JP2018131046A - 車両用空調装置 - Google Patents

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秀樹 長野
豊 七間
Yutaka Shichima
豊 七間
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Abstract

【課題】本開示は、回転軸の軸心方向に長いファンアセンブリを有する車両用空調装置において、ファンの寸法と吹出口の位置とが一致しない場合でも円滑に調和空気を吹き出して、空調装置の風量を確保できる車両用空調装置を提供することを目的とする。【解決手段】本発明に係る車両用空調装置1は、吸込口5と吹出口6とを有するケース2と、ファンアセンブリ10と、エバポレータ7と、を備える車両用空調装置において、ファンアセンブリは、モータ12と、複数のブレードを有するインペラ13が複数個連結されたファン本体11とを備え、インペラのうち少なくとも一つは、吹出口をファンアセンブリに投影した投影面の内外に跨って配置された第1のインペラであり、第1のインペラのブレードは、投影面の内側に配置された端部の回転位相が投影面の外側に配置された端部の回転位相より後退するよう捻じられている。【選択図】図2

Description

本開示は、車両の天井又は後席などに配置され、回転軸の軸心方向に長い送風ファンを有する車両用空調装置に関する。
車両の天井又は後席などに配置される空調装置が開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。空調装置は、内部に空気通路を有するとともに吸込口と吹出口とを有するケースと、空気通路に配置される冷却用熱交換器と、冷却された空気を吹出すファンとを備え、全体として車両の幅方向に伸びた形状を有している。
ファンは、回転軸の軸心方向に長いもので、個別のファンを接続することで全長が長くされている。なお、この特許文献1で開示されるファンは、空気の流れがファンの径方向を貫流するタイプのもので、ファンを横切ることからクロスフローファンと呼ばれることもある。
特開2004−338595号公報
特許文献1で示される空調装置は、ファンの全長を長くして、車両の幅方向の全域になるべく層流状に調和空気を流す技術思想を持った製品である。ところで、特許文献1の図3からわかるように、ファンの長さに対して、吹出口の位置が完全に対応しているとは限らない。これは、ユニットの固定部若しくは強度向上のためのリブの設置などによって、ファンの長さよりも吹出口が短くならざるを得ない場合、又は、ファンを駆動するモータを配置するためにファンの端部の位置と吹出口の位置とがずれる場合など、製品をとりまく個々の要因から生じる態様である。
このように、ファンの長さと吹出口の位置とが一致しないと、ファンから吹き出された空気流の一部が円滑に吹出口から吹き出されないこととなり、空調装置として確保できる風量の低下が懸念される。
本開示は、回転軸の軸心方向に長いファンアセンブリを有する車両用空調装置において、ファンの寸法と吹出口の位置とが一致しない場合でも円滑に調和空気を吹き出して、空調装置の風量を確保できる車両用空調装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両用空調装置は、吸込口と吹出口とを有するケースと、該ケース内に設けられ、空気を前記吸入口から吸入して前記吹出口から吹き出させるファンアセンブリと、前記ケース内の前記ファンアセンブリの風上側に設けられたエバポレータと、を備える車両用空調装置において、前記ファンアセンブリは、回転軸を有するモータと、該モータによって回転駆動され、複数のブレードを有するインペラが前記回転軸の軸心方向に複数個連結されたファン本体とを備え、前記インペラのうち少なくとも一つは、前記吹出口を前記ファンアセンブリに投影した投影面の内外に跨って配置された第1のインペラであり、該第1のインペラの前記ブレードは、前記投影面の内側に配置された端部の回転位相が前記投影面の外側に配置された端部の回転位相より後退するよう捻じられていることを特徴とする。
本発明に係る車両用空調装置では、前記インペラのうち前記ファン本体の端部に配置されたインペラは、前記投影面の外側に配置された第2のインペラであり、該第2のインペラの前記ブレードは、前記投影面に近い側の端部の回転位相が前記投影面から遠い側の端部の回転位相より後退するよう捻じられていることが好ましい。第2のインペラから吹き出される空気流を、吹出口から円滑に吹き出すことができる。
本発明に係る車両用空調装置は、吸込口と吹出口とを有するケースと、該ケース内に設けられ、空気を前記吸入口から吸入して前記吹出口から吹き出させるファンアセンブリと、前記ケース内の前記ファンアセンブリの風上側に設けられたエバポレータと、を備える車両用空調装置において、前記ファンアセンブリは、回転軸を有するモータと、該モータによって回転駆動され、複数のブレードを有するインペラが前記回転軸の軸心方向に複数個連結されたファン本体とを備え、前記インペラのうち前記ファン本体の端部に配置されたインペラは、前記投影面の外側に配置された第2のインペラであり、該第2のインペラの前記ブレードは、前記投影面に近い側の端部の回転位相が前記投影面から遠い側の端部の回転位相より後退するよう捻じられていることを特徴とする。
本発明に係る車両用空調装置では、前記インペラのうち少なくとも一つは、前記投影面の内側に配置された第3のインペラであり、該第3のインペラの前記ブレードは、前記回転軸に対して平行に配置されていることが好ましい。第3のインペラから吹き出される空気流を、吹出口から円滑に吹き出すことができる。
本発明に係る車両用空調装置では、前記吹出口が前記ケースの幅方向に2個以上並べて配置され、前記インペラのうち少なくとも一つは、隣り合う前記吹出口の前記投影面に跨って配置された第4のインペラであり、該第4のインペラの前記ブレードは、前記回転軸に対して平行に配置されていることが好ましい。第4のインペラから吹き出される空気流を、各吹出口から円滑に吹き出すことができる。
本発明に係る車両用空調装置では、前記吹出口が前記ケースの幅方向に2個以上並べて配置され、前記インペラのうち少なくとも一つは、隣り合う前記吹出口の前記投影面間に設けられた非投影領域に配置された第5のインペラであり、該第5のインペラの前記ブレードは、前記回転軸に対して平行に配置されていることが好ましい。車両の左右方向での風量をより均一にすることができる。
本開示によれば、回転軸の軸心方向に長いファンアセンブリを有する車両用空調装置において、ファンの寸法と吹出口の位置とが一致しない場合でも円滑に調和空気を吹き出して、空調装置の風量を確保できる車両用空調装置を提供することができる。
本実施形態に係る車両用空調装置の一例を示す横断面図である。 図1に示す車両用空調装置のケースのうちロアーケースの平面図である。 図2のA部分の部分拡大図である。 ツイスト型インペラの一例を示す斜視図である。 ツイスト型インペラの別の例を示す斜視図である。 平行型インペラの一例を示す斜視図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の一態様を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。本発明の効果を奏する限り、種々の形態変更をしてもよい。
本実施形態に係る車両用空調装置1は、図1に示すように、吸込口5と吹出口6とを有するケース2と、ケース2内に設けられ、空気を吸入口5から吸入して吹出口6から吹き出させるファンアセンブリ10と、ケース2内のファンアセンブリ10の風上側に設けられたエバポレータ7と、を備える車両用空調装置において、ファンアセンブリ10は、図2に示すように、回転軸を有するモータ12と、モータ12によって回転駆動され、複数のブレードを有するインペラ13が回転軸の軸心方向に複数個連結されたファン本体11とを備え、インペラ13のうち少なくとも一つは、図3に示すように、吹出口6をファンアセンブリ10に投影した投影面の内外に跨って配置された第1のインペラ13B,13Fであり、第1のインペラ13B,13Fのブレードは、投影面の内側に配置された端部の回転位相が投影面の外側に配置された端部の回転位相より後退するよう捻じられている。
車両用空調装置1は、例えば、車両の天井に設置されるクーリングユニットである。
ケース2は、図1に示すように、アッパーケース3とロアーケース4とを有する。ケース2の車両進行方向の前方には、吸込口5が開口すると共に、ケース2の車両進行方向後方には、吹出口6が開口する。吸込口5には、格子状の枠体8が装着される。また、吹出口6には、空気の吹き出し方向を調整するためのルーバー9が装着される。
ファンアセンブリ10は、図2に示すように、ファン本体11とモータ12とを有する。ファンアセンブリ10は、空気の流れがファン本体11の径方向を貫流するクロスフローファンであることが好ましい。ファン本体11は、モータ12の回転軸の軸心方向に連結された複数個のインペラ13を有する。インペラ13同士は、例えば、接着、又は振動溶着などの方法によって連結されることが好ましい。インペラ13は、複数のブレードを有する。ブレードは、モータ12の回転軸の軸心を中心とした円周上に所定の間隔で配置される。モータ12は、ファン本体11の回転駆動手段である。モータ12の回転軸の軸心方向は、車両の左右方向を向いていることが好ましい。
エバポレータ7は、冷凍サイクル(不図示)の一部として冷媒が通流可能とされており、必要に応じて送風空気を冷却する熱交換器である。エバポレータ7は、図1に示すように、ファンアセンブリ10の風上側、すなわち、ファンアセンブリ10よりも吸込口5側に配置される。ファン本体11が回転すると、吸込口5から吸込まれた空気は、エバポレータ7を通って必要に応じて冷却されて、ファン本体11を貫流する。そして、ファン本体11から吹き出された空気は、吹出口6から車室内に吹き出される。
従来のファンアセンブリでは、すべてのインペラが、ブレードがモータの回転軸の軸心方向に対して平行に配置された平行型インペラである。このため、ファンアセンブリから吹き出される空気は、モータの回転軸の軸心方向に対して略垂直な方向に吹き出される。しかし、例えば、図3に示すインペラ13B,13Fのように、インペラ13B,13Fの一部が、吹出口6をファンアセンブリ10に投影した投影面からずれている場合がある。このずれた位置にあるインペラ13B,13Fから吹き出される空気流れの進行方向が、モータ12の回転軸の軸心方向に対して略垂直な方向であると、通気抵抗が上昇して、風量の低下が懸念される。そこで、本実施形態で用いられるファンアセンブリ10では、インペラ13を、吹出口6をファンアセンブリ10に投影した投影面に対する位置によって分類する。そして、投影面に対する位置に応じて、平行型インペラ、又は、ブレードが回転軸の軸心方向に対して傾斜して配置されたツイスト型インペラを配置する。これによって、各吹出口6から円滑に調和空気を吹き出して、空調装置の風量を確保できる。
図4及び図5は、ツイスト型インペラの一例を示す斜視図である。ツイスト型インペラ100,200のブレード112,212は、一方の端部(図4では紙面右側の端部、図5では紙面左側の端部)112b,212bの回転位相が、他方の端部(図4では紙面左側の端部、図5では紙面右側の端部)112a,212aの回転位相より後退するように捻られている。一方の端部112b,212bの回転位相が、他方の端部112a,212aの回転位相より後退するとは、ツイスト型インペラ100,200が回転方向Rに回転するとき、各ブレード112,212において、一方の端部121b,212bが他方の端部121a,212aよりも後に、回転軸の軸心Oを含む任意の面を通過する関係にあることをいう。ブレード112,212が図4又は図5に示すように捻られていることによって、ツイスト型インペラ100,200から吹き出される空気流れの進行方向d1は、ツイスト型インペラ100,200の中央を横断する軸垂直面Pに対して一方の端部112b,212b側に傾斜する方向となる。
図6は、平行型インペラの一例を示す斜視図である。平行型インペラ300では、ブレード312が図6に示すように回転軸の軸心O方向に対して平行であることによって、平行型インペラ300から吹き出される空気流れの進行方向d1は、回転軸の軸心Oに略垂直な方向となる。
次に、吹出口6の投影面に対する位置によるインペラ13の分類と、分類された各インペラ13について説明する。
インペラ13のうち少なくとも一つは、図3に示すように、吹出口6をファンアセンブリ10に投影した投影面の内外に跨って配置された第1のインペラ13B,13Fである。第1のインペラ13B,13Fを平行型インペラとすると、インペラから吹き出される空気流れの進行方向が、モータ12の回転軸の軸心O方向に対して略垂直な方向となり、通気抵抗が上昇して、風量の低下が懸念される。そこで、本実施形態では、第1のインペラ13B,13Fを、ツイスト型インペラとする。
第1のインペラ13Bは、車両の右側(図3では紙面の左側)の端部が投影面の外側に配置され、車両の左側(図3では紙面の右側)の端部が投影面の内側に配置されている。第1のインペラ13Bとして、例えば、図4に示すツイスト型インペラ100を配置する。このとき、ツイスト型インペラ100のブレード112の一方の端部112bが投影面の内側、他方の端部112aが投影面の外側となるように配置する。これによって、第1のインペラ13B(100)のブレード112が、投影面の内側に配置された端部112bの回転位相が投影面の外側に配置された端部112aの回転位相より後退するよう捻じられる。その結果、第1のインペラ13B(100)から吹き出される空気流れの進行方向d1は、吹出口6の方向を向くので、通気抵抗の上昇を抑制して、風量を確保することができる。
第1のインペラ13Fは、車両の左側(図3では紙面の右側)の端部が投影面の外側に配置され、車両の右側(図3では紙面の左側)の端部が投影面の内側に配置されている。第1のインペラ13Fとして、図5に示すツイスト型インペラ200を配置する。このとき、ツイスト型インペラ200のブレード212の一方の端部212bが投影面の内側、他方の端部212aが投影面の外側となるように配置する。これによって、第1のインペラ13F(200)のブレード212が、投影面の内側に配置された端部212bの回転位相が投影面の外側に配置された端部212aの回転位相より後退するよう捻じられる。その結果、第1のインペラ13F(200)から吹き出される空気流れの進行方向d1は、吹出口6の方向を向くので、通気抵抗の上昇を抑制して、風量を確保することができる。
インペラ13のうちファン本体11の端部に配置されたインペラは、図3に示すように、投影面の外側に配置された第2のインペラ13Aである。第2のインペラ13Aを平行型インペラとすると、インペラから吹き出される空気流れの進行方向が、モータ12の回転軸の軸心O方向に対して略垂直な方向となり、通気抵抗が上昇して、風量の低下が懸念される。そこで、本実施形態では、第2のインペラ13Aを、ツイスト型インペラとする。
第2のインペラ13Aは、車両の左側(図3では紙面の右側)の端部が車両の右側(図3では紙面の左側)の端部が投影面のよりも投影面の近くに配置されている。第2のインペラ13Aとして、例えば、図4に示すツイスト型インペラ100を配置する。このとき、ツイスト型インペラ100のブレード112の一方の端部112bが投影面により近い側、他方の端部112aが投影面により遠い側となるように配置する。これによって、第2のインペラ13A(100)のブレード112が、投影面に近い側の端部112bの回転位相が投影面から遠い側の端部112aの回転位相より後退するよう捻じられる。その結果、第2のインペラ13A(100)から吹き出される空気流れの進行方向d1は、吹出口6の方向を向くので、第2のインペラ13A(100)から吹き出される空気流を、吹出口6から円滑に吹き出すことができる。
本実施形態に係る車両用空調装置1は、インペラ13として、第1のインペラ(例えば、図3のインペラ13B,13F)を有し、第2のインペラ(例えば、図3のインペラ13A)を有さない形態、第1のインペラを有さず、第2のインペラを有する形態、及び第1及び第2のインペラの両方を有する形態を包含する。
インペラ13のうち少なくとも一つは、図3に示すように、投影面の内側に配置された第3のインペラ13C,13Eであり、第3のインペラ13C,13Eのブレードは、回転軸に対して平行に配置されていることが好ましい。第3のインペラ13C,13Eとして、例えば、図6に示す平行型インペラ300を配置する。第3のインペラ13C,13E(300)から吹き出される空気流れの進行方向d1は、モータ12の回転軸の軸心O方向に対して略垂直な方向となり、第3のインペラ13C,13E(300)から吹き出される空気流を、吹出口6から円滑に吹き出すことができる。
本実施形態に係る車両用空調装置1では、吹出口6がケース2の幅方向に2個以上並べて配置され、インペラ13のうち少なくとも一つは、隣り合う吹出口6A,6Bの投影面に跨って配置された第4のインペラ13Dであり、第4のインペラ13Dのブレードは、回転軸に対して平行に配置されていることが好ましい。第4のインペラ13Dとして、例えば、図6に示す平行型インペラ300を配置する。第4のインペラ13D(300)から吹き出される空気流れの進行方向d1は、モータ12の回転軸の軸心O方向に対して略垂直な方向となり、第4のインペラ13D(300)から吹き出される空気流を、吹出口6から円滑に吹き出すことができる。
本実施形態に係る車両用空調装置1では、吹出口6がケース2の幅方向に2個以上並べて配置され、インペラ13のうち少なくとも一つは、隣り合う吹出口6B,6Cの投影面間に設けられた非投影領域に配置された第5のインペラ13Gであり、第5のインペラ13Gのブレードは、回転軸に対して平行に配置されていることが好ましい。車両用空調装置1では、吹出口6が複数ある場合、各吹出口6での風量の均一性が求められる。第5のインペラ13Gを、例えば、図4に示すツイスト型インペラ100とすると、インペラから吹き出される空気流れの進行方向d1が、吹出口6Cの方向を向く。そうすると、吹出口6Cでの風量が、吹出口6Bでの風量よりも多くなり、各吹出口6での風量の均一性が損なわれるおそれがある。そこで、本実施形態では、第5のインペラ13Gを、平行型インペラとする。第5のインペラ13Gとして、例えば、図6に示す平行型インペラ300を配置する。これによって、吹出口6B,6Cから吹き出される風量をより均一とすることができる。
図1及び図2では、車両の天井などに配置される天井置きの空調装置を例にとって説明しているが、本実施形態に係る車両用空調装置は、例えば車両の後方、例えば、トランクルーム付近に配置されるリア空調装置にも適用できる。リア空調装置は、天井置きの空調装置と比べて、一般に、車両の幅方向における吹出口の幅が狭く限定され、通気抵抗の上昇が懸念されるところ、本実施形態に係る車両用空調装置は、所望する吹出口の方向へ空気を吹出すことができるので、通気抵抗の上昇を抑制できる。
1 車両用空調装置
2 ケース
3 アッパーケース
4 ロアーケース
5 吸込口
6 吹出口
7 エバポレータ
8 枠体
9 ルーバー
10 ファンアセンブリ
11 ファン本体
12 モータ
13 インペラ
13A 第2のインペラ
13B,13F 第1のインペラ
13C,13E 第3のインペラ
13D 第4のインペラ
13G 第5のインペラ
100,200 ツイスト型インペラ
112,212 ブレード
112a,212a 他方の端部
112b,212b 一方の端部
300 平行型インペラ
312 ブレード
d1 空気流れの進行方向
O 回転軸の軸心
P インペラの中央を横断する軸垂直面
R 回転方向

Claims (6)

  1. 吸込口(5)と吹出口(6)とを有するケース(2)と、
    該ケース(2)内に設けられ、空気を前記吸入口(5)から吸入して前記吹出口(6)から吹き出させるファンアセンブリ(10)と、
    前記ケース(2)内の前記ファンアセンブリ(10)の風上側に設けられたエバポレータ(7)と、を備える車両用空調装置において、
    前記ファンアセンブリ(10)は、回転軸を有するモータ(12)と、該モータ(12)によって回転駆動され、複数のブレードを有するインペラ(13)が前記回転軸の軸心方向に複数個連結されたファン本体(11)とを備え、
    前記インペラ(13)のうち少なくとも一つは、前記吹出口(6)を前記ファンアセンブリ(10)に投影した投影面の内外に跨って配置された第1のインペラ(13B,13F)であり、
    該第1のインペラ(13B,13F)の前記ブレードは、前記投影面の内側に配置された端部の回転位相が前記投影面の外側に配置された端部の回転位相より後退するよう捻じられていることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記インペラ(13)のうち前記ファン本体(11)の端部に配置されたインペラは、前記投影面の外側に配置された第2のインペラ(13A)であり、
    該第2のインペラ(13A)の前記ブレードは、前記投影面に近い側の端部の回転位相が前記投影面から遠い側の端部の回転位相より後退するよう捻じられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 吸込口(5)と吹出口(6)とを有するケース(2)と、
    該ケース(2)内に設けられ、空気を前記吸入口(5)から吸入して前記吹出口(6)から吹き出させるファンアセンブリ(10)と、
    前記ケース(2)内の前記ファンアセンブリ(10)の風上側に設けられたエバポレータ(7)と、を備える車両用空調装置において、
    前記ファンアセンブリ(10)は、回転軸を有するモータ(12)と、該モータ(12)によって回転駆動され、複数のブレードを有するインペラ(13)が前記回転軸の軸心方向に複数個連結されたファン本体(11)とを備え、
    前記インペラ(13)のうち前記ファン本体(11)の端部に配置されたインペラは、前記投影面の外側に配置された第2のインペラ(13A)であり、
    該第2のインペラ(13A)の前記ブレードは、前記投影面に近い側の端部の回転位相が前記投影面から遠い側の端部の回転位相より後退するよう捻じられていることを特徴とする車両用空調装置。
  4. 前記インペラ(13)のうち少なくとも一つは、前記投影面の内側に配置された第3のインペラ(13C,13E)であり、
    該第3のインペラ(13C,13E)の前記ブレードは、前記回転軸に対して平行に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の車両用空調装置。
  5. 前記吹出口(6)が前記ケース(2)の幅方向に2個以上並べて配置され、
    前記インペラ(13)のうち少なくとも一つは、隣り合う前記吹出口(6A,6B)の前記投影面に跨って配置された第4のインペラ(13D)であり、
    該第4のインペラ(13D)の前記ブレードは、前記回転軸に対して平行に配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の車両用空調装置。
  6. 前記吹出口(6)が前記ケース(2)の幅方向に2個以上並べて配置され、
    前記インペラ(13)のうち少なくとも一つは、隣り合う前記吹出口(6B,6C)の前記投影面間に設けられた非投影領域に配置された第5のインペラ(13G)であり、
    該第5のインペラ(13G)の前記ブレードは、前記回転軸に対して平行に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の車両用空調装置。
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