JP2018147718A - 照明制御方法および照明制御システム - Google Patents

照明制御方法および照明制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2018147718A
JP2018147718A JP2017041484A JP2017041484A JP2018147718A JP 2018147718 A JP2018147718 A JP 2018147718A JP 2017041484 A JP2017041484 A JP 2017041484A JP 2017041484 A JP2017041484 A JP 2017041484A JP 2018147718 A JP2018147718 A JP 2018147718A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
illuminance
value
coefficient
luminance
calculated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017041484A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6817109B2 (ja
Inventor
貴裕 石川
Takahiro Ishikawa
貴裕 石川
佐藤 春雄
Haruo Sato
春雄 佐藤
慎 橋本
Makoto Hashimoto
慎 橋本
徹夫 藤田
Tetsuo Fujita
徹夫 藤田
康介 熊谷
Kosuke Kumagai
康介 熊谷
直宏 戸田
Naohiro Toda
直宏 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
East Japan Railway Co
Original Assignee
Panasonic Corp
East Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, East Japan Railway Co filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2017041484A priority Critical patent/JP6817109B2/ja
Publication of JP2018147718A publication Critical patent/JP2018147718A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6817109B2 publication Critical patent/JP6817109B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

【課題】照度センサを設けることなく撮像装置からの画像信号に含まれる輝度情報に基づいて照度分布を推定し照明制御を行う照明制御方法を実現する。【解決手段】完全晴天時と完全曇天時の照度分布を合成することで任意の照度分布を再現して晴天比と曇天係数を算出し、撮影画像を画素単位の輝度値に変換して前回輝度の差分を画素ごとに算出し、各画素のX座標とY座標と輝度値と差分とを用いて、撮影画像の各領域の画素に関する複数の特徴量(画素数、平均輝度、輝度のばらつきの標準偏差、輝度最大値、輝度最小値、差分平均値、差分標準偏差、差分最大値、差分最小値)を算出し、複数の特徴量を説明変数とすると共に晴天比と曇天係数を目的変数として重回帰式の係数および定数を決定して晴天比の予測式と曇天係数の予測式を導出し、該予測式を用いて晴天比と曇天係数を算出し制御対象エリアの照度分布を算出して照明装置への制御値を算出するようにした。【選択図】図5

Description

本発明は、照明機器の明るさを制御する照明制御技術に関し、特に駅のプラットホームのような比較的大きな解放空間のあるエリア等における照明制御に利用して有効な照明制御方法および照明制御システムに関する。
従来、例えばビルのオフィス内などの照明制御装置には、設置されている照明機器を、周囲の照度に合わせて最適な明るさに自動調光することが可能に構成された照明制御装置がある。従来の一般的な照明制御装置は、オフィス等の照明対象エリア内の複数個所に設置した照度センサ(照度計)から得られた照度に基づいて算出した光度制御値を該当位置の照明機器に出力して、照明機器を制御するようにしている。しかし、オフィスのような広いスペースで照明機器を制御するには、多くの照度センサを配置することが必要になるとともに、点灯した照明機器の光が照度センサに入ってしまい本来の明るさが分からなくなるという課題がある。
そこで、撮像装置(カメラ)の撮影画像を利用して照明機器の明るさを制御するようにした照明制御装置やシステムに関する発明が提案されている(例えば、特許文献1、2)。
特開2014−127291号公報 特開2014−63656号公報
上記特許文献1に開示されている照明機器の制御技術は、入力された画像の輝度と照度算出手段で算出される予め設定された光度に対する照度とから、輝度と照度との関係を示すサンプルデータを作成し、作成したサンプルデータを用いて照明機器を制御するというものである。
また、上記特許文献2に開示されている照明機器の制御システムは、照度センサから得られた照度に基づいて部屋空間の輝度状態を予測した予測輝度画像を生成する画像生成手段と、予測輝度画像を、輝度対比と人の順応を加味した被評価画像に変換する画像変換手段と、被評価画像を用いて部屋空間の照明状態が適正か否かを判断する判断手段と、判断手段により適正で無いと判断された場合に照明機器の明るさを変更する照明調整手段とを設けるようにしたものである。
しかし、撮像装置(カメラ)の撮影画像を利用して照明機器の明るさを制御する場合には、画像の輝度と照度は異なるので、予め照明対象エリア内の各部の照度を測定して照度と輝度との関係性を明確にしておく必要がある。そのため、太陽光が差し込むなどして照度が天候の影響を受け易い駅のプラットホームのような大きな解放空間があって照度変化の大きな施設における照明制御には適用が困難であるという課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、照度変化の大きな施設において、多数の照度センサを設けることなく、撮像装置からの画像信号に含まれる輝度情報に基づいて照度分布を推定し精度の高い照明制御を行うことができる照明制御方法および照明制御システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る照明制御方法は、
シミュレーションによって得られた制御対象のエリアの完全晴天時および完全曇天時の照度分布データと、任意の時点で実測された制御エリアごとの照度分布データと、をデータベースに格納する第1ステップと、
前記データベースより完全晴天時および完全曇天時の照度分布データを読み出して、完全晴天時の照度分布と完全曇天時の照度分布とを合成することで、制御エリア単位での照度分布を再現し、晴天比と曇天係数を算出する第2ステップと、
撮像装置により撮影された画像信号を取り込んで画素単位の輝度値に変換するとともに、前回取得された輝度値との差分を画素ごとに算出する第3ステップと、
各画素のX座標とY座標と輝度値と差分とを用いて、前記照度分布に応じて2以上に5以下の領域に分割された前記撮像装置の撮影画像の各領域の画素に関する複数の特徴量を算出する第4ステップと、
前記第4ステップで算出された複数の特徴量を説明変数とするとともに晴天比と曇天係数をそれぞれ目的変数とし、前記第2ステップで算出された晴天比と曇天係数を用いて重回帰式の係数および定数を決定して晴天比の予測式および曇天係数の予測式を導出する第5ステップと、
撮像装置により撮影された画像信号を取り込んで画素単位の輝度値に変換するとともに、前回の輝度との差分を画素ごとに算出する第6ステップと、
各画素のX座標とY座標と輝度値と差分とを用いて、前記各領域の画素に関する複数の特徴量を算出する第7ステップと、
前記第5ステップで導出された前記晴天比の予測式と曇天係数の予測式に、前記第7ステップで算出された前記特徴量の値を代入して、晴天比と曇天係数を算出する第8ステップと、
前記第8ステップで算出された晴天比と曇天係数を用いて制御対象エリアの照度分布を算出する第9ステップと、
前記第9ステップで算出された照度分布に基づいて照明装置への制御値を計算し出力する第10ステップと、を含むようにしたものである。
また、本発明に係る照明制御システムは、
1または2以上の照明装置と、1台の撮像装置と、前記撮像装置からの画像信号に基づいて照度分布を推定し、推定した照度分布に基づいて前記照明装置の制御値を計算し出力する演算制御装置とを備えた照明制御システムであって、
前記撮像装置は、少なくとも撮影範囲の一部に空が入るように設置され、
前記演算制御装置は、
データベースに予め格納されている完全晴天時および完全曇天時の照度分布データを読み出して、完全晴天時の照度分布と完全曇天時の照度分布とを合成することで、制御エリア単位での照度分布を再現し、晴天比と曇天係数を算出する係数算出手段と、
撮像装置により撮影された画像信号を取り込んで画素単位の輝度値に変換するとともに、前回取得された輝度値との差分を画素ごとに算出する差分算出手段と、
各画素のX座標とY座標と輝度値と差分とを用いて、前記照度分布に応じて2以上に5以下の領域に分割された前記撮像装置の撮影画像の各領域の画素に関する複数の特徴量を算出するパラメータ算出手段と、
前記パラメータ算出手段により算出された複数の特徴量を説明変数とするとともに晴天比と曇天係数をそれぞれ目的変数とし、前記係数算出手段によって算出された晴天比と曇天係数を用いて重回帰式の係数および定数を決定して晴天比の予測式および曇天係数の予測式を導出する予測式導出手段と、
前記予測式導出手段により導出された前記晴天比の予測式と曇天係数の予測式に、前記パラメータ算出手段により算出された前記特徴量の値を代入して、晴天比と曇天係数を算出する第2係数算出手段と、
前記第2係数算出手段により算出された晴天比と曇天係数を用いて制御対象エリアの照度分布を、次式
照度=完全晴天時照度×晴天比+完全曇天時照度×曇天係数×(1−晴天比)
を用いて算出する照度算出手段と、
前記照度算出手段により算出された照度分布に基づいて照明装置への制御値を計算し出力する制御値算出手段と、を備えるようにしたものである。
上記のような照明制御方法および照明制御システムによれば、1台の撮像装置からの画像信号に基づいて制御対象エリアの照度分布を推定することができるため、多数の照度センサを設けることなく、撮像装置からの画像信号に含まれる輝度情報に基づいて照度分布を推定し精度の高い照明制御を行うことができる。また、撮像装置を、少なくとも撮影範囲の一部に空が入るように設置することにより、昼光による照度変化の大きな施設において、高精度に照度分布を推定し精度の高い照明制御を行うことができる。
なお、本明細書において、「晴天比」とは、完全晴天時を1とし完全曇天時を0とした場合におけるその時点での全昼光照度(直射日光を含む空からの光による地上水平面の照度)の完全晴天時全昼光照度に対する比率である。従って、その時点での晴れている部分(雲のない部分)による地上水平面の照度は、完全晴天時全昼光照度×晴天比で表わされる。また、空全体からの光による地上水平面の照度は、「完全晴天時全昼光照度×晴天比+曇の拡散による天空の明るさ」となる。「曇の拡散による明るさ」は、雲の厚みや広がり具合に依存する照度で、完全曇天時全天空照度×曇天係数×(1−晴天比)で表わすこととした。全天空照度は、直射日光を除いた空からの光による地上水平面の照度である。
一方、着目する地点の照度は、建物等の障害物の影響を受けるので、完全晴天時や完全曇天時でも全昼光照度(晴天比=1)や全天空照度(晴天比=0)よりも小さな値となる。
そこで、ある時点でのある地点(またはエリア)の照度Lは、
L=完全晴天時照度×晴天比+完全曇天時照度×曇天係数×(1−晴天比)
で表わすこととした。ここで、「曇天係数」は、完全曇天時照度の選び方(照度を測定した日の曇り具合)によって変わる値で、値が大きいほど雲の厚みが薄く、値が小さいほど雲の厚みが厚いことを意味しており、例えば0〜Nの範囲に設定することが考えられる。なお、本発明者らが何度か行なった測定結果の範囲では、曇天係数の最大値Nは3.5であった。また、夜間は、曇天係数が「0」もしくはそれに近い値となる。曇天係数の最大値Nは、地域(緯度)すなわち太陽の高度によって変わる値であり、「5」を想定すれば充分である(曇天係数の最大値Nが「5」以下となるように、測定値の中から完全曇天時照度を選択する)。
ここで、望ましくは、前記照明制御方法または照明制御システムにおける前記撮影画像の各領域はクラスタであり、前記第4ステップまたはパラメータ算出手段は、クラスタの数を2以上に5以下に設定してクラスタリング処理を実行して、前記特徴量として各クラスタの画素数、平均輝度、輝度のばらつきの標準偏差、輝度の最大値、輝度の最小値、差分の平均値、差分の標準偏差、差分の最大値、差分の最小値を算出するようにする。
上記のようにすることにより、より精度よく制御対象エリアの照度分布を推定することができ、精度の高い照明制御を行うことができる。
また、望ましくは、制御対象のエリアの任意の位置に設置されている照度センサからの信号を読み込んで、算出された照度分布の対応するエリアの照度値と比較して照度分布を補正するようにする。
このようにすることにより、さらに精度よく制御対象エリアの照度分布を推定することができ、精度の高い照明制御を行うことができる。
さらに、望ましくは、前記演算制御装置は、前記差分算出手段により算出された前回輝度との差分に基づいて、該差分が所定値以上である場合にノイズと判断し、当該箇所の輝度値を周囲の輝度値に基づいて修正する手段を備えるようにする。
このようにすることにより、撮像手段の撮影範囲(カメラの視野)内を人や鳥などが横切ったような場合に、それによる輝度の変化をノイズとして除去することができ、精度の高い照明制御を行うことができるようになる。
また、望ましくは、前記演算制御装置は、前記照度センサによる計測値と前記照度算出手段により算出された照度分布における前記照度センサ設置点の照度値とを比較して、前記パラメータ算出手段によるクラスタリング処理におけるクラスタの数を選択する手段を備えるようにする。
これによって、クラスタリング処理におけるクラスタの数を、制御対象のエリアの特徴に応じて変更するという学習機能を有することとなり、それによって、より精度の高い照度分布の推定および照明制御を行うことができるようになる。
また、望ましくは、前記演算制御装置は、前記照度センサによる計測値と前記照度算出手段により算出された照度分布とを比較して、前記晴天比の予測式と曇天係数の予測式で使用する説明変数の組み合わせを選択する手段を備えるようにする。
このようにすることにより、重回帰分析による晴天比と曇天係数の予測処理において、制御エリアに応じて予測に使用する説明変数(パラメータ)の組み合わせを変更するという学習機能を有することとなり、それによってさらに精度の高い照度分布の推定および照明制御を行うことができる。
本発明によれば、照度変化の大きな駅のプラットホームのような解放空間のある施設において、多数の照度センサを設けることなく、撮像装置からの画像信号に含まれる輝度情報に基づいて照度分布を推定し精度の高い照明制御を行うことができるという効果がある。
(A)は本発明に係る本発明に係る照明制御方法を適用して好適な照明制御システムの概略構成を示したブロック図、(B)は撮像装置(カメラ)の設置の仕方の一例を示す図である。 照明制御対象となる建物を含むエリアの3次元モデルの一例を示す斜視図である。 照明制御対象のエリアに設置された撮像装置によって撮影される画像の一例を示す図である。 照明制御対象のエリアの照度分布を推定する際の画像の領域分割例を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る照明制御方法を適用した照明制御システムにおける処理の手順を示すフローチャートである。 (A)は直射日光が当たる領域に関し晴天比の予測式から予測された値と実測値との相関を示したグラフ、(B)は直射日光が当たらない領域に関し晴天比の予測式から予測された値と実測値との相関を示したグラフ、(C)は曇天係数の予測式から予測された値と実測値との相関を示したグラフである。 本発明の一実施形態に係る照明制御システムにおける制御装置による学習機能を含む照明制御処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の変形例の照明制御システムにおける照明制御処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る本発明に係る照明制御方法およびこれを適用して好適な照明制御システムの一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明に係る照明制御方法は、1台の撮像装置と1個の照度センサを照明制御エリアに配設して、それらのデバイスからの情報に基づいてエリアの各部の照度を予測し、LEDランプのような照明装置を制御するものである。そこで、先ず本発明に係る照明制御方法およびこれを適用する照明制御システムの構成について、図1を用いて説明する。
図1(A)には、照明制御システム10の一実施形態の概要が示されている。
図1(A)に示されているように、照明制御システム10は、照明制御エリアに配設され画像を取得するイメージセンサのような撮像装置(画像センサ)11と、照明制御エリア内の任意の1点に配設された基準照度センサ12と、撮像装置11からの画像信号に含まれる輝度情報に基づいて輝度分布を把握し天候およびエリア内各部の照度を推定したり推定した照度と基準照度センサ12からの照度信号を比較することで補正を行なったりするパーソナルコンピュータ(PC)などからなる演算制御装置13と、を備える。
また、本実施形態の照明制御システム10は、予め完全晴天時や完全曇天時のエリア内各部の照度分布データを記憶するデータベース(DB)14と、照明制御エリア内の建屋の天井等に配置されたLEDランプのような照明装置15を備える。照明装置15の数および設置個所は任意である。また、基準照度センサ12を設ける位置は、照明制御エリア内であればどこでも良いが、駅ホームの端など通常人が通らないような場所であって昼光の変化の影響が現れる場所が望ましい。
なお、図示しないが、撮像装置11と演算制御装置13との間、または演算制御装置13の入力部には撮像装置11からのアナログ画像信号をデジタル信号に変換するAD変換回路が設けられている。また、本実施形態の照明制御システムで使用する撮像装置(画像センサ)11は、ビデオカメラでもスチールカメラでもよいが、絞り機能を有するカメラを使用する場合には、撮影画像情報と共に撮影時の絞り値情報を取得して、画像信号(輝度情報)に撮影時の絞り値に応じた数値を掛けて輝度を補正する処理を行う。ただし、入射光量を調節するための絞り機能を持たないカメラを使用しても良い。
上記演算制御装置13は、CPU(マイクロプロセッサ)のような演算装置、ROM(リードオンリメモリ)やRAM(ランダムアクセスメモリ)などの記憶装置、キーボードのような入力装置および表示装置のような出力装置を備え、照明制御エリアの照度分布を推定する機能および該推定照度に基づいて照明装置を制御する機能を有しており、これらの機能は、パーソナルコンピュータと記憶装置に記憶されるプログラムとによって実現することができる。かかるパーソナルコンピュータのハードウェア構成自体は公知のものと同じであるので、図示は省略する。
次に、本実施形態の照明制御システム10における演算制御装置13による照度分布推定機能および照明装置制御機能について説明する。なお、以下の説明では、本発明を駅ホームの照明制御システムに適用することを想定している。
演算制御装置13が上記照度分布推定機能を発揮する前に、事前準備を行う必要があるので、先ず事前準備について説明する。
事前準備においては、適用対象となるエリアに関して、3次元CAD(computer-aided design)ソフトウェアを使用して、例えば図2に示すような対象の建造物および周辺の建造物を含む3次元モデルを作成する。
次に、作成した3次元モデルを用いてシミュレーションを実施して、完全晴天時および完全曇天時(いずれも照明無し)における照明制御したいエリアの昼光照度分布(複数のエリアに分けた場合にはエリアごとの照度)と、各照明装置(制御グループ単位)による照度分布とを、夏至と冬至と秋分(春分)について1時間おきに算出し、データベース14に格納しておく。なお、完全曇天時における昼光照度分布については季節別に分けずに共通の照度分布を算出して格納しておくようにしても良い。また、エリア内の主要な点の照度をセンサにより実測できる場合には、3次元モデルを作成せずに、実測した値をデータベース14に格納しておくようにしてもよい。
さらに、撮像装置(カメラ)11によって対象エリア(太陽光直射エリアを含む)の画像を、所定時間毎(例えば5分おき)に撮影して、画像信号に含まれる輝度情報に基づいて照度分布データを作成しデータベース14に格納する。また、同じタイミングで、上記基準照度センサ12とは別に設けた照度センサを用いて対象エリアの複数点の照度も計測してデータベース14に格納しておく。
なお、上記撮像装置11によって撮影する範囲としては、例えば図3に示す画像例のように、駅ホームと駅ホーム上方の屋根(天井)と列車進入口となる解放部分(空の一部)が含まれるように箇所を選択するのが良い。図3の画像は、図1(B)に示すように、駅ホーム16上方の天井の梁17より垂下された支持ロッド18の下端に、光軸が駅ホームすなわちレールと平行となるようにほぼ水平な姿勢に設置した撮像装置分布を推定11により撮影された画像を示す。
本実施形態では、上記撮像装置11による撮影画像(例えば1000×1000ピクセル)の画素情報を輝度情報に変換し、輝度情報に基づく照度分布データは、撮影時(時刻t)における各画素(ポイント)の位置を示すX座標、Y座標と、輝度値および前回(時刻t−1)の輝度値との差分データと共に組(4次元の値を持つデータ)としてデータベース14に記憶しておく。差分データを求めて格納するのは、後のクラスタリング処理で、ほぼ同一の明るさ変化を示す点(画素)同士を同一のグループに寄せ集めることができるようにするのと、撮影範囲内を人や電車などが通過したり侵入したりした際にそれをノイズとして扱えるようにするためである。
上記事前準備(ステップS0)が完了した後に、図5のフローチャートに従った、照度分布を推定するための前段階処理(ステップS1〜S7)と、推定した制御エリア単位での照度分布に基づく照明制御処理(ステップS8〜S12)とを実施する。以下、各ステップの処理を、順を追って説明する。このうち、前段階処理(ステップS1〜S7)は、適用する対象(例えばいずれかの駅)について1回実行すればよい。「制御エリア」とは、同一の明るさに制御される複数の照明装置によって照明が行なわれる範囲のことである。
先ずステップS1では、データベース14に格納されている任意の日時の照度分布データを読み出して、シミュレーションにより取得した完全晴天時の照度分布と完全曇天時の照度分布とを合成することで、実測した照度分布(制御エリア単位での照度分布)を再現する。そして、実測照度分布の各ポイントの照度と完全晴天時の対応するポイントの照度との比を算出し、例えば各ポイントの照度比のうち最小値を「晴天比」とする。ただし、最小値の代わりに各ポイントの照度比の平均値や中央値を用いても良い。また、同様に、実測した各ポイントの照度と完全曇天時の対応するポイントの照度との比を算出し、各ポイントの照度比のうち最小値(または平均値もしくは中央値)を「曇天係数」とする。従って、「晴天比」と「曇天係数」は、実測ポイントの数だけ得られる。また、実測ポイントを制御エリアに対応させてデータベース14に格納しておけば、ある制御エリアの照度を推定したい場合に、必要な「晴天比」と「曇天係数」の値を速やかに取得することができる。
次のステップS2では、データベース14から、任意の時点(時刻t)における全画素についての座標X、Yと輝度値および前回輝度値との差分データを読み出して、例えばK−means法によるクラスタリング(クラスタ分析)を実行して、先ず上記4次元の値を持つ画素数分(1000×1000個)のデータを、ランダムに5つのグループに分け、各グループにクラスタ番号1〜5を付与する。次に、クラスタ毎に4次元空間での重心を算出する(ステップS3)。ここで、重心座標は、各点から重心(平均点)までの距離の2乗を加算したものの平方根として表すことができる。かかる重心の求め方は公知の手法と同じであるので、詳しい説明は省略する。
続いて、各データについて重心までの距離が最も近いクラスタを判別し、異なるクラスタである場合には、そのデータのクラスタを最も距離の近い重心の属するクラスタに変更する(ステップS4)。そして、全データのクラスタが変更されなくなるまで、上記ステップS3,S4を繰り返す(ステップS5)。
次に、クラスタ毎に画素数、平均輝度、輝度のばらつきの標準偏差、輝度の最大値、輝度の最小値、差分の平均値、差分の標準偏差、差分の最大値、差分の最小値を算出する(ステップS6)。
続いて、上記9種類計45個(9×5クラスタ)の値をパラメータ(説明変数)とし、晴天比および曇天係数をそれぞれ従属変数として重回帰分析を実行し、次の重回帰式を用いて、各式の右辺の晴天比および曇天係数に、ステップS1で算出した値(制御エリアごとに異なる)をそれぞれ入れて、定数aおよび係数b,c,d,e,f,g,h,i,jを決定する(ステップS7)。
晴天比=a1+b1×(クラスタの画素数)+c1×(平均輝度)+d1×(輝度標準偏差)
+e1×(輝度の最大値)+f1×(輝度の最小値)+g1×(差分の平均)
+h1×(差分標準偏差)+i1×(差分の最大値)+j1×(差分の最小値)……(1)
曇天係数=a2+b2×(クラスタの画素数)+c2×(平均輝度)+d2×(輝度標準偏差)
+e2×(輝度の最大値)+f2×(輝度の最小値)+g2×(差分の平均)
+h2×(差分標準偏差)+i2×(差分の最大値)+j2×(差分の最小値)……(2)
なお、上記式(1),(2)における各説明変数はそれぞれクラスタの数だけある。また、上記式の定数a1および係数b1〜j1の値や定数a2および係数b2〜j2の値は、上記式(1),(2)の説明変数に、ステップS6で算出した値を読み出して代入し、重回帰分析により統計的に処理することによって得ることができる。そして、このようにして得られた値を、上記式(1),(2)における定数a1,a2および係数b1〜j1,b2〜j2に入れて、晴天比と曇天係数の予測式を導出する(ステップS7)。ここで、上式の「晴天比」と「曇天係数」に入れる値は、制御エリアごとに異なるので、制御エリアの数だけ予測式が導出されることとなる。これにより、制御対象エリア全体の照度分布の推定が可能となる。
上記の定数および係数の算出処理は、重回帰分析機能を有する種々のソフトウェアが市販されているので、それを利用して実行してもよい。なお、晴天比の予測式と曇天係数の予測式とで、パラメータの組み合わせを変えても良い。また、晴天比に関しては制御エリアごとに予測式を立て、各予測式のパラメータの組み合わせを変えるようにしてもよい。
また、上記式(1),(2)は説明変数の数が多いので、後に説明するように、演算制御装置13に機械学習させることで、重回帰式の説明変数や予測式のパラメータのうち影響の少ないものを省略して、説明変数の数やパラメータの数を減らして処理時間を短縮させるようにしてもよい。
ここで、ステップS3でクラスタリングを行う理由について、説明しておく。
図3の撮影画像を分析すると分かるように、上述したような照度分布予測方法を適用する対象が駅ホームのようなエリアの場合、空の一部が見え外光が入射する領域A1(図4(a))と、太陽からの直射光および一次反射光が当たる駅ホーム領域A2(図4(b))と、主として直射光の一次反射光が当たる壁領域A3(図4(c))と、直射光も一次反射光もほとんど当たらない天井領域A4(図4(d))と、駅ホームの陰になる軌道領域A5(図4(e))と、でそれぞれ平均の明るさや明るさの変化の度合いが異なることを見出した。そこで、本発明者らは、照度分布を1つのカメラの画像から把握する際には、上記5つの領域に分割してデータを扱うのが良いと考え、クラスタの数として「5」を選択し、クラスタリングを行なって、重回帰分析を適用し、「晴天比」と「曇天係数」の予測式を導出することとした。
次に、上記のようにして導出された晴天比と曇天係数の予測式を使用したエリア全体の照度分布の推定および照明制御の仕方について説明する。
照度分布の推定および照明制御にあたっては、先ず、撮像装置11によって対象エリアの画像を撮影して、画像信号に含まれる輝度情報に基づいて輝度分布データを算出する(ステップS8)。続いて、上記前段階処理のステップS2〜S6と同様な処理S9〜S13を実行して、各クラスタの画素数、平均輝度、輝度のばらつきの標準偏差、輝度の最大値、輝度の最小値、時刻t−1における輝度との差分の平均値、差分の標準偏差、差分の最大値、差分の最小値を算出する。
その後、ステップS7で導出した予測式を使用して制御エリアごとの晴天比と曇天係数を算出し(ステップS14)、次式を用いて照明エリア全体の照度分布(複数の制御エリアのそれぞれの照度L)および基準照度センサの設置ポイントの照度を推定する(ステップS15)。
具体的には、ある時点での着目する制御エリアやポイントの照度Lは、
L=完全晴天時照度×晴天比+完全曇天時照度×曇天係数×(1−晴天比)
で表わされるので、この式の「晴天比」と「曇天係数」に、ステップS14で算出した着目する制御エリアまたはポイントに対応する値を入れるとともに、「完全晴天時照度」と「完全曇天時照度」には、データベース14に格納されているシミュレーション(もしくは実測)によって得られた代表日(夏至、秋分、冬至等)の代表時刻(1時間おき)での昼光照度値のうち、着目する制御エリアまたはポイントの昼光照度値を読み出して補間処理(内挿処理)を行なって算出した値を代入して照度を算出する。例えば、8月10日11時30分の照度を知りたい場合には、着目する制御エリアまたはポイントの夏至の昼光照度値と秋分の日の昼光照度値を読み出して、補間処理で8月10日の1時間おきの昼光照度値を求めた後、11時と12時の昼光照度値から補間処理で11時30分の照度値を算出する。
次に、基準照度センサ12の検出値を読み込んで、ステップS15で推定した照度とセンサで検出した実測の照度値とを比較して、推定照度と検出照度値との間に所定量(例えば10%)以上のずれがあるか否か判定し(ステップS16)、ずれがある(YES)と判定したときは、ステップS17へ進んで、ステップS15で推定した照度の誤差を補正する処理を行なってからステップS18へ進む。
一方、ステップS16で、所定量(例えば10%)以上のずれがない(No)と判定したときは、ステップS17をスキップしてステップS18へ進む。
ステップS18では、ステップS15で推定した照度分布から、目標照度を下回る場所があるか判定する。そして、目標照度を下回る場所がある(Yes)と判定したときは、ステップS19へ進んで補正すべき照度を算出して照明装置の制御値(増加すべき光量)を算出し、対応する照明装置へ制御信号を出力して(ステップS20)、ステップS8へ戻る。また、ステップS18で、目標照度を下回る場所がない(No)と判定したときは、ステップS8へ戻って、上記処理S8〜S20を繰り返す。これにより、好適な照明制御が実行される。なお、照明装置の点灯後は、当該照明装置の点灯による制御対象エリアの照度をデータベース14より読み出して加算し、ステップS8〜S20の処理を実行する。
本発明者らは、制御エリアとして直射日光が当たるエリアと直射日光が当たらないエリアの2つのエリアを有する場合について、つまり照明制御対象全エリアが上記2つのエリアからなる場合を想定して、上記予測式を使用したシミュレーションを実施するとともに、照度センサによる照度の測定を実施した。
図6(A),(B)は、シミュレーションにより前述の晴天比の予測式から予測された値と実測に基づく値とを、縦軸に実測値をまた横軸に予測値をとった2次元座標上にプロットして予測値と実測値との相関を示したもの、また、図6(C)は、曇天係数の予測式から予測された値と実測値とを、縦軸を実測値、横軸を予測値とする2次元座標上にプロットして予測値と実測値との相関を示したものである。
なお、図6(A),(B)のうち(A)は直射日光が当たるエリアに関するもの、(B)は直射日光が当たらないエリアに関するものである。曇天係数の予測は、エリアに関係なく行なった。さらに、それぞれの場合について相関係数Rと2乗平均平方根誤差(RMSE)を求めたところ、図6(A)の相関係数Rは0.55、RMSEは0.24、図6(B)の相関係数Rは0.57、RMSEは0.20、図6(C)の相関係数Rは0.82、RMSEは0.26であった。
図6(A)〜(C)より、予測値と実測値との相関は良好であり、上記予測式の精度は満足できるものであることが分かる。
なお、図6(A)の直射日光が当たるエリア(屋外)に関する晴天比の予測値と実測値の相関は、パラメータ(説明変数)として、クラスタ1〜3の輝度の平均と、クラスタ3の輝度のばらつきの標準偏差と、クラスタ3,3,4の差分の標準偏差と、クラスタ2の輝度ばらつき標準偏差の最小値と、クラスタ3,4の差分最小値と、クラスタ4の輝度ばらつき標準偏差の最大値とを選択して求めたものである。
また、図6(B)の直射日光が当たらないエリア(屋内)に関する晴天比の予測値と実測値の相関は、パラメータ(説明変数)として、クラスタ1の画素数と、クラスタ2,4,5の輝度の平均と、クラスタ1,2,3の差分平均と、クラスタ4,5の輝度のばらつきの標準偏差と、クラスタ1の差分の標準偏差と、クラスタ1,2の輝度ばらつき標準偏差の最小値と、クラスタ2,3の差分最小値と、クラスタ1,3,4,5の輝度ばらつき標準偏差の最大値と、クラスタ1,4の差分最大値とを選択して求めたものである。
図6(C)の曇天係数の予測値と実測値の相関は、パラメータ(説明変数)として、クラスタ2,3,4,5の輝度の平均と、クラスタ2の差分平均と、クラスタ2の輝度のばらつきの標準偏差と、クラスタ1,2,3の差分標準偏差と、クラスタ1,3の輝度ばらつき標準偏差の最小値と、クラスタ2,4の輝度ばらつき標準偏差の最大値と、クラスタ2,3の差分最大値とを選択して求めたものである。図6(A)〜(C)に対応する各照度推定で使用するパラメータ(説明変数)を変えているのは、精度(相関係数)を高めるためであり、重回帰分析の結果(グラフ)を見て人手でパラメータを選定しても良いが、機械学習によってパラメータを選択させるようにすることもできる。
次に、演算制御装置13に学習機能を持たせた場合における手順について、図7のフローチャートを用いて説明する。なお、以下の説明においては、図5のフローチャートを用いて説明した内容と同様な処理については、詳しい説明を省略する。
学習機能を付加した照度分布の推定および照明制御処理においては、先ず、撮像装置11がスチールカメラの場合には撮像装置11に対して撮影指令を出して、撮像装置11から撮影画像データを取り込み、輝度データに変換して輝度分布データを取得するとともに照度分布データを算出してデータベース14に記憶する(ステップS21)。次に、変換された輝度データと、前回取得した輝度データおよびデータベース14から読み出して合成した照度分布データとを比較して(ステップS22)、領域ごとに今回の輝度データにノイズが含まれているか否か判定する(ステップS23)。
具体的には、例えば、今回取得した輝度データと前回取得した輝度データとの差分をとって、その差分が所定値以上である場合に時間ノイズと判定する。また、今回取得した輝度データに基づく照度値と照度分布データとの差分をとって、その差分が所定値以上である場合に空間ノイズと判定する。このノイズ判定処理は、撮影画像を複数(例えば5個)の領域に分割して、領域毎(クラスタ毎)にしきい値を変えて行うと良い。
ステップS23で、ノイズがある(Yes)と判定したときは、ステップS24へ移行して、今回のノイズに既に学習(取得)したノイズと共通の特徴があるか否か判断する。このようなノイズとしては、例えば撮影範囲内への電車の侵入やシステム外の照明の点灯などがある。
ステップS24で、共通の特徴がない(No)と判定するとステップS25へ進んで過去所定回数の撮影画像内に同様のノイズが存在するか否か判定する。そして、同様のノイズが存在しない(No)と判定したときは、ステップS26へ進み、完全なノイズであると認定して当該ノイズをデータベースに格納する。このようなノイズの原因としては、例えば人(利用者)あるいは鳥がカメラの視野を横切った場合などが考えられる。
続いて、ノイズ箇所の輝度を修正する(ステップS27)。具体的には、ノイズ箇所の周囲の画像データからノイズ箇所の輝度を推定し、ノイズと置き換える。
また、ステップS25で、同様のノイズが存在する(Yes)と判定したときは、ステップS28へ移行して、ノイズではなく新設物であると判断し、データベースから輝度分布データを読み出して輝度分布における当該箇所の輝度データを修正してデータベースに格納する(ステップS29)。新設物には、例えば建物の改修や設備の増設、撤去あるいは自動販売機等の付帯設備の設置、撤去がある。
一方、上記ステップS24で共通の特徴がある(Yes)と判定するとステップS30へ移行して、画像データに含まれる特徴から、ノイズがどのようなものであるかを判断する。続いて、特徴のある箇所の照明制御の補正値を決定し、対応する照明装置へ送信する(ステップS31)。
上記ステップS23でノイズがない(No)と判定したときまたはステップS27でノイズ箇所の輝度を修正したときは、ステップS32へ進み、クラスタリング処理を行う。この際に、前回行なったクラスタリング処理で得られた重心データを使用することで、計算量を減らすことができる。
ステップS32のクラスタリング処理が終了、または上記ステップS29で輝度分布データの修正が終了した後は、ステップS33へ進んで、重回帰分析によって晴天比および曇天係数を算出する。それから、晴天比および曇天係数を用いて、制御対象エリアの照度分布を、次式
照度=完全晴天時照度×晴天比+完全曇天時照度×曇天係数×(1−晴天比)
用いて推定する(ステップS34)。
ステップS34の照度分布の推定が終了、または上記ステップS31で照明制御の補正値を決定した後は、ステップS35へ進んで、推定照度から目標照度となるように、照明制御値を決定し、照明装置へ送信する。これにより、照明装置は制御値に応じた明るさとなるように、照明(LEDランプ)を点灯駆動することとなる。
(変形例)
図8には、基準照度センサ12の計測値を利用した学習機能を付加した場合の照明制御手順が示されている。
この変形例の手順と図7のフローチャートの手順との差異は、本変形例では、図7のフローチャートのステップS35の後に、ステップS36〜S39が追加されている点である。図8のフローチャートでは、ステップS35で照明制御値を決定して照明装置へ送信した後、ステップS36へ進み、基準照度センサ12の測定値を読み込む。続いて、ステップS34で推定した当該測定ポイントの推定照度値とセンサの実測照度値との間に誤差があるか否か判定する(ステップS37)。
そして、ステップS37で、誤差がない(No)と判定したときはそのままステップS39へ進む一方、ステップS37で、誤差がある(Yes)と判定したときはステップS38でクラスタリング処理の結果毎に、誤差がなくなるように照明制御補正値を決定するとともに、照明制御補正値の変換ロジックもしくは演算式を修正してステップS39へ進んで、結果を過去データとしてデータベースに格納する。そして、ステップS21へ戻り、上記手順を繰り返す。
なお、ステップS38では、ステップS32のクラスタリング処理におけるクラスタの数を変更したり、ステップS33の重回帰分析におけるパラメータ(説明変数)の種類を増加、削減あるいは変更したりしても良い。例えば、クラスタの数やパラメータを変更して晴天比および曇天係数の予測値を算出し、照度センサによる実測値と比較して相関係数を求め、相関係数が最大となる時のクラスタの数や、パラメータ(説明変数)を選択する。
また、前述の実施例では、撮像装置11で撮像した画像の各画素の座標情報を重回帰分析におけるパラメータとして使用していないが、適用する対象(照明制御システム)の環境によっては各画素の座標情報をパラメータとして使用することも可能である。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では、クラスタリング処理におけるクラスタの数を「5」としたが、クラスタの数は、適用する対象の環境に応じて適宜設定すればよい。さらに、前記実施形態では、基準照度センサ12を設けた照明制御システムについて説明したが、学習機能を持たせなくても良いような場合には基準照度センサ12を省略してシステムを構成するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、駅ホームの照明制御システムに適用した場合を例にとって説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、トンネルの出入り口箇所等比較的広い解放空間を有し照度が外光の影響を受け易い施設の照明制御システムに広く利用することができる。
10 照明制御システム
11 撮像装置
12 基準照度センサ
13 演算制御装置
14 データベース
15 照明装置

Claims (10)

  1. シミュレーションによって得られた制御対象のエリアの完全晴天時および完全曇天時の照度分布データと、任意の時点で実測された制御エリアごとの照度分布データと、をデータベースに格納する第1ステップと、
    前記データベースより完全晴天時および完全曇天時の照度分布データを読み出して、完全晴天時の照度分布と完全曇天時の照度分布とを合成することで、制御エリア単位での照度分布を再現し、晴天比と曇天係数を算出する第2ステップと、
    撮像装置により撮影された画像信号を取り込んで画素単位の輝度値に変換するとともに、前回取得された輝度値との差分を画素ごとに算出する第3ステップと、
    各画素のX座標とY座標と輝度値と差分とを用いて、前記照度分布に応じて2以上に5以下の領域に分割された前記撮像装置の撮影画像の各領域の画素に関する複数の特徴量を算出する第4ステップと、
    前記第4ステップで算出された複数の特徴量を説明変数とするとともに晴天比と曇天係数をそれぞれ目的変数とし、前記第2ステップで算出された晴天比と曇天係数を用いて重回帰式の係数および定数を決定して晴天比の予測式および曇天係数の予測式を導出する第5ステップと、
    撮像装置により撮影された画像信号を取り込んで画素単位の輝度値に変換するとともに、前回の輝度との差分を画素ごとに算出する第6ステップと、
    各画素のX座標とY座標と輝度値と差分とを用いて、前記各領域の画素に関する複数の特徴量を算出する第7ステップと、
    前記第5ステップで導出された前記晴天比の予測式と曇天係数の予測式に、前記第7ステップで算出された前記特徴量の値を代入して、晴天比と曇天係数を算出する第8ステップと、
    前記第8ステップで算出された晴天比と曇天係数を用いて制御対象エリアの照度分布を算出する第9ステップと、
    前記第9ステップで算出された照度分布に基づいて照明装置への制御値を計算し出力する第10ステップと、
    を含むことを特徴とする照明制御方法。
  2. 前記撮影画像の各領域はクラスタであり、前記第4ステップでは、クラスタの数を2以上に5以下に設定してクラスタリング処理を実行して、前記特徴量として各クラスタの画素数、平均輝度、輝度のばらつきの標準偏差、輝度の最大値、輝度の最小値、差分の平均値、差分の標準偏差、差分の最大値、差分の最小値を算出し、
    前記第5ステップでは、前記第4ステップで算出された前記各値のうち2つ以上をそれぞれ説明変数とするとともに晴天比と曇天係数をそれぞれ目的変数とし、前記第2ステップで算出された晴天比と曇天係数を用いて重回帰式の係数および定数を決定して晴天比の予測式および曇天係数の予測式を導出することを特徴とする請求項1に記載の照明制御方法。
  3. 前記第9ステップの後、制御対象エリアの任意の位置に設置されている照度センサからの信号を読み込んで、前記第9ステップで算出された照度分布の対応するエリアの照度値と比較して照度分布を補正し、前記第10ステップでは前記補正された照度分布に基づいて照明装置への制御値を計算し出力することを特徴とする請求項1または2に記載の照明制御方法。
  4. 前記第5ステップで導出される直射日光が当たるエリアの前記晴天比の予測式と、直射日光が当たらないエリアの前記晴天比の予測式とで、使用する説明変数の組み合わせが異なることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の照明制御方法。
  5. 1または2以上の照明装置と、1台の撮像装置と、前記撮像装置からの画像信号に基づいて照度分布を推定し、推定した照度分布に基づいて前記照明装置の制御値を計算し出力する演算制御装置とを備えた照明制御システムであって、
    前記撮像装置は、少なくとも撮影範囲の一部に空が入るように設置され、
    前記演算制御装置は、
    データベースに予め格納されている完全晴天時および完全曇天時の照度分布データを読み出して、完全晴天時の照度分布と完全曇天時の照度分布とを合成することで、制御エリア単位での照度分布を再現し、晴天比と曇天係数を算出する係数算出手段と、
    撮像装置により撮影された画像信号を取り込んで画素単位の輝度値に変換するとともに、前回取得された輝度値との差分を画素ごとに算出する差分算出手段と、
    各画素のX座標とY座標と輝度値と差分とを用いて、前記照度分布に応じて2以上に5以下の領域に分割された前記撮像装置の撮影画像の各領域の画素に関する複数の特徴量を算出するパラメータ算出手段と、
    前記パラメータ算出手段により算出された複数の特徴量を説明変数とするとともに晴天比と曇天係数をそれぞれ目的変数とし、前記係数算出手段によって算出された晴天比と曇天係数を用いて重回帰式の係数および定数を決定して晴天比の予測式および曇天係数の予測式を導出する予測式導出手段と、
    前記予測式導出手段により導出された前記晴天比の予測式と曇天係数の予測式に、前記パラメータ算出手段により算出された前記特徴量の値を代入して、晴天比と曇天係数を算出する第2係数算出手段と、
    前記第2係数算出手段により算出された晴天比と曇天係数を用いて制御対象エリアの照度分布を、次式
    照度=完全晴天時照度×晴天比+完全曇天時照度×曇天係数×(1−晴天比)
    を用いて算出する照度算出手段と、
    前記照度算出手段により算出された照度分布に基づいて照明装置への制御値を計算し出力する制御値算出手段と、を備えることを特徴とする照明制御システム。
  6. 前記撮影画像の各領域はクラスタであり、前記パラメータ算出手段はクラスタの数を2以上に5以下に設定してクラスタリング処理を実行して、前記特徴量として各クラスタの画素数、平均輝度、輝度のばらつきの標準偏差、輝度の最大値、輝度の最小値、差分の平均値、差分の標準偏差、差分の最大値、差分の最小値を算出することを特徴とする請求項5に記載の照明制御システム。
  7. 制御対象のエリアの任意の位置に設置された照度センサを備え、
    前記演算制御装置は、前記照度センサからの信号を読み込んで、前記照度算出手段により算出された照度分布の対応するエリアの照度値と比較して照度分布を補正し、前制御値算出手段により、前記補正された照度分布に基づいて前記照明装置への制御値を計算し出力することを特徴とする請求項5または6に記載の照明制御システム。
  8. 前記演算制御装置は、前記差分算出手段により算出された前回輝度との差分に基づいて、該差分が所定値以上である場合にノイズと判断し、当該箇所の輝度値を周囲の輝度値に基づいて修正する手段を備えることを特徴とする請求項7に記載の照明制御システム。
  9. 前記演算制御装置は、前記照度センサによる計測値と前記照度算出手段により算出された照度分布における前記照度センサ設置点の照度値とを比較して、前記パラメータ算出手段によるクラスタリング処理におけるクラスタの数を選択する手段を備えることを特徴とする請求項7または8に記載の照明制御システム。
  10. 前記演算制御装置は、前記照度センサによる計測値と前記照度算出手段により算出された照度分布とを比較して、前記晴天比の予測式と曇天係数の予測式で使用する説明変数の組み合わせを選択する手段を備えることを特徴とする請求項8または9に記載の照明制御システム。
JP2017041484A 2017-03-06 2017-03-06 照明制御方法および照明制御システム Active JP6817109B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017041484A JP6817109B2 (ja) 2017-03-06 2017-03-06 照明制御方法および照明制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017041484A JP6817109B2 (ja) 2017-03-06 2017-03-06 照明制御方法および照明制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018147718A true JP2018147718A (ja) 2018-09-20
JP6817109B2 JP6817109B2 (ja) 2021-01-20

Family

ID=63591479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017041484A Active JP6817109B2 (ja) 2017-03-06 2017-03-06 照明制御方法および照明制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6817109B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113408206A (zh) * 2021-06-23 2021-09-17 陕西科技大学 一种室内天然光照度建模方法
WO2023012907A1 (ja) * 2021-08-03 2023-02-09 三菱電機株式会社 評価装置、評価方法及び評価プログラム
CN116347708A (zh) * 2023-05-22 2023-06-27 深圳市粤大明智慧科技集团有限公司 智能照明控制方法、装置、设备及存储介质
CN116685015A (zh) * 2023-08-03 2023-09-01 成都迅晟规划设计管理有限公司 一种基于环境光线的灯光控制方法
CN116963361A (zh) * 2023-09-15 2023-10-27 青岛艾德森物联科技有限公司 一种基于ddc控制器的智能楼宇优化控制方法
CN117452834A (zh) * 2023-12-22 2024-01-26 北京天图设计工程有限公司 一种博物馆led照明灯智能控制系统
CN117528884A (zh) * 2023-11-28 2024-02-06 中国建筑第五工程局有限公司 基于体育场馆结构模型的照明控制数据处理方法及系统

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09312198A (ja) * 1996-05-22 1997-12-02 Mitsubishi Electric Corp 照明制御システム
JPH11111471A (ja) * 1997-09-30 1999-04-23 Nec Corp 自動調光システム
WO2006132014A1 (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Tokyo Institute Of Technology 画像変換装置および画像変換プログラム
US20080180553A1 (en) * 2007-01-05 2008-07-31 Object Video, Inc. Video-based sensing for daylighting controls
JP2013004490A (ja) * 2011-06-22 2013-01-07 Panasonic Corp 照明システム
WO2013024655A1 (ja) * 2011-08-12 2013-02-21 パナソニック株式会社 照明制御装置
JP2014211970A (ja) * 2013-04-17 2014-11-13 株式会社ビジュアル・テクノロジー研究所 制御プログラムおよび環境制御システム
CN104320881A (zh) * 2014-10-28 2015-01-28 江苏天语雅思医疗设备有限公司 一种led无影灯照明系统中的智能调光控制器
KR101601866B1 (ko) * 2014-10-21 2016-03-22 (주)케이티에스테이트 촬영된 적외선 영상을 통한 실내기기 제어 시스템

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09312198A (ja) * 1996-05-22 1997-12-02 Mitsubishi Electric Corp 照明制御システム
JPH11111471A (ja) * 1997-09-30 1999-04-23 Nec Corp 自動調光システム
WO2006132014A1 (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Tokyo Institute Of Technology 画像変換装置および画像変換プログラム
US20080180553A1 (en) * 2007-01-05 2008-07-31 Object Video, Inc. Video-based sensing for daylighting controls
JP2013004490A (ja) * 2011-06-22 2013-01-07 Panasonic Corp 照明システム
WO2013024655A1 (ja) * 2011-08-12 2013-02-21 パナソニック株式会社 照明制御装置
JP2014211970A (ja) * 2013-04-17 2014-11-13 株式会社ビジュアル・テクノロジー研究所 制御プログラムおよび環境制御システム
KR101601866B1 (ko) * 2014-10-21 2016-03-22 (주)케이티에스테이트 촬영된 적외선 영상을 통한 실내기기 제어 시스템
CN104320881A (zh) * 2014-10-28 2015-01-28 江苏天语雅思医疗设备有限公司 一种led无影灯照明系统中的智能调光控制器

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113408206A (zh) * 2021-06-23 2021-09-17 陕西科技大学 一种室内天然光照度建模方法
JP7341378B2 (ja) 2021-08-03 2023-09-08 三菱電機株式会社 評価装置、評価方法及び評価プログラム
WO2023012907A1 (ja) * 2021-08-03 2023-02-09 三菱電機株式会社 評価装置、評価方法及び評価プログラム
JPWO2023012907A1 (ja) * 2021-08-03 2023-02-09
GB2624552A (en) * 2021-08-03 2024-05-22 Mitsubishi Electric Corp Evaluation device, evaluation method, and evaluation program
CN116347708A (zh) * 2023-05-22 2023-06-27 深圳市粤大明智慧科技集团有限公司 智能照明控制方法、装置、设备及存储介质
CN116347708B (zh) * 2023-05-22 2023-08-18 深圳市粤大明智慧科技集团有限公司 智能照明控制方法、装置、设备及存储介质
CN116685015A (zh) * 2023-08-03 2023-09-01 成都迅晟规划设计管理有限公司 一种基于环境光线的灯光控制方法
CN116685015B (zh) * 2023-08-03 2023-09-29 成都迅晟规划设计管理有限公司 一种基于环境光线的灯光控制方法
CN116963361A (zh) * 2023-09-15 2023-10-27 青岛艾德森物联科技有限公司 一种基于ddc控制器的智能楼宇优化控制方法
CN116963361B (zh) * 2023-09-15 2023-12-12 青岛艾德森物联科技有限公司 一种基于ddc控制器的智能楼宇优化控制方法
CN117528884A (zh) * 2023-11-28 2024-02-06 中国建筑第五工程局有限公司 基于体育场馆结构模型的照明控制数据处理方法及系统
CN117452834A (zh) * 2023-12-22 2024-01-26 北京天图设计工程有限公司 一种博物馆led照明灯智能控制系统
CN117452834B (zh) * 2023-12-22 2024-03-19 北京天图设计工程有限公司 一种博物馆led照明灯智能控制系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP6817109B2 (ja) 2021-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6817109B2 (ja) 照明制御方法および照明制御システム
Inanici Evalution of high dynamic range image-based sky models in lighting simulation
Mahdavi Predictive simulation-based lighting and shading systems control in buildings
Reinhart et al. Validation of dynamic RADIANCE-based daylight simulations for a test office with external blinds
Suk et al. Development of new daylight glare analysis methodology using absolute glare factor and relative glare factor
US6983082B2 (en) Reality-based light environment for digital imaging in motion pictures
US11704866B2 (en) Systems and methods for visualization of building structures
Kim et al. Real-time daylight glare control using a low-cost, window-mounted HDRI sensor
JP6863475B2 (ja) 照明制御システムおよび照明制御方法
JP6240116B2 (ja) 物体検出装置
US20190037667A1 (en) Lighting system and a method of controlling the light output from a luminaire
Piderit et al. Definition of the CIE standard skies and application of high dynamic range imaging technique to characterize the spatial distribution of daylight in Chile
Kruisselbrink et al. Feasibility of ceiling-based luminance distribution measurements
Chiou et al. An HDRi-based data acquisition system for the exterior luminous environment in the daylight simulation model
Kim et al. Semi-automated luminance map re-projection via high dynamic range imaging and indoor space 3-D reconstruction
US20160070025A1 (en) Weather forecasting apparatus and weather forecasting method
CN115298700A (zh) 用于调整场景渲染的方法和装置
Spasojević et al. Sky luminance mapping for computational daylight modeling
US20210199498A1 (en) A method of measuring illumination, corresponding system, computer program product and use
KR101873681B1 (ko) 항공 촬영 정보 기반 가상 조망 시스템 및 방법
Humann et al. Using HDR sky luminance maps to improve accuracy of virtual work plane illuminance sensors
Zatari et al. Glare, luminance, and illuminance measurements of road lighting using vehicle mounted CCD cameras
CN114339028A (zh) 拍照方法、电子设备以及计算机可读存储介质
KR101303104B1 (ko) 영상보정장치
Liu et al. Predicting annual equirectangular panoramic luminance maps using deep neural networks

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180507

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200221

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20200221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20200221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6817109

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150