JP2018137219A - シール部にわたって接触圧を均等に分布させるためのヘッダフランジの構成 - Google Patents

シール部にわたって接触圧を均等に分布させるためのヘッダフランジの構成 Download PDF

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Abstract

【課題】燃料電池スタックのシール部にわたって均等に接触圧を分布させることのできるプレートを提供する。
【解決手段】シール部にわたって接触圧を均等に分布させるためのヘッダフランジ40aを含むシステムは、ビード42及びフランジ縁104を含むプレート36を備える。前記ビードは、ビード辺部106及びビード角部108を含む。前記フランジ縁には、前記プレートを貫通する開口部44が設けられる。前記フランジ縁は、前記ビード辺部に近接する第1縁部110と、前記ビード角部に近接する第2縁部112と、を含む。前記ビード辺部及び前記第1縁部は、その間に第1縁部距離Dを規定する。前記ビード角部及び前記第2縁部は、その間に第2縁部距離Dを規定する。前記第2縁部距離は、前記第1縁部距離よりも大きい。
【選択図】図5A

Description

本発明は、燃料電池の分野に関し、詳細には、シール部にわたって接触圧を均等に分布させるためのシステムに関する。
燃料電池システムは、電気エネルギを供給する多種多様な用途で電源として用いられることが可能である。生成された電気エネルギは、電気モータのような装置を作動させるために直ちに用いられることが可能である。追加的又は代替的に、生成された電気エネルギは、例えばバッテリを利用することにより後の使用のために保存することが可能である。
ある用途において、燃料電池は、定置構造体に組み込まれ、建築物、住宅等に電力を供給する。また、他の用途において、燃料電池は、スマートフォン、ビデオカメラ、コンピュータ等に組み込まれる。さらに、他の用途において、燃料電池は、車両に組み込まれ、動力を供給又は補助する。
燃料電池システムは、一般的に、燃料電池スタック内に配置される燃料電池を含む。100枚を超えるプレートを含むことが可能な燃料電池スタックは、燃料電池スタックの近接する構成部品間のシール部に接触圧を付与するために圧縮され、そこを通過する流体の漏れを防止する。例えば、冷媒と反応物の混合又は燃料電池のアクティブ領域から離れた場所での反応物の混合は、燃料電池スタックの効率を低下させる。構成部品が多数あることから、シール部に沿った接触圧分布にわずかな差があってもスタックにわたって増幅され、流体漏水のないシール部の形成を妨げてしまう。
従って、燃料電池スタックのシール部にわたって均等に接触圧を分布させることは有益である。
ある態様において、プレートはビード及びフランジ縁を含む。前記ビードは、ビード辺部及びビード角部を含む。前記フランジ縁には、前記プレートを貫通する開口部が設けられる。前記フランジ縁は、前記ビード辺部に近接する第1縁部と、前記ビード角部に近接する第2縁部と、を含む。第1縁部距離は、前記ビード辺部と前記第1縁部との間によって規定される。第2縁部距離は、前記ビード角部と前記第2縁部との間によって規定され、前記第2縁部距離は、前記第1縁部距離よりも大きい。
ある態様において、各ビードは、シール面を備える。前記シール面は、接触圧を受けた際に撓む。
さらなる態様において、第3縁部距離は、第2ビード角部と第3縁部との間に規定され、前記第3縁部は前記第2ビード角部に近接し、前記ビード角部は第1半径を有し、前記第2ビード角部は第2半径を有し、前記第2半径は、前記第1半径より大きく、前記第2縁部距離は、前記第3縁部距離よりも大きい。
ある態様において、前記ビード辺部は、蛇行経路に沿い、前記第1縁部距離が前記蛇行経路に沿って略一定となるように、前記第1縁部は前記蛇行経路に沿う。
ある態様において、前記第1縁部距離及び前記第2縁部距離は、前記ビードに沿って約50%より低いばらつきを有する接触圧となるように設けられる。
ある態様において、前記第1縁部距離及び前記第2縁部距離は、前記ビードに沿って約30%より低いばらつきを有する接触圧となるように設けられる。
ある態様において、前記ビードは一般的に第1多角形を設け、前記フランジ縁は一般的に第2多角形を設け、前記第2多角形は前記第1多角形より多くの角部を含む。
ある態様において、前記ビード辺部は略直線状であり、前記ビード角部は略円弧状である。
ある態様において、前記第1縁部は略円弧状であり、前記第2縁部は略直線状である。
ある態様において、システムは、第1プレート、第2プレート、及び圧縮部材を備える。前記第1プレートは、ビード及びフランジ縁を含む。前記ビードは、ビード辺部及びビード角部を有する。前記フランジ縁には、前記第1プレートを貫通する第1開口部が設けられる。前記フランジ縁は、前記ビード辺部に近接する第1縁部と、前記ビード角部に近接する第2縁部と、を含む。前記ビード辺部及び前記第1縁部は、その間に第1縁部距離を規定する。前記ビード角部及び前記第2縁部は、その間に第2縁部距離を規定する。前記第2縁部距離は、前記第1縁部距離よりも大きい。前記第2プレートが前記第1プレートに当接する。前記第2プレートは、前記第2プレートを貫通する第2開口部を備える。前記第2開口部は、前記第1開口部と一列に並ぶ。前記圧縮部材は、前記第1プレートと前記第2プレートとに圧縮力を加えるようになっている。前記圧縮力は、前記ビードに沿って、前記第1プレートと前記第2プレートとをシールするようになっている。
さらなる態様において、前記第2プレートは第2ビード及び第2フランジ縁を含む。前記第2ビードは、第2ビード辺部及び第2ビード角部を有する。前記第2フランジ縁には、第2開口部が設けられる。前記第2フランジ縁は、前記第2ビード辺部に近接する第3縁部と、前記第2ビード角部に近接する第4縁部と、を含む。前記第2ビード辺部及び前記第3縁部は、その間に第3縁部距離を規定する。前記第2ビード角部及び前記第4縁部は、その間に第4縁部距離を規定する。前記第4縁部距離は、前記第3縁部距離よりも大きい。
さらなる態様において、前記第1プレートは、第1作動面及び第1背面をさらに含む。前記第1作動面上には、ビードが設けられる。前記第1背面は、前記第1作動面の反対側にある。前記第2プレートは、第2作動面及び第2背面をさらに含む。前記第2作動面上には、第2ビードが設けられる。前記第2背面は、前記第2作動面の反対側にある。前記第1背面は、前記第2背面近傍に配置される。前記第1プレートが前記第2プレートに結合される。前記ビードは、比較的高い接触圧を有する部分を備える第1接触圧分布を生成する。前記第2ビードは、比較的低い接触圧を有する部分を備える第2接触圧分布を生成する。前記比較的高い接触圧を有する前記部分が前記比較的低い接触圧を有する前記部分の比較的近傍に配置されるように、前記ビード及び前記第2ビードが共働するよう構成される。
ある態様において、前記ビードは、比較的高い接触圧を有する部分を備える第1接触圧分布を生成し、前記第2ビードは、比較的低い接触圧を有する部分を備える第2接触圧分布を生成し、前記比較的高い接触圧を有する前記部分が前記比較的低い接触圧を有する前記部分に当接するように、前記ビードの第1シール面が前記第2ビードの第2シール面に当接する。
ある態様において、前記第1縁部は略円弧状であり、前記第2縁部は略直線状である。
ある態様において、前記ビード辺部は、蛇行経路に沿い、前記第1縁部距離が前記蛇行経路に沿って略一定となるように、前記第1縁部は前記蛇行経路に沿う。
ある態様において、前記第1縁部は略円弧状であり、前記第2縁部は略直線状である。
ある態様において、燃料電池スタックは、第1プレートと、第2プレートと、一体型電極構造体と、圧縮部材と、を備える。前記第1プレートは、第1作動面と、第1背面と、ビードと、第1フランジ縁と、を備える。前記第1作動面上には、複数の第1反応物通路が設けられる。前記第1背面は、前記第1作動面の反対側にある。前記ビードは、前記第1作動面上に配置される。前記ビードは、ビード辺部及びビード角部を有する。前記第1フランジ縁には、前記第1プレートを貫通する第1開口部が設けられる。前記1フランジ縁は、前記ビード辺部直近の第1縁部と、前記ビード角部直近の第2縁部と、を含む。前記第1縁部及び前記ビード辺部は、その間に第1縁部距離を規定する。前記第2縁部及び前記ビード角部は、その間に第2縁部距離を規定する。前記第2縁部距離は、前記第1縁部距離よりも大きい。前記第2プレートは、第2作動面と、第2背面と、第2フランジ縁と、を備える。前記第2作動面上には、複数の第2反応物通路が設けられる。前記第2背面は、前記第2作動面の反対側にある。前記第2フランジ縁には、前記第2プレートを貫通する第2開口部が設けられる。前記第2開口部は、前記第1開口部と一列に並ぶ。前記一体型電極構造体は、前記第1プレートと前記第2プレートとの間に配置される。前記一体型電極構造体は、前記複数の第1反応物通路と接触する第1側面と、前記複数の第2反応物通路と接触する第2側面と、を備える。前記圧縮部材は、前記第1プレートと前記第2プレートと前記一体型電極構造体とのそれぞれに圧縮力を加えるようになっている。前記圧縮力は、前記ビードに接触圧を付与し、前記ビードと近傍の構成部品との間に実質的に漏れのないシールを提供する。
さらなる態様において、前記ビードと前記第2プレートとの間に実質的に漏れのないシールを提供する。
さらなる態様において、前記ビード辺部は略直線状であり、前記ビード角部は略円弧状である。
さらなる態様において、前記第1縁部距離及び前記第2縁部距離は、前記ビードに沿って約50%より低いばらつきを有する接触圧となるように設けられる。
本発明に係る上記の特徴及び効果並びに別の特徴及び効果は、添付の図面と共に以下の詳細な説明を考慮することにより容易に明らかとなるであろう。
図面は、説明のために添付されるが、請求項によって規定される発明の主題を限定することを意図しない。例示的な態様が以下の詳細な説明で論じられ、添付の図面に示される。
図1は、本発明の態様に係る燃料電池スタックの模式的分解図である。 図2は、本発明の態様に係る図1の燃料電池スタックのモノポーラプレートを示す模式的上面図である。 図3は、図2のプレートを示す模式的断面図である。 図4は、バイポーラプレートの一部断面を示す模式的部分立体図である。 図5Aは、本発明の態様に係るヘッダ部の例を示す上面図である。 図5Bは、本発明の態様に係るヘッダ部の他の例を示す上面図である。 図5Cは、本発明の態様に係るヘッダ部のさらに他の例を示す上面図である。 図5Dは、本発明の態様に係るヘッダ部のまたさらに他の例を示す上面図である。 図6は、本発明の態様に係るヘッダ部の例を示す上面図である。 図6Aは、図6に示されるヘッダ部の一部拡大図である。 図6Bは、図6に示されるヘッダ部の一部拡大図である。 図7Aは、ビードに沿った接触圧を示すヒートマップである。 図7Bは、本発明の態様に係る変化する縁部距離を有するビードに沿った接触圧を示すヒートマップである。 図8は、本発明の態様に係るフランジを構成する方法を示す図である。
図1は、燃料電池スタック10の分解図である。燃料電池スタック10は、複数のプレート12と、少なくとも1つの一体型電極構造体14と、圧縮部材16と、を含む。複数のプレート12は、プレート12を好適に組み合わせてよい。例えば、複数のプレート12は、エンドプレート18、モノポーラプレート20(図2に、より詳細に示す)、及び/又はバイポーラプレート22(図4に、より詳細に示す)を含んでもよい。本発明のある態様によれば、複数のプレート12、少なくとも1つの一体型電極構造体14、及び圧縮部材16の間の何れか又は全てのシール部は、本明細書に記載されるように、フランジ構成を制御することによって、該シール部にわたって接触圧を均等に分布させることが可能となる。
エンドプレート18は、燃料電池スタック10の上面及び底面に配置される。エンドプレート18には、燃料入口24aと、燃料出口24cと、酸化剤入口26aと、酸化剤出口26cと、冷媒入口28aと、冷媒出口28cと、が配置される。本明細書で用いられる「流体」は、文脈に応じて燃料、酸化剤、冷媒、又はその組み合わせを指してもよく、「反応物」は、文脈に応じて燃料、酸化剤、又はその両方を指してもよい。例えば、「流体入口24a、26a、28a」は、文脈に応じて燃料入口24a、酸化剤入口26a、又は冷媒入口28aの何れか又はその全てを指してもよく、「反応物通路24b、26b」は、文脈に応じて燃料通路24b、酸化剤通路26bの何れか又はその両方を指してもよい。流体入口24a、26a、28a及び流体出口24c、26c、28cの何れかは、1つのエンドプレート18上に配置され、残余の流体入口24a、26a、28a及び流体出口24c、26c、28cは、反対側のエンドプレート18に配置されることが考えられる。
一体型電極構造体14は、拡散媒体32間に配置される燃料電池30を含む。燃料電池30は、例えば、カソードとアノードとの間に配置される膜を含む電解質膜・電極構造体であってもよい。例えば、膜は、プロトン交換膜であってもよい。例えば、カソード及びアノードは、カーボン粒子上に担持されイオノマーと混合された微細化触媒を含んでもよい。ある態様において、触媒は白金である。
拡散媒体32は、反応物が燃料電池30へ供給されることを促進する多孔質層である。反応物は、燃料及び酸化剤の好適な組み合わせであってもよい。例えば、燃料は水素であってもよく、酸化剤は酸素であってもよい。水素燃料電池30において、水素と酸素が反応して発電が行われ、副産物として熱と水が生成される。例えば、他の燃料として天然ガス、メタノール、ガソリン、及び石炭系合成燃料等が用いられてもよい。ある態様において、拡散媒体32は、積層、接着、又は他の好適な方法を用いて燃料電池30の表面に取り付けてもよい。ある態様において、拡散媒体32は、燃料電池の表面に当接するが、接着しない。例えば、拡散媒体32は、燃料電池30の表面に対して配置され、保持部材34によって保持されてもよい。例えば、保持部材34は、ガスケットであってもよい。
圧縮部材16は、積層方向に沿って燃料電池スタック10へ圧縮力を与える。圧縮力は、近接する構成部品間の接触圧を通じてプレート12及び燃料電池30を位置決めし、締め付ける。ある態様において、圧縮部材16は、エンドプレート18上の構造に係合する複数のねじ付きロッドを含む。ねじ付きロッドを締めることにより、積層方向に沿った圧縮力が所望のレベルまで増加し、近接する構成部品間のシールに沿って接触圧が分布することになる。ある態様において圧縮部材16は、燃料電池スタック10全体より少ない枚数で係合する。例えば、圧縮部材16は、2つの近接するプレート12と係合し当該2つのプレート12に圧縮力を付与してもよく、又は、ある枚数の近接するプレート12と係合しその数の近接するプレート12に圧縮力を付与してもよい。
図2は、燃料電池スタック10の例示されたモノポーラプレート20を示す上面図である。モノポーラプレート20は、作動面36、作動面36と反対側の背面38、ヘッダ部40、及びビード42を有する略平面状シートである。図示されるモノポーラプレート20は、ある構造を備える金属シートである。該構造は、金属シートに型押し加工(プレス成形)で形成される。モノポーラプレート20を形成するために、カーボンファイバ等の他の材質並びに成型及び付加製造(additive manufacturing)等の他の形成方法が考えられる。
反応物通路24b、26bは、モノポーラプレート20の作動面36上に設けられる。特にモノポーラプレート20の反応物通路24b、26bは、燃料通路24b又は酸化剤通路26bである。反応物通路24b、26bは、近接する一体型電極構造体14又は燃料電池30の面にわたって流体を流通させる。例えば、燃料通路24bは、燃料電池30のアノードに水素を供給し、酸化剤通路26bは、燃料電池30のカソードに酸素を供給する。
ヘッダ部40は、モノポーラプレート20の周縁領域に配置され、モノポーラプレート20を貫通する複数の開口部44を備える。開口部44は、モノポーラプレート20の一方の側面から他方の側面へ流体を流通させる。
ビード42は、モノポーラプレート20の作動面36から延在する。少なくとも1つのビード42が、モノポーラプレート20の作動面36の周縁部に沿って配置され、例えば、反応物通路24b、26bからモノポーラプレート20の外部への流体の漏れ(例えば、周囲又は燃料電池スタック10への漏れ)を防ぐ。さらなるビード42が各開口部44に近接して囲む様に配置される。各開口部44を囲むビード42は、その開口部44からモノポーラプレート20の流体通路24b、26b、28bへ流体が漏れることを防止する。例えば、冷媒が流通する開口部44を囲むビード42は、その冷媒がモノポーラプレート20の反応物通路24b、26b内に漏れて、流通する反応物と混合してしまうことを防止する。ビード42は、複数の開口部44を囲んでもよいことが諒解される。
選択的に、冷媒通路28bがモノポーラプレート20の背面38上に設けられてもよい。冷媒通路28bは、モノポーラプレート20の背面38にわたって冷媒を流通させ、化学反応の際に生じた熱を除去する。さらに、冷媒通路28bは、例えば、低温運転状況において、燃料電池30に熱を伝達し、化学反応を促進するために用いることが可能である。ビード42及び他の特徴は、モノポーラプレート20の背面38から延在してもよいことが諒解される。
図3は、モノポーラプレート20のビード42の、3−3線に沿った断面図である。ビード42は、略弧状である。ビード42は、作動面36上にシール面46を備える。シール面46は、モノポーラプレート20の作動面36に近接する構成部品に接触するように設けられる。シール面46は、ビード42上の全ての地点における接触圧がある閾値を超えた場合に、近接する構成部品に対し流体を密封するシール(流体シール)を形成する。
ビード42は、圧力が加えられた際に撓む(変形する、deflect)弾性構造を形成する。撓むことにより、近接する構成部品と接触するシール面46の部分が増加する。図示されたビード42は、断面略弧状であるが、他の形状も使用可能であることが諒解される。ある限定されない実施例において、ビード42の断面形状は、略長方形、略台形、略直線状の側壁とその間の弧状部、又はそれらの組み合わせ等となる。さらに、図示されたビード42は略対称であるが、非対称のビード42も使用可能であることが諒解される。
図4は、バイポーラプレート22の部分的断面を示す立体図である。バイポーラプレート22は、様々な方法で形成することが可能である。例えば、2つのモノポーラプレート20の背面38を合わせて配置して接合し、接合されたモノポーラプレート20でバイポーラプレート22を形成することが可能である。例えば、接合の方法は、溶接又は接着剤を用いてもよい。
バイポーラプレート22は、第1作動面36aと、第1作動面36aと反対側の第2作動面36bと、を含む。各作動面36は、反応物通路24b、26bを備える。例えば、第1作動面36aは、燃料通路24bを備え、第2作動面36bは、酸化剤通路26bを備える。2つのモノポーラプレート20の背面38を合わせて配置すると、図4に示される通り、冷媒通路28bが2つのモノポーラプレート20間の空間に設けられる。
バイポーラプレート22は、3Dプリンティングのような様々な方法でも形成されることが可能である。ある態様において、バイポーラプレート22は、その間に冷媒通路28bを設けずに、反応物通路24b、26bを単一のシートの両面に型押し加工することにより形成される。
燃料電池スタック10が組み立てられると、各プレート12のヘッダ部40の開口部44は、隣接するプレート12又は一体型電極構造体14の開口部44とそれぞれ実質的に一列に並び、複数の入口マニホールド(図示せず)と複数の出口マニホールド(図示せず)を形成する。各構成部品のビード42は、近接する構成部品のビード42に対して押圧され、複数の流体流路24、26、28を設けるための流体シールが形成される。燃料流路24は、燃料入口24a、燃料入口マニホールド(図示せず)、各プレート12の燃料通路24b、燃料出口マニホールド(図示せず)、及び燃料出口24cによって設けられる。同様に、酸化剤流路26は、酸化剤入口26a、酸化剤入口マニホールド(図示せず)、酸化剤通路26b、酸化剤出口マニホールド(図示せず)、及び酸化剤出口26cによって設けられる。冷媒流路28は、冷媒入口28a、冷媒入口マニホールド(図示せず)、冷媒通路28b、冷媒出口マニホールド(図示せず)、及び冷媒出口28cによって設けられる。
稼動時には、少なくとも2種類の流体が、別々の流体流路24、26、28中を流通して燃料電池スタック10を通過する。ある例示的な燃料電池スタック10において、流体は、流体入口24a、26a、28aに入り、燃料電池スタック10の周縁側に沿って各マニホールドを流通し、流体通路24b、26b、28bを介して横方向に構成部品を通過し、燃料電池スタック10の反対の周縁側に沿って各マニホールドを流通し、流体出口24c、26c、28cを介して燃料電池スタック10から出る。ある実施例において、少なくとも2種類の流体が対向流で流通する。
実質的に漏れのないシールが燃料電池スタック10の構成部品間に形成され、燃料電池スタック10を流通する流体の不要な混合を防ぐ。これら実質的に漏れのないシールがシール面46に接触圧を加えることにより形成される。ビード42のシール面46に沿った接触圧の違いが漏れにつながると考えられる。また、ビード42のシール面46に沿って接触圧を均等に分布させることが燃料電池スタック10の特性に有益な影響を与えると思われる。例えば、本発明によるシステム及び構成部品は、プレート12のヘッダ部40にわたる接触圧を均等に分布させることによりシール効果を増加することが可能である。さらに、本発明によるシステム及び構成部品は、スタック中に適切な接触圧を維持するために必要な圧縮力を低減することにより、製造部品のコスト削減が可能である。またさらに、本発明によるシステム及び構成部品は、構成部品に加えられる最大接触圧を低下させることにより、燃料電池スタックの寿命によい影響を与えることが可能である。
シール面46に加えられる接触圧は、燃料電池スタック10に加えられる圧縮力によるものであり、実質的に漏れのないシールを維持するための閾値レベルを超えるように維持されることが必要である。燃料電池スタック10が相当数の構成部品を含むことが可能なため、燃料電池スタック10の構成部品が組み立てられた際に、ビード42に沿った接触圧の分布における僅かなばらつきが大幅に増幅されることがある。
有益なこととして、開口部44を囲むビード42のシール面46に沿った接触圧の分布は、開口部44とビード42との間のフランジ50の周囲の縁部距離Dを変化させることにより、均等に分布させることが可能である。
図5A〜図5Dは、本発明に係る、ビード42に沿ってシール面46上に接触圧を均等に分布させるための例示的なヘッダ部40a〜40dの上面図を示す。図5Aは、ビード42に沿って接触圧を均等に分布させるための例示的なヘッダ部40aの上面図である。前記ヘッダ部40aは、プレート12の作動面36を備え、作動面36上にビード42が設けられる。フランジ102は、ビード42と開口部44との間に設けられ、開口部44を設けるフランジ縁104を備える。見て分かるように、ビード42は略六角形の第1多角形であり、開口部44は略円形である。
ビード42は、複数のビード辺部106と、近接する該ビード辺部106の交差部にビード角部108と、を含む。フランジ縁104は、ビード辺部106に近接する第1縁部110と、ビード角部108に近接する第2縁部112と、を含む。図で見て分かるように、フランジ縁104の各部位に対応するビード42の部位は、フランジ縁104に略垂直に延在する領域に配置される。
縁部距離Dは、ビード42とフランジ縁104との間の間隔によって規定される。第1縁部距離D1は、ビード辺部106と第1縁部110との間の間隔によって規定され、第2縁部距離D2は、ビード角部108と第2縁部112との間の間隔によって規定される。図5Aを見て分かる通り、第2縁部距離D2は、第1縁部距離D1よりも大きい。ある態様において、第2縁部距離D2は、第1縁部距離D1よりも30%大きい。ある態様において、第2縁部距離D2は、第1縁部距離D1よりも60%大きい。ある態様において、第2縁部距離D2は、第1縁部距離D1よりも100%大きい。
図5Bは、ビード42に沿って接触圧を均等に分布させるための例示的な別のヘッダ部40bの上面図である。図示例において、ビード42は略六角形の第1多角形であり、フランジ縁104も略六角形の第2多角形である。第1多角形は、第2多角形の各辺の中点略近傍に第1多角形の各角部が存在するように、第2多角形から約30°回転している。第1多角形が第2多角形から相対的に回転すると、第2縁部距離D2を第1縁部距離D1よりも大きくする。図示された多角形が略六角形であるのに対し、他の多角形形状を用いてもよいことが考えられる。さらに、図示された第1多角形は、第2多角形から約30°回転しているのに対し、第2縁部距離D2を第1縁部距離D1より大きくする結果となる他の回転を用いることが可能である。
図5Cは、ビード42に沿って接触圧を均等に分布させるための例示的なさらに別のヘッダ部40cの上面図である。ビード42は、略六角形の第1多角形であり、フランジ縁104は第1多角形より多くの角部を含む第2多角形である。例えば、図示された第2多角形は略十二角形である。第2多角形は、ビード角部108が該第2多角形の各辺の直近に配置されるように、第1多角形に対してある方向を向く、不規則(irregular)な多角形である。図5Cを見て分かるように、ビード42が略対称な形状を有していても、各ビード角部108の縁部距離Dは、異なる距離とすることが可能である。例えば、明らかに対称的な領域において異なっている縁部距離Dが、ビード42又は開口部44の明らかな対称性に関わらずシール面46に沿った接触圧の分布を改善するように、ビード42以外の構造が、プレート12の撓みに影響を与える可能性がある。
図5Dは、ビード42に沿って接触圧を均等に分布させるための例示的なまたさらに別のヘッダ部40dの上面図である。ビード42は、不規則な略六角形の第1多角形である。フランジ縁104は、不規則な略十二角形の第2多角形である。第2多角形は、ビード角部108が第2多角形の各辺の直近に配置されるように、第1多角形に対してある方向を向く。
図6は、ビード42に沿って接触圧を均等に分布させるための例示的なヘッダ部40eの上面図である。ヘッダ部40eは、複数のビード辺部106及びビード角部108を含む。
図6A及び図6Bによりよく示される通り、ビード辺部106は、略蛇行経路に沿って延在する補強構造114すなわち「波状部(wiggles)」を含む。これらの補強構造114は、燃料電池スタック10内でプレート12が圧縮された際、ビード42の過度の変形を防ぐことで、ビード42の直線部分に沿って強度の弱い箇所が生じることを防ぐようになっている。線120によって示される通り、補強構造114の蛇行経路に沿いつつ、ビード辺部106は、略直線状である。特に、蛇行経路に沿った「波状部」は、内側に半径を有する円弧状となる第1部分と、該第1部分間に介在し外側に半径を有する円弧状となる第2部分とで特定の半径を共有する。例えば、図6Aで蛇行する部位は、開口部44側に半径を有する円弧状となる中央部と、開口部44から離れる側に半径を有する円弧状となる外側部と、を含む。中央部の半径と、外側部の半径は、略同じである。
ビード角部108は、開口部44側に半径を有する略円弧状となっている。各ビード角部108は、そのビード角部108に沿って略同一の半径を有する。線122で図示される角張った角部は、図6A及び図6Bのビード42に沿って示されている。円弧状のビード角部108は、線122の角部と頂点を共有している。ビード角部108の半径は、蛇行部の半径より略大きい。ビード角部108は、一般的に、頂点に近づくにつれて接触圧が増加し、ビード辺部106に近づくにつれ低い接触圧を有する。
図6、図6A及び図6Bのビード42が図5A〜図5Dに示されるビード42の角張った特徴よりもずっと略湾曲している一方、当業者は、蛇行の特徴を有するビード辺部106と略連続する曲率半径を有するビード角部108との違いを直ぐに諒解するであろう。例えば、ビード角部108は、ビード42に沿って接触圧が増加する領域を判定することにより特定してもよい。この例において、ビード角部108は、頂点に近づくにつれ一般的に高い接触圧を有し、ビード辺部106に近づくにつれ一般的に低い接触圧を有するであろう。
図6A及び図6Bによりよく示される通り、フランジ縁104は、複数の特徴を備える。例えば、フランジ縁104は、ビード辺部106の近傍に配置される第1縁部116と、ビード角部108の近傍に配置される第2縁部118と、を含む。第2縁部118に沿った縁部距離は、第1縁部116に沿った縁部距離よりも一般的に大きい。
ある態様において、図6Aに示される通り、ビード辺部106は、略直線状となる一方、該ビード辺部106に直近の第1縁部116が略円弧状となる。ある態様において、ビード角部108は、第1半径を有する略円弧状となる一方、第2縁部118はより大きな半径を有する略円弧状となる。ある態様において、図6Aでさらに見て分かるように、ビード角部108は、略円弧状であり、第2縁部118は、略直線状である。
ある態様において、図6Bに示される通り、ビード辺部106及びビード辺部106直近の第1縁部116の両方は、ビード辺部106と第1縁部116との間の縁部距離Dが略一定であるような蛇行経路に沿う。
有益なことに、ビード辺部106に近い縁部距離Dよりもビード角部108に近い縁部距離Dが大きいフランジ50を形成することにより、ビード42に沿った接触圧を均等に分布させる。ある例において、開口部44付近の縁部距離Dは、ビード42に沿って約50%より低いばらつきを有する接触圧分布となるように設けられる。ある例において、開口部44付近の縁部距離Dは、ビード42に沿って約30%より低いばらつきを有する接触圧分布となるように設けられる。
特定の構成から生じる接触圧の判定が、測定又はモデル化されてもよい。例えば、プレート12、ヘッダ部40、又はフランジ50のモデルは、有限要素解析を行って、例示的な構造のビード42に沿った接触圧分布を推定することが可能である。
図7A及び図7Bは、有限要素解析を行って判定した、ビード42に沿った接触圧のヒートマップである。図7Aは、ビード42とフランジ縁104の各部分との間の距離が略一定であるヘッダを示す。視認可能なように、示されたビード角部108におけるシール面46に沿った接触圧は、該ビード角部108近傍のビード辺部106におけるシール面46に沿った接触圧よりも高い。特に、全てのビード角部108が、接触圧の大きく増加した領域を含むわけではない。例えば、図7Aの左上に示されるビード角部108は、図7Aの右下に示されるビード角部108よりも、著しく高い接触圧を有する。従って、あるビード角部108の縁部距離Dは、均等に分布した接触圧を得るために、増加させる必要がない。
図7Bは、本発明の態様に係る可変縁部距離Dを有するフランジ50の、ビード42に沿った接触圧のヒートマップである。特に、図7Bは、比較的高い接触圧を有するビード角部108(例えば、左上側のビード角部108)に対し縁部距離Dが略大きく、比較的低い接触圧を有するビード角部108(例えば、右下側のビード角部108)に対し縁部距離Dが略同等なことにより、図7Aと異なる。図7Bは、図7A右側及び図7B右側のビード辺部106に沿った縁部距離Dが、ビード42の蛇行部に沿って略一定であることによって、図7Aとさらに異なる。
図8は、本発明の態様に係るフランジ50を構成する方法800を示す図である。方法800は、初期構成を選択する選択ステップ802と、ビード42にわたる接触圧を測定する測定ステップ804と、接触圧分布を分析する分析ステップ806と、接触圧分布のばらつきを低減する低減ステップ808と、を備える。初期のフランジ構成は、少なくともその一部に、貫通する開口部44を有するプレート12と、その開口部44を囲むビード42と、を含む。ビード42にわたる接触圧を測定する測定ステップ804は、ビード42に沿った接触圧分布を生成する。接触圧を測定する測定ステップ804は、例えば、フランジ50の数学的モデル、フランジ50のプロトタイプの直接検査、現場測定(in-situ measurements)、それらの組み合わせ、等を利用して行うことが可能である。数学的モデルによる測定は、例えば、有限要素解析、他の計算手法、それらの組み合わせ、等を利用して行うことが可能である。接触圧分布を分析する分析ステップ806は、比較的接触圧が増加した領域と、比較的接触圧が減少した領域と、を特定することを含む。接触圧分布のばらつきを低減する低減ステップ808は、比較的接触圧が増加した単数又は複数の領域に近い端部距離を大きくすること、及び/又は比較的接触圧が減少した単数又は複数の領域に近い端部距離を小さくすること、を含む。
有益なことに、ビード42を含む近接する構成部品は、ビード42に沿って接触圧を均等に分布させるように、共働するよう構成可能である。例えば、第1プレート12のフランジ50は第1構成を含み、第2プレート12の対応するフランジ50は第2構成を含むようにしてもよい。第1プレート12のビード42に沿った比較的大きな接触圧を有する領域を、第2プレート12のビード42に沿った比較的小さな接触圧を有する領域に対応するようにして、シール面46に沿った接触圧が均一に分布するように、第1構成及び第2構成を共働させてもよい。
上記の接触圧が増加した領域はビード角部に関して説明されたが、接触圧が増加した領域近傍のプレートの材料を増加させ、及び/又は接触圧が低い領域近傍のプレートの材料を減少させることにより、応力が増加した如何なる領域も、均等に分布させることが可能である、ということが考えられる。
本発明の開示内容を実施するために最良の態様が詳細に説明されたが、本発明の当業者は、添付の請求項の範囲内において本発明を実施するための様々な代替的構成及び実施形態が存在することを理解するであろう。

Claims (19)

  1. ビード辺部及びビード角部を含むビードと、
    プレートを貫通する開口部を設けるフランジ縁と、
    を備えるプレートであって、
    前記フランジ縁は、前記ビード辺部に近接する第1縁部と、前記ビード角部に近接する第2縁部と、を含み、
    前記ビード辺部及び前記第1縁部は、その間に第1縁部距離を設け、
    前記ビード角部及び前記第2縁部は、その間に第2縁部距離を設け、前記第2縁部距離は、前記第1縁部距離よりも大きい、
    ことを特徴とするプレート。
  2. 請求項1記載のプレートにおいて、
    前記ビードは前記ビード上にシール面を備え、接触圧を受けた際に、前記シール面は撓むようになっている、
    ことを特徴とするプレート。
  3. 請求項1記載のプレートにおいて、
    第2ビード角部及び第3縁部はその間に第3縁部距離を規定し、前記第3縁部は前記第2ビード角部の近傍に位置し、
    前記ビード角部は第1半径を有し、前記第2ビード角部は第2半径を有し、前記第2半径は前記第1半径より大きく、
    前記第2縁部距離は、前記第3縁部距離よりも大きい、
    ことを特徴とするプレート。
  4. 請求項1記載のプレートにおいて、
    前記ビード辺部は、蛇行経路に沿い、
    前記第1縁部距離が前記蛇行経路に沿って略一定となるように、前記第1縁部は前記蛇行経路に沿う、
    ことを特徴とするプレート。
  5. 請求項1記載のプレートにおいて、
    前記第1縁部距離及び前記第2縁部距離は、前記ビードに沿って約50%より低いばらつきを有する接触圧となるように設けられる、
    ことを特徴とするプレート。
  6. 請求項1記載のプレートにおいて、
    前記第1縁部距離及び前記第2縁部距離は、前記ビードに沿って約30%より低いばらつきを有する接触圧となるように設けられる、
    ことを特徴とするプレート。
  7. 請求項1記載のプレートにおいて、
    前記ビードは一般的に第1多角形を設け、前記フランジ縁は一般的に第2多角形を設け、
    前記第2多角形は、前記第1多角形より多くの角部を含む、
    ことを特徴とするプレート。
  8. 請求項1記載のプレートにおいて、
    前記ビード辺部は略直線状であり、前記ビード角部は略円弧状である、
    ことを特徴とするプレート。
  9. 請求項1記載のプレートにおいて、
    前記第1縁部は略円弧状であり、前記第2縁部は略直線状である、
    ことを特徴とするプレート。
  10. 第1プレートと、
    前記第1プレートに当接する第2プレートと、
    前記第1プレートと前記第2プレートとに圧縮力を加える圧縮部材と、
    を備えるシステムであって、
    前記第1プレートは、
    ビード辺部及びビード角部を有するビードと、
    前記第1プレートを貫通する第1開口部を設けるフランジ縁と、
    を備え、
    前記フランジ縁は、前記ビード辺部に近接する第1縁部と、前記ビード角部に近接する第2縁部と、を含み、
    前記ビード辺部及び前記第1縁部は、その間に第1縁部距離を規定し、
    前記ビード角部及び前記第2縁部は、その間に第2縁部距離を規定し、前記第2縁部距離は、前記第1縁部距離よりも大きく、
    前記第2プレートは、前記第2プレートを貫通する第2開口部を含み、前記第2開口部は、前記第1開口部と一列に並び、
    前記圧縮力は、前記ビードに沿って前記第1プレート及び前記第2プレートをシールするようになっている、
    ことを特徴とするシステム。
  11. 請求項10記載のシステムにおいて、
    前記第2プレートは、さらに、
    第2ビード辺部及び第2ビード角部を有する第2ビードと、
    前記第2開口部を設ける第2フランジ縁と、
    を備え、
    前記第2フランジ縁は、前記第2ビード辺部に近接する第3縁部と、前記第2ビード角部に近接する第4縁部と、
    を含み、
    前記第2ビード辺部及び前記第3縁部は、その間に第3縁部距離を有し、
    前記第2ビード角部及び前記第4縁部は、その間に第4縁部距離を有し、
    前記第4縁部距離は、前記第3縁部距離よりも大きい、
    ことを特徴とするシステム。
  12. 請求項11記載のシステムにおいて、
    前記第1プレートは、さらに、前記ビードが配置される第1作動面と、前記第1作動面の反対側の第1背面と、を有し、
    前記第2プレートは、さらに、前記第2ビードが配置される第2作動面と、前記第2作動面の反対側の第2背面と、を有し、
    前記第1背面は、前記第2背面近傍に配置され、
    前記第1プレートは、前記第2プレートに取り付けられ、
    前記ビードは、比較的高い接触圧を有する部分を備える第1接触圧分布を生成し、
    前記第2ビードは、比較的低い接触圧を有する部分を備える第2接触圧分布を生成し、
    前記比較的高い接触圧を有する前記部分が前記比較的低い接触圧を有する前記部分の比較的近傍に配置されるように、前記ビード及び前記第2ビードが共働するよう構成される、
    ことを特徴とするシステム。
  13. 請求項11記載のシステムにおいて、
    前記ビードは、比較的高い接触圧を有する部分を備える第1接触圧分布を生成し、
    前記第2ビードは、比較的低い接触圧を有する部分を備える第2接触圧分布を生成し、
    前記比較的高い接触圧を有する前記部分が前記比較的低い接触圧を有する前記部分に当接するように、前記ビードの第1シール面が前記第2ビードの第2シール面に当接する、
    ことを特徴とするシステム。
  14. 請求項10記載のシステムにおいて、
    前記第1縁部は略円弧状であり、前記第2縁部は略直線状である、
    ことを特徴とするシステム。
  15. 請求項10記載のシステムにおいて、
    前記ビード辺部は、蛇行経路に沿い、
    前記第1縁部距離が前記蛇行経路に沿って略一定となるように、前記第1縁部は前記蛇行経路に沿う、
    ことを特徴とするシステム。
  16. 第1プレートと、
    第2プレートと、
    前記第1プレートと前記第2プレートとの間に配置される一体型電極構造体と、
    前記第1プレートと前記第2プレートと前記一体型電極構造体とに圧縮力を加える圧縮部材と、
    を備える燃料電池スタックであって、
    前記第1プレートは、
    複数の第1反応物通路が設けられる第1作動面と、
    前記第1作動面上に配置され、ビード辺部及びビード角部を有するビードと、
    前記第1プレートを貫通する第1開口部を設ける第1フランジ縁と、
    を備え、
    前記第1フランジ縁は、前記ビード辺部に近接する第1縁部と、前記ビード角部に近接する第2縁部と、を含み、
    前記第1縁部及び前記ビード辺部は、その間に第1縁部距離を規定し、
    前記第2縁部及び前記ビード角部は、その間に第2縁部距離を規定し、前記第2縁部距離は、前記第1縁部距離よりも大きく、
    前記第2プレートは、
    複数の第2反応物通路が設けられる第2作動面と、
    前記第2プレートを貫通する第2開口部を設ける第2フランジ縁と、
    を備え、
    前記第2開口部は、前記第1開口部と一列に並び、
    前記一体型電極構造体は、前記複数の第1反応物通路と接触する第1側面と、前記複数の第2反応物通路と接触する第2側面と、を含み、
    前記圧縮力は、前記ビードに接触圧を付与し、前記ビードと前記第2プレート又は前記一体型電極構造体との間に実質的に漏れのないシールを設ける、
    ことを特徴とする燃料電池スタック。
  17. 請求項16記載の燃料電池スタックにおいて、
    前記ビードと前記第2プレートとの間に実質的に漏れのないシールを設ける、
    ことを特徴とする燃料電池スタック。
  18. 請求項16記載の燃料電池スタックにおいて、
    前記ビード辺部は略直線状であり、前記ビード角部は略円弧状である、
    ことを特徴とする燃料電池スタック。
  19. 請求項16記載の燃料電池スタックにおいて、
    前記第1縁部距離及び前記第2縁部距離は、前記ビードに沿って約50%より低いばらつきを有する接触圧となるように設けられる、
    ことを特徴とする燃料電池スタック。
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