インタークーラ43が設けられている。
また、電動機23と発電機24は、AC/DC/ACコンバータ(以下、変換器と称する。)25,26がそれぞれ接続され、この変換器25,26に蓄電器(バッテリ)27が接続されている。この場合、電動機23と発電機24は、共用の変換器を設けたり、それぞれ専用の蓄電器を設けたりしてもよい。
この場合、第1過給機20は、第1コンプレッサ21と電動機23がコンプレッサハウジング51に収容され、第1タービン22と発電機24は、タービンハウジング52に収容されている。また、第2過給機30は、第2コンプレッサ31と第2タービン32と回転軸33が過給機ハウジング53に収容されている。
そして、第1コンプレッサ21にて、第1吸気管L1と第2吸気管L2は、コンプレッサハウジング51の吸入部と吐出部にそれぞれ連結されている。バイパス吸気管L5は、基端部がコンプレッサハウジング51の外部(または、内部)で第1吸気管L1に連結され、先端部が過給機ハウジング53の内部で第2コンプレッサ31の吸入部、または、過給機ハウジング53における第2吸気管L2の連結部に連結されている。また、第1タービン22にて、第1排気管L3と第2排気管L4は、タービンハウジング52の流入部と排出部にそれぞれ連結されている。バイパス排気管L6は、基端部が過給機ハウジング53の内部で第2タービン32の排出部、または、第1排気管L3の連結部に連結され、先端部がタービンハウジング52の外部(または、内部)で第2排気管L4に連結されている。
そのため、第1過給機20は、電動機23により第1コンプレッサ21が駆動回転すると、第1吸気管L1から吸入した空気を圧縮した後、この圧縮空気を第2吸気管L2から第2過給機30の第2コンプレッサ31を通り、吸気マニホールド12からエンジン11の燃焼室に供給することができる。エンジン11は、排気ガス(燃焼ガス)を排気マニホールド13に排出し、第2過給機30は、第2タービン32がこの排気マニホールド13から第3排気管L8を通して供給された排気ガスにより駆動回転し、第2コンプレッサ31を駆動回転する。第2コンプレッサ31は、駆動回転することで第1過給機20からの圧縮空気を更に圧縮し、この圧縮空気を第3吸気管L7から吸気マニホールド12を通してエンジン11の燃焼室に供給することができる。第1過給機20は、第1タービン22が第2タービン32から第1排気管L3を通して供給された排気ガスにより駆動回転し、発電機24を駆動することができる。第1タービン22を通った排気ガスは、第2排気管L4から外部に排出される。
このとき、蓄電器27は、蓄電されている電力を変換器25により変換して電動機23に供給可能であり、電動機23が駆動することができる。また、蓄電器27は、発電機24が発電した電力を変換器26により変換して蓄電することができる。また、吸気開閉弁41を開放すると、バイパス吸気管L5により第1過給機20の第1コンプレッサ21を迂回して第2過給機30の第2コンプレッサ31に直接吸気することができる。更に、排気開閉弁42を開放すると、バイパス排気管L6により第1過給機20の第1タービン22を迂回して第2過給機30の第2タービン32からの排気を直接排出することができる。図示しない制御装置は、エンジン11の運転状態(負荷や回転数など)に応じてこの吸気開閉弁41及び排気開閉弁42を開閉制御可能となっている。
また、第1過給機20は、電動式の低圧過給機であり、第2過給機30は、排気式の高圧過給機である。図2は、第1過給機と第2過給機の動作域を表すグラフである。図2に示すように、第2コンプレッサ31の動作域が第1コンプレッサ21の動作域よりも広く設定されている。即ち、第1コンプレッサ21及び第2コンプレッサ31における流量に対する圧力比を比較すると、第1コンプレッサ21は、大流量で高圧力比の動作域A2が設定され、第2コンプレッサ31は、小流量で低圧力比の動作域A1が設定される。具体的には、コンプレッサの翼径、吸入口面積、吐出口面積などが、第2コンプレッサ31に比べて第1コンプレッサ21の方が小さく設定される。
ここで、第1実施形態の過給システム10の作動について説明する。
本実施形態の過給システム10において、図1に示すように、エンジン11が始動し、エンジン11の要求負荷が上昇すると、吸気開閉弁41を閉止する一方、排気開閉弁42を開放し、第1過給機20の電動機23を駆動して第1コンプレッサ21を駆動回転する。すると、電動機23により第1コンプレッサ21が駆動回転することで第1吸気管L1から空気が吸入され、この第1コンプレッサ21が空気を圧縮した後、この圧縮空気が第2吸気管L2から第2過給機30の第2コンプレッサ31に通して吸気マニホールド12からエンジン11の燃焼室に供給される。エンジン11は、各燃焼室で燃料と圧縮空気の混合気に点火して燃焼することで駆動し、排気ガスが排気マニホールド13に排出される。排気マニホールド13から第3排気管L8に排出された排気ガスは、第2過給機30の第2タービン32を駆動回転し、第2コンプレッサ31を駆動回転する。第2コンプレッサ31が駆動回転すると、第1過給機20からの圧縮空気を更に圧縮し、この圧縮空気を第3吸気管L7から吸気マニホールド12を通してエンジン11の燃焼室に供給する。第2タービン32を駆動回転した排気ガスは、第1排気管L3から主にバイパス排気管L6を通して第2排気管L4に排気され、外部に排出される。そのため、エンジン11の始動時に、第1過給機20の第1タービン22は回転を停止している。
このとき、電動機23の回転数が増加することで、第1コンプレッサ21の回転数が増加し、吸気量及び排気ガス量が増加するために第2過給機30の回転数が徐々に増加する。その後、第1過給機20の第1コンプレッサ21の回転数が一定となり、エンジン負荷が所定値となると、電動機23の駆動を停止し、第1コンプレッサ21の回転が停止する。ここで、吸気開閉弁41を開放することで、第2過給機30の第2コンプレッサ31は、バイパス吸気管L5を通して空気を吸入し、第2コンプレッサ31だけが駆動して空気を圧縮することとなる。
エンジン負荷が予め設定されて所定値を超えると、排気開閉弁42が閉じられ、第2タービン32からの排気ガスが第1排気管L3を通って第1タービン22に導入される。すると、この排気ガスにより第1タービン22が駆動回転し、発電機24が駆動回転を開始することで発電を行う。その後、エンジン11の要求負荷が低下すると、エンジン11からの排気ガス量が減少し、第1タービン22及び第2過給機30の回転数が低下し、エンジン負荷も低下する。そして、発電機24の回転が停止すると、排気開閉弁42を開放し、第2タービン32を駆動回転した排気ガスは、第1排気管L3からバイパス排気管L6を通して外部に排出される。その後、エンジン11が停止する。
このように第1実施形態の過給システムにあっては、第1コンプレッサ21及び第1タービン22を有する第1過給機20と、同軸上に連結される第2コンプレッサ31及び第2タービン32を有する第2過給機30と、第1コンプレッサ21と第2コンプレッサ31とを直列に連結する第2吸気管L2と、第1タービン22と第2タービン32とを直列に連結する第1排気管L3と、第1コンプレッサ21の軸端に連結される電動機23と、第1タービン22の軸端に連結される発電機24とを設けている。
従って、電動機23を有する第1コンプレッサ21及び発電機24を有する第1タービン22とから構成される第1過給機20と、同軸上に連結される第2コンプレッサ31及び第2タービン32からなる第2過給機30を、第2吸気管L2及び第1排気管L3により直列に連結することで、エンジン11の運転状態に応じて電動機23と発電機24の作動と停止を制御し、第2過給機30だけの作動により過給を実施することができる。その結果、第1過給機20の信頼性を向上することができると共に、性能を向上することができる。
第1実施形態の過給システムでは、第2吸気管L2は、空気の流れ方向の上流側が第1コンプレッサ21の吐出側に連結され、空気の流れ方向の下流側が第2コンプレッサ31の吸入側に連結され、第1排気管L3は、排気の流れ方向の上流側が第2タービン32の排出側に連結され、下流側が第1タービン22の流入側に連結される。従って、第1コンプレッサ21を第2コンプレッサ31より吸気の上流側に配置し、第1タービン22を第2タービン32より排気の下流側に配置することで、電動機23と発電機24をエンジン11から離間した位置に配置することができ、特に、エンジン11の熱による電動機23や発電機24の高温化が抑制され、第1過給機20の耐久性を向上することができる。
第1実施形態の過給システムでは、第1コンプレッサ21をバイパスさせるバイパス吸気管L5と、バイパス吸気管L5に設けられる吸気開閉弁41と、第1タービン22をバイパスさせるバイパス排気管L6と、バイパス排気管L6に設けられる排気開閉弁42とを設けている。従って、エンジン11の運転状態に応じて吸気開閉弁41や排気開閉弁42を開閉することで、過給効率を向上することができると共に、発電機24による発電効率を向上することができる。
第1実施形態の過給システムでは、バイパス排気管L6の排気の流れ方向の上流側を第2タービン32の過給機ハウジング53内で第1排気管L3に連結している。従って、バイパス排気管L6を発電機24から離間して配置することができ、排気の熱による発電機24の高温化が抑制され、耐久性を向上することができる。
第1実施形態の過給システムでは、第2コンプレッサ31の動作域を第1コンプレッサ21の動作域よりも広く設定している。従って、第1コンプレッサ21の動作域を狭く設定して小容量化することで、エンジン運転状態に応じて必要時だけ第1コンプレッサ21を駆動すればよく、第1コンプレッサ21を小型化することができる。
また、第1実施形態の内燃機関にあっては、上述した過給システムを備えている。従って、第1過給機20の信頼性を向上することができると共に、性能を向上することができる。
[第2実施形態]
図3は、第2実施形態の過給システムを表す概略構成図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図3に示すように、第2実施形態の過給システム10Aにおいて、第2過給機30は、第2コンプレッサ31と第2タービン32が回転軸33を介して同軸上に連結されて構成されている。第2コンプレッサ31は、吸入側に外部から空気を吸入する第1吸気管L1の下流側端部が連結され、吐出側に圧縮空気を吐出する第2吸気管L2の上流側端部が連結されている。第2タービン32は、流入側に第1排気管L3の下流側端部が連結され、排出側に排気ガスを外部に排出する第2排気管L4の上流側端部が連結されている。
第1過給機20は、第1コンプレッサ21と第1タービン22とを有し、第1コンプレッサ21の回転軸に電動機23が接続され、第1タービン22の回転軸に発電機24が接続されて構成されている。第1コンプレッサ21は、吸入側に第2過給機30の第2コンプレッサ31から圧縮空気が供給される第2吸気管L2の下流側端部が連結され、吐出側にエンジン11の吸気マニホールド12に至る第3吸気管L7の上流側端部が連結されている。第1タービン22は、流入側にエンジン11の排気マニホールド13に至る第3排気管L8の下流側端部が連結され、排出側に第2過給機30の第2タービン32に排気を供給する第1排気管L3の上流側端部が連結されている。
また、第1コンプレッサ21を迂回するバイパス吸気管L5は、空気の流れ方向の上流側の基端部が第2吸気管L2に連結され、空気の流れ方向の下流側の先端部が第3吸気管L7に連結されている。第1タービン22を迂回するバイパス排気管L6は、排気の流れ方向の上流側の基端部が第3排気管L8に連結され、排気の流れ方向の下流側の先端部が第1排気管L3に連結されている。そして、バイパス吸気管L5は、吸気開閉弁41が設けられ、バイパス排気管L6は、排気開閉弁42が設けられている。
また、電動機23と発電機24は、変換器25,26がそれぞれ接続され、この変換器25,26に蓄電器27が接続されている。
この場合、第1過給機20は、第1コンプレッサ21と電動機23がコンプレッサハウジング51に収容され、第1タービン22と発電機24は、タービンハウジング52に収容されている。また、第2過給機30は、第2コンプレッサ31と第2タービン32と回転軸33が過給機ハウジング53に収容されている。
そして、第1コンプレッサ21にて、バイパス吸気管L5は、基端部がコンプレッサハウジング51の内部で第1コンプレッサ21の吸入部、または、第2吸気管L2の連結部に連結され、先端部がコンプレッサハウジング51の外部で第3吸気管L7に連結されている。また、第1タービン22にて、バイパス排気管L6は、基端部がタービンハウジング52の外部で第3排気管L8に連結され、先端部がタービンハウジング52の内部で第1タービン22の排出部、または、第1排気管L3の連結部に連結されている。
そのため、第1過給機20は、電動機23により第1コンプレッサ21が駆動回転すると、第1吸気管L1及び第2吸気管L2から吸入した空気を圧縮した後、この圧縮空気を第3吸気管L7により吸気マニホールド12からエンジン11の燃焼室に供給することができる。エンジン11は、排気ガス(燃焼ガス)を排気マニホールド13に排出し、第2過給機30は、第2タービン32がこの排気マニホールド13から第3排気管L8及び第1排気管L3を通して供給された排気ガスにより駆動回転し、第2コンプレッサ31を駆動回転する。第2コンプレッサ31は、駆動回転することで第1吸気管L1から吸入した空気を圧縮し、この圧縮空気を第2吸気管L2から第1コンプレッサ21に供給することができる。第1過給機20は、第1タービン22がエンジン11の排気マニホールド13から排出された排気ガスにより駆動回転し、発電機24を駆動することができる。第2タービン32を通った排気ガスは、第2排気管L4から外部に排出される。
このとき、蓄電器27は、蓄電されている電力を変換器25により変換して電動機23に供給可能であり、電動機23が駆動することができる。また、蓄電器27は、発電機24が発電した電力を変換器26により変換して蓄電することができる。また、吸気開閉弁41を開放すると、バイパス吸気管L5により第1過給機20の第1コンプレッサ21を迂回して第2過給機30の第2コンプレッサ31が圧縮した空気を直接エンジン11に供給することができる。更に、排気開閉弁42を開放すると、バイパス排気管L6により第1過給機20の第1タービン22を迂回してエンジン11からの排気を第2過給機30の第2タービン32に直接供給することができる。
このように第2実施形態の過給システムにあっては、第2吸気管L2は、空気の流れ方向の上流側が第2コンプレッサ31の吐出側に連結され、空気の流れ方向の下流側が第1コンプレッサ21の吸入側に連結され、第1排気管L3は、排気の流れ方向の上流側が第1タービン22の排出側に連結され、下流側が第2タービン32の流入側に連結されている。
従って、第1コンプレッサ21を第2コンプレッサ31より吸気の下流側に配置し、第1タービン22を第2タービン32より排気の上流側に配置することで、第2コンプレッサ31における吸気抵抗が減少し、比較的高い過給圧を確保することができる。また、第1コンプレッサ21とエンジン11との距離が短くなり、過給の必要時に第1コンプレッサ21を駆動して迅速に圧縮空気をエンジン11に供給することができ、ターボラグの発生を抑制することができる。
第2実施形態の過給システムでは、バイパス排気管L6の排気の流れ方向の上流側を第1タービン22のタービンハウジング52の外部で第3排気管L8に連結している。従って、バイパス排気管L6を発電機24から離間して配置することができ、排気の熱による発電機24の高温化が抑制され、耐久性を向上することができる。
[第3実施形態]
図4は、第3実施形態の過給システムを表す概略構成図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図4に示すように、第3実施形態の過給システム10Bにおいて、第2過給機30は、第2コンプレッサ31と第2タービン32が回転軸33を介して同軸上に連結されて構成されている。第2コンプレッサ31は、吸入側に外部から空気を吸入する第1吸気管L1の下流側端部が連結され、吐出側に圧縮空気を吐出する第2吸気管L2の上流側端部が連結されている。第2タービン32は、流入側にエンジン11の排気マニホールド13に至る第3排気管L8の下流側端部が連結され、排出側に第2過給機30の第2タービン32に排気を供給する第1排気管L3の上流側端部が連結されている。
第1過給機20は、第1コンプレッサ21と第1タービン22とを有し、第1コンプレッサ21の回転軸に電動機23が接続され、第1タービン22の回転軸に発電機24が接続されて構成されている。第1コンプレッサ21は、吸入側に第2過給機30の第2コンプレッサ31から圧縮空気が供給される第2吸気管L2の下流側端部が連結され、吐出側にエンジン11の吸気マニホールド12に至る第3吸気管L7の上流側端部が連結されている。第1タービン22は、流入側に第2過給機30の第2タービン32からの第1排気管L3の下流側端部が連結され、排出側に排気ガスを外部に排出する第2排気管L4の上流側端部が連結されている。
また、第1コンプレッサ21を迂回するバイパス吸気管L5は、空気の流れ方向の上流側の基端部が第2吸気管L2に連結され、空気の流れ方向の下流側の先端部が第3吸気管L7に連結されている。第1タービン22を迂回するバイパス排気管L6は、排気の流れ方向の上流側の基端部が第1排気管L3に連結され、排気の流れ方向の下流側の先端部が第2排気管L4に連結されている。そして、バイパス吸気管L5は、吸気開閉弁41が設けられ、バイパス排気管L6は、排気開閉弁42が設けられている。
また、電動機23と発電機24は、変換器25,26がそれぞれ接続され、この変換器25,26に蓄電器27が接続されている。
この場合、第1過給機20は、第1コンプレッサ21と電動機23がコンプレッサハウジング51に収容され、第1タービン22と発電機24は、タービンハウジング52に収容されている。また、第2過給機30は、第2コンプレッサ31と第2タービン32と回転軸33が過給機ハウジング53に収容されている。
そして、第1コンプレッサ21にて、バイパス吸気管L5は、基端部がコンプレッサハウジング51の内部で第2コンプレッサ31の吸入部、または、第2吸気管L2の連結部に連結され、先端部がコンプレッサハウジング51の外部で第3吸気管L7に連結されている。また、第1タービン22にて、バイパス排気管L6は、基端部が過給機ハウジング53の内部で第2タービン32の排出部、または、第1排気管L3の連結部に連結され、先端部が第2排気管L4に連結されている。
このように第3実施形態の過給システムにあっては、第2吸気管L2は、空気の流れ方向の上流側が第2コンプレッサ31の吐出側に連結され、空気の流れ方向の下流側が第1コンプレッサ21の吸入側に連結され、第1排気管L3は、排気の流れ方向の上流側が第2タービン32の排出側に連結され、下流側が第1タービン22の流入側に連結されている。
従って、第1コンプレッサ21を第2コンプレッサ31より吸気の下流側に配置し、第1タービン22を第2タービン32より排気の下流側に配置することで、第2コンプレッサ31における吸気抵抗が減少すると共に、エンジン11からの排気により直接第2タービン32を駆動するため、高い過給圧を確保することができる。また、第1コンプレッサ21とエンジン11との距離が短くなり、過給の必要時にエンジン11に迅速に圧縮空気を供給することができ、ターボラグの発生を抑制することができる。更に、発電機24をエンジン11から離間した位置に配置することができ、エンジン11の熱による発電機24の高温化が抑制され、耐久性を向上することができる。
[第4実施形態]
図5は、第4実施形態の過給システムを表す概略構成図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図5に示すように、第4実施形態の過給システム10Cにおいて、第1過給機20は、第1コンプレッサ21と第1タービン22とを有し、第1コンプレッサ21の回転軸に電動機23が接続され、第1タービン22の回転軸に発電機24が接続されて構成されている。第1コンプレッサ21は、吸入側に外部から空気を吸入する第1吸気管L1の下流側端部が連結され、吐出側に圧縮空気を吐出する第2吸気管L2の上流側端部が連結されている。第1タービン22は、流入側にエンジン11の排気マニホールド13に至る第3排気管L8の下流側端部が連結され、排出側に第2過給機30の第2タービン32に排気を供給する第1排気管L3の上流側端部が連結されている。
第2過給機30は、第2コンプレッサ31と第2タービン32が回転軸33を介して同軸上に連結されて構成されている。第2コンプレッサ31は、吸入側に第1過給機20の第1コンプレッサ21から圧縮空気が供給される第2吸気管L2の下流側端部が連結され、吐出側にエンジン11の吸気マニホールド12に至る第3吸気管L7の上流側端部が連結されている。第2タービン32は、流入側に第1排気管L3の下流側端部が連結され、排出側に排気ガスを外部に排出する第2排気管L4の上流側端部が連結されている。
また、第1コンプレッサ21を迂回するバイパス吸気管L5は、空気の流れ方向の上流側の基端部が第1吸気管L1に連結され、空気の流れ方向の下流側の先端部が第2吸気管L2に連結されている。第1タービン22を迂回するバイパス排気管L6は、排気の流れ方向の上流側の基端部が第3排気管L8に連結され、排気の流れ方向の下流側の先端部が第1排気管L3に連結されている。そして、バイパス吸気管L5は、吸気開閉弁41が設けられ、バイパス排気管L6は、排気開閉弁42が設けられている。
また、電動機23と発電機24は、変換器25,26がそれぞれ接続され、この変換器25,26に蓄電器27が接続されている。
この場合、第1過給機20は、第1コンプレッサ21と電動機23がコンプレッサハウジング51に収容され、第1タービン22と発電機24は、タービンハウジング52に収容されている。また、第2過給機30は、第2コンプレッサ31と第2タービン32と回転軸33が過給機ハウジング53に収容されている。
そして、第1コンプレッサ21にて、バイパス吸気管L5は、基端部がコンプレッサハウジング51の外部で第1吸気管L1に連結され、先端部がコンプレッサハウジング51の外部で第2吸気管L2に連結されている。また、第1タービン22にて、バイパス排気管L6は、基端部がタービンハウジング52の外部で第3排気管L8に連結され、先端部がタービンハウジング52の内部で第1タービン22の排出部、または、第1排気管L3の連結部に連結されている。
このように第4実施形態の過給システムにあっては、第2吸気管L2は、空気の流れ方向の上流側が第1コンプレッサ21の吐出側に連結され、空気の流れ方向の下流側が第2コンプレッサ31の吸入側に連結され、第1排気管L3は、排気の流れ方向の上流側が第1タービン22の排出側に連結され、下流側が第2タービン32の流入側に連結されている。
従って、第1コンプレッサ21を第2コンプレッサ31より吸気の上流側に配置し、第1タービン22を第2タービン32より排気の上流側に配置することで、電動機23をエンジン11から離間した位置に配置することができ、エンジン11の熱による電動機23の高温化が抑制され、第1過給機20の耐久性を向上することができる。また、エンジン11からの排気により直接第1タービン22を駆動するため、高い過給圧を確保することができ、また、第1タービン22の発電機24の発電量が第1コンプレッサ21の電動機23の消費電力量より大きくなることから、余剰電力を他の電気設備などに使用することができる。
この場合、第1タービン22の発電機24の容積を第1コンプレッサ21の電動機23の容積より大きく設定することで、発電機24の発電量を電動機23の消費電力量より大きくすることができ、より多くの余剰電力を回収することができると共に、発電機24の発熱を抑制して効率を向上することができる。
なお、上述した実施形態では、第1過給機20にて、第1コンプレッサ21に対してバイパス吸気管L5を設け、第1タービン22に対してバイパス排気管L6を設けたが、いずれか一方だけに設けてもよい。また、第2過給機30の第2コンプレッサ31に対してバイパス吸気管を設けたり、第2タービン32に対してバイパス排気管を設けたりしてもよい。
また、上述した実施形態にて、吸気ラインに第1コンプレッサ21や第2コンプレッサ31を並列に設けたり、排気ラインに第1タービン22や第2タービン32を並列に設けたりしてもよい。
また、上述した実施形態にて、第2タービンを可変容量式ターボとしてもよい。
10,10A,10B,10C 過給システム
11 エンジン(内燃機関)
20 第1過給機
21 第1コンプレッサ
22 第1タービン
23 電動機
24 発電機
25,26 AC/DC/ACコンバータ(変換器)
27 蓄電器
30 第2過給機
31 第2コンプレッサ
32 第2タービン
33 回転軸
41 吸気開閉弁
42 排気開閉弁
43 インタークーラ
51 コンプレッサハウジング
52 タービンハウジング
53 過給機ハウジング
L1 第1吸気管(空気取込ライン)
L2 第2吸気管(吸気ライン)
L3 第1排気管(排気ライン)
L4 第2排気管(排気排出ライン)
L5 バイパス吸気管(バイパス吸気ライン)
L6 バイパス排気管(バイパス排気ライン)
L7 第3吸気管(空気吐出ライン)
L8 第3排気管(排気流入ライン)

Claims (11)

  1. 第1コンプレッサ及び第1タービンを有する第1過給機と、
    同軸上に連結される第2コンプレッサ及び第2タービンを有する第2過給機と、
    前記第1コンプレッサと前記第2コンプレッサとが直列に連結される吸気ラインと、
    前記第1タービンと前記第2タービンとが直列に連結される排気ラインと、
    前記第1コンプレッサの軸端に連結される電動機と、
    前記第1タービンの軸端に連結される発電機と、
    を備えることを特徴とする過給システム。
  2. 前記吸気ラインは、空気の流れ方向の上流側が前記第1コンプレッサの吐出側に連結され、空気の流れ方向の下流側が前記第2コンプレッサの吸入側に連結され、前記排気ラインは、排気の流れ方向の上流側が前記第2タービンの排出側に連結され、排気の流れ方向の下流側が前記第1タービンの流入側に連結されることを特徴とする請求項1に記載の過給システム。
  3. 前記吸気ラインは、空気の流れ方向の上流側が前記第2コンプレッサの吐出側に連結され、空気の流れ方向の下流側が前記第1コンプレッサの吸入側に連結され、前記排気ラインは、排気の流れ方向の上流側が前記第1タービンの排出側に連結され、排気の流れ方向の下流側が前記第2タービンの流入側に連結されることを特徴とする請求項1に記載の過給システム。
  4. 前記吸気ラインは、空気の流れ方向の上流側が前記第2コンプレッサの吐出側に連結され、空気の流れ方向の下流側が前記第1コンプレッサの吸入側に連結され、前記排気ラインは、排気の流れ方向の上流側が前記第2タービンの排出側に連結され、排気の流れ方向の下流側が前記第1タービンの流入側に連結されることを特徴とする請求項1に記載の過給システム。
  5. 前記吸気ラインは、空気の流れ方向の上流側が前記第1コンプレッサの吐出側に連結され、空気の流れ方向の下流側が前記第2コンプレッサの吸入側に連結され、前記排気ラインは、排気の流れ方向の上流側が前記第1タービンの排出側に連結され、排気の流れ方向の下流側が前記第2タービンの流入側に連結されることを特徴とする請求項1に記載の過給システム。
  6. 前記第1コンプレッサをバイパスさせるバイパス吸気ラインと、前記バイパス吸気ラインに設けられる吸気開閉弁と、前記第1タービンをバイパスさせるバイパス排気ラインと、前記バイパス排気ラインに設けられる排気開閉弁とが設けられることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の過給システム。
  7. 前記第1タービンをバイパスさせるバイパス排気ラインが設けられ、前記バイパス排気ラインの排気の流れ方向の上流側が前記第2タービンのハウジング内で前記排気ラインに連結されることを特徴とする請求項2または請求項4に記載の過給システム。
  8. 前記第1タービンをバイパスさせるバイパス排気ラインが設けられ、前記バイパス排気ラインの排気の流れ方向の上流側が前記第1タービンのハウジング外で排気流入ラインに連結されることを特徴とする請求項3または請求項5に記載の過給システム。
  9. 前記第2コンプレッサの動作域が前記第1コンプレッサの動作域よりも広く設定されることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の過給システム。
  10. 前記発電機の容積が前記電動機の容積より大きく設定されることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の過給システム。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の過給システムを備えることを特徴とする内燃機関。
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