JP2018148723A - 充電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置を冷却しながら、大型化を抑制する技術を提供する。
【解決手段】充電装置は、コイル部40、冷却ファン42を含む。冷却ファン42は、磁石部60、軸62、羽根部64を含む。軸62は、コイル部40に取りつけられる。磁石部60は、コイル部40の内側を横切る軸62を中心に回転可能である。羽根部64は、磁石部60における側面であって、かつ軸62に沿った側面に配置され、磁石部60の回転とともに回転する。
【選択図】図3
【解決手段】充電装置は、コイル部40、冷却ファン42を含む。冷却ファン42は、磁石部60、軸62、羽根部64を含む。軸62は、コイル部40に取りつけられる。磁石部60は、コイル部40の内側を横切る軸62を中心に回転可能である。羽根部64は、磁石部60における側面であって、かつ軸62に沿った側面に配置され、磁石部60の回転とともに回転する。
【選択図】図3
Description
本発明は、充電装置に関し、特にワイヤレス充電を実行する充電装置に関する。
非接触式の充電装置では、携帯機器を充電装置に置けば充電がなされる。このような非接触式の充電装置は充電コイルを有するが、この充電コイルは充電時に発熱し、その結果として充電停止モードに入ってしまい、充電効率が低下する。これを抑制するために、充電コイルの携帯機器設置板とは反対側に冷却ファンが配置される(例えば、特許文献1参照)。
冷却ファンを設ける場合、駆動用のモータと電源が必要になるので、冷却ファン、モータ、電源により、充電装置が大型化する。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置を冷却しながら、大型化を抑制する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の充電装置は、コイル部と、コイル部の内側を横切る軸を中心に回転可能な磁石部と、磁石部における側面であって、かつ軸に沿った側面に配置され、磁石部の回転とともに回転する羽根部と、を備える。
本発明によれば、装置を冷却しながら、大型化を抑制できる。
(実施例1)
本実施例を具体的に説明する前に、基礎となった知見を説明する。本発明の実施例は、非接触式の充電、つまりワイヤレス充電を実行可能な充電装置に関する。充電装置の上面側に載置された電子機器に対して充電装置はワイヤレス充電を実行する。電子機器の一例は、スマートフォン等の携帯型端末装置である。ワイヤレス充電の国際標準規格として、WPC(Wireless Power Consortium)において策定されたQiがある。このようなワイヤレス充電では、送電損失による発熱が大きくなりやすい。発熱量が増加すると充電が停止してしまうので、充電停止による充電効率の低下を防止するために、冷却が必要になる。
本実施例を具体的に説明する前に、基礎となった知見を説明する。本発明の実施例は、非接触式の充電、つまりワイヤレス充電を実行可能な充電装置に関する。充電装置の上面側に載置された電子機器に対して充電装置はワイヤレス充電を実行する。電子機器の一例は、スマートフォン等の携帯型端末装置である。ワイヤレス充電の国際標準規格として、WPC(Wireless Power Consortium)において策定されたQiがある。このようなワイヤレス充電では、送電損失による発熱が大きくなりやすい。発熱量が増加すると充電が停止してしまうので、充電停止による充電効率の低下を防止するために、冷却が必要になる。
冷却には冷却ファンを設けることが有効であるが、前述のごとく、充電装置内に冷却ファン、モータ、電源を設けると、これらによって充電装置が大型化される。また、これらによって充電装置が複雑化される。一方、充電装置を車両に搭載する場合、小型化が望まれる。本実施例においては、充電装置において、冷却と小型化とを両立することを目的とする。なお、以下の説明において、「平行」、「直交」は、完全な平行、直交だけではなく、誤差の範囲で平行、直交からずれている場合も含むものとする。また、「略」は、おおよその範囲で同一であるという意味である。
図1は、本発明の実施例1に係る充電装置100の構造を示す分解斜視図である。図1に示すように、x軸、y軸、z軸からなる直交座標系が規定される。x軸、y軸は互いに直交する。z軸は、x軸およびy軸に垂直であり、充電装置100の厚み方向に延びる。また、x軸、y軸、z軸のそれぞれの正の方向は、図1における矢印の方向に規定され、負の方向は、矢印と逆向きの方向に規定される。ここでは、z軸の正方向を「上方」、「上側」、「上面側」ということもあり、z軸の負方向を「下方」、「下側」、「下面側」ということもある。
充電装置100は、パネル10、本体12を備え、パネル10は、端末設置部20、操作・表示部22を含み、本体12は、通風孔24、端末位置検出基板30、ケース32、制御・電源回路ブロック34を含む。本体12は、y軸方向よりもx軸方向に長い箱形の形状を有し、上方から下方に向かって、端末位置検出基板30、ケース32、制御・電源回路ブロック34が順に重ねられて構成される。また、ケース32の側面には通風孔24が設けられる。パネル10は、板状の形状を有するが、中央部分の端末設置部20が下方に突出する。端末設置部20が端末位置検出基板30に重なられるように、本体12の上方にパネル10が接続される。接続された状態において、端末設置部20上に図示しない電子機器が載置されると、本体12は電子機器に対してワイヤレス充電を実行する。操作・表示部22は、パネル10の縁部の近傍に設けられる。また、操作・表示部22は、充電のオンあるいはオフを指示するためのボタンと、充電の状態を表示するためのインジケータを含む。
図2は、本体12の構造を示す分解斜視図である。本体12は、端末位置検出基板30、ケース32、制御・電源回路ブロック34を含む。ケース32は、通風孔24、底部50、壁部52を含む。また、ケース32の内部には、コイル部40、冷却ファン42、第1モータ44、第2モータ46、温度センサ48が配置される。
端末位置検出基板30は、y軸方向よりもx軸方向に長い板形状を有する。前述のごとく、端末位置検出基板30には、図1の端末設置部20を介して電子機器が載置される。そのため、端末位置検出基板30は、電子機器へのワイヤレス充電を妨げない材料、例えば、樹脂材料により形成される。
ケース32は、端末位置検出基板30と同様の形状を有した底部50と、底部50を囲むように底部50の縁部において立設された壁部52とにより形成される。ケース32の上面側は開口されており、その部分を端末位置検出基板30が覆う。壁部52には複数の通風孔24が設けられるので、通風孔24を介して、本体12への吸気、本体12からの排気がなされる。
コイル部40、冷却ファン42の構造の詳細は後述するが、冷却ファン42はコイル部40の内部に設置される。第1モータ44は、コイル部40をx軸方向に移動させるための駆動部であり、第2モータ46は、コイル部40をy軸方向に移動させるための駆動部である。なお、第1モータ44と第2モータ46とによってコイル部40を移動させるための構造はムービングコイルブロックとよばれ、これには公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。温度センサ48はコイル部40の外周部分に接続され、コイル部40近傍の温度を測定する。
制御・電源回路ブロック34は、略箱形の形状を有し、上面側にケース32の底部50を接続する。制御・電源回路ブロック34の内部には、コイル部40での充電、第1モータ44と第2モータ46によるコイル部40の移動、温度センサ48での温度測定を制御するための機能を備えた部品が収納される。この部品は、コイル部40、第1モータ44、第2モータ46、温度センサ48等と図示しない信号線によって接続される。
図3(a)−(b)は、コイル部40と冷却ファン42の構造を示す。図3(a)は、コイル部40と冷却ファン42の構造を示す斜視図であり、図3(b)は、コイル部40と冷却ファン42の構造を示す上面図である。これらは、図2のコイル部40と冷却ファン42とを抜き出した構造である。
コイル部40は、図示しない電子機器に電力を無線伝送するためのコイル、つまり磁束を発生するためのコイルである。コイル部40には公知の技術が使用されればよいが、例えば、細いエナメル線を複数本撚り合わせたリッツ線によって形成される。また、コイル部40の表面にはフェライトのシートが貼り付けられている。コイル部40の内側には、筒状の内側壁66が配置される。内側壁66は、コイル部40の内側からコイル部40を支持する。内側壁66には、第1孔68aと第2孔68bとが対向して設けられる。
冷却ファン42は、磁石部60、軸62、羽根部64を含む。軸62は、第1孔68aから第2孔68bに向かって延びる回転軸であり、シャフトともよばれる。軸62の両端が第1孔68aと第2孔68bに挿入されることによって、軸62は、回転可能なように第1孔68aと第2孔68bに支持される。このような構造によって、軸62は、コイル部40の内側を横切る。
磁石部60は、軸62の方向が高さとなる円筒形状を有する。また、当該円筒形状の2つの面のそれぞれの中央部分を軸62が貫通して、磁石部60は軸62に固定される。前述のごとく、軸62は回転可能であるので、磁石部60も軸62を中心に回転可能である。磁石部60は、永久磁石であり、N極の部分とS極の部分を有する。
磁石部60の側面であって、かつ軸62に沿った側面には、複数の羽根部64が配置される。複数の羽根部64はクロスフローファンを構成しており、その内周に軸62が固定される。各羽根部64は、軸62の方向に長い形状を有しており、その長さは、磁石部60の軸62の方向の長さよりも十分長くされる。これは、複数の羽根部64の内部に流れる気流を磁石部60によって妨げないようにするためである。複数の羽根部64も、磁石部60の回転とともに回転する。
図4(a)−(c)は、コイル部40と冷却ファン42による動作概要を示す。図4(a)は、図3(a)の構造に対応した動作概要を示す。コイル部40に交流電流が流されることによって、コイル部40には交流磁界200が発生する。交流磁界200の発生によって、冷却ファン42は回転方向202に回転する。これは、交流磁界200の発生によって、磁石部60が軸62を中心に回転方向202に回転するとともに、磁石部60に固定された複数の羽根部64も軸62を中心に回転方向202に回転するからである。なお、図4(a)では、図面を明瞭にするために、磁石部60、軸62、羽根部64を省略する。さらに、冷却ファン42の回転によって、コイル部40の内側に空気の流れ204が形成される。ここで、空気の流れ204は、軸62が延びる方向と直交する方向を向く。
図4(b)−(c)は、図4(a)のうちの複数の羽根部64だけの回転を示す図である。複数の羽根部64は、これまでと同様に回転方向202に回転する。また、筒状に配置された複数の羽根部64の側面の一部に沿うように整流板70が配置される。図4(c)に示すように整流板70は、逆L字状あるいはL字状の断面を有する。このような整流板70を配置することによって空気の流れ204の方向が変わる。
図5は、本体12における通風経路を示す断面図である。コイル部40、冷却ファン42は、これまでと同様に配置され、冷却ファン42は回転方向202に回転する。また、整流板70は、コイル部40の内側、かつ冷却ファン42の下方に配置される。このような配置によって、空気の流れ204は、ケース32の壁部52に設けられた通風孔24の一方から冷却ファン42の上方に向かうように、本体12の外から内に向かって形成される。この空気の流れ204の流れが吸気に相当する。一方、冷却ファン42の回転および整流板70によってコイル部40の内側を通る空気の流れ204の方向が変えられる。そのため、空気の流れ204は、冷却ファン42の下方から、ケース32の壁部52に設けられた通風孔24の他方に向かうように、本体12の内から外に向かって形成される。この空気の流れ204の流れが排気に相当する。
図6は、充電装置100の構成を示す。充電装置100は、操作・表示部22、コイル部40、冷却ファン42、第1モータ44、第2モータ46、温度センサ48、電源部80、制御部82、充電制御部84、コイル可動メカ制御部86、メモリ88、端末位置検出部90を含む。ここで、操作・表示部22は、図2の端末位置検出基板30に配置され、コイル部40、冷却ファン42、第1モータ44、第2モータ46、温度センサ48、端末位置検出部90は、図2のケース32に収納される。また、電源部80、制御部82、充電制御部84、コイル可動メカ制御部86、メモリ88は、図2の制御・電源回路ブロック34に収納される。
操作・表示部22は、前述のごとく、充電のオン/オフを指示するためのボタンであり、端末設置部20に電子機器が載置されてからユーザに押し下げられる。操作・表示部22は、充電開始の指示を制御部82に出力する。電源部80は、外部より供給された電源を各構成要素に適正な直流電圧に変換して送電する。制御部82は、各構成要素より情報を受けつけるとともに、各構成要素の動作を制御する。
充電制御部84は、電源部80より供給される直流電流を交流電流に変換し、交流電流をコイル部40に送電する。ここで、交流電流の周波数は、制御部82から指示されており、例えば、充電用の周波数として約100kHzである。コイル部40は、充電制御部84から供給された交流電流により、交流磁界200を発生させる。また、冷却ファン42は、コイル部40において発生した交流磁界200により、回転方向202に回転することによって空気の流れ204を形成して、コイル部40を冷却させる。
コイル可動メカ制御部86は、制御部82から指示された位置にコイル部40を移動させるよう第1モータ44と第2モータ46を駆動させる。前述のごとく、第1モータ44はコイル部40をx軸方向に移動させ、第2モータ46はコイル部40をy軸方向に移動させる。
端末位置検出部90は、端末設置部20に載置される電子機器に搭載された充電コイルの位置を検出し、検出した位置を制御部82に通知する。制御部82は、検出された位置にコイル部40が対向するように、第1モータ44と第2モータ46とを駆動させることによってコイル部40を移動させる。端末位置検出部90による位置の検出には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。
温度センサ48は、例えばサーミスタにより構成されており、コイル部40の温度を測定し、測定した温度を制御部82に出力する。制御部82は、受けつけた温度等をメモリ88に記憶させる。メモリ88は、端末位置、充電状態、コイル部40の温度などの各種データを記憶する。
制御部82は、温度センサ48から受けつけたコイル部40の温度がしきい値より低ければ、交流電流の周波数を100kHzのまま維持させる。しきい値は、例えば80℃に設定される。そのため、充電制御部84は、100kHzの交流電流をコイル部40に送電し続ける。一方、制御部82は、コイル部40の温度がしきい値以上になると、交流電流の周波数を例えば10Hzに変更するように充電制御部84に指示する。これに応じて、充電制御部84は、交流電流の周波数を100kHzから10Hzに低下させる。10Hzの周波数は、コイル部40による充電を停止させ、冷却ファン42だけを回転させるための周波数であり、ファン駆動用の周波数であるといえる。このように、充電制御部84は、温度センサ48での測定結果に応じてコイル部40における交流電流の周波数を制御する。
このような制御の後、温度センサ48は、一定期間の間隔、例えば1分間隔でコイル部40の温度を測定し、測定した温度を制御部82に出力する。制御部82は、温度センサ48から受けつけたコイル部40の温度がしきい値、例えば40℃以下になると、100kHzに変更するように充電制御部84に指示する。これに応じて、充電制御部84は、交流電流の周波数を10Hzから100kHzに戻す。その結果、コイル部40による電子機器の充電が再開される。
なお、制御部82は、コイル部40の温度がしきい値以上になり、交流電流の周波数を10Hzに変更するように充電制御部84に指示する場合に、コイル部40を通風孔24の方に移動させるようにコイル可動メカ制御部86に指示を出力してもよい。これに応じて、コイル可動メカ制御部86は、第1モータ44と第2モータ46とを駆動させて、コイル部40を通風孔24の方に移動させる。このように、コイル部40は、ケース32の底部50内を移動可能であるとともに、充電制御部84によって交流電流の周波数が低下されると通風孔24の方に移動する。
これに続いて、制御部82は、コイル部40の温度が40℃以下になり、交流電流の周波数を100kHzに変更するように充電制御部84に指示する場合に、コイル部40をもとの位置に戻すようにコイル可動メカ制御部86に指示を出力してもよい。なお、コイル部40をもとの位置に戻すのではなく、端末位置検出部90による位置検出がなされてもよい。これらの処理によって、コイル部40による電子機器の充電が再開される。
以上の構成による充電装置100の動作を説明する。図7は、充電装置100による充電手順を示すフローチャートである。操作・表示部22の押下げによって充電が開始される(S10)。温度センサ48は、コイル部40の温度を測定する(S12)。温度が80℃以上でなければ(S14のN)、ステップ28までスキップされる。温度が80℃以上であれば(S14のY)、制御部82、充電制御部84は、交流電流の周波数を10Hzに変更する(S16)。タイマが起動され(S18)、1分経過しなければ(S20のN)、待機する。1分経過すると(S20のY)、温度センサ48は、コイル部40の温度を測定する(S22)。温度が40℃以下でなければ(S24のN)、ステップ18に戻る。温度が40℃以下になれば(S24のY)、制御部82、充電制御部84は、交流電流の周波数を100kHzに変更する(S26)。充電終了でなければ(S28のN)、ステップ12に戻り、充電終了であれば(S28のY)、処理は終了される。
図8は、充電装置100による別の充電手順を示すフローチャートである。操作・表示部22の押下げによって充電が開始される(S50)。温度センサ48は、コイル部40の温度を測定する(S52)。温度が80℃以上でなければ(S54のN)、ステップ72までスキップされる。温度が80℃以上であれば(S54のY)、制御部82、充電制御部84は、交流電流の周波数を10Hzに変更する(S56)。制御部82、コイル可動メカ制御部86は、コイル部40を通風孔24の方に移動させる(S58)。
タイマが起動され(S60)、1分経過しなければ(S62のN)、待機する。1分経過すると(S62のY)、温度センサ48は、コイル部40の温度を測定する(S64)。温度が40℃以下でなければ(S66のN)、ステップ60に戻る。温度が40℃以下になれば(S66のY)、制御部82、コイル可動メカ制御部86は、コイル部40を移動させる(S68)。制御部82、充電制御部84は、交流電流の周波数を100kHzに変更する(S70)。充電終了でなければ(S72のN)、ステップ52に戻り、充電終了であれば(S72のY)、処理は終了される。
本発明の実施例によれば、コイル部の内側に冷却ファンを設けるので、大型化を抑制できる。また、コイル部の内側に設けた冷却ファンが回転するので、装置を冷却できる。また、装置が冷却されるので、充電停止の発生を抑制できる。また、充電停止の発生が抑制されるので、充電停止による充電効率の低下を防止できる。また、コイル部で発生された交流磁界により冷却ファンが回転するので、冷却ファンを回転させるためのモータを不要にできる。また、冷却ファンを回転させるためのモータが不要になるので、装置の大型化と複雑化を抑制できる。また、内側壁の2つの孔部に軸が支持されるので、コイル部の内側に冷却ファンを簡易な構造で配置できる。
また、整流板を配置させるので、通風孔の方向に空気の流れを形成できる。また、通風孔の方向に空気の流れが形成されるので、冷却効果を向上できる。また、温度センサでの測定結果に応じて交流電流の周波数を制御するので、コイル部の発熱量を調節できる。また、高温になると交流電流の周波数を低下させるので、コイル部での発熱を抑制できる。また、コイル部を通風孔の方に移動させるので、冷却効果を向上できる。
(実施例2)
次に、実施例2を説明する。実施例2は、実施例1と同様にワイヤレス充電を実行可能な充電装置に関する。実施例2では、実施例1と同様にコイル部の内側に冷却ファンが配置されるが、通風孔の配置が実施例1とは異なるので、空気の流れの方向が異なる。ここでは、実施例1との差異を中心に説明する。
次に、実施例2を説明する。実施例2は、実施例1と同様にワイヤレス充電を実行可能な充電装置に関する。実施例2では、実施例1と同様にコイル部の内側に冷却ファンが配置されるが、通風孔の配置が実施例1とは異なるので、空気の流れの方向が異なる。ここでは、実施例1との差異を中心に説明する。
図9は、本発明の実施例2に係る充電装置100の構造を示す分解斜視図である。これは、図1と同様に示される。本体12におけるケース32の側面には、図1と同じく通風孔24が設けられる。さらに、端末位置検出基板30には通風孔26が設けられるとともに、パネル10の端末設置部20には通風孔28が設けられる。ここで、通風孔26と通風孔28は、端末設置部20と端末位置検出基板30とが重なられた場合に、対向するように配置される。そのため、端末設置部20と端末位置検出基板30とを重ねた場合に、通風孔26と通風孔28との組合せは、端末設置部20と端末位置検出基板30とを貫通する。
図10は、本体12における通風経路を示す断面図である。これは、図5と同様に示される。コイル部40、冷却ファン42、整流板70の配置は図5と同一である。このような配置によって、空気の流れ204は、図示しない通風孔28を介して、端末位置検出基板30の通風孔26から冷却ファン42の上方に向かうように、本体12の外から内に向かって形成される。この空気の流れ204の流れが吸気に相当する。一方、冷却ファン42の回転および整流板70によってコイル部40の内側を通る空気の流れ204の方向が変えられる。そのため、空気の流れ204は、冷却ファン42の下方から、ケース32の壁部52に設けられた通風孔24に向かうように、本体12の内から外に向かって形成される。この空気の流れ204の流れが排気に相当する。
本実施例によれば、端末設置部、端末位置検出基板に通風孔を設けるので、通風孔の開口面積を大きくできる。また、通風孔の開口面積が大きくなるので、冷却効果を向上できる。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。本発明のある態様の充電装置は、コイル部と、コイル部の内側を横切る軸を中心に回転可能な磁石部と、磁石部における側面であって、かつ軸に沿った側面に配置され、磁石部の回転とともに回転する羽根部と、を備える。
この態様によると、コイル部の内側に設けた磁石部と羽根部とが回転するので、装置を冷却しながら、大型化を抑制できる。
コイル部の内側に配置される筒状の内側壁をさらに備えてもよい。内側壁において対向して設けられた2つの孔部に軸が支持されてもよい。この場合、内側壁の2つの孔部に軸が支持されるので、コイル部の内側に磁石部と羽根部を簡易な構造で配置できる。
コイル部の内側に配置される整流板をさらに備えてもよい。整流板は、コイル部の内側を通る空気の方向を変えてもよい。この場合、整流板を配置させるので、所望の方向に空気の流れを形成できる。
温度センサと、温度センサでの測定結果に応じてコイル部における交流電流の周波数を制御する充電制御部とをさらに備えてもよい。この場合、温度センサでの測定結果に応じて交流電流の周波数を制御するので、コイル部の発熱量を調節できる。
充電制御部は、温度センサでの測定結果がしきい値以上に高温になると、交流電流の周波数を低下させてもよい。この場合、高温になると交流電流の周波数を低下させるので、コイル部での発熱を抑制できる。
コイル部を収納するとともに、底面と、底面を囲む壁部を有するケースをさらに備えてもよい。ケースの壁部は、通風孔を有してもよい。コイル部は、ケースの底面内を移動可能であるとともに、充電制御部によって交流電流の周波数が低下されると通風孔の方に移動してもよい。この場合、コイル部を通風孔の方に移動させるので、冷却効果を向上できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施例において、充電装置100は、車両に搭載される。しかしながらこれに限らず例えば、充電装置100は、車両に搭載されず、台等の上に置かれてもよい。本変形例によれば、適用範囲を拡大できる。
10 パネル、 12 本体、 20 端末設置部、 22 操作・表示部、 24 通風孔、 30 端末位置検出基板、 32 ケース、 34 制御・電源回路ブロック、 40 コイル部、 42 冷却ファン、 44 第1モータ、 46 第2モータ、 48 温度センサ、 50 底部、 52 壁部、 60 磁石部、 62 軸、 64 羽根部、 66 内側壁、 68 孔、 70 整流板、 80 電源部、 82 制御部、 84 充電制御部、 86 コイル可動メカ制御部、 88 メモリ、 90 端末位置検出部、 100 充電装置。
Claims (6)
- コイル部と、
前記コイル部の内側を横切る軸を中心に回転可能な磁石部と、
前記磁石部における側面であって、かつ前記軸に沿った側面に配置され、前記磁石部の回転とともに回転する羽根部と、
を備えることを特徴とする充電装置。 - 前記コイル部の内側に配置される筒状の内側壁をさらに備え、
前記内側壁において対向して設けられた2つの孔部に前記軸が支持されることを特徴とする請求項1に記載の充電装置。 - 前記コイル部の内側に配置される整流板をさらに備え、
前記整流板は、前記コイル部の内側を通る空気の方向を変えることを特徴とする請求項1または2に記載の充電装置。 - 温度センサと、
前記温度センサでの測定結果に応じて前記コイル部における交流電流の周波数を制御する充電制御部とをさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の充電装置。 - 前記充電制御部は、前記温度センサでの測定結果がしきい値以上に高温になると、交流電流の周波数を低下させることを特徴とする請求項4に記載の充電装置。
- 前記コイル部を収納するとともに、底面と、前記底面を囲む壁部を有するケースをさらに備え、
前記ケースの前記壁部は、通風孔を有し、
前記コイル部は、前記ケースの前記底面内を移動可能であるとともに、前記充電制御部によって交流電流の周波数が低下されると前記通風孔の方に移動することを特徴とする請求項5に記載の充電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017042850A JP2018148723A (ja) | 2017-03-07 | 2017-03-07 | 充電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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