JP2018134894A - Wiper device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、第1ピボット軸を中心として作動する第1ワイパアームと、第2ピボット軸を中心として作動する第2ワイパアームと、を有するワイパ装置に関する。 The present invention relates to a wiper device having a first wiper arm that operates about a first pivot axis and a second wiper arm that operates about a second pivot axis.
従来、第1ピボット軸を中心として作動する第1ワイパアームと、第2ピボット軸を中心として作動する第2ワイパアームと、を有するワイパ装置の例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されたワイパ装置は、駆動モータと、駆動モータのトルクが伝達されるギヤ部と、ギヤ部のトルクで回転する第1ピボット軸としての第1ドライブシャフトと、第1ドライブシャフトを支持する第1ベアリングと、を有する。 Conventionally, an example of a wiper device having a first wiper arm that operates around a first pivot axis and a second wiper arm that operates around a second pivot axis is described in Patent Document 1. A wiper device described in Patent Document 1 includes a drive motor, a gear portion to which torque of the drive motor is transmitted, a first drive shaft as a first pivot shaft that rotates by the torque of the gear portion, and a first drive shaft. And a first bearing that supports the first bearing.
また、ワイパ装置は、第1ドライブシャフトに取り付けられた第1ワイパアームと、第1ドライブシャフトに連結されたクランクと、クランクに第1ジョイントを介して回動可能に接続された連結棒と、連結棒に第2ジョイントを介して回動可能に連結されたレバーと、を有する。さらに、ワイパ装置は、レバーに連結された第2ピボット軸としての第2ドライブシャフトと、第2ドライブシャフトを回動可能に支持する第2軸受と、第2ドライブシャフトに取り付けられた第2ワイパアームと、を有する。 In addition, the wiper device includes a first wiper arm attached to the first drive shaft, a crank connected to the first drive shaft, a connecting rod rotatably connected to the crank via the first joint, And a lever rotatably connected to the rod via a second joint. Further, the wiper device includes a second drive shaft as a second pivot shaft coupled to the lever, a second bearing that rotatably supports the second drive shaft, and a second wiper arm attached to the second drive shaft. And having.
しかし、特許文献1に記載されているワイパ装置は、第1ワイパアーム及び第2ワイパアームを動作させるトルクの反力に対応する荷重が、ギヤ部と駆動モータとの連結部分に径方向に加わる問題があった。 However, the wiper device described in Patent Document 1 has a problem that a load corresponding to the reaction force of the torque that operates the first wiper arm and the second wiper arm is applied in the radial direction to the connecting portion between the gear portion and the drive motor. there were.
本発明の目的は、モータが受ける径方向の荷重を低減することの可能な、ワイパ装置を提供することにある。 The objective of this invention is providing the wiper apparatus which can reduce the radial load which a motor receives.
本発明のワイパ装置は、第1ピボット軸を中心として作動する第1ワイパアームと、第2ピボット軸を中心として作動する第2ワイパアームと、を有するワイパ装置であって、前記第1ピボット軸と共に一体回転する第1ウォームホイールと、前記第2ピボット軸と共に一体回転する第2ウォームホイールと、前記第1ウォームホイールに噛み合う第1ウォームを有する第1ウォームシャフトと、前記第2ウォームホイールに噛み合う第2ウォームを有する第2ウォームシャフトと、前記第1ウォームシャフトを回転させるモータと、前記第1ウォームシャフトと前記第2ウォームシャフトとを接続するトルク伝達機構と、を有し、前記トルク伝達機構は、等速ジョイントを備えている。 The wiper device of the present invention is a wiper device having a first wiper arm that operates about a first pivot shaft and a second wiper arm that operates about a second pivot shaft, and is integrated with the first pivot shaft. A rotating first worm wheel, a second worm wheel rotating integrally with the second pivot shaft, a first worm shaft having a first worm meshing with the first worm wheel, and a second meshing with the second worm wheel A second worm shaft having a worm, a motor for rotating the first worm shaft, and a torque transmission mechanism for connecting the first worm shaft and the second worm shaft, the torque transmission mechanism comprising: It has a constant velocity joint.
本発明のワイパ装置は、第1ウォームシャフトが、第1ウォームホイールから径方向の荷重を受け、第2ウォームホイールから径方向の荷重を受けない。したがって、モータが受ける径方向の荷重を低減することができる。 In the wiper device of the present invention, the first worm shaft receives a radial load from the first worm wheel and does not receive a radial load from the second worm wheel. Therefore, the radial load received by the motor can be reduced.
以下、本発明の一実施形態のワイパ装置を車両に設けた例を、図面を用いて詳細に説明する。 Hereinafter, an example in which a wiper device according to an embodiment of the present invention is provided in a vehicle will be described in detail with reference to the drawings.
図1に示す車両10は、前方から見て中央よりも左側が運転席であり、中央よりも右側が助手席であるものとする。車両10は、第1フロントピラー11及び第2フロントピラー12を有し、フロントガラス13は、第1フロントピラー11と第2フロントピラー12との間に取り付けられている。第1フロントピラー11は運転席に近く、第2フロントピラー12は助手席に近い。車両10の室内にインナミラー14が設けられている。インナミラー14は、車両10の左右方向、つまり、車両10の幅方向で中央に配置されている。カメラ15がインナミラー14に取り付けられている。カメラ15はフロントガラス13を透視して車両10の前方を撮影する。
The
車両10は、フロントガラス13を払拭するワイパ装置16を有する。ワイパ装置16は、図1に示す第1ワイパアーム17、第2ワイパアーム18、図2に示すブラシレスモータ19、第1減速機構20、第2減速機構21、モータケース22、トルク伝達機構23、第1ギヤケース24及び第2ギヤケース25を有する。
The
第1ワイパアーム17は、第1ピボット軸26を中心として作動し、第2ワイパアーム18は、第2ピボット軸27を中心として作動する。第1ピボット軸26及び第2ピボット軸27は、互いに平行に配置されている。第1ワイパブレード28が第1ワイパアーム17の自由端に取り付けられており、第2ワイパブレード29が第2ワイパアーム18の自由端に取り付けられている。
The
ブラシレスモータ19は、第1ワイパアーム17及び第2ワイパアーム18を駆動する動力源である。ブラシレスモータ19は、車両10の前後方向でフロントガラス13よりも前方に配置されている。モータケース22、第1ギヤケース24及び第2ギヤケース25は、車両10の幅方向で、中央から片側に寄った位置に配置されている。すなわち、モータケース22、第1ギヤケース24及び第2ギヤケース25は、車両10の幅方向で、第1フロントピラー11とインナミラー14との間に配置されている。
The
モータケース22は、第1ギヤケース24に固定されており、第1ギヤケース24は、ブラケット、固定要素により車体30に固定されている。固定要素は、ボルト、ナットを含む。ブラシレスモータ19は、モータケース22内に固定して設けられたステータ31と、モータケース22内で回転可能なロータ32と、を有する。ステータ31は、ステータコアと、ステータコアに導線を巻き付けて形成したコイルと、を有する。コイルは、3相、つまり、U相、V相、W相に対応して3本巻かれている。ロータ32は、第1ウォームシャフト33と、第1ウォームシャフト33に取り付けられたロータコア34と、ロータコア34に取り付けた永久磁石と、を有する。図2に示す第1ウォームシャフト33は、ブラシレスモータ19のロータシャフトを兼ねている。
The
第1ウォームシャフト33は、モータケース22内及び第1ギヤケース24内に亘って配置されている。モータケース22内に軸受35が設けられ、第1ギヤケース24内に2個の軸受36,37が設けられている。第1ウォームシャフト33は、3個の軸受35,36,37により第1中心線A1を回転中心として支持されている。第1中心線A1は、車両10の幅方向、つまり、左右方向に沿って配置されている。3個の軸受35,36,37は、第1中心線A1方向で異なる位置に配置されている。軸受36は、第1中心線A1方向で軸受35と軸受37との間に配置されている。ロータコア34は、第1中心線A1方向で軸受35と軸受36との間に配置されている。
The
第1ウォームシャフト33の外周面のうち、第1中心線A1方向で軸受36と軸受37との間に位置する箇所に、第1ウォーム38が形成されている。永久磁石39が第1ウォームシャフト33の外周面に取り付けられている。永久磁石39は、第1中心線A1方向で軸受36と第1ウォーム38との間に配置されている。
A
第1ギヤケース24内に基板が設けられており、基板に電子部品、例えば、マイクロコンピュータ、インバータ回路、磁気センサが取り付けられている。インバータ回路は、ステータ31のコイルに接続されており、かつ、複数のスイッチング素子を有する。車両10の室内にワイパスイッチが設けられ、ワイパスイッチの信号はマイクロコンピュータに入力される。磁気センサは永久磁石39が形成する磁界の変化を検出して信号を出力する。磁気センサが出力する信号は、マイクロコンピュータに入力される。マイクロコンピュータは、磁気センサの信号を処理してロータ32の回転方向における位相を検出する。マイクロコンピュータは、インバータ回路を制御する信号を出力する。マイクロコンピュータは、インバータ回路のスイッチング素子をオン及びオフして、ロータ32の回転及び停止、ロータ32の回転方向、回転速度を制御する。マイクロコンピュータは、ロータ32を正回転及び逆回転する。
A substrate is provided in the
第1減速機構20は、第1ギヤケース24内に設けられている。第1減速機構20は、第1ウォームホイール40及び第1ウォーム38を有する。第1ウォームホイール40の外周面にギヤ41が形成され、ギヤ41は第1ウォーム38と噛み合っている。第1ウォームホイール40は第1ピボット軸26と同軸に配置されており、第1ウォームホイール40は第1ピボット軸26と共に一体回転する。第1ピボット軸26及び第1ウォームホイール40は、車両10の前後方向で第1中心線A1よりも後方に配置されている。
The first
第1ピボット軸26の一部は、第1ギヤケース24の外に配置されている。第1ピボット軸26は軸受により回転可能に支持されている。第1ピボット軸26のうち、第1ギヤケース24の外に配置されている箇所に第1ワイパアーム17が取り付けられている。第1ピボット軸26に雄ねじ部が設けられ、ナットを締め付けて第1ワイパアーム17が第1ピボット軸26に固定されている。
A part of the
第2減速機構21は、第2ギヤケース25内に設けられている。第2減速機構21は、第2ウォームホイール51、第2ウォームシャフト42、第2ウォームシャフト42の外周面に設けた第2ウォーム43を有する。第2ウォーム43のねじれ方向は、第1ウォーム38のねじれ方向とは逆である。第2ウォームホイール51の外周面にギヤ44が形成され、ギヤ44は第2ウォーム43と噛み合っている。第2ギヤケース25内に2個の軸受45,46が配置され、第2ウォームシャフト42は軸受45,46により、第2中心線A2を回転中心として支持されている。2個の軸受45,46は、第2中心線A2方向に間隔をおいて配置されている。第2ウォーム43は、第2中心線A2方向で軸受45と軸受46との間に配置されている。
The
第2ウォームホイール51は第2ピボット軸27と同軸に配置されており、かつ、第2ピボット軸27と共に一体回転する。ワイパ装置16の平面視で、第1中心線A1と第2中心線A2とは互いに平行である。ワイパ装置16の平面視は、第1ピボット軸26及び第2ピボット軸27に対して垂直な平面視に相当する。第2中心線A2は、車両10の前後方向で第1中心線A1よりも後方に配置されている。第2ピボット軸27及び第2ウォームホイール51は、車両10の前後方向で第2中心線A2よりも前方に配置されている。ワイパ装置16の平面視で、第1ピボット軸26及び第2ピボット軸27は、車両10の前後方向で第1中心線A1と第2中心線A2との間に配置されている。
The
第2ピボット軸27の一部は、第2ギヤケース25の外に配置されている。第2ピボット軸27は軸受により回転可能に支持されている。第2ピボット軸27のうち、第2ギヤケース25の外に配置された箇所に第2ワイパアーム18が取り付けられている。第2ピボット軸27に雄ねじ部が設けられ、ナットを締め付けて第2ワイパアーム18が第2ピボット軸27に固定されている。
A part of the
第1ギヤケース24と第2ギヤケース25とは、車両10の幅方向に間隔をおいて配置されている。第1ギヤケース24は、車両10の幅方向で、第2ギヤケース25よりも第1フロントピラー11に近い位置に配置されている。モータケース22は、車両10の幅方向で第1ギヤケース24と第2ギヤケース25との間に配置されている。
The
モータケース22及びトルク伝達機構23は、車両10の幅方向で、第1ギヤケース24と第2ギヤケース25との間に配置されている。トルク伝達機構23は、第1ウォームシャフト33のトルクを、第2ウォームシャフト42に伝達する機構である。トルク伝達機構23は、回転軸47、第1カルダンジョイント48及び第2カルダンジョイント49を有する。第1カルダンジョイント48は、第1ウォームシャフト33と回転軸47とを動力伝達可能に接続し、第2カルダンジョイント49は、回転軸47と第2ウォームシャフト42とを動力伝達可能に接続する。
The
ワイパ装置16の平面視で、ブラシレスモータ19は、車両10の幅方向で、第1ウォームホイール40及び第1ピボット軸26と、第1カルダンジョイント48と、の間に配置されている。言い換えると、ステータ31及びロータコア34は、第1中心線A1方向で第1ウォーム38と、第1カルダンジョイント48と、の間に配置されている。
The
ワイパ装置16の平面視で、回転軸47の回転中心である第3中心線A3は、第1中心線A1及び第2中心線A2に対して傾斜している。第3中心線A3と第1中心線A1との間に形成される鋭角側の角度θ1と、第3中心線A3と第2中心線A2との間に形成される鋭角側の角度θ2とは、互いに同一である。第1カルダンジョイント48及び第2カルダンジョイント49は、それぞれ単独では不等速のユニバーサル・ジョイントである。
In a plan view of the
樹脂カバー50が、モータケース22と第2ギヤケース25との間に配置されている。樹脂カバー50は筒形状であり、かつ、トルク伝達機構23を覆っている。樹脂カバー50の長さ方向の両端は、モータケース22及び第2ギヤケース25に接触した構造、または、モータケース22及び第2ギヤケース25から離れている構造、の何れでもよい。
A
ワイパ装置16の動作を説明する。車両10の室内に設けられたワイパスイッチがオンされると、電源の電力がステータ31に供給され、ロータ32が回転する。マイクロコンピュータは、磁気センサの信号を処理してロータ32の回転方向の位相を検出し、その検出結果に基づいて、インバータ回路のスイッチング素子をオン及びオフするタイミングを制御する。この制御により、ステータ31の3本のコイルに対して、互いに異なる通電タイミングで電力が供給される。また、マイクロコンピュータは、インバータ回路を制御して、3本のコイルを流れる電流の向きを制御し、ロータ32の回転方向を、正回転と逆回転とに交互に切り替える。
The operation of the
第1ウォームシャフト33が正回転及び逆回転すると、そのトルクは第1ウォームホイール40に伝達される。第1ピボット軸26は、第1ウォームホイール40と共に正回転及び逆回転する。第1ピボット軸26及び第1ウォームホイール40が、図2で正回転、例えば、反時計方向D1に回転すると、第1ワイパアーム17は、図1で上反転位置に向けて作動する。
When the
また、第1ウォームシャフト33のトルクは、トルク伝達機構23を介して第2ウォームシャフト42に伝達される。第1カルダンジョイント48が、第1ウォームシャフト33のトルクを回転軸47に伝達する際、第1ウォームシャフト33と回転軸47とは不等速である。つまり、互いの角速度は一致しない。また、第2カルダンジョイント49が、回転軸47のトルクを第2ウォームシャフト42に伝達する際、回転軸47と第2ウォームシャフト42とは不等速である。つまり、互いの角速度は一致しない。上記の作用により、第1ウォームシャフト33と第2ウォームシャフト42とが等速で回転、すなわち、互いの角速度が一致する。このように、第1カルダンジョイント48及び第2カルダンジョイント49の組み合わせにより、等速ジョイントの役割を果たす。
Further, the torque of the
第2ピボット軸27は、第2ウォームホイール51と共に正回転及び逆回転する。第1ウォームホイール40の回転方向と、第2ウォームホイール51の回転方向とは、同じになる。このため、第1ピボット軸26が図2で反時計方向に回転すると、第2ピボット軸27及び第2ウォームホイール51も、図2で正回転、つまり、反時計方向D2に回転し、図1に示す第2ワイパアーム18は、上反転位置に向けて作動する。
The
これに対して、ロータ32が逆回転すると、第1ピボット軸26及び第1ウォームホイール40が、図2で逆回転、つまり、時計方向D3で回転する。このため、第1ワイパアーム17は、図1で下反転位置に向けて作動する。また、第1ピボット軸26が、図2で時計方向D3で回転することと同期して、第2ピボット軸27及び第2ウォームホイール51が、図2で逆回転、つまり、時計方向D4に回転する。このため、第2ワイパアーム18は、図1で下反転位置に向けて作動する。
On the other hand, when the
このようにして、第1ワイパアーム17は、第1ピボット軸26を中心として上反転位置と下反転位置との間で作動し、第1ワイパブレード28は、フロントガラス13の表面のうち第1範囲B1を払拭する。第1ワイパアーム17の下反転位置は、図1に示す第1フロントピラー11から最も離れた位置であり、第1ワイパアーム17の上反転位置は、第1フロントピラー11に最も近づいた位置である。
In this way, the
また、第2ワイパアーム18が、第2ピボット軸27を中心として上反転位置と下反転位置との間で作動し、第2ワイパブレード29は、フロントガラス13の表面のうち第2範囲B2を払拭する。第2ワイパアーム18の上反転位置は、図1に示す第2フロントピラー12から最も離れた位置であり、第2ワイパアーム18の下反転位置は、第2フロントピラー12に最も近づいた位置である。
Further, the
このように、第1ワイパアーム17が下反転位置から上反転位置に向けて作動する行程で、第2ワイパアーム18も下反転位置から上反転位置に向けて作動する。また、第1ワイパアーム17が上反転位置から下反転位置に向けて作動する行程で、第2ワイパアーム18も上反転位置から下反転位置に向けて作動する。つまり、ワイパ装置16は、第1ワイパアーム17の作動方向と、第2ワイパアーム18の作動方向とが同じとなる、いわゆる、タンデムタイプである。
Thus, in the stroke in which the
図1に示すカメラ15の配置位置は、第1範囲B1の外にあるが、第2範囲B2内にある。したがって、カメラ15の前方にある雨粒や汚れを第2ワイパブレード29で払拭でき、カメラ15の撮影精度の低下、画質の低下を抑制できる。
The arrangement position of the
図2において、第1ウォームシャフト33から第1ウォームホイール40にトルクを伝達する際、第1ウォームホイール40と第1ウォーム38との噛み合い箇所に荷重F1が加わる。第1ピボット軸26に対して垂直な平面視で、荷重F1は第1中心線A1に対して直角である。荷重F1は、第1ウォームシャフト33、軸受36,37及び第1ギヤケース24を介して車体30に伝達される。
In FIG. 2, when torque is transmitted from the
また、図2において、第2ウォームシャフト42から第2ウォームホイール51にトルクを伝達する際、第2ウォームホイール51と第2ウォーム43との噛み合い箇所に荷重F2が加わる。第2ピボット軸27に対して垂直な平面視で、荷重F2は第2中心線A2に対して直角である。荷重F2は、第2ウォームシャフト42、軸受45,46及び第2ギヤケース25を介して車体30に伝達される。
Further, in FIG. 2, when torque is transmitted from the
このように、第1ウォームシャフト33は、荷重F1を受け、荷重F2は受けない。このため、第1ウォームシャフト33の径方向において、軸受36,37が受ける荷重を低減でき、軸受36,37の回転部分におけると動力損失の増加を抑制できる。したがって、ブラシレスモータ19の効率が低下することを抑制できる。また、第1ウォームホイール40の回転方向が正逆に切り替わる際に、第1ウォームシャフト33が径方向に振動することを抑制できる。さらに、ブラシレスモータ19の耐久性が低下することを抑制できる。
Thus, the
また、第1ウォームシャフト33のトルクを第2ウォームシャフト42に伝達するトルク伝達機構23は、回転方向が切り替わるが、ワイパ装置16の平面視で、リンク機構やレバー機構のような移動、つまり、揺動はしない。このため、トルク伝達機構23の作動空間を確保せずに済み、ワイパ装置16の車載性が向上する。
In addition, the
さらに、第1ウォームシャフト33のトルクで第1ウォームホイール40を反時計方向D1に回転する際、第1ウォームシャフト33は第1中心線A1方向の反力R1を受ける。第1ウォームシャフト33のトルクで第1ウォームホイール40を時計方向D3に回転する際、第1ウォームシャフト33は第1中心線A1方向の反力R2を受ける。
Further, when the
一方、第2ウォームシャフト42のトルクで第2ウォームホイール51を反時計方向D2に回転する際、第2ウォームシャフト42は第2中心線A2方向の反力R3を受ける。第2ウォームシャフト42のトルクで第2ウォームホイール51を時計方向D4に回転する際、第2ウォームシャフト42は第2中心線A2方向の反力R4を受ける。
On the other hand, when the
反力R1が発生する際は反力R3が発生する。反力R1と反力R3とは互いに逆向きである。また、反力R2が発生する際は反力R4が発生する。反力R2と反力R4とは互いに逆向きである。このため、反力R1と反力R3とが車体30に伝達されて打ち消し合い、反力R2と反力R4とが車体30に伝達されて打ち消し合う。したがって、車体30の振動を抑制できる。なお、第1ピボット軸26と第2ピボット軸27とがそれぞれ異なる回転角に設定され、反力R1と反力R3、及び反力R2と反力R4とがそれぞれ異なる値であったとしても、各反力は部分的に打ち消し合うため、車体30の振動抑制効果を得られる。
When the reaction force R1 is generated, a reaction force R3 is generated. The reaction force R1 and the reaction force R3 are opposite to each other. Further, when the reaction force R2 is generated, a reaction force R4 is generated. The reaction force R2 and the reaction force R4 are opposite to each other. Therefore, the reaction force R1 and the reaction force R3 are transmitted to the
第1ピボット軸26には第1ワイパアーム17のみが取り付けられている。このため、第1ピボット軸にリンク機構等を取り付けるものに比べ、第1ピボット軸26の軸長を短くできる。よって、エンジンルームにおいて、第1ギヤケース24を配置するスペースを狭めることができる。したがって、エンジンルームにおけるワイパ装置16のレイアウト性及び車載性が向上する。
Only the
また、第1ピボット軸26は、第2ワイパアーム18を作動させるトルクを負担せずに済むため、第1ピボット軸26の強度を高める必要はなく、太さを増加させたり、第1ウォームホイール40を厚く形成する必要もない。さらに、第1ピボット軸26を軸受を介して支持する第1ギヤケース24を補強する補強部、例えば、リブやフレームを設けない構成も可能となる。
Further, since the
樹脂カバー50は、異物が第1カルダンジョイント48、第2カルダンジョイント49に付着すること、異物がモータケース22、第2ギヤケース25内に入ることを防止する。異物は、塵埃、水を含む。
The
ワイパ装置16の他のレイアウトを、図3を参照して説明する。図3に示すワイパ装置16は、第1ギヤケース24が、車両10の幅方向で、モータケース22とトルク伝達機構23との間に配置されている。言い換えると、第1中心線A1方向で第1ウォーム38は、ステータ31及びロータコア34と第1カルダンジョイント48との間に配置されている。また、第1ウォーム38は、第1中心線A1方向でロータコア34と第1カルダンジョイント48との間に配置されている。図3に示すワイパ装置16のその他の構成は、図2及び図1に示すワイパ装置16の構成と同じである。図3に示すワイパ装置16においても、図1及び図2に示すワイパ装置16と同様の効果を得ることができる。
Another layout of the
実施形態で説明した事項の意味を説明すると、ブラシレスモータ19はモータの一例であり、第1カルダンジョイント48及び第2カルダンジョイント49の組み合わせにより、等速ジョイントを構成している。フロントガラス13は、ウィンドシールドの一例である。
The meaning of the matters described in the embodiment will be described. The
ワイパ装置は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、モータのロータを取り付けるモータシャフトと第1ウォームシャフトとを別々に設け、モータシャフトと第1ウォームシャフトとを同心状に配置する構造を含む。また、車体に対するワイパ装置の取り付けレイアウトの自由度に応じて、トルク伝達機構の構成を変更できる。例えば、2個のカルダンジョイントに代えて、それぞれ等速ジョイントを用いることも可能である。等速ジョイントは、バーフィールド型、トリポート型、ツェッパ型、クロスグルーブ型を含む。また、トルク伝達機構に設ける等速ジョイントは、1個でもよい。 Needless to say, the wiper device is not limited to the above-described embodiment, and various changes can be made without departing from the scope of the invention. For example, a structure in which a motor shaft to which a motor rotor is attached and a first worm shaft are provided separately, and the motor shaft and the first worm shaft are disposed concentrically is included. Further, the configuration of the torque transmission mechanism can be changed according to the degree of freedom of the layout of the wiper device attached to the vehicle body. For example, it is possible to use constant velocity joints in place of the two cardan joints. The constant velocity joint includes a bar field type, a tripart type, a Zepper type, and a cross groove type. Further, the number of constant velocity joints provided in the torque transmission mechanism may be one.
さらに、角度θ1と角度θ2とが互いに異なっていてもよい。また、第1中心線と第2中心線とが交差していてもよいし、第1中心線〜第3中心線が、互いに同心状に配置されていてもよい。 Furthermore, the angle θ1 and the angle θ2 may be different from each other. Further, the first center line and the second center line may intersect with each other, and the first center line to the third center line may be arranged concentrically with each other.
また、第1ウォームホイールは、車両の前後方向で第1ウォームシャフトの前方に配置することも可能である。さらに、第2ウォームホイールは、車両の前後方向で第2ウォームシャフトの後方に配置することも可能である。さらにまた、第1ウォーム及び第2ウォームのねじれ方向は、互いに同じであってもよい。 The first worm wheel can also be disposed in front of the first worm shaft in the longitudinal direction of the vehicle. Further, the second worm wheel can be disposed behind the second worm shaft in the longitudinal direction of the vehicle. Furthermore, the twist directions of the first worm and the second worm may be the same.
さらに、ワイパアームを駆動するモータは電動モータであればよく、電動モータは、ブラシレスモータ、ブラシ付きモータを含む。ブラシ付きモータは、ロータコアに導線を巻いて形成したコイルと、ロータシャフトに設けられてコイルに接続されるコンミテータと、コンミテータに接触するブラシと、モータケースに取り付けられてブラシを支持するブラシホルダと、モータケースに固定される永久磁石と、を有する。 Furthermore, the motor for driving the wiper arm may be an electric motor, and the electric motor includes a brushless motor and a motor with a brush. The motor with brush includes a coil formed by winding a conductive wire around a rotor core, a commutator provided on the rotor shaft and connected to the coil, a brush in contact with the commutator, a brush holder attached to the motor case and supporting the brush And a permanent magnet fixed to the motor case.
また、ワイパ装置は、第1ピボット軸及び第2ピボット軸が、車両を前方から見て右側に配置されているものを含む。このワイパ装置は、図1に示す配置状態とは左右対称となる状態で車両10に配置される。
The wiper device includes one in which the first pivot shaft and the second pivot shaft are arranged on the right side when the vehicle is viewed from the front. The wiper device is disposed on the
さらに、ワイパ装置は、第1ピボット軸及び第2ピボット軸を、車両を前方から見て右側と左側とに別々に配置するものを含む。このワイパ装置は、第1ワイパアームと第2ワイパアームとが、インナミラーを隔てて左右対称に往復作動する、いわゆる、オポジットタイプに相当する。なお、車両は、中央よりも右側に運転席があり、中央よりも左側に助手席があってもよい。 Further, the wiper device includes one in which the first pivot shaft and the second pivot shaft are separately arranged on the right side and the left side when the vehicle is viewed from the front. This wiper device corresponds to a so-called opposite type in which a first wiper arm and a second wiper arm reciprocate symmetrically across an inner mirror. The vehicle may have a driver seat on the right side of the center and a passenger seat on the left side of the center.
10 車両
11 第1フロントピラー
12 第2フロントピラー
13 フロントガラス
14 インナミラー
15 カメラ
16 ワイパ装置
17 第1ワイパアーム
18 第2ワイパアーム
19 ブラシレスモータ
20 第1減速機構
21 第2減速機構
22 モータケース
23 トルク伝達機構
24 第1ギヤケース
25 第2ギヤケース
26 第1ピボット軸
27 第2ピボット軸
28 第1ワイパブレード
29 第2ワイパブレード
30 車体
31 ステータ
32 ロータ
33 第1ウォームシャフト
34 ロータコア
35,36,37,45,46 軸受
38 第1ウォーム
39 永久磁石
40 第1ウォームホイール
41,44 ギヤ
42 第2ウォームシャフト
43 第2ウォーム
47 回転軸
48 第1カルダンジョイント
49 第2カルダンジョイント
50 樹脂カバー
51 第2ウォームホイール
A1 第1中心線
A2 第2中心線
A3 第3中心線
B1 第1範囲
B2 第2範囲
D1,D2 反時計方向
D3,D4 時計方向
F1,F2 荷重
R1,R2,R3,R4 反力
θ1,θ2 角度
DESCRIPTION OF
Claims (7)
前記第1ピボット軸と共に一体回転する第1ウォームホイールと、
前記第2ピボット軸と共に一体回転する第2ウォームホイールと、
前記第1ウォームホイールに噛み合う第1ウォームを有する第1ウォームシャフトと、
前記第2ウォームホイールに噛み合う第2ウォームを有する第2ウォームシャフトと、
前記第1ウォームシャフトを回転させるモータと、
前記第1ウォームシャフトと前記第2ウォームシャフトとを接続するトルク伝達機構と、
を有し、
前記トルク伝達機構は、等速ジョイントを備えている、ワイパ装置。 A wiper device having a first wiper arm that operates about a first pivot axis and a second wiper arm that operates about a second pivot axis,
A first worm wheel that rotates integrally with the first pivot shaft;
A second worm wheel that rotates together with the second pivot shaft;
A first worm shaft having a first worm meshing with the first worm wheel;
A second worm shaft having a second worm meshing with the second worm wheel;
A motor for rotating the first worm shaft;
A torque transmission mechanism connecting the first worm shaft and the second worm shaft;
Have
The said torque transmission mechanism is a wiper apparatus provided with the constant velocity joint.
前記第1ウォームシャフトの回転中心である第1中心線と、前記第2ウォームシャフトの回転中心である第2中心線と、が互いに平行に配置され、
前記トルク伝達機構は、前記第1中心線及び前記第2中心線に沿った方向で、前記第1ウォームシャフトと前記第2ウォームシャフトとの間に配置されている、請求項1記載のワイパ装置。 The wiper device according to claim 1, wherein
A first center line that is a rotation center of the first worm shaft and a second center line that is a rotation center of the second worm shaft are arranged in parallel to each other;
The wiper device according to claim 1, wherein the torque transmission mechanism is disposed between the first worm shaft and the second worm shaft in a direction along the first center line and the second center line. .
前記第1ウォームのねじれ方向と、前記第2ウォームのねじれ方向とが、互いに逆向きである、ワイパ装置。 The wiper device according to claim 1 or 2,
The wiper device, wherein a twist direction of the first worm and a twist direction of the second worm are opposite to each other.
前記トルク伝達機構は、前記等速ジョイントに接続される回転軸を備え、
前記回転軸の回転中心である第3中心線は、前記第1中心線及び前記第2中心線に対して傾斜している、ワイパ装置。 The wiper device according to claim 2, wherein
The torque transmission mechanism includes a rotating shaft connected to the constant velocity joint,
The wiper device, wherein a third center line that is a rotation center of the rotation shaft is inclined with respect to the first center line and the second center line.
前記モータは、前記第1中心線に沿った方向で、前記トルク伝達機構と前記第1ウォームとの間に配置されている、ワイパ装置。 The wiper device according to claim 2 or 4,
The wiper device, wherein the motor is disposed between the torque transmission mechanism and the first worm in a direction along the first center line.
前記第1ウォームは、前記第1中心線に沿った方向で、前記トルク伝達機構と前記モータとの間に配置されている、ワイパ装置。 The wiper device according to any one of claims 2, 4, and 5,
The wiper device, wherein the first worm is disposed between the torque transmission mechanism and the motor in a direction along the first center line.
前記第1ワイパアーム及び前記第2ワイパアームは、車両のウィンドシールドを払拭し、
前記第1ピボット軸及び前記第2ピボット軸は、前記車両を前方から見て右側または左側の何れか一方に配置されている、ワイパ装置。 The wiper device according to any one of claims 1 to 6,
The first wiper arm and the second wiper arm wipe a windshield of a vehicle,
The wiper device, wherein the first pivot shaft and the second pivot shaft are arranged on either the right side or the left side when the vehicle is viewed from the front.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017028799A JP2018134894A (en) | 2017-02-20 | 2017-02-20 | Wiper device |
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JP2017028799A JP2018134894A (en) | 2017-02-20 | 2017-02-20 | Wiper device |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109703521A (en) * | 2019-02-27 | 2019-05-03 | 克拉尼汽车技术(南京)有限公司 | Wiper and caravan |
CN112775060A (en) * | 2021-01-22 | 2021-05-11 | 成都辰天信息科技有限公司 | Single-motor-controlled large-range windscreen wiper structure |
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2017
- 2017-02-20 JP JP2017028799A patent/JP2018134894A/en active Pending
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