JP2018134655A - 異種材接合方法 - Google Patents

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直之 枝
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Abstract

【課題】レーザー溶接を行う際にも金属間化合物の発生を抑制することができる異種材接合方法を得る。
【解決手段】ロッカアウタパネル24と、サイメンアウタパネル22とは、それぞれ異なる金属材料により構成されており、サイメンアウタパネル22には、略円筒状に形成された貫通孔28が形成されている。貫通孔28には、リベット16が挿入されている。リベット16の軸部38は、頭部36から頭部36の反対側の先端部40に向かうに連れて縮径されている。したがって、先端部40とロッカアウタパネル24との接合面におけるナゲット径よりも頭部36の径が大きくなることから、レーザー溶接を行っても、頭部36全体が溶融するのを抑制することができる。このため、頭部36と当接するロッカアウタパネル24との間に金属間化合物が発生するのを抑制することができる。これにより、レーザー溶接を行う際にも金属間化合物の発生を抑制することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、異種材接合方法に関する。
下記特許文献1には、異材接合体の製造方法が開示されている。この異材接合体の製造方法では、軽合金材により構成された第1部材と、鋼材により構成された第2部材と、鋼材により構成されかつ軸部及び頭部が形成されたリベットとを有しており、リベットの頭部を第1部材にかしめると共に軸部を第1部材に形成された貫通孔に挿入させて、軸部の先端と第2部材とを溶接する。これにより、第1部材と第2部材の当接面は溶融されないため、異種金属間同士を溶融溶接すると接合面に生成される脆弱な金属間化合物の生成が抑制される。
特開2015−62911号公報
ところで、スポット溶接の場合は、溶接する部材同士の接合面から熱が発生するため、接合面を中心に部材が溶融されて溶接される。一方、レーザー溶接の場合は、溶接する部材の接合面とは反対側の面からレーザー光を照射してこの反対側の面に熱を発生させて接合面へ向けて溶融させる。したがって、特許文献1に開示された方法の場合、必要な接合強度を得るために接合面にて所定の溶融量(ナゲット径)を確保しようとすると、接合面と反対側のリベットの頭部がナゲット径よりも大きく溶融することとなり、リベットの頭部全体が溶融してリベットと第2部材との間で金属間化合物が生成される可能性がある。したがって、上記先行技術はこの点で改良の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、レーザー溶接を行う際にも金属間化合物の発生を抑制することができる異種材接合方法を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る異種材接合方法は、金属により構成された第1部材と、前記第1部材と異なる金属材料にて構成されかつ前記第1部材と当接されると共に、略円筒状に形成されかつ長手方向一方の端部が前記第1部材と当接された部位にて開口された貫通孔が形成された第2部材と、前記第1部材と同種の金属材料にて構成され、前記貫通孔より大きい径とされた頭部と、当該頭部から反対側の先端部に向かうに連れて縮径された略円柱状の軸部と、を有しており、前記貫通孔に挿入されることで前記先端部が前記第1部材に当接されるリベットと、を有する異種材接合構造に適用される異種材接合方法であって、前記リベットの頭部に、レーザー光を照射して前記リベットと前記第1部材とをレーザー溶接する。
請求項1に記載の発明によれば、第1部材と、第2部材とは、それぞれ異なる金属材料により構成されており、第2部材には、略円筒状に形成されかつ長手方向一方の端部が第1部材と当接された部位にて開口された貫通孔が形成されている。この貫通孔には、リベットが挿入されている。リベットは、第1部材と同種の金属材料にて構成されると共に、頭部と軸部とを有しており、貫通孔にリベットが挿入された状態では、先端部が第1部材に当接されている。そして、リベットの頭部にレーザー光を照射することでリベットと第1部材とがレーザー溶接されている。これにより、第2部材がリベットを介して第1部材と接合されている。
ここで、リベットの軸部は、頭部から頭部の反対側の先端部に向かうに連れて縮径されている。つまり、リベットは、先端部よりも頭部の径が大きく設定されている。したがって、先端部と第1部材との接合面におけるナゲット径よりも頭部の径が大きくなることから、ナゲット径を確保するようにレーザー溶接を行っても、頭部全体が溶融するのを抑制することができる。このため、頭部ひいてはリベットと当接する第1部材との間に金属間化合物が発生するのを抑制することができる。
請求項1記載の本発明に係る異種材接合方法は、レーザー溶接を行う際にも金属間化合物の発生を抑制することができるという優れた効果を有する。
一実施形態に係る異種材接合方法が適用された車体を示す側面図である。 図1のA−A線に沿って切断した状態を示す概略断面図である。 一実施形態に係る異種材接合方法によって接合された部材における接合箇所を示す概略斜視図である。 一実施形態に係る異種材接合方法におけるリベットを示す概略斜視図である。
以下、図1〜図4を用いて、本発明の一実施形態について説明する。
図3に示されるように、異種材接合構造10においては、鋼鉄製で板状の第1部材12(下板)と、この第1部材12と対向して配置された部位を備えたアルミニウム合金製で板状の第2部材14(上板)とが、鋼鉄製のリベット16によって接合されている。この異種材接合構造10は、一例として、図1に示される車体20に適用でき、第2部材14としてのアルミニウム合金製のサイメンアウタパネル22と第1部材12としての鋼鉄製のロッカアウタパネル24(図2参照)とを接合する構造等に適用することができる。
すなわち、車体20のサイメンアウタパネル22は、一例として板厚が2mm〜2.2mmの範囲内に設定されていると共に、図2に示されるように略車両前後方向に延設されたロッカ26の一部を構成するロッカアウタパネル24に結合されている。このロッカアウタパネル24は、一例として板厚が1mm〜2.6mmの範囲内に設定されている。また、サイメンアウタパネル22におけるロッカアウタパネル24の側面と当接する部位には、板厚方向に貫通された貫通孔28が形成されている。
図3に示されるように、貫通孔28は、略円筒状に形成されていると共に、長手方向の一方の端部30は、ロッカアウタパネル24と当接された部位にて開口されている。また、貫通孔28の他方の端部32は、サイメンアウタパネル22におけるロッカアウタパネル24に当接した側面と反対側の側面34に開口を有している。なお、貫通孔28の径は、端部32から端部30に向かうに連れて小さくなるように設定されている。
貫通孔28内には、リベット16が挿入されている。このリベット16は、図4に示されるように、略円柱状に形成されていると共に、頭部36と軸部38とを有している。頭部36は、円盤状に形成されていると共に、頭部36の径は貫通孔28の端部32(図3参照)の径よりも大きく設定されている。なお、頭部36の径は、11.2mm〜16mmの範囲内に設定するのが好ましい。
リベット16の軸部38は、頭部36の裏面からこの裏面の面直方向に延出されていると共に、軸部38の径は、先端部40に向かうに連れて小さくなるように設定されている。つまり、軸部38の側面42は、先端部40側に向かうに連れて軸線C側に近づくように傾けられている。この軸部38における側面42の軸線Cに対する傾斜角度は、15°〜33°の範囲内に設定するのが好ましい。なお、リベット16の先端部40における端面44は、軸線Cに対して面直(頭部36の裏面と平行)な平面とされており、端面44における径は6mm〜9.4mmの範囲内に設定するのが好ましい。また、リベット16の軸部38の長手方向の寸法は、サイメンアウタパネル22の板厚と同等に設定されており、具体的には2mm〜2.2mmに設定されている。
図3に示されるように、貫通孔28内にリベット16が挿入されかつリベット16の頭部36の裏面がサイメンアウタパネル22の側面34と当接された状態(リベット16がサイメンアウタパネル22にかしめられた状態)では、リベット16の先端部40における端面44がロッカアウタパネル24に当接されている。この状態で、リベット16の頭部36における中心部に外側からレーザー光(不図示)を照射すると、頭部36の中心部はレーザーエネルギーにより発熱し、軸線C方向(図4参照)に溶融して次第に深さを増す(図中二点鎖線及びドット部参照)。これによって、軸部38の中心部も溶融して軸部38の先端部40と、ロッカアウタパネル24における先端部40と当接する部位とが溶融される。その後、レーザー光の照射を終了して冷却することで、溶融した部位が凝固してリベット16とロッカアウタパネル24とが溶接される。なお、リベット16の先端部40とロッカアウタパネル24とが当接した箇所にて生成されるナゲット46のナゲット径DAは、必要な接合強度を確保する観点でロッカアウタパネル24の板厚に応じて3mm〜6.4mmの範囲内に設定するのが好ましい。
(作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
本実施形態では、図3に示されるように、ロッカアウタパネル24と、サイメンアウタパネル22とは、それぞれ異なる金属材料により構成されており、サイメンアウタパネル22には、略円筒状に形成されかつ長手方向一方の端部30がロッカアウタパネル24と当接された部位にて開口された貫通孔28が形成されている。この貫通孔28には、リベット16が挿入されている。リベット16は、ロッカアウタパネル24と同種の金属材料にて構成されると共に、頭部36と軸部38とを有しており、貫通孔28にリベット16が挿入された状態では、先端部40がロッカアウタパネル24に当接されている。そして、リベット16の頭部36にレーザー光を照射することでリベット16とロッカアウタパネル24とがレーザー溶接されている。これにより、サイメンアウタパネル22がリベット16を介してロッカアウタパネル24と接合されている。
ここで、リベット16の軸部38は、頭部36から頭部36の反対側の先端部40に向かうに連れて縮径されている。つまり、リベット16は、先端部40よりも頭部36の径が大きく設定されている。したがって、先端部40とロッカアウタパネル24との接合面におけるナゲット径よりも頭部36の径が大きくなることから、ナゲット径を確保するようにレーザー溶接を行っても、頭部36全体が溶融するのを抑制することができる。このため、頭部36ひいてはリベット16と当接するロッカアウタパネル24との間に金属間化合物が発生するのを抑制することができる。これにより、レーザー溶接を行う際にも金属間化合物の発生を抑制することができる。
また、リベット16の頭部36からレーザー光を照射してレーザー溶接することでロッカアウタパネル24とサイメンアウタパネル22とを結合できる。つまり、スポット溶接のように接合する箇所を挟んで両側から溶接機がアクセスできる構造が不要となるため、ロッカ26を閉断面とすることができる。したがって、ロッカ26を押し出し材により構成することが可能となる。
次に、本発明者らが行ったレーザー溶接の結果に基づいて、本発明に係る異種材接合方法の具体的な作用並びに効果について説明する。
本発明者らは、過去のレーザー溶接の結果より、リベット16の頭部36における溶融表面径DBは、軸部38の長手方向の長さが2mm〜2.2mmの時には、リベット16とロッカアウタパネル24との当接した箇所のナゲット46のナゲット径DAの約1.4倍になるとの知見を得た。この知見を基に、必要な接合強度からナゲット径DAを3mm〜6.4mmと設定する場合、リベット16の頭部36における溶融表面径DBは、4.2mm〜9mmとなる。そして、リベット16の取り付けばらつき等をリベット16の径方向にて3mmに設定すると共に、頭部36によるサイメンアウタパネル22のかしめ代を頭部36の径方向にて4mmに設定すると、リベット16の頭部36の径寸法は11.2mm〜16mmとなる。一方、軸部38の先端部での径DCは、設定したナゲット径DAに対して径方向にて3mmのばらつきを足して6mm〜9.4mmとなる。つまり、リベット16の頭部36の径寸法を11.2mm〜16mmとしてかつ軸部38の先端部での径DCを6mm〜9.4mmとなるように軸部38を先端部40に向かうに連れて縮径させることで、リベット16の頭部36全体が溶融せずにナゲット径DAが3mm〜6.4mmとのナゲット46を得ることができる。
また、上記知見により、ナゲット径DAから溶融表面径DBが設定されるので、溶融表面径DBからナゲット径DAを除いた数値及びリベット16の軸部38の長手方向の寸法から三角関数を用いて軸線Cに対するリベット16内の溶融する部位における側面(図中に点鎖線参照)の角度を算出することができる。すなわち、本実施形態の場合は、この角度が15°〜33°となる。したがって、この角度と略平行にリベット16の軸部38における側面42を設定することで、リベット16の軸部38とサイメンアウタパネル22との間で金属間化合物が発生するのを抑制することができる。
なお、上述した実施形態では、リベット16の軸部38における側面42の軸線Cに対する傾斜角度が15°〜33°に設定されているが、これに限らず、必要とするナゲット径DAや接合する部材の板厚等に合わせて適宜変更してもよい。
また、異種材接合構造10は、サイメンアウタパネル22とロッカ26との接合に適用されているが、これに限らず、その他の部材の接合に適用してもよい。
さらに、第1部材12はアルミニウム合金で構成されかつ第2部材14が鉄鋼で構成されているが、これに限らず、第1部材12がその他の軽金属等により構成されかつ第2部材14がこの第1部材12とは異なるその他の金属材料により構成されていてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
12 第1部材(ロッカアウタパネル24)
14 第2部材(サイメンアウタパネル22)
16 リベット
22 サイメンアウタパネル
24 ロッカアウタパネル
28 貫通孔
30 端部
36 頭部
38 軸部
40 先端部

Claims (1)

  1. 金属により構成された第1部材と、
    前記第1部材と異なる金属材料にて構成されかつ前記第1部材と当接されると共に、略円筒状に形成されかつ長手方向一方の端部が前記第1部材と当接された部位にて開口された貫通孔が形成された第2部材と、
    前記第1部材と同種の金属材料にて構成され、前記貫通孔より大きい径とされた頭部と、当該頭部から反対側の先端部に向かうに連れて縮径された略円柱状の軸部と、を有しており、前記貫通孔に挿入されることで前記先端部が前記第1部材に当接されるリベットと、
    を有する異種材接合構造に適用される異種材接合方法であって、
    前記リベットの頭部に、レーザー光を照射して前記リベットと前記第1部材とをレーザー溶接する異種材接合方法。
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