JP2018129941A - Step-up power supply device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、昇圧電源装置に関する。特に、燃料噴射制御に適用される昇圧電源装置に関する。 The present invention relates to a boost power supply device. In particular, the present invention relates to a boost power supply device applied to fuel injection control.
従来、昇圧電源装置の一例として、特許文献1に開示されたインジェクタを駆動する駆動回路がある。インジェクタのソレノイドは、バッテリ電源ラインに接続されると共に、バッテリ電圧よりも高いエネルギーを蓄積したコンデンサに接続されている。つまり、駆動回路は、昇圧回路のトランジスタがオンオフされると、ダイオードを通じてコンデンサが充電される。これにより、コンデンサは、バッテリ電圧よりも高い電圧に充電され、バッテリ電圧よりも高いエネルギーを蓄積することができる。そして、駆動回路は、インジェクタの開弁開始時に、コンデンサから放電させることで、インジェクタの開弁応答性を向上させている。なお、また、コンデンサは、ダイオードを通してソレノイドのオフ時に発生する逆起電力エネルギーを回収することになる。 Conventionally, there is a drive circuit for driving an injector disclosed in Patent Document 1 as an example of a boost power supply device. The injector solenoid is connected to a battery power supply line and to a capacitor that stores energy higher than the battery voltage. That is, in the drive circuit, when the transistor of the booster circuit is turned on / off, the capacitor is charged through the diode. As a result, the capacitor is charged to a voltage higher than the battery voltage and can store energy higher than the battery voltage. The drive circuit improves the valve opening response of the injector by discharging from the capacitor at the start of the valve opening of the injector. In addition, the capacitor collects back electromotive force energy generated when the solenoid is turned off through the diode.
ところで、上記駆動回路は、昇圧時にコイルからダイオードを介してコンデンサに流れる充電電流として、上側電流閾値を最大値とした電流が流れることになる。また、駆動回路は、コンデンサに充電電流が流れている間、コンデンサやコンデンサに繋がる配線のインピーダンスにより、コンデンサの+側の電圧である昇圧回路電圧が過渡的に上昇する。この過渡電圧は、コンデンサのESR(等価直列抵抗)による影響が支配的である。 By the way, in the drive circuit, a current having a maximum upper current threshold value flows as a charging current that flows from the coil to the capacitor via the diode during boosting. In the drive circuit, while the charging current flows through the capacitor, the booster circuit voltage, which is the voltage on the + side of the capacitor, rises transiently due to the impedance of the capacitor and the wiring connected to the capacitor. This transient voltage is dominated by the ESR (equivalent series resistance) of the capacitor.
通常、昇圧回路に含まれる部品やコンデンサの耐電圧は、充電完了電圧にマージンを持たせている。しかしながら、上記過渡電圧による影響が大きい場合、耐電圧のマージンを更に大きくとる必要がある。 Usually, the withstand voltage of components and capacitors included in the booster circuit provides a margin for the charge completion voltage. However, when the influence of the transient voltage is large, it is necessary to further increase the withstand voltage margin.
本開示は、上記問題点に鑑みなされたものであり、昇圧回路に含まれる回路部品に要求される耐電圧を下げることができる昇圧電源装置を提供することを目的とする。 The present disclosure has been made in view of the above problems, and an object of the present disclosure is to provide a boost power supply device that can reduce a withstand voltage required for circuit components included in the boost circuit.
上記目的を達成するために本開示は、
昇圧回路における充電されたコンデンサを放電させて、負荷を駆動する昇圧電源装置であって、
コンデンサの充電時において、コンデンサを充電する充電電流に同期した昇圧回路電圧が、昇圧回路に含まれる回路部品の耐電圧を超えるか否かを推定する推定部(S11,S11a,S11b)と、
推定部によって、回路部品の耐電圧を超えると推定された場合、回路部品の耐電圧を超えると推定される前よりも充電電流を低減させる低減部(S12)と、を備えていることを特徴とする。
In order to achieve the above object, the present disclosure
A boost power supply device that drives a load by discharging a charged capacitor in a boost circuit,
An estimation unit (S11, S11a, S11b) for estimating whether the booster circuit voltage synchronized with the charging current for charging the capacitor exceeds the withstand voltage of the circuit components included in the booster circuit when the capacitor is charged;
And a reduction unit (S12) that reduces the charging current when it is estimated by the estimation unit to exceed a withstand voltage of the circuit component than before it is estimated to exceed the withstand voltage of the circuit component. And
このように、本開示は、昇圧回路電圧が回路部品の耐電圧を超えると推定した場合に、回路部品の耐電圧を超えると推定される前よりも充電電流を低減させる。このため、本開示は、昇圧回路電圧が回路部品の耐電圧を超えることを抑制できる。よって、本開示は、コンデンサのESRなどによって生じる過渡電圧に備えて、耐電圧が高い回路部品を用いる必要がない。つまり、本開示は、回路部品の耐電圧を超えると推定された場合に充電電流を低減させる構成を有していない場合よりも、昇圧回路に含まれる回路部品に要求される耐電圧を下げることができる。 Thus, when it is estimated that the boost circuit voltage exceeds the withstand voltage of the circuit component, the present disclosure reduces the charging current more than before it is estimated that the withstand voltage of the circuit component is exceeded. Thus, the present disclosure can suppress the boost circuit voltage from exceeding the withstand voltage of the circuit component. Therefore, the present disclosure does not require the use of a circuit component having a high withstand voltage in preparation for a transient voltage caused by ESR of the capacitor. In other words, the present disclosure lowers the withstand voltage required for the circuit components included in the booster circuit, compared to the case where the configuration that reduces the charging current when it is estimated that the withstand voltage of the circuit components is exceeded. Can do.
なお、特許請求の範囲、及びこの項に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。 It should be noted that the reference numerals in parentheses described in the claims and in this section indicate the correspondence with the specific means described in the embodiments described later as one aspect, and the technical scope of the invention It is not limited.
以下において、図面を参照しながら、発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において、先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において、構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を参照し適用することができる。 Hereinafter, a plurality of embodiments for carrying out the invention will be described with reference to the drawings. In each embodiment, portions corresponding to the matters described in the preceding embodiment may be denoted by the same reference numerals and redundant description may be omitted. In each embodiment, when only a part of the configuration is described, the other configurations described above can be applied to other portions of the configuration.
本実施形態では、一例として、本発明をECU(Electronic Control Unit)100に適用した例を採用する。ECU100は、エンジンを備えた車両に搭載可能に構成されており、エンジンへの燃料噴射を制御する燃料噴射制御装置である。つまり、ECU100は、昇圧回路20における充電されたコンデンサ25を放電させて、負荷としてのインジェクタ200を駆動する。
In the present embodiment, as an example, an example in which the present invention is applied to an ECU (Electronic Control Unit) 100 is employed. The ECU 100 is configured to be mountable on a vehicle equipped with an engine, and is a fuel injection control device that controls fuel injection to the engine. That is, the
まず、図1を用いて、ECU100の構成に関して説明する。ECU100は、インジェクタ200の両端が接続されている。ECU100は、インジェクタ駆動IC(以下、駆動回路)10、昇圧回路20、マイコン30、その他の回路素子を備えている。また、ECU100は、その他の回路素子として、第2ダイオード41、放電スイッチング素子42、定電流スイッチング素子43、第3ダイオード44、気筒スイッチング素子45、第2電流検出抵抗46、プルアップ抵抗47、サーミスタ48を備えている。なお、本実施形態のECU100は、プルアップ抵抗47、サーミスタ48を備えていなくてもよい。各スイッチング素子21、42、43、45としてMOSFETを採用している。しかしながら、各スイッチング素子21、42、43、45は、これに限定されない。
First, the configuration of the
インジェクタ200は、一端が気筒スイッチング素子45と第2電流検出抵抗46を介してグランドに接続されている。気筒スイッチング素子45は、ソースが第2電流検出抵抗46の一端に接続され、ドレインがインジェクタ200の一端に接続されている。第2電流検出抵抗46は、一端が気筒スイッチング素子45のソースに接続され、他端がグランドに接続されている。
One end of the
また、インジェクタ200は、他端が定電流スイッチング素子43を介してバッテリVBに接続されると共に、放電スイッチング素子42を介して昇圧回路20のコンデンサ25に接続されている。このインジェクタの他端は、定電流スイッチング素子43のソース及び放電スイッチング素子42のソースに接続されており、第3ダイオード44を介してグランドに接続されている。
The other end of the
なお、第3ダイオード44は、アノードがグランドに接続され、カソードが定電流スイッチング素子43のソース及び放電スイッチング素子42のソースに接続されている。定電流スイッチング素子43は、ドレインがバッテリVBに接続されている。放電スイッチング素子42は、ドレインがコンデンサ25の一端に接続されている。
The third diode 44 has an anode connected to the ground and a cathode connected to the source of the constant
更に、気筒スイッチング素子45が接続される側のインジェクタの一端と、コンデンサ25と放電スイッチング素子42のドレインとの経路との間には、第2ダイオード41が接続されている。第2ダイオード41は、アノードがインジェクタ200の他端に接続され、カソードがコンデンサ25と放電スイッチング素子42のドレインとの経路に接続されている。これにより、インジェクタ200の回収電流Irは、図1の二点鎖線で示すように、インジェクタ200の他端から、第2ダイオード41を介してコンデンサ25へと流れる。また、回収電流Irは、気筒スイッチング素子45のオフ時にインジェクタ200のソレノイドから第2ダイオード41を介してコンデンサ25へと流れる。
Further, a
駆動回路10は、充電制御回路11、AND回路12、バッファ回路13、コンパレータ14、閾値切替回路15、フィルタ16を備えている。駆動回路10は、各スイッチング素子21、42、43、45のゲートに接続されており、各スイッチング素子21、42、43、45に駆動信号を出力することによりオンオフ制御する。
The
充電制御回路11は、フィルタ16を介して、昇圧回路20における第1ダイオード24のカソードとコンデンサ25の+側端子との間の経路に接続されており、回路電圧Vcをモニタ可能に構成されている。また、充電制御回路11は、回路電圧Vcが目標電圧に達していない場合はAND回路に充電許可信号を出力する。なお、回路電圧Vcは、昇圧回路電圧に相当する。また、回路電圧Vcは、コンデンサ25の+端子側の電圧である。
The
AND回路12には、充電制御回路11と、コンパレータ14の出力端が接続されている。AND回路12の出力端は、バッファ回路13を介して、昇圧スイッチング素子21のゲートに接続されている。
The AND
コンパレータ14は、−側の入力端が、昇圧スイッチング素子21のソースと第1電流検出抵抗23の一端との間の経路上に接続されており、昇圧スイッチング素子21を流れる電流に比例した電圧値が設定される。また、コンパレータ14は、+側の入力端に、閾値切替回路15が接続されている。
The
閾値切替回路15は、マイコン30からの閾値変更命令に応じて、コンパレータ14における+側の入力端の電圧を設定する。つまり、閾値切替回路は、マイコン30からの命令に応じて、コンパレータ14における+側の入力端に、充電電流Icの上限値を示す上側電流閾値を設定する。なお、後程説明するが、本実施形態では、上側電流閾値として、第1電流閾値iH1と、第1電流閾値iH1よりも小さい値である第2電流閾値iH2を採用する。つまり、駆動回路10は、充電電流Icが第1電流閾値iH1又は第2電流閾値iH2を超えないように、昇圧回路20を制御する。なお、図3における充電電流Icの波形に記載している第1電流閾値iH1と第2電流閾値iH2は、上側電流閾値の波形に記載している第1電流閾値iH1と第2電流閾値iH2と同じ値である。
The
第1電流閾値iH1は、回路電圧Vcが昇圧回路20に含まれる回路部品の耐電圧を超えると推定(判定)される前の値に相当し、判定までに昇圧回路20に含まれる回路部品の耐電圧を超えない設定値である。言い換えると、第1電流閾値iH1は、最初の1パルスに、回路部品の耐電圧を超えない設定値である。また、最初の1パルスとは、昇圧スイッチング素子21への駆動信号における最初のオンとオフに相当する。以下、昇圧回路20に含まれる回路部品を、単に回路部品とも称する。
The first current threshold value iH1 corresponds to a value before it is estimated (determined) that the circuit voltage Vc exceeds the withstand voltage of the circuit component included in the
一方、第2電流閾値iH2は、第1電流閾値iH1よりも小さい値に相当し、最悪条件において回路部品の耐電圧を超えない設定値である。この最悪条件とは、コンデンサ25の等価直列抵抗が最大であり、且つ、コンデンサ25に流れる電流が最大となったときである。また、コンデンサ25に流れる充電電流Icが最大となるのは、回収電流Irとコンデンサ25の充電が重複した時である。
On the other hand, the second current threshold iH2 corresponds to a value smaller than the first current threshold iH1, and is a set value that does not exceed the withstand voltage of the circuit component in the worst condition. The worst condition is when the equivalent series resistance of the
昇圧回路20は、回路部品として、昇圧スイッチング素子21、昇圧コイル22、第1電流検出抵抗23、第1ダイオード24、コンデンサ25を備えている。昇圧スイッチング素子21は、ゲートが駆動回路10に接続され、ソースが第1電流検出抵抗23を介してグランドに接続され、ドレインが昇圧コイル22を介してバッテリVBに接続されている。第1電流検出抵抗23は、一端が昇圧スイッチング素子21のソースに接続され、他端がグランドに接続されている。このように、昇圧スイッチング素子21は、昇圧コイル22と基準電位としてのグランドとの間の経路に、ドレインとソースが直列に接続されている。また、第1電流検出抵抗23と昇圧スイッチング素子21のソースとの間の経路は、駆動回路10におけるコンパレータ14の−側の入力端に接続されている。
The
昇圧コイル22は、一端がバッテリVBに接続され、電源電圧としてのバッテリ電圧が供給されるように構成されている。また、昇圧コイル22は、他端が昇圧スイッチング素子21のドレインに接続されている。
The
昇圧コイル22の他端と昇圧スイッチング素子21のドレインとの間の経路には、第1ダイオード24のアノードが接続されている。第1ダイオード24は、カソードがコンデンサ25の一端及び放電スイッチング素子42のドレインに接続されている。第1ダイオード24のカソードとコンデンサ25の+側端子との間の経路は、マイコン30に接続されている。コンデンサ25は、第1ダイオード24のカソードとグランドとの間に接続されている。昇圧回路20は、昇圧スイッチング素子21をオンにして昇圧コイル22に電流を流し、充電電流Icが上側電流閾値に達すると昇圧スイッチング素子21をオンからオフに切り替えて、昇圧コイル22から放出されるエネルギーでコンデンサ25を充電する。
The anode of the
マイコン30は、演算部と、プログラムやデータを記憶する記憶媒体、AD変換回路などを備えている。記憶媒体は、演算部によって読み取り可能なプログラムを非一時的に格納している。また、記憶媒体は、演算部によって読み取り及び書き込み可能なデータを格納している。この記憶媒体は、半導体メモリまたは磁気ディスクなどによって提供されうる。マイコン30は、演算部がデータを参照しつつ、プログラムを実行するなどして演算処理を行う。
The
マイコン30は、第1ダイオード24のカソードとコンデンサ25の+側端子との間の経路に接続されており、回路電圧Vcをモニタ可能に構成されている。つまり、マイコン30は、回路電圧VcをAD変換によりモニタする機能を備えている。
The
マイコン30は、駆動回路10と昇圧スイッチング素子21のゲートとの間の経路に接続されており、昇圧スイッチング素子21の駆動信号をモニタ可能に構成されている。つまり、マイコン30は、昇圧スイッチング素子21の駆動信号をモニタする機能を備えている。
The
マイコン30は、Vcc(例えば5V)へプルアップするためのプルアップ抵抗47と、サーミスタ48の中点との間の経路に接続されており、ECU100内の温度をモニタ可能に構成されている。つまり、マイコン30は、プルアップ抵抗47を介したサーミスタ48による、ECU100の内部温度をモニタする機能を備えている。また、上記のように、コンデンサ25は、ECU100に設けられている。このため、ECU100の内部温度は、コンデンサ25の搭載環境における温度とみなすことができる。
The
マイコン30は、上記三つのモニタ結果に基づいて、回路電圧Vcの上昇を判定し、駆動回路10の閾値切替回路15に閾値変更命令を出力する構成となっている。なお、上記のように、本実施形態では、ECU100内部温度をモニタする機能を備えていなくてもよい。
The
ここで、図2、図3を用いて、ECU100の処理動作に関して説明する。
Here, the processing operation of the
ECU100は、図3のタイミングt0に示すように、駆動回路10からの噴射信号に応じて気筒スイッチング素子45がオンする。また、ECU100は、気筒スイッチング素子45のオンと同時に放電スイッチング素子42が一定時間だけオンし、昇圧回路20のコンデンサ25の充電エネルギーがインジェクタ200に対して放出される。これにより、ECU100は、インジェクタ200の開弁当初に大電流を流すことができ、インジェクタ200の開弁応答性を向上できる。このときのインジェクタ電流をピーク電流と呼ぶ。
In the
その後、ECU100は、気筒スイッチング素子45に接続された第2電流検出抵抗46により検出されるインジェクタ電流に応じて定電流スイッチング素子43がオンオフさせることで、インジェクタ200を定電流駆動する。そして、ECU100は、タイミングt3で、気筒スイッチング素子45をオフさせると共に、定電流スイッチング素子43をオフさせ、インジェクタ200の通電を停止する。
Thereafter, the
次に、ECU100における昇圧動作に関して説明する。ECU100は、タイミングt0以降に示すように、昇圧回路20における昇圧スイッチング素子21を繰り返しオンオフさせることでコンデンサ25を充電する。昇圧回路20は、インジェクタ200のピーク電流印加時に、コンデンサ25から失われるエネルギーを充電するために動作する。
Next, the boosting operation in the
駆動回路10は、昇圧スイッチング素子21をオンすると、昇圧スイッチング素子21を介して昇圧コイル22に駆動電流が流れる。駆動回路10は、駆動電流を昇圧スイッチング素子21とグランドの間にある第1電流検出抵抗23によりモニタし、コンパレータ14により上側電流閾値と比較する。この上側電流閾値は、閾値切替回路15によって設定された値である。
When the
駆動回路10は、例えばタイミングt1に示すように、駆動電流が上側電流閾値にまで増加したと判定すると、昇圧スイッチング素子21をオフする。昇圧回路20は、昇圧スイッチング素子21のオフ時に昇圧コイル22から放出されるエネルギーでコンデンサ25を充電する。また、駆動回路10は、昇圧スイッチング素子21のオフ後、所定の時間が経過すると、例えばタイミングt2に示すように、昇圧スイッチング素子21を再びオンする。駆動回路10は、以上の動作を繰り返すことにより、昇圧スイッチング素子21をオンオフさせ、回路電圧Vcが目標電圧に達すると昇圧スイッチング素子21のオンオフを停止する。
If the
このとき、コンデンサ25に流れる充電電流Icは、昇圧スイッチング素子21のオフ直後(t2)は上側電流閾値となっており、昇圧スイッチング素子21のオフ中に徐々に低下して0(ゼロ)になる。また、昇圧回路20は、充電電流Icが流れることによりコンデンサ25が充電され、回路電圧Vcが上昇する。そして、上記のように、昇圧回路20では、コンデンサ25に充電電流Icが流れる間、回路部品や昇圧回路20内の配線インピーダンスにより、回路電圧Vcが充電電流Icに同期して過渡的に上昇する。特に、回路電圧Vcは、例えば、図3のタイミングt3の二点鎖線で示すように、回収電流Irが流れるタイミングとコンデンサ25の充電タイミングが重複した時に顕著に上昇する。
At this time, the charging current Ic flowing through the
そこで、マイコン30は、昇圧回路20のコンデンサ充電時に、充電電流Icに同期した回路電圧Vcの電圧上昇幅をモニタし、モニタした値により充電電流Icの上側電流閾値を変更するか否かを判定する。所定値Vth1は、第1所定値に相当し、回路電圧Vcが、回路部品の耐電圧を超える可能性があるとみなせる値である。よって、マイコン30は、電圧上昇幅が所定値Vth1を上回った場合、回路電圧Vcが、回路部品の耐電圧を超える可能性があるとみなす。
Therefore, the
そして、マイコン30は、昇圧スイッチング素子21のオフ時における充電電流Icに同期した回路電圧Vcの電圧上昇幅を計算し、電圧上昇幅が所定値Vth1を上回った場合に、駆動回路10に閾値変更命令を送信し、上側電流閾値を第1電流閾値iH1から第2電流閾値iH2に変更する。このように、ECU100は、上側電流閾値の切り替え処理を行う。
Then, the
なお、マイコン30は、昇圧スイッチング素子21のオフ時(t1〜t2)、すなわちコンデンサ充電時の電圧値をAD変換回路にて常時モニタし、最大値と最小値の差をとることにより、回路電圧Vcの電圧上昇幅を求める。また、マイコン30は、昇圧スイッチング素子21の駆動信号をモニタすることにより、昇圧スイッチング素子21のオフタイミングを検出することができる。
The
ここで、上側電流閾値の切り替え処理に関して、図2のフローチャートを用いて説明する。駆動回路10は、ECU100の電源オンや、コンデンサ25の充電を開始すると、図2のフローチャートをスタートする。
Here, the switching process of the upper current threshold will be described with reference to the flowchart of FIG. The
ステップS10では、第1電流閾値iH1にて充電制御を行う。つまり、マイコン30は、コンデンサ25の充電を開始すると、上側電流閾値を第1電流閾値iH1に設定する。そして、駆動回路10は、コンデンサ25の充電を開始すると、上側電流閾値として第1電流閾値iH1が設定された状態でコンデンサ25の充電を行う。
In step S10, charge control is performed at the first current threshold iH1. That is, when the
ステップS11では、回路電圧Vcの電圧上昇幅≧Vth1であるか否かを判定する(推定部)。マイコン30は、回路電圧Vcの電圧上昇幅≧Vth1でないと判定した場合、回路電圧Vcが、回路部品の耐電圧を超える可能性は低いとみなしてステップS13へ進む。一方、マイコン30は、回路電圧Vcの電圧上昇幅≧Vth1であると判定した場合、回路電圧Vcが、回路部品の耐電圧を超える可能性があるとみなしてステップS12へ進む。このように、マイコン30は、コンデンサの充電時において、コンデンサ25を充電する充電電流Icに同期した回路電圧Vcが、回路部品の耐電圧を超えるか否かを推定すると言える。
In step S11, it is determined whether or not the voltage increase width of the circuit voltage Vc ≧ Vth1 (estimator). If the
ステップS12では、第2電流閾値iH2に変更して充電制御を行う(低減部)。つまり、マイコン30は、上側電流閾値を第1電流閾値iH1から第2電流閾値iH2に変更する。言い換えると、マイコン30は、回路電圧Vcが回路部品の耐電圧を超えると推定された場合、上側電流閾値を回路部品の耐電圧を超えると推定される前の第1電流閾値iH1よりも小さい第2電流閾値iH2に切り替える。これによって、駆動回路10は、上側電流閾値として第2電流閾値iH2が設定された状態でコンデンサ25の充電を行うことになる。
In step S12, the charge control is performed by changing to the second current threshold iH2 (reduction unit). That is, the
昇圧回路20は、上側電流閾値が第1電流閾値iH1から第2電流閾値iH2に変更されると、上側電流閾値が第1電流閾値iH1の場合よりも、充電電流Icを低減することになる。つまり、マイコン30は、回路部品の耐電圧を超えると推定された場合、回路部品の耐電圧を超えると推定される前よりも充電電流Icを低減させる。
When the upper current threshold is changed from the first current threshold iH1 to the second current threshold iH2, the
ステップS13では、第1電流閾値iH1にて充電制御を行う。マイコン30は、電圧上昇幅が所定値Vth1を下回った場合、上側電流閾値を第1電流閾値iH1のままとする。これによって、駆動回路10は、上側電流閾値として第1電流閾値iH1が設定された状態でコンデンサ25の充電を継続する。このように、マイコン30は、回路電圧Vcの電圧上昇幅と所定値Vth1と比較することで、上側電流閾値を変更するかどうかを判定する。
In step S13, charge control is performed at the first current threshold iH1. When the voltage increase width is less than the predetermined value Vth1, the
ステップS14では、回路電圧Vcが目標電圧に到達しているか否かを判定する。充電制御回路11は、回路電圧Vcが目標電圧に到達しているか否かを判定して、到達していると判定した場合はステップS15へ進み、到達していないと判定した場合はステップS11へ戻る。そして、ステップS15では、到達していると判定した場合は、充電許可信号を停止する。充電制御回路11は、AND回路12へ出力している充電許可信号を停止する。これによって、駆動回路10は、コンデンサ25への充電を停止させ、昇圧処理を終了させる。
In step S14, it is determined whether or not the circuit voltage Vc has reached the target voltage. The
このように、ECU100は、第1電流閾値iH1のままだと最悪条件の際に、耐電圧を超える可能性あるかどうかを判定し、越える可能性ある場合は第2電流閾値iH2に切り替える制御を行う。また、ECU100は、第1電流閾値iH1を設定せずに、第2電流閾値iH2で固定すると、回路電圧Vcが耐電圧を超える可能性が低いが、昇圧能力を確保できない。このため、ECU100は、第2電流閾値iH2に固定せずに、電圧上昇幅が所定値Vth1に達するまでは、第1電流閾値iH1を設定し、充電電流Icを高くしておく。
As described above, the
以上のように、ECU100は、回路電圧Vcが回路部品の耐電圧を超えると推定した場合に、回路部品の耐電圧を超えると推定される前よりも充電電流を低減させる。このため、EUC100は、回路電圧Vcが回路部品の耐電圧を超えることを抑制できる。よって、ECU100は、コンデンサ25のESRなどによって生じる過渡電圧に備えて、耐電圧が高い回路部品を用いる必要がない。つまり、ECU100は、回路部品の耐電圧を超えると推定された場合に充電電流Icを低減させる構成を有していない場合よりも、回路部品に要求される耐電圧を下げることができる。
As described above, when the
ECU100は、回路部品に要求される耐電圧を下げることができるため、耐電圧が高い回路部品を用いる場合よりも、体格を小さくすることができる。また、ECU100は、耐電圧が高い回路部品を用いる場合よりも、回路部品のコストダウンが期待できる。更に、ECU100は、耐電圧が高い回路部品を用いる場合よりも、電圧変動により、回路のエミッションノイズが大きくなることを抑制できる。
The
また、マイコン30は、エンジンの回転数を取得可能に構成されていてもよい。この場合、マイコン30は、コンデンサ25の充電開始時の回路電圧Vcが低電圧閾値以下で、且つ、エンジンの回転数が所定の回転数閾値以上の場合、第1電流閾値iH1から第2電流閾値iH2への変更を禁止してもよい。なお、低電圧閾値は、第3所定値に相当し、回路電圧Vcの変動よりも昇圧能力の確保を優先させるべき状況とみなせる値である。
The
通常、充電電流Icを低くすると充電にかかる時間が長くなる。このため、エンジン高回転時は、インジェクタ200の噴射で失ったエネルギーを、次の噴射までに充電することができない。これは、コンデンサ25の充電開始時に、回路電圧Vcが十分高い値である場合は問題ない。しかしながら、回路電圧Vcが低い場合は、インジェクタ200の噴射に必要な回路電圧vcを確保できない可能性がある。このため、ECU100は、上記のように第1電流閾値iH1から第2電流閾値iH2への変更を禁止することで、インジェクタ200の噴射に必要な回路電圧vcを確保しやすくなり好ましい。
Usually, when the charging current Ic is lowered, the time required for charging becomes longer. For this reason, at the time of high engine rotation, the energy lost by the injection of the
なお、本実施形態では、昇圧電源装置をECU100に適用した例を採用している。しかしながら、本発明は、これに限定されず、同様の構成及び動作をする装置であれば適用できる。
In the present embodiment, an example in which the boosting power supply device is applied to the
以上、本発明の好ましい実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、上記実施形態に何ら制限されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。以下に、本発明のその他の形態として、第2実施形態〜第4実施形態に関して説明する。上記実施形態及び第2実施形態〜第4実施形態は、夫々単独で実施することも可能であるが、適宜組み合わせて実施することも可能である。本発明は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、種々の組み合わせによって実施可能である。 The preferred embodiments of the present invention have been described above. However, the present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention. Below, 2nd Embodiment-4th Embodiment are described as another form of this invention. The above embodiment and the second to fourth embodiments can be carried out independently, but can also be carried out in combination as appropriate. The present invention is not limited to the combinations shown in the embodiments, and can be implemented by various combinations.
(第2実施形態)
図4、図5を用いて、第2実施形態のECUに関して説明する。本実施形態のECUは、第1実施形態のECU100と同様の構成を有している。このため、本実施形態のECUは、第1実施形態のECU100と同じ符号を用いる。また、本実施形態のECU100の処理において、第1実施形態のECU100と同じ処理には、同じステップ番号を採用して説明を省略する。つまり、図4において、図2と同じステップ番号の処理は、図2の説明を参照できる。
(Second Embodiment)
The ECU according to the second embodiment will be described with reference to FIGS. 4 and 5. The ECU of this embodiment has the same configuration as the
本実施形態のECU100は、上側電流閾値を変更するか否かを判定するための情報、すなわち、回路電圧Vcが回路部品の耐電圧を超えるか否かを推定するための情報が第1実施形態のECU100と異なる。本実施形態のECU100は、図5に示すように、回路電圧Vcが所定値Vth2を上回るかどうかで上側電流閾値の変更を行うかどうかを判定する。
The
所定値Vth2は、第2所定値に相当し、0Vを基準にした値である。また、所定値Vth2は、回路電圧Vcが、回路部品の耐電圧を超える可能性があるとみなせる値である。よって、マイコン30は、回路電圧Vcが所定値Vth2を上回った場合、回路電圧Vcが、回路部品の耐電圧を超える可能性があるとみなす。
The predetermined value Vth2 corresponds to the second predetermined value and is a value based on 0V. The predetermined value Vth2 is a value that can be considered that the circuit voltage Vc may exceed the withstand voltage of the circuit component. Therefore, the
ここで、上側電流閾値の切り替え処理に関して、図4のフローチャートを用いて説明する。駆動回路10は、ECU100の電源オンや、コンデンサ25の充電を開始すると、図4のフローチャートをスタートする。
Here, the switching process of the upper current threshold will be described with reference to the flowchart of FIG. The
そして、ステップS11aでは、回路電圧Vc≧Vth2であるか否かを判定する(推定部)。マイコン30は、回路電圧Vcの電圧上昇幅≧Vth2でないと判定した場合、回路電圧Vcが、回路部品の耐電圧を超える可能性は低いとみなしてステップS13へ進む。一方、マイコン30は、回路電圧Vcの電圧上昇幅≧Vth2であると判定した場合、回路電圧Vcが、回路部品の耐電圧を超える可能性があるとみなしてステップS12へ進む。このように、マイコン30は、コンデンサの充電時において、コンデンサ25を充電する充電電流Icに同期した回路電圧Vcが、回路部品の耐電圧を超えるか否かを推定すると言える。本実施形態のECU100は、上記実施形態のECU100と同様の効果を奏することができる。
In step S11a, it is determined whether or not circuit voltage Vc ≧ Vth2 is satisfied (estimator). If the
(第3実施形態)
図6を用いて、第3実施形態のECUに関して説明する。本実施形態のECUは、第1実施形態のECU100と同様の構成を有している。このため、本実施形態のECUは、第1実施形態のECU100と同じ符号を用いる。また、本実施形態のECU100の処理において、第1実施形態のECU100と同じ処理には、同じステップ番号を採用して説明を省略する。つまり、図6において、図2と同じステップ番号の処理は、図2の説明を参照できる。
(Third embodiment)
The ECU of the third embodiment will be described with reference to FIG. The ECU of this embodiment has the same configuration as the
本実施形態のECU100は、上側電流閾値を変更するか否かを判定するための情報、すなわち、回路電圧Vcが回路部品の耐電圧を超えるか否かを推定するための情報が第1実施形態のECU100と異なる。本実施形態のECU100は、ECU100の内部温度が所定温度Tthを下回るかどうかで上側電流閾値の変更を行うかどうかを判定する。
The
通常、昇圧回路20において、回路電圧Vcの上昇幅は、コンデンサ25のESRの影響が支配的となる。このESRは、低温時に値が大きくなる。このため、一般的に、低温時は、回路電圧Vcの上昇が大きくなる。
Normally, in the
所定温度Tthは、回路電圧Vcが、回路部品の耐電圧を超える可能性があるとみなせる値である。よって、マイコン30は、ECU100の内部温度が所定温度Tthを下回った場合、回路電圧Vcが、回路部品の耐電圧を超える可能性があるとみなす。
The predetermined temperature Tth is a value that can be considered that the circuit voltage Vc may exceed the withstand voltage of the circuit components. Therefore, the
ここで、上側電流閾値の切り替え処理に関して、図6のフローチャートを用いて説明する。駆動回路10は、ECU100の電源オンや、コンデンサ25の充電を開始すると、図4のフローチャートをスタートする。
Here, the switching process of the upper current threshold will be described with reference to the flowchart of FIG. The
そして、ステップS11bでは、ECU100の内部温度≦Tthであるか否かを判定する(推定部)。マイコン30は、ECU100の内部温度≦Tthでないと判定した場合、回路電圧Vcが、回路部品の耐電圧を超える可能性は低いとみなしてステップS13へ進む。一方、マイコン30は、ECU100の内部温度≦Tthであると判定した場合、回路電圧Vcが、回路部品の耐電圧を超える可能性があるとみなしてステップS12へ進む。このように、マイコン30は、コンデンサの充電時において、コンデンサ25を充電する充電電流Icに同期した回路電圧Vcが、回路部品の耐電圧を超えるか否かを推定すると言える。本実施形態のECU100は、上記実施形態のECU100と同様の効果を奏することができる。
In step S11b, it is determined whether or not the internal temperature of
(第4実施形態)
図7を用いて、第4実施形態のECU110に関して説明する。ECU110は、第1実施形態のECU100と同じ構成には、同じ符号を採用して説明を省略する。ECU110は、電流低減スイッチング素子26、電流低減用抵抗27を備える点がECU110と異なる。
(Fourth embodiment)
The
電流低減スイッチング素子26は、ソースが電流低減用抵抗27を介してグランドに接続され、ドレインが第1ダイオード24とコンデンサ25との間の経路に接続されている。つまり、電流低減スイッチング素子26は、コンデンサ25と並列に設けられている。また、電流低減スイッチング素子26は、駆動回路10に接続されている。
The current reduction switching element 26 has a source connected to the ground via a current reduction resistor 27, and a drain connected to a path between the
駆動回路10は、電流低減スイッチング素子26に対して、駆動信号を出力することによりオンオフ制御する。駆動回路10は、充電電流Icを低減させる場合に、電流低減スイッチング素子26をオンさせる(低減部)。これにより、昇圧回路20は、昇圧コイル22からコンデンサ25に流れる充電電流Icが電流低減スイッチング素子26の方にも分散して流れる。つまり、充電電流Icは、電流低減スイッチング素子26を介してグランドに流れる。
The
ECU110は、このようにして充電電流Icを低減させることができる。このため、ECU110は、ECU10同様の効果を奏することができる。
10…インジェクタ駆動IC、11…充電制御回路、12…AND回路、13…バッファ回路、14…コンパレータ、15…閾値切替回路、16…フィルタ、20…昇圧回路、21…昇圧スイッチング素子、22…昇圧コイル、23…第1電流検出抵抗、24…第1ダイオード、25…コンデンサ、26…電流低減スイッチング素子、27…電流低減用抵抗、30…演算部、41…第2ダイオード、42…放電スイッチング素子、43…定電流スイッチング素子、44…第3ダイオード、45…気筒スイッチング素子、46…第2電流検出抵抗、47…プルアップ抵抗、48…サーミスタ、100…ECU、200…インジェクタ
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記コンデンサの充電時において、前記コンデンサを充電する充電電流に同期した昇圧回路電圧が、前記昇圧回路に含まれる回路部品の耐電圧を超えるか否かを推定する推定部(S11,S11a,S11b)と、
前記推定部によって、前記回路部品の耐電圧を超えると推定された場合、前記回路部品の耐電圧を超えると推定される前よりも前記充電電流を低減させる低減部(S12)と、を備えている昇圧電源装置。 A boost power supply device that drives a load by discharging a charged capacitor in a boost circuit,
An estimation unit (S11, S11a, S11b) that estimates whether or not a booster circuit voltage synchronized with a charging current for charging the capacitor exceeds a withstand voltage of a circuit component included in the booster circuit when the capacitor is charged. When,
A reduction unit (S12) that reduces the charging current when it is estimated by the estimation unit to exceed a withstand voltage of the circuit component than before it is estimated to exceed the withstand voltage of the circuit component; Boost power supply.
前記低減部は、前記コンデンサの充電開始時の前記昇圧回路電圧が第3所定値以下で、且つ、前記エンジンの回転数が所定の回転数閾値以上の場合、前記充電電流の低減を禁止する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の昇圧電源装置。 The fuel injection to the engine is controlled by driving the injection valve as the load,
The reduction unit prohibits reduction of the charging current when the booster circuit voltage at the start of charging of the capacitor is equal to or lower than a third predetermined value and the engine speed is equal to or higher than a predetermined speed threshold. Item 4. The step-up power supply device according to any one of Items 1 to 3.
前記低減部は、前記回路部品の耐電圧を超えると推定された場合、前記上側電流閾値を前記回路部品の耐電圧を超えると推定される前の値(iH1)よりも小さい値(iH2)に切り替えることで前記充電電流を低減させる請求項1乃至5のいずれか一項に記載の昇圧電源装置。 The step-up circuit includes a coil (22) and a step-up switching element (21) connected in series to the coil. The step-up switching element is turned on to pass a current through the coil, and the charging current is an upper current threshold value. The step-up switching element is switched from on to off when the voltage reaches, and the capacitor is charged with energy released from the coil,
When the reduction unit is estimated to exceed the withstand voltage of the circuit component, the upper current threshold value is set to a value (iH2) smaller than the previous value (iH1) estimated to exceed the withstand voltage of the circuit component. The step-up power supply device according to claim 1, wherein the charging current is reduced by switching.
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JP2017021505A JP2018129941A (en) | 2017-02-08 | 2017-02-08 | Step-up power supply device |
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JP2022511854A (en) * | 2018-12-20 | 2022-02-01 | ヴィテスコ テクノロジーズ ゲー・エム・ベー・ハー | Power supply network and hybrid vehicles |
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