JP2018147346A - 工作機械 - Google Patents
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Abstract
【課題】移設を検出する機能を実現しつつ省電力化が可能な工作機械を提供する。【解決手段】工作機械は、対象物に対して加工を施す加工部を制御するMPU11を有し、移設の検出が可能である。工作機械は、振動の検出が可能であり、電源不要な圧電センサ51、定電圧ダイオード52、及び、MPU11と電源部31との間に介在する電源IC32を備える。電源IC32は、第一スイッチ32Aを内部に有する。電源IC32は、圧電センサ51が振動を検出しない時、電源部31からMPU11に対する電源の供給を停止するために、第一スイッチ32Aをオフする。電源IC32は、圧電センサ51が振動を検出した時、電源部31からMPU11に電源を供給するために、第一スイッチ32Aをオンする。【選択図】図2
Description
本発明は、移設を検出する機能を有する工作機械に関する。
移設を検出する機能を有する工作機械が公知である。特許文献1は、MPU、圧力センサを備えた工作装置を開示する。圧力センサは、移設の為に例えばクレーンが工作装置を吊り上げた時の気圧変動を検出する。MPUは、圧力センサが検出した気圧変動を取得する。MPUは、取得した気圧変動のパターンを気圧変化算出関数に適用し、自然界の気圧変動か移設による気圧変動かを判断する。
上記工作装置は、移設を検出する機能を実現する為、MPUに電源を常時供給する必要がある。故に、MPUの消費電力が工作機械の省電力化の妨げとなるという問題点がある。
本発明の目的は、移設を検出する機能を実現しつつ省電力化が可能な工作機械を提供することである。
本発明に係る工作機械は、対象物に対して加工を施す加工部を制御する制御部を有し、移設の検出が可能な工作機械において、振動の検出が可能であり、電源不要な第一検出部と、前記制御部と電源との間に介在する切替部とを備え、前記切替部は、前記第一検出部が前記振動を検出しない時、前記制御部に電源を供給せず、前記第一検出部が前記振動を検出した時、前記制御部に電源を供給することを特徴とする。
工作機械は、移設に伴う振動を、電源不要な第一検出部により検出する。故に、工作機械は、移設を検出する機能を実現しつつ、第一検出部の消費電力を抑制することで省電力化できる。又、切替部は、第一検出部が振動を検出しない時、制御部に電源を供給せず、第一検出部が振動を検出した時、制御部に電源を供給する。故に、工作機械は、移設の有無の監視中において制御部の消費電力を抑制することができるので、更に省電力化できる。
本発明において、前記第一検出部は、前記振動に応じた強さの電気信号を前記切替部に出力し、前記切替部は、第一閾値以上の前記電気信号を検出しない時、前記制御部に電源を供給せず、前記第一閾値以上の前記電気信号を検出した時、前記制御部に電源を供給してもよい。該時、切替部は、第一閾値以上の電気信号を検出する為に必要な最低限の消費電力で駆動できる。故に、工作機械は、移設の有無の監視中において切替部の消費電力を抑制できるので、更に省電力化できる。又、工作機械は、一定以上の大きさの振動を第一検出部が検出したことに応じ、制御部に電源を供給できる。故に、工作機械は、移設に伴う振動を適切に検出できる。
本発明において、前記第一検出部は、前記振動に応じて電気信号を前記切替部に出力し、前記第一検出部と前記切替部との間に介在し、前記第一検出部が出力した前記電気信号に基づき電気エネルギーを蓄電する蓄電部を更に備え、前記切替部は、前記蓄電部が蓄電した前記電気エネルギーが第二閾値未満の時、前記制御部に電源を供給せず、前記蓄電部が蓄電した前記電気エネルギーが前記第二閾値以上の時、前記制御部に電源を供給してもよい。該時、工作機械は、第一検出部が電気信号を複数回出力したことに応じ、制御部に電源を供給できる。尚、工作機械の移設に伴う振動は複数回3生じる可能性が高い。故に、工作機械は、移設に伴う振動を適切に検出できる。又、切替部は、第二閾値以上の電気エネルギーを検出する為に必要な最低限の消費電力で駆動できる。故に、工作機械は、移設の有無の監視中において切替部の消費電力を抑制できるので、更に省電力化できる。
本発明において、移設に伴う移設振動の検出が可能であり、電源を要する第二検出部を更に備え、前記制御部は、前記切替部が前記制御部に電源を供給しない時、前記第二検出部に電源を供給せず、前記切替部が前記制御部に電源を供給する時、前記第二検出部に電源を供給してもよい。該時、工作機械は、第一検出部が振動を検出した時、制御部により第二検出部に電源を供給できる。故に、工作機械は、移設に伴う振動を第二検出部により更に適切に検出できる。工作機械は、第二検出部の消費電力を抑制することができるので、更に省電力化できる。
本発明において、前記第一検出部は、圧電素子であってもよい。該時、工作機械は、電源不要な第一検出部を圧電素子によって容易に実現できる。
本発明において、前記蓄電部は、コンデンサであってもよい。該時、工作機械は、電気エネルギーを蓄電する蓄電部をコンデンサによって容易に実現できる。
<第一実施形態>
本発明の第一実施形態に係る工作機械1Aについて説明する。工作機械1Aは、工具を高速回転して対象物に切削加工を施す機械である。工作機械1Aは移設検知機能を有する。工作機械1Aは該機能により移設を検知した時、例えば工具の駆動を制限する。尚、工作機械1Aが移設を検知した時の動作は、工具の駆動制限に限らない。
本発明の第一実施形態に係る工作機械1Aについて説明する。工作機械1Aは、工具を高速回転して対象物に切削加工を施す機械である。工作機械1Aは移設検知機能を有する。工作機械1Aは該機能により移設を検知した時、例えば工具の駆動を制限する。尚、工作機械1Aが移設を検知した時の動作は、工具の駆動制限に限らない。
<工作機械1Aの概要>
図1に示すように、工作機械1Aは、MPU11、記憶部12、機械I/F13、外部入出力装置14、軸制御部21、表示装置22、操作部23、移設検知装置24、電源制御部3を備える。記憶部12、機械I/F13、外部入出力装置14は、MPU11に例えば高速バスを介して接続する。MPU11は工作機械1Aの動作を統括制御する。MPU11は後述の電源部31が供給する電源により駆動する。記憶部12は各種プログラム等を記憶する。軸制御部21は機械I/F13に接続する。軸制御部21は例えば、工具、切削対象物を保持する保持部等に接続するサーボモータを制御する。表示装置22、操作部23、移設検知装置24は外部入出力装置14に例えば低速バスで接続する。表示装置22は各種画面を表示する。操作部23は各種情報を入力する為の機器である。
図1に示すように、工作機械1Aは、MPU11、記憶部12、機械I/F13、外部入出力装置14、軸制御部21、表示装置22、操作部23、移設検知装置24、電源制御部3を備える。記憶部12、機械I/F13、外部入出力装置14は、MPU11に例えば高速バスを介して接続する。MPU11は工作機械1Aの動作を統括制御する。MPU11は後述の電源部31が供給する電源により駆動する。記憶部12は各種プログラム等を記憶する。軸制御部21は機械I/F13に接続する。軸制御部21は例えば、工具、切削対象物を保持する保持部等に接続するサーボモータを制御する。表示装置22、操作部23、移設検知装置24は外部入出力装置14に例えば低速バスで接続する。表示装置22は各種画面を表示する。操作部23は各種情報を入力する為の機器である。
移設検知装置24は振動検出部241を備える。振動検出部241は、例えば、加速度を検出可能な加速度センサ又はジャイロセンサである。振動検出部241は工作機械1Aに固定してある。移設検知装置24は、工作機械1Aの移設時に生じる振動を振動検出部241により検知し、移設の有無を判定する。移設検知装置24は電源部31が供給する電源により駆動する。
電源制御部3は、電源部31、電源IC32、検出回路33Aを備える。電源部31は、MPU11、移設検知装置24、電源IC32に電源を供給する。電源部31は、工作機械1Aに接続するAC電源を直流に変換したDC電源でもよいし、電池でもよい。電源IC32は、電源部31とMPU11との間の導通状態を制御する。電源IC32は、電源部31が供給する電源により駆動する。電源IC32の消費電力は、MPU11と移設検知装置24の消費電力よりも小さい。検出回路33Aは電源IC32に接続し、振動に応じて電気信号を電源IC32に出力する。検出回路33Aは電源不要である。
<電源制御部3>
図2(A)を参照し、電源制御部3を詳細に説明する。電源IC32はMPU11と電源部31に接続し、夫々の間に介在する。電源IC32は、内部に第一スイッチ32Aを有する。第一スイッチ32Aは、MPU11と電源部31が導通した状態と導通しない状態に切り替える。以下、第一スイッチ32AがMPU11と電源部31を導通した状態を、「第一スイッチ32Aがオンする。」といい、第一スイッチ32AがMPU11と電源部31を導通しない状態を、「第一スイッチ32Aがオフする。」という。
図2(A)を参照し、電源制御部3を詳細に説明する。電源IC32はMPU11と電源部31に接続し、夫々の間に介在する。電源IC32は、内部に第一スイッチ32Aを有する。第一スイッチ32Aは、MPU11と電源部31が導通した状態と導通しない状態に切り替える。以下、第一スイッチ32AがMPU11と電源部31を導通した状態を、「第一スイッチ32Aがオンする。」といい、第一スイッチ32AがMPU11と電源部31を導通しない状態を、「第一スイッチ32Aがオフする。」という。
電源IC32の入力端子32Bに、後述する検出回路33Aの出力端子53が接続する。入力端子32Bの電圧が第一閾値Th1未満の時、電源IC32は休止状態である。該時、第一スイッチ32Aはオフする。入力端子32Bの電圧が第一閾値Th1以上の時、電源IC32は休止状態から起動し、第一スイッチ32Aをオフからオンに切り替える。電源IC32の休止状態の消費電力は、起動後の消費電力よりも小さい。
検出回路33Aは、圧電素子51と定電圧ダイオード52を有する。圧電素子51の電極の一端側と定電圧ダイオード52のアノードは、グランドに接続する。圧電素子51の電極の他端側と定電圧ダイオード52のカソードは、互いに接続し、且つ、検出回路33Aの出力端子53に接続する。圧電素子51は圧電体を有する。圧電素子51は、圧電体に作用する片道振動又は往復振動を電気エネルギーに変換し、出力する。圧電素子51は、振動の大きさに応じた電圧の電気信号を、検出回路33Aの出力端子53に出力する。圧電素子51は電源不要である。定電圧ダイオード52は、検出回路33Aの出力端子53の電圧が所定電圧以上になることを防止することで、出力端子53に接続する電源IC32を保護する。
移設検知装置24と電源部31の間に、第二スイッチ24Bが介在する。第二スイッチ24Bは、移設検知装置24と電源部31が導通した状態と導通しない状態に切り替える。以下、第二スイッチ24Bが移設検知装置24と電源部31を導通した状態、「第二スイッチ24Bがオンする。」といい、第二スイッチ24Bが移設検知装置24と電源部31を導通しない状態、「第二スイッチ24Bがオフする。」という。MPU11は第二スイッチ24Bに接続する。MPU11は第二スイッチ24Bに信号を出力することにより、第二スイッチ24Bのオン/オフを切り替えることができる。尚、電源部31の電源がMPU11に供給しない時、第二スイッチ24Bはオフとなる。
<工作機械1Aの移設検知機能>
図2(A)に示すように、圧電素子51が振動しない時、検出回路33Aは出力端子53から電気信号を出力しない。電源IC32の入力端子32Bの電圧は第一閾値Th1未満となり、第一スイッチ32Aはオフする。故に、電源IC32は電源部31の電源をMPU11に供給しない。又、電源部31の電源がMPU11に供給しない時、第二スイッチ24Bはオフする。故に、第二スイッチ24Bは電源部31の電源を移設検知装置24に供給しない。
図2(A)に示すように、圧電素子51が振動しない時、検出回路33Aは出力端子53から電気信号を出力しない。電源IC32の入力端子32Bの電圧は第一閾値Th1未満となり、第一スイッチ32Aはオフする。故に、電源IC32は電源部31の電源をMPU11に供給しない。又、電源部31の電源がMPU11に供給しない時、第二スイッチ24Bはオフする。故に、第二スイッチ24Bは電源部31の電源を移設検知装置24に供給しない。
図3に示すように、検出回路33Aの圧電素子51に振動が作用した時、圧電素子51は、振動の強さに応じた電圧の電気信号を出力する(S11)。検出回路33Aの出力端子53は、振動の大きさに応じた電圧の電気信号を出力する。電気信号は、電源IC32の入力端子32Bに入力する。電気信号の電圧が第一閾値Th1未満の時(S13:NO)、電源IC32は休止状態となり、第一スイッチ32Aはオフする(図2(A)参照)。故に、電源IC32は電源部31の電源をMPU11に供給しない(S25)。又、電源部31の電源がMPU11に供給しない時、第二スイッチ24Bはオフする(図2(A)参照)。故に、第二スイッチ24Bは電源部31の電源を移設検知装置24に供給しない(S27)。
一方、検出回路33Aの出力端子53から出力した電気信号S1(図2(B)参照)の電圧が第一閾値Th1以上の時(S13:YES)、電源IC32は休止状態から起動し、第一スイッチ32Aをオフからオンに切り替える(図2(B)参照)。該時、電源IC32は、電源部31の電源をMPU11に供給する(S15)。
MPU11は、電源部31の電源供給により駆動する。MPU11は、第二スイッチ24Bに信号を出力し、第二スイッチ24Bをオフからオンに切り替える(図2(B)参照)。該時、第二スイッチ24Bは電源部31の電源を移設検知装置24に供給する(S17)。移設検知装置24は、電源部31の電源供給により駆動する。移設検知装置24は、振動検出部241により振動を検知する。移設検知装置24は、検知した振動が、工作機械1Aの移設移動に伴う振動か判定する(S19)。移設検知装置24は、判定結果を示す信号を、MPU11に出力する。MPU11は、移設検知装置24が出力した信号に基づき、移設判定に伴う振動と判定した時、軸制御部21の駆動を制限する(S21)。
<第一実施形態の作用、効果>
工作機械1Aは、移設に伴う振動を、電源不要な圧電素子51により検出する。故に、工作機械1Aは、移設を検出する機能を実現しつつ、圧電素子51の消費電力を抑制することで省電力化できる。又、電源IC32は、圧電素子51が振動を検出しない時、第一スイッチ32Aをオフすることで電源部31からMPU11に電源を供給しない。電源IC32は、圧電素子51が振動を検出した時、第一スイッチ32Aをオンすることで電源部31からMPU11制御部に電源を供給する。故に、工作機械1Aは、移設の有無の監視中においてMPU11の消費電力を抑制することができるので、更に省電力化できる。
工作機械1Aは、移設に伴う振動を、電源不要な圧電素子51により検出する。故に、工作機械1Aは、移設を検出する機能を実現しつつ、圧電素子51の消費電力を抑制することで省電力化できる。又、電源IC32は、圧電素子51が振動を検出しない時、第一スイッチ32Aをオフすることで電源部31からMPU11に電源を供給しない。電源IC32は、圧電素子51が振動を検出した時、第一スイッチ32Aをオンすることで電源部31からMPU11制御部に電源を供給する。故に、工作機械1Aは、移設の有無の監視中においてMPU11の消費電力を抑制することができるので、更に省電力化できる。
電源IC32は、入力端子32Bに入力する電気信号の電圧が第一閾値Th1未満の時(S13:NO)、休止状態となり、第一スイッチ32Aをオフする(S25)。該時、電源IC32は、第一閾値Th1以上の電気信号を検出する為に必要な最低限の消費電力で駆動できる。故に、工作機械1Aは、移設の有無の監視中において電源IC32の消費電力を抑制できるので、更に省電力化できる。又、一定以上の大きさの振動を圧電素子51が検出した時、電源IC32は、入力端子32Bに入力する電気信号の電圧が第一閾値Th1以上と判定する(S13:YES)。該時、電源IC32は休止状態から起動して第一スイッチ32Aをオンする(S15)ことで、電源部31からMPU11に電源を供給できる。故に、工作機械1Aは、移設に伴う振動を適切に検出できる。
MPU11に電源が供給しない時(S13:NO)、MPU11は第二スイッチ24Bをオフする(S25)。該時、第二スイッチ24Bは電源部31の電源を移設検知装置24に供給しない。一方、圧電素子51の振動に応じてMPU11に電源が供給した時(S15)、MPU11は第二スイッチ24Bをオンする(S17)。該時、第二スイッチ24Bは、電源部31の電源を移設検知装置24に供給する。故に、工作機械1Aは、移設に伴う振動を移設検知装置24により更に適切に検出できる。工作機械1Aは、移設検知装置24の消費電力を抑制することができるので、更に省電力化できる。
工作機械1Aは、移設に伴う振動を、電源不要な圧電素子51により検出する。故に、工作機械1Aは、移設検知機能を実現しつつ消費電力を抑制できる。尚、圧電素子51そのものが一定以上の大きさの振動しか検出しないもので構成してもよい。
<第二実施形態>
本発明の第二実施形態に係る工作機械1Bについて説明する。図4に示すように、工作機械1Bが工作機械1A(図1参照)と異なる点は、検出回路33Aの代わりに検出回路33Bを備える点と、移設検知装置24を有さない点である。その他の構成は、工作機械1Aと同一である。
本発明の第二実施形態に係る工作機械1Bについて説明する。図4に示すように、工作機械1Bが工作機械1A(図1参照)と異なる点は、検出回路33Aの代わりに検出回路33Bを備える点と、移設検知装置24を有さない点である。その他の構成は、工作機械1Aと同一である。
図5(A)に示すように、検出回路33Bは、圧電素子51、コンデンサ54、比較器55を有する。圧電素子51の電極の一端側とコンデンサ54の電極の一端側は、グランドに接続する。圧電素子51の電極の他端側とコンデンサ54の電極の他端側は、互いに接続し、且つ、比較器55の一方側の入力端子に接続する。比較器55の他方側の入力端子は、第二閾値Th2に対応する電圧レベルの基準電位に接続する。比較器55の出力端子は、検出回路33Bの出力端子53に接続する。
コンデンサ54は、検出回路33Bの出力端子53に接続する電源IC32と圧電素子51との間に、比較器55を介して介在する。コンデンサ54は、振動に応じて圧電素子51が出力する電気信号に基づいて電荷を蓄える。即ち、コンデンサ54は、圧電素子51が出力する電気信号に基づいて、電気エネルギーを蓄電する。コンデンサ54が蓄える電荷が大きくなる程、比較器55の一方側の入力端子の電圧は大きくなる。比較器55は、一方側の入力端子の電圧が第二閾値Th2よりも小さい時、Low信号を出力する。比較器55は、一方側の入力端子の電圧が第二閾値Th2よりも大きい時、Hi信号を出力する。Low信号の電圧は、第一閾値Th1よりも小さく、Hi信号の電圧は、第一閾値Th1よりも大きい。即ち、検出回路33Bの出力端子53は、コンデンサ54が蓄電した電気エネルギーが第二閾値Th2未満の時、第一閾値Th1未満の電気信号を出力し、コンデンサ54が蓄電した電気エネルギーが第二閾値Th2以上の時、第一閾値Th1以上の電気信号を出力する。
<工作機械1Bの移設検知機能>
図6に示すように、検出回路33Bの圧電素子51の圧電体に振動が作用した時、圧電素子51は、振動の強さに応じた電圧の電気信号を出力する(S11)。コンデンサ54は、圧電素子51が電気信号S2(図5(B)参照)を出力したことに応じ、電荷を蓄える(S12)比較器55の一方側の入力端子の電圧は上昇する。検出回路33Bの出力端子53は、比較器55の一方側の入力端子の電圧が第二閾値Th2未満の時、第一閾値Th1未満のLow信号を出力する。電源IC32は、入力端子32Bの電圧が第一閾値Th1未満の時(S13:NO)、休止状態となり、第一スイッチ32Aはオフする(図5(A)参照)。故に、電源IC32は電源部31の電源をMPU11に供給しない(S25)。
図6に示すように、検出回路33Bの圧電素子51の圧電体に振動が作用した時、圧電素子51は、振動の強さに応じた電圧の電気信号を出力する(S11)。コンデンサ54は、圧電素子51が電気信号S2(図5(B)参照)を出力したことに応じ、電荷を蓄える(S12)比較器55の一方側の入力端子の電圧は上昇する。検出回路33Bの出力端子53は、比較器55の一方側の入力端子の電圧が第二閾値Th2未満の時、第一閾値Th1未満のLow信号を出力する。電源IC32は、入力端子32Bの電圧が第一閾値Th1未満の時(S13:NO)、休止状態となり、第一スイッチ32Aはオフする(図5(A)参照)。故に、電源IC32は電源部31の電源をMPU11に供給しない(S25)。
圧電素子51の圧電体に振動が繰り返し複数回作用することに応じ、圧電素子51は電気信号を繰り返し複数回出力する。該時、コンデンサ54は電荷を繰り返し複数回蓄える為、電気信号S3(図5(B)参照)の電圧は段階的に上昇する。検出回路33Bの出力端子53は、比較器55の一方側の入力端子の電圧が第二閾値Th2以上の時、第一閾値Th1以上のHi信号を出力する。電源IC32は、入力端子32Bに入力した電気信号S3(図5(B)参照)の電圧が第一閾値Th1以上になった時(S13:YES)、電源IC32は休止状態から起動し、第一スイッチ32Aをオフからオンに切り替える(図5(B)参照)。該時、電源IC32は、電源部31の電源をMPU11に供給する(S15)。MPU11は、電源部31の電源供給により駆動する。MPU11は、圧電素子51の圧電体に振動が繰り返し複数回作用している為、検出回路33Bにより検出した振動が工作機械1Bの移設移動に伴う振動と判定する。MPU11は、軸制御部21の駆動を制限する(S21)。
<第二実施形態の作用、効果>
以上のように、工作機械1Bは、圧電素子51が電気信号を出力する度にコンデンサ54に電荷を蓄える。電源IC32は、コンデンサ54が蓄えた電荷に応じた電圧が第二閾値Th2以上の時(S13:YES)、第一スイッチ32AをオンしてMPU11に電源を供給できる(S15)。
以上のように、工作機械1Bは、圧電素子51が電気信号を出力する度にコンデンサ54に電荷を蓄える。電源IC32は、コンデンサ54が蓄えた電荷に応じた電圧が第二閾値Th2以上の時(S13:YES)、第一スイッチ32AをオンしてMPU11に電源を供給できる(S15)。
工作機械1Bの移設に伴う振動は複数回生じる可能性が高い。故に、MPU11は、コンデンサ54が蓄えた電荷に応じた電圧が第二閾値Th2以上の時(S13:YES)、移設に伴う振動と判定し、軸制御部21の駆動を制限する(S21)。故に、工作機械1Bは、移設に伴う振動を検知する専用装置(例えば、移設検知装置24)を要せず、移設に伴う振動を検出回路33Bによって適切に検出できる。又、工作機械1Bは、圧電素子51が出力する電気信号に基づく電気エネルギーをコンデンサ54によって蓄電できる。故に、工作機械1Bは、圧電素子51が出力する電気信号に基づく電気エネルギーを蓄電する構成を、安価で容易に実現できる。
<変形例>
本発明は、上記実施形態に限らない。検出回路33A、33Bは、片道振動又は往復振動の検出が可能なセンサを、圧電素子51の代わりに有してもよい。検出回路33A、33Bの出力端子53は、該センサが振動を検出しない時Lowレベル信号を出力し、振動を検出した時Hiレベル信号を出力してもよい。電源IC32は、入力端子32Bに入力した信号がLowレベル信号の時第一スイッチ32Aをオフし、Hiレベル信号の時第一スイッチ32Aをオンしてもよい。
本発明は、上記実施形態に限らない。検出回路33A、33Bは、片道振動又は往復振動の検出が可能なセンサを、圧電素子51の代わりに有してもよい。検出回路33A、33Bの出力端子53は、該センサが振動を検出しない時Lowレベル信号を出力し、振動を検出した時Hiレベル信号を出力してもよい。電源IC32は、入力端子32Bに入力した信号がLowレベル信号の時第一スイッチ32Aをオフし、Hiレベル信号の時第一スイッチ32Aをオンしてもよい。
電源IC32は、ラッチ回路と第一スイッチ32Aにより構成してもよい。該時、ラッチ回路は、検出回路33A、33Bの出力端子53が出力した電気信号が第一閾値Th1未満の時、第一スイッチ32Aをオフしてもよい。ラッチ回路は、検出回路33A、33Bの出力端子53が出力した電気信号が第一閾値Th1以上の時、第一スイッチ32Aをオンした状態でラッチしてもよい。
検出回路33Bは、圧電素子51が出力する電気信号に基づく電気エネルギーを蓄えることが可能な素子(例えばコイル)を、コンデンサ54の代わりに有してもよい。検出回路33Bは、該素子が蓄えた電気エネルギーに応じた電圧の電気信号を、出力端子53から出力してもよい。
工作機械1Aは、移設検知装置24を有さなくてもよい。該時、MPU11は、電源部31の電源供給により駆動した時(S15)、工作機械1Aの移設移動に伴う振動を検出回路33Aにより検出したと判定し、軸制御部21の駆動を制御してもよい。工作機械1Bは、移設検知装置24を有してもよい。該時、MPU11は、電源部31の電源供給により駆動した時(S15)、第二スイッチ24Bをオンし、電源部31の電源を移設検知装置24に供給してもよい(S17)。MPU11は、移設検知装置24が出力した信号に基づき、移設判定に伴う振動か判定してもよい。
<その他>
MPU11は、本発明の「制御部」の一例である。圧電素子51は、本発明の「第一検出部」の一例である。電源ICは、本発明の「切替部」の一例である。コンデンサ54は、本発明の「蓄電部」の一例である。電源部31は、本発明の「電源」の一例である。
MPU11は、本発明の「制御部」の一例である。圧電素子51は、本発明の「第一検出部」の一例である。電源ICは、本発明の「切替部」の一例である。コンデンサ54は、本発明の「蓄電部」の一例である。電源部31は、本発明の「電源」の一例である。
1A、1B :工作機械
11 :MPU
24 :移設検知装置
31 :電源部
32 :電源IC
33A、33B :検出回路
51 :圧電素子
52 :定電圧ダイオード
54 :コンデンサ
11 :MPU
24 :移設検知装置
31 :電源部
32 :電源IC
33A、33B :検出回路
51 :圧電素子
52 :定電圧ダイオード
54 :コンデンサ
Claims (6)
- 対象物に対して加工を施す加工部を制御する制御部を有し、移設の検出が可能な工作機械において、
振動の検出が可能であり、電源不要な第一検出部と、
前記制御部と電源との間に介在する切替部と
を備え、
前記切替部は、
前記第一検出部が前記振動を検出しない時、前記制御部に電源を供給せず、
前記第一検出部が前記振動を検出した時、前記制御部に電源を供給する
ことを特徴とする工作機械。 - 前記第一検出部は、前記振動に応じた強さの電気信号を前記切替部に出力し、
前記切替部は、
第一閾値以上の前記電気信号を検出しない時、前記制御部に電源を供給せず、
前記第一閾値以上の前記電気信号を検出した時、前記制御部に電源を供給することを特徴とする請求項1に記載の工作機械。 - 前記第一検出部は、前記振動に応じて電気信号を前記切替部に出力し、
前記第一検出部と前記切替部との間に介在し、前記第一検出部が出力した前記電気信号に基づき電気エネルギーを蓄電する蓄電部を更に備え、
前記切替部は、
前記蓄電部が蓄電した前記電気エネルギーが第二閾値未満の時、前記制御部に電源を供給せず、
前記蓄電部が蓄電した前記電気エネルギーが前記第二閾値以上の時、前記制御部に電源を供給することを特徴とする請求項1に記載の工作機械。 - 移設に伴う移設振動の検出が可能であり、電源を要する第二検出部を更に備え、
前記制御部は、
前記切替部が前記制御部に電源を供給しない時、前記第二検出部に電源を供給せず、
前記切替部が前記制御部に電源を供給する時、前記第二検出部に電源を供給する
ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の工作機械。 - 前記第一検出部は、圧電素子であることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の工作機械。
- 前記蓄電部は、コンデンサであることを特徴とする請求項3に記載の工作機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017043673A JP2018147346A (ja) | 2017-03-08 | 2017-03-08 | 工作機械 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017043673A JP2018147346A (ja) | 2017-03-08 | 2017-03-08 | 工作機械 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018147346A true JP2018147346A (ja) | 2018-09-20 |
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ID=63591313
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2017043673A Pending JP2018147346A (ja) | 2017-03-08 | 2017-03-08 | 工作機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018147346A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112578734A (zh) * | 2019-09-30 | 2021-03-30 | 兄弟工业株式会社 | 机床和判定方法 |
DE112020007086T5 (de) | 2020-11-26 | 2023-02-16 | Mitsubishi Electric Corporation | Numerische Steuerung und Vorrichtung zur Erfassung von Ortsveränderungen |
-
2017
- 2017-03-08 JP JP2017043673A patent/JP2018147346A/ja active Pending
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