JP2018138220A - ウェブから材料を切り取るための方法および装置 - Google Patents

ウェブから材料を切り取るための方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018138220A
JP2018138220A JP2018097770A JP2018097770A JP2018138220A JP 2018138220 A JP2018138220 A JP 2018138220A JP 2018097770 A JP2018097770 A JP 2018097770A JP 2018097770 A JP2018097770 A JP 2018097770A JP 2018138220 A JP2018138220 A JP 2018138220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
support surface
machine direction
raised
elastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018097770A
Other languages
English (en)
Inventor
ブノワ・クロンブ
Coulombe Benoit
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Essity Hygiene and Health AB
Original Assignee
SCA Hygiene Products AB
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SCA Hygiene Products AB filed Critical SCA Hygiene Products AB
Priority to JP2018097770A priority Critical patent/JP2018138220A/ja
Publication of JP2018138220A publication Critical patent/JP2018138220A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】メンテナンスの負担を低減することが可能で材料の切断成功率の向上を確保することも可能な材料、具体的には弾性材料、より具体的には弾性糸をウェブから切り取る手段および方法を提供することである。【解決手段】伸縮性ウェブの未付着弾性部分が把持され、伸縮性ウェブを送出するために支持面より上に上げられる。この上げられた部分は、支持面に垂直な方向にブレードの下で動いている支持面から離隔されたままであるように、上げられた弾性層の厚さを通って自由空間に突出するように配置されたナイフブレードと接触させられる。この上げられた弾性層は、その上に弾性層が走行する上昇要素によってナイフブレードで切り取る間、上げられた状態で保持される。把持手段は、未付着部分を、ピンと張った状態でクロス機械方向に切断される状態にしておく。したがって、弾性層は上昇要素および把持手段の両端にまたがる。ナイフブレードは、弾性層のまたがられたパーツに沿って弾性層の厚さを通って自由空間へと延びる。【選択図】図9

Description

本発明は、ウェブから材料を切り取るための方法および装置に関する。より詳細には、本発明は、第1のウェブに付着された弾性層をこの第1のウェブから切り取ることに関する。さらにより詳細には、本発明は、第1のウェブから弾性糸を切り取ることに関し、この弾性糸は、波状(undulating)形状で第1のウェブに沿って配置され、したがって、切り取られた部分を取り除くとき、機械方向に分離された別個の部分に弾性ストランドが配置される。結果として生じるウェブは、失禁パンツ、乳児用おむつ、および幼児用おむつなどの吸収性物品の製造に使用することができる。弾性層または弾性糸は、最終的には、吸収性物品の脚部弾性体を形成することができる。
国際公開第2010/126415号は、機械内でまたは伸縮性ウェブの長手方向で分離された別個の弾性糸部分を有する伸縮性ウェブを製造する方法および装置を開示する。結果として生成される伸縮性ウェブは、吸収性物品の前面ウエスト領域または背面ウエスト領域に形成されるように開示されており、弾性糸は、前面ウエスト領域または背面ウエスト領域の脚部弾性体を形成する。機械方向において弾性糸部分同士が分離されていることにより、吸収性物品の横方向に弾性糸のない吸収性物品内の股部分が形成される。これは多くの場合に望ましい。
本出願の図1から図5は、国際公開第2010/126415号から選択した図を再現したものであり、本発明の背景を理解し本発明の好ましい適用例を理解する際の助けとして以下で詳細に説明する。
図1を参照すると、機械方向MDに送出されている第2のウェブ200および第1のウェブ300が開示されている。好ましくは2、3、またはそれ以上の弾性糸の群である少なくとも1つの弾性糸500も機械方向に送出され、弾性糸500は、機械方向に延びる波が、クロス機械方向CDに行き来する波状パターンを形成するように、第2のウェブ200上に配置される。弾性糸500の群は、接着剤250の噴射を使用して第1のウェブに付着される。弾性糸500の群の波状パターンおよび配置は、弾性糸500の群の一部分が第2のウェブ200のクロス機械方向CD縁部203および第1のウェブ300のクロス方向CD縁部303から突出するようになっている。したがって、弾性糸500の群は、重複部分として配置され、第2のウェブ200の縁部203および第1のウェブ300の縁部303から突出する部分によって、機械方向MDに分離された第2のウェブ200に付着される。伸縮性ウェブ300を吸収性物品に製造するとき、弾性糸の付着部分は、吸収性物品の第1の脚部弾性体および第2の脚部弾性体を形成する。弾性糸500の未付着部分は第2のウェブ200から切り取ることができ、したがって、付着部分は、機械方向に互いに分離され、接続されていない弾性糸の別個の部分になる。弾性糸500の隣接する付着部分間を機械方向MDに分離することによって、弾性糸500からの吸収性の芯3を装着するための場所が得られる。
弾性糸500の未付着部分は回転刃605を使用して切り取られ、回転刃605は図2の方がよく見ることができる。従来技術の弾性切取り手段のさらなる詳細を以下に詳述する。
図1を引き続き参照すると、第1のウェブ300は、第2のウェブ200の上に配置されるように送出され、弾性糸500の付着部分を挟むように、第2のウェブ200に積層され、さらに、回転カッタ605を使用して切り取るために、未付着部分を第1のウェブおよび第2のウェブ300、200の積層体から突出させたままにしておく。第1のウェブおよび第2のウェブ300、200の積層体ならびに別個の弾性糸部分は伸縮性ウェブ100を形成し、その後、伸縮性ウェブ100は、吸収性物品の前面ウエスト領域または背面ウエスト領域に形成され得る。
伸縮性ウェブ100から吸収性物品を製造するために、第2のこのような伸縮性ウェブ100を第1の伸縮性ウェブ100と平行に置くことが可能であり、この第1の伸縮性ウェブ100は、図3に示すように第2の伸縮性ウェブ100からクロス機械方向にまだ離隔されている。さらなるウェブ900は、第1の伸縮性ウェブ100と第2の伸縮性ウェブ100の間のクロス機械方向の空間を埋めて、第1の伸縮性ウェブ100と第2の伸縮性ウェブ100を互いに接続することができる。同様に、吸収性の芯130は、第1のウェブ100および第2のウェブ100にクロス機械方向に重なって、第1の伸縮性ウェブ100と第2の伸縮性ウェブ100の間の空間を埋めることができる。ウェブ吸収性物品100、900、130を別個の吸収性物品に分離するためにクロス機械方向の切れ目Cを作製することができ、斜線領域Sを打ち抜くことによって脚部の穴を作製し、吸収性の芯130によって覆われる領域を除いて脚部の輪郭をたどる脚部弾性体を有する脚部の輪郭を提供することができる。
本出願の図2を参照すると、弾性糸の突出している部分を切り取るための装置および方法をより十分に理解することができる。見て分かるように、第2のウェブ200、第1のウェブ300、および弾性糸500は共に、ニップ400でローラの間に挟まれる。この段階で、積層体は、まだ切り取られていないその側縁部から突出した、弾性糸の未付着部分を有する。弾性糸500の突出した、未付着部分は第1のベルト401と第2のベルト402の間に把持される。これは、おそらく図1の方がはっきりと示されている。したがって、弾性糸500の突出している未付着部分は、クロス機械方向および機械方向MDに所定の位置に保持され、その結果、これらの部分はピンと張った状態に保持され、切取りプロセス中に管理可能である。第1のウェブ300および第2のウェブ200の積層体ならびに弾性糸500は、積層体に支持面を提供するため、および回転カッタ605を通過した積層体を送出するために、回転ドラム620の外面に対して保持される。図2から分かるように、第1のベルト401および第2のベルト402はドラム620の外面の動きに対応して動くように構成され、したがって、弾性糸500の突出している部分は、積層体200、300、500に対して固定した関係で保持される。
積層体200、300、500がドラム620の外面に対して保持され、弾性糸500の突出している部分が第1のベルト401と第2のベルト402の間に把持される場合、回転カッタ605は、弾性糸500の未付着部分を切り取り、それによって、積層体100に機械方向に分離された弾性糸の別個の部分を提供するために、積層体200、300、500の縁部で弾性糸500の突出している部分を切り開くようにドラム620の外面に対して押し付けられる。
国際公開第2010/126415号 英国特許第2322822号明細書
従来技術の切り抜き配置に関して少なくとも2つの課題が判明している。第1の課題は、回転カッタ605のブレードとドラム620の外面との間で係合することにより、ブレードの鋭利さが低下する傾向があり、ブレードを鋭利にするための比較的頻繁なメンテナンスまたはブレードの比較的頻繁な交換が必要であることである。その他の課題は、ドラム620がカッタ605のブレードを受け入れるための弾性裏打ち面(elastic backing surface)を備えている場合でも、弾性糸500の変形性により弾性糸500が時折切断されない傾向があることである。したがって、本発明の1つの目的は、メンテナンスの負担を低減することが可能で材料の切断成功率の向上を確保することも可能な材料、具体的には弾性材料、より具体的には弾性糸をウェブから切り取る手段および方法を提供することである。
国際公開第2010/126415号に開示されている吸収性物品の製造に使用するための伸縮性ウェブを製造するための代替の方法および装置について、本出願の図4および図5を参照して説明する。
図4および図5の方法および装置では、図1から図3の方法および装置と同様に第1の伸縮性ウェブおよび第2の伸縮性ウェブを別々に形成して架橋ウェブ900によって接続することを必要とせずに吸収性の芯130および適切なクロス方向切断ステップおよび打抜き(stamping out)ステップの追加によって吸収性物品に製造することが可能な単一の伸縮性ウェブを形成する。
より具体的には、第2のウェブ200および第3のウェブ700が並んだ関係でニップ400に送出され、ニップ400において、第2のウェブ200および第3のウェブ700が第1のウェブ300に積層される。第2のウェブ200と第1のウェブ300の間に挟まれるのは、図1を参照して上記で示したように第2のウェブ200に付着され波状パターン500で配置された、少なくとも1つの第1の弾性糸または弾性糸500の第1の群である。同様に、少なくとも1つの第2の弾性糸または弾性糸502の第2の群が、第3のウェブ700と第1のウェブ300の間で、機械方向に沿って延びてクロス機械方向CDに波状である経路の中に挟まれる。第2のウェブ200および第3のウェブ700はクロス機械方向に互いに分離される配置で第1のウェブ300に積層され、したがって、第1のウェブ300は中央区域でクロス機械方向CDに露出される。図1から図3を参照して上記で説明した方法および装置と同様に、第1の弾性糸500および第2の弾性糸502は、それぞれ第2のウェブ200と第1のウェブ300との間および第3のウェブ700と第1のウェブ300との間に挟まれる部分において、第1のウェブ300に部分的に付着される。
第2のウェブ200および第1のウェブ300の積層体から突出する第1の弾性糸500の未付着部分もあり、第3のウェブ700および第1のウェブ300の積層体から突出する弾性糸502の未付着部分もある。弾性糸500、502のこれらの未付着の突出している部分は、互いに機械方向に分離される弾性糸500、502の別個の部分を結果として生成される伸縮性ウェブ100に提供するために切り取ることができる。したがって、結果として生成される伸縮性ウェブ100の機械方向に延びる弾性糸500の第1の別個の部分の行および第2の弾性糸502の別個の部分の第2の行が提供され、第1の行および第2の行は互いにクロス機械方向に別個であり、図5で分かるように、弾性糸500、502は互いと機械方向に位置合わせされる別個の部分のように配置される。未付着部分は、第1のウェブ300の中心領域でクロス機械方向CDに互いに向かって突出し、第2のウェブ200および第3のウェブ700のクロス機械方向の分離が位置決めされる。
弾性糸500、502の突出している、未付着部分を切り取るために、切取り操作を実行することが可能である。図1から図3を参照して開示される装置および方法と同様に、第1の弾性糸500の未付着の突出している部分は、第1のベルト401と第2のベルト402の間に把持され、ウェブ200、300、700の積層体と共にプレスカッタ605を通過して移動するにつれて、ピンと張った状態に保持されることになる。第1のベルト401および第2のベルト402はそれぞれ第1のウェブ300の上面および第1のウェブ300の下面上に配置され、第1の弾性糸500の未付着部分と第1のウェブ300の両方が第1のベルト401と第2のベルト402の間に保持される。ウェブ200、300、700の積層体は、第1の弾性糸500の突出している部分を切り開くためにプレスカッタ605のブレードが押すことができる支持面として作用するようにドラム620の外面に対して保持される。第2のこのような切断機構605’が、第2の弾性糸502の突出している部分を切断するために、クロス機械方向に第1の切断機構605に隣接して設けられる。さらにまた、ウェブ200、300、700の積層体はドラム620の外面に対して保持され、突出している部分および第1のウェブ300は第2のプレスカッタ605’によって切り取られるとき、突出している部分および第1のウェブ300は第3のベルト403と第4のベルト404の間に把持される。第1のプレスカッタ605のように、第2のプレスカッタ605’は、第2の弾性糸502を切り開くようにそのブレードがドラム620の外面に対して押し付けられるように配置される。
結果として生成される伸縮性ウェブ100は、弾性糸の別個の部分間に吸収性の芯130を伸縮性ウェブ100の機械方向に取り付け、伸縮性ウェブをCにおいてクロス機械方向に切断し、材料を打ち抜いて、脚部の輪郭をSにおいて形成することによって、別個の吸収性物品に製造することができる。別個の弾性部分の第1の列は、結果として生成される吸収性物品の前面ウエスト領域および背面ウエスト領域のうちの一方のための脚部弾性体を形成し、別個の弾性部分の第2の列は、結果として生成される吸収性物品の前面ウエスト領域および背面ウエスト領域の他方ための脚部弾性体を形成する。伸縮性ウェブが切断され、別個の吸収性物品にさらに形成されると、伸縮性ウェブ100の機械方向に隣接する別個の部分は、最終的に、左脚部および右脚部のための脚部弾性体をそれぞれ形成する。
図4および図5の製造方法は、次に、材料の架橋によって互いに接続されなければならない別々の第1の伸縮性ウェブ100および第2の伸縮性ウェブ100の形成を必要としないので、図1から図3の製造方法と比較して、いくつかの点でより効率が良い。弾性糸500、502の未付着の突出している部分を切り落とす方法は複雑である。すなわち、第1のプレスカッタ605および第2のプレスカッタ605’は、図1から図3の方法および装置においてされ得るような実行ドラム620の外面に対して連続的に押し付けることはできない。その理由は、これによって、伸縮性ウェブ100がクロス機械方向CDに3つのパーツに分割されるからである。したがって、第1のプレスカッタ605および第2のプレスカッタ605’は、弾性糸500、502の未付着の突出している部分を切断し、弾性糸500の未付着の突出している部分と弾性糸502の未付着の突出している部分との間で積層体を機械方向MDに切断されていないままに間欠的にしておくように、伸縮性糸と同期してドラム620の外面に対して間欠的に押し付けられる。これによって、吸収性物品を製造するための効率の良い方法および装置が可能になるが、間欠的なプレスカッタ605、605’は、弾性糸500、502が切断された第1のウェブ300の中にスリットがあるままにしておく。このスリットは、常に望ましいとは限らない。
したがって、本発明の別の目的は、ウェブが支持面に対して押し付けられ、ウェブ自体も切断されることなく材料を切り取るためにナイフエッジの下に延びるやり方で、ウェブに付着された材料をウェブから切り取るための方法および装置を提供することである。
上記の目的に鑑みて、本発明は、吸収性物品を製造する方法においてウェブから材料を切り取る方法を提供し、この切り取る方法は、
このウェブを送出し、このウェブを支持面に対して保持するステップと、
ウェブが支持面に対して送出されるにつれて、切り落とされるべき材料を、支持面から上昇し、ウェブに対して上昇した状態にしておくステップと、
ウェブから上昇した材料を支持面から離隔されたブレードにより切り取るステップと
を含む。
支持面(ドラムなど)に送出され、支持面に対して保持されるウェブを切断する従来の手法は、回転刃のブレードを支持面すなわちドラム表面に対して押し付けることであろう。これは、ウェブから切断されている材料が、その厚さを通して支持面またはそのアンビル(anvil)部分に対して押し付けられるブレードによって完全に切断されない場合があるので、問題であることがある。非常に一般的な弾性糸は、Lycra(登録商標)タイプである。これらの糸はマルチフィラメント糸である。このような糸を切断するとき、1つ(または少数)のフィラメントが切断されないままであることが時折発生する。したがって、不成功な切断という結果になることがある。切断に関するこの問題は、切断される材料が弾性層である場合に特に一般的である。その理由は、弾性特性は、ブレードまたはナイフの縁部のまわりで層を変型させて、弾性層が完全に切断されるとは限らないというリスクを増加させる傾向があるからである。さらに、ブレードを支持面に対して押し付けることはブレードを摩耗させる傾向があり、その結果、ブレードを鋭利にすることまたはブレードを新しいブレードに交換することに関するブレードの望ましくない頻繁なメンテナンスが発生することがある。
本発明の方法によれば、切断されるべき材料は支持面より離隔される状態に保持され、ブレードは上昇された材料の送出経路に置かれ、したがって、材料がブレードを通過するときに材料が切断され、ナイフエッジは支持面から離隔されたままであることが可能である。したがって、材料はウェブから正常に切断され、ブレードは、過度の摩耗を回避するために支持面と接触させないままである。
上記から明白であるように、切り落とされるべき材料がウェブに付着された弾性層の一部であることが本発明の好ましい特徴である。
好ましくは、ナイフブレードが、支持面に向かって上昇された材料の厚さ方向に上昇された材料を越えて突出するが支持面からまだ離隔され、それによって切り落とされるべき材料の厚さ全体をナイフエッジが貫通する。したがって、ナイフエッジまたはブレードは、材料の厚さを通って自由空間に延びる。ブレードの間隔は、支持面に垂直な方向にある。すなわち、支持面は、支持面に垂直な方向にブレードの真下に配置される。
好ましい一実施形態では、上昇された材料は、上昇された材料が支持面に垂直な方向に支持面より上に位置決めされるように支持面のクロス機械延長によりクロス機械(ウェブの機械方向送出に対して)方向に延びる。
好ましくは、支持面より上に上昇された材料を保持するために上昇要素が使用され、したがって、ナイフブレードが上昇要素の上を機械方向に通過するとき、ナイフブレードが上昇された材料を切る。
この特徴は、切断成功を確保するために切取り中に上昇された材料が押し付けられ得る支持ブロックを提供する。
好ましくは、ブレードは、ウェブのクロス機械方向に上昇要素に隣接して位置決めされる。
さらにより好ましくは、上昇された材料が上昇要素に対してピンと張った状態に保持され、したがって、ブレードは、ピンと張った上昇された材料を切る。ピンと張った材料切断することによって、切断成功の見込みが改良される。
好ましくは、ウェブは、機械方向における支持面の対応する動きによって機械方向に送出される。
支持面は、好ましくは、上昇要素に対して機械方向に動く。好ましくは、上昇要素は支持面から離隔され、したがって、第1のウェブも、上昇要素から離隔された関係で、その下を通過することが可能である。好ましくは、上昇要素は、1mmから10mmの間の距離だけ支持面から材料に間隔をあけるような大きさにされる。
さらに好ましい実施形態では、材料は、クロス機械方向の自由端側と、ウェブに付着される側とを有する。好ましい一実施形態では、材料は、支持面と共に動く把持手段によって把持され、したがって、切断されるべきウェブおよび材料は共に動く。把持手段は、上昇された材料がブレードによって切断されるとき、上昇された材料をピンと張った状態に保つことができる。把持手段は、クランプの形をとることができ、その支持面側および対向する側を挟み付けるが依然としてウェブと共に機械方向に動く。好ましくは、材料は、上昇要素に対してピンと張った状態に保持されるほど挟み付けられる。
好ましい一実施形態では、把持手段は、ウェブに対して上昇された位置に材料を把持するとき、ウェブに載るかまたはウェブからわずかに離隔される。言い換えれば、ウェブは、支持面に垂直な方向に、把持手段たとえば第1のベルトと支持面の間に配置される。好ましくは、把持手段は、それらの間に材料を把持する第1のベルトおよび第2のベルトを備える。好ましくは、ウェブは、第1のベルトと支持面の間に配置される。
好ましい一実施形態では、上昇された材料は、支持面から材料をピンと張るように上昇するために、第1の上昇要素および第2の上昇要素にまたがり、それによって、ナイフエッジが上昇された材料を切り取るように上昇要素同士の間に配置される。このような架橋された材料の切断は切断成功を確保することが見出されている。
好ましくは、第1の上昇要素は上記で説明する上昇要素であり、第2の上昇要素は、上記で説明する把持手段、たとえば把持手段の第1のベルトである。
好ましい一実施形態では、支持面から材料を上昇するための上昇要素が、材料がそれより上を移動するときウェブがその下を移動可能であるように配置され、それによってウェブから材料を上昇し、したがって、下にあるウェブを切断することなくナイフブレードによって材料を切り落とすことができる。好ましい一実施形態では、方法は、好ましくはウェブが機械方向に上昇要素に対して動くようなやり方で、支持面の上で上昇要素の下にウェブを送出するステップと、ウェブから上昇要素により切断されるべき材料を上昇し、それによって、支持面およびウェブから離隔された、上昇された材料の厚さを通って自由空間に延びることによって、ブレードがウェブから上昇された材料を切り取るステップとを含む。前述の内容における「の下に」および「離隔された」という用語は、支持面に垂直な方向との関連で理解されたい。ウェブおよび支持面は、クロス機械方向にブレードと一致する。すなわち、ウェブおよび支持面は、少なくとも、ブレードの下にある位置までクロス機械方向に延びる。
本発明のこの実施形態によれば、支持面に沿ってウェブを切断したり、または支持面に沿ったウェブの移動を別の方法で物理的に介入したりすることなく、支持面に対して平坦にウェブを保持しながら切取り材料を切り落とすことが可能である。
言い換えれば、材料がウェブおよび支持面から上昇されて保持されるので、ブレード縁部は、材料の厚さを通って支持面に向かって突出するが、ウェブから離隔された位置までのみ突出する。
上昇要素の配置は、ウェブが支持面上の上昇要素の下を通過できるので、ナイフブレードが下にあるウェブを切断することなくウェブが上昇要素およびナイフブレードの下でクロス機械方向に延びるときでも、切取り装置に、材料たとえば弾性糸を切断させることができる。これは、図4および図5を参照して上記で開示した構成と比較して有利であり、下にあるウェブに間欠的に切れ目が入れられる。支持面に対する上昇要素のこの離隔された配置は、上昇要素の下を通過するほど広くないより狭いウェブと共にクロス機械方向に使用することもできる。
好ましい一実施形態では、ウェブは、上昇要素(ウェブが支持面に垂直な方向に上昇要素と支持面との間にあるように)および把持手段の下を移動し、それによって、把持手段が、支持面に対して上昇された位置にある材料を上昇要素に対してピンと張った状態に保持し、ブレードは、支持面および下にあるウェブからまだ離隔されたままである材料を切り開くように、クロス機械方向に上昇要素と把持手段の間に配置され、それによって、ウェブ把持手段および支持面は、上昇要素およびブレードに対して機械方向に対応して動き、したがって、材料およびウェブが機械方向に動き、したがってウェブがブレードと接触するので、上昇された材料はウェブから切り落とされる。
好ましくは、切断されるべき材料は支持面から上げられるので、ウェブは、支持面に対して平坦に維持されるままである。
本発明の切取り方法は、ウェブが互いに機械方向に分離された別個の弾性部分を備え、最終的に、吸収性物品の脚部弾性体を提供するように、好ましくは、弾性層、好ましくは弾性糸をウェブから切り取ることに関連して使用される。
本発明の一態様では、吸収性物品を製造する方法において伸縮性ウェブを製造する方法が提供され、この伸縮性ウェブは、伸縮性ウェブの機械方向すなわち長手方向に互いに分離された別個の弾性部分を有し、この方法は、
機械方向に支持面上に支持された第1のウェブを送出するステップと、
第1のウェブに沿って機械方向に波状経路を画定するように、第1のウェブに弾性層を部分的に付着するステップと、
弾性層の未付着部分を把持するステップと、
支持面から上昇された位置に未付着部分を保持するステップと、
弾性層の前記未付着部分が、把持され、上昇され、第1のウェブと共に機械方向に動く間、支持面からまだ離隔されている支持面に向かって層の上昇された部分の厚さを通って突出するブレードまたはナイフエッジを使用して、弾性層の未付着部分を切り取り、それによって、弾性層を互いに機械方向に分離された別個の部分に切断するステップと
を含む。
これによって、ナイフエッジが弾性層を通って突出するので弾性層の未付着部分の切断成功が保証されるが、ナイフエッジは支持面に押し付けられて走行しないので、メンテナンスの少ないナイフエッジが保証される。さらに、未付着部分が支持面から上げられても、ウェブは、有利には、支持面に対して平坦に保持されるままである。
好ましくは、第2のウェブが、第1のウェブと第2のウェブの間に弾性層の付着部分を挟むように、かつ前記未付着部分が、上記の方法に従って把持され、上昇され、および切り落とされるべき積層体から第1のウェブ、第2のウェブ、または両方に対してクロス機械方向に突出するように、前記第1のウェブに積層される。
このような伸縮性積層体は、好ましくは、吸収性物品の前面ウエスト領域または背面ウエスト領域または両方を形成するために使用される。別個の弾性部分は、好ましくは、最終的に、前面脚部弾性体または背面脚部弾性体または両方の脚部弾性体を提供するような形状および配置にされる。したがって、弾性層は、好ましくは、吸収性物品の脚部弾性体を形成するための複数の弾性糸の形をとる。
材料切取り方法に関して上記で説明した特徴のすべては、本発明の本態様に当てはまる。
ウェブから材料を切り取るための装置であって、
動く支持面に対して保持されたウェブを機械方向に送出するための動く支持面と、
ウェブに付着またはその一部である材料を支持面から上昇するための上昇要素と、
上昇された材料が上昇要素によって上昇された位置に保持されるとき、上昇された材料の厚さを通って突出するが支持面からまだ離隔され、それによってウェブから材料を切り取るように配置されたナイフブレードと
を備える装置。
切取りのために材料を上昇することによって、ブレードに支持面から間隔をあけさせることによってナイフブレードの寿命を保証しながら、改良された切断の成功率が可能になる。
さらに好ましい実施形態では、この装置は、切断されるべき材料を動くウェブに対して固定された位置に保持するため、および上昇要素に対してピンと張った材料を上昇された位置に保ち、それによって、ナイフブレードがピンと張った上昇された材料を切り開くために把持手段と上昇要素の間に配置されるための把持手段を備える。把持手段は、真空把持装置または他の既知の手段とすることができるが、好ましくは、材料が保持されるニップをそれらの間に形成する動くベルトである。好ましくは、把持手段は、切り落とされるべき材料を支持面から上昇するための第2の上昇要素を形成し、したがって、材料は、ナイフブレードによるその切取り中、第1の上昇要素および第2の上昇要素の両端にまたがる。あるいは、把持手段は、上昇要素を形成し、それによって材料把持機能と材料上昇機能の両方を実行することができる。
この装置は、好ましくは、弾性層が機械方向に延びてクロス機械方向に波打って波状経路をたどるように、および波状経路のクロス機械方向パーツがウェブに付着され、波状経路のクロス機械方向パーツがウェブに付着されず、それによって上昇要素が弾性層の未付着パーツを上昇するように配置され、ナイフブレードがウェブから弾性層の上昇された、未付着パーツを切り取るように配置され、それによって、ウェブの機械方向に互いに分離された別個の弾性部分を形成するように、第1のウェブに弾性層を部分的に付着する弾性層アプリケータをさらに備える。
好ましい一実施形態では、この装置は、第1のウェブであるウェブと第2のウェブを1つにするように構成された第2のウェブ送出機構と、弾性層と第1のウェブと第2のウェブの積層体サンドイッチを形成し、それによって弾性層の未付着パーツが積層体からクロス機械方向に突出するラミネータとを備える。
さらなる好ましい実施形態では、この装置は、第1のウェブと第2のウェブの間に挟まれた弾性層の付着パーツと、ナイフブレードによって切り取られた、未付着パーツとを有し、それを少なくとも吸収性物品の前面ウエスト領域または背面ウエスト領域に変換し、したがって別個の弾性部分同士の間の機械方向の空間が吸収性の芯に作製され、少なくとも前面ウエスト領域または背面ウエスト領域の股領域およびその両側の弾性部分が吸収性物品の少なくとも前面ウエスト領域または背面ウエスト領域のそれぞれの脚部開口のための脚部弾性体を形成する第1のウェブおよび第2のウェブの積層体を受け取るコンバータを備える。
好ましい一実施形態では、支持面は、回転ドラムの外面によって形成される。
さらなる好ましい実施形態では、切り取られるべき材料が、その厚さをウェブおよび支持面からまだ離隔されたままである上昇された材料の厚さを通って突出するように配置された前記ナイフブレードで切り開くために、ウェブおよび支持面に対して上昇された位置に保持されるように上昇要素の上に配置されるとき、上昇要素は、ウェブが上昇要素の下に配置されて支持面に対して保持されるままであることが可能であるように支持面に対して配置される。好ましい一実施形態では、支持面は、上昇要素に対して機械方向に動くように配置される。
このような切断機構によって、下にあるウェブを通して切断することなく材料を切り落とすことができ、ウェブは、切取り中に支持面に対して平坦に保持されるままとすることができる。したがって、弾性糸の未付着パーツの第1の列および第2の列が上昇されて切り落とされると、第1のウェブは上昇要素の下を通過することができるので、切断機構は、図1から図3を参照して上記で開示されたような方法および装置において、ならびに図4および図5を参照して上記で開示されたような方法および装置においても、弾性糸を成功裏に切り取るために使用することができる。本発明の切断機構は、図4および図5の方法および装置と同様に、弾性糸と間欠的に係合することは要求されず、第1のウェブに間欠的な切れ目を作製することもしない。
伸縮性ウェブを形成し、それによって、機械方向に延びる弾性糸の連続波が、吸収性物品の脚部弾性体を形成するために機械方向に分離された弾性糸の別個の部分を有する伸縮性ウェブを提供するように、第1のウェブおよび第2のウェブの積層体から突出する部分において切り落とされるための、従来技術による方法および装置を開示する図である。 伸縮性ウェブを形成し、それによって、機械方向に延びる弾性糸の連続波が、吸収性物品の脚部弾性体を形成するために機械方向に分離された弾性糸の別個の部分を有する伸縮性ウェブを提供するように、第1のウェブおよび第2のウェブの積層体から突出する部分において切り落とされるための、従来技術による方法および装置を開示する図である。 伸縮性ウェブを形成し、それによって、機械方向に延びる弾性糸の連続波が、吸収性物品の脚部弾性体を形成するために機械方向に分離された弾性糸の別個の部分を有する伸縮性ウェブを提供するように、第1のウェブおよび第2のウェブの積層体から突出する部分において切り落とされるための、従来技術による方法および装置を開示する図である。 機械方向に延び互いにクロス機械方向に離隔された弾性糸の第1の波および第2の波を形成することによって図1から図3のウェブと異なる伸縮性ウェブを形成するための、従来技術による方法および装置を開示する図である。積層体は、弾性糸の第1の波および第2の波がそれぞれ挟まれる伸縮性ウェブの両側に形成される。第1の弾性糸および第2の弾性糸は、伸縮性ウェブを形成するように、切り取られるべき伸縮性ウェブの中心領域内の積層体から突出し、弾性糸の別個の部分の第1の列および第2の列は、互いに機械方向に分離される。弾性糸の別個の部分の列は、吸収性物品の前面脚部弾性体および背面脚部弾性体をそれぞれ形成することを目的にする。 機械方向に延び互いにクロス機械方向に離隔された弾性糸の第1の波および第2の波を形成することによって図1から図3のウェブと異なる伸縮性ウェブを形成するための、従来技術による方法および装置を開示する図である。積層体は、弾性糸の第1の波および第2の波がそれぞれ挟まれる伸縮性ウェブの両側に形成される。第1の弾性糸および第2の弾性糸は、伸縮性ウェブを形成するように、切り取られるべき伸縮性ウェブの中心領域内の積層体から突出し、弾性糸の別個の部分の第1の列および第2の列は、互いに機械方向に分離される。弾性糸の別個の部分の列は、吸収性物品の前面脚部弾性体および背面脚部弾性体をそれぞれ形成することを目的にする。 弾性糸を通してナイフブレードを裏打ち支持面に押し込むことによって弾性糸が切断されるプレスカッタを開示する図である。積層体は支持面に対して保持され、これによって、積層体からプレスカッタに突出する弾性糸が送出される。 切断ブレードが支持面内の溝に突出することによって弾性糸の厚さを通って自由区間に突出するので、切断率の成功に関する図6の切断機構の改良を開示する図である。 弾性ストランドおよび積層体の第1のウェブがブレードの下の位置に延びる積層体に適用される図7の切断機構を開示する図である。この第1のウェブは、弾性糸が切断されると溝へと延び、これによって第1のウェブの形が損なわれる。 本発明の一実施形態による切取り機構を開示する図である。弾性糸は、積層体支持面から上昇され、第1の上昇要素および第2の上昇要素にまたがり、それによって、ブレードが、その下にある支持面と係合することなく弾性糸の厚さを通って、またがり部分において突出する。 積層体に適用され、それによって第1の上昇要素および第2の上昇要素の下に支持面に載せるように積層体の第1のウェブが延び、それによってブレードが、第1のウェブおよび支持面と係合することなく、第1の上昇要素および第2の上昇要素にまたがる上昇された弾性糸を通って突出する、図9と同じ切取り機構を開示する図である。 それぞれ弾性波の列に隣接して切断するために機械方向に対して並んで配置された、図10および図11に示す1対の切断装置を示す図である。 下にあるウェブから弾性が上げられる本発明の切断手段を実施するために第1の把持ベルトおよび第3の把持ベルトの経路の必要な修正形態を示す、図4の装置に基づく切断装置の概略図である。
本発明は、支持面に対して保持されたウェブから材料を切り取るための切取り手段および方法を改良することに関する。本発明の切取り手段および方法は、図1から図3および図4と図5を参照して上記で開示されたような伸縮性ウェブならびに国際公開第2010/126415号に開示されているような伸縮性ウェブを製造するための手段および方法において適用するのに特に有用である。したがって、図を参照した例示的な切取り手段および方法の以下の詳細な説明は、従来技術のプレスカッタ605、605’を、より高い切断成功率を有し、より少ないメンテナンスを必要とするブレードを有し、その下にあるウェブを切断することなく、ウェブから弾性糸を切り落とし可能な新しい切取り手段と交換することに関連して示される。
より具体的には、本発明は、ウェブが、動く支持面上に保持される、好ましくは回転ドラムの外面の形で設けられる、手段および方法を提供する。ウェブは、ウェブの動きの機械方向に連続的な弾性層に付着されている。弾性層、好ましくは少なくとも1つの弾性糸は、機械方向に延びる、波打ったすなわち波状のパターンで形成される。パターンの各反復単位は、クレストパーツとトラフパーツとを備えると見ることができる。クレストパーツは、好ましくは接着剤を使用して、ウェブに付着される。トラフパーツは、ウェブに付着されず、弾性層パターンが機械方向に互いに分離された別個の部分に分けるように切り取られることができ、別個の部分の間の空間は、最終的に、吸収性物品の股領域を形成することが可能であり、空間の両側に形成される傾斜のある(contoured)弾性部分は、吸収性物品の脚部弾性体の少なくとも一部を形成することができる。本発明の好ましい実施形態のこの態様は、従来技術の文献国際公開第2010/126415号で知られている。
本開示が関するのは、未付着部分が切り取られるやり方である。本発明の一実施形態によれば、未付着弾性部分は把持され、支持面より上に上げられる。この上げられた部分は、支持面に垂直な方向にブレードの下で動いている支持面から離隔されたままであるように上げられた弾性層の厚さを通って自由空間に突出するように配置されたナイフブレードと接触する。好ましい形態では、この上げられた弾性層は、ナイフブレードで切り取る間に上昇要素によって上げられて保持され、上昇要素の上を弾性層が走行する。把持手段は、切断された、未付着部分を、クロス機械方向にピンと張った状態に保つ。したがって、弾性層は、上昇要素および把持手段にまたがる。ナイフブレードは、弾性層のまたがったパーツに沿って弾性層の厚さを通って自由空間へと延びる。
好ましい形態では、ナイフブレードによって切り取るために弾性層が上昇要素および把持手段によって支持面およびウェブから上に保持されるので、ウェブは、上昇要素および把持手段の下に配置される。ウェブが切取りブレードの下で通過する必要がある上記で説明した図4および図5に記載の伸縮性ウェブを作製する方法および装置では、弾性層がウェブおよび支持面から上昇され、ブレードが弾性層の厚さを通って突出するが下にあるウェブおよび支持面は係合しないので、下にあるウェブには、ブレードによって切れ目が入れられない。
ナイフブレードは、好ましくはウェブおよび弾性層の動きの方向と逆の方向に能動的に回転される(すなわち、回転ブレードは、従来技術と同様に支持面に対して回転することによって受動的に回転されない。回転ブレードは自蔵動力式であり、したがって、支持面の速度と異なる速度で動作することが可能である)回転ブレードであってもよい。
図6は、その上に積層体2を保持させた支持面1を示す。支持面1は、図1から図5に示される回転ドラム620などの回転ドラムの外面であってよい。積層体2は、第1のウェブ3、第2のウェブ4、および第1のウェブ3と第2のウェブ4の間に挟まれた弾性糸5の積層体である。したがって、積層体2は、図1から図3に示されるプロセスに従って作製することができ、図1から図3には、第1のウェブ300、第2のウェブ200、および第1のウェブ300と第2のウェブ200の間に挟まれる弾性糸500の積層体がある。図1から図3の積層体と同様に、図6の弾性糸5は、少なくとも第1のウェブ3、ならびに図示の実施形態では第1のウェブ3および第2のウェブ4に付着された、機械方向パーツ6を有する。弾性糸はクロス機械方向パーツ7も有し、クロス機械方向パーツ7は、第1のウェブ3および第2のウェブ4に付着されておらず、第1のウェブ3および第2のウェブ4からクロス機械方向に突出する。
把持手段8は、弾性糸5の未付着部分7の切取りの間に、およびその後でしばらく、支持面1上に弾性糸5を保持するように支持面1に弾性糸5の未付着、突出している部分を把持するために設けられる。支持面1および把持手段8は、積層体2および弾性糸5を動かして切取りブレード9に機械方向に通過させるように同じ速度で共に動き、したがって、切取りブレード9は、弾性糸5が突出する積層体2の第1のウェブ3および第2のウェブ4の縁部にクロス機械方向に隣接する位置で弾性糸5を切る。
図6の切断機構は、弾性糸5を切断するためのブレード9を有する回転カッタ11を備えるプレスカッタである。支持面1は、弾性糸5の未付着部分7を切り開くために回転カッタ11のブレード9が押し付けられる比較的弾性の材料の裏打ち部分10を備える。類似のタイプのプレスカッタが、図1から図5の従来技術による方法および装置において使用されるように開示されている。上記で説明したように、特に1つまたは複数のマルチフィラメント糸を切断するときに、それは、弾性糸5のいくつかが切断されていないままであることが望ましいよりも頻繁に行われる。さらに、ブレード9と支持面1の裏打ち部分10との効果的な相互作用は、ブレードを摩耗させる傾向がある。このような従来技術による切断装置から、本発明が想到された。
糸を越えて入り込み自由空間の中に静止するブレードへと弾性糸を走行させることにより弾性糸を切断することによって、摩耗および切断されていない糸に伴う上記で説明した問題点が克服されることが認識されている。したがって、図7を参照して、図6の切断手段の修正形態が示されている。図6と異なるこれらの特徴について、詳細に説明する。図6を参照して上記で提供された説明は、すべての同じ構成要素に関して図7に当てはまる。
図7の切取り装置は、ブレード9が入り込む溝12を支持面1が備える点で、図6における切取り装置と異なる。したがって、弾性糸5の未付着部分7は、把持手段8によって支持面1に対して保持され、ブレードは、突出している糸5を越えて溝12にかなり入り込み(たとえば、支持面1に対して溝に約5mm入り込み)、それによって成功切断率を増加させる。溝12は、支持面1が回転ドラムの外周付近に設けられる場合、円周の溝になる。ブレード9は、溝の自由空間の中に着座しており、したがって支持面1と係合しない。したがって、ブレード9の摩耗の率は大きく減少する。カッタ11は、好ましくは、支持面1の動きの方向に対して逆の回転で動作する回転カッタである。回転カッタは、逆方向に能動的に回転する。ブレードの回転に対する例示的な速度は2000rpmである。溝12の中に着座し静止している静的ブレードなどの他のブレード構成を使用することができる。切断は、ブレード9に対して支持面1および把持手段8と共に動く弾性糸5によって実行される。この種類の例示的な切断機構は、吸収性物品の製造、さらには切断用弾性糸の製造とも異なる技術分野においても、たとえば英国特許第2322822号明細書から知られている。
図7の切断機構は、好ましい用途では、第1のウェブ300および第2のウェブ200の積層体の縁部から突出する弾性糸500のベルト401とベルト402の間に保持された、突出している部分を切り取るように、切断ブレード605の代わりに図1から図3の手段および方法に組み込まれることを意図することは当業者には理解されよう。すなわち、ドラム620は、弾性糸500がブレード9を通過して溝12の上で動くとき、回転カッタ11のブレード9が入って弾性糸500を切り落とし可能な溝12を備えることができる。
図7の弾性糸を切り取るための解決策は、弾性切断成功率に関する図6のプレスカッタの改良であるが、この解決策は、図8を参照して論じる不利点を有する。上記の図7の説明は、図8の装置に当てはまる。図8の装置の図7との違いは、ブレード9および溝12を越えてクロス機械方向に延びる第1のウェブ3を有する積層体と共に使用されていることである。第1のウェブ3を延長した結果、第1のウェブ3はブレードによって溝12に圧入され、これによって第1のウェブ3の形の損なわれた部分が提供され、第1のウェブ3は均一な支持面1に対して平坦に静止しない。このように第1のウェブ3の形が損なわれることは、多くの場合、吸収性物品の製造において、および他の用途において許容可能ではない。
図8の切断機構が、好ましい用途では、図4および図5の第1の突出している弾性糸部分500および第2の突出している弾性糸部分502を切り取るために切断機構の代わりに使用できることは、当業者には明白であろう。すなわち、第1のプレスカッタ605は、図8に示す第1のブレード9および溝12の配置に置き換えることができ、第2のプレスカッタ605’は、図8に示す第2のブレード9および溝12の配置に置き換えることができる。ウェブ3は第1のウェブ300に類似しており、支持面1はドラム620の外周面に類似している。したがって、図4のドラム620は、図5に示されるブレード605、605’と同じ配置でクロス機械方向に互いに隣接する、その中に突出するブレード9を有する平行な第1の溝12および第2の溝12を備える。第1のブレードおよび第2のブレードはそれぞれ、第2のウェブ200および第3のウェブ700からクロス機械方向に突出する弾性糸500、502を切り取るためのものである。上述したように、この配置の不利点は、第1のブレード9および第2のブレード9がそれぞれのクロス機械方向の場所で第1のウェブ300を第1の溝12および第2の溝12に圧入させる、機械方向に走行する2つの平行なくぼみにより、第1のウェブの形が損なわれることである。
図9は、本発明による切断手段および方法の一実施形態を示す。図6および図7の手段と同様に、弾性糸5を挟む第1のウェブ3および第2のウェブ4の積層体2が支持面上に送出される。弾性糸は、第1のウェブ3と第2のウェブ4の間に付着され、第1のウェブ3および第2のウェブ4の縁部から機械方向に沿って別個の場所で突出し、機械方向に沿って積層体2の中に別個の伸縮性部分を形成するために切り落とすことが可能である。
積層体2の突出している、未付着部分7を切り取るために、突出している、未付着部分7は、第1のベルト14および第2のベルト15の間の第1のウェブおよび第2のウェブの縁部から最も遠位の自由端で把持される。第1のベルト14および第2のベルト15は、支持面1(さらに、したがって積層体2も)の機械方向の動きと共に動き、ブレード9で切り取る間に第1のウェブ3および第2のウェブ4の縁部から固定された距離に弾性糸5の突出している部分7を保持する働きをする。さらに、上昇要素13は、第1のウェブ3および第2のウェブ4のクロス機械方向縁部に直接隣接する場所において、支持面から弾性糸5の突出している部分7を上げるために設けられる。第1のベルト14および第2のベルト15はまた、第1の上昇要素13より第1のウェブ3および第2のウェブ4の縁部から遠位に第1の上昇要素13からクロス機械方向に離隔された第2の上昇要素14を提供する働きをする。
第1の上昇要素13と第2の上昇要素14の間のクロス機械方向の空間では、ブレード9が、第1の上昇要素13の上面と第2の上昇要素14の上面の間に延びる垂直な上昇線を越えて支持面1に向かって突出し、したがって、支持面1から上昇されブレード9を通過して機械方向に動く弾性糸5が切り取られる。好ましい一実施形態では、上昇要素は5mmから10mmの距離だけ支持面から上げられ、ブレードの底部は、少なくとも2mmだけ支持面より上に、および少なくとも2mmだけ1つまたは複数の上昇要素の上部より下に浮かぶ。上記で説明したように、ブレードは好ましくは回転カッタであり、この回転カッタは、好ましくは、少なくとも2000rpmの速度で弾性糸の動きの方向と逆方向に回転するが、静止しているカッタであってもよい。
図1から図3を参照すると、図9の切断機構は、好ましくは、第1のウェブ200および第2のウェブ300の積層体から突出する弾性糸500を切り取るように用いられる。すなわち、糸500は、ベルト401、402に類似したベルト14とベルト15の間に把持されるが、図1に示す回転ドラム620によって設けられた支持面1から上げられる。上昇要素13は、第1の弾性ウェブ200および第2の弾性ウェブ300の縁部203、303に隣接する位置において支持面1から突出している弾性糸500を上げるように据え付けられる。回転カッタ11は、上昇要素13とベルト14、15の間のクロス機械方向の空間の中にカッタ605の代わりに据え付けられ、上昇された弾性糸500を越えて支持面に向かって突出して、第1のウェブ200および第2のウェブ300の積層体から弾性糸500を切り取る。ブレード9は、支持面1より上に浮かんで自由空間に突出する。このような切断配置によって、弾性糸500の切断成功が保証される。
図10の切断装置は、図9における切断装置と同じであるが、異なる方法で使用される。より具体的には、第1のウェブ3は、上昇要素および第1のベルト14および第2のベルト15の下に配置され、したがって、弾性糸5は、第2のウェブ4のクロス機械方向縁部から突出する。したがって、第2のウェブ4の縁部に隣接して配置された上昇要素13は、支持面1に対して平坦に保持された第1のウェブ3から弾性糸5の突出している部分7を上げ、把持手段14、15の第1のベルト14によって形成された第2の上昇要素14も突出している部分7を上げる。このようにして、上昇要素13および上昇要素14は、支持面1に垂直な方向に、第1のウェブ3と弾性糸5の未付着部分7の間に配置される。図9および図10の切取り手段は、自由空間の中に浮かぶブレードにより切断されるべき材料の厚さを通してブレード9を突出させることによって、図6の切取り手段の改良された切断成功率という利点を可能にする。別の利点は、平坦な支持面1に対して均等に第1のウェブ3を支持させることである。
図10の切断手段および方法は、好ましくは、図4および図5の切取り機構の代わりに適用される。図10の切断手段および方法を適用するために、第1のこのような切断手段および第2のこのような切断手段を据え付けて図4および図5の切断ローラ605、605’を置き換えることが必要とされる。したがって、図11を参照すると、第1の把持ベルト14と第2の把持ベルト15の間および第3の把持ベルト14’と第4の把持ベルト15’の間にそれぞれ把持された第1のスレッディング(threading)5および第2のスレッディング5’を切り取るように構成された第1のナイフブレード11および第2のナイフブレード11’が示されている。第1のウェブ3は、支持面1上に支持される。第2のウェブ4および第3のウェブ4’は、第1のウェブ300の中心領域の中で離隔されるようにクロス機械方向に第1のウェブ3の対向する側面にそれぞれ積層される。第1の弾性層5および第2の弾性層5’、たとえば第1のマルチフィラメント弾性糸および第2のマルチフィラメント弾性糸は、それぞれ第2のウェブ4および第3のウェブ4’の縁部から中心領域に突出する。第1の弾性スレッディングおよび第2の弾性スレッディングがそれぞれ第1の把持手段14、14’および第2の把持手段15、15’によって把持され、それぞれ第1の上昇要素13、13’および第2の上昇要素14、14’(把持手段14、15、14’、15’の第1のベルト14、14’によって形成された)によって上昇され、上昇要素13、14、13’、14’を架橋する部分で第1の弾性糸5および第2の弾性糸5’の厚さを通ってそれぞれ突出するナイフブレード11、11’によってそれぞれ切断されるのは、中心領域の中である。注目に値するのは、把持ベルト14、15、14’、15’および第1の上昇要素13、13’は、これらの下を第1のウェブ3が通過するように支持面に対して配置されることである。この特徴によって、弾性糸5、5’は、支持面1から上げられることが可能になるだけではなく、第1のウェブ3が支持面1に平坦に置かれるのを妨げずに、第1のウェブ3から上げられることも可能になる。
図4および図5ならびにそれに対する図10および図11の切断手段および方法の適用に戻ると、弾性糸500、502の対向する突出する部分はそれぞれ、図10に示す第1の切取り装置および図11に示すように配置された図10に示す第2の切取り装置を使用して切り取られる。したがって、図10の第1の切取り装置は、第1のウェブ300および第2のウェブ200の積層体から突出する弾性部分500上で動作し、図10の第2の切取り装置は、図11に示される配置による第1のウェブ300および第3のウェブ700の積層体から突出する弾性糸502上で動作するように第1の切取り装置に隣接して配置される。対向する第1の把持ベルト14および第2の把持ベルト15はそれぞれ、第1のウェブ300より上に上昇された位置で第1の弾性糸500の突出している部分を把持し、第3の把持ベルト14’および第4の把持ベルト15’は、第1のウェブ300から上昇された位置で第2の弾性糸502の突出している部分を把持する。支持面1または回転ドラム620の外周および第1のウェブ300が第1の上昇要素13および第2の上昇要素13’に対して動くように固定して保持される対向する第1の上昇要素13および第2の上昇要素13’は、第2のウェブ200および第3のウェブ700の中心縁部203、703に隣接して配置され、第1の弾性糸500および第2の弾性糸502の突出している部分をそれぞれ上昇する働きをする。
ベルト14、15、14’、15’は、回転ドラムの外周支持面と共に動き、それによって、把持ベルト14、15、14’、15’は第1のウェブの上に着座し、したがって、把持ベルト14、15、14’、15’はすべて、その間で機械方向に相対的に動かずに一緒に動く。第1の上昇要素13、13’は、回転ドラム620の動く支持面に対して固定して保持され、したがって、第1のウェブ300は、好ましくは第1の上昇要素が第1のウェブ300より上にわずかに離隔されるように、支持面の下で比較的動く。弾性糸500、502はそれぞれ、上昇要素13、13’および把持手段14、15、14’、15’の上昇要素14、14’を架橋し、把持手段14、15、14’、15’は、ピンと張った状態に弾性糸500、502の橋を保持する。逆回転するブレード9、9’はそれぞれ、弾性糸500、502の橋の厚さを通して、上昇要素13、14および13’、14’ならびに支持面1によって形成される空洞の中で画定される自由空間に突出し、機械方向に動いてブレード9、9’と係合するとき、ウェブ300、200、700から糸500、502を切り取る。
図4の切断装置のさらなる修正形態(図9、図10、および図11を参照して上記で説明した上昇および切取り手段の配置は別として)が図12に示されている。図4を参照すると、第1の把持ベルト402および第3の把持ベルト404は第1のウェブ300の回転ドラム側上に配置され、したがって、第1のベルト401および第2のベルト402はそれらの間に第1のウェブおよび第1の弾性糸500を把持し、第3のベルト403および第4のベルト404はそれらの間に第1のウェブおよび第2の弾性糸502を把持することが分かる。しかし、本発明の好ましい実装形態では、第1のベルトおよび第3のベルトが第1のウェブ300から弾性糸500、502を上げることが必要とされる。弾性糸500、502を上げるために、好ましい一実施形態では、図12に示すように、第1のベルト14および第3のベルト14’は支持面1に送出され、第1のウェブ300より上に第1のウェブ300と弾性糸500、502の間に配置されるように第1のウェブ300の他方の側で回転ドラム620の支持面1に配置される。
図12では、それらの間にニップ400を形成する第1のローラ1000および第2のローラ1002が示されており、ニップ400では、第1のウェブ300、第2のウェブ200、および第3のウェブ700、および弾性糸500、502が一緒に積層される。図12で分かるように、第1のベルト14および第3のベルト14’の送出は、第1のローラ1000と第2のローラ1002の間を通過するように構成され、したがって、弾性糸500、502ならびに第2のウェブ200および第3のウェブ700は第1のベルト14および第3のベルト14’の一方の側にあり、第1のウェブは第1のベルト14および第3のベルト14’の他方の側に配置される。次に、弾性糸500、502が第1のローラ1000と第2のローラ1002の間の積層ニップ400および第2のローラ1002とドラム620の間のニップを通過するとき、弾性糸500、502はそれぞれ、第1のベルト14と第2のベルト15の間および第3のベルト14’と第4のベルト15’の間に把持される。したがって、弾性糸500、502が上昇された位置にあるとき、ベルト14、15、14’、15’は、第1のウェブ300から切り取るために、第1のウェブ300に対して、およびドラム620の支持面1に対して弾性糸500、502を上げることが可能である。これは、図4の従来技術の配置と比較することができる。対向するベルト401、402、403、404の間に弾性糸500、502を挟むことによって第1のベルトおよび第2のベルト401、402、403、404が第1のウェブ300に弾性糸500、502を挟むので、図4の従来技術の配置は、第1のウェブ300から糸500、502を独立して動かすことができない。好ましくは、第2のローラ1002は、ニップの中に第1のベルト14および第2のベルト15ならびに第2のベルト14’および第3のベルト15’をそれぞれ収容するために円周スロット(図示せず)を備え、第1のローラ1000は、第1のウェブ300の平面および第1のローラ1000の支持面に突出さない。
上記の詳細な説明は、本発明の一般的な概念の例示的な実装形態を提供し、その概念は、添付の特許請求の範囲において定義される。
1 支持面
2 積層体
3 ウェブ
4 ウェブ
4’ ウェブ
5 弾性糸、弾性層、スレッディング
5’ 弾性糸、弾性層、スレッディング
6 機械方向パーツ
7 クロス機械方向パーツ、未付着部分
8 把持手段
9 切取りブレード
9’ ブレード
10 裏打ち部分
11 回転カッタ、ナイフブレード
11’ ナイフブレード
12 溝
13 上昇要素
13’ 上昇要素
14 上昇要素、把持手段、把持ベルト
14’ 上昇要素、把持手段、把持ベルト
15 把持手段、把持ベルト
15’ 把持手段、把持ベルト
200 ウェブ
203 縁部
300 ウェブ
303 縁部
400 ニップ
401 ベルト
402 把持ベルト
404 把持ベルト
500 弾性糸
502 弾性糸
605 切断ローラ、切断ブレード、カッタ
605’ 切断ローラ、プレスカッタ
620 ドラム
700 ウェブ
1000 ローラ
1002 ローラ

Claims (26)

  1. 吸収性物品を製造する方法においてウェブから材料を切り取る方法であって、
    前記ウェブを送出し、前記ウェブを支持面に対して保持するステップと、
    前記ウェブが送出され、前記支持面に対して保持されるにつれて、切り落とされるべき材料を、前記支持面から上昇された位置に保持するステップと、
    前記ウェブから前記上昇された材料を前記支持面から離隔されたナイフブレードにより切り取るステップと
    を含む、方法。
  2. 切り落とされるべき前記材料が前記ウェブに付着された弾性層の一部である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ナイフブレードが、前記支持面に向かって前記上昇された材料の厚さ方向に前記上昇された材料を越えて突出するが前記支持面からまだ離隔されている、請求項1または2に記載の方法。
  4. 上昇要素が、前記支持面より上に上昇された前記材料を保持するために使用され、したがって、前記ナイフブレードが前記上昇要素の上に配置されると、前記ナイフブレードが前記上昇された材料を切る、請求項1、2、または3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記上昇された材料が前記上昇要素に対してピンと張った状態に保持され、したがって、前記ナイフブレードが前記ピンと張った上昇された材料を切る、請求項4に記載の方法。
  6. 前記ウェブが、機械方向における前記支持面の対応する動きによって機械方向に送出される、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記支持面が前記上昇要素に対して機械方向に動く、請求項4または5に記載の方法。
  8. 前記ナイフブレードで切り取る間に前記材料をピンと張った状態に保つように、前記材料が、前記支持面と共に動く把持手段によって把持されるかまたは前記支持面と共に動くクランプ手段によって挟み付けられる、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記上昇要素に対してピンと張った状態で前記ナイフブレードで切り取る間に前記材料をピンと張った状態に保つように、前記材料が、前記支持面と共に動く把持手段によって把持されるかまたは前記支持面と共に動くクランプ手段によって挟み付けられる、請求項4、6、または7のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記上昇された材料が、前記支持面から前記材料をピンと張るように上昇するために、第1の上昇要素および第2の上昇要素にまたがり、それによって、前記ナイフブレードが前記上昇された材料を切り取るように前記上昇要素同士の間に配置される、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記支持面からの前記材料の上昇を実行するための上昇要素が、前記材料がそれより上を移動するとき前記ウェブがその下を移動可能であるように配置され、それによって前記ウェブから前記材料を上昇し、したがって、前記材料が前記ナイフブレードによって切り落とすことができる、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記ウェブが、前記支持面から前記材料を上昇するための上昇要素および把持手段の下に配置されて移動し、それによって、前記把持手段および前記上昇要素が、前記支持面に対して上昇された位置に前記材料を保持し、前記把持手段が前記上昇要素に対して前記材料をピンと張った状態に保ち、前記ナイフブレードが、前記支持面およびその下にある前記ウェブからまだ離隔されたままである前記材料を切り開くように、前記上昇要素と前記把持手段の間でクロス機械方向に配置され、それによって前記把持手段および前記支持面が前記ナイフブレードに対して機械方向に対応して動き、その結果、前記材料および前記ウェブが機械方向に動くとき、前記上昇された材料が前記ウェブから切り落とされ、したがって、前記ウェブが前記ナイフブレードと接触する、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 吸収性物品を製造する方法において伸縮性ウェブを製造する方法であって、前記伸縮性ウェブが、前記伸縮性ウェブの機械方向すなわち長手方向に互いに分離された別個の弾性部分を有し、前記方法が、
    機械方向に支持面上に支持された第1のウェブを送出するステップと、
    前記第1のウェブに沿って前記機械方向に波状経路を画定するように、前記第1のウェブに弾性層を部分的に付着するステップと、
    前記弾性層の未付着部分を把持するステップと、
    前記未付着部分を支持面から上昇した状態にしておくステップと、
    前記弾性層の前記未付着部分が、把持され、上昇され、前記第1のウェブと共に前記機械方向に動く間、前記支持面からまだ離隔されている前記支持面に向かって前記弾性層の前記上昇された部分の厚さを通って突出するナイフブレードを使用して、前記弾性層の前記未付着部分を切り取り、それによって、前記弾性層を互いに前記機械方向に分離された別個の部分に切断するステップと
    を含む方法。
  14. 第2のウェブが、前記第1のウェブと前記第2のウェブとの間に前記弾性層の付着部分を挟むように、かつ前記未付着部分が、把持され、上昇され、および切り落とされるべく積層体からクロス機械方向に突出するように、前記第1のウェブに積層される、請求項13に記載の方法。
  15. 前記弾性層が、前記吸収性物品の脚部弾性体を形成するための複数の隣接する弾性糸の形をとる、請求項13または14に記載の方法。
  16. 前記伸縮性ウェブが、吸収性物品の前面ウエスト領域、背面ウエスト領域、またはその両方を形成するために使用され、したがって、前記別個の弾性部分が前記吸収性物品のための脚部弾性体を形成して、それによって吸収性物品が製造される、請求項13、14、または15のいずれか一項に記載の方法を含む方法。
  17. ウェブから材料を切り取るための装置であって、
    動く支持面に対して保持された前記ウェブを機械方向に送出するための動く支持面と、
    前記ウェブに付着されたまたはその一部である材料を前記支持面から上昇するための上昇要素と、
    前記上昇された材料が前記上昇要素によって前記上昇された位置に保持されると、前記上昇された材料の厚さを通って突出するが前記支持面からまだ離隔されており、それによって前記ウェブから材料を切り取るように配置されたナイフブレードと
    を備える装置。
  18. 切断されるべき前記材料を前記動くウェブに対して固定された位置に保持するため、および前記上昇要素に対してピンと張った前記材料を前記上昇された位置に保ち、それによって、前記ナイフブレードが前記ピンと張った上昇された材料を切り開くために把持手段と前記上昇要素の間に配置されるための把持手段を備える、請求項17に記載の装置。
  19. 弾性層が前記機械方向に延びてクロス機械方向に波打って波状経路をたどるように、および前記波状経路の第1のクロス機械方向パーツが前記ウェブに付着され、前記波状経路の第2のクロス機械方向パーツが前記ウェブに付着されず、それによって前記上昇要素が前記弾性層の未付着パーツを上昇するように配置され、前記ナイフブレードが前記ウェブから前記弾性層の前記上昇された、未付着パーツを切り取るように配置され、それによって、前記機械方向に互いに分離された別個の弾性部分を形成するように、第1のウェブに前記弾性層を部分的に付着する弾性層アプリケータをさらに備える、請求項17または18に記載の装置。
  20. 第1のウェブである前記ウェブおよび第2のウェブを1つにするように構成された第2のウェブ送出機構と、前記第1のウェブと前記第2のウェブとの間に前記弾性層を挟んだ積層体を形成し、それによって前記弾性層の前記未付着パーツが前記積層体からクロス機械方向に突出するラミネータとを備える、請求項19に記載の装置。
  21. 前記第1のウェブと前記第2のウェブの間に挟まれた前記弾性層の付着パーツと前記ナイフブレードによって切り取られた前記未付着パーツとを有し、それを少なくとも吸収性物品の前面ウエスト領域または背面ウエスト領域に変換し、したがって前記別個の弾性部分同士間の前記機械方向の空間が、吸収性物品の前記少なくとも前面ウエスト領域または背面ウエスト領域の股領域を受け入れる吸収性の芯に作製され、前記吸収性の芯の両側の前記弾性部分が前記吸収性物品の前記少なくとも前面ウエスト領域または背面ウエスト領域のそれぞれの脚部開口のための脚部弾性体を形成する前記第1のウェブおよび前記第2のウェブの前記積層体を受け取るコンバータを備える、請求項20に記載の装置。
  22. 前記支持面が回転ドラムの外面によって形成される、請求項17から21のいずれか一項に記載の装置。
  23. 切り取られるべき前記材料が、その厚さを前記ウェブおよび前記支持面からまだ離隔されたままである前記上昇された材料の厚さを通って突出するように配置された前記ナイフブレードで切り開くために、前記ウェブおよび前記支持面に対して上昇された位置に保持されるように前記上昇要素の上に配置されると、前記上昇要素が、前記ウェブが前記上昇要素の下に配置されて前記支持面に対して保持されるままであることが可能であるように前記支持面に対して配置される、請求項17から22のいずれか一項に記載の装置。
  24. 前記上昇要素が、切り取られるべき前記材料が前記上昇要素に対して前記機械方向に動くように前記支持面に対して前記機械方向に固定される、請求項23に記載の装置。
  25. 前記ナイフブレードが、前記ウェブと共に機械方向に動く前記上昇された材料の動きの方向に対して逆の回転方向に回転される、請求項1から16のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記ナイフブレードを円周面付近に設ける回転カッタを備え、前記回転カッタが、前記ウェブおよび前記上昇された材料の前記動きに対して逆方向に回転するように設定され、前記ウェブおよび前記上昇された材料は一緒に前記機械方向に動く、請求項17から24のいずれか一項に記載の装置。
JP2018097770A 2018-05-22 2018-05-22 ウェブから材料を切り取るための方法および装置 Pending JP2018138220A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018097770A JP2018138220A (ja) 2018-05-22 2018-05-22 ウェブから材料を切り取るための方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018097770A JP2018138220A (ja) 2018-05-22 2018-05-22 ウェブから材料を切り取るための方法および装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016045421A Division JP2016147070A (ja) 2016-03-09 2016-03-09 ウェブから材料を切り取るための方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018138220A true JP2018138220A (ja) 2018-09-06

Family

ID=63450802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018097770A Pending JP2018138220A (ja) 2018-05-22 2018-05-22 ウェブから材料を切り取るための方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018138220A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6407529B2 (ja) ウェブから材料を切り取るための方法および装置
EP3519162B1 (en) Apparatus for fabricating an elastic nonwoven material
US7861756B2 (en) Staggered cutting knife
EP3085344A1 (en) A wound pad and a self-adhesive member comprising a wound pad
JP5385748B2 (ja) 使い捨て着用物品の製造装置
US20120247661A1 (en) Method and apparatus for manufacturing a composite of a continuous sheet for an absorbent article
EP3154788A1 (en) Methods and apparatus for elastic deactivation in a laminate
EP4279045A3 (en) Method for bonding elastic parts under tension to an advancing carrier
US11254066B2 (en) Apparatus for fabricating an elastic nonwoven material
KR101425702B1 (ko) 흡수성 물품의 제조 방법
CN102369090A (zh) 加工设备及用于加工片材构件的方法
EP2460751B1 (en) Cutting and transfer device and cutting and transfer method
US20130184137A1 (en) Method and apparatus for manufacturing disposable worn article
JP2016147070A (ja) ウェブから材料を切り取るための方法および装置
JP2019170952A (ja) 吸収体の製造方法及び吸収体の製造装置
JP2018138220A (ja) ウェブから材料を切り取るための方法および装置
CA2753293A1 (en) Conveyor and method of manufacturing absorbent article
CN103501744B (zh) 具有中央支撑环的条带处理装置以及使用该装置的方法
CN108348359B (zh) 吸收性物品的复合片制造方法、吸收性物品的复合片制造装置以及吸收性物品的复合片
WO2014006902A1 (en) Method for manufacturing a composite body of continuous sheets for an absorbent article and apparatus of the same
US10391000B2 (en) Transport device and disposable wearable article production method using same
US10278872B2 (en) Transport device and disposable wearable article production method using same
JP4240270B2 (ja) 吸収性物品の製造方法
JPH10510741A (ja) 弾性フィルムのストリップを製造する方法およびそのストリップを組み入れた吸収性製品

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180619

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190610

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200106