JP2018142886A - フィルタ設定装置、フィルタ設定方法、およびフィルタ設定プログラム - Google Patents

フィルタ設定装置、フィルタ設定方法、およびフィルタ設定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のマイクを同時に使用する状況に対応したフィルタ設定装置、フィルタ設定方法およびフィルタ設定プログラムを提供する。【解決手段】フィルタ設定装置は、複数のマイクのそれぞれの音信号を、各音信号のレベルに応じたゲインでミキシングするミキサと、前記複数のマイクのそれぞれの音信号の周波数特性を調整する複数の入力側フィルタと、スピーカに供給される音信号の周波数特性を調整する出力側フィルタと、前記ミキサに前記複数のマイクのいずれかの音信号を出力させて、各系統のループゲインを変化させながら前記複数の入力側フィルタの各周波数特性を設定した後に、前記ミキサに複数の音信号をミキシングさせ、複数の系統を統合した統合系統のループゲインを変化させながら前記出力側フィルタの周波数特性の設定を行なう設定部と、を備えている。【選択図】図1

Description

この発明は、フィルタ設定装置、フィルタ設定方法およびフィルタ設定プログラムに関するものである。
マイクで取得した音をスピーカから拡声させる場合、ハウリングの対策を講じる必要がある。例えば、特許文献1は、マイクとスピーカの組み合わせ毎に伝達関数を測定して、システムの設定を変更する構成を開示している。
また、特許文献2、3は、ハウリングの周波数を検出して、当該周波数を抑制する構成を開示している。
特開平9−247787号公報 特開平10−145888号公報 特開2005−341129号公報
しかし、複数のマイクを同時に使用する場合には、同時に複数の帰還系統が生じる。先行技術文献に係るハウリングの対策手法は、いずれも、複数の帰還系統が相互に作用することにより生じるハウリングが考慮されていない。特許文献1においても、マイクとスピーカの組み合わせ毎に伝達関数を測定して、個々の系統について最適な設定を行なっているだけであり、実際の使用中に、同時に形成されている複数の帰還系統が相互に作用した状況には対応されていない。
本願発明は、複数のマイクを同時に使用する状況に対応したフィルタ設定装置、フィルタ設定方法およびフィルタ設定プログラムを提供することを目的とする。
この発明のフィルタ設定装置は、複数のマイクのそれぞれの音信号を、各音信号のレベルに応じたゲインでミキシングするミキサと、前記複数のマイクのそれぞれの音信号の周波数特性を調整する複数の入力側フィルタと、スピーカに供給される音信号の周波数特性を調整する出力側フィルタと、前記ミキサに前記複数のマイクのいずれかの音信号を出力させて、各系統のループゲインを変化させながら前記複数の入力側フィルタの各周波数特性を設定した後に、前記ミキサに複数の音信号をミキシングさせ、複数の系統を統合した統合系統のループゲインを変化させながら前記出力側フィルタの周波数特性の設定を行なう設定部と、を備えている。
この様に、フィルタ設定装置は、まず各入力側フィルタの周波数特性の設定を個別に行なった後に、出力側フィルタの周波数特性の設定を行なう。フィルタ設定装置は、出力側フィルタの設定を行なう際には、複数のマイクからの入力をミキシングした状態で設定を行なうため、実際の使用中に同時に形成されている複数の帰還系統が相互に作用した状況において、適切な設定を行なうことができる。
本発明のフィルタ設定装置は、複数のマイクを同時に使用する状況に対応することができる。
拡声システムが設置された室内の平面図である。 拡声システムの構成を示すブロック図である。 設定時の拡声システムの構成を示すブロック図である。 拡声システムの動作を示すフローチャートである。 拡声システムの動作を示すフローチャートである。 変形例1に係る拡声システムの動作を示すフローチャートである。 変形例2に係る信号処理装置4Aの構成を示すブロック図である。
図1は、拡声システム1が設置された室内の平面図である。図2は、拡声システム1の構成を示すブロック図である。
拡声システム1は、複数のマイク(この例では2つのマイクM1およびマイクM2)、複数のスピーカ(この例では9つのスピーカS1〜スピーカS9)、信号処理装置4、および情報処理装置5を備えている。
図1の例では、拡声システム1は、天井に吊り下げられているマイクM1およびマイクM2から室内の下方に向けて音を出力する。話者Tは、マイクM1またはマイクM2の下に位置する。話者Tは、移動しながら会話を行なうため、各マイクとの距離が変化する。なお、マイクの数および設置位置は、図1に示した例に限るものではない。
マイクM1およびマイクM2は、話者Tの発話した音を収音する。マイクM1およびマイクM2は、取得した音に係る音信号を、それぞれマイクアンプ491およびマイクアンプ492に出力する。マイクアンプ491およびマイクアンプ492は、入力された音信号を増幅して、信号処理装置4に入力する。
図3に示すように、信号処理装置4は、FBS(フィードバックサプレッサ)450、FBS451、オートミキサ420、FBS455、マトリクスミキサ42、およびゲイン調整器43を備えている。
マイクM1は、取得した音に係る音信号を、FBS440に入力する。マイクM2は、取得した音に係る音信号を、FBS441に入力する。
FBS440およびFBS441は、それぞれ入力側フィルタに相当する。FBS440およびFBS441は、ノッチフィルタを備え、入力信号のうち特定の周波数のレベルを減衰させる。FBS440およびFBS441は、ノッチフィルタの周波数特性(中心周波数、レベル、および帯域幅等)を、後述の検出モードにおいて設定する。FBS440およびFBS441は、処理後の音信号を、オートミキサ420に入力する。
オートミキサ420は、マイクM1およびマイクM2から入力される音信号をミキシングして後段のFBS445に出力する。オートミキサ420は、マイクM1およびマイクM2から入力される音信号のレベルに応じて各マイクのゲインを自動調整する。
例えば、オートミキサ420は、マイクM1およびマイクM2から入力される音信号のうち、最も高レベルであるいずれかのマイクを選択して、選択したマイクの音信号を後段に出力する。あるいは、オートミキサ420は、レベルが高い系統のゲインを高く設定し、レベルが低い系統のゲインを低く設定する。
FBS445は、出力側フィルタに相当する。FBS445も、ノッチフィルタを備え、入力信号のうち特定の周波数のレベルを減衰させる。FBS445は、処理後の音信号をマトリクスミキサ42に入力する。
マトリクスミキサ42は、入力された音信号を複数系統(この例では、スピーカの数と同じ9つの系統)に分配する。
ゲイン調整器43は、マトリクスミキサ42で分配された各系統のゲイン調整器431〜ゲイン調整器439において、入力された音信号のゲインを調整し、スピーカアンプに出力する。
スピーカアンプ451〜スピーカアンプ459は、それぞれ入力された音信号を増幅して、スピーカS1〜スピーカS9に出力する。
拡声システム1は、天井に埋め込まれた複数のスピーカS1〜スピーカS9から室内の下方に向けて音を出力する。なお、スピーカの数、および平面視した設置態様も、図1に示した例に限るものではない。
以上の様にして、拡声システム1は、マイクM1およびマイクM2で取得された音を拡声し、受聴者L1〜L9に届ける。
情報処理装置5は、本発明のフィルタ設定装置に対応し、例えばパーソナルコンピュータからなる。情報処理装置5は、不図示のCPUおよび記憶媒体を備えている。CPUは、記憶媒体に記憶されているプログラムを実行することで、設定部53を実現する。
設定部53は、オートミキサ420に複数のマイクのいずれかの音信号を出力させて、各系統のループゲインを変化させながらFBS440およびFBS441の各周波数特性を設定した後に、オートミキサ420に複数の音信号をミキシングさせ、複数の系統を統合した統合系統のループゲインを変化させながらFBS445の周波数特性の設定を行なう。
図3は、設定時における拡声システム1のブロック図であり、図4および図5は、設定時における拡声システム1の動作を示すフローチャートである。設定時における拡声システム1の信号処理装置は、信号検出部490および発振器470を備えている。これら信号検出部490および発振器470は、情報処理装置5のソフトウェアにより実現されてもよい。そのため、信号検出部490および発振器470は、本発明において必須の構成ではない。
まず、設定部53は、対象となる系統(例えばマイクM1の系統)を選択する(s11)。その後、設定部53は、オートミキサ420に対して、複数のマイクのうち対象系統(例えばマイクM1)の音信号を出力させる状態に設定する(s12)。設定部53は、対象となる系統に対応するFBS440またはFBS441の設定を初期化した後に、FBS440またはFBS441を検出モードに移行させる。また、設定部53は、ゲイン調整器43におけるゲイン調整器431〜ゲイン調整器439の全てを−∞dBに設定し、対象となる系統のゲインを最小(−∞dB)に設定する。オートミキサ420のゲイン、マトリクスミキサ42のゲインを−∞dBに設定することでも、対象となる系統のゲインを設定することができる。
また、設定部53は、発振器(図中のGen.)491の動作を停止する。発振器470は、例えばホワイトノイズまたはピンクノイズ等の定常音、断続音、またはクリック音(パルス音)等の測定音を出力する。発振器470が当該測定音を室内に出力することで、FBS440、FBS441およびFBS445は、周波数特性の設定を高精度に行なうことができる。また、測定音は、信号検出部490に入力される。信号検出部490は、発振器470の測定音に係る音信号と、マトリクスミキサ42の入力信号と、を比較することで、オープンループゲインを測定することができる。また、信号検出部490は、マトリクスミキサ42の入力信号を観察することで、特定の周波数のレベルが増大しているか否か(すなわち、特定の周波数においてループゲインが0dBを超えているか否か)を判断する。
その後、設定部53は、発振器470を動作させ(s13)、例えば断続音を出力する。また、設定部53は、ゲインを所定値ΔG(例えばΔG=1dB)だけ上昇させ(s14)、FBS440またはFBS441の設定を行なう(s15)。
FBS440またはFBS441は、測定モードにおいて、入力された音信号の周波数特性に応じて、ノッチフィルタの周波数特性を調整する。FBS440またはFBS441は、検出モード時において、入力された音信号を周波数信号に変換し、ハウリングが生じる可能性の高い周波数の検出を行なう。FBS440またはFBS441は、例えば、各周波数の信号レベルが時間経過に従って増大し、かつ全周波数の平均値から所定値(例えば+6dB)以上となった場合に、当該周波数においてハウリングが発生する可能性が高いと判断して、当該周波数のレベルが所定値未満となるように、ノッチフィルタの中心周波数、レベルおよび帯域幅を設定する。
その後、設定部53は、FBSの設定が完了したか否か、またはハウリングが生じているか否かを判断する(s16)。設定部53は、FBS440またはFBS441のリソースが上限に達した場合等、ノッチフィルタの使用可能な数が上限に達した場合には、FBSの設定が完了したとみなす。設定部53は、信号検出部490を介して、特定の周波数のレベルが増大しているか否かを判断することにより、ハウリングが生じているか否かを判断する。特定の周波数のレベルが増大する場合、当該周波数においてはループゲインが0dBを超えているため、ハウリングが生じるとみなすことができる。この場合、FBS440またはFBS441によるノッチフィルタでは抑えきれない程度のループゲインが生じているため、FBS440またはFBS441の設定は完了したものとみなし、FBS440およびFBS441の検出モードをオフにする。
FBS440またはFBS441のリソースが上限に達していない場合、あるいはハウリングが生じていない場合には、設定部53は、再度、ゲインを所定値ΔG(例えばΔG=−1dB)だけ上昇させ(s14)、FBS440またはFBS441の設定を行なう(s15)。
FBS440またはFBS441のリソースが上限に達したか、あるいはハウリングが生じた場合には、設定部53は、全マイクの系統の設定が完了したか否かを判断する(s17)。設定部53は、設定が未完了のマイクがある場合、s11に戻り、対象となる系統を変更して、再度設定を繰り返す。
設定部53は、全マイクの系統の設定が完了した場合、図5に示すように、オートミキサ420の全系統をオンして、オートミキサ420を動作モードに設定する(s22)。オートミキサ420は、動作モードにおいては、マイクM1およびマイクM2から入力される音信号のレベルに応じて各マイクのゲインを自動調整する。すなわち、オートミキサ420は、動作モードにおいて、複数のマイクの系統を統合する。
また、設定部53は、FBS445の設定を初期化した後に、FBS445を検出モードに移行させる。また、設定部53は、ゲイン調整器43におけるゲイン調整器431〜ゲイン調整器439の全てを−∞dBに設定し、統合系統のゲインを最小(−∞dB)に設定する。あるいは、マトリクスミキサ42のゲインを−∞dBに設定することでも、統合系統のゲインを設定することができる。また、設定部53は、発振器(図中のGen.)491の動作を停止する。
次に、設定部53は、発振器470を動作させ(s23)、断続音を出力させる。また、設定部53は、ゲインを所定値ΔG(例えばΔG=+1dB)だけ上昇させる(s24)。設定部53は、ゲイン調整器43におけるゲイン調整器431〜ゲイン調整器439の全てを一律にΔGだけ上昇させる。
そして、設定部53は、FBS445の設定を行なう(s25)。FBS445は、FBS440およびFBS441と同様に、測定モードにおいて、入力された音信号の周波数特性に応じて、ノッチフィルタの周波数特性を調整する。FBS445は、検出モード時において、入力された音信号を周波数信号に変換し、ハウリングが生じる可能性の高い周波数の検出を行なう。FBS445は、例えば、時間経過に従って増大し、かつ全周波数の平均値から各周波数の信号レベルが所定値(例えば+6dB)以上となった場合に、当該周波数においてハウリングが発生する可能性が高いと判断して、当該周波数のレベルが所定値未満となるように、ノッチフィルタの中心周波数、レベルおよび帯域幅を設定する。
その後、設定部53は、FBS445の設定が完了したか否か、またはハウリングが生じているか否かを判断する(s26)。設定部53は、FBS445のリソースが上限に達したか、あるいはハウリングが生じた場合には、設定部53は、FBS445の検出モードをオフにして、動作モードに設定し(S28)、設定されたノッチフィルタの周波数特性を固定する。その後、設定部53は、オープンループゲインを測定する(s27)。
オープンループゲインの測定時には、マトリクスミキサ42は、発振器470から入力された測定音を全てのスピーカに同一レベルで分配する。また、オープンループゲインの測定時には、マトリクスミキサ42は、入力信号を信号検出部490に出力して、後段のゲイン調整器43には出力しない。
また、設定部53は、発振器470の動作を停止させる。さらに、設定部53は、測定したオープンループゲインに基づいて、統合系統のループゲインが所定値(例えば−6dB)になるように、ゲイン調整器43のゲイン設定を行なう。これにより、統合系統のループゲインは、最大でも−6dBとなるため、より適切に、ハウリングの発生を防止することができる。
この様に、拡声システム1は、まずFBS440およびFBS441の周波数特性の設定を個別に行なった後に、FBS445の周波数特性の設定を行なう。拡声システム1は、FBS445の設定を行なう際には、オートミキサ420をオンすることにより、複数のマイクからの入力をミキシングした状態で設定を行なう。オートミキサ420は、マイクM1およびマイクM2から入力される音信号のレベルに応じて各マイクのゲインを自動調整するため、複数の帰還系統を統合した統合系統を形成する。拡声システム1は、この統合系統においてFBS445の周波数特性の設定を行なう。したがって、拡声システム1は、実際の使用中に同時に形成されている複数の帰還系統が相互に作用した状況において、適切な設定を行なうことができる。また、オートミキサ420は、マイクM1およびマイクM2から入力される音信号のレベルに応じて各マイクのゲインを自動調整するため、統合系統のゲインが最も高い(ハウリングが生じやすい)状態となる。したがって、拡声システム1は、最もハウリングが生じやすい状態でFBS445の周波数特性を設定するため、ハウリングの発生を適切に防止することができる。
次に、図6は、変形例1に係る設定時における拡声システム1の動作を示すフローチャートである。変形例1では、拡声システム1は、FBS445の設定が終了した後に、再設定(s51)を行なう。
すなわち、FBS445の周波数特性を変更し、出力側の周波数特性を変化させると、入力側を含む帰還系統の伝達特性が変化するため、拡声システム1は、FBS445の設定が終了した後に、図4に示したFBS440およびFBS441の設定を、再度行なう。これにより、拡声システム1は、より高精度にハウリングの発生を防止することができる。
なお、拡声システム1は、FBS440、FBS441、およびFBS445の設定を、最後に設定した内容で固定してもよいが、複数回の設定を行なう場合には、いずれか1つの設定を選択してもよい。
この場合、拡声システム1は、例えば、マトリクスミキサ42の入力信号の音量(パワー)が最も大きくなる設定を選択する、拡声システム1は、例えば、ループゲインが最も小さくなる設定を選択する、または、最も音質が良い設定を選択する、等のいずれかの基準により、FBS440、FBS441、およびFBS445の周波数特性を設定する。最も音質が良い設定とは、ノッチフィルタによる制限が少ないものである。例えば、拡声システム1は、FBS440、FBS441、およびFBS445の周波数特性を積分し、該積分値が最も大きいものをすることで、最もノッチフィルタによる制限が少ないものを選択することができる。
図7は、変形例2に係る信号処理装置4Aの構成を示すブロック図である。信号処理装置4Aは、自動FBS(FBS Auto)481、自動FBS482、および自動FBS483を備えている。信号処理装置4Aは、FBS440の後段に自動FBS481を備え、FBS441の後段に自動FBS482を備え、FBS445の後段に自動FBS483を備えている。
自動FBS481、自動FBS482、および自動FBS483は、それぞれノッチフィルタを備えている。自動FBS481、自動FBS482、および自動FBS483は、それぞれハウリングが生じる可能性の高い周波数の検出を行なう。自動FBS481、自動FBS482、および自動FBS483は、例えば、時間経過に従って増大し、かつ全周波数の平均値から各周波数の信号レベルが所定値(例えば+6dB)以上となった場合に、当該周波数においてハウリングが発生する可能性が高いと判断して、当該周波数のレベルが所定値未満となるように、ノッチフィルタの中心周波数、レベルおよび帯域幅を設定する。したがって、信号処理装置4Aは、さらにハウリングの発生を防止することができる。
本実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
L1…受聴者
M1,M2…マイク
S1〜S9…スピーカ
T…話者
1…拡声システム
4,4A…信号処理装置
5…情報処理装置
42…マトリクスミキサ
43…ゲイン調整器
53…設定部
420…オートミキサ
431〜439…ゲイン調整器
440,441,445…FBS
451〜459…スピーカアンプ
470…発振器
481,482,483…自動FBS
490…信号検出部
491,492…マイクアンプ

Claims (8)

  1. 複数のマイクのそれぞれの音信号を、各音信号のレベルに応じたゲインでミキシングするミキサと、
    前記複数のマイクのそれぞれの音信号の周波数特性を調整する複数の入力側フィルタと、
    スピーカに供給される音信号の周波数特性を調整する出力側フィルタと、
    前記ミキサに前記複数のマイクのいずれかの音信号を出力させて、各系統のループゲインを変化させながら前記複数の入力側フィルタの各周波数特性を設定した後に、前記ミキサに複数の音信号をミキシングさせ、複数の系統を統合した統合系統のループゲインを変化させながら前記出力側フィルタの周波数特性の設定を行なう設定部と、
    を備えたフィルタ設定装置。
  2. 前記設定部は、前記ループゲインが所定値以下となるように、前記統合系統のゲインを設定する、
    請求項1に記載のフィルタ設定装置。
  3. 前記設定部は、前記出力側フィルタの設定を行なった後に、再び前記複数のマイクのいずれかの音信号を出力させて再設定を行う、
    請求項1または請求項2に記載のフィルタ設定装置。
  4. 前記設定部は、最初の設定と、前記再設定と、のうち前記スピーカから出力される音量が最も高くなる設定を選択する、
    請求項3に記載のフィルタ設定装置。
  5. 前記設定部は、最初の設定と、前記再設定と、のうち前記統合系統のループゲインが最も低くなる設定を選択する、請求項3に記載のフィルタ設定装置。
  6. 前記設定部は、最初の設定と、前記再設定と、のうち前記入力側フィルタの減衰量が最も低い設定を選択する、
    請求項3に記載のフィルタ設定装置。
  7. 複数のマイクのそれぞれの音信号を、各音信号のレベルに応じたゲインでミキシングするミキサと、
    前記複数のマイクのそれぞれの音信号の周波数特性を調整する複数の入力側フィルタと、
    スピーカに供給される音信号の周波数特性を調整する出力側フィルタと、
    を備えた機器に対して、
    前記ミキサに前記複数のマイクのいずれかの音信号を出力させて、各系統のループゲインを変化させながら前記複数の入力側フィルタの各周波数特性を設定した後に、前記ミキサに複数の音信号をミキシングさせ、複数の系統を統合した統合系統のループゲインを変化させながら前記出力側フィルタの周波数特性の設定を行なう、
    フィルタ設定方法。
  8. 複数のマイクのそれぞれの音信号を、各音信号のレベルに応じたゲインでミキシングするミキサと、
    前記複数のマイクのそれぞれの音信号の周波数特性を調整する複数の入力側フィルタと、
    スピーカに供給される音信号の周波数特性を調整する出力側フィルタと、
    を備えた機器に対して、
    前記ミキサに前記複数のマイクのいずれかの音信号を出力させて、各系統のループゲインを変化させながら前記複数の入力側フィルタの各周波数特性を設定した後に、前記ミキサに複数の音信号をミキシングさせ、複数の系統を統合した統合系統のループゲインを変化させながら前記出力側フィルタの周波数特性の設定を行なう、
    フィルタ設定プログラム。
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