JP2018143450A - 腸内洗浄用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】術者と患者等の負担を軽減することができる腸内洗浄用具を提供する。【解決手段】腸内洗浄用具1は、チューブ2によって洗浄液を腸内に注入する際に用いられる。腸内洗浄用具1は、肛門90に一端部が挿入されるとともに、チューブ2を腸内へと導く中空部を有する筒状の挿入部10と、シールド部20と、を備える。シールド部20には、ポンプ3(洗浄液の送液元)から挿入部10に向かって延びるチューブ2の一部を内部に導くための導入口と、その内部と挿入部10の中空部とを連通させるための連通口と、腸内から挿入部10とチューブ2の間を通って戻る洗浄液を排出するための排出口とが形成されている。また、シールド部20は折りたたみ可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、腸内洗浄用具に関する。
従来から医療や美容の目的のために腸内洗浄が行われている。腸内洗浄の手法として、患者や患畜(以下、患者等)の肛門に直接挿入したチューブによって洗浄液を腸内に送液する手法がある。この手法では、チューブの直接挿入による患者等への負担が生じ、また、洗浄後の汚水が垂れ流しになることから医師等の術者への負担も生じる。
これら負担を軽減するため、チューブよりも先に患者等の肛門に挿入される筒状部材を備え、この筒状部材を介してチューブを腸内へ導入する操作が可能な腸内洗浄用具が、例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されている腸内洗浄用具は、プラスチック等で形成された筒状部材(鏡筒部)によってチューブの導入操作による患者等の負担軽減を試みている。また、特許文献1に開示されている腸内洗浄用具は、筒状部材と一体に形成された握持部により施術を容易にしたり、同じく筒状部材と一体形成された排出口を介して術者から離れた位置に排液可能としたりすることで、術者の負担軽減を試みている。
特許第3487649号公報
特許文献1に開示されている腸内洗浄用具の構成では、筒状部材に握持部及び排出口が直接形成されているため、筒状部材が比較的長くなり、また、施術時に握持部及び排出口が患者等の肛門付近に位置する。施術時に、筒状部材が必要以上に長かったり、肛門付近に握持部及び排出口のように突起した部材があったりすると、筒状部材を介してチューブを腸内へと導入する操作が容易でなくなり、術者への負担が生じる可能性がある。施術が行いにくければ、患者等への負担にも繋がる。このように、術者と患者等の双方の負担をより軽減するために改善の余地がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、術者と患者等の負担を軽減することができる腸内洗浄用具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る腸内洗浄用具は、
チューブによって洗浄液を腸内に注入する際に用いられる腸内洗浄用具であって、
肛門に一端部が挿入されるとともに、前記チューブを腸内へと導く中空部を有する筒状の挿入部と、
洗浄液の送液元から前記挿入部に向かって延びる前記チューブの一部を内部に導くための導入口と、前記内部と前記中空部とを連通させるための連通口と、腸内から前記挿入部と前記チューブの間を通って戻る洗浄液を排出するための排出口とが形成されたシールド部と、を備え、
前記シールド部は折りたたみ可能である。
前記シールド部は、一端が前記導入口となり、他端が前記連通口となる筒状部を有し、
前記筒状部から枝分かれして延びる部分の先端に前記排出口が形成されていてもよい。
前記挿入部の他端部には、切り欠きが形成されていてもよい。
前記腸内洗浄用具は、前記チューブの先端部に取り付けられ、腸壁に付いた便を除去するための便除去部を備え、
前記便除去部は、前記チューブからの洗浄液を通過させる通過孔を有し、
前記挿入部の前記中空部を通ることが可能な大きさで形成されていてもよい。
前記便除去部は、腸壁との接触面が曲面となるように形成されていてもよい。
前記腸内洗浄用具は、肛門に前記挿入部を挿入する際に、前記挿入部と組み合わせて用いられる挿入補助部を備え、
前記挿入補助部は、前記挿入部の前記中空部に挿入可能な柱状部を有し、
前記柱状部は、曲面で形成された曲面先端部を有し、
前記挿入補助部が前記挿入部に組み合わされると、前記曲面先端部は、前記挿入部の先端から突出するようにしてもよい。
本発明によれば、術者と患者等の負担を軽減することができる。
本発明の一実施形態に係る腸内洗浄システム及び腸内洗浄用具の構成を説明するための模式図である。 本発明の一実施形態に係る挿入部などを第1の径方向から見た場合の図であり、(a)は挿入部を示し、(b)は挿入補助部を示し、(c)は挿入部に挿入補助部を組み合わせたものを示す図である。 本発明の一実施形態に係る挿入部などを第2の径方向(第1の径方向と直交する方向)から見た場合の図であり、(a)は挿入部を示し、(b)は挿入補助部を示し、(c)は挿入部に挿入補助部を組み合わせたものを示す図である。 (a)は本発明の一実施形態に係るシールド部の平面図であり、(b)は変形例に係るシールド部の平面図である。 本発明の一実施形態に係る便除去部の斜視図である。 (a)〜(c)は、腸内洗浄方法の一例を説明するための図である。
本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示す腸内洗浄システム100は、医療目的(例えば、大腸癌手術の前処理など)のために、患者の腸9の内部(腸内)を洗浄するためのシステムである。
腸内洗浄システム100は、腸内洗浄用具1と、洗浄液を送るためのチューブ2と、チューブ2に洗浄液を圧送するポンプ3と、腸内洗浄後の洗浄液(汚水)を貯留する汚水用タンク4と、を備える。洗浄液として、例えば生理食塩水を用いることができる。なお、洗浄液は、施術に適したものであればよく、その種類は限定されない。チューブ2は、例えばカテーテルであり、可撓性を有して形成されている。ポンプ3は、例えば電動ポンプである。
腸内洗浄用具1は、チューブ2によって洗浄液を腸内に注入する際に用いられるものであり、挿入部10と、シールド部20と、便除去部30と、挿入補助部40(図2(b)等参照)と、を備える。
(挿入部10)
挿入部10は、例えばプラスチック等から形成された筒状の部材である。挿入部10は、図2(a)、図3(a)に示すように、一端部に位置する挿入端部11と、他端部に位置する導入端部12と、挿入端部11と導入端部12との間に位置する取付溝13と、筒内の中空部14と、を有する。
なお、図2(a)は、挿入部10を所定の径方向(第1の径方向)から見た図であり、図3(a)は、挿入部10を第1の径方向と直交する第2の径方向から見た図である。後述する図2(b)、(c)は、図2(a)と同様の第1の径方向から見た図であり、図3(b)、(c)は、図3(a)と同様の第2の径方向から見た図である。
挿入部10の挿入端部11は、患者の肛門90に挿入される部分であり、先端に向かってなだらかに縮径して形成されている。このような形状により、肛門90への挿入を容易にすると共に、挿入にしたがって徐々に肛門90を施術に適するように拡張させることができる。挿入端部11の外周には、リング状の溝11aが設けられている。この溝11aは、例えば、挿入部10をどのくらいまで肛門90に挿入するかの目印となる。
導入端部12は、肛門90に挿入部10が挿入されている際に、患者の体外に露出する部分である。この導入端部12からチューブ2が腸内に導入される。導入端部12には、図2(a)に示すように、挿入部10の径方向において対向する一対の切り欠き12a、12bが形成されている。
切り欠き12aと切り欠き12bは、例えば、同じ形状で形成されている。切り欠き12a、12bは、肛門90に挿入部10が挿入された後に、術者がチューブ2を挿入部10を介して患者の腸内へと導入する操作を行う際に、チューブ2の取り回しを容易とするために設けられている。このため、切り欠き12a、12bの幅W(図3(a)参照)は、チューブ2の外径よりも大きく形成されている。このような切り欠き12a、12bによって、チューブ2の導入操作を容易としつつも、挿入部10における後述のシールド部20によって保護される部分を確保することができる。切り欠き12a、12bの深さD(図3(a)参照)は、チューブ2の操作性と、シールド部20によって保護されるべき部分などを勘案して、定めればよい。
取付溝13は、シールド部20の一部が取り付けられる部分であり、挿入部10の外周であって、挿入端部11と導入端部12との間に設けられている。この取付溝13によって、シールド部20の取り付け(例えば、結束による固定)が容易となり、また、施術中にシールド部20が挿入部10から抜けてしまうことを抑制することができる。
中空部14は、チューブ2を患者の腸内へと通すとともに、腸内洗浄後の洗浄液(汚水)の流路の一部となる。洗浄液は、チューブ2により患者の腸内に注入される一方で、汚水は、この中空部14(詳細には、チューブ2と挿入部10の内周面との間)を通って、挿入部10の外部へと排出される。また、中空部14(挿入部10の内周に囲まれる部分)は、円柱状をなす。つまり、挿入部10の外周側は前記のように外径が変化して形成される一方で、内径は同一径に形成される。これにより、後述するように、挿入補助部40の挿入が容易となっている。
なお、一例として、患者が成人であり、チューブ2の外径が10mmである場合、挿入部10は、便が混じった汚水の排出を妨げないように、その内径は15mm〜25mm程度に設定されている。この例は、あくまで一例であり、後に変形例で述べるように、各部材の形状や大きさは、施術目的や施術対象によって任意に変更可能である。
(シールド部20)
シールド部20は、腸内洗浄後の汚水の飛散を抑制するものであり、例えば、透明なシート材から形成され、折りたたみ可能となっている。シールド部20は、例えば、ビニル等の高分子シートを熱圧着などで張り合わせることで形成されている。
シールド部20は、図4(a)に示すように、第1軸線L1に沿って延びる第1筒状部21と、第2軸線L2(第1軸線L1と交差する線)に沿って延びる第2筒状部22と、を有する。この実施形態では、一例として、第1軸線L1と第2軸線L2とのなす角が45°に設定されている。なお、図4(b)は、変形例に係るシールド部220を示したものである。変形例については後述する。
第1筒状部21の一端には、ポンプ3から挿入部10に向かって延びるチューブ2の一部を、第1筒状部21の内部21aに導くための導入口A1が形成されている。また、第1筒状部21の他端には、第1筒状部21の内部21aと、挿入部10の中空部14とを連通させるための連通口A2が形成されている。
第1筒状部21の導入口A1から、チューブ2を内部21aに導き入れた後、所望の位置で結束バンド8を締めることで、第1筒状部21の一端部がチューブ2に固定される。
第1筒状部21の連通口A2から、挿入部10の導入端部12を内部21aに導き入れた後、取付溝13の位置に合わせて結束バンド8を締めることで、第1筒状部21の他端部が挿入部10に固定される。
第2筒状部22の一端は、第1筒状部21の側面に接続されており、第2筒状部22の内部22aと第1筒状部21の内部21aとは連通する。一方、第2筒状部22の他端には、汚水を排出するための排出口A3が形成されている。このように、第1筒状部21から枝分かれして延びる第2筒状部22の先端に排出口A3が形成されている。
排出口A3は、例えば、汚水用タンク4に挿入される汚水用チューブTの取り付け口となる。第2筒状部22の排出口A3から、汚水用チューブTを内部22aに導き入れた後、図示しない結束バンドやテープで固定することで、第2筒状部22の排出口A3側が汚水用チューブTに固定される。なお、第2筒状部22の長さや形状を調整することで、汚水用チューブTを介さずに、排出口A3から汚水用タンク4に直接汚水を排出する構成としてもよい。排出口A3が形成された第2筒状部22の長さや、汚水用チューブTの長さをある程度(例えば、1m以上)確保することにより、患者及び術者から離れた位置(例えば、ベッドや手術台の下)に汚水を排出することができる。
(便除去部30)
便除去部30は、チューブ2の先端部に取り付けられ、腸壁91に付いた便を除去するためのものである。便除去部30は、挿入部10の中空部14を通ることが可能な大きさで形成され、挿入部10が肛門90に挿入された後、チューブ2とともに腸内へと送り出される。
便除去部30は、図5に示すように、筒部31と、掻出部32と、リング部33と、を有する。
筒部31は、チューブ2の先端部が取り付けられる部分であり、その外周にはリング状のリブ31aが複数形成されている。筒部31をチューブ2内に挿入することで、便除去部30がチューブ2に取り付けられる。この際、筒部31の外周にあるリブ31aが、チューブ2の内周面と実質的に点接触あるいは面接触した状態となり、チューブ2から便除去部30が外れにくくなっている。なお、チューブ2を筒部31内に挿入する(つまり、チューブ2の外周面と筒部31の内周面とを接触させる)ことで、便除去部30がチューブ2に取り付け可能となる構成を採用してもよい。
掻出部32は、筒部31から徐々に拡径し、ある位置を境にして、その先端に位置するリング部33に向かって縮経した形状を有する。この形状により、便除去部30を腸内に導入及び導出する際の腸壁91への負担を軽減することができる。
掻出部32は、曲線状の軸を組み合わせたような網状に形成され、これにより、外径方向に突出する複数の曲面状の凸部32aと、複数の孔32bとが形成されている。医師等の術者が、チューブ2を患者の腸内に導入又は導出する際には、便除去部30が腸壁91に接触する。この際、掻出部32の凸部32aが腸壁91との抵抗となり、腸壁91に付着した便を掻き出すことができる。なお、凸部32aは滑らかな曲面状であるため、腸壁91への負担を軽減し、侵襲性を低くすることができる(低侵襲性)。
掻出部32に形成された複数の孔32bは、洗浄液を通過させる通過孔として機能する。掻出部32を、前記した網状に形成することにより、必要な強度を保ちつつ開口率を高く(孔32bの形成割合を高く)することができる。これにより、腸壁91から除去された便によって、孔32bが詰まり、洗浄液の注入が停滞することを抑制することができる。
リング部33は、掻出部32の先端部に位置して形成されている。リング部33の中央の孔33aも洗浄液を通過させる通過孔として機能する。リング部33は、トーラス状に形成され、表面が曲面状をなしている。このような形状のリング部33により、腸壁91への負担を軽減し、低侵襲性を実現しつつも、洗浄液の流量を確保することができる。
便除去部30は、以上の掻出部32とリング部33を有することにより、腸壁91との接触面が曲面となるように形成され、腸壁91への負担を軽減し、低侵襲性を実現している。
(挿入補助部40)
挿入補助部40は、肛門90に挿入部10を挿入する際に、挿入部10と組み合わせて用いられる。つまり、挿入補助部40は、腸内洗浄中には用いられない部材である。挿入補助部40の具体的な使用法は、後に述べる。
挿入補助部40は、図2(b)、図3(b)に示すように、挿入部10の中空部14に挿入可能な柱状部41と、台座部42と、を有する。
柱状部41は、その径が中空部14の径(挿入部10の内径)よりもやや小さく形成されていることにより、挿入部10の中空部14に挿入可能となっている。柱状部41は、曲面状に形成された先端部41aから挿入部10に挿入可能となっている。
台座部42は、柱状部41の先端部41aとは反対側に位置し、柱状部41よりもやや拡経して形成されている。台座部42は、先端部41aに向かって延びるとともに、柱状部41の径方向において対向する一対の翼部42a、42bを有する。
翼部42a、42bは、挿入部10に挿入補助部40を組み合わせた際に、図2(c)、図3(c)に示すように、挿入部10に形成された切り欠き12a、12bを塞ぐような形状で形成されている。このように、翼部42a、42bが挿入部10の切り欠き12a、12bと対応して形成されていることにより、挿入部10を患者の肛門90に挿入する際に、挿入部10に対して挿入補助部40が空転することを防止することができるため、術者が操作し易い。また、台座部42においては、翼部42a、42bなどが挿入部10を肛門90に挿入する際の持ち手としても機能するため、術者が操作し易い。
以上のように構成される挿入補助部40が挿入部10に組み合わされると、図2(c)、図3(c)に示すように、柱状部41の先端部41aは、挿入部10の先端から突出する。これにより、挿入部10を肛門90に挿入する際に、挿入部10の開口端を塞ぐことができ、挿入操作時に便が挿入部10内から漏れ出てしまうことを防止することができる。また、挿入補助部40が挿入部10に組み合わされた際に、挿入部10の先端から突出する先端部41aは、曲面状に形成されているため、挿入部10を肛門90から腸内に挿入する際に、肛門90付近や腸壁91を極力傷つけること無く低侵襲であり、且つ、滑らかな挿入を補助する。
腸内洗浄システム100及び腸内洗浄用具1の構成は以上である。続いて、腸内洗浄システム100及び腸内洗浄用具1を用いた腸内洗浄方法を、図6(a)〜(c)を主に参照して説明する。
(腸内洗浄方法)
まず、図6(a)に示すように、挿入部10と挿入補助部40を組み合せた状態で、患者の肛門90に挿入する。なお、患者は麻酔下にあり、肛門括約筋の機能は低下している状態にある。挿入補助部40の先端部41aが曲面形状となっていることにより、患者の肛門90や腸壁91への負担を軽減しつつも、スムースな挿入が可能となっている。また、挿入部10の前述の外周形状により、患者の肛門90は無理なく拡張する。
挿入部10に挿入補助部40を組み合わせたものを、肛門90から所定の深さまで挿入した後、図6(b)に示すように、挿入部10から挿入補助部40を抜き出す。なお、挿入補助部40を抜く前に、挿入部10にシールド部20を連通口A2から取り付けることや、排出口A3から汚水用タンク4への流路を確保しておくことが好ましい。ただし、シールド部20の取り付け順序は、操作性の確保と排泄物の飛散抑制とを勘案して適宜変更可能であり、術者に委ねてもよい。
続いて、図6(c)に示すように、便除去部30を先端部に取り付けたチューブ2を、挿入部10の中空部14を通して、患者の腸内へと導入する。この際、導入されるチューブ2は、シールド部20の導入口A1と、第1筒状部21の内部21aと、連通口A2とを通過する格好となる。
術者は、第1筒状部21の内部21aを通ったチューブ2を、第1筒状部21を掴みつつ送り出し、患者の腸内へと徐々に導入する。この際、シールド部20においては、図1、図4(a)に示すように、第1筒状部21と第2筒状部22とが枝分かれした格好となっているため、チューブ2の導入操作の際、第1筒状部21を縮ませ易く、導入操作が行い易い。
また、挿入部10の導入端部12には、チューブ2を通すことができる切り欠き12a、12bが形成されているため、術者がチューブ2を腸内へと導入する操作の際に、チューブ2の取り回しが容易となっている。
チューブ2を患者の腸内へと導入する際、便除去部30の掻出部32やリング部33が腸壁91に触れることにより、腸壁91に付着した便が除去される。なお、便除去部30は掻出部32とリング部33を有することにより、腸壁91との接触面が曲面となるように形成されているため、腸壁91への負担が軽減され、低侵襲である。
以上のように、便除去部30が取り付けられたチューブ2を患者の腸内に導入した後、ポンプ3によって洗浄液を圧送する、つまり、腸内洗浄を開始する。洗浄液は、チューブ2内で圧送され、便除去部30に形成された通過孔(掻出部32の複数の孔32bや、リング部33の孔33a)を通って、腸内へと注入される。
腸内洗浄の開始時には、シールド部20は、各開口(導入口A1、連通口A2、排出口A3)に応じた位置において、前述の構成で述べたように固定されている。なお、チューブ2を患者の腸内に導入する前に、予めシールド部20の第1筒状部21をチューブ2に固定(例えば結束バンド8による固定)しておいてもよいし、腸内洗浄開始直前にシールド部20の第1筒状部21をチューブ2に固定してもよい。シールド部20の固定順序は、操作性の確保と排泄物の飛散抑制とを勘案して適宜変更可能である。
洗浄液が患者の腸内に注入されると、洗浄後の汚水は、肛門90に挿入された挿入部10の中空部14(詳細には、チューブ2と挿入部10の内周面との間)を通って、シールド部20内に進入する。シールド部20内に進入した汚水は、第2筒状部22の内部22aに垂れて行き、汚水用チューブTを介して、汚水用タンク4に貯留される。
洗浄終了の際には、ポンプ3による送液を停止してから、術者が、便除去部30が取り付けられたチューブ2を引き寄せるようにして、患者の腸内から取り出す。この際にも、便除去部30によって腸壁91に残った便を除去することができる。チューブ2を取り出した後、挿入部10も患者の肛門90から取り外す。あとは、使用後の腸内洗浄用具1を感染性廃棄物用のゴミ箱に廃棄するなどすればよい。腸内洗浄方法の説明は以上である。
なお、本発明は以上の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。以下に変形の一例を説明する。
(変形例)
シールド部20において、第1筒状部21が延びる方向(第1軸線L1)と第2筒状部22が延びる方向(第2軸線L2)とのなす角は任意であり、例えば90°などであってもよい。ただし、第2筒状部22が、患者の肛門に挿入された挿入部10から遠ざかるように傾斜していたほうが、汚水の排出の観点からは好ましい。
シールド部20は、第1筒状部21から枝分かれして延びる第2筒状部22を有する形状に限られない。例えば、図4(b)に示す、変形例に係るシールド部220のように、概ね三角形状に形成し、当該三角形におけるそれぞれの角に応じた部分に、導入口A1、連通口A2、排出口A3を設けた構成としてもよい。図4(b)では、シールド部220の傾斜端が導入口A1から排出口A3に向かって下降する形状の例を示したが、これに限られない。シールド部の傾斜端が連通口A2から排出口A3に向かって下降する形状としてもよい。さらには、シールド部は、導入口A1、連通口A2、及び排出口A3を有していれば、矩形状、半円形状に形成されていてもよく、その形状や大きさは限定されない。
また、シールド部20のチューブ2や挿入部10などへの固定方法は、結束バンド8に限られず任意であり、テープ等で固定してもよい。また、シールド部20は、挿入部10と予め接合されていてもよい。また、シールド部20は、汚水用チューブTと予め接合されていてもよい。
以上の例では、腸内洗浄システム100及び腸内洗浄用具1を、医療目的のために使用する例を示したが、美容目的として使用されてもよい。つまり、腸内洗浄対象の患者は、病気にかかっている人に限られない。また、腸内洗浄対象は、人に限られず、ペット等の動物(患畜)であってもよい。さらには、腸内洗浄対象の生死も限られない。腸内洗浄システム100及び腸内洗浄用具1を検死前の腸内洗浄に用いてもよい。そして、腸内洗浄用具1を構成する各部材の形状・材質・大きさは、腸内洗浄対象(成人か子供かや、動物の種類など)を踏まえて適宜変更すればよく、任意である。
以上では、挿入部10に2つの切り欠き(一対の切り欠き12a、12b)を設けた例を示したが、これに限られない。挿入部10に形成する切り欠きは、1つであってもよいし、3以上であってもよい。さらには、挿入部10に切り欠きを設けなくともよい。ただし、挿入部10に複数の切り欠き(好ましくは、上記のように一対の切り欠き12a、12b)を設ければ、チューブ2の取り回しが容易となり、且つ、腸洗浄後に挿入部10内を通って排出口A3に向かう汚水の流れを極力妨げずに済む。
また、便除去部30の形状も以上に示した例に限られない。患者等の腸壁91を極力傷つけることなく、腸壁91に付いた便をある程度除去することができれば、便除去部30の形状は任意であり、チューブ2からの洗浄液を通過させる通過孔の数や、リング部33の有無などは適宜変更可能である。
以上では、ポンプ3で洗浄液をチューブ2に圧送する例を示したが、イルリガートルを用いて洗浄液を重力・大気圧によりチューブ2に送り出してもよい。また、シールド部20、220の排出口A3から汚水を吸引用ポンプにより吸引する構成を採用してもよい。また、以上では、腸内洗浄用具1を腸内洗浄後に廃棄する例を示したが、殺菌後に再使用してもよい。
(1)以上に説明した腸内洗浄用具1は、チューブ2によって洗浄液を腸内に注入する際に用いられる。腸内洗浄用具1は、肛門90に一端部が挿入されるとともに、チューブ2を腸内へと導く中空部14を有する筒状の挿入部10と、シールド部20、220と、を備える。
シールド部20、220には、洗浄液の送液元から挿入部10に向かって延びるチューブ2の一部を内部に導くための導入口A1と、前記内部と中空部14とを連通させるための連通口A2と、腸内から挿入部10とチューブ2の間を通って戻る洗浄液を排出するための排出口A3とが形成されている。また、シールド部20、220は折りたたみ可能である。
このように、シールド部20、220が折りたたみ可能であることから、医師等の術者がチューブ2を患者の腸内に導入する際に、シールド部20、220を容易に縮めたり、曲げたりすることができる。したがって、術者がチューブ2の導入操作が行い易く、術者の操作負担を軽減することができる。術者が操作し易ければ、結果的にチューブ2を腸内に導入する際の患者等の負担も軽減することができる。
また、シールド部20、220により汚水の飛散を抑制でき、且つ、排出口A3により患者及び術者から離れた位置に汚水を排水可能であるため、手術室内に臭いがこもることを抑制し、また、術後の清掃の手間を減らすことができるため、医師だけでなく看護師などの医療スタッフの負担も軽減することができる。
また、上記構成によれば、挿入部10に直接、汚水を排出するための排出口を設けずに済むため、挿入部10が必要以上に大きく・長くなることを抑制することができる。挿入部10がコンパクトであれば、挿入部10を患者等の肛門90に挿入する際や、当該挿入後にチューブ2を腸内に導入する際の術者による操作が行い易い。
また、シールド部20、220が折りたたみ可能であることから、例えば、医療機関に配送、あるいは、医療機関で保管される腸内洗浄用具1のセットをコンパクトにすることができ、配送、保管のコストも低減することができる。
(2)また、シールド部20は、一端が導入口A1となり、他端が連通口A2となる第1筒状部21(筒状部の一例)を有し、第1筒状部から枝分かれして延びる部分(第2筒状部22)の先端に排出口A3が形成されている。
このように、シールド部20において第1筒状部21と第2筒状部22とが枝分かれした格好となっているため、チューブ2の導入操作の際、第1筒状部21を縮ませ易く、術者による導入操作が行い易い。また、当該シールド部20の形状によれば、排出口A3を有する第2筒状部22の設計自由度が高まるため、効果的に汚水の排出を行うことが可能となる。
(3)また、挿入部10の他端部には、切り欠き12a、12bが形成されている。
切り欠き12a、12bが設けられていることにより、術者がチューブ2を挿入部10を介して患者等の腸内へと導入する操作を行う際に、チューブ2の取り回しが容易となる。つまり、術者の操作負担を軽減することができ、結果的に患者等にかかる負担も軽減することができる。
(4)また、腸内洗浄用具1は、チューブ2の先端部に取り付けられ、腸壁91に付いた便を除去するための便除去部30を備える。便除去部30は、チューブ2からの洗浄液を通過させる通過孔(孔32bや孔33a)を有し、挿入部10の中空部14を通ることが可能な大きさで形成されている。
(5)また、便除去部30は、腸壁91との接触面が曲面となるように形成されている。
このような、便除去部30により、チューブ2の腸内導入・導出に合わせて、腸壁91にこびり付く便を効果的に除去することができる。腸壁91にこびり付く便を除去することができれば、術後感染症のリスクを低減することができる。また、便除去部30は、腸壁91との接触面が曲面となるように形成されているため、便を除去する際における患者等の腸壁91への負担を減らすことができ、低侵襲である。
(6)腸内洗浄用具1は、肛門90に挿入部10を挿入する際に、挿入部10と組み合わせて用いられる挿入補助部40を備える。挿入補助部40は、挿入部10の中空部14に挿入可能な柱状部41を有し、柱状部41は、曲面で形成された先端部41a(曲面先端部)を有する。挿入補助部40が挿入部10に組み合わされると、先端部41aは、挿入部10の先端から突出する。
挿入補助部40により、挿入部10を肛門90に挿入する際に、挿入部10の開口端を塞ぐことができるため、挿入操作時に便が挿入部10内から漏れ出てしまうことを防止することができる。また、挿入補助部40が挿入部10に組み合わされた際に、挿入部10の先端から突出する先端部41aは、曲面状に形成されているため、挿入部10を肛門90から腸内に挿入する際に、肛門90付近や腸壁91を極力傷つけること無く低侵襲であり、且つ、滑らかな挿入を補助することができる。
以上の説明では、本発明の理解を容易にするために、公知の技術的事項の説明を適宜省略した。
100…腸内洗浄システム
1…腸内洗浄用具
10…挿入部、11…挿入端部
12…導入端部、12a、12b…切り欠き
13…取付溝、14…中空部
20…シールド部
21…第1筒状部(筒状部の一例)、21a…内部
22…第2筒状部、22a…内部
A1…導入口、A2…連通口、A3…排出口
30…便除去部、31…筒部
32…掻出部、32a…凸部、32b…孔(通過孔の一例)
33…リング部、33a…孔(通過孔の一例)
40…挿入補助部、41…柱状部、41a…先端部(曲面先端部の一例)
42…台座部、42a、42b…翼部
2…チューブ、3…ポンプ、4…汚水用タンク、T…汚水用チューブ
9…腸、90…肛門、91…腸壁

Claims (6)

  1. チューブによって洗浄液を腸内に注入する際に用いられる腸内洗浄用具であって、
    肛門に一端部が挿入されるとともに、前記チューブを腸内へと導く中空部を有する筒状の挿入部と、
    洗浄液の送液元から前記挿入部に向かって延びる前記チューブの一部を内部に導くための導入口と、前記内部と前記中空部とを連通させるための連通口と、腸内から前記挿入部と前記チューブの間を通って戻る洗浄液を排出するための排出口とが形成されたシールド部と、を備え、
    前記シールド部は折りたたみ可能である、
    ことを特徴とする腸内洗浄用具。
  2. 前記シールド部は、一端が前記導入口となり、他端が前記連通口となる筒状部を有し、
    前記筒状部から枝分かれして延びる部分の先端に前記排出口が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の腸内洗浄用具。
  3. 前記挿入部の他端部には、切り欠きが形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の腸内洗浄用具。
  4. 前記チューブの先端部に取り付けられ、腸壁に付いた便を除去するための便除去部を備え、
    前記便除去部は、前記チューブからの洗浄液を通過させる通過孔を有し、
    前記挿入部の前記中空部を通ることが可能な大きさで形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の腸内洗浄用具。
  5. 前記便除去部は、腸壁との接触面が曲面となるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の腸内洗浄用具。
  6. 肛門に前記挿入部を挿入する際に、前記挿入部と組み合わせて用いられる挿入補助部を備え、
    前記挿入補助部は、前記挿入部の前記中空部に挿入可能な柱状部を有し、
    前記柱状部は、曲面で形成された曲面先端部を有し、
    前記挿入補助部が前記挿入部に組み合わされると、前記曲面先端部は、前記挿入部の先端から突出する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の腸内洗浄用具。
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