JP2018138900A - 撮像装置及び火災判定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】火災が発生した場合に、その発生場所の高精度な特定を支援する。【解決手段】撮像装置10は、複数の単位画素121が行列状に配置された受光面を有するイメージセンサ120と、イメージセンサ120の受光面側に配置されたフィルタアレイ110とを備え、フィルタアレイ110は、複数の単位画素121の各々に対応し、行列状に配置された複数の単位領域111を有し、複数の単位領域111の各々は、紫外領域の光を透過し、かつ、太陽光の透過を抑制する第1フィルタ領域112と、可視光領域の光を透過し、かつ、紫外領域の光の透過を抑制する第2フィルタ領域113とを含み、複数の単位画素121の各々は、第1フィルタ領域112を通過した光を受光する第1サブ画素122と、第2フィルタ領域113を通過した光を受光する第2サブ画素123とを含む。【選択図】図4
Description
本発明は、撮像装置及び火災判定装置に関する。
従来、監視カメラなどによって撮影された画像から火災の発生を検知する装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。例えば、特許文献1には、紫外光用のカメラと可視光用のカメラとを備える火災可視化装置が開示されている。特許文献1に記載の火災可視化装置は、紫外光用のカメラを利用することで、ガス火災などの肉眼で見えない火災を検知することができる。
しかしながら、上記従来の火災可視化装置では、2台のカメラを利用するので、紫外光用のカメラから得られた画像と、可視光用のカメラから得られた画像との間で視差が生じる。このため、2枚の画像を合わせて火災の発生場所を特定する場合に、特定精度が低下する。
そこで、本発明は、火災が発生した場合に、その発生場所の高精度な特定を支援することができる撮像装置及び火災判定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る撮像装置は、複数の単位画素が行列状に配置された受光面を有するイメージセンサと、前記イメージセンサの受光面側に配置されたフィルタアレイとを備え、前記フィルタアレイは、前記複数の単位画素の各々に対応し、行列状に配置された複数の単位領域を有し、前記複数の単位領域の各々は、紫外領域の光を透過し、かつ、太陽光の透過を抑制する第1フィルタ領域と、可視光領域の光を透過し、かつ、前記紫外領域の光の透過を抑制する第2フィルタ領域とを含み、前記第1フィルタ領域と前記第2フィルタ領域とは、前記受光面に沿った方向に並んで配置され、前記複数の単位画素の各々は、前記第1フィルタ領域を通過した光を受光する第1サブ画素と、前記第2フィルタ領域を通過した光を受光する第2サブ画素とを含み、前記第1サブ画素と前記第2サブ画素とは、前記受光面内で並んで配置されている。
また、本発明の一態様に係る火災判定装置は、前記撮像装置の前記イメージセンサによって受光された光の強度に基づいて火災を判定する火災判定部を備え、前記火災判定部は、前記第1サブ画素が受光した光の強度が所定の閾値以上となる単位画素である判定対象画素が、前記複数の単位画素に2つ以上含まれ、かつ、少なくとも2つの前記判定対象画素が隣接している場合に、火災が発生したと判定する。
本発明によれば、火災が発生した場合に、その発生場所の高精度な特定を支援することができる。
以下では、本発明の実施の形態に係る撮像装置及び火災判定装置について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
[火災判定システム]
まず、本実施の形態に係る火災判定システムの概要について、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る火災判定システム1の概略構成を示す概略図である。
[火災判定システム]
まず、本実施の形態に係る火災判定システムの概要について、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る火災判定システム1の概略構成を示す概略図である。
図1に示すように、火災判定システム1は、撮像装置10と、火災判定装置20と、表示装置30とを備える。図1には、一例として、火災判定システム1がスタジアムなどの屋外で発生する火災90を判定する例を模式化して示している。
撮像装置10は、例えば、スタジアムなどの監視対象物を撮影する監視カメラなどである。撮像装置10の撮影対象(監視対象物)は、スタジアムに限らず、空港、駅、道路、学校、病院などの各種公共施設、又は、マンション若しくは一戸建てなどの住宅などでもよい。また、本実施の形態では、撮像装置10は、屋外を撮影するが、屋内を撮影してもよい。
火災判定装置20は、撮像装置10が撮影することにより取得した画像又は映像(動画像)に基づいて火災を判定する。火災判定装置20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を備えるコンピュータ機器であるが、これに限らない。火災判定装置20は、撮像装置10と有線又は無線で接続されており、撮像装置10と通信を行う。火災判定装置20は、有線通信又は無線通信により、撮像装置10が取得した画像を取得する。
表示装置30は、撮像装置10が撮影した画像と、火災判定装置20による火災の判定結果とを表示する。表示装置30は、例えば、液晶表示装置であるが、有機EL(Electroluminescence)表示装置などでもよい。
以下では、火災判定システム1の撮像装置10及び火災判定装置20の詳細な構成について説明する。
[撮像装置]
まず、撮像装置10について図2〜図4を用いて説明する。
まず、撮像装置10について図2〜図4を用いて説明する。
図2は、本実施の形態に係る火災判定システム1の構成を示すブロック図である。図3は、本実施の形態に係る撮像装置10の概略構成を示す模式図である。図4は、本実施の形態に係る撮像装置10のフィルタアレイ110とイメージセンサ120との位置関係を模式的に示す斜視図である。
図2及び図3に示すように、撮像装置10は、フィルタアレイ110と、イメージセンサ120と、レンズ群130とを備える。
図3に示すように、撮像装置10では、レンズ群130が入射光をイメージセンサ120に集光する。入射光には、可視光及び紫外光が含まれている。なお、図3において、レンズ群130を通過するドットの網掛けが付された領域は、入射光が通過する領域を示している。レンズ群130によって集光された入射光がフィルタアレイ110を通過することで、イメージセンサ120にはフィルタアレイ110の領域毎の透過特性に応じた光が入射する。
なお、図3に示す例では、レンズ群130には、2つのレンズ131及び132が含まれており、2段階で集光している。レンズ131は、例えば、凸レンズなどの集光レンズである。レンズ132は、例えば、コリメートレンズなどの入射光を平行光にして出射するレンズである。なお、レンズ群130の構成は一例に過ぎず、これらに限定されない。撮像装置10は、レンズ群130を備えていなくてもよい。
以下では、フィルタアレイ110及びイメージセンサ120の詳細について説明する。
[フィルタアレイ]
フィルタアレイ110は、イメージセンサ120の受光面側に配置されている。例えば、フィルタアレイ110は、イメージセンサ120の受光面上に接触して配置されている。あるいは、フィルタアレイ110は、イメージセンサ120との間に隙間を空けて配置されていてもよい。この場合に、フィルタアレイ110の各領域を通過した光を、イメージセンサ120の画素(受光領域)に導く光学部材が設けられていてもよい。
フィルタアレイ110は、イメージセンサ120の受光面側に配置されている。例えば、フィルタアレイ110は、イメージセンサ120の受光面上に接触して配置されている。あるいは、フィルタアレイ110は、イメージセンサ120との間に隙間を空けて配置されていてもよい。この場合に、フィルタアレイ110の各領域を通過した光を、イメージセンサ120の画素(受光領域)に導く光学部材が設けられていてもよい。
フィルタアレイ110は、例えば平板状の透光フィルタであり、領域毎に異なる波長成分の光を透過させる。具体的には、フィルタアレイ110は、図4に示すように、行列状に配置された複数の単位領域111を有する。複数の単位領域111の各々は、イメージセンサ120の複数の単位画素121の各々に対応している。具体的には、単位領域111と単位画素121とは、一対一に対応しており、平面視した場合に、単位領域111と単位画素121とが略同じ大きさ及び略同じ形状で重複している。
なお、平面視とは、イメージセンサ120の受光面を正面から見た場合を意味する。イメージセンサ120の受光面と、フィルタアレイ110の光入射面及び光出射面とは略平行に配置されている。
図4に示すように、複数の単位領域111の各々は、第1フィルタ領域112と、第2フィルタ領域113とを含んでいる。第1フィルタ領域112と第2フィルタ領域113とは、受光面に沿った方向に並んで配置されている。例えば、第1フィルタ領域112と第2フィルタ領域113とは、行列状に互いに隣接して配置されている。具体的には、図4に示すように、第1フィルタ領域112と第2フィルタ領域113とが市松模様で配置されている。なお、図4では、第1フィルタ領域112にドットの網掛けを付して示している。
第1フィルタ領域112は、紫外領域の光を透過し、かつ、太陽光の透過を抑制する。具体的には、第1フィルタ領域112は、紫外領域の光のみを透過し、当該紫外領域以外の光の透過を実質的に遮断するバンドパスフィルタである。なお、本明細書において、実質的に遮断とは、完全に遮断することだけでなく、実質的に無視できる程度(例えば10%以下)の光を透過することも意味する。
例えば、第1フィルタ領域112には、多層薄膜干渉式のバンドパスフィルタが形成されている。多層薄膜干渉式のバンドパスフィルタは、3層以上の薄膜が積層された多層構造を有する薄膜干渉フィルタである。多層構造を構成する3層以上の薄膜の膜厚、屈折率及び積層数を適切に設計することで、所望の波長帯域に光の透過帯域を有するバンドパスフィルタが実現される。薄膜は、例えば、誘電体材料を用いた無機膜であり、具体的には、酸化シリコン(SiOx)膜、及び、酸化アルミニウム膜(AlOx)膜などである。
第1フィルタ領域112の透過帯域である紫外領域は、具体的には、250nm以上270nm以下の波長帯域である。図5に示すように、250nm以上270以下の波長帯域は、火災によって発生する紫外光に含まれる波長帯域であり、太陽光には含まれない波長帯域である。なお、図5は、火災及び太陽光の強度スペクトルを示す図である。
図5に示すように、太陽光は、280nm以上の波長成分を含んでいる。本実施の形態では、第1フィルタ領域112は、太陽光に含まれる300nm以上の波長成分の透過を抑制する。すなわち、第1フィルタ領域112は、太陽光に含まれる波長成分の一部を透過してもよい。あるいは、第1フィルタ領域112は、太陽光の波長成分の全ての透過を抑制してもよい。
第1フィルタ領域112の透過帯域は、250nm以上270nm以下の範囲に限らない。第1フィルタ領域112の透過帯域は、火災によって発生する紫外光に含まれ、かつ、太陽光に含まれない波長帯域の一部を含んでいればよい。第1フィルタ領域112の透過帯域は、例えば、190nm以上280nm以下でもよい。
第2フィルタ領域113は、可視光領域の光を透過し、かつ、紫外領域の光の透過を抑制する。具体的には、第2フィルタ領域113は、可視光領域の光のみを透過し、当該可視光領域以外の光の透過を実質的に遮断するバンドパスフィルタである。例えば、第2フィルタ領域113には、第1フィルタ領域112と同様に、多層薄膜干渉式のバンドパスフィルタが形成されてもよい。
あるいは、第2フィルタ領域113は、青色光などの可視光領域の短波長成分より長波長の光を透過し、紫外領域の光を実質的に遮断するハイパスフィルタでもよい。例えば、第2フィルタ領域113は、紫外線カットフィルタでもよい。
第2フィルタ領域113の透過帯域である可視光領域は、具体的には、400nm以上700nm以下の波長帯域である。第2フィルタ領域113の透過帯域には、紫外領域が含まれていない。
なお、第1フィルタ領域112と第2フィルタ領域113との配置は、図4に示す例に限らない。図6A及び図6Bはそれぞれ、本実施の形態に係る撮像装置10のフィルタアレイ110の別の構成例を示す図である。
例えば、図6Aに示すフィルタアレイ110aのように、第1フィルタ領域112と第2フィルタ領域113とがストライプ状に配置されていてもよい。
また、単位領域に含まれる第1フィルタ領域112及び第2フィルタ領域113の個数は、1つずつでなくてもよい。例えば、図6Bに示すフィルタアレイ110bのように、単位領域111は、1つの第1フィルタ領域112と3つの第2フィルタ領域113とが2行2列で配置された領域であってもよい。
[イメージセンサ]
イメージセンサ120は、図4に示すように、複数の単位画素121が行列状に配置された受光面を有する。イメージセンサ120は、例えば、CMOSイメージセンサ又はCCDイメージセンサなどである。
イメージセンサ120は、図4に示すように、複数の単位画素121が行列状に配置された受光面を有する。イメージセンサ120は、例えば、CMOSイメージセンサ又はCCDイメージセンサなどである。
複数の単位画素121の各々は、第1サブ画素122と、第2サブ画素123とを含んでいる。第1サブ画素122と、第2サブ画素123とは、受光面内で並んで配置されている。例えば、第1サブ画素122と第2サブ画素123とは、行列状に互いに隣接して配置されている。具体的には、フィルタアレイ110の第1フィルタ領域112と第2フィルタ領域113とに対応して、第1サブ画素122と第2サブ画素123とが市松模様で配置されている。
第1サブ画素122及び第2サブ画素123はそれぞれ、受光した光を光電変換するフォトダイオードなどを有し、受光した光の強度に応じた画素信号を生成して出力する。
第1サブ画素122は、第1フィルタ領域112を通過した光を受光する。第1サブ画素122は、受光した光を光電変換することで、受光強度に応じた画素信号を生成して出力する。第1フィルタ領域112が紫外領域の光を透過するので、第1サブ画素122は、入射光の紫外成分の強度に応じた画素信号(以下、紫外光信号と記載する)を出力するUV画素である。紫外光信号は、第1サブ画素122(すなわち、UV画素)の輝度値を示す信号であり、火災判定装置20に出力される。
第2サブ画素123は、第2フィルタ領域113を通過した光を受光する。第2サブ画素123は、受光した光を光電変換することで、受光強度に応じた画素信号を生成して出力する。第2フィルタ領域113が可視光領域の光を透過するので、第2サブ画素123は、入射光の可視光成分の強度に応じた画素信号(以下、可視光信号と記載する)を出力する可視光画素である。可視光信号は、第2サブ画素123(すなわち、可視光画素)の輝度値を示す信号であり、火災判定装置20に出力される。
第1サブ画素122及び第2サブ画素123の各々は、受光感度が異なっていてもよい。例えば、第1サブ画素122は、第1フィルタ領域112を通過する光の波長帯域、すなわち、紫外領域に対する受光感度が高く、可視光領域に対する受光感度が低くてもよい。同様に、第2サブ画素123は、第2フィルタ領域113を通過する光の波長帯域、すなわち、可視光領域に対する受光感度が高く、紫外領域に対する受光感度が低くてもよい。
なお、撮像装置10は、フィルタアレイ110の第1フィルタ領域112及び第2フィルタ領域113の各々に光を集光するためのマイクロレンズアレイなどの光学部材を備えてもよい。例えば、光学部材は、フィルタアレイ110の光入射側に配置される。
[火災判定装置]
次に、火災判定装置20について図2を用いて説明する。図2に示すように、火災判定装置20は、火災判定部210と、画像生成部220とを備える。
次に、火災判定装置20について図2を用いて説明する。図2に示すように、火災判定装置20は、火災判定部210と、画像生成部220とを備える。
火災判定部210は、撮像装置10のイメージセンサ120によって受光された光の強度に基づいて火災を判定する。具体的には、火災判定部210は、複数の第1サブ画素122の各々から出力される紫外光信号、すなわち、UV画素(第1サブ画素122)の輝度値に基づいて火災を判定する。判定の具体的な処理は、図8を用いて後で説明する。
画像生成部220は、複数の単位画素121の各々に対応する表示画素から構成される画像を生成する。具体的には、画像生成部220は、図7に示す紫外光画像40及び可視光画像50を生成する。なお、図7は、本実施の形態に係る火災判定装置20による出力画像60の生成方法を示す図である。紫外光画像40及び可視光画像50の各々を構成する表示画素は、例えば、単位画素121に一対一に対応している。
紫外光画像40は、紫外光信号に基づいて生成される画像である。紫外光画像40を構成する複数の表示画素は、対応する単位画素121の第1サブ画素122に対応している。具体的には、紫外光画像40を構成する複数の表示画素は、対応する第1サブ画素122が受光した光の強度、すなわち、紫外光信号に基づいた画素値を有する。
図1に示すように、撮影範囲に火災90が含まれる場合、火災90から放射される紫外光を受けた単位画素121の第1サブ画素122の輝度値が大きくなる。このため、図7に示すように、紫外光画像40には、火災領域41が含まれる。火災領域41は、例えば、紫外光信号に基づいた画素値(輝度値)が所定の閾値以上になる判定対象画素に対応する表示画素の集合である。
なお、画像生成部220は、紫外光画像40を2値化してもよい。例えば、画像生成部220は、火災領域41以外の領域の画素値を0にしてもよい。
可視光画像50は、可視光信号に基づいて生成される画像である。可視光画像50を構成する複数の表示画素は、対応する単位画素121の第2サブ画素123に対応している。具体的には、可視光画像50を構成する複数の表示画素は、対応する第2サブ画素123が受光した光の強度、すなわち、可視光信号に基づいた画素値を有する。可視光画像50には、図7に示すように、人間の肉眼で確認できるスタジアムなどが含まれる。
本実施の形態では、画像生成部220は、紫外光画像40と可視光画像50とを合成することで、図7に示す出力画像60を生成する。具体的には、画像生成部220は、可視光画像50を構成する複数の表示画素のうち、判定対象画素に対応する表示画素の画素値を予め定められた色の画素値に設定する。つまり、画像生成部220は、紫外光画像40に含まれる火災領域41を、可視光画像50の同じ場所に重畳して表示する。このとき、画像生成部220は、火災領域41に相当する着色領域61を所定の色の画素値に設定する。つまり、出力画像60は、背景画像として可視光画像50を含み、火災領域41に相当する着色領域61が、例えば赤色又は黄色などの単色で塗り潰された画像になる。なお、着色領域61は、単色に限らず、二色のストライプ又はドット模様に塗られていてもよく、虹色などの三色以上の色を含んでもよい。
火災判定部210及び画像生成部220は、例えば、プログラムが格納された不揮発性メモリ、プログラムを実行するための一時的な記憶領域である揮発性メモリ、入出力ポート、プログラムを実行するプロセッサなどで実現される。なお、火災判定部210及び画像生成部220はそれぞれ、専用のハードウェア資源で実現されてもよく、ハードウェア資源を共用してもよい。
[動作]
ここで、本実施の形態に係る火災判定装置20の動作について、図8を用いて説明する。図8は、本実施の形態に係る火災判定装置20の動作を示すフローチャートである。
ここで、本実施の形態に係る火災判定装置20の動作について、図8を用いて説明する。図8は、本実施の形態に係る火災判定装置20の動作を示すフローチャートである。
図8に示すように、まず、火災判定部210は、撮像装置10のイメージセンサ120から画像信号を取得する(S10)。具体的には、火災判定部210は、複数の第1サブ画素122から紫外光信号を取得し、複数の第2サブ画素123から可視光信号を取得する。
次に、火災判定部210は、第1サブ画素122が受光した光の強度、すなわち、UV画素の輝度値が所定の閾値以上となる単位画素121である判定対象画素が、イメージセンサ120を構成する複数の単位画素121に2つ以上含まれるか否かを判定する(S20)。判定対象画素は、具体的には、火災領域41に相当する単位画素である。
判定対象画素が2つ以上含まれる場合(S20でYes)、火災判定部210は、少なくとも2つの判定対象画素が隣接しているか否かを判定する(S30)。少なくとも2つの判定対象画素が隣接している場合(S30でYes)、火災判定部210は、撮影範囲内に火災が発生したと判定する(S40)。次に、画像生成部220は、図7で示したように、着色領域61を含む出力画像60を生成する(S50)。
判定対象画素が2つ以上含まれない場合(S20でNo)、又は、少なくとも2つの判定対象画素が隣接していない場合(S30でNo)、火災判定部210は火災が発生していないと判定し、画像生成部220は、可視光画像50を出力する(S50)。
このように、火災判定部210は、判定対象画素が、ある程度の大きさの塊として存在し、火災として十分な大きさを形成しているか否かを判定している。これにより、検出誤差などの影響を抑制することができる。このときの判定対象画素の隣接数の閾値は、2つに限らず、3以上の所定の値でもよい。このとき、一方向への隣接数として判定してもよく、行列状の領域(例えば2行2列又は3行3列など)として判定してもよい。
また、火災判定装置20は、管理者などに報知する報知部を備えてもよい。例えば、報知部は、警報などを発する。あるいは、報知部は、警察、消防などに知らせてもよい。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る撮像装置10は、複数の単位画素121が行列状に配置された受光面を有するイメージセンサ120と、イメージセンサ120の受光面側に配置されたフィルタアレイ110とを備える。フィルタアレイ110は、複数の単位画素121の各々に対応し、行列状に配置された複数の単位領域111を有する。複数の単位領域111の各々は、紫外領域の光を透過し、かつ、太陽光の透過を抑制する第1フィルタ領域112と、可視光領域の光を透過し、かつ、紫外領域の光の透過を抑制する第2フィルタ領域113とを含む。第1フィルタ領域112と第2フィルタ領域113とは、受光面に沿った方向に並んで配置されている。複数の単位画素121の各々は、第1フィルタ領域112を通過した光を受光する第1サブ画素122と、第2フィルタ領域113を通過した光を受光する第2サブ画素123とを含む。第1サブ画素122と第2サブ画素123とは、受光面内で並んで配置されている。
以上のように、本実施の形態に係る撮像装置10は、複数の単位画素121が行列状に配置された受光面を有するイメージセンサ120と、イメージセンサ120の受光面側に配置されたフィルタアレイ110とを備える。フィルタアレイ110は、複数の単位画素121の各々に対応し、行列状に配置された複数の単位領域111を有する。複数の単位領域111の各々は、紫外領域の光を透過し、かつ、太陽光の透過を抑制する第1フィルタ領域112と、可視光領域の光を透過し、かつ、紫外領域の光の透過を抑制する第2フィルタ領域113とを含む。第1フィルタ領域112と第2フィルタ領域113とは、受光面に沿った方向に並んで配置されている。複数の単位画素121の各々は、第1フィルタ領域112を通過した光を受光する第1サブ画素122と、第2フィルタ領域113を通過した光を受光する第2サブ画素123とを含む。第1サブ画素122と第2サブ画素123とは、受光面内で並んで配置されている。
これにより、撮像装置10がフィルタアレイ110を備えることで、第1サブ画素122から紫外光信号が得られ、第2サブ画素123から可視光信号が得られる。このため、紫外光信号を利用することで、火災の判定を行うことができる。紫外光信号を利用しているため、ガス火災などの肉眼によっては見えない火災も検知することができる。
なお、肉眼で見える炎が出る火災であれば、可視光信号からも火災の判定を行うことはできる。しかしながら、この場合、火災が小さい場合、昼間などの明るい時間帯では肉眼で判定することが難しくなる。これに対しても、撮像装置10によれば、太陽光の成分を除いた紫外光信号を利用することで、火災からの紫外光を受けた領域を検出することができるので、小さい火災を精度良く検出することができる。
また、第1サブ画素122と第2サブ画素123とは、1つのイメージセンサ120の受光面に行列状に並べられているので、各々に入射する光の視差の影響が十分に小さくなる。このため、紫外光信号に基づいて生成される紫外光画像40と、可視光信号に基づいて生成される可視光画像50とは、実質的に同じ撮影範囲を撮影した画像になる。したがって、火災領域41を可視光画像50内に精度良く重畳させることができるので、火災の発生場所の特定精度を高めることができる。
このように、本実施の形態に係る撮像装置10によれば、火災が発生した場合に、その発生場所の高精度な特定を支援することができる。なお、撮像装置10は、1つのイメージセンサ120を備えればよく、複数台のカメラを必要としないので、構成を簡略化することができ、低コスト化も実現することができる。
また、例えば、紫外領域は、250nm以上270nm以下の波長帯域であり、可視光領域は、400nm以上700nm以下の波長帯域であり、第1フィルタ領域112は、太陽光に含まれる300nm以上の波長成分の透過を抑制する。
これにより、第1フィルタ領域112を通過する光には、太陽光に含まれる紫外光成分が除かれて、火災90に起因する紫外光が多く含まれる。したがって、太陽光による検出誤差を抑制することができ、火災の判定精度を高めることができる。
また、例えば、第1フィルタ領域112には、多層薄膜干渉式のバンドパスフィルタが形成されている。
これにより、所望の波長帯域のみを通過させるフィルタを簡単に作成することができる。
また、本実施の形態に係る火災判定装置20は、撮像装置10のイメージセンサ120によって受光された光の強度に基づいて火災を判定する火災判定部210を備える。火災判定部210は、第1サブ画素122が受光した光の強度が所定の閾値以上となる単位画素121である判定対象画素が、複数の単位画素121に2つ以上含まれ、かつ、少なくとも2つの判定対象画素が隣接している場合に、火災が発生したと判定する。
これにより、イメージセンサ120からの紫外光信号及び可視光信号を利用することで、火災の発生場所を高精度に特定することができる。また、判定対象画素が1つのみである場合、及び、2つ以上の判定対象が隣接していない場合などの検出誤差による場合には、火災と判定しないので、火災の判定精度を高めることができる。
また、例えば、火災判定装置20は、さらに、複数の単位画素121の各々に対応する表示画素から構成される画像であって、各々の表示画素が、対応する単位画素の第2サブ画素123が受光した光の強度に基づいた画素値を有する画像を生成する画像生成部220を備える。画像生成部220は、画像を構成する複数の表示画素のうち、判定対象画素に対応する表示画素の画素値を予め定められた色の画素値に設定する。
これにより、可視光画像50に火災領域41を重畳し、かつ、所定色で塗り潰すことができるので、目視によって簡単に火災の発生場所を特定することができる。
(変形例)
以下では、上述した実施の形態に係る撮像装置10の変形例について、図9を用いて説明する。図9は、本変形例に係る撮像装置300の構成を模式的に示す分解斜視図である。
以下では、上述した実施の形態に係る撮像装置10の変形例について、図9を用いて説明する。図9は、本変形例に係る撮像装置300の構成を模式的に示す分解斜視図である。
実施の形態では、撮像装置10のイメージセンサ120が出力する可視光信号に基づいて生成される可視光画像50は、モノクロ(グレースケール)の画像である。これに対して、本変形例に係る撮像装置300を利用することで、可視光画像50をカラー画像にすることができる。
図9に示すように、撮像装置300は、フィルタアレイ310と、イメージセンサ320とを備える。なお、以下では、実施の形態との相違点を中心に説明し、共通点の説明を省略又は簡略化する。
図9に示すように、フィルタアレイ310は、実施の形態に係るフィルタアレイ110と同様に、行列状に配置された複数の単位領域311を有する。複数の単位領域311の各々は、イメージセンサ320の複数の単位画素321の各々と対応している。
複数の単位領域311の各々は、2行2列のフィルタ領域から構成される。具体的には、単位領域311は、第1フィルタ領域112と、第2フィルタ領域313とを含んでいる。さらに、第2フィルタ領域313は、赤色光を透過する赤色領域313rと、緑色光を透過する緑色領域313gと、青色光を透過する青色領域313bとを含んでいる。赤色領域313r、緑色領域313g及び青色領域313bは、受光面に沿った方向に並んで配置されている。
赤色領域313r、緑色領域313g及び青色領域313bにはそれぞれ、樹脂材料を用いた所定の波長帯域を透過させるカラーフィルタが形成される。赤色領域313r、緑色領域313g及び青色領域313bの各々の透過帯域は、例えば、図10に示す通りである。図10は、本変形例に係るフィルタアレイ310の透過特性の一例を示す図である。
図10に示すように、赤色領域313rは、例えば、約620nmに透光ピークを有する。緑色領域313gは、例えば、約530nmに透光ピークを有する。青色領域313bは、例えば、約460nmに透光ピークを有する。なお、フィルタアレイ310の透過特性は、図10に示す例に限らない。
例えば、赤色領域313r、緑色領域313g及び青色領域313bはそれぞれ、多層薄膜干渉式のバンドパスフィルタが形成されていてもよい。多層薄膜干渉式のバンドパスフィルタによって、透過帯域と遮断帯域とを境界を明確にすることができるので、各領域のSN比を向上させることができる。
赤色領域313r、緑色領域313g及び青色領域313bの各々の形状及び大きさは、第1フィルタ領域112の形状及び大きさと同じである。赤色領域313r、緑色領域313g、青色領域313b及び第1フィルタ領域112の配置は、図9に示す例に限らない。なお、図9では、第1フィルタ領域112と、赤色領域313rと、緑色領域313gとに、密度が異なるドットの網掛けを付して示している。
図9に示すように、イメージセンサ320は、実施の形態に係るフィルタアレイ110と同様に、複数の単位画素321が行列状に配置された受光面を有する。
複数の単位画素321の各々は、2行2列のサブ画素から構成される。具体的には、単位画素321は、第1サブ画素122と、第2サブ画素323とを含んでいる。さらに、第2サブ画素323は、赤色領域313rを通過した光を受光する赤色画素323rと、緑色領域313gを通過した光を受光する緑色画素323gと、青色領域313bを通過した光を受光する青色画素323bとを含んでいる。赤色画素323r、緑色画素323g及び青色画素323bは、受光面内で並んで配置されている。
赤色画素323rは、赤色領域313rを通過した赤色光を受光して、光電変換することにより、赤色信号を生成して出力する。緑色画素323gは、緑色領域313gを通過した緑色光を受光して、光電変換することにより、緑色信号を生成して出力する。青色画素323bは、青色領域313bを通過した青色光を受光して、光電変換することにより、青色信号を生成して出力する。これにより、RGBの各々の画素値(輝度値)が得られるので、カラー画像を生成することができる。
赤色画素323r、緑色画素323g及び青色画素323bの各々は、受光感度が異なっていてもよい。例えば、赤色画素323r、緑色画素323g及び青色画素323bはそれぞれ、赤色光、緑色光及び青色光に対する受光感度が高く、他の波長帯域に対する受光感度が低くてもよい。
以上のように、本変形例に係る撮像装置300では、例えば、第2フィルタ領域313は、赤色光を透過する赤色領域313rと、緑色光を透過する緑色領域313gと、青色光を透過する青色領域313bとを含む。赤色領域313r、緑色領域313g及び青色領域313bは、受光面に沿った方向に並んで配置されている。第2サブ画素323は、赤色領域313rを通過した光を受光する赤色画素323rと、緑色領域313gを通過した光を受光する緑色画素323gと、青色領域313bを通過した光を受光する青色画素323bとを含む。赤色画素323r、緑色画素323g及び青色画素323bは、受光面内で並んで配置されている。
これにより、カラー画像を生成することができるので、目視による確認がより行いやすくなる。
(その他)
以上、本発明に係る撮像装置及び火災判定装置について、上記の実施の形態及びその変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
以上、本発明に係る撮像装置及び火災判定装置について、上記の実施の形態及びその変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施の形態では、フィルタアレイ110が平板状のフィルタであり、第1フィルタ領域112及び第2フィルタ領域113が同層に形成されている例について示したが、これに限らない。第1フィルタ領域112と第2フィルタ領域113とは、異なる層に形成されてもよい。例えば、フィルタアレイ110は、第1フィルタ領域112のみが形成された第1フィルタアレイと第2フィルタ領域113のみが形成された第2フィルタアレイとの積層構造を有してもよい。
なお、上記の実施の形態に係る撮像装置10は、火災の判定以外の用途に用いることができる。例えば、撮像装置10は、紫外光を発する光源の探索に利用することができる。
また、上記の各実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されてもよく、あるいは、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)又はプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
なお、本発明は、火災判定装置として実現できるだけでなく、火災判定装置の各構成要素が行う処理をステップとして含むプログラム、及び、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なDVD(Digital Versatile Disc)などの記録媒体として実現することもできる。
つまり、上述した包括的又は具体的な態様は、システム、装置、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能な記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10、300 撮像装置
20 火災判定装置
90 火災
110、110a、110b、310 フィルタアレイ
111、311 単位領域
112 第1フィルタ領域
113、313 第2フィルタ領域
120、320 イメージセンサ
121、321 単位画素
122 第1サブ画素
123、323 第2サブ画素
210 火災判定部
220 画像生成部
313b 青色領域
313g 緑色領域
313r 赤色領域
323b 青色画素
323g 緑色画素
323r 赤色画素
20 火災判定装置
90 火災
110、110a、110b、310 フィルタアレイ
111、311 単位領域
112 第1フィルタ領域
113、313 第2フィルタ領域
120、320 イメージセンサ
121、321 単位画素
122 第1サブ画素
123、323 第2サブ画素
210 火災判定部
220 画像生成部
313b 青色領域
313g 緑色領域
313r 赤色領域
323b 青色画素
323g 緑色画素
323r 赤色画素
Claims (6)
- 複数の単位画素が行列状に配置された受光面を有するイメージセンサと、
前記イメージセンサの受光面側に配置されたフィルタアレイとを備え、
前記フィルタアレイは、前記複数の単位画素の各々に対応し、行列状に配置された複数の単位領域を有し、
前記複数の単位領域の各々は、
紫外領域の光を透過し、かつ、太陽光の透過を抑制する第1フィルタ領域と、
可視光領域の光を透過し、かつ、前記紫外領域の光の透過を抑制する第2フィルタ領域とを含み、
前記第1フィルタ領域と前記第2フィルタ領域とは、前記受光面に沿った方向に並んで配置され、
前記複数の単位画素の各々は、
前記第1フィルタ領域を通過した光を受光する第1サブ画素と、
前記第2フィルタ領域を通過した光を受光する第2サブ画素とを含み、
前記第1サブ画素と前記第2サブ画素とは、前記受光面内で並んで配置されている
撮像装置。 - 前記紫外領域は、250nm以上270nm以下の波長帯域であり、
前記可視光領域は、400nm以上700nm以下の波長帯域であり、
前記第1フィルタ領域は、前記太陽光に含まれる300nm以上の波長成分の透過を抑制する
請求項1に記載の撮像装置。 - 前記第1フィルタ領域には、多層薄膜干渉式のバンドパスフィルタが形成されている
請求項1又は2に記載の撮像装置。 - 前記第2フィルタ領域は、
赤色光を透過する赤色領域と、
緑色光を透過する緑色領域と、
青色光を透過する青色領域とを含み、
前記赤色領域、前記緑色領域及び前記青色領域は、前記受光面に沿った方向に並んで配置され、
前記第2サブ画素は、
前記赤色領域を通過した光を受光する赤色画素と、
前記緑色領域を通過した光を受光する緑色画素と、
前記青色領域を通過した光を受光する青色画素とを含み
前記赤色画素、前記緑色画素及び前記青色画素は、前記受光面内で並んで配置されている
請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像装置の前記イメージセンサによって受光された光の強度に基づいて火災を判定する火災判定部を備え、
前記火災判定部は、
前記第1サブ画素が受光した光の強度が所定の閾値以上となる単位画素である判定対象画素が、前記複数の単位画素に2つ以上含まれ、かつ、少なくとも2つの前記判定対象画素が隣接している場合に、火災が発生したと判定する
火災判定装置。 - さらに、
前記複数の単位画素の各々に対応する表示画素から構成される画像であって、各々の表示画素が、対応する単位画素の前記第2サブ画素が受光した光の強度に基づいた画素値を有する画像を生成する画像生成部を備え、
前記画像生成部は、前記画像を構成する複数の表示画素のうち、前記判定対象画素に対応する表示画素の画素値を予め定められた色の画素値に設定する
請求項5に記載の火災判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017033756A JP2018138900A (ja) | 2017-02-24 | 2017-02-24 | 撮像装置及び火災判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017033756A JP2018138900A (ja) | 2017-02-24 | 2017-02-24 | 撮像装置及び火災判定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018138900A true JP2018138900A (ja) | 2018-09-06 |
Family
ID=63450989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017033756A Pending JP2018138900A (ja) | 2017-02-24 | 2017-02-24 | 撮像装置及び火災判定装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2018138900A (ja) |
-
2017
- 2017-02-24 JP JP2017033756A patent/JP2018138900A/ja active Pending
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