JP2018149440A - Game machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、パチンコ機等の遊技機に関する。 The present invention relates to a gaming machine such as a pachinko machine.
従来、遊技機の代表例としてパチンコ機がある。パチンコ機は、例えば、遊技球が流下する遊技領域を形成する遊技盤を備え、遊技領域には、遊技球が入賞した場合に遊技球が払い出される入賞口と、その入賞口へ遊技球を導く通路と入賞口に入賞しないでアウト口へ導く通路とを形成する多数の遊技釘が設けられている。多数の遊技釘は、遊技盤の外形を形成する遊技板に打ち込まれて固定されるものであり、この遊技板として、以前はベニヤ等の木材が用いられ、近年では透明樹脂製の板材または成形品も使用されている。かかる透明樹脂製の遊技板を用いることで、遊技板の背面側に設けた発光体等の装飾部材を遊技者から視認可能とすることができ、装飾部品の設置領域を従来以上に拡大することができる(例えば特許文献1参照)。 Conventionally, there is a pachinko machine as a representative example of a gaming machine. The pachinko machine has, for example, a game board that forms a game area in which game balls flow down. In the game area, a game ball is paid out when the game ball wins, and the game ball is guided to the prize opening. A number of game nails are provided that form a passage and a passage that leads to the out-out opening without winning the winning opening. A large number of game nails are driven into and fixed to the game board that forms the outer shape of the game board. As this game board, wood such as veneer has been used in the past. Goods are also used. By using such a game board made of transparent resin, it is possible to make a decorative member such as a light emitter provided on the back side of the game board visible to the player, and to expand the installation area of the decorative parts more than before. (For example, refer to Patent Document 1).
しかしながら、遊技板の材質により遊技釘の保持状態が異なり、遊技球の挙動も異なるものとなり易い。このため、木製の遊技板を用いたパチンコ機の遊技球の挙動に慣れた遊技者にとっては、樹脂製の遊技板を用いたパチンコ機の遊技球の挙動に違和感を感じる可能性があるという問題点がある。 However, the holding state of the game nail differs depending on the material of the game board, and the behavior of the game ball tends to be different. For this reason, for players who are accustomed to the behavior of pachinko machine game balls using wooden game boards, there is a possibility that the game balls of pachinko machines using resin game boards may feel uncomfortable. There is a point.
本発明は、上記例示した事情等に鑑みてなされたものであり、樹脂製の遊技板における遊技球の挙動が好適な遊技機を提供することを目的とするものである。 The present invention has been made in view of the above-mentioned circumstances, and an object thereof is to provide a gaming machine in which the behavior of a game ball on a resin game board is suitable.
上記課題を解決すべく、請求項1記載の発明は、
遊技球が前面側を流下する遊技領域を形成する樹脂製の遊技板と、該遊技板の前面が向
く前方側に突出するようにして設けられる複数の遊技釘とを備えた遊技機において、
前記遊技釘は、前記前方側に突出する突端部に設けられる頭部と、該頭部の外径より細い外径で前記遊技板の前面より前記遊技板の裏面側に続く長さに形成された軸部とを備え、前記遊技板に予め形成される穴部に対して前記遊技板の前面側より前記軸部が挿入されて前記遊技板に保持されるものであり、
前記軸部には、前記遊技板の穴部に保持可能な所定の外径に形成された保持部が設けられ、
前記遊技板の穴部として形成した内径と前記保持部の外径との差に相当する締め代として、前記遊技釘の引き抜き力が略250Nから略500Nの範囲内となる締め代が前記複数の遊技釘の少なくとも一部の締め代として設定され、
前記複数の遊技釘は、前記遊技板の穴部または前記遊技釘の保持部のうち少なくとも一方の形状又は内径若しくは外径が異なる複数種類の係合構造により前記遊技板に保持され、
前記遊技領域に入った遊技球が最初に当接する部位に設けられる所定の遊技釘が、他の一部の遊技釘と比べて引き抜き力を低下させた係合構造によって前記遊技板に保持されていることを特徴とする。
In order to solve the above problems, the invention according to claim 1
In a gaming machine comprising a resin game board that forms a game area in which a game ball flows down the front side, and a plurality of game nails provided so as to protrude forward with the front side of the game board facing,
The game nail is formed with a head provided at a protruding end projecting forward, and a length that is narrower than the outer diameter of the head and extending from the front surface of the game board to the back side of the game board. A shaft portion, and the shaft portion is inserted from the front side of the game board into a hole portion formed in advance in the game board and held by the game board,
The shaft portion is provided with a holding portion formed in a predetermined outer diameter that can be held in the hole portion of the game board,
As a tightening allowance corresponding to the difference between the inner diameter formed as the hole portion of the game board and the outer diameter of the holding portion, a plurality of tightening allowances in which the pulling-out force of the game nail is within a range of about 250 N to about 500 N is provided. It is set as the allowance for at least part of the game nail,
The plurality of game nails are held on the game board by a plurality of types of engagement structures having different shapes or inner diameters or outer diameters of at least one of the hole part of the game board or the holding part of the game nail,
A predetermined game nail provided at a portion where the game ball that has entered the game area first contacts is held on the game board by an engagement structure in which a pulling force is reduced compared to some other game nails. It is characterized by being.
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の遊技機において、前記遊技機は、パチンコ遊技機であることを特徴とする。 The invention according to claim 2 is the gaming machine according to claim 1, wherein the gaming machine is a pachinko gaming machine.
本発明によれば、樹脂製の遊技板における遊技球の挙動が好適な遊技機を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the game machine with which the behavior of the game ball in a resin game board is suitable can be provided.
以下、本発明の実施形態として、遊技機の一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」という)を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態におけるパチンコ機10の斜視図、図2はパチンコ機10に備えられる遊技盤20の正面図である。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to a pachinko gaming machine (hereinafter referred to as a “pachinko machine”) which is a kind of gaming machine. FIG. 1 is a perspective view of a
パチンコ機10には、図1に示すように、その中央部分に透明なガラス板11が前後一対に配置された窓部12が設けられ、その窓部12を介して、遊技球が前面側を流下する遊技盤20が遊技者から視認可能とされている。窓部12の下側には、上下2つの球皿13,14が設けられ、この球皿13,14内に遊技球が貯留される。球皿13,14の右側には、発射ハンドル15が設けられ、遊技者が発射ハンドル15を操作すると、上側の球皿13に貯留された遊技球が1球ずつ、遊技盤20の前面側に向けて発射される。
As shown in FIG. 1, the
遊技盤20には、図2に示すように、略円形状に外周が区画された内側部分に遊技領域21が形成されている。遊技領域21の中央部および下側部分における左右両側には、センター装飾部材22および複数のサイド装飾部材23が設けられ、それら装飾部材22,23を避けた遊技領域21の全域に多数の遊技釘100が設けられている。多数の遊技釘100が設けられた領域には、一般入賞口24、始動入賞口25,26、大当たり時に開放される入賞口を開閉する可変入賞装置27、スルーゲート28等の遊技者にとって特典が付与される入球口が設けられ、それら入球口に遊技球が入球することで賞球が払い出されたり、大当たり等の抽選が行われたりする。遊技盤20は、図2に示すように、その外形を形成する合成樹脂製の遊技板50を備え、遊技板50の表面側から多数の遊技釘100が打ち込まれて取り付けられている。
As shown in FIG. 2, the
遊技板50は、遊技釘100を保持する透明な樹脂により形成された板状の部材であり、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等の透明な合成樹脂を射出成形して形成されている。遊技板50は、必ずしも射出成形により形成する必要はなく、押出成形で形成された板状の部材にルータ加工を施して装飾部材等が取り付けられる貫通穴などを形成しても良いし、必ずしも1枚の板状部材で形成する必要はなく、複数の板状部材を重ね合わせて形
成しても良い。遊技板50の色についても、無色透明であっても、有色透明であっても良く、または透光性を有しない有色不透明の合成樹脂により形成されていても良い。
The
図3は、遊技板50と遊技釘100との固定状態を示す縦断面図である。図3に示すように、遊技釘100は、遊技板50に対して一端側が保持され、遊技板50の前面51が向く前方側に突出するようにして遊技板50に取り付けられている。この遊技釘100が突出する側が遊技盤20の前面側に設けられる遊技領域に相当し、この前面側を遊技球が流下する。
FIG. 3 is a longitudinal sectional view showing a fixed state between the
遊技釘100は、図3に示すように、細長く形成された軸部101と、軸部101の一端側であって遊技板50の前面51側に突出する先端側端部(突端部)にて軸部101より太く形成された頭部102とを有している。この遊技釘100は、金属製であり、例えば、黄銅によって形成され、線材に対して転造などの圧造加工を施して形成されている。
As shown in FIG. 3, the
軸部101は、頭部102とは反対側となる端部に遊技板50に保持される保持部111を有している。この保持部111は、二条の螺旋状の突条がローレット加工により形成されたねじ形状に形成されている。保持部111の更に先端側の先端面112は、半球状に形成されている。
The
遊技板50とガラス板11の間を流下する遊技球は、図3に示すように、軸部101の一部分であって、保持部111と頭部102との間にて断面形状が円形の一定形状に形成された当接部113に当接する。遊技板50に対して遊技釘100は、上側に一定の傾斜を設けて取り付けられ、例えば、水平より5度上側に傾斜させて取り付けられ、上方から遊技釘100に当接した遊技球が遊技板50側に案内され、遊技板50の前面51に沿って遊技球が落下し易く構成されている。
As shown in FIG. 3, the game ball flowing down between the
軸部101の一部分であって、当接部113を一部分とする断面形状が一定に形成された部位の外径D1は、保持部111の外径D2より細く形成され、例えば、略1.85mmの外形とされている。この当接部113に相当する部分が素材としての線材の外径と略同一とされ、保持部111に対しては、当接部113より大きな塑性変形が圧造加工により施される。このため、加工硬化により当接部113より保持部111の方が硬く形成されている。ここで、保持部111の外径D2とは、軸部101の中心となる軸線から最も離れた突条の外周側の端に相当する最大部分における外径である。
The outer diameter D1 of a portion of the
遊技板50に対して保持部111は、図3に示すように、大部分が遊技板50の前面51より奥側に相当する遊技板50の厚み内に挿入され、一部が遊技板50の前面51より前方側に突出する長さに設定されている。遊技板50の前面51より前方側に保持部111が突出する突出量は僅かな量であり、略0.3mmとされている。遊技球の当接や角度調整のためのハンマの打力が遊技釘100の突出している部位に加えられると、遊技板50に設けられる釘穴52の縁部分には高い曲げ応力が生じ、釘穴52の縁部分と遊技釘100の表面との接触力も高いものとなる。この場合に、当接部113などよりも表面が硬化した保持部111が釘穴52の縁部分に当接する構成とされるため、遊技釘100の折損を防止することができる。なお、保持部111の軸方向に沿った長さは、例えば、略4.0mmとされ、遊技板50の前面51より遊技釘100が突出する突出量は、例えば、略18.5mmとされている。
As shown in FIG. 3, most of the holding
遊技板50には、遊技釘100を挿入する前に予め保持部111より小径で断面円形の釘穴52を穿孔し、その釘穴52に遊技釘100が挿入される。詳しくは、遊技釘100は、頭部102を押さえられ、釘穴52内に保持部111のねじ形状に沿って回転しつつ釘穴52内に挿入される。
Before inserting the
この釘穴52として予め穿孔される内径D3は、遊技板50から遊技釘100を引き抜く方向側への力に対抗する保持力(以下、引き抜き力と称す。)が略250Nから略500Nの範囲内となるように設定されている。引き抜き力は、頭部102を工具で掴んだ状態で遊技釘100を軸方向に沿って抜く方向側への力を測定し、遊技釘100が抜き出されることとなる力を測定することで求められる。この引き抜き力は、釘穴52における遊技釘100を保持する部位の内径D3と遊技釘100の保持部111の外径D2との差に相当する締め代によって変化し、締め代が大きくなるほど引き抜き力が高くなり、締め代が小さくなると引き抜き力が低くなる。
The inner diameter D3 previously drilled as the
引き抜き力は、内径D3が異なる複数種類の釘穴52を遊技板50に穿孔し、保持部111の外径D2を一定とした遊技釘100を挿入して固定し、各遊技釘100の引き抜き力を測定することで設定した。この測定結果より、保持部111の外径D2および釘穴52の内径D3の許容寸法が決定されている。
With respect to the pulling force, a plurality of types of nail holes 52 having different inner diameters D3 are drilled in the
保持部111が2.08mmの遊技釘100に対して遊技釘100の引き抜き力を測定した結果、釘穴52の内径D3が1.84mmから1.88mmの範囲(徐変範囲)では、釘穴52の内径D3が0.01mm変化する毎に30N〜50Nの範囲内で変化した。また、この徐変範囲においては、釘穴52の内径D3が0.01mm減少する毎に次第に引き抜き力の減少量が低下した。一方、1.88mmより内径D3を拡大した範囲(急変範囲)として、釘穴52の内径D3を1.89mmとした場合には、1.88mmの場合と比較して引き抜き力が大きく低下し、釘穴52の内径D3の0.01mmの変化に対して引き抜き力が60N以上低下した。本実施形態においては、この釘穴52の内径D3の変化量に対して、引き抜き力が大きく低下する1.88mmを釘穴52の内径D3の基準寸法として設定されている。なお、釘穴52の内径D3が1.88mmの場合における引き抜き力は略440Nであった。
As a result of measuring the pull-out force of the
釘穴52の内径D3の違いは、ハンマで遊技釘100の頭部102を叩いて遊技釘100の角度を規定の角度に調整する場合の感触に影響する。合成樹脂製の遊技板50は、木製の遊技板に比べて硬質であり、釘穴52に保持された遊技釘100を叩いた感触は、合成樹脂製の遊技板50においては硬く、木製の遊技板においては柔らかい。この違いは、遊技釘100に当接する遊技球の挙動にも影響し、木製の遊技板においては遊技釘に当接した遊技球が反発しやすく、それに比して合成樹脂製の遊技板50においてはその反発がしにくい。
The difference in the inner diameter D3 of the
また、釘穴52の内径D3の違いによって、遊技釘100の繰り返し曲げに対する耐久性も変化する。具体的には、遊技釘100の頭部102に対して力を加えて、遊技釘100を遊技板50の前面51と平行な一方側と他方側、例えば、左側と右側とに交互に塑性変形を伴う曲げ変形を生じさせた場合、釘穴52の内径D3が大きいほど、すなわち、引き抜き力が低いほど、遊技釘100が折損するまでの曲げ回数が多く、耐久性が高いものとなった。遊技球の当接部113に相当する箇所に力を繰り返し加え、塑性変形を伴わない耐久試験を実施した結果においても、釘穴52の内径D3が大きいほど、すなわち引き抜き力が低いほど、耐久性が高いものとなった。
Further, the durability of the
遊技釘100の引き抜き力は、木製の遊技板において250N程度であり、この木製の遊技板における遊技球の挙動および遊技釘100の調整の際の感触を近づけるために、本実施形態においては遊技釘100の引き抜き力は、略250Nから略500Nの範囲内となるように設定している。この引き抜き力の設定としては、例えば、略250Nから略400Nとした方が良く、略250Nから略350Nとした方が好適である。ただし、この引き抜き力の許容範囲を狭めるほど、釘穴52の内径D3と保持部111の外径D2の寸
法を厳しく管理する必要があるため、製造コスト等を考慮して一定以上の範囲に設定することが好ましい。
The pull-out force of the
図4は、上側の始動入賞口25の上側部分に設けられる2本の遊技釘100を模式的に示した図である。2本の遊技釘100は、互いの頭部102が離間する方向側に曲げられた状態とされている。2本の遊技釘100の角度は、頭部102の付け根部分の間隔を、薄板状で間隔Wに設定された金属製のゲージ30を差し込んで規定の間隔Wとすることで設定する。この規定の間隔Wとして、遊技釘100の頭部102の間隔の方が遊技釘100の付け根側より広げられる幅とすることで、遊技者から見て遊技球が始動入賞口25に入りやすく見える。しかし、この2本の遊技釘100およびその周辺の遊技釘100の引き抜き力によっては、全く同じ配列、同じ間隔、同じ角度に遊技釘100が配置されていても、始動入賞口25への遊技球の入賞確率が異なるものとなる。従来からのパチンコ機に慣れた遊技者にとっては、見た目と比べて入賞確率が低いと、遊技場や遊技機メーカーに嫌悪感を抱くことも考えられるため、合成樹脂製の遊技板50において、引き抜き力は木製の遊技板に近づけた低い値に設定することが好ましい。これにより、遊技釘100に当接する遊技球の挙動が木製の遊技板における遊技球の挙動に近く、熟練の遊技者にも親しみ易い遊技機を提供することができる。
FIG. 4 is a diagram schematically showing two
このように、パチンコ機10においては、遊技釘100における当接部113より表面が硬い硬質部としての保持部111が遊技板50の前面51に対して前後両側に位置している。このため、遊技板50の前面51における釘穴52の縁部分に遊技釘100が接触することがあっても、その部位は当接部113よりも硬質な部位である。よって、釘穴52の縁部分と遊技釘100との当接による遊技釘100の折損を抑制することができ、樹脂製の遊技板50における遊技釘100の調整作業を好適に行うことができる。
Thus, in the
また、当接部113より表面が硬い保持部111は、遊技板50の前面51より僅かに突出した状態とされている。このため、保持部111と保持部111より軟らかい軸部101との境界位置を視認することで遊技釘が規定位置にあるか否かを容易に確認することができ、遊技釘100を規定位置に管理し易くすることができる。また、遊技板50が透明であるので、保持部111が透明な遊技板50によって透視でき、さらには遊技板50の前面51より前方側に突出する保持部111の突出量は僅かであるため、保持部111が完全に遊技板50の前面51より奥側に入り込んでいるものとの見た目に大差がない。従来における樹脂製の遊技板を用いたパチンコ機においては保持部が遊技板の前面より奥側に位置させるものの、そのパチンコ機と見栄えは変わらず、しかも遊技釘100を規定位置に管理しやすいパチンコ機とすることができる。
Further, the holding
また、従来の樹脂製の遊技板における遊技釘の引き抜き力は、木製の遊技板における引き抜き力の2倍以上に相当する500Nより大きな値とされていた。樹脂製の遊技板は、木製の遊技板に比べて、締め代の変化に対して引き抜き力が大きく変化し、この変化量は、上記したように、一定量以上の締め代においては釘穴の内径の変化に対する変化量が少なくなるため、変化量が少なくなる寸法まで締め代を大きくし、それに伴い遊技釘の引き抜き力は大きな値となっていた。 Further, the pulling force of the game nail in the conventional resin game board is set to a value larger than 500 N corresponding to more than twice the pulling force in the wooden game board. As compared with wooden game boards, the plastic game board has a large change in the pulling force with respect to the change in the tightening allowance. Since the amount of change with respect to the change in the inner diameter is reduced, the tightening allowance is increased to a dimension where the amount of change is reduced, and accordingly, the pulling force of the game nail has a large value.
これに対し、本発明におけるパチンコ機10においては、樹脂製の遊技板50における遊技釘100の引き抜き力が低く抑えられた締め代とされ、遊技釘100の保持力が低く抑えられている。この保持力の低下により、遊技釘100の角度調整における感触が柔らかくて作業性が良く、また、遊技釘100に当接する遊技球の挙動が木製の遊技板における遊技球の挙動に近く、熟練の遊技者も親しみ易い遊技機とすることができる。
On the other hand, in the
ここで、上記した第1実施形態に代えて、全ての遊技釘100に対しての引き抜き力を
低く設定するように、寸法管理を厳しくしなくても、入賞口への入賞等、遊技の結果に影響しやすい遊技釘100(特定遊技釘100a)に対しての引き抜き力のみが低くなるようにしても良い。図3に示すように、入賞口の上流側や、入賞通路の入口付近、或いは、遊技領域21に入った遊技球が最初に当接する部位等の特定部位61に設けられる複数の特定遊技釘100aが設けられる釘穴52は、他の釘穴52に比べて内径D3の許容寸法の中央値を大きく設定しても良い。すなわち、締め代が異なる複数種類の係合構造となるように遊技釘および釘穴の寸法を設定し、特定遊技釘100aの釘穴52は、基準寸法の1.88mmに対して大小0.01mmの範囲を許容寸法として設定する一方、特定遊技釘100a以外の一般遊技釘100bは、基準寸法に対してマイナス0.01mmからプラス0.03mmまでの許容寸法とする。平均寸法として0.01mmの差となるものの、許容寸法が拡げられた釘穴52に対しては加工の速度を速めたり、管理コストを低減したりすることができ、製造時などにおいて角度調整が施されやすい特定遊技釘100aについては耐久性やハンマで叩いた感触を柔らかなものとする等、機能性を向上することができる。
Here, instead of the first embodiment described above, the result of the game, such as winning a prize opening or the like, without strict dimensional management so as to set the pull-out force for all the game nails 100 low. Only the pulling force with respect to the game nail 100 (
次に、一般遊技釘100bに比べて特定遊技釘100aの引き抜き力を低下させる他の形態について説明する。図5は、第2実施形態における遊技板200における遊技釘100の固定状態を示す縦断面図である。上記した第1実施形態と遊技釘100は同一形状であり、釘穴の形状が異なっている。以下、第1実施形態における構成と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を説明する。
Next, another mode for reducing the pulling force of the
第2実施形態における釘穴202は、図5に示すように、遊技板50における遊技釘100が突出する前面201側の内径D4が大きい段付きの断面円形の穴形状に形成され、奥側の内径D3が前面201側の内径D4より小さく形成されている。遊技釘100の保持部111は、奥側の内径D3の部分に保持されている。遊技板200の前面201からの遊技釘100の突出量は、第1実施形態における突出量と同一に設定され、保持部111の一部が遊技板200の前面201より前方側に位置している。かかる段付き釘穴202は、上記した特定遊技釘100aが配置される位置に設けられ、一般遊技釘100bに対しては上記した第1実施形態における断面一定の釘穴52が設けられている(図2および図3参照)。
As shown in FIG. 5, the
段付き釘穴202は、遊技板200に対して保持部111より小さい内径D3を遊技板200の前後に貫通するように形成し、その工程とは別工程で保持部111より大きな内径D4を遊技板200の前面201側から奥面に貫通しない一部に形成する。大きな内径D4を形成する工程は、奥側の内径D3を形成する前に形成しても、その後に形成しても良い。
The stepped
一般遊技釘100bの釘穴52の内径D3は、段付き釘穴202の内径と同一の基準寸法とし、上記第1実施形態における基準寸法より小さな内径とし、例えば、0.02mm小さな内径とする。基準寸法が小さくされた分、遊技釘100の引き抜き力が高くなるものの、その保持部111の軸方向における内径D3に保持される保持長さは、段付き釘穴202において短く形成され、段付き釘穴202に保持される特定遊技釘100aの引き抜き力は一般遊技釘100bと比べて低くなる。このように構成することで、一般遊技釘100bおよび特定遊技釘100aの保持部111を保持する部分の内径D3を共通化し、同一の工具で加工することができる。そして、その加工速度を特定遊技釘100aにおける奥側の内径D3を加工する際には、一般遊技釘100bにおける内径D3を加工するときより遅くすることで工具の軸がぶれにくくなって、精度の高い内径D3を形成することができる。
The inner diameter D3 of the
また、遊技釘100が保持される保持部111は、特定遊技釘100aの方が遊技板2
00の前面201より奥側となり、同一の突出量で遊技釘100が設けられても特定遊技釘100aにおける遊技球が弾み易いものとなり、木製の遊技板に近い遊技球の挙動を合成樹脂製の遊技板200で実現しやすくすることができる。
In addition, the holding
Even if the
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態においては、遊技釘100の形状が第1実施形態および第2実施形態と異なるものであり、また、遊技板50の厚みが厚く形成されている。図6は、第3実施形態における遊技釘の固定状態を示す縦断面図である。以下、第3実施形態における遊技釘の固定構造について、第1実施形態と異なる部分を説明する。
Next, a third embodiment will be described. In the third embodiment, the shape of the
第3実施形態における遊技釘150は、頭部102と保持部111との間の軸部分が一定の断面形状でなく、保持部111に近い一部分に外周が細く形成されたくびれ部152が設けられ、そのくびれ部152の長さ分、第1実施形態における遊技釘100より長く形成されている。このくびれ部152は、黄銅の線材を細く圧造加工することにより形成され、加工硬化により遊技球が当接する当接部113等に比べて表面が硬く形成されている。くびれ部152は、軸部151の長さ方向における中央部が最も細く、その両側が次第に太く形成され、側面視において円弧状に凹んで形成されている。くびれ部152の軸方向の長さは例えば2mmとされ、最小部分の直径は例えば1.75mmとされている。このくびれ部152の一部は、遊技板300の前面301より前方側に0.3mm突出するように位置し、残りの部分が遊技板300の厚み内に位置している。遊技板300は、第1実施形態における遊技板50より厚く形成され、遊技釘150の保持部111は、軸部101の軸方向に沿った全域が保持される。釘穴302の内径D3は、上記した第1実施形態における釘穴52の内径D3と同一である。
The
この第3実施形態における遊技釘150が遊技板300に設けられることにより、第1実施形態における遊技釘100と比べて、遊技球が当接する当接部113と保持部111との間隔を離間させることができ、遊技球が弾み易く、木製の遊技板に近い遊技球の挙動を合成樹脂製の遊技板300で実現することができる。
By providing the
また、くびれ部152は、遊技板300の前面301における釘穴52の縁部分に当接するものの、当接部113に比べて硬化した高硬度の部位であり、しかも、その部位が細く形成されているので、遊技釘100と釘穴52の縁部分とが接触しにくく、接触したとしてもその接触力が低くなることで、遊技釘100の折損を防止することができる。
In addition, the
なお、本発明は、上記実施形態に限られることはなく、例えば、以下に記載するように変形して実施しても良い。この場合に、以下に記載する各構成を上記実施形態に対して適用しても良く、以下に記載する複数の構成を組み合わせて上記実施形態に対して適用しても良い。 In addition, this invention is not restricted to the said embodiment, For example, you may deform | transform and implement as described below. In this case, each configuration described below may be applied to the above embodiment, or a plurality of configurations described below may be combined and applied to the above embodiment.
上記第1実施形態においては、遊技板50に設けられる釘穴52は、断面円形としたが、必ずしも断面円形とする必要はなく、上記した引き抜き力となる断面形状として非円形の多角形あるいは星形など、他の形状で形成しても良い。また、釘穴52は、必ずしも貫通穴で構成する必要はなく、遊技板50の前面側のみが開放され、裏面側が塞がれた非貫通の穴で構成しても良い。ただし、遊技釘100が折損した場合には、遊技釘100を裏面側に押し出して抜き取り可能なように、上記実施形態のように、保持部111を保持する内径の穴が裏面側まで貫通していることが好ましい。これにより、遊技釘100が折損した場合に、遊技釘100の残り部分を表面側に抜き出す場合に比べて、釘穴52の内面が削られにくく、新たな遊技釘に交換した場合における遊技釘100の引き抜きに対する保持力を高いものとすることができる。
In the first embodiment, the
ここで、上記第1実施形態におけるセンター装飾部材22は、遊技板50に開口を設けて、遊技板50の前面51側よりネジ止めにより固定する等、遊技板50の開口に対して前面側より取り外し自在に固定されることが好ましい。上記したように折損した遊技釘100を遊技板50の裏面側に押し出して抜き取りする場合に、その遊技板50の開口を通じて遊技板50の前後に一部が配置される例えば側面視コの字状の専用の工具を配置することができる。詳細には、その工具における前面側に位置する部位には、裏面側に位置する部位側に突出するように移動可能な軸状の部材を設け、その部材で折損した遊技釘100を遊技板50の前面側より押し出すようにする。始動入賞口25の上側やその付近に設けられる遊技釘100、またはセンター装飾部材22に遊技球の通路を設けて始動入賞口25から離れた上流側部分から始動入賞口25の直上部分へ案内する場合などにおける当該通路の入口部分等、センター装飾部材22の周辺には、遊技球の当接頻度が高く、また入賞等の遊技の結果に対する影響の高い遊技釘100が多く配置され、これらの遊技釘は設計値通りに遊技者に遊技球が賞球として払い出されるように規定位置で規定の角度に配置する必要がある。この種の遊技釘100は折損する可能性が高く、かかる遊技釘100に対して透明な遊技板であっても遊技板50の開口を設けることで小型の専用の工具でも遊技板50の前面51側から裏面側に遊技釘100を押し出して、新たな遊技釘に交換した場合における遊技釘100の引き抜きに対する保持力を高く維持することができる。
Here, the
上記第3実施形態において、センター装飾部材22を、遊技板300の開口を通じて前面301側より固定した遊技板300に上記第3実施形態における遊技釘150を取り付ける構成としても良く、この場合には、硬質部としてのくびれ部152は断面積が当接部113より小さく、そのくびれ部152の中央部または曲げ応力が高い保持部111に近い部位にて遊技釘150が折損し易く、この折損した遊技釘150の先端側の一部が遊技板300の厚み範囲内、すなわち、釘穴302内に残存し易い。この残存した遊技釘150を遊技板300の裏面側に押し出して新たな遊技釘152を挿入する場合、折損した遊技釘150を押し出す際に釘穴302の内面における遊技板300の前面301側は残存した遊技釘150によって擦られることが全くないため、その部分が削られることがなく、新たな遊技釘に交換した場合における遊技釘100の引き抜きに対する保持力を高いものとし易くすることができる。
In the third embodiment, the
上記各実施形態において、保持部111は、外周面側に突出する2条のねじ形状により構成したが、必ずしも2条のねじ形状とする必要はなく、1条または3条以上としても良いし、上記引き抜き力となるような形状であれば、断面形状が軸方向に沿ってねじれていない、網形状または縞状のローレット形状或いは軸方向に平行な突条が周方向に多数設けられることで周面に凹凸が設けられた断面形状を有する保持部としても良い。
In each of the above embodiments, the holding
上記各実施形態においては、硬質部としての保持部111およびくびれ部152は、遊技板50,200,300の前面51,201,301より前方側へ略0.3mm突出するようにして設けられていたが、必ずしも該突出量とする必要はないが、略0.1mm以上で0.5mmの範囲内とすることが好ましく、略0.2mmから略0.4mmの範囲に内とすることが好適である。また、遊技釘100,150が遊技板50,200,300に対して上方に傾けて取り付けられている場合には、硬質部の突出量は、上側部分で最小となるため、その最小部分において上記した突出量とすることが好ましい。
In each of the above embodiments, the holding
上記各実施形態においては、硬質部としての保持部111およびくびれ部152は、外形形状を形成する際の加工による塑性変形によって当接部より硬く形成したが、必ずしも形状を加工する際に硬く形成する必要はなく、他の方法により硬質部を形成しても良い。例えば、小径の鉄球を表面に衝突させて表面を硬化させるショットピーニング等の加工により表面を硬くしても良いし、または、遊技釘の軸部における遊技板の前面に対して前後に位置する範囲に母材としての黄銅より硬質な金属の膜または層を蒸着等により形成する
ことで表面を硬くしても良い。この硬質部としての保持部111又はくびれ部152と、硬質部でない部位との境界は、境界線として一見して確認可能なように、稜線がくっきりと出るように形成したり、表面の色を異ならせたりして、境界線が確認可能にすることが好ましく、これにより、遊技板50,200,300の前面側における釘穴52,202,302の縁部分と、境界線との位置関係を容易に確認することができ、また、その縁部分と上記境界線とが重なることで見栄えは良質なものとすることができる。なお、上記各実施形態における締め代又は引き抜き力とは異なる締め代又は引き抜き力となるように釘穴52,202,302の内径と保持部111の外径との組合せとしつつ、遊技板の前面側に硬質部の一部をわずかに突出させる構成としても良く、この場合でも樹脂製の遊技板における遊技釘の調整作業を好適に行うことができる。また、樹脂製の遊技板の前面に着色されたシート状の装飾板(セル板)を配置したり、不透明な樹脂製の遊技板としたりして、遊技板の前面側から釘穴の内部に挿入された遊技釘の先端部を視認不能に構成しても良く、この場合には遊技板の前面より突出している硬質部としての保持部111の一部の突出を視認し易くすることができて、好ましい。
In each of the above embodiments, the holding
上記各実施形態においては、硬質部としての保持部111又はくびれ部152の一部が遊技板50,200,300の前面より前方側に突出する構成としたが、必ずしもこの構成とする必要がなく、硬質部は釘穴52,202,302内に完全に入り込んで配置しつつ、上記した締め代又は引き抜き力の設定とすることで、樹脂製の遊技板における遊技球の挙動は好適なものとすることができて好ましい。
In each of the above-described embodiments, a part of the holding
上記各実施形態における特定遊技釘100aが設けられる特定部位61は、上記実施形態における部位に限らず、他の部位としても良く、この場合に、遊技釘の角度調整として傾斜が大きかったり、遊技球が頻繁に当接したり、遊技球が高速で当接する部位を特定部位として設定することが好ましい。また、上記各実施形態における遊技釘100,150と釘穴52,202,302とを組合せた遊技釘と釘穴との係わり合う係合構造について、上記各実施形態に記載の1の係合構造を1のパチンコ機に設けられる全ての遊技釘に対して適用しても良く、特定遊技釘100aと一般遊技釘100bとに分けて2種類の係合構造を1のパチンコ機に適用しても良く、3種類以上の係合構造を1のパチンコ機に適用しても良い。
The
本発明を上記実施形態とは異なるタイプのパチンコ機等に実施しても良い。例えば、一度大当たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるようなパチンコ機として実施しても良い。また、大当たり図柄が表示された後に、所定の領域に球が入賞することを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実施しても良い。また、大当たり等の抽選機能のないいわゆる普通機として採用されても良い。球が所定の入賞口に入ることで特別遊技状態となるパチンコ機として実施しても良い。また、球が循環する封入式のパチンコ機に実施しても良い。さらに、パチンコ機以外にも、アレンジボール型パチンコ、雀球等の各種遊技機として実施するようにしても良い。 You may implement this invention in the pachinko machine etc. of a type different from the said embodiment. For example, it may be implemented as a pachinko machine in which a big hit expectation value is increased until a big hit state is generated several times (for example, two times or three times) including that. Moreover, after a jackpot symbol is displayed, it may be implemented as a pachinko machine that enters a special gaming state on the condition that a ball wins a predetermined area. Moreover, you may employ | adopt as what is called a normal machine without lottery functions, such as jackpot. You may implement as a pachinko machine which will be in a special game state when a ball enters a predetermined winning slot. Moreover, you may implement in the enclosed pachinko machine with which a ball | bowl circulates. Further, in addition to the pachinko machine, the present invention may be implemented as various game machines such as an arrangement ball type pachinko machine and a sparrow ball.
以下、上記した実施形態から抽出される発明群の特徴について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、上記各実施形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。また、各特徴に記載した用語の意味や例示等は、同一の文言にて記載した他の特徴に記載した用語の意味や例示として適用しても良い。 Hereinafter, the features of the invention group extracted from the above-described embodiment will be described while showing effects and the like as necessary. In the following, for easy understanding, the corresponding configuration in each of the above embodiments is appropriately shown in parentheses, etc., but is not limited to the specific configuration shown in parentheses. In addition, the meanings and examples of terms described in each feature may be applied as the meanings and examples of terms described in other features described in the same wording.
<特徴A群>
従来、遊技機の代表例としてパチンコ機がある。パチンコ機は、例えば、遊技球が流下する遊技領域を形成する遊技盤を備え、遊技領域には、遊技球が入賞した場合に遊技球が
払い出される入賞口と、その入賞口へ遊技球を導く通路と入賞口に入賞しないでアウト口へ導く通路とを形成する多数の遊技釘が設けられている。多数の遊技釘は、遊技盤の外形を形成する遊技板に打ち込まれて固定されるものであり、この遊技板として、以前はベニヤ等の木材が用いられ、近年では樹脂製の板材または成形品も使用されている。特に透明樹脂製の遊技板を用いることで、遊技板の背面側に設けた発光体等の装飾部材を遊技者から視認可能とすることができ、装飾部品の設置領域を従来以上に拡大することができる(例えば、特開2008−161638号参照)。
<Feature A group>
Conventionally, there is a pachinko machine as a representative example of a gaming machine. The pachinko machine has, for example, a game board that forms a game area in which game balls flow down. In the game area, a game ball is paid out when the game ball wins, and the game ball is guided to the prize opening. A number of game nails are provided that form a passage and a passage that leads to the out-out opening without winning the winning opening. A large number of game nails are driven and fixed to a game board that forms the outer shape of the game board. As this game board, wood such as veneer has been used in the past, and in recent years, resin board materials or molded products are used. Has also been used. In particular, by using a game board made of transparent resin, it is possible to make a decorative member such as a light emitter provided on the back side of the game board visible to the player, and to expand the installation area of the decorative parts more than before. (For example, refer to JP2008-161638).
しかしながら、樹脂製の遊技板に打ち込まれた遊技釘は、木製の遊技板に打ち込まれた遊技釘に比べて遊技釘を調整する感触が異なるものであり、従来通りには調整することができず、その調整をし過ぎると遊技釘が折れてしまうという問題点がある。 However, game nails driven into resin game boards have different feels to adjust game nails compared to game nails driven into wooden game boards and cannot be adjusted as usual. If you adjust it too much, there is a problem that the game nail breaks.
<特徴A1>
遊技球が前面側を流下する樹脂製の遊技板(遊技板50,200,300)と、該遊技板の前面が向く前方側に突出するようにして設けられる遊技釘(遊技釘100,150)とを備えた遊技機(パチンコ機10)において、
前記遊技釘は、前記前方側に突出する突端部に設けられる頭部(頭部102)と、該頭部の外径より細い外径で前記遊技板の前面より前記遊技板の裏面側に続く長さに形成された軸部(軸部101,151)とを備え、前記遊技板に予め形成される穴部(釘穴52,202,302)に対して前記遊技板の前面側より前記軸部が挿入されて前記遊技板に保持されるものであり、
前記軸部には、前記遊技板の穴部に保持可能な所定の外径に形成された保持部(保持部111)と、
前記遊技板の前面より前記前方側に位置し、遊技球が当接する当接部(当接部113)とが設けられ、
前記軸部における前記保持部と前記当接部との間の一部(くびれ部152)、または前記保持部は、前記軸部の軸方向に沿って前記当接部より表面が硬い硬質部とされ、
前記遊技釘は、前記遊技板の前面に対して前記前方側に前記硬質部の一部が僅かに突出し、前記遊技板の前面に対して前後両側に前記硬質部が位置する状態で前記遊技板に保持されていることを特徴とする遊技機。
<Feature A1>
A resin game board (
The game nail continues from the front surface of the game board to the back surface side of the game board with a head (head 102) provided at a protruding end protruding to the front side and an outer diameter smaller than the outer diameter of the head. A shaft portion (
In the shaft portion, a holding portion (holding portion 111) formed with a predetermined outer diameter that can be held in the hole portion of the game board,
A contact portion (contact portion 113) that is positioned on the front side of the front surface of the game board and that contacts the game ball;
A part of the shaft portion between the holding portion and the contact portion (neck portion 152), or the holding portion is a hard portion whose surface is harder than the contact portion along the axial direction of the shaft portion. And
In the gaming nail, a part of the hard portion slightly protrudes on the front side with respect to the front surface of the game board, and the hard board is located on both front and rear sides with respect to the front surface of the game board. A gaming machine characterized by being held in
特徴A1記載の遊技機によれば、樹脂製の遊技板における遊技釘の調整作業を好適に行うことができる。すなわち、遊技釘の硬質部が遊技板の前面に対して前後両側に位置するので、遊技板の前面における穴部の縁部分に遊技釘が接触することがあっても、その部位は当接部よりも硬質な部位である。よって、穴部の縁部分と遊技釘との当接による遊技釘の折損を抑制することができ、樹脂製の遊技板における遊技釘の調整作業を好適に行うことができる。 According to the gaming machine described in the feature A1, the adjustment operation of the game nail on the resin game board can be suitably performed. That is, since the hard part of the game nail is located on both the front and rear sides with respect to the front surface of the game board, even if the game nail may contact the edge part of the hole part on the front surface of the game board, the part is the contact part. It is a harder part. Therefore, breakage of the game nail due to contact between the edge portion of the hole and the game nail can be suppressed, and adjustment of the game nail on the resin game board can be suitably performed.
また、硬質部が遊技板の前面より僅かに突出した状態とされるため、硬質部と硬質部より軟質の部位との境界位置を視認することで遊技釘が規定位置にあるか否かを容易に確認することができ、遊技釘を規定位置に管理し易くすることができる。また、透明な遊技板とした場合には、硬質部の一部が遊技板の前面より前方側に突出していても、その突出量は僅かであり、また硬質部の全部が遊技板の前面より奥側にあっても硬質部が透視できるため、硬質部が完全に遊技板の前面より奥側に入り込んでいるものとの見た目に大差がない。よって、遊技機としての見栄えを従来における樹脂製の遊技板を用いた遊技機と同等としつつ、遊技釘を規定位置に管理しやすい遊技機とすることができ、一層遊技釘の調整作業を好適に行うことができる。 In addition, since the hard part protrudes slightly from the front surface of the game board, it is easy to check whether the game nail is in the specified position by visually checking the boundary position between the hard part and the softer part than the hard part. The game nail can be easily managed at the specified position. In the case of a transparent game board, even if a part of the hard part protrudes forward from the front surface of the game board, the amount of protrusion is small, and the entire hard part is less than the front face of the game board. Since the hard part can be seen through even on the back side, there is no big difference in appearance with the hard part completely entering the back side from the front of the game board. Therefore, it is possible to make the game nail easy to manage at a specified position while making the appearance as a game machine equivalent to a conventional game machine using a resin game board, and it is more suitable for the adjustment work of the game nail. Can be done.
なお、特徴A1における硬質部が僅かに突出するとは、軸部の軸方向に沿った硬質部の長さに対して略5分の1以下の少量だけ突出するとしても良い。かかる構成とすることに
より、硬質部を形成したことによる遊技釘の疲労強度等の耐久性を高く維持しつつ、遊技球の調整作業が容易な遊技機とすることができる。
Note that the hard part in the feature A1 slightly protrudes may be a small amount of approximately one fifth or less of the length of the hard part along the axial direction of the shaft part. With such a configuration, it is possible to provide a gaming machine that allows easy adjustment of the game ball while maintaining high durability such as fatigue strength of the game nail resulting from the formation of the hard portion.
<特徴A2>
前記遊技釘は、前記遊技板の前面より前記前方側に前記硬質部が0.5mm以下の長さで突出した状態で前記遊技板に保持されていることを特徴とする特徴A1記載の遊技機。
<Feature A2>
The gaming machine according to claim A1, wherein the gaming nail is held by the gaming board in a state where the hard portion protrudes from the front surface of the gaming board to the front side with a length of 0.5 mm or less. .
<特徴A3>
前記遊技板の穴部として形成した内径と前記保持部の外径との差に相当する締め代が、略0.18mmから略0.22mmまでの範囲内に設定されていることを特徴とする特徴A1またはA2に記載の遊技機。
<Feature A3>
A fastening allowance corresponding to a difference between an inner diameter formed as a hole portion of the game board and an outer diameter of the holding portion is set in a range from approximately 0.18 mm to approximately 0.22 mm. A gaming machine according to feature A1 or A2.
特徴A3記載の遊技機によれば、樹脂製の遊技板における遊技釘の引き抜きに対抗する保持力が低く抑えられる。この保持力の低下により、遊技釘の角度調整における感触が柔らかくて作業性が良く、また、遊技釘に当接する遊技球の挙動が木製の遊技板における遊技球の挙動に近く、熟練の遊技者も親しみ易い遊技機を提供することができる。 According to the gaming machine described in the feature A3, the holding force that opposes the pulling out of the game nail in the resin game board can be kept low. Due to this decrease in holding power, the feel of adjusting the angle of the game nail is soft and workability is good, and the behavior of the game ball in contact with the game nail is close to the behavior of the game ball on the wooden game board, so that the skilled player It is possible to provide a game machine that is easy to get along with.
なお、特徴A3に記載の遊技機における締め代は、略0.19mmから略0.21mmの範囲内に設定されていることが更に好ましい。また、特徴A2に記載の遊技機における保持部は、前記当接部の外径に対し、外径が略1.1倍から略1.3倍で、軸方向における長さが略1.5から略3倍に設定されていることが好ましい。 In addition, it is more preferable that the tightening allowance in the gaming machine described in the feature A3 is set in a range of approximately 0.19 mm to approximately 0.21 mm. Further, the holding portion in the gaming machine described in the feature A2 has an outer diameter that is approximately 1.1 times to approximately 1.3 times the outer diameter of the contact portion, and an axial length of approximately 1.5 times. It is preferable that the ratio is set to approximately three times.
<特徴B群>
従来、遊技機の代表例としてパチンコ機がある。パチンコ機は、例えば、遊技球が流下する遊技領域を形成する遊技盤を備え、遊技領域には、遊技球が入賞した場合に遊技球が払い出される入賞口と、その入賞口へ遊技球を導く通路と入賞口に入賞しないでアウト口へ導く通路とを形成する多数の遊技釘が設けられている。多数の遊技釘は、遊技盤の外形を形成する遊技板に打ち込まれて固定されるものであり、この遊技板として、以前はベニヤ等の木材が用いられ、近年では樹脂製の板材または成形品も使用されている。特に透明樹脂製の遊技板を用いることで、遊技板の背面側に設けた発光体等の装飾部材を遊技者から視認可能とすることができ、装飾部品の設置領域を従来以上に拡大することができる(例えば、特開2008−161638号参照)。
<Feature B group>
Conventionally, there is a pachinko machine as a representative example of a gaming machine. The pachinko machine has, for example, a game board that forms a game area in which game balls flow down. In the game area, a game ball is paid out when the game ball wins, and the game ball is guided to the prize opening. A number of game nails are provided that form a passage and a passage that leads to the out-out opening without winning the winning opening. A large number of game nails are driven and fixed to a game board that forms the outer shape of the game board. As this game board, wood such as veneer has been used in the past, and in recent years, resin board materials or molded products are used. Has also been used. In particular, by using a game board made of transparent resin, it is possible to make a decorative member such as a light emitter provided on the back side of the game board visible to the player, and to expand the installation area of the decorative parts more than before. (For example, refer to JP2008-161638).
しかしながら、遊技板の材質により遊技釘の保持状態が異なり、遊技球の挙動も異なるものとなり易い。このため、木製の遊技板を用いたパチンコ機の遊技球の挙動に慣れた遊技者にとっては、樹脂製の遊技板を用いたパチンコ機の遊技球の挙動に違和感を感じる可能性があるという問題点がある。 However, the holding state of the game nail differs depending on the material of the game board, and the behavior of the game ball tends to be different. For this reason, for players who are accustomed to the behavior of pachinko machine game balls using wooden game boards, there is a possibility that the game balls of pachinko machines using resin game boards may feel uncomfortable. There is a point.
<特徴B1>
遊技球が前面側を流下する樹脂製の遊技板と、該遊技板の前面が向く前方側に突出するようにして設けられる複数の遊技釘とを備えた遊技機において、
前記遊技釘は、前記前方側に突出する突端部に設けられる頭部と、該頭部の外径より細い外径で前記遊技板の前面より前記遊技板の裏面側に続く長さに形成された軸部とを備え、前記遊技板に予め形成される穴部に対して前記遊技板の前面側より前記軸部が挿入されて前記遊技板に保持されるものであり、
前記軸部には、前記遊技板の穴部に保持可能な所定の外径に形成された保持部が設けられ、
前記遊技板の穴部として形成した内径と前記保持部の外径との差に相当する締め代として、該締め代の減少に対して前記遊技釘の引き抜き力が次第に低下する徐変範囲と、該徐変範囲に比べて、前記締め代が少なく前記締め代の減少に対して前記引き抜き力が大きく
低下する急変範囲とのうち、該急変範囲における所定量以上の締め代が前記複数の遊技釘の少なくとも一部の締め代として設定されていることを特徴とする遊技機。
<Feature B1>
In a gaming machine comprising a resin game board in which a game ball flows down the front side, and a plurality of game nails provided so as to protrude forward with the front side of the game board facing,
The game nail is formed with a head provided at a protruding end projecting forward, and a length that is narrower than the outer diameter of the head and extending from the front surface of the game board to the back side of the game board. A shaft portion, and the shaft portion is inserted from the front side of the game board into a hole portion formed in advance in the game board and held by the game board,
The shaft portion is provided with a holding portion formed in a predetermined outer diameter that can be held in the hole portion of the game board,
As a tightening margin corresponding to the difference between the inner diameter formed as the hole portion of the game board and the outer diameter of the holding portion, a gradually changing range in which the pulling force of the game nail gradually decreases with respect to the decrease in the tightening margin; The plurality of game nails have a tightening allowance of a predetermined amount or more in the sudden change range out of the sudden change range in which the pull-out force is greatly reduced with respect to the decrease in the tightening allowance as compared with the gradual change range. A gaming machine characterized in that it is set as an allowance for at least a part of the game machine.
<特徴B2>
遊技球が前面側を流下する樹脂製の遊技板と、該遊技板の前面が向く前方側に突出するようにして設けられる複数の遊技釘とを備えた遊技機において、
前記遊技釘は、前記前方側に突出する突端部に設けられる頭部と、該頭部の外径より細い外径で前記遊技板の前面より前記遊技板の裏面側に続く長さに形成された軸部とを備え、前記遊技板に予め形成される穴部に対して前記遊技板の前面側より前記軸部が挿入されて前記遊技板に保持されるものであり、
前記軸部には、前記遊技板の穴部に保持可能な所定の外径に形成された保持部が設けられ、
前記遊技板の穴部として形成した内径と前記保持部の外径との差に相当する締め代として、前記遊技釘の引き抜き力が略250Nから略500Nの範囲内となる締め代が前記複数の遊技釘の少なくとも一部の締め代として設定されていることを特徴とする遊技機。
<Feature B2>
In a gaming machine comprising a resin game board in which a game ball flows down the front side, and a plurality of game nails provided so as to protrude forward with the front side of the game board facing,
The game nail is formed with a head provided at a protruding end projecting forward, and a length that is narrower than the outer diameter of the head and extending from the front surface of the game board to the back side of the game board. A shaft portion, and the shaft portion is inserted from the front side of the game board into a hole portion formed in advance in the game board and held by the game board,
The shaft portion is provided with a holding portion formed in a predetermined outer diameter that can be held in the hole portion of the game board,
As a tightening allowance corresponding to the difference between the inner diameter formed as the hole portion of the game board and the outer diameter of the holding portion, a plurality of tightening allowances in which the pulling-out force of the game nail is within a range of about 250 N to about 500 N is provided. A gaming machine characterized in that it is set as an allowance for at least part of a game nail.
特徴B1およびB2記載の遊技機によれば、樹脂製の遊技板における遊技球の挙動が好適な遊技機を提供することができる。すなわち、樹脂製の遊技板における遊技釘の引き抜き力が低く抑えられた締め代とされているので、遊技釘の保持力が従来より低く抑えられる。この保持力の低下により、遊技釘の角度調整における感触が柔らかくて作業性が良く、また、遊技釘に当接する遊技球の挙動が木製の遊技板における遊技球の挙動に近く、熟練の遊技者も親しみ易い遊技機を提供することができる。 According to the gaming machine described in the features B1 and B2, it is possible to provide a gaming machine in which the behavior of the game ball on the resin game board is suitable. In other words, since it is a tightening allowance in which the pulling-out force of the game nail in the resin game board is kept low, the holding force of the game nail is kept lower than before. Due to this decrease in holding power, the feel of adjusting the angle of the game nail is soft and workability is good, and the behavior of the game ball in contact with the game nail is close to the behavior of the game ball on the wooden game board, so that the skilled player It is possible to provide a game machine that is easy to get along with.
<特徴B3>
前記複数の遊技釘は、前記遊技板の穴部または前記遊技釘の保持部のうち少なくとも一方の形状又は内径若しくは外径が異なる複数種類の係合構造により前記遊技板に保持されていることを特徴とする特徴B1またはB2記載の遊技機。
<Feature B3>
The plurality of game nails are held on the game board by a plurality of types of engagement structures having different shapes or inner diameters or outer diameters of at least one of the hole part of the game board or the holding part of the game nail. A gaming machine according to the characteristic B1 or B2.
<特徴C1>
遊技球が前面側を流下する樹脂製の遊技板と、該遊技板の前面が向く前方側に突出するようにして設けられる複数の遊技釘とを備えた遊技機において、
前記遊技釘は、前記前方側に突出する突端部に設けられる頭部と、該頭部の外径より細い外径で前記遊技板の前面より前記遊技板の裏面側に続く長さに形成された軸部とを備え、前記遊技板に予め形成される穴部に対して前記遊技板の前面側より前記軸部が挿入されて前記遊技板に保持されるものであり、
前記軸部には、前記遊技板の穴部に保持可能な所定の外径に形成された保持部と、
前記遊技板の前面より前記前方側に位置し、遊技球が当接する当接部とが設けられ、
前記複数の遊技釘は、前記遊技板の穴部または前記遊技釘の保持部のうち少なくとも一方の形状又は内径若しくは外径が異なる複数種類の係合構造により前記遊技板に保持されていることを特徴とする遊技機。
<Feature C1>
In a gaming machine comprising a resin game board in which a game ball flows down the front side, and a plurality of game nails provided so as to protrude forward with the front side of the game board facing,
The game nail is formed with a head provided at a protruding end projecting forward, and a length that is narrower than the outer diameter of the head and extending from the front surface of the game board to the back side of the game board. A shaft portion, and the shaft portion is inserted from the front side of the game board into a hole portion formed in advance in the game board and held by the game board,
In the shaft portion, a holding portion formed in a predetermined outer diameter that can be held in the hole portion of the game board, and
An abutting portion that is positioned on the front side of the front surface of the game board and that contacts the game ball is provided,
The plurality of game nails are held on the game board by a plurality of types of engagement structures having different shapes or inner diameters or outer diameters of at least one of the hole part of the game board or the holding part of the game nail. A featured gaming machine.
特徴B3またはC1記載の遊技機によれば、大きな角度調整が施される遊技釘や入賞口への入賞に影響しやすい遊技釘等、一部の遊技釘に対しての引き抜き力のみが低くなるように設定して遊技釘の調整作業および遊技球の挙動を好適なものとしつつ、他の遊技釘に対しては引き抜き力を高く設定して製造コストや加工性を重視した構造を採用することができる。 According to the gaming machine described in the feature B3 or C1, only a pulling force with respect to some game nails such as a game nail that is subjected to a large angle adjustment or a game nail that easily influences a winning in a winning opening is reduced. In order to make the adjustment of the game nail and the behavior of the game ball suitable for the other game nails, the pulling force is set high for the other game nails and the structure that emphasizes the manufacturing cost and workability is adopted. Can do.
なお、特徴B3またはC1の記載における「複数種類の係合構造」とは、複数種類の係合状態、または、複数種類の組合せとしても良く、遊技釘の保持部と遊技板の穴部との係わり合う状態として遊技釘の保持部と遊技板の穴部の少なくとも一方側の寸法若しくは形
状またはこれらの組合せが同一でなく異なる組合せとされていることとしても良い。
The “plural types of engagement structures” in the description of the feature B3 or C1 may be a plurality of types of engagement states, or a combination of a plurality of types. As the state of engagement, the size or shape of at least one of the holding portion of the game nail and the hole portion of the game board, or a combination thereof may be different and different combinations.
また、特徴B3またはC1記載の遊技機において、遊技機に用いる全ての遊技釘を形状および寸法が同一の共通の遊技釘とし、遊技板の穴部の形状により引き抜き力を変化させることが好ましく、この穴部の形状としては、遊技釘の軸方向に沿って保持部を保持する区間の長さを変化させることが好ましく、更には、遊技板の前面側における穴部の内径が奥側に比べて大きな段付きの穴部とし、その奥側における小径の穴部にて保持される遊技釘と、該小径の穴部が遊技板の前面側まで連続した穴部に保持される遊技釘とを備えた遊技機とすることが製造コストおよび管理コストを低減することができて好適である。 Further, in the gaming machine described in the feature B3 or C1, it is preferable that all gaming nails used in the gaming machine are common gaming nails having the same shape and dimensions, and the pulling force is changed depending on the shape of the hole of the gaming board. As the shape of the hole, it is preferable to change the length of the section that holds the holding portion along the axial direction of the game nail, and further, the inner diameter of the hole on the front side of the game board is compared to the back side. A large stepped hole, and a game nail that is held by a small-diameter hole on the back side thereof, and a game nail that is held in a hole that continues to the front side of the game board. It is preferable to provide the gaming machine with which the manufacturing cost and the management cost can be reduced.
なお、特徴A1〜A3、特徴B1〜B3および特徴C1に記載のいずれか1つの特徴を他のいずれか又は複数の特徴に組み合わせて適用しても良い。以下には、上記した各特徴を適用し得る遊技機の基本構成を示す。 Note that any one of the features described in the features A1 to A3, the features B1 to B3, and the feature C1 may be applied in combination with any one or more features. The basic configuration of the gaming machine to which the above-described features can be applied is shown below.
パチンコ遊技機:遊技者が操作する操作手段と、その操作手段の操作に基づいて遊技球を発射する遊技球発射手段と、その発射された遊技球を所定の遊技領域に導く球通路と、遊技領域内に配置された各遊技部品とを備え、それら各遊技部品のうち所定の通過部を遊技球が通過した場合に遊技者に特典を付与する遊技機。 Pachinko gaming machine: operation means operated by a player, game ball launching means for launching a game ball based on the operation of the operation means, a ball path for guiding the launched game ball to a predetermined game area, and a game A gaming machine that includes each gaming component arranged in an area, and gives a bonus to a player when a gaming ball passes through a predetermined passing portion of each gaming component.
以上のように、この発明は、パチンコ機等の遊技機に適している。 As described above, the present invention is suitable for gaming machines such as pachinko machines.
10…パチンコ機、50,200,300…遊技板、52,202,302…釘穴、100,150…遊技釘、101,151…軸部、102…頭部、111…保持部、113…当接部、152…くびれ部
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記遊技釘は、前記前方側に突出する突端部に設けられる頭部と、該頭部の外径より細い外径で前記遊技板の前面より前記遊技板の裏面側に続く長さに形成された軸部とを備え、前記遊技板に予め形成される穴部に対して前記遊技板の前面側より前記軸部が挿入されて前記遊技板に保持されるものであり、
前記軸部には、前記遊技板の穴部に保持可能な所定の外径に形成された保持部が設けられ、
前記遊技板の穴部として形成した内径と前記保持部の外径との差に相当する締め代として、前記遊技釘の引き抜き力が略250Nから略500Nの範囲内となる締め代が前記複数の遊技釘の少なくとも一部の締め代として設定され、
前記複数の遊技釘は、前記遊技板の穴部または前記遊技釘の保持部のうち少なくとも一方の形状又は内径若しくは外径が異なる複数種類の係合構造により前記遊技板に保持され、
前記遊技領域に入った遊技球が最初に当接する部位に設けられる所定の遊技釘が、他の一部の遊技釘と比べて引き抜き力を低下させた係合構造によって前記遊技板に保持されていることを特徴とする遊技機。 In a gaming machine comprising a resin game board that forms a game area in which a game ball flows down the front side, and a plurality of game nails provided so as to protrude forward with the front side of the game board facing,
The game nail is formed with a head provided at a protruding end projecting forward, and a length that is narrower than the outer diameter of the head and extending from the front surface of the game board to the back side of the game board. A shaft portion, and the shaft portion is inserted from the front side of the game board into a hole portion formed in advance in the game board and held by the game board,
The shaft portion is provided with a holding portion formed in a predetermined outer diameter that can be held in the hole portion of the game board,
As a tightening allowance corresponding to the difference between the inner diameter formed as the hole portion of the game board and the outer diameter of the holding portion, a plurality of tightening allowances in which the pulling-out force of the game nail is within a range of about 250 N to about 500 N is provided. It is set as the allowance for at least part of the game nail,
The plurality of game nails are held on the game board by a plurality of types of engagement structures having different shapes or inner diameters or outer diameters of at least one of the hole part of the game board or the holding part of the game nail,
A predetermined game nail provided at a portion where the game ball that has entered the game area first contacts is held on the game board by an engagement structure in which a pulling force is reduced compared to some other game nails. A gaming machine characterized by
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