JP2018135773A - refrigerator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、圧縮機が弾性部材を介して支持される冷蔵庫に関する。 The present invention relates to a refrigerator in which a compressor is supported via an elastic member.
冷蔵庫に設けられる圧縮機は、運転中の冷蔵庫本体への振動伝播を抑制するためにゴム等の弾性部材を介して支持されている(特許文献1参照)。特許文献1の弾性部材は、下部を蛇腹状に形成するとともに、その外周の上下間に複数のリブを放射状に設けることで振動吸収を図っている。
The compressor provided in the refrigerator is supported via an elastic member such as rubber in order to suppress vibration propagation to the refrigerator main body during operation (see Patent Document 1). The elastic member of
しかし、昨今の断熱性や省エネ技術の向上により、圧縮機の低能力運転が求められており、より幅広い回転域での振動抑制対策が必要となっている。 However, due to recent improvements in heat insulation and energy-saving technology, low-capacity operation of compressors is required, and vibration suppression measures in a wider rotation range are required.
そこで本発明は、圧縮機の運転中に発生する振動をより一層抑制することを目的としている。 Therefore, an object of the present invention is to further suppress vibrations generated during operation of the compressor.
本発明の実施の形態の冷蔵庫は、冷蔵庫本体に設けられ、圧縮機を支持する支持ベースと、前記圧縮機と前記支持ベースとの間に設けられ、筒部を備える弾性部材と、前記支持ベースに基部が取り付けられ、前記弾性部材の筒部内に軸部が挿入される軸部材と、を有する。前記弾性部材は、前記圧縮機の運転中に発生する振動を前記筒部よりも吸収しやすい振動吸収部が、前記軸部材の外面に接触するようにして前記筒部の内面に設けられている。 A refrigerator according to an embodiment of the present invention is provided in a refrigerator main body, and a support base that supports a compressor, an elastic member that is provided between the compressor and the support base, and includes a cylindrical portion, and the support base And a shaft member into which the shaft portion is inserted into the cylindrical portion of the elastic member. The elastic member is provided on the inner surface of the cylindrical portion such that a vibration absorbing portion that absorbs vibration generated during operation of the compressor more easily than the cylindrical portion is in contact with the outer surface of the shaft member. .
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本発明の第1の実施形態に係る冷蔵庫1を背面側から見たもので、冷蔵庫本体3の背面側の下部には機械室5を形成してあり、機械室5に圧縮機7を設置している。圧縮機7は、機械室5の底部に位置する支持ベース9上に取り付けてある。支持ベース9は、冷蔵庫本体3の側板等の下部にボルト等を用いて取り付けてある。圧縮機7は、下部に水平方向に突出する板状の支持脚11を備え、支持脚11を弾性部材としてのクッションゴム13に取り付けた状態で、支持ベース9に取り付ける。支持脚11は、圧縮機7の周囲に複数設けてある。
FIG. 1 shows the
図2に示すように、支持ベース9は、底壁9aと下部側壁9bと上部側壁9cとを有し、下部側壁9bと上部側壁9cとの間には、下部側壁9bの上部から外側に向けて水平方向に屈曲して上部側壁9cにつながる段部9dを備えている。底壁9aの下部側壁9b近傍に凹部9eを形成し、凹部9eにクッションゴム13を配置する。
As shown in FIG. 2, the support base 9 has a
底壁9aの凹部9eの中心には貫通孔9ehを形成し、貫通孔9ehに底壁9aの下方から軸部材としての支持ピン15を挿入している。支持ピン15は、基部としての偏平の頭部15aと、頭部15aよりも小径の軸部15bとを備えている。頭部15aは、軸部15bを貫通孔9ehに挿入した状態で溶接によって凹部9eに固定する。
A through hole 9eh is formed in the center of the
軸部15bは、頭部15a側の大径部15b1と、大径部15b1よりも軸方向の長さが長い先端側の小径部15b2とを備えている。大径部15b1と小径部15b2とは傾斜部15b3でつながっている。軸部15bの先端(上端)は、支持ベース9の上部側壁9cの上端よりも下方に位置している。
The
小径部15b2の先端付近には環状の溝15b4を形成してある。溝15b4には、例えばE形止め輪のようなスナップリング等からなるストッパ部材17を嵌め込んである。ストッパ部材17は、圧縮機7の支持脚11が支持ピン15から抜けるのを抑える役目を備えている。
An annular groove 15b4 is formed in the vicinity of the tip of the small diameter portion 15b2. A
次に、クッションゴム13について詳細に説明する。
Next, the
クッションゴム13は、全体として略円筒形状のEPDM(エチレン-プロピレンゴム)で構成しており、中心部に支持ピン15が挿入される貫通孔13aを備えている。貫通孔13aに挿入した支持ピン15は、溝15b4が、クッションゴム13の上端面13bよりも上方であって貫通孔13aの外部に位置している。このとき、クッションゴム13の上端面13bとストッパ部材17とは離間している。
The
クッションゴム13の上端面13bよりやや下方近傍には、圧縮機7の支持脚11が嵌め込まれる環状の支持脚嵌入溝13cを形成している。支持脚嵌入溝13cは、上端面13b側の鍔部13dと、鍔部13dの下方に形成してあるフランジ部13eとの間に形成される。鍔部13d及びフランジ部13eは、図3、図4に示すように、いずれも支持ピン15の軸方向から見て円形であり、鍔部13dの外径はフランジ部13eの外径より小さい。
An annular support
貫通孔13aの内面は、支持ピン15の軸方向に沿って形状が変化している。支持脚嵌入溝13cに対応する位置付近から上端面13bまでの間の貫通孔13aの内面は、振動吸収部としての凸部13fを備えている。凸部13fは、支持ピン15の周方向に沿って等間隔に4個設けてある。凸部13fは、図4に示すように平面視で略矩形状であり、先端面が、凹状の円弧形状となっていて支持ピン15の外周面に密接する。
The shape of the inner surface of the
図4に示すように、4個の凸部13f相互間は、平面視で略三角形状の凹部13gとなっている。平面視で略四角形状の凸部13fを除く部分のクッションゴム13は、筒部13pとなっている。すなわち、クッションゴム13は、外側の筒部13pと、筒部13pの上端面13b側の内面に形成される凸部13fとからなる。
As shown in FIG. 4, between the four
凸部13fは、弾性変形する前の図3、図4に示す自然状態では、4つの先端面(円弧面)を結んで形成される円の内径が、支持ピン15の小径部15b2の外径よりも、0.5mm程度小さい。このため、凸部13fは、弾性変形した状態で、先端面が支持ピン15の小径部15b2の外面に押し付けられて面接触する。
In the natural state shown in FIG. 3 and FIG. 4 before elastic deformation, the
クッションゴム13の下端部は、支持ピン15の軸方向から見て円形の基板部13hを備えている。基板部13hは、支持ベース9の底壁9aの凹部9eに載置される。基板部13hの外径はフランジ部13eの外径と略同等である。したがって、図4では基板部13hは見えていない。基板部13hの厚さはフランジ部13eの厚さの2倍程度である。
The lower end portion of the
基板部13hに対応する位置の貫通孔13aの内面は、下方接触部としての突起13iを備えている。突起13iは、円周方向に沿って略等間隔に4個設けてあり、図2、図4に示すように、先細の山形状である。図4に突起13iを破線で示すように、4個の突起13iの円周方向位置は、4個の凸部13fの円周方向位置と同じである。すなわち、凸部13fと突起13iとは、支持ピン15の軸方向から見て重なる位置にある。
The inner surface of the
突起13iは、弾性変形する前の図4に示す自然状態では、4つの先端を結んで形成される円の内径が、支持ピン15の大径部15b1の外径よりも、0.5mm程度小さい。このため、突起13iは、弾性変形した状態で、先端が支持ピン15の大径部15b1に押し付けられるようにして接触する。このとき、4個の凸部13fの小径部15b2に対する接触面積の合計は、4個の突起13iの大径部15b1に対する接触面積の合計よりも大きい。すなわち、突起13iは、凸部13fよりも、より点接触に近い状態で、支持ピン15の軸部15bに押し付けられて接触する。
In the natural state shown in FIG. 4 before the elastic deformation, the
図2に示すように、クッションゴム13は、フランジ部13eと基板部13hとの間に、軸方向に沿って波形状となる蛇腹部13jを備えている。蛇腹部13jは、支持ピン15と反対の径方向外側に向けて突出するようにして湾曲形成される湾曲部13j1を軸方向に沿って2個設けてある。
As shown in FIG. 2, the
蛇腹部13jに対応する位置の貫通孔13aの内面は、支持ピン15の軸部15bに対して離間している。フランジ部13eに対応する位置の貫通孔13aの内面は、支持ピン15の軸部15bに対して離間していて、上方から下方に向けて外側に拡がるような傾斜面13kとなっている。傾斜面13kの下部近傍は、傾斜面13kから下方に向けて内径が一定の円筒面13mとなる。
The inner surface of the through
次に、作用効果を説明する。 Next, the function and effect will be described.
圧縮機7の運転中に発生する振動は、クッションゴム13によって吸収し、例えば図1に示す吐出配管19や吸入配管21を経由して冷蔵庫本体3の筐体へ伝播するのを抑制する。ここでの圧縮機7は、例えばインバータ制御されるものであるすると、幅広い回転域での運転がなされる。圧縮機7の高回転時には大きな振動が発生し、低回転時には小さな振動が発生する。
Vibration generated during the operation of the
大きな振動は、主として、上下、左右に弾性変形する蛇腹部13jを含む筒部13pによって効率よく吸収する。小さな振動は、主として、軸部15bに接触した状態の凸部13fが、軸部15bに対して径方向に押し付けられて弾性変形することによって効率よく吸収する。大きな振動が、一部吸収しきれなかったとしても、吸収しきれなかった一部の振動は、底壁9aから冷蔵庫1を設置している設置面(床)に伝わり、冷蔵庫本体3の筐体への伝播は抑制できる。
Large vibrations are efficiently absorbed mainly by the
本実施形態は、冷蔵庫本体3に設けられ、圧縮機7を支持する支持ベース9と、圧縮機7と支持ベース9との間に設けられ、筒部13pを備えるクッションゴム13と、支持ベース9に頭部15aが取り付けられ、筒部13p内に軸部15bが挿入される支持ピン15と、を有する。クッションゴム13は、圧縮機7の運転中に発生する振動を筒部13pよりも吸収しやすい凸部13fが、支持ピン15の外面に接触するようにして筒部13pの内面に設けられている。
The present embodiment is provided in the refrigerator main body 3 and supports the
このため、圧縮機7のより低回転域での運転中の微振動等の小さな振動は、凸部13fが軸部15bに対して径方向へ押し付けられ弾性変形することによって、効率よく吸収できる。特に、昨今の断熱性や省エネ技術の向上により、圧縮機の低能力運転が求められており、この要求に本実施形態の冷蔵庫1は充分対応できる。また、クッションゴムとして弾性係数がより小さい(弾性変形しやすい)高価な材料を使用する必要もなくなり、コスト低減効果も期待できる。なお、クッションゴム13として使用するEPDMの弾性係数は、一例として反発弾性が50〜80%のものでよい。
For this reason, small vibrations such as micro vibrations during operation in the lower rotation range of the
本実施形態のクッションゴム13の凸部13fは、筒部13pにおける周方向に沿って複数設けられている。このため、圧縮機7のより低回転域での運転中の微振動等の小さな振動は、複数の凸部13fの軸部15bに対する径方向への弾性変形移動によって、より効率よく吸収することができる。
The
本実施形態の複数の凸部13fは、支持ピン15の軸心に対して点対称の位置にある。このため、圧縮機7による振動方向が、支持ピン15の径方向に関して多方向であっても効率よく対応できる。
The plurality of
本実施形態の凸部13fは、クッションゴム13の上部に位置している。クッションゴム13は、上部に位置する凸部13fによって、凸部13f近傍に取り付けてある圧縮機7の小さな振動をより効率よく吸収することができる。
The
本実施形態のクッションゴム13は、凸部13fよりも下方に支持ピン15の軸部15bに接触する突起13iを備え、凸部13fの軸部15bに対する接触面積は、突起13iの軸部15bに対する接触面積よりも大きい。このため、凸部13fでより効率よく振動を吸収し、下部の突起13iによる必要以上の支持ピン15に対する接触を回避して、特に大きな振動時におけるクッションゴム13の弾性変形を容易にして振動吸収しやすくなる。突起13iは、主としてクッションゴム13の支持ピン15に対する位置決めのために設けてある。
The
本実施形態の凸部13fは、支持ピン15の軸部15bに対し押し付けられた状態で接触している。このため、凸部13fは、支持ピン15の軸部15bにより確実に接触することになり、弾性変形移動によって振動吸収効果がより高まる。
The
次に、クッションゴムの第2の実施形態について説明する。 Next, a second embodiment of the cushion rubber will be described.
図5、図6に示すように、第2の実施形態のクッションゴム13Aは、第1の実施形態のクッションゴム13の凸部13fに代えて、筒部13Apとは別部材となる緩衝部材13Afを振動吸収部として設けている。第2の実施形態は、緩衝部材13Afを筒部13Apと別部材とした点以外は、第1の実施形態と略同様であり、同様の構成要素には同一符号を付してある。なお、クッションゴム13Aの各部の符号については、第1の実施形態のクッションゴム13の符号にアルファベットの大文字「A」を付加している。
As shown in FIGS. 5 and 6, the
緩衝部材13Afは、IIR(ブチルゴム)で構成している。クッションゴム13Aの筒部13Apは、第1の実施形態のクッションゴム13と同様に、EPDM(エチレン-プロピレンゴム)で構成している。IIRからなる緩衝部材13Afは、EPDMからなる筒部13Apよりも弾性係数が小さく、弾性変形しやすいので、より小さな振動を吸収することができる。IIRの弾性係数E1は、一例として反発弾性が20〜50%のものでよい。クッションゴム13として使用するEPDMの弾性係数E2は、第1の実施形態と同様に反発弾性が50〜80%のものでよい。ただし、E1<E2である。
The buffer member 13Af is made of IIR (butyl rubber). The cylinder portion 13Ap of the
緩衝部材13Afは、クッションゴム13A(筒部13Ap)の上端面13Abからフランジ部13Aeに略対応する位置まで設けてあり、図6に示すように、第1の実施形態のクッションゴム13の凸部13fと同様に、周方向等間隔に4個設けている。緩衝部材13Afと筒部13Apとは、例えば接着剤で気密に密着させた状態で固定する。あるいは、緩衝部材13Afと筒部13Apとのいずれか一方を成形した後に、他方を一方に対して一体成形してもよい。
The buffer member 13Af is provided from the upper end surface 13Ab of the
緩衝部材13Afの先端面は、凸部13fと同様に、凹状の円弧形状となっていて支持ピン15の外周面に密接する。また、緩衝部材13Afは、弾性変形する前の自然状態では、4つの先端面を結んで形成される円の内径が、支持ピン15の小径部15b2の外径よりも、0.5mm程度小さい。このため、緩衝部材13Afは、弾性変形した状態で、先端面が支持ピン15の小径部15b2の外面に押し付けられて面接触する。
The front end surface of the buffer member 13Af has a concave arc shape like the
第2の実施形態においても、圧縮機7のより低回転域での運転中の微振動等の小さな振動は、緩衝部材13Afの軸部15bに対する径方向への弾性変形移動によって、効率よく吸収できる。特に、昨今の断熱性や省エネ技術の向上により、圧縮機の低能力運転が求められており、この要求に第2の実施形態の冷蔵庫は充分対応できる等、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
Also in the second embodiment, small vibrations such as fine vibration during operation of the
第2の実施形態のクッションゴム13Aは、緩衝部材13Afが筒部13Apに対して別部材である。このため、クッションゴム13Aは、その大部分を占める筒部13Apについては弾性係数がより小さい(弾性変形しやすい)より高価な材料(IIR)を使用する必要がない。EPDMより高価なIIRは、筒部13Apには使用せず、緩衝部材13Afのみに使用することで、振動吸収効果を高めつつコスト低減効果が期待できる。
In the
次に、クッションゴムの第3の実施形態について説明する。 Next, a third embodiment of the cushion rubber will be described.
図7に示すように、第3の実施形態のクッションゴム13Bは、第2の実施形態のクッションゴム13Aと同様に、筒部13Bpとは別部材となる緩衝部材13Bfを振動吸収部として設けている。図8に示すように、緩衝部材13Bfを環状に形成した点が第2の実施形態と異なる。その他の構成は、第2の実施形態と略同様であり、同様の構成要素には同一符号を付してある。なお、クッションゴム13Bの各部の符号については、第2の実施形態のクッションゴム13Aの符号「A」に代えてアルファベットの大文字「B」を使用している。
As shown in FIG. 7, the
環状の緩衝部材13Bfは、緩衝部材13Afと同様に、IIR(ブチルゴム)で構成する。クッションゴム13Bの筒部13Bpは、第1の実施形態のクッションゴム13と同様に、EPDM(エチレン-プロピレンゴム)で構成する。IIRからなる緩衝部材13Bfは、EPDMからなる筒部13Bpよりも弾性係数が小さく、弾性変形しやすいので、より小さな振動を吸収することができる。
Similar to the buffer member 13Af, the annular buffer member 13Bf is made of IIR (butyl rubber). The cylinder portion 13Bp of the
緩衝部材13Bfは、クッションゴム13B(筒部13Bp)の上端面13Bbからフランジ部13Beに略対応する位置まで設けてある。緩衝部材13Bfと筒部13Bpとは、例えば接着剤で気密に密着させた状態で固定する。あるいは、緩衝部材13Bfと筒部13Bpとのいずれか一方を成形した後に、他方を一方に対して一体成形してもよい。
The buffer member 13Bf is provided from the upper end surface 13Bb of the
緩衝部材13Bfの先端面は、凸部13fと同様に、凹状の円弧形状となっていて支持ピン15の外周面に密接する。また、緩衝部材13Bfは、弾性変形する前の自然状態での内径が、支持ピン15の小径部15b2の外径よりも、0.5mm程度小さい。このため、緩衝部材13Afは、弾性変形した状態で、内周面が支持ピン15の小径部15b2の外面に押し付けられて面接触する。
The front end surface of the buffer member 13Bf has a concave arc shape like the
第3の実施形態においても、圧縮機7のより低回転域での運転中の微振動等の小さな振動は、緩衝部材13Bfの軸部15bに対する径方向への弾性変形移動によって、効率よく吸収できる。特に、昨今の断熱性や省エネ技術の向上により、圧縮機の低能力運転が求められており、この要求に第3の実施形態の冷蔵庫は充分対応できる等、第2の実施形態と同様の効果が得られる。
Also in the third embodiment, small vibrations such as fine vibrations during operation of the
第3の実施形態の緩衝部材13Bfは、環状に形成している。このため、緩衝部材13Bfの支持ピン15に対する接触面積が、軸方向長さを同等として第1、第2の実施形態に比較して大きくなり、小さな振動に対する減衰効果が高くなる。その他、第1、第2の実施形態と同様の効果が得られる。
The buffer member 13Bf of the third embodiment is formed in an annular shape. For this reason, the contact area of the buffer member 13Bf with respect to the
図9は、第4の実施形態のクッションゴム13Cを示す。クッションゴム13Cは、第2、第3の実施形態と同様に、IIRからなる緩衝部材13CfがEPDMからなる筒部13Cpとは別部材である。緩衝部材13Cfは、第2の実施形態の緩衝部材13Afまたは第3の実施形態の緩衝部材13Bfに対し、軸方向長さを長くしている。すなわち、緩衝部材13Cfは、クッションゴム13C(筒部13Cp)の上端面13Cbからフランジ部13Ceに対応する位置よりも下方まで設けてある。なお、緩衝部材13Cfは、図6のように円周方向に沿って複数備えていてもよく、図8のように環状であってもよい。
FIG. 9 shows a
第4の実施形態のその他の構成は、第2、第3の実施形態と略同様であり、同様の構成要素には同一符号を付してある。なお、クッションゴム13Cの各部の符号については、第2、第3の実施形態のクッションゴム13A,13Bの符号「A」,「B」に代えてアルファベットの大文字「C」を使用している。
Other configurations of the fourth embodiment are substantially the same as those of the second and third embodiments, and the same components are denoted by the same reference numerals. In addition, about the code | symbol of each part of cushion rubber |
第4の実施形態のクッションゴム13Cは、緩衝部材13Cfの軸方向長さをより長くすることによって、緩衝部材13Cfと支持ピン15との接触面積が、第2の実施形態または第3の実施形態に比較して大きくなる。このため、振動減衰効果がより高くなる。その他、第2、第3の実施形態と同様の効果が得られる。
In the
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらの実施形態は本発明の理解を容易にするために記載された単なる例示に過ぎず、本発明は当該実施形態に限定されるものではない。本発明の技術的範囲は、上記実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、そこから容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含む。 As mentioned above, although embodiment of this invention was described, these embodiment is only the illustration described in order to make an understanding of this invention easy, and this invention is not limited to the said embodiment. The technical scope of the present invention is not limited to the specific technical matters disclosed in the above embodiment, but includes various modifications, changes, alternative techniques, and the like that can be easily derived therefrom.
例えば、第1の実施形態では、クッションゴム13をEPDMで構成しているが、EPDM以外の合成ゴムを使用してもよい。第2〜第4の実施形態のクッションゴム13A,13B,13Cは、筒部13Ap,13Bp,13CpをEPDMで構成しているが、EPDM以外の合成ゴムを使用してもよく、緩衝部材13Af,13Bf,13CfをIIRで構成しているが、IIR以外の合成ゴムを使用してもよい。ただし、緩衝部材13Af,13Bf,13Cfは、筒部13Ap,13Bp,13Cpよりも弾性係数が小さいものとする。
For example, in the first embodiment, the
第1の実施形態の凸部13f及び、第2〜4の実施形態の緩衝部材13Af,13Bf,13Cfは、周方向に4箇所設けているが、4箇所に限ることはない。
The
第1の実施形態の凸部13fは、第4の実施形態の緩衝部材13Cfと同様に、軸方向長さを長くしてもよい。すなわち、凸部13fは図2の傾斜面13k及び円筒面13mに対応する位置まで設けてもよい。
Similarly to the buffer member 13Cf of the fourth embodiment, the
1 冷蔵庫
3 冷蔵庫本体
7 圧縮機
9 冷蔵庫本体の支持ベース
13,13A,13B,13C クッションゴム(弾性部材)
13p,13Ap,13Bp,13Cp クッションゴムの筒部
13f クッションゴムの凸部(振動吸収部)
13Af,13Bf,13Cf クッションゴムの緩衝部材(振動吸収部)
13i クッションゴムの突起(下方接触部)
15 支持ピン(軸部材)
15a 支持ピンの頭部(基部)
15b 支持ピンの軸部
DESCRIPTION OF
13p, 13Ap, 13Bp, 13Cp Cushion
13Af, 13Bf, 13Cf Cushion rubber cushioning member (vibration absorbing part)
13i Cushion rubber protrusion (downward contact)
15 Support pin (shaft member)
15a Support pin head (base)
15b Shaft part of support pin
Claims (8)
前記圧縮機と前記支持ベースとの間に設けられ、筒部を備える弾性部材と、
前記支持ベースに基部が取り付けられ、前記弾性部材の筒部内に軸部が挿入される軸部材と、を有し、
前記弾性部材は、前記圧縮機の運転中に発生する振動を前記筒部よりも吸収しやすい振動吸収部が、前記軸部材の外面に接触するようにして前記筒部の内面に設けられていることを特徴とする冷蔵庫。 A support base provided in the refrigerator body and supporting the compressor;
An elastic member provided between the compressor and the support base and provided with a cylindrical portion;
A base member attached to the support base, and a shaft member into which a shaft portion is inserted into the cylindrical portion of the elastic member;
The elastic member is provided on the inner surface of the cylindrical portion such that a vibration absorbing portion that absorbs vibration generated during operation of the compressor more easily than the cylindrical portion is in contact with the outer surface of the shaft member. A refrigerator characterized by that.
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