JP2018142424A - 電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない溶接領域で電池セル膨張時のエンドプレートからのリブの剥離を好適に防止できる。【解決手段】電池モジュール1は、複数の電池セル11が配列された配列体2と、配列体2を配列方向に挟む一対のエンドプレート3,3と、一対のエンドプレート3,3同士を結合する複数の拘束ボルト4と、を備え、エンドプレート3には、拘束ボルト4が挿通する複数の挿通孔23が設けられていると共に、エンドプレート3の外側面3a側には、挿通孔23,23間に複数のリブ24が配列され、エンドプレート3の外側面3aとリブ24の側面26とは、溶接によって互いに接合され、挿通孔23,23間において一方の挿通孔23A及び他方の挿通孔23Bのいずれか側に偏在するリブ24では、挿通孔23に近い方の側面26に溶接領域Wが設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、電池モジュールに関する。
従来の電池モジュールとして、例えば特許文献1に記載の蓄電装置がある。この蓄電装置は、一方向に配列された複数の電池セルと、電池セルを挟み込むように配置された一対のエンドプレートとを備えて構成されている。一対のエンドプレート同士は、ロッド等の拘束部材によって互いに連結されており、これにより、エンドプレートに挟まれ複数の電池セルに拘束力が付与されるようになっている。また、この蓄電装置では、エンドプレートの重量の増加を防ぎつつ強度を確保する観点から、エンドプレートの外側面(電池セルと反対側の面)には、複数のリブが設けられている。
特開2012−3869号公報
ところで、上述のような電池モジュールでは、電池セルの劣化時或いは異常時に電池セルに膨張が生じることがある。電池セルに膨張が生じると、膨張した電池セルによってエンドプレートが押され、エンドプレートに変形が生じる。このとき、拘束部材の結合位置ではエンドプレートの変形が生じにくいため、電池セルによってエンドプレートが押されると、主として電池セルとの当接部分において、リブが設けられた外側面側に突出するようにエンドプレートが変形することが考えられる。
この場合、拘束部材の結合位置と電池セルとの当接部分との間でエンドプレートが折れ曲がり、リブの剥離が生じてしまうおそれがある。リブの剥離を防止するため、レーザ溶接などでリブの両側面を長さ方向の全体にわたってエンドプレートの外側面側に溶接することも考えられる。しかしながら、このような溶接手法では溶接領域が長くなるため、接合工程に要する時間が増大してしまい、コスト増加を招くことが考えられる。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、少ない溶接領域で電池セル膨張時のエンドプレートからのリブの剥離を好適に防止できる電池モジュールを提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る電池モジュールは、複数の電池セルが配列された配列体と、配列体を配列方向に挟む一対のエンドプレートと、一対のエンドプレート同士を結合する複数の拘束部材と、を備え、エンドプレートには、拘束部材が挿通する複数の挿通孔が設けられていると共に、エンドプレートの外側面側には、挿通孔間に複数のリブが配列され、エンドプレートの外側面とリブの側面とは、溶接によって互いに接合され、挿通孔間において一方の挿通孔及び他方の挿通孔のいずれか側に偏在するリブでは、挿通孔に近い方の側面に溶接領域が設けられている。
この電池モジュールでは、挿通孔間で一方の挿通孔及び他方の挿通孔のいずれか側に偏在するリブにおいて、挿通孔に近い方の側面に溶接領域が設けられている。これにより、拘束部材との結合位置からのモーメントアームが比較的短くなる位置にリブの側面とエンドプレートの外側面との溶接領域が位置することとなる。したがって、電池セルに膨張が生じた場合でもエンドプレートの変形を抑制することが可能となり、エンドプレートからのリブの剥離を好適に防止できる。また、この電池モジュールでは、挿通孔に近い方の側面に溶接領域が設けられるので、リブの両側面を長さ方向の全体にわたってエンドプレートの外側面側に溶接する場合に比べて溶接領域を小さくすることができる。これにより、接合工程に要する時間を短縮できる。
また、溶接領域は、側面においてリブの長さ方向の一部のみに設けられていてもよい。この場合、溶接領域を更に小さくすることができる。したがって、接合工程に要する時間を一層短縮できる。
また、溶接領域は、一方の挿通孔と他方の挿通孔とを結ぶラインと重なるように設けられていてもよい。電池セルに膨張が生じた場合のエンドプレートの変形は、拘束部材の結合位置である挿通孔間のライン上で生じ易い。したがって、当該ライン上に溶接領域を設けることで、エンドプレートからのリブの剥離を一層効果的に防止できる。
また、エンドプレートの外側面側には、一方の挿通孔と他方の挿通孔とがそれぞれ一対ずつ設けられ、溶接領域は、一方の挿通孔と他方の挿通孔とを交差して結ぶラインと重なるように設けられていてもよい。電池セルに膨張が生じた場合のエンドプレートの変形は、拘束部材の結合位置である挿通孔間のライン上で生じ易い。したがって、当該ライン上に溶接領域を設けることで、エンドプレートからのリブの剥離を一層効果的に防止できる。また、一方の挿通孔と他方の挿通孔とを交差して結ぶライン上に溶接領域を設けることで、エンドプレートの外側面において溶接領域がバランス良く配置され、エンドプレートからのリブの剥離防止効果を十分に高めることができる。
また、エンドプレートの外側面側には、一方の挿通孔と他方の挿通孔とがそれぞれ一対ずつ設けられ、溶接領域は、一方の挿通孔と他方の挿通孔とを交差せずに結ぶラインと重なるように設けられていてもよい。電池セルに膨張が生じた場合のエンドプレートの変形は、拘束部材の結合位置である挿通孔間のライン上で生じ易い。したがって、当該ライン上に溶接領域を設けることで、エンドプレートからのリブの剥離を一層効果的に防止できる。また、一方の挿通孔と他方の挿通孔とを交差して結ぶライン上に溶接領域を設けることで、エンドプレートの外側面において溶接領域がバランス良く配置され、エンドプレートからのリブの剥離防止効果を十分に高めることができる。また、挿通孔と溶接領域との距離を比較的短くできるので、エンドプレートからのリブの剥離防止効果を向上できる。
また、挿通孔に遠い方の側面においてラインと重ならないように溶接領域が更に設けられていてもよい。この場合、溶接によるリブの歪みを低減できる。この溶接領域をラインと重ならないように設けることで、溶接領域が過剰に拡大することも回避できる。
また、一方の挿通孔及び他方の挿通孔は、エンドプレートにおいて互いに対向する辺にそれぞれ設けられ、リブは、一方の挿通孔と他方の挿通孔とを結ぶ方向と交差する方向に延在していてもよい。この場合、エンドプレートの外側面において溶接領域がバランス良く配置され、エンドプレートからのリブの剥離防止効果を十分に高めることができる。
また、エンドプレートの外側面の一縁部には、電池モジュールを外部部材に固定する固定片が立設され、リブは、固定片と繋がるように設けられていてもよい。これにより、電池セルの膨張時のエンドプレートの変形(外側への倒れ込み)をリブによって効果的に抑制できる。
また、配列体の一端側には、弾性部材が配置され、リブは、少なくとも弾性部材側のエンドプレートの外側面側に設けられていてもよい。弾性部材が配置されている方のエンドプレートでは、電池セルの膨張時に圧縮した弾性部材からの反力が付加されるため、エンドプレートの変形によるリブの剥がれが生じ易いと考えられる。したがって、少なくとも弾性部材側のエンドプレートの外側面側に上記溶接領域で固定したリブを設けることで、エンドプレートからのリブの剥離防止効果を十分に高めることができる。
本発明によれば、少ない溶接領域で電池セル膨張時のエンドプレートからのリブの剥離を好適に防止できる。
電池モジュールの一実施形態を示す概略的な構成図である。 電池セル膨張時のエンドプレートの変形の様子を示す図である。 エンドプレートを外側面側から見た図である。 変形例に係るエンドプレートを外側面側から見た図である。 別の変形例に係るエンドプレートを外側面側から見た図である。 更に別の変形例に係るエンドプレートを外側面側から見た図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一側面に係る電池モジュールの好適な実施形態について詳細に説明する。図1は、電池モジュールの一実施形態を示す概略的な構成図である。同図に示すように、電池モジュール1は、セルホルダ12に保持された複数の電池セル11が配列された配列体2と、配列体2を電池セル11の配列方向に挟む一対のエンドプレート3,3と、エンドプレート3,3同士を結合する複数の拘束ボルト(拘束部材)4とを含んで構成されている。本実施形態では、配列体2には、電池セル11の配列方向の一方端に配置された弾性部材5が含まれている。
電池セル11は、例えばリチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池である。電池セル11は、非水系の電解液が注入されたケース内に電極組立体を収容して構成されている。電極組立体は、正極、負極、及びセパレータを所定の順序で積層したものである。本実施形態では、例えば袋状のセパレータ内にシート状の正極が収容されており、正極が収容された袋状のセパレータとシート状の負極とが交互に積層されている。
隣り合う電池セル11,11同士は、伝熱プレート(図示せず)を介して密着している。また、隣り合う電池セル11,11は、電極端子13の正負が反転するように配列されている。一の電池セル11の正極をバスバー14によって隣り合う一方の電池セル11の負極に接続し、一の電池セル11の負極をバスバー14によって隣り合う他方の電池セル11の正極に接続することにより、各電池セル11が電気的に直列に接続されている。
エンドプレート3は、電池セル11及び弾性部材5に対して配列体2の配列方向に拘束荷重を付加する部材であると共に、電池モジュール1を筐体(外部部材)Kの壁部に固定する部材である。エンドプレート3は、例えば金属によって形成されている。エンドプレート3は、配列体2に当接する矩形の挟持面21と、挟持面21の一縁部において外側面(電池セル11と反対側の面)3a側に略直角に設けられた固定片22とを有している。
このエンドプレート3において、挟持面21の縁部には、拘束ボルト4を挿通させる複数の挿通孔23が設けられている。一方のエンドプレート3の挿通孔23に拘束ボルト4が挿通され、他方のエンドプレート3の挿通孔23から突出した拘束ボルト4の先端部分にナット6が螺合されている。これにより、電池セル11、伝熱プレート、及び弾性部材5が挟持されてユニット化され、これらの部材に対して電池セル11の配列方向に拘束荷重が付加される。
挟持面21の外側面3a側には、エンドプレート3の強度を高めるための複数のリブ24が設けられている。リブ24は、挟持面21と固定片22とを繋ぐように設けられ、電池セル11の上下方向(図1における紙面奥行方向)に一定の間隔で配列されている。リブ24と固定片22とは、溶接によって固定されていてもよく、単に接触した状態であってもよい。また、リブ24と固定片22とは、離間していてもよい。固定片22には、固定ボルト7を挿通させる複数の挿通孔25(図2参照)が設けられている。挿通孔25を挿通した固定ボルト7が筐体K側のボルト孔(不図示)に螺合することにより、電池モジュール1が筐体Kに対して強固に固定されている。
弾性部材5は、電池セル11に膨張が生じた場合等に、拘束荷重による電池セル11及びエンドプレート3の破損を防止する目的で用いられる部材である。弾性部材5は、例えばウレタン製のゴムスポンジによって矩形の板状に形成され、配列方向の一方端に配置された電池セル11と一方のエンドプレート3との間に配置されている。弾性部材5の他の形成材料としては、例えばエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム、シリコンゴム等が挙げられる。また、弾性部材5は、ゴムに限られず、バネ材などであってもよい。配列方向の一方端に配置された電池セル11と弾性部材5との間には、ミドルプレートが配置されていてもよい。
続いて、上述したエンドプレート3の構成について更に詳細に説明する。
上述した電池モジュール1では、電池セル11の劣化時或いは異常時に電池セル11に膨張が生じることがある。電池セルに膨張が生じると、図2に示すように、膨張した電池セル11によってエンドプレート3が外側に向かって押され、エンドプレート3に変形が生じる。
このとき、拘束ボルト4の結合位置(すなわち、挿通孔23の位置)ではエンドプレート3の変形が生じにくいため、電池セル11によってエンドプレート3が押されると、主として電池セル11との当接部分において、リブ24が設けられた外側面3a側に突出するようにエンドプレート3が変形することが考えられる。この場合、拘束ボルト4の結合位置と電池セル11との当接部分との間でエンドプレート3が折れ曲がり、リブ24の剥離(例えば図2におけるA部分)が生じてしまうおそれがある。
このような問題に対し、電池モジュール1では、リブ24を所定の位置でエンドプレート3の外側面3aに溶接することにより、電池セル11の膨張時におけるエンドプレート3からのリブ24の剥離防止を図っている。図3は、エンドプレート3を外側面3a側から見た図である。同図では、紙面の上下方向を高さ方向(電池セル11の高さ方向に対応)とし、紙面の左右方向を幅方向(電池セル11の幅方向に対応)とする。
図3では、説明の簡単化のため、矩形の挟持面21を有するエンドプレート3を例示する。挟持面21は、外側面3a側から見た場合に、高さ方向の一方辺21a,他方辺21b、及び幅方向の一方辺21c,他方辺21dを有している。上述した固定片22は、幅方向の一方辺21c側に設けられている。挟持面21において、高さ方向の一方辺21a側の縁部には、一対の挿通孔23A,23Aが設けられている。同様に、高さ方向の他方辺21b側の縁部には、一対の挿通孔23B,23Bが設けられている。他方辺21b側の挿通孔23B,23Bは、挟持面21の角部付近に位置し、一方辺21a側の挿通孔23A,23Aは、他方辺21b側の挿通孔23B,23Bよりも幅方向の内側に位置している。
リブ24は、一方辺21a側の挿通孔23A,23Aと、他方辺21b側の挿通孔23B,23Bとの間の領域で、一方辺21aと他方辺21bとを結ぶ方向に一定の間隔で配列されている。リブ24は、いずれも挟持面21の幅方向、すなわち、一方辺21a側の挿通孔23Aと他方辺21b側の挿通孔23Bとを結ぶ方向と交差する方向に延在している。リブ24の一端は、幅方向の一方辺21cの位置で固定片22と溶接されており、リブ24の他端は、幅方向の他方辺21dの近傍に位置している。本実施形態では、一方辺21a側に位置するリブ24A、他方辺21b側に位置するリブ24B、一方辺21aと他方辺21bとの中間に位置するリブCの3体のリブ24が設けられている。
エンドプレート3の外側面3aとリブ24の側面26とは、いずれもレーザ溶接などの溶接によって互いに強固に溶接されている。本実施形態では、エンドプレート3の外側面3aとリブ24の側面26との溶接領域Wは、一方辺21a側の挿通孔23A,23A及び他方辺21b側の挿通孔23B,23Bのいずれか側に偏在するリブ24では、挿通孔23に近い方の側面26に設けられている。また、溶接領域Wは、側面26においてリブ24の長さ方向の一部のみに設けられている。さらに、溶接領域Wは、一方辺21a側の挿通孔23A,23Aの中心と他方辺21b側の挿通孔23B,23Bの中心とを交差して結ぶ2つのラインL1,L2と重なるように設けられている。
より具体的には、一方辺21a側に位置するリブ24Aでは、一方辺21a側の挿通孔23A,23Aの方を向く側面26Aにおいて、ラインL1に重なる溶接領域W1とラインL2に重なる溶接領域W2とが互いに離間した状態で設けられている。一方、他方辺21b側に位置するリブ24Bでは、他方辺21b側の挿通孔23B,23Bの方を向く側面26Bにおいて、ラインL1に重なる溶接領域W1とラインL2に重なる溶接領域W2とが互いに離間した状態で設けられている。
一方辺21aと他方辺21bとの中間に位置するリブ24Cでは、側面26A及び側面26Bのいずれに溶接領域W1,W2が設けられていてもよい。溶接領域図3に示すリブ24Cでは、リブ24Bと同様に、他方辺21b側の挿通孔23,23の方を向く側面26Bにおいて、ラインL1に重なる溶接領域W1とラインL2に重なる溶接領域W2とが互いに離間した状態で設けられている。これとは反対に、リブ24Cでは、一方辺21a側の挿通孔23A,23Aの方を向く側面26Aにおいて、ラインL1に重なる溶接領域W1とラインL2に重なる溶接領域W2とが互いに離間した状態で設けられていてもよい。なお、リブ24Cでは、溶接領域W1,W2の形成を省略してもよい。
また、本実施形態では、挿通孔23に遠い方の側面26において、ラインL1,L2と重ならないように溶接領域Wが更に設けられている。より具体的には、一方辺21a側に位置するリブ24Aでは、他方辺21b側の挿通孔23B,23Bの方を向く側面26Bにおいて、ラインL1とラインL2との間の位置に溶接領域W3が設けられている。他方辺21b側に位置するリブ24Bでは、一方辺21a側の挿通孔23A,23Aの方を向く側面26Aにおいて、ラインL1とラインL2との間の位置に溶接領域W3が設けられている。
一方辺21aと他方辺21bとの中間に位置するリブCでは、リブBと同様に、一方辺21a側の挿通孔23A,23Aの方を向く側面26Aにおいて、ラインL1とラインL2との間の位置に溶接領域W3が設けられている。リブCにおいて、側面26A側に溶接領域W1,W2を設ける場合には、他方辺21b側の挿通孔23B,23Bの方を向く側面26Bにおいて、ラインL1とラインL2との間の位置に溶接領域W3を設ければよい。リブCにおいて溶接領域W1,W2の形成を省略する場合には、溶接領域W3の形成を省略してもよい。
なお、溶接領域W1〜W3では、レーザ溶接等による溶接部が連続的に形成されていてもよく、離散的に形成されていてもよい。また、図3に示した例では、溶接領域W1〜W3の長さ(リブ24の延在方向に対する長さ)が互いに等しくなっているが、これらの長さは互いに異なっていてもよい。例えば溶接領域W1,W2に比べて溶接領域W3を長く若しくは短く設けてもよく、溶接領域W1と溶接領域W2とを互いに異なる長さとしてもよい。
以上説明したように、電池モジュール1では、挿通孔23,23間で一方の挿通孔23A,23A及び他方の挿通孔23B,23Bのいずれか側に偏在するリブ24において、挿通孔23に近い方の側面26に溶接領域W1,W2が設けられている。これにより、拘束ボルト4との結合位置からのモーメントアームが比較的短くなる位置にリブ24の側面26とエンドプレート3の外側面3aとの溶接領域W1,W2が位置することとなる。
したがって、電池セル11に膨張が生じた場合でもエンドプレート3の変形を抑制することが可能となり、エンドプレート3からのリブ24の剥離を好適に防止できる。また、この電池モジュール1では、挿通孔23に近い方の側面26に溶接領域W1,W2が設けられるので、リブ24の両側面を長さ方向の全体にわたってエンドプレート3の外側面3a側に溶接する場合に比べて溶接領域Wを小さくすることができる。これにより、接合工程に要する時間を短縮できる。
また、電池モジュール1では、溶接領域W1,W2が側面26においてリブ24の長さ方向の一部のみに設けられている。これにより、溶接領域W1,W2を更に小さくすることができる。したがって、接合工程に要する時間を一層短縮できる。
また、電池モジュール1では、一方辺21a側の挿通孔23A,23Aと他方辺21b側の挿通孔23B,23Bとを交差して結ぶラインL1,L2と重なるように溶接領域W1,W2が設けられている。電池セル11に膨張が生じた場合のエンドプレート3の変形は、拘束ボルト4の結合位置である挿通孔23A,23B間のラインL1,L2上で生じ易い。したがって、当該ラインL1,L2上に溶接領域W1,W2を設けることで、エンドプレート3からのリブ24の剥離を一層効果的に防止できる。また、一方辺21a側の挿通孔23A,23Aと他方辺21b側の挿通孔23B,23Bとを交差して結ぶラインL1,L2上に溶接領域W1,W2を設けることで、エンドプレート3の外側面3aにおいて溶接領域Wがバランス良く配置され、エンドプレート3からのリブ24の剥離防止効果を十分に高めることができる。
また、電池モジュール1では、挿通孔23に遠い方の側面26においてラインL1,L2と重ならないように溶接領域W3が更に設けられている。この場合、溶接領域W1,W2を形成する際に生じた内部応力を溶接領域W3の形成によってキャンセルすることが可能となり、溶接によるリブ24の歪みを低減できる。この溶接領域W3をラインL1,L2と重ならないように設けることで、溶接領域Wが過剰に拡大することも回避できる。
また、電池モジュール1では、少なくとも弾性部材5側のエンドプレート3の外側面3a側にリブ24が設けられている。弾性部材5が配置されている方のエンドプレート3では、電池セル11の膨張時に圧縮した弾性部材5からの反力が付加されるため、エンドプレート3の変形によるリブ24の剥がれが生じ易いと考えられる。したがって、少なくとも弾性部材5側のエンドプレート3の外側面3a側に上記溶接領域W1,W2で固定したリブ24を設けることで、エンドプレート3からのリブ24の剥離防止効果を十分に高めることができる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。上記実施形態では、ラインL1とラインL2との間の位置に溶接領域W3が設けられているが、溶接領域W3は、ラインL1及びラインL2の外側に設けられていてもよい。例えば図4に示す例では、溶接領域W3がリブ24A〜24Cにおける他方辺21d側の端部にそれぞれ設けられている。リブ24の一端は、一方辺21cの位置で固定片22とつながっており、一定の強度が確保されている。したがって、溶接領域W3を他方辺21d側の端部に設けることで、リブ24の接合強度を十分に担保できる。
また、ラインL1,L2の設定は、必ずしも一方辺21a側の挿通孔23A,23Aと他方辺21b側の挿通孔23B,23Bとを交差して結ぶものでなくてもよい。例えば図5に示すように、一方辺21c側の挿通孔23Aと挿通孔23Bとを結ぶラインL1と、他方辺21d側の挿通孔23Aと挿通孔23Bとを結ぶラインL2とを設定し、互いに交差しないこれらのラインL1,L2と重なるように溶接領域W1,W2を設けるようにしてもよい。このような構成であっても、拘束ボルト4の結合位置である挿通孔23A,23B間を結ぶラインL1,L2上に溶接領域W1,W2を設けることで、エンドプレート3の外側面3aにおいて溶接領域Wがバランス良く配置され、エンドプレート3からのリブ24の剥離防止効果を十分に高めることができる。また、挿通孔23A,23Bと溶接領域W1,W2との距離を比較的短くできるので、エンドプレート3からのリブ24の剥離防止効果を向上できる。
溶接領域Wは、必ずしもラインL1,L2に重なるように設けられていなくてもよい。また、溶接領域W3は、必ずしも設けられていなくてもよい。例えば図6に示す例では、リブ24Aの側面26A、リブ24Bの側面26B、及びリブ24Cの側面26Bにおいて、ラインL1,L2に重ならないように、溶接領域W1,W2と等価の溶接領域W4が他方辺21d側の端部にそれぞれ設けられている。また、リブ24A〜24Cのいずれについても溶接領域W3の形成が省略されている。
このような構成であっても、拘束ボルト4との結合位置からのモーメントアームが比較的短くなる位置に溶接領域W4が位置することとなる。したがって、電池セル11に膨張が生じた場合でもエンドプレート3の変形を抑制することが可能となり、エンドプレート3からのリブ24の剥離を好適に防止できる。溶接領域W4は、リブ24A〜24Cの他方辺21d側の端部にのみ位置しているので、接合工程に要する時間を十分に短縮できる。さらに、溶接領域W4を他方辺21d側の端部に設けることで、リブ24の接合強度を十分に担保できる。
また、上記実施形態では、一方辺21a側の挿通孔23Aと他方辺21b側の挿通孔23Bとを結ぶ方向と交差する方向に延在するリブ24を例示したが、リブの延在方向はこれに限られない。例えば、一方辺21a側の挿通孔23Aと他方辺21b側の挿通孔23Bとを結ぶ方向に沿って延在するリブが、電池セル11の幅方向(図1における紙面の上下方向)に一定の間隔で配列されていてもよい。この場合、リブの長さ方向の端面(側面)のうち、一方の挿通孔23A,23A及び他方の挿通孔23B,23Bのいずれかに近い方の端面に溶接領域Wを設ければよい。このような構成では、挿通孔側を向く端面の長さに対して溶接領域Wが占める割合が高くなるため、エンドプレートからのリブの剥離防止効果を十分に確保できる。
1…電池モジュール、2…配列体、3…エンドプレート、3a…外側面、4…拘束ボルト(拘束部材)、5…弾性部材、11…電池セル、22…固定片、23(23A,23B)…挿通孔、24(24A〜24C)…リブ、26(26A,26B)…側面、L1,L2…ライン、W(W1〜W4)…溶接領域。

Claims (9)

  1. 複数の電池セルが配列された配列体と、
    前記配列体を配列方向に挟む一対のエンドプレートと、
    前記一対のエンドプレート同士を結合する複数の拘束部材と、を備え、
    前記エンドプレートには、前記拘束部材が挿通する複数の挿通孔が設けられていると共に、前記エンドプレートの外側面側には、前記挿通孔間に複数のリブが配列され、
    前記エンドプレートの前記外側面と前記リブの側面とは、溶接によって互いに接合され、
    前記挿通孔間において一方の挿通孔及び他方の挿通孔のいずれか側に偏在するリブでは、前記挿通孔に近い方の側面に溶接領域が設けられている電池モジュール。
  2. 前記溶接領域は、前記側面において前記リブの長さ方向の一部のみに設けられている請求項1記載の電池モジュール。
  3. 前記溶接領域は、前記一方の挿通孔と前記他方の挿通孔とを結ぶラインと重なるように設けられている請求項1又は2記載の電池モジュール。
  4. 前記エンドプレートの外側面側には、前記一方の挿通孔と前記他方の挿通孔とがそれぞれ一対ずつ設けられ、
    前記溶接領域は、前記一方の挿通孔と前記他方の挿通孔とを交差して結ぶラインと重なるように設けられている請求項1〜3のいずれか一項記載の電池モジュール。
  5. 前記エンドプレートの外側面側には、前記一方の挿通孔と前記他方の挿通孔とがそれぞれ一対ずつ設けられ、
    前記溶接領域は、前記一方の挿通孔と前記他方の挿通孔とを交差せずに結ぶラインと重なるように設けられている請求項1〜3のいずれか一項記載の電池モジュール。
  6. 前記挿通孔に遠い方の側面において前記ラインと重ならないように溶接領域が更に設けられている請求項3〜5のいずれか一項記載の電池モジュール。
  7. 前記一方の挿通孔及び前記他方の挿通孔は、前記エンドプレートにおいて互いに対向する辺にそれぞれ設けられ、
    前記リブは、前記一方の挿通孔と前記他方の挿通孔とを結ぶ方向と交差する方向に延在している請求項1〜6のいずれか一項記載の電池モジュール。
  8. 前記エンドプレートの前記外側面の一縁部には、前記電池モジュールを外部部材に固定する固定片が立設され、
    前記リブは、前記固定片と繋がるように設けられている請求項1〜7のいずれか一項記載の電池モジュール。
  9. 前記配列体の一端側には、弾性部材が配置され、
    前記リブは、少なくとも前記弾性部材側のエンドプレートの外側面側に設けられている請求項1〜8のいずれか一項記載の電池モジュール。
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