JP2018132085A - ボールジョイント - Google Patents
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Abstract
Description
軸部の一端に球形部を有するボールスタッドと、
前記球形部の軸受を有し、前記ボールスタッドを回転かつ揺動自在に支持するソケットと、
変形可能な弾性体製の胴体部と、該胴体部の一端側に設けられ、前記ソケットに形成された被嵌合部に嵌まる嵌合部と、を有するダストカバーと、
を備えるボールジョイントであって、
前記被嵌合部は、前記嵌合部の被嵌合部に対する嵌合方向とは反対側の方が径の大きな段差を有する外周部分を備えており、
前記嵌合部は、前記胴体部を有するダストカバー本体に備えられる環状の端部により構成されており、かつ該環状の端部の内部には金属製の補強環が埋め込まれると共に、
該補強環は、前記嵌合方向とは反対側に向かって縮径する縮径部を有しており、該縮径部の先端が、前記被嵌合部における前記段差に引っ掛かっていることを特徴とする。
図1〜図3を参照して、本発明の実施例1に係るボールジョイントについて説明する。図1は本発明の実施例1に係るボールジョイントの模式的断面図である。なお、図1においては、ボールジョイントに備えられるボールスタッドの軸部の中心軸線を含む面で切断した断面図を示している。図2は本発明の実施例1に係るダストカバーの嵌合部を示す模式的断面図である。図3は本発明の実施例1に係るダストカバーとソケットとの嵌合固定部分の構造を示す模式的断面図である。なお、図2及び図3においては、ダストカバーが変形していない状態で、環状のダストカバーの中心軸線を含む面で切断した断面の一部を拡大した断面図を示している。
特に、図1を参照して、本実施例に係るダストカバーを適用可能なボールジョイントの一例を説明する。ボールジョイントは、ボールスタッド300と、ボールスタッド300を回転かつ揺動自在に支持するソケット200と、ボールスタッド300の軸部310と結合する結合部材としてのナックル400とを備えている。
ルスタッド300が揺動すると、胴体部110が変形する(図1参照)。また、ソケット200に対してボールスタッド300が回転すると、シール部130はボールスタッド300の軸部310及びナックル400に対して摺動する。これにより、ソケット200に対してボールスタッド300が揺動しても回転しても、ダストカバー100によりシール機能が発揮される。
特に、図2及び図3を参照して、ダストカバー100とソケット200との嵌合構造について、より詳細に説明する。上記の通り、ダストカバー本体における嵌合部120の内部には、金属製の補強環150が埋め込まれている。この補強環150は、円筒部151と、円筒部151の一方の端部側から他方の端部側に向かって縮径する縮径部152とから構成されている。嵌合部120は、図3において、ソケット200におけるケース210の被嵌合部211に対して、図中下方に真っ直ぐに嵌合される。従って、縮径部152は、嵌合部120の被嵌合部211に対する嵌合方向とは反対側に向かって縮径するということができる。なお、本実施例においては、縮径部152の先端は、弾性体製のダストカバー本体の内部に隠れているが、その一部を露出するようにすることもできる。
本発明によれば、ダストカバー100の嵌合部120を、ソケット200(ケース210)に形成された被嵌合部211に嵌合させることにより、ダストカバー100をソケット200に固定させることができる。そして、嵌合部120に備えられた金属製の補強環150における縮径部152の先端が、被嵌合部211に設けられた段差に引っ掛かるため、補強環の先端をソケットの表面に食い込ませる構成に比べて、ソケット200に対するダストカバー100の姿勢を安定させることができる。また、ソケット200からダストカバー100が抜け落ちてしまうことも抑制することができる。
図4には、本発明の実施例2が示されている。上記実施例1では、被嵌合部に設けられる段差が1箇所のみの場合の構成を示したが、本実施例では、当該段差が複数設けられる場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
模式的断面図である。なお、図4においては、ダストカバーが変形していない状態で、環状のダストカバーの中心軸線を含む面で切断した断面の一部を拡大した断面図を示している。ダストカバー100(嵌合部120)の構成については、上記実施例1の場合と同一の構成であるので、その説明は省略する。
110 胴体部
120 嵌合部
130 シール部
150 補強環
151 円筒部
152 縮径部
160 補強環
200 ソケット
210 ケース
211 被嵌合部
212 外周部分
212a 大径部
212b 小径部
212c,212d,212e,212f,212g 外周面部
213 端面
220 底板
230 軸受
231 軸受面
300 ボールスタッド
310 軸部
320 球形部
400 ナックル
500 ナット
Claims (2)
- 軸部の一端に球形部を有するボールスタッドと、
前記球形部の軸受を有し、前記ボールスタッドを回転かつ揺動自在に支持するソケットと、
変形可能な弾性体製の胴体部と、該胴体部の一端側に設けられ、前記ソケットに形成された被嵌合部に嵌る嵌合部と、を有するダストカバーと、
を備えるボールジョイントであって、
前記被嵌合部は、前記嵌合部の被嵌合部に対する嵌合方向とは反対側の方が径の大きな段差を有する外周部分を備えており、
前記嵌合部は、前記胴体部を有するダストカバー本体に備えられる環状の端部により構成されており、かつ該環状の端部の内部には金属製の補強環が埋め込まれると共に、
該補強環は、前記嵌合方向とは反対側に向かって縮径する縮径部を有しており、該縮径部の先端が、前記被嵌合部における前記段差に引っ掛かっていることを特徴とするボールジョイント。 - 前記被嵌合部を構成する前記外周部分は、前記嵌合方向とは反対側の方ほど径が大きくなるように複数の段差が設けられており、前記縮径部の先端は、これら複数の段差のうちのいずれか一つに引っ掛かっていることを特徴とする請求項1に記載のボールジョイント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017024644A JP2018132085A (ja) | 2017-02-14 | 2017-02-14 | ボールジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017024644A JP2018132085A (ja) | 2017-02-14 | 2017-02-14 | ボールジョイント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018132085A true JP2018132085A (ja) | 2018-08-23 |
Family
ID=63248852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017024644A Pending JP2018132085A (ja) | 2017-02-14 | 2017-02-14 | ボールジョイント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018132085A (ja) |
-
2017
- 2017-02-14 JP JP2017024644A patent/JP2018132085A/ja active Pending
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